JP4260274B2 - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4260274B2
JP4260274B2 JP07265499A JP7265499A JP4260274B2 JP 4260274 B2 JP4260274 B2 JP 4260274B2 JP 07265499 A JP07265499 A JP 07265499A JP 7265499 A JP7265499 A JP 7265499A JP 4260274 B2 JP4260274 B2 JP 4260274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
substrate
rotating body
chamber
sputtering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07265499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000265264A (ja
Inventor
信二 高城
英利 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Anelva Corp
Original Assignee
Canon Anelva Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Anelva Corp filed Critical Canon Anelva Corp
Priority to JP07265499A priority Critical patent/JP4260274B2/ja
Publication of JP2000265264A publication Critical patent/JP2000265264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4260274B2 publication Critical patent/JP4260274B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスパッタリング装置に関し、特に、1つのスパッタチャンバを利用して基板に多層膜を形成できるようにカソード側を複数のターゲットを備えた回転式構造とし、多層膜を形成するためのスパッタチャンバの数の増大の要請にも容易に対処できるスパッタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図を参照して、従来の代表的なカソードと、情報記録ディスクのように基板上に多層膜を形成するための従来のスパッタリング装置を説明する。
【0003】
図8はカソードの従来例を示す。511はスパッタチャンバの壁部である。壁部511の開口部512の周囲に絶縁体513を介して成膜空間の側に突出するようにカソードボディー514が固定され、カソードボディー514の外側端部に裏板515が固定される。裏板515の表面にターゲット516がボンディング等で取り付けられている。裏板515の背面側には冷却水通路517が形成され、この通路517には矢印518のごとく冷却水が流れる。さらに裏板515の背部のカソードボディー514の内側スペースには、ターゲット516の表面に所要の磁束を発生させるためのマグネット519が配置されている。カソードボディー514にはカソード電源520が接続され、カソード電源520からカソードボディー514に電力を投入することによりターゲット516がスパッタリングされるようにする。
【0004】
図9はスパッタリング装置の第1の従来例を示す。図9はスパッタリング装置の構造を概略的に示した側面図である。このスパッタリング装置では、4つのスパッタチャンバ611〜614が一列に直列的に連続して配置され、ゲートバルブ615を介して連結されている。各スパッタチャンバ611〜614にはそれぞれターゲット616a〜616dを取り付けたカソード617a〜617dが設けられている。ターゲット616a〜616dは、それぞれ、例えば、異なる材質で作られている。各カソードの構造は前述した通りのものである。各スパッタチャンバを排気する排気系、カソードの各々に給電するカソード電源、プロセスガス供給機構等の図示は省略されている。上記スパッタリング装置の各スパッタチャンバ611〜614で成膜を行うときには、最初に基板618がセットされたスパッタチャンバ611で、その内部が図示しない排気系で排気されかつ図示しないマスフローコントローラでプロセスガスが導入され、カソード617aに高圧電源を投入することによりターゲット616aがスパッタリングされ、基板618の表面に薄膜が形成される。スパッタチャンバ611で成膜が終了した後には、隣接するゲートバルブ615を開き基板618を矢印619のごとく移動して位置618aにセットし、ゲートバルブ615を閉じて基板搬送を完了する。その後、スパッタチャンバ612でも上記と同様に基板に対してスパッタ成膜が行われる。その後は、同様に、ゲートバルブ615を開き矢印620,621のごとく基板をスパッタチャンバ613,614に順次に移動させてスパッタ成膜が行われる。こうして基板618上に多層膜が形成される。
【0005】
図10と図11はスパッタリング装置の第2の従来例を示す。図10はカソードが取り付けられた側から見た正面図、図11は図10におけるA−A線断面図である。このスパッタリング装置では、1つのスパッタチャンバ711に1つの壁面に4つのカソード712a〜712dが取り付けられている。4つのカソード712a〜712dは1つの円上に等間隔で位置するように配置されている。カソード712a〜712dのそれぞれにはターゲット713a〜713dが取り付けられる。ターゲット713a〜713dは例えば異なる材質で作られている。カソードの構造は図8を参照して説明したものと同じである。カソードが設けられた壁面に対向する反対側の箇所に例えば4枚の基板714a〜714dが配置される。基板714a〜714dは、カソード712a〜712dの各々に対向することが可能な位置にてパレット715に固定される。パレット715は回転駆動装置(図示せず)によってその軸715aの周りに回転可能である。スパッタチャンバ711を排気する排気系、カソードの各々に給電するカソード電源、プロセスガス供給機構等の図示は省略されている。例えば基板714aをスパッタ成膜するときには、スパッタチャンバ711では排気系によって所定の真空状態にされると共にマスフローコントローラでプロセスガスが導入される。最初に基板714aはカソード712aに対向させられ、高圧電源がカソード712aに投入される。これによってスパッタリングが開始され、基板714aの表面に薄膜が形成される。カソード712aによる膜形成が終了すると、パレット715を回転し、基板714aをカソード712bに対向させる。カソード712bに高圧電源を投入してターゲット713bをスパッタリングし、基板714aの表面に薄膜を形成する。以下、同様にカソード712c,712dのそれぞれに対向させ、高圧電源を投入し、ターゲット713c,713dをスパッタして基板714aに薄膜を形成する。このようにして基板の上には多層膜が形成される。
【0006】
図12はスパッタリング装置の第3の従来例を示し、スパッタリング装置の要部の内部構造を概略的に示した平面図である。811はスパッタチャンバである。スパッタチャンバ811は4つの側壁を備えている。スパッタチャンバ811の中央には、周囲に4つの側面を有する回転体812が設けられる。回転体812の4つの側面の各々には、処理対象である基板813a〜813dが固定されている。回転体813は、回転駆動装置(図示せず)によって、その中心回転軸814の周りに時計方向または反時計方向に回転する。スパッタチャンバ811を形成する4つの側壁にはカソード815a〜815dが設けられ、各カソードにはターゲット816a〜816dが固定されている。カソード815a〜815dの構造は前述した通りのものである。回転体812上の基板813a〜813dと、ターゲット816a〜816dとは対向する位置関係に設定されている。回転体812を回転させることにより、対向する基板とターゲットとを変更することが可能となる。ターゲット816a〜816dはそれぞれ例えば異なる種類の材質で作られている。スパッタチャンバ811を排気する排気系、カソードの各々に給電するカソード電源、プロセスガス供給機構等の図示は省略されている。
【0007】
上記のスパッタリング装置による成膜は次のように行われる。基板813aに対する成膜の例で説明する。図示しない排気機構でスパッタチャンバ811を所要の真空度になるように排気し、スパッタ用プロセスガスをスパッタチャンバ811へ流し、カソード815aに給電を行ってターゲット816aがスパッタされるようにする。その結果、ターゲット816aに対向する基板813aに、ターゲット材のスパッタ粒子による成膜が行われ、第1の膜が形成される。ターゲット816aに基づく成膜が終了すると、回転体812を反時計方向に90°回転させ、基板813aをターゲット816bに対向させる。この位置関係で、同様にしてターゲット816bをスパッタして基板813aの上に第2の膜を成膜する。ターゲット816bに基づく成膜が終了すると、同様に回転体812を回転させ、ターゲット816c,816dを順次にスパッタさせて、基板813aの上に第3の膜、第4の膜を順次に成膜する。上記では、基板813aの成膜について説明したが、他の基板813b〜813dについても同じ手順で成膜が行われる。こうして基板の上には多層膜が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した第1例の従来のスパッタリング装置によれば、4つのスパッタチャンバ611〜614を直列的に繋げる構造であるため、装置全体が大きくなるという問題がある。特に、スパッタリング装置を床面積当りの設備コストが高いクリーンルーム内に設置するときに、スパッタリング装置の大きさが問題となる。
【0009】
前述した第2例の従来のスパッタリング装置によれば、1つのスパッタチャンバ711で4つのカソード712a〜712dを接近させて配置するため、装置はコンパクトに作られ、小型となる。しかし、例えばターゲット713aをスパッタして基板714aの表面に膜を形成するとき、近くに配置されるターゲット713b〜713dの表面にも膜が形成され、ターゲット表面が汚染されるという問題が起きる。
【0010】
前述した第3例の従来のスパッタリング装置についても第2例と同様であり、1つの共通のスパッタチャンバ811の内部に4つのカソード815a〜815dが設けられ、さらに各カソードによって成膜処理が行われる領域は互いに繋がった状態にあり、互いを隔離するための構造を有していない。そのため、或るカソードおよびターゲットによる成膜処理実行時において、当該他のカソードのターゲットの表面に膜が付き、ターゲット表面が汚染されるという問題が生じる。
【0011】
本発明の目的は、上記の問題を解決することにあり、コンパクトな構造によって装置全体を小型に製作することができ、複数のカソードを設けた回転式カソード機構を利用してカソード側を簡単な構造で実現し、カソード上の複数のターゲットの表面がスパッタ成膜時に汚染されるのを防止するスパッタリング装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係るスパッタリング装置は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
【0014】
本発明に係るスパッタリング装置は、基板を載置するための基板ホルダと、複数の側面の各々に複数のカソードが設けられ、かつ該複数のカソードのいずれかを該基板に対向位置させるように構成された回転可能なカソード回転体と、を備え、さらに、カソード回転体の内部スペースには、基板ホルダに対向して設けられたマグネットと、複数のカソードのうち、該基板ホルダーに対向させた該カソードに対して、マグネットを前進させたり後退させる駆動手段とが設けられるように構成される。
本発明によるスパッタリング装置では、カソードの側をカソード回転体を利用し回転式構造とし、カソード回転体における複数の側面を有する側壁部を利用し、各側面にカソードを設けることにより、複数のターゲットを備えるように構成している。スパッタ成膜を行うときには、所定位置にセットされた成膜対象の基板に対して、カソード回転体を回転させることにより必要なカソードを対向させ、真空排気、プロセスガスの導入、高圧電源の投入等のスパッタ成膜条件を満足させた状態でターゲットをスパッタし、基板に薄膜を形成する。複数のカソードを1つのカソード回転体に設けてスパッタ成膜に利用できるので、カソードごとに複数のスパッタチャンバを設ける必要がなく、スパッタリング装置の全体構成をコンパクトにでき、小型に作ることが可能となる。
カソード回転体の側面を利用して複数のカソードを設ける構成において、ターゲット表面に作られる磁界を生成する手段をカソード回転体の内部に静止状態で配置される1台のマグネットで共用するようにした。なお上記駆動手段としては、例えばシリンダあるいはモータとボールネジの組み合わせが用いられる。
【0015】
さらに本発明に係るスパッタリング装置は、基板を載置するための基板ホルダと、複数の側面の各々に複数のカソードが設けられ、該複数のカソードのいずれかを、該基板に対向して位置させるように構成された回転可能なカソード回転体と、を備え、さらに、カソード回転体の内部スペースには、カソード側に設けられた接続端子と、カソードに電圧を供給するための給電端子と、給電端子を接続端子に対して、前進させたり後退させることにより、給電端子を接続端子と接続させたり、引き離したりする直線駆動装置とが設けられていることを特徴とする。
カソード回転体の側面を利用して複数のカソードを設ける構成において、各カソードに高圧電力を供給する手段を、カソード回転体の内部に静止状態で配置される1台の給電端子で共用するようにした。この給電端子は、カソード回転体の外部に配置される高圧電源に接続されている。また複数のカソードのそれぞれに設けられた接続端子は、スパッタ成膜実行位置にセットされるとき、給電端子に対して接続可能となるように配置される。
【0016】
上記の構成において、カソード回転体は内部スペースが外部と通じる連通部を有し、この連通部を介して外部の支持部材に固定された支持台が設けられ、この支持台にマグネット用直線駆動装置と給電端子用直線駆動装置が固定され、連通部を介して給電端子に通電する高圧線が配線される。
【0017】
上記の構成において、カソード回転体における回転軸周りの複数の側面を形成する側壁部は8面以下の側面を有することを特徴とする。かかる形態を有する側壁部の各側面にカソードを取りつけると、各カソードに取り付けた複数のターゲットでは等間隔の配列が形成され、例えば4面を持つ側壁部では隣り合うターゲットは90°の間隔で配列され、例えば8面を持つ側壁部では隣り合うターゲットは45°の角度で配列され、その結果、従来のターゲット表面の汚染問題を解消することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
最初に、概略図である図1〜図3を参照して、本発明に係るスパッタリング装置の要部の全体的な構成を概略的に説明する。図1は縦断面図、図2は水平断面図、図3はバルブ板の開閉状態を拡大して示す図である。
【0020】
本実施形態によるスパッタリング装置では、内部にカソード機構10を設けたチャンバ100(以下「カソードチャンバ」という)と、内部に基板取付け機構20を設けたチャンバ200(以下「基板チャンバ」という)とを備える。基板チャンバ200は基板を所定の処理位置に搬送するための真空搬送チャンバである。カソードチャンバ100と基板チャンバ200は所要の間隔を開けて配置されている。カソードチャンバ100と基板チャンバ200の間には、当該間隔に基づき、スパッタチャンバを形成するためのスペース11が確保される。このスペース11は、周囲を側壁部12で囲まれ、外部空間から隔離されている。またスペース11は、開口部13を通してカソードチャンバ100の内部空間と通じることが可能であり、開口部14を通して基板チャンバ200の内部空間と通じることが可能である。またスペース11における開口部13の側、および開口部14の側にはそれぞれバルブ板15,16が配置されている。バルブ板15は中央に位置する筒部15aを有し、その外側周囲に鍔部15bを有している。またバルブ板16も同様に筒部16aと鍔部16bを有する。バルブ板15,16はそれぞれ直線駆動装置17,18によって中央の筒部の軸方向に動くことが可能である。バルブ板15が動くことで開口部13が開閉され、バルブ板16が動くことで開口部14が実質的に開閉される。
【0021】
カソードチャンバ100、基板チャンバ200、スパッタチャンバを形成するためのスペース11は、それぞれ真空ポンプ21,22,23によって所要の真空状態に排気される。なお真空ポンプはチャンバごとに設ける代わりに、例えばスパッタチャンバの箇所に共通の真空ポンプを一台設け、この一台の真空ポンプで全体の排気を行うように構成することも可能である。
【0022】
カソードチャンバ100の内部に設けられたカソード機構10は、回転式機構として形成され、例えば4つの側面を有するカソード回転体24と、カソード回転体24の4つの側面に設けられたカソード25とから構成されている。このカソード回転体24の内部は空洞になっており、4つの側面を持つ側壁部を形成する部分は四角筒の形状を有している。カソード回転体24は、カソードチャンバ100の中央に取り付けられ、カソードチャンバ100の外部に設けられた回転駆動装置26で必要に応じて自在に回転される。4つのカソード25は90°の等間隔で配置され、各カソードにはターゲット27a〜27dがボンディング等で取り付けられている。カソード27a〜27dの各々は、カソード回転体24の側壁の部分に絶縁体を介して組み込まれている。ターゲット27a〜27dは、例えば、異なる材料で形成され、異なる種類の膜の形成に使用される。ターゲット27a〜27dに関し同じ種類のターゲットが設けられる場合もある。4つのカソード25の各々はカソード回転体24が90°の単位で回転することによりスペース11に順次に臨むように配置させることができる。カソード回転体24の内部スペースには各種装置が組み込まれ、例えばカソード電源から4つのカソード25の各々に給電を行う給電部や、各カソードを冷却する冷却水通路、ターゲット27a〜27dの位置を変更するための位置調整機構等が内蔵されている。
【0023】
基板チャンバ200の内部に設けられた基板取付け機構20は、例えば4つの側面を有する基板回転体28である。基板回転体28の4つの側面の各々には基板29が取り付けられている。基板回転体28は基板搬送装置および基板ホルダとして機能する。基板回転体28は、基板チャンバ200の中央部に取り付けられ、基板チャンバ200の外部に設けられた回転駆動装置31で回転自在である。4つの基板29は90°の等間隔で配置されている。4つの基板29の各々は基板回転体28が90°の単位で回転することによりスペース11に順次に臨むように配置させることができる。
【0024】
次に、カソードチャンバ100と基板チャンバ200の間において、スペース11とバルブ板15,16の移動とを利用して形成されるスパッタチャンバについて説明する。本実施形態によるスパッタリング装置では、もともとスパッタチャンバとして確立したチャンバを備えておらず、バルブ板15,16を移動させてスペース11を他の領域から隔離することによりスパッタチャンバが形成される。スペース11は、本来、単にカソードチャンバ100と基板チャンバ200の間の隙間として形成され、側壁部12によって四方を囲まれることにより形成される。スペース11において、カソードチャンバ100側の箇所にはバルブ板15が配置され、基板チャンバ200側の箇所にはバルブ板16が配置される。バルブ板15,16の各々が直線駆動装置17,18により内側に移動して配置されると、開口部13,14は開かれ、スペース11は他の領域と通じた状態に保持される。バルブ板15が直線駆動装置17により外側に移動して配置されると、筒部15aの外端がカソード回転体24の側面に押し付けられかつ鍔部15bの外端が境界部32に押し付けられ、開口部13が閉じられ、かつカソード25とタートゲット27aが筒部15aの内部空間を利用してスペース11に臨む。バルブ板16が直線駆動装置18により外側に移動して配置されると、筒部16aの外端が基板回転体28の側面に押し付けられかつ鍔部16bの外端が境界部33に押し付けられ、開口部14が閉じられ、かつ基板29が筒部16aの内部空間を利用してスペース11に臨む。上記構成によりスペース11が他の部分と分離されてスパッタチャンバとして確立され、処理される基板29がターゲット27aに対向して配置されることになる。上記において、バルブ板15,16の筒部15a,16aの開口内寸法はカソード27aと基板29よりも大きく設定されている。このように形成されたスパッタチャンバは真空ポンプ23で真空にされ、当該スパッタチャンバに対し側壁部12に付設されたマスフローコントローラ34からスパッタ用ガスが導入される。スパッタチャンバ内の圧力は、マスフローコントローラ34から導入されるガスの流量を調整することにより調整される。
【0025】
上記構成を有するスパッタリング装置で、スパッタ成膜が行われる前の段階では、直線駆動装置17,18でバルブ板15,16が、図3に示すごとく内側に移動して配置されている。このとき、開口部13,14が開かれてスペース11はカソードチャンバ100の内部空間と基板チャンバ200の内部空間に通じており、カソードチャンバ100ではカソード回転体10が回転できる状態にありかつ基板チャンバ200では基板回転体28が回転できる状態にある。この状態で、回転駆動装置26でカソード回転体24が回転されかつ回転駆動装置31で基板回転体28が回転され、これによりスパッタ成膜に使用されるターゲットが選択されかつスパッタ成膜が施される基板が選択される。カソードチャンバ100と基板チャンバ200は真空ポンプ21,22でそれぞれ所要の真空状態に保持されている。スペース11に臨むターゲットと基板が選択された状態で、直線駆動装置17,18によってバルブ板15,16が矢印35,36のごとく外側に移動されると、前述のごとくスペース11が隔離され、スパッタチャンバが形成される。その後、スパッタチャンバ内のスペース11が真空ポンプ23で排気され、マスフローコントローラ34でスパッタ用プロセスガスが導入され、カソード25にカソード電源から給電が行われ、基板29に対してスパッタ成膜が開始される。基板29に対する成膜が終了すると、スパッタ用プロセスガスの導入等が停止される。その後、図3に示した状態にして次の成膜で使用されるターゲットと基板がスパッタチャンバで対向するように、カソード回転体24と基板回転体28を回転させる。バルブ板15,16を前述と同様にして移動させてスパッタ用プロセスガスを導入し、基板の表面に薄膜が形成される。さらに、前述した同様な動作に基づいて、成膜したい基板とカソードおよびターゲットとの組合せてスパッタリングにより膜を形成する。
【0026】
上記構成のスパッタリング装置によれば、カソードチャンバ100と基板チャンバ200の間のスペース11と、スペース11内に配置したバルブ板15,16の開閉動作を利用して、スパッタ成膜を行う際に他の部分から分離されたスパッタチャンバが形成される。さらにカソードチャンバ100に複数のカソードおよびターゲットを備えた回転自在なカソード回転体24を設け、基板チャンバ200に複数の基板を備えた回転自在な基板回転体28を設け、スパッタ成膜を行うとき、形成されたスパッタチャンバに、カソードおよびターゲットと基板とを任意に組合せてセットすることができる。従って、複数のスパッタチャンバを予め特別に持つ必要はなく、構成を簡単することができる。また基板に成膜される膜の数を増すため、スパッタチャンバの数を増さなければならない場合にも、カソード回転体24および基板回転体28の構造を変更し、形成される1つのスパッタチャンバにセットされるカソード等と基板の組みを増せばよく、容易に対処することができる。なお上記の例では、4つのカソードを備えたカソード回転体24、4つの基板を備える基板回転体28の例を示したが、カソードの数や基板の数は他の数に変更できるのは勿論である。
【0027】
また1つのカソードを利用してスパッタ成膜を行うとき、当該カソードはスパッタチャンバを形成するスペース11に臨みかつバルブ板15が閉じることにより、他の3つのカソードから完全に分離される。それ故、スパッタ成膜の際に関係するカソードのターゲットがスパッタされたとしても、他のカソードのターゲットの表面が汚染されることはない。
【0028】
次に、図4と図5に本発明に係るスパッタリング装置の要部の具体例を示し、これらの図を参照して前述したカソードチャンバ100とカソード機構10の具体的な構造について説明する。図4はカソードチャンバ100およびこれに関連する下側部分の内部構造、スパッタチャンバの内部構造、バルブ板15、基板取付け構造の一部を示す縦断面図であり、図5は図4におけるカソード回転体の内部構造を示す水平断面図である。図4と図5において前述した図1〜図3で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。
【0029】
このスパッタリング装置において、カソードチャンバ100の下側には例えばテーブル状の下部フレーム41が設けられ、下部フレーム41の上部に円筒形の支持フレーム42が設けられており、またスペース11を有するスパッタチャンバ300の下側には真空ポンプ43が設けられている。円筒形の支持フレーム42は下部フレーム41の上板41aに固定されており、さらにカソードチャンバ100は支持フレーム42の上に固定されている。カソードチャンバ100の下壁には孔100aが形成されており、カソードチャンバ100に固定される円筒形支持フレーム42は下壁の孔100aの周囲の外側面に結合されている。カソードチャンバ100の内部に回転自在に取り付けられたカソード回転体24が設けられている。カソードチャンバ100の内部スペースは気密であり、減圧されて真空状態に保持されるが、カソード回転体24の内部は、その下部が開放されて大気状態になっている。真空ポンプ43は、排気チャンバ44を介してスパッタチャンバ300内のスペース11に接続される。真空ポンプ43は前述の真空ポンプ23に対応するものであるが、この具体例ではスパッタチャンバ300内のスペース11とカソードチャンバ100内のスペースを1つの真空ポンプ43で同時に排気する構造を採用している。下部フレーム41には上記の4つのカソード25に対してスパッタ成膜の際に必要な電力を供給する高圧のカソード用電源46と、カソード回転体24を回転させるための駆動用モータ47と、装置各部の動作を制御するコントローラ48と、その他にカソードチャンバを冷却するに冷却水を供給する冷却装置と、スパッタチャンバにプロセスガスを供給するためのガス供給装置が設けられている。冷却装置や冷却水を流すための配管、ガス供給装置やガスを流す配管の図示は、図を簡略化するために省略されている。また駆動用モータ47は支持台49の上に配置されている。
【0030】
次に、カソード回転体24内には空洞のスペースが形成され、下壁10aには例えば円形の孔が形成され、これによってカソード回転体24の内部スペースが開放されている。カソード回転体24の下壁の外側周囲には支持筒体51が固定されている。カソード回転体24の下壁10aの円形孔および支持筒体51は、カソード回転体24の内部スペースと外部とを通じさせる連通部を形成する。支持筒体51は、カソードチャンバ100の下壁の孔100aと支持フレーム42の中に挿通されて配置され、支持筒体51と支持フレーム42の間には3つの軸受け部材52,53,54が設けられ、支持筒体51は支持フレーム42に対して回転自在に取り付けられている。支持筒体51の軸方向長さは筒形支持フレーム42の軸方向長さよりも長く、その下部は、支持フレーム42の下部よりも下方に延設されている。延設された支持筒体51の下端にはプーリ55が固定されている。さらにまた支持筒体51と支持フレーム42の間には磁性流体を利用して磁気シール56が設けられる。磁気シール56によってカソードチャンバ100の内部スペースの気密性が保持され、カソードチャンバ100内が所要の真空状態に保持される。
【0031】
支持筒体51の下端のプーリ55と、モータ47の回転軸に固定されたプーリ57との間にはベルト58が掛け渡される。モータ47が回転すると、回転力がベルト58によって支持筒体51に伝達され、支持筒体51およびこれに結合されるカソード回転体24が回転させられる。
【0032】
回転自在なカソード回転体24の内部には、下部フレーム41に支持ロッド61を介して固定された筒形支柱62を支持筒体51の内部に挿通させて配置し、この筒形支柱62の上部に支持台63を固定する。そして支持台63の上には、可動軸64aの先端にマグネット65を備えたシリンダ64と、可動軸66aの先端に給電端子67を有するシリンダ66が配置されている。シリンダ64とシリンダ66は高さ位置を異ならせて配置されるので、支持台63も2段のステージを有するように形成されている。固定静止状態の筒形支柱62と回転自在なカソード回転体24の間には、軸受け部材68が配置される。このようにして、回転自在なカソード回転体24の内部に静止状態のマグネット65と給電端子67が一組配置される。マグネット65は永久磁石または電磁石である。電磁石の場合には筒形支柱62を通して外部から電力が供給される。またカソード25に高電圧を供給する給電端子67には高圧電源46から高圧線69を通して電圧が供給される。スパッタ処理を行うとき、スパッタチャンバ300のスペース11に臨むように配置されたカソード25に対して、マグネット65は、ターゲット27aの表面に所定の磁界分布を与えるべく、一点鎖線に示されるようにその背面部に配置される。このときの配置状態では、シリンダ64を動作させて可動軸64aを前方に伸ばし、マグネット65を前方に移動させる。また給電端子67も、シリンダ66が動作して可動軸66aが前方に伸び、カソード25側の接続端子70と接続される。スパッタ処理が終了すると、シリンダ64,66は動作してその可動軸64a,66aを後退させ、マグネット65と給電端子67をカソード25から引き離す。これによってカソード回転体24を回転動作を行える状態になる。以上のように、回転自在なカソード回転体24の内部には静止状態でかつ必要に応じてシリンダ(駆動手段)64,66によって前進または後退するように設けられたマグネット65と給電端子67が配置されている。この一組のマグネット65と給電端子67は、カソード回転体24の側面に取り付けられた4つのカソード25のすべてに共用される。すなわち、回転式構造で設けられたカソード機構10によってスパッタ処理を行うときにスペース11に臨むように配置されたいずれのカソード25に対しても一組のマグネット65と給電端子67がセットされる。
【0033】
図5に示すごとく、カソード回転体24の4つの側面にはそれぞれカソード25が設けられ、各カソード25は所定位置に給電用の接続端子70を備えている。スパッタチャンバ300の成膜を行う領域を形成するスペース11に臨む位置にカソード25がセットされると、そのターゲットは基板29に対向する。このとき、カソード25の背面にはマグネット65が対向し、接続端子70には給電端子67が対向する位置関係になる。この状態で、シリンダ64が動作して可動軸64aを前進させるとマグネット65がカソード25の背面の近傍位置にセットされ、シリンダ66が動作して可動軸66aを前進させると給電端子67が接続端子70に接続される。その後、プロセスガスが供給される等を条件にしてスパッタ成膜が行われる。成膜が終了すると、シリンダ64,66が動作してマグネット65と給電端子67をカソードから引き離し、次のスパッタ成膜を行うためのカソードがスパッタチャンバの位置に到来するのを待機する。
【0034】
また図4に示すごとくカソードチャンバ100側のバルブ板15は、カソードチャンバ100の上側と下側に設けられた直線駆動装置17の駆動軸に連結プレート71を介して結合されている。直線駆動装置17が動作することにより、バルブ板15はカソードチャンバ100側に移動し、筒部15aがOリングを介してカソード回転体24に当接し、鍔部15bはOリングを介してカソードチャンバ100の一部に当接する。このようにして、スパッタチャンバ300の内部スペース11とカソードチャンバ100の内部スペースが隔離され、スパッタチャンバ300が他の領域から分離して形成される。図4では省略されているが、基板チャンバの側も同様な構成になっている。図4において29はターゲット27aに対向する基板である。基板29は基板ホルダ72に固定されている。
【0035】
上記の構成において、スパッタ成膜を行うときにカソードの背面に配置されるマグネット65の位置は、ターゲットとの間の距離を考慮して予め定められている。なお、ターゲットに対するマグネット65の位置については、シリンダ64の可動軸64aのストロークを変化させることによって調整することが可能である。マグネット65の位置を変更する装置としては、その他、モータとボールネジの組み合わせを利用した機構とによって構成された装置を用いることもできる。また、基板とターゲットの間の距離は、ターゲットを取り付けるときにスペーサを付設することによって調整される。
【0036】
以上において、カソード回転体24を回転させるモータ47の動作、カソード電源46の給電動作、バルブ板15の開閉を行う直線駆動装置17の動作、シリンダ64,66の動作、真空ポンプ43の動作等は、コントローラ48による制御に基づいて行われる。
【0037】
次に図6を参照して、本発明に係るスパッタリング装置の回転式カソード機構によるターゲット表面の汚染防止の作用について説明する。図6において、上記実施形態で説明した要素と同一要素には同一の符号を付している。前述の通り、カソードチャンバ100では、複数のターゲットを側面に備えたカソード回転体24からなる回転式カソード機構10を設けている。カソード回転体24の4つの側面にはカソード25a〜25dとターゲット27a〜27dが等間隔(90°の間隔)で取り付けられている。カソード25a〜25dは前述のカソード25と同じ構成を有している。このカソード回転体24のターゲットの配置構造によれば、ターゲット表面の汚染を防止することが可能である。図6では、本発明の変形例として、1つのスパッタチャンバ301において回転式のカソード機構10、すなわちカソード回転体24を回転自在に設けた構成を示している。このスパッタチャンバ301では、前述のスパッタチャンバ300とは異なり、その壁部の1つに開口部301aを形成し、この開口部301aを通して基板ホルダ302に取り付けた基板303をスパッタチャンバ300の内部に向けた構成としている。基板303は、一例としてカソード25aに取り付けたターゲット27aに対向している。この状態で、スパッタチャンバ301は真空ポンプで所定の真空状態に減圧され、マスフローコントローラからアルゴン等のプロセスガスが導入され、カソード電源からカソード25aに電力を投入してターゲット27aがスパッタされ、基板303にスパッタ成膜が行われる。このときカソード回転体24において、ターゲット27a〜27dは等間隔に配置されており、かつターゲット27aに対してターゲット27b,27cは90°の角度で方向を変えて配置され、ターゲット27dはまったく反対側の位置に配置されている。このような位置関係に配置されるため、特定のターゲットのスパッタで他のターゲットの表面が汚染されるのを防止することができる。なおカソード回転体24を回転させることにより、ターゲット27a〜27dを自由に選択し、基板303の上に各種の薄膜を形成することができる。
【0038】
図7は、カソード回転体24の変形例を示す。この実施形態によるカソード回転体24では、側壁部が8面を有するように形成されている。8つの側面の各々にはカソード25a〜25hが設けられている。カソード25a〜25hの各々にはターゲット27a〜27hが取り付けられている。ターゲットの数が8個の場合にも、これらは等間隔(45°の間隔)で取り付けており、ターゲットの汚染を防止することが可能である。ターゲットの数が8個以下であれば、任意の個数で、ターゲット表面の汚染を防止することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、スパッタリング装置においてカソード側をカソード回転体を利用して回転式構造とし、このカソード回転体の側面を利用して複数のカソードを設けるようにしたため、装置をコンパクトなものにでき、装置全体を小型に作ることができる。また回転式構造は回転自在に設けられたカソード回転体で実現され、カソード回転体の回転軸周りの側壁部は多くても8つの側面を有し、これらの側面を利用して複数のカソードを設けるようにしたため、各カソードに取り付けられたターゲットは等間隔で配列され、かかるターゲットの配列構造によってターゲット表面の汚染の問題を解消することができる。さらに複数のカソードを備えた回転自在のカソード回転体の内部スペース利用して、ターゲット表面に磁界分布を与える1つのマグネットおよび電力を供給する1つの給電端子を設け、各カソードで共用するようにしたため、構成を簡素にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスパッタリング装置の代表例を示す概略縦断面図である。
【図2】本発明に係るスパッタリング装置の代表例を示す概略水平断面図である。
【図3】図2の要部を拡大して示した図である。
【図4】本発明に係るスパッタリング装置の具体的な構造を示す縦断面図である。
【図5】上記具体的構造でカソード回転体の内部構造を示す水平断面図である。
【図6】ターゲット表面の汚染防止作用を発揮するカソード回転体の構造例を示す水平断面図である。
【図7】ターゲット表面の汚染防止作用を発揮するカソード回転体の他の構造例を示す水平断面図である。
【図8】従来のカソードの代表例を示す縦断面図である。
【図9】従来のスパッタリング装置の第1例を示す図である。
【図10】従来のスパッタリング装置の第2例を示す正面図である。
【図11】図10におけるA−A線断面図である。
【図12】従来のスパッタリング装置の第3例を示す図である。
【符号の説明】
10 カソード機構
15,16 バルブ板
17,18 直線駆動装置
20 基板取付け機構
24 カソード回転体
25 カソード
25a〜25h カソード
26 回転駆動装置
27a〜27h ターゲット
28 基板回転体
29,303 基板
31 回転駆動装置
61 支持ロッド
62 筒形支柱
63 支持台
64 シリンダ(駆動手段)
65 マグネット
66 シリンダ
67 給電端子
69 高圧線
70 接続端子
100 カソードチャンバ
200 基板チャンバ
300,301 スパッタチャンバ

Claims (3)

  1. 基板を載置するための基板ホルダと、
    複数の側面の各々に複数のカソードが設けられ、かつ該複数のカソードのいずれかを該基板に対向位置させるように構成された回転可能なカソード回転体と、
    を備え、
    さらに、
    前記カソード回転体の内部スペースには、
    前記基板ホルダに対向して設けられたマグネットと、
    前記複数のカソードのうち、該基板ホルダーに対向させた該カソードに対して、前記マグネットを前進させたり後退させる駆動手段とが設けられていることを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 基板を載置するための基板ホルダと、
    複数の側面の各々に複数のカソードが設けられ、該複数のカソードのいずれかを、該基板に対向して位置させるように構成された回転可能なカソード回転体と、
    を備え、
    さらに、
    前記カソード回転体の内部スペースには、
    前記カソード側に設けられた接続端子と、
    前記カソードに電圧を供給するための給電端子と、
    前記給電端子を前記接続端子に対して、前進させたり後退させることにより、前記給電端子を前記接続端子と接続させたり、引き離したりする直線駆動装置とが設けられていることを特徴とするスパッタリング装置。
  3. 前記カソード回転体は内部スペースが外部と通じる連通部を有し、前記連通部を介して外部の支持部材に固定された支持台が設けられ、前記支持台にマグネット用の前記直線駆動装置と給電端子用の前記直線駆動装置が固定され、前記連通部を介して前記給電端子に通電する高圧線が配線されることを特徴とする請求項2記載のスパッタリング装置。
JP07265499A 1999-03-17 1999-03-17 スパッタリング装置 Expired - Fee Related JP4260274B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07265499A JP4260274B2 (ja) 1999-03-17 1999-03-17 スパッタリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07265499A JP4260274B2 (ja) 1999-03-17 1999-03-17 スパッタリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000265264A JP2000265264A (ja) 2000-09-26
JP4260274B2 true JP4260274B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=13495594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07265499A Expired - Fee Related JP4260274B2 (ja) 1999-03-17 1999-03-17 スパッタリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4260274B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003147519A (ja) * 2001-11-05 2003-05-21 Anelva Corp スパッタリング装置
WO2011162036A1 (ja) * 2010-06-25 2011-12-29 キヤノンアネルバ株式会社 スパッタリング装置、成膜方法、および制御装置
JP7360845B2 (ja) * 2019-08-20 2023-10-13 日本放送協会 スパッタ粒子防着板及びイオンビームスパッタ装置
JP2023069790A (ja) * 2021-11-08 2023-05-18 株式会社シンクロン スパッタ成膜装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000265264A (ja) 2000-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109314078B (zh) 保持装置
US4851101A (en) Sputter module for modular wafer processing machine
US6740209B2 (en) Multilayer film deposition apparatus, and method and apparatus for manufacturing perpendicular-magnetic-recording media
JP4691498B2 (ja) 成膜装置
US6641702B2 (en) Sputtering device
US5980687A (en) Plasma processing apparatus comprising a compensating-process-gas supply means in synchronism with a rotating magnetic field
KR102170483B1 (ko) 스퍼터링 장치용 캐소드 유닛
JP2006057183A (ja) 蒸着システム用の磁気ラッチ
EP1661161A2 (en) Perimeter partition-valve with protected seals
JP2627861B2 (ja) Ti−TiN積層膜の成膜方法および装置
JP2010126789A (ja) スパッタ成膜装置
JP4847136B2 (ja) 真空処理装置
KR102318364B1 (ko) 이재 장치 및 이것을 사용한 성막 장치
US20200093027A1 (en) Substrate placement mechanism, film forming apparatus, and film forming method
KR20180058865A (ko) 성막 장치
JP4260274B2 (ja) スパッタリング装置
KR102499908B1 (ko) 스테이지 장치 및 처리 장치
JP2010034505A (ja) 積層ロードロックチャンバおよびそれを備えた基板処理装置
JP2001015571A (ja) ゲートバルブ
KR20200045414A (ko) 산화 처리 모듈, 기판 처리 시스템 및 산화 처리 방법
JP4399652B2 (ja) スパッタリング装置
JP4392895B2 (ja) スパッタリング装置
JPH10298745A (ja) 真空成膜装置
WO2022244443A1 (ja) マグネトロンスパッタリング装置用のカソードユニット及びマグネトロンスパッタリング装置
US20220270866A1 (en) Apparatus for performing sputtering process and method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4260274

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees