JP4391753B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、リールモータにより回転駆動されるリールの外周に表示された一の特定の図柄を前面パネルに設けられたリール窓に位置させるとともに、前記特定の図柄を照明して前記リール窓に前記特定の図柄を表示させるスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スタートレバーやスタートボタン等のスタート手段を操作することにより、複数の主リールの回転を開始させ、ストップボタンを操作することにより、各ストップボタンに対応した主リールの回転を停止させ、全ての主リールが停止したとき、停止した主リールの図柄の組み合わせにより所要枚数のメダルなどを適宜払い出すようにしたスロットマシンが数多く提供されている。
【0003】
このようなスロットマシンのゲームでは、通常、一般のゲームとともにボーナスゲームと称される特別遊技が行われている。この特別遊技中は、リズミカルな音楽の演奏などの特別効果音を発音したり、演出表示ランプの点滅などを行っているも、メダルの払出し率が高い特別遊技が開始された満足感により、ゲームの進行が単調になることがあった。
【0004】
そこで、特別遊技が開始されたとき、ゲームの進行が単調になるなどの欠点を排除し、単にメダルの獲得による満足感のみでなく、ゲームの進行に面白味を持たせるために、補助遊技演出手段を設けることが提案されている。具体的には、この補助遊技演出手段として補助リールを設け、ストップボタンの操作タイミングが効果音に合わせた所定のタイミングのとき、主リールの回転停止に合わせて補助リールの回転を停止させる際に、補助リールに描かれた図柄の内、特定の図柄を補助リール窓の中央に停止させている(特許文献1参照)。
【0005】
これによって、効果音のリズムに一致したリズミカルなボタン操作が行えたか否かを知らせることができ、また、抽選結果の図柄を特定の図柄として補助リール窓に停止させる場合は、特別遊技中の停止させるべき図柄を推察させ、単調さを感じさせることなくスロットマシンの特別遊技を行わせることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−340513号公報(段落[0016],[0030]および図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来装置では単に補助リールに描かれた図柄を補助リール窓の中央に停止させて図柄を表示するのみであり、図柄表示の内容が特化されており、遊技者にあきられやすく、また、汎用性に乏しいという問題があった。
【0008】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、所定のリール窓への特定の図柄表示を工夫することでゲームの進行に更に面白味を持たせることができるスロットマシンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(図柄の変形表示)
請求項1に記載の発明は、リールモータにより回転駆動されるリールの外周に表示された一の特定の図柄を前面パネルに設けられたリール窓に位置させることによって前記リール窓に前記特定の図柄を表示させるスロットマシンにおいて、前記リール窓において前記リールモータを駆動制御して前記特定の図柄を所定振動周期で回転方向に振動させて前記特定の図柄を上下に移動させる駆動制御手段と、互いに異なる領域を照明可能な光源であって、選択的に点灯させると選択点灯された光源に対応する領域のみに照明光を照射可能な光源を複数有し、各光源それぞれが点滅して前記特定の図柄の複数領域それぞれを照明する照明手段と、振動する前記特定の図柄が上側、下側にそれぞれ移動したタイミングで前記複数領域の異なる領域を照明するように前記照明手段による前記特定の図柄に対する照明位置を変更する照明制御手段とを備えている。
【0010】
このように構成された発明では、リールモータにより振動している一の特定の図柄の複数領域それぞれに対して照明手段の複数の光源による照明光が照明されるが、照明手段による特定の図柄の照明位置がその特定の図柄の振動周期における複数のタイミング、すなわち振動する特定の図柄が上側、下側に移動したタイミングで変更されて複数領域のうちの異なる領域が照明されるため、特定の図柄の表示部分が時間経過とともに変化し、しかも特定の図柄の端部については静止表示されているときと異なる位置に表示されることとなる。したがって、残像現象により遊技者には特定の図柄全体が視覚され、しかも照明位置の変更により遊技者は特定の図柄が変形したように視覚することとなり、このように特定の図柄が変形して遊技者に視覚されることにより、遊技者に対してゲームの面白味が与えられる。また、照明位置を変更することで特定の図柄を種々の形状に変形することが可能となり、汎用性が高まる。
【0011】
また、振動する特定の図柄が上側、下側にそれぞれ移動したタイミングで複数領域のうちの異なる領域を照明する態様としては、振動方向とほぼ平行(リール窓内の上下方向)に配列された複数の領域のうち上側の領域、下側の領域を照明するようにしてもよく、その振動方向とほぼ直交する方向(リール窓内の左右方向)に配列された複数の領域のうち、振動する特定の図柄が上側に移動したタイミングで左側の領域および右側の領域の一方を照明し、振動する特定の図柄が下側に移動したタイミングで前記複数領域のうちの左側の領域および右側の領域の他方を照明するようにしてもよい。そして、特定の図柄がリール窓において振動している間に複数のタイミングで、しかも各タイミングでの図柄位置に対応して複数の光源の一部を点滅させると、上記と同様の作用により遊技者は特定の図柄が変形したように視覚することとなる。
【0012】
さらに、照明手段を構成する複数の光源については、M×N(M,Nは2以上の整数)のマトリックス状に配置してもよく、振動する特定の図柄が上側、下側それぞれに移動したタイミングでこれらの光源を点滅させる照明によって上記と同様の作用により遊技者は特定の図柄が変形したように視覚することとなる。
【0013】
ここで、特定の図柄の照明態様は任意であるが、特にリールの外周を透明あるいは半透明とし、照明手段をリールの内周側に配置することで装置のコンパクト化が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、この発明にかかるスロットマシンの第1実施形態を示す正面図である。また、図2は図1のスロットマシンの部分拡大断面図である。さらに、図3は図1のスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。この実施形態にかかるスロットマシン1では、図1に示すように、筐体3の前面が前面パネル5により開閉自在に閉塞され、この前面パネル5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されるとともに、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。
【0015】
そして、この正面板9には3個の主リール窓11が並設され、各主リール窓11の内側には左、中、右の各リールが配置され、各主リール窓11からは、各主リールの図柄が各々3個ずつ見えるように設定されている。また、右端の主リール窓11の横には、ゲームの演出用図柄を表示する補助リール窓13が配設され、その補助リール窓13の内側には補助リール41(図2)が配置されている。
【0016】
また、この操作板7には、クレジットされているメダルから投入を行うクレジットメダルボタン15、各リールの回転を開始させるためのスタートレバー17、第1ないし第3ストップボタン19,21,23、および、メダル投入口25や払出しボタン27が設けられている。また、正面板9には入賞ラインが描かれるとともに、入賞ライン中の有効ラインを表示する有効表示ランプ31、ボーナスゲームの状態などを表示する種々の演出表示ランプ33、クレジットメダルの枚数を表示するメダル枚数表示器35が正面板9に配設され、操作板7の下方にはメダル払出口37やメダル受け39が設けられている。
【0017】
このスロットマシン1ではゲーム演出のために、図2に示すように、補助遊技演出手段として補助リール41が本発明「リール窓」に相当する補助リール窓13に対応して設けられている。この補助リール41は本発明の「リール」として機能するものであり、補助リール41の外周はポリエステルフィルムなどの半透明材料または透明材料で構成され、その外周面には、後述する「かえる」、「7」、「BAR 」・・・などの複数種類の図柄が所定間隔おきに1列状に印刷されている。そして、図2への図示を省略したステッピングモータなどの補助リールモータ(図3中の符号195)の回転軸に補助リール41が固着されており、補助リールモータが作動することで回転駆動される。また、この補助リールモータは、特定図柄を補助リール窓13の中央位置に停止させた後、回転方向に振動させることが可能となっている。
【0018】
この補助リール41の内側には、補助リール窓13に向けて照明光を照射して補助リール41の外周に設けられた図柄を照明する照明機構43が配置されている。この照明機構43は、図2に示すように、その前方(前面パネル5側)が放射状に開放したランプハウス45と、3つの発光ダイオードやランプなどの光源47、49、51とを備えている。なお、以下の説明の便宜から、必要に応じて光源47、49、51をそれぞれ「上限照明用光源47」、「中央照明用光源49」および「下限照明用光源51」と称する。
【0019】
このランプハウス45は前方向きに固着され、さらに該ランプハウス45の内部に3個の光源47、49、51が補助リール41の回転方向(振動方向)Aに沿って配列されており、これら3つの光源47、49、51が補助リール窓13の互いに異なる領域をそれぞれ照明可能となっている。このため、全光源47、49、51を同時に点灯させると補助リール窓13に位置する図柄全体を表示させることができる一方、光源47、49、51の一部を選択的に点灯させると選択点灯された光源に対応する領域のみに照明光が照射されて図柄の一部のみを選択的に表示させることができる。
【0020】
次に、スロットマシン1の電気的構成について図3を参照しつつ説明する。このスロットマシン1は、主リールモータの駆動制御などを行うマイクロコンピュータを内蔵する。このマイクロコンピュータを用いた制御機構は、図3に示すように、各種センサーやスイッチからの信号が入力されて主リールモータなどを制御する主制御手段200や、ゲームの状態に合わせて音響装置197や照明機構43などによる演出を行う補助制御手段270などをマイクロコンピュータにより構成している。
【0021】
この主制御手段200には、入賞制御手段210、リール停止制御手段220、主遊技制御手段230および動作制御手段240を有する。また、この主制御手段200に信号を入力するセンサーなどとして、メダル投入口25に設けられて投入メダルの枚数を検出するメダルセンサー161、クレジットメダルボタン15に組み込まれ、クレジットメダルから所要枚数の投入メダルを使用する際のクレジットメダルボタン15の操作を検出するメダルボタンセンサー163、スタートレバー17に組み込まれてスタートレバー17が操作されたことを検出するスタートスイッチ165、第1ストップボタン19や第2ストップボタン21および第3ストップボタン23に各々組み込まれ、各ストップボタンが操作されたことを検出する第1ストップスイッチ171、第2ストップスイッチ172、および、第3ストップスイッチ173、更に、クレジットメダルを払い出す払出しボタン27に組み込まれる払出しスイッチ167などがある。
【0022】
そして、主制御手段200により駆動制御される装置などとしては、3個の主リールを各々回転させる第1主リールモータ181ないし第3主リールモータ183、クレジットメダルの枚数を表示するメダル枚数表示器35、クレジットメダルなどを払い出すホッパー装置199、投入枚数に応じた有効ラインを表示する有効表示ランプ31、ゲームの進行状態を表示する演出表示ランプ33、そして、補助制御手段270がある。
【0023】
尚、補助制御手段270は、本発明の「駆動制御手段」として機能し補助リール41を回転駆動する補助リールモータ195を駆動制御する補助リール制御手段191を制御するとともに、音響制御手段271や照明制御手段273を有し、ゲームの進行状態に合わせてスピーカなどの音響装置197や照明機構43などを制御する。特に、照明制御手段273は照明機構43を構成する光源47,49、51の点滅タイミングを制御している。
【0024】
次に、上記のように構成されたスロットマシン1の全体的動作について説明した後、本発明の特徴的な動作について詳述する。この第1実施形態のスロットマシン1では、メダルセンサー161またはメダルボタンセンサー163によりメダルの投入を検出すると、投入枚数に応じた有効表示ランプ31を点灯させ、また、メダル投入口25から4枚以上のメダルが投入されると4枚目以降のメダルをクレジットメダルとして既にクレジットされている枚数に加算した数値をメダル枚数表示器35に表示する。
【0025】
そして、スタートレバー17が操作されたことをスタートスイッチ165で検出すると、入賞制御手段210のリール駆動制御手段により第1主リールモータ181ないし第3主リールモータ183の全ての主リールモータの回転を開始させ、リール停止制御手段220では主リール窓11に表示される各主リールの図柄を各主リールの回転角に合わせて判別することを開始し、一般遊技中であれば、主遊技制御手段230に制御されて抽選を行い、入賞判定テーブル(図示省略)に基づいた入賞図柄などの停止予定図柄を記憶する。
【0026】
また、第1ストップボタン19が操作されたことを第1ストップスイッチ171により検出すると第1主リールモータ181を停止させ、第2ストップボタン21が操作されたことを第2ストップスイッチ172により検出すると第2主リールモータ182を停止させ、第3ストップボタン23が操作されたことを第3ストップスイッチ173により検出すると第3主リールモータ183を停止させることにより、3個の主リールの回転を停止させる。
【0027】
この各ストップボタンに対応した各主リールの回転を停止させるに際し、動作制御手段240は、リール停止制御手段220により停止させる主リールの主リール窓11に表示されている図柄を判別しつつ、入賞判定テーブルに記憶されている停止予定図柄を参照して停止位置指定テーブル(図示省略)により定めた図柄を停止させるようにして第1主リールモータ181ないし第3主リールモータ183の回転を停止させる。
【0028】
そして、全ての主リールが停止したとき、主遊技制御手段230で有効ラインに停止した図柄が入賞しているか否かを判定し、入賞しているときは入賞役に合わせたメダルの払出しを行うものである。このメダルの払出しは、払出しメダルの枚数をクレジットに加算する場合や、動作制御手段240により所要枚数のメダルをメダル受け39に排出するようにホッパー装置199を駆動することによって行うものである。
【0029】
また、有効ラインに停止した図柄がボーナス役の図柄となったとき、主遊技制御手段230によりボーナス役の当選が判定されると、10枚または15枚などの所要枚数のメダルを払い出すとともに、ボーナスゲームとして主遊技制御手段230の特別遊技制御手段(図示省略)による制御が開始される。この特別遊技制御手段による制御では、一般遊技よりもメダルの払出し確率が高くなるように入賞制御手段210が制御される。
【0030】
また、ボーナスゲームなどの特別遊技の場合、補助制御手段270の音響制御手段271によりリズミカルな音楽やアップテンポの音を音響装置197から発音させるものである。そして、補助リール制御手段191は、一般遊技や特別遊技を行っている際、動作制御手段240が第1主リールモータ181ないし第3主リールモータ183の回転を開始させるタイミングに合わせて補助リールモータ195の回転を開始させ、第1主リールモータ181ないし第3主リールモータ183の全ての主リールモータが停止した後に補助リールモータ195を停止させる。
【0031】
なお、補助リールモータ195の回転・停止タイミングは上記した動作条件に応じて実行されるのみならず、スロットマシン各部の動作に応じて種々の態様で実行される。ここで、この動作条件としては、メダル投入、ストップボタン操作、メダルの払出し完了、ゲーム終了の一定時間経過などが含まれる。例えば、ゲーム終了からタイマーを作動させ、該タイマーによりゲーム終了から所定時間が経過したときに補助リールモータ195の回転を開始させ、第1主リールモータ181ないし第3主リールモータ183が回転していないときはタイマーにより補助リールモータ195を停止させることもある。更に、この補助リールモータ195の停止に際し、入賞制御手段210で抽選された当り役の図柄を補助リール窓13に表示させて補助リール41の回転が止まるように補助リールモータ195の回転停止を制御することもある。
【0032】
ところで、この実施形態では、上記のようにして図柄を補助リール窓13に表示させた後、補助リール41を回転方向に振動させるとともに、照明機構43による図柄の照明タイミングや照明位置を制御することで図柄表示を変更させることができる。以下、その代表的な態様について図4ないし図9を参照しつつ詳述する。なお、これらの図面(および後の第2実施形態で説明する図11および図12)中の最下段(c)は補助リール41を振動周期Psで振動させた際の特定の図柄(ここでは「かえる」を特定図柄としている)FGの位置変化を示すグラフであり、同図(c)に示すように図柄FGは振動周期Psで上限位置と下限位置との間を移動している。また、中段(b)は各照明タイミングでの図柄FGの照明状態を模式的に示す図である。さらに、最上段(a)は補助リール窓13に表示される図柄FGの様子(表示状態)を示す模式正面図である。なお、特定図柄は「かえる」に限定されるものでないのは言うまでもない。
【0033】
A.中央静止表示:図4
図4は図1のスロットマシンで図柄を補助リール窓の中央に表示させる方法の一例を示す図である。ここでは、「かえる」図柄FGを補助リール窓13の略中央に表示させて補助リール41の回転が止まるように補助リールモータ195の回転を停止させた後、補助リールモータ195を作動させて図柄FGを補助リール窓13の回転方向Aに振動周期Psで振動させる。なお、ここまでの動作は以下の表示態様においても全く同一である。
【0034】
こうして、図柄FGの振動開始後、図4に示すように、図柄FGが振動中心に位置したタイミングT2、T4、T6、T8で全光源47、49、51を所定時間だけ点灯させており、照明光Lを補助リール窓13に向けて照射して図柄FG全体を照明した後、消灯している。このように各照明タイミングT2、T4、T6、T8で全光源47、49、51を点滅させることで図柄FGは振動しているにもかかわらず、補助リール窓13のほぼ中心位置に静止して表示される。
【0035】
なお、ここでは、図柄FGが振動中心に位置したタイミングで照明機構43による図柄照明を実行した後、図柄FGの振動の半周期(=Ps/2)で照明機構43を点滅させているが、半周期に対する整数倍の周期で照明機構43による図柄照明を実行するようにしても、図4の表示態様と同様に図柄FGを補助リール窓13のほぼ中心位置に静止して表示することができる。
【0036】
B.上限静止表示:図5
図5は図1のスロットマシンで図柄を補助リール窓の上限に表示させる方法の一例を示す図である。ここでは、「かえる」図柄FGを補助リール窓13の略中央に停止させるのに続いて図柄FGの振動を開始した後、図5に示すように、図柄FGが上限位置に位置したタイミングT1、T5、T9で全光源47、49、51を所定時間だけ点灯させており、照明光Lを補助リール窓13に向けて照射して図柄FG全体を照明した後、消灯している。このように各照明タイミングT1、T5、T9で全光源47、49、51を点滅させることで図柄FGは振動しているにもかかわらず、補助リール窓13のほぼ上限位置に静止して表示される。
【0037】
なお、ここでは、図柄FGが上限位置に位置したタイミングで照明機構43による図柄照明を実行した後、図柄FGの振動周期Psで照明機構43を点滅させているが、振動周期Psに対する整数倍の周期で照明機構43による図柄照明を実行するようにしても、図5の表示態様と同様に図柄FGを補助リール窓13のほぼ上限位置に静止して表示することができる。
【0038】
また、ここでは、図柄FGを上限位置に静止表示する場合について説明したが、その他の位置についても上限位置の場合と全く同様に照明タイミングを制御することで補助リール窓13中の任意の位置に図柄FGを静止表示させることができる。
【0039】
C.図柄の移動表示:図6、図7
図6は図1のスロットマシンで図柄を補助リール窓13内で上下に移動表示させる方法の一例を示す図である。ここでは、「かえる」図柄FGを補助リール窓13の略中央に停止させるのに続いて図柄FGの振動を開始した後、図6に示すように、図柄FGが上限位置に位置したタイミングT1で全光源47、49、51を所定時間だけ点灯させており、照明光Lを補助リール窓13に向けて照射して図柄FG全体を照明した後、消灯している。このように照明タイミングT1で全光源47、49、51を点滅させることで図柄FGはタイミングT1で補助リール窓13のほぼ上限位置に表示される(同図(a)の左端)。
【0040】
これに続いて、図柄FGの振動周期Psの非整数倍の周期(図6ではPs/4)で照明機構43による図柄照明を実行している。したがって、タイミングT1の次のタイミングT2では、図柄FGが振動中心に位置した状態で全光源47、49、51が点滅する。このため、図柄FGはタイミングT2で補助リール窓13のほぼ中央位置に表示される(同図(a)の左から2番目)。
【0041】
また、タイミングT2に続くタイミングT3では、図柄FGが下限位置に位置した状態で全光源47、49、51が点滅するため、補助リール窓13のほぼ下限位置に図柄FGが表示される(同図(a)の左から3番目)。そして、それ以降の各タイミングT3、T4、T5、…では、それぞれ「中央位置」、「上限位置」、「中央位置」、「下限位置」、…に図柄FGが表示される。
【0042】
このように図柄FGの表示位置が補助リール窓13において時間経過とともに変化するため、図柄FGが補助リール窓13を上下往復移動することとなり、動的な図柄表示が実行される。特に、図6の表示方法では、照明タイミングを比較的短い間隔で設定しているため、図柄FGを比較的高速に移動させることができる。
【0043】
ここで、例えば図7に示すように、照明タイミングをタイミングT1、T4、T7、…と図6よりも広く設定すると、補助リール窓13内を移動する速度が図6の表示方法に比べて遅くなる。すなわち、図柄FGが補助リール窓13において振動している間に複数のタイミングで、しかも、それら複数のタイミングのうち連続する2つのタイミングでの図柄位置が互いに異なるように、照明機構43による図柄照明を実行すると、図柄FGの表示位置が補助リール窓13において時間経過とともに変化するため、図柄FGが補助リール窓13を移動し、その結果、動的な図柄表示を行うことができるだけでなく、連続する2つの照明タイミングの間隔を変更設定することで図柄FGの移動速度を任意に設定可能となる。
【0044】
また、上記のようにして図柄FGの移動表示を行うためには、例えば補助リール窓13で振動する図柄FGが振動中心に位置したタイミングで照明機構43による図柄照明を実行した後、図柄FGの振動の半周期(=Ps/2)に対する非整数倍の周期で照明機構43による図柄照明を実行すればよい。また、補助リール窓13で振動する図柄が振動中心以外の位置に位置したタイミングで照明機構43による図柄照明を実行した後、図柄FGの振動周期Psの非整数倍の周期で照明機構43による図柄照明を実行するようにしてもよい。さらに、必要に応じて照明機構43による図柄照明の周期を変更するようにしてもよく、こうすることで図柄FGの移動速度や移動態様などを変化させることができ、さらに汎用性の高いスロットマシンが得られる。
【0045】
D.図柄の変形表示:図8、図9
図8は図1のスロットマシンで図柄を変形表示させる方法の一例を示す図である。ここでは、「かえる」の図柄FGを補助リール窓13の略中央に停止させるのに続いて図柄FGの振動を開始した後、同図(b)に示すように、図柄FGが上限位置に位置したタイミングT1で光源47、49、51のうち上限照明用光源47のみを所定時間だけ点灯させており、照明光Lを補助リール窓13に向けて照射して図柄FGの上端部を選択的に照明した後、消灯している。このように照明タイミングT1で上限照明用光源47を選択的に点滅させることで図柄FGの照明位置を上端部分に限定し、上端部像FG1のみがタイミングT1で補助リール窓13のほぼ上限位置に表示される(同図(a)の左端)。
【0046】
これに続いて、タイミングT1の次のタイミングT2では、同図(b)に示すように図柄FGが振動中心に位置した状態で中央照明用光源49が選択的に点滅する。このため、図柄FGの中央部像FG2がタイミングT2で補助リール窓13のほぼ中央位置に表示される(同図(a)の左から2番目)。
【0047】
また、タイミングT2に続くタイミングT3では、同図(b)に示すように図柄FGが下限位置に位置した状態で下限照明用光源51が選択的に点滅するため、補助リール窓13のほぼ下限位置に図柄FGの下端部像FG3が表示される(同図(a)の左から3番目)。そして、それ以降の各タイミングT3、T4、T5、…では、それぞれ「中央位置」、「上限位置」、「中央位置」、「下限位置」、…に図柄FGの「中央部像FG2」、「上端部像FG1」、「中央部像FG2」、「下端部像FG3」、…が表示される。
【0048】
このように図柄FGの照明位置を異なるタイミングで変更していくことで、上端部像FG1、中央部像FG2および下端部像FG3がそれぞれ補助リール窓13の上限位置、中央位置および下限位置に時分割で表示されるため、残像現象により遊技者には図柄FGを振動方向(図2の符号A方向)に伸ばした図柄LFGが視覚される。つまり、ここでは、図柄FGが上限位置に位置したタイミングT1、T5、…で上限照明用光源47を点滅させることで図柄FGの上端部像FG1を補助リール窓13の上限最大限に移動させるとともに、図柄FGが下限位置に位置したタイミングT3、T7、…で下限照明用光源51を点滅させることで図柄FGの下端部像FG3を補助リール窓13の下限最大限に移動させ、同図(a)の右側に示すように図柄FGを上下方向に大きく拡大して拡大図柄LFGを補助リール窓13に表示している。
【0049】
なお、図柄FGの変形状態については、各照明タイミングでの照明位置の変更態様を制御することで調整することができる。例えば図9に示すように、図柄FGが上限位置よりも若干中心位置側に近い位置に位置したタイミングT11、T12、…で上限照明用光源47を点滅させることで図柄FGの上端部像FG1を補助リール窓13の上限最大限よりも若干低い位置に移動させるとともに、図柄FGが下限位置よりも若干中心位置側に近い位置に位置したタイミングT31、T32、…で下限照明用光源51を点滅させることで図柄FGの下端部像FG3を補助リール窓13の下限最大限よりも若干高い位置に移動させることができる。こうして、同図(a)の右側に示すように図柄FGを上下方向に拡大して拡大図柄LFGを補助リール窓13に表示しているが、その拡大倍率は図8のそれよりも照明タイミングを上限位置および下限位置から中央位置側にスライドさせた分だけ図8の拡大図柄よりも若干小さくなっている。
【0050】
ここで、タイミングT11、T12で上限照明用光源47を点滅させているが、いずれか一方のタイミングでのみ上限照明用光源47を点滅させたり、タイミングT31、T32で下限照明用光源51を点滅させているが、いずれか一方のタイミングでのみ下限照明用光源51を点滅させるようにしても、図9の場合と同様の拡大図柄LFGが得られる。
【0051】
さらに言えば、照明タイミング、および照明タイミングに対応して点滅させる光源の種類や個数などについては任意であり、照明タイミングおよび光源の選択点滅を組み合わせることで遊技者が視覚する図柄の形状や大きさを変更させることができる。すなわち、図柄FGが補助リール窓13において振動している間に複数のタイミングで、しかも各タイミングでの図柄位置に対応して複数の光源の一部を点滅させることで補助リール窓13を介して遊技者が認識する図柄を変形表示させることができる。また、上記においては、図柄の静止表示、移動表示または変形表示を行っているが、照明タイミングおよび光源の選択点滅を組み合わせることで上記表示を組み合わせ、より豊かな図柄表示、例えば図柄の一部を静止表示させつつ他の部位を移動表示させたり、変形表示させることができる。
【0052】
(第2実施形態)
図10は、この発明にかかるスロットマシンの第2実施形態を示すブロック図である。この第2実施形態にかかるスロットマシンが第1実施形態と相違する点は照明機構43の構成である。すなわち、第1実施形態では振動方向(図2の符号A方向)と平行に配列された3つの光源47、49、51で照明機構43が構成されているのに対し、第2実施形態では2つの光源53、55により照明機構43が構成されている。そして、補助制御手段270によって光源53、55の点灯/消灯を制御することで補助リール窓13に位置する図柄の右半分および左半分をそれぞれ照明可能となっている。したがって、右照明用光源53を点灯することで図柄の右半分が、また左照明用光源55を点灯することで図柄の左半分が、さらに両光源53、55を同時に点灯することで図柄全体が照明されて補助リール窓13に表示される。なお、その他の構成は基本的に第1実施形態のそれと同一であるため、ここでは同一構成について同一符号を付して構成説明を省略する。また、スロットマシンの全体的動作についても第1実施形態と同一である。
【0053】
ところで、この第2実施形態においても、図柄を補助リール窓13に表示させた後、補助リール41を回転方向に振動させるとともに、照明機構43による図柄の照明タイミングや照明位置を制御することで図柄表示を変更させることができる。以下、その代表的な態様について図11および図12を参照しつつ詳述する。
【0054】
E.中央静止表示:図11
図11は第2実施形態にかかるスロットマシンで図柄を補助リール窓13の中央に表示させる方法の一例を示す図である。ここでは、「かえる」の図柄FGを補助リール窓13の略中央に表示させて補助リール41の回転が止まるように補助リールモータ195の回転を停止させた後、補助リールモータ195を作動させて図柄FGを補助リール窓13の回転方向Aに振動周期Psで振動させる。なお、ここまでの動作は後の表示態様においても全く同一である。
【0055】
こうして、図柄FGの振動開始後、第1実施形態での「A.中央静止表示:図4」とほぼ同一の動作によって図柄FGを補助リール窓13のほぼ中心位置に静止して表示することができる。すなわち、図柄FGが振動中心に位置したタイミングT2、T4、T6、T8で全光源53、55を所定時間だけ点灯させており、照明光を補助リール窓13に向けて照射して図柄FG全体を照明した後、消灯している。このように各照明タイミングT2、T4、T6、T8で全光源53、55を点滅させることで図柄FGは振動しているにもかかわらず、補助リール窓13のほぼ中心位置に静止して表示される。
【0056】
なお、ここでは、図柄FGが振動中心に位置したタイミングで照明機構43による図柄照明を実行した後、図柄FGの振動の半周期(=Ps/2)で照明機構43を点滅させているが、半周期に対する整数倍の周期で照明機構43による図柄照明を実行するようにしても、図11の表示態様と同様に図柄FGを補助リール窓13のほぼ中心位置に静止して表示することができる。
【0057】
また、第1実施形態の「B.上限静止表示:図5」で説明したと同様のタイミングで全光源53、55を点滅させることで補助リール窓13の他の位置で図柄FGを静止表示させることができる。
【0058】
F.図柄の変形表示:図12
図12は第2実施形態にかかるスロットマシンで図柄を変形表示させる方法の一例を示す図である。ここでは、「かえる」図柄FGを補助リール窓13の略中央に停止させるのに続いて図柄FGの振動を開始した後、同図(b)に示すように、図柄FGが上限位置に位置したタイミングT1で光源53、55のうち右照明用光源53のみを所定時間だけ点灯させており、照明光を補助リール窓13に向けて照射して図柄FGの右半分を選択的に照明した後、消灯している。このように照明タイミングT1で右照明用光源53を選択的に点滅させることで図柄FGの照明位置を右半分に限定し、右半分像FG4のみがタイミングT1で補助リール窓13のほぼ上限位置に表示される(同図(a)の左端)。
【0059】
これに続いて、タイミングT1の次のタイミングT3では、同図(b)に示すように図柄FGが下限位置に位置した状態で左照明用光源55が選択的に点滅する。このため、図柄FGの左半分像FG5がタイミングT3で補助リール窓13の下限位置に表示される(同図(a)の左から2番目)。
【0060】
また、それ以降の各照明タイミングT5,T7、…では、タイミングT1と同一の選択照明を行うことで右半分像FG4のみを補助リール窓13のほぼ上限位置に表示する動作と、タイミングT3と同一の選択照明を行うことで左半分像FG5のみを補助リール窓13のほぼ下限位置に表示する動作とを交互に繰り返す。このように図柄FGの照明位置を異なるタイミングで変更していくことで、右半分像FG4および左半分像FG5がそれぞれ補助リール窓13の上限位置および下限位置に時分割で表示されるため、残像現象により遊技者には図柄FGの左右半分像を仮想中央線に沿って上下方向に相反してずらした特殊図柄DFGが視覚される。
【0061】
なお、図柄FGの変形状態については、各照明タイミングでの照明位置の変更態様を制御することで調整することができる。
【0062】
また、第1実施形態の「D.図柄の変形表示:図8、図9」で説明したと同様に、照明タイミング、および照明タイミングに対応して点滅させる光源の種類や個数などについては任意であり、照明タイミングおよび光源の選択点滅を組み合わせることで遊技者が視覚する図柄の形状や大きさを変更させることができる。すなわち、図柄FGが補助リール窓13において振動している間に複数のタイミングで、しかも各タイミングでの図柄位置に対応して複数の光源の一部を点滅させることで補助リール窓13を介して遊技者が認識する図柄を変形表示させることができる。
【0063】
(第3実施形態)
図13は、この発明にかかるスロットマシンの第3実施形態を示すブロック図である。この第3実施形態にかかるスロットマシンが第1実施形態と相違する点は照明機構43の構成である。すなわち、第1実施形態では振動方向(図2の符号A方向)と平行に配列された3つの光源47、49、51で照明機構43が構成されているのに対し、第3実施形態では、図13、図14に示すように、内側照明手段である内部光源57および外側照明手段である2個の外部光源59により照明機構43が構成されている。そして、補助制御手段270によって光源57、59の点灯/消灯を制御することで補助リール窓13に位置する図柄をそれぞれ照明可能となっている。
【0064】
ここで、外部光源59は、図13に示すように、前面パネル5の内側で補助リール窓13を通して外部からは見えない位置に上下に配設されている。また、可能であれば、このように前面パネル5の内側に光源を設けることなく、スロットマシン1が設置されているホール内の環境照明を外側照明手段としてもよい。
【0065】
したがって、内部光源57を点灯することで、補助リール41が内部から照明され、補助リール41を透過する透過光により図柄が照明されて補助リール窓13に表示されるとともに、両外部光源59を点灯することで、補助リール41が外部から照明され、補助リール41で反射される反射光により図柄が照明されて補助リール窓13に表示される。なお、その他の構成は基本的に第1実施形態のそれと同一であるため、ここでは同一構成について同一符号を付して構成説明を省略する。また、スロットマシンの全体的動作についても第1実施形態と同一である。
【0066】
特に、第3実施形態の特徴として、補助リール41の図柄は、図15に示すように、補助リール41の補助リール窓13を通して見える外周部分が不透明な材料により形成され、「かえる」の図柄FG部分は「かえる」の形がわかるように半透明な材料で形成されしかも外周部分と同系色に着色され、「かえる」の図柄FGの一部に不透明な「星印」の図柄STが形成されている。こうすると、内側からの照明による透過光で「かえる」の図柄FGが浮かび上がってこれを外部から視認でき、外側からの照明による反射光で「かえる」以外のリール外周領域と「星印」の図柄STを外部から視認でき、上記したように補助リール41の振動と内部光源57および外部光源59の点滅タイミングの組み合わせと、残像現象により、種々のパターンと表示位置が変化する図柄を遊技者に提供できる。
【0067】
ところで、この第3実施形態においても、図柄を補助リール窓13に表示させた後、補助リール41を回転方向A(図13参照)に振動させるとともに、照明機構43による図柄の照明タイミングや照明位置を制御することで図柄表示を変更させることができる。以下、その代表的な態様について図16ないし図18を参照しつつ詳述する。なお、図16ないし図18では説明の便宜上、外部光源59を1個だけ表示している。
【0068】
G.中央静止表示:図16
図16は第3実施形態にかかるスロットマシンで「かえる」および「星印」の両図柄FG、STをともに補助リール窓13の中央に表示させる方法の一例を示す図である。ここでは、「かえる」および「星印」の両図柄FG、STを補助リール窓13の略中央に表示させて補助リール41の回転が止まるように補助リールモータ195の回転を停止させた後、補助リールモータ195を作動させて図柄FG、STを補助リール窓13の回転方向A(図13参照)に振動周期Psで振動させる。なお、ここまでの動作は後の表示態様においても全く同一である。
【0069】
こうして、図柄FG、STの振動開始後、図16に示すように、図柄FG、STが振動中心に位置したタイミングT2、T4、T6、T8で全ての光源57、59を所定時間だけ点灯させており、内側からの照明光Liを補助リール窓13に向けて照射して図柄FGを照明すると同時に、外側からの照明光Loを補助リール41に向けて照射して図柄STを照明した後、消灯している。このように各照明タイミングT2、T4、T6、T8で全光源57、59を点滅させることで図柄FG、STは振動しているにもかかわらず、補助リール窓13のほぼ中心位置に静止して表示される。
【0070】
なお、ここでは、図柄FG、STが振動中心に位置したタイミングで照明機構43による図柄照明を実行した後、図柄FG、STの振動の半周期(=Ps/2)で照明機構43を点滅させているが、半周期に対する整数倍の周期で照明機構43による図柄照明を実行するようにしても、図11の表示態様と同様に図柄FGを補助リール窓13のほぼ中心位置に静止して表示することができる。
【0071】
また、第1実施形態の「B.上限静止表示:図5」で説明したと同様のタイミングで全光源57、59を点滅させることで補助リール窓13の他の位置で図柄FG、STを静止表示させることができる。
【0072】
H.図柄FGの表示位置の移動:図17
図17は図1のスロットマシンで「かえる」の図柄FGのみを補助リール窓13内で上方位置に移動表示させる例を示す図である。図17に示すように、図柄が上限位置に位置する少し前のタイミングT11で内部光源57のみを所定時間だけ点灯させており、内側からの照明光Liを補助リール窓13に向けて照射して図柄全体を照明した後、消灯している。このとき、外部光源59は消灯したままである。
【0073】
このように照明タイミングT11で外部光源59は消灯したままで内部光源57のみを点滅させることで、「かえる」の図柄FGのみがタイミングT11で補助リール窓13の中心位置よりも上方に移動した位置に図柄FGuとして表示される(同図(a)の左端)。
【0074】
これに続いて、図柄が上限位置に位置するタイミングT1を少し過ぎたタイミングT12、つまりタイミングT11から振動周期Psの非整数倍であるPs/4後のタイミングT12で、タイミングT11の場合と同様の照明機構43による図柄照明(内部光源57のみの点滅)を実行している。これにより、「かえる」の図柄FGのみがタイミングT12で補助リール窓13の中心位置よりも上方に移動した位置に図柄FGuとして表示される(同図(a)の左から2番目)。
【0075】
さらに、図柄が振動中心に位置するタイミングT2で、外部光源59のみを所定時間だけ点灯させており、外側からの照明光Loを補助リール41に向けて照射して図柄全体を照明した後、消灯している。このとき、内部光源57は消灯したままである。このため、外側からの照明光Loにより反射表示される「星印」の図柄STはタイミングT2で補助リール窓13のほぼ中央位置に表示される(同図(a)の左から3番目)。
【0076】
以後、図柄が振動中心に位置するタイミングにおいて外部光源59のみを点滅(内部光源57は消灯のまま)させ、図柄が上限位置に位置する少し前のタイミングにおいて内部光源57のみを点滅(外部光源59は消灯のまま)させるという制御を繰り返すと、残像現象によって、補助リール窓13の中央位置よりも少し上方に「かえる」の図柄FGuが移動した位置に表示され、「星印」の図柄STは補助リール窓13のほぼ中央位置に止まったままで表示され、同じ図柄構成であっても上記「G.中央静止表示:図16」で説明した表示のパターンとは異なるパターンで表示される(同図(a)の右端)。
【0077】
なお、内部光源57のみを点灯させるタイミングを、図柄が上限位置に位置したタイミングT1…とすると、「かえる」の図柄FGは補助リール窓13のほぼ上限位置に表示され、図柄が下限位置に位置する少し前のタイミングT31…とすると、「かえる」の図柄FGは補助リール窓13の中央位置よりも少し下方に移動した位置に表示され、図柄が下限位置に位置したタイミングとすると、「かえる」の図柄FGは補助リール窓13のほぼ下限位置に表示される。
【0078】
このように、「かえる」の図柄FGの表示位置が補助リール窓13の中央位置よりも上方または下方に移動し、「星印」の図柄STは中央位置に止まるため、両図柄FG、STがともに補助リール窓13の中央位置に表示される場合とは異なったパターンで図柄表示が実行され、異なる演出状態を創出することができる。
【0079】
I.図柄STの表示位置の移動:図18
図18は図1のスロットマシンで「星印」の図柄STのみを補助リール窓13内で上方位置に移動表示させる例を示す図である。図18に示すように、図柄が上限位置に位置する少し前のタイミングT11で外部光源59のみを所定時間だけ点灯させており、外側からの照明光Loを補助リール41に向けて照射して図柄全体を照明した後、消灯している。このとき、内部光源57は消灯したままである。
【0080】
このように照明タイミングT11で内部光源57は消灯したままで外部光源59のみを点滅させることで、「星印」の図柄STのみがタイミングT11で補助リール窓13の中心位置よりも上方に移動した位置に図柄STuとして表示される(同図(a)の左端)。
【0081】
これに続いて、図柄が上限位置に位置するタイミングT1を少し過ぎたタイミングT12、つまりタイミングT11から振動周期Psの非整数倍であるPs/4後のタイミングT12で、タイミングT11の場合と同様の照明機構43による図柄照明(外部光源59のみの点滅)を実行している。これにより、「星印」の図柄STのみがタイミングT12で補助リール窓13の中心位置よりも上方に移動した位置に図柄STuとして表示される(同図(a)の左から2番目)。
【0082】
さらに、図柄が振動中心に位置するタイミングT2で、内部光源57のみを所定時間だけ点灯させており、内側からの照明光Liを補助リール窓13に向けて照射して図柄全体を照明した後、消灯している。このとき、外部光源59は消灯したままである。このため、内側からの照明光Liにより透過表示される「かえる」の図柄FGはタイミングT2で補助リール窓13のほぼ中央位置に表示される(同図(a)の左から3番目)。
【0083】
以後、図柄が振動中心に位置するタイミングにおいて内部光源57のみを点滅(外部光源59は消灯のまま)させ、図柄が上限位置に位置する少し前のタイミングにおいて外部光源59のみを点滅(内部光源57は消灯のまま)させるという制御を繰り返すと、残像現象によって、補助リール窓13の中央位置よりも少し上方に「星印」の図柄STuが移動した位置に表示され、「かえる」の図柄FGは補助リール窓13のほぼ中央位置に止まったままで表示され、同じ図柄構成であっても上記「G.中央静止表示:図16」や「H.図柄FGの表示位置の移動:図1」で説明した表示のパターンとは異なるパターンで表示される(同図(a)の右端)。
【0084】
なお、外部光源59のみを点灯させるタイミングを、図柄が上限位置に位置したタイミングT1…とすると、「星印」の図柄STは補助リール窓13のほぼ上限位置に表示され、図柄が下限位置に位置する少し前のタイミングT31…とすると、「星印」の図柄STは補助リール窓13の中央位置よりも少し下方に移動した位置に表示され、図柄が下限位置に位置したタイミングとすると、「星印」の図柄STは補助リール窓13のほぼ下限位置に表示される。
【0085】
このように、「星印」の図柄STの表示位置が補助リール窓13の中央位置よりも上方または下方に移動し、「かえる」の図柄FGは中央位置に止まるため、両図柄FG、STがともに補助リール窓13の中央位置に表示される場合や、「かえる」の図柄FGのみが上下に移動表示される場合とは異なったパターンで図柄表示が実行され、さらに異なる演出状態を創出することができる。
【0086】
また、「かえる」の図柄FGの表示位置が補助リール窓13の中央位置よりも上方(または下方)に移動するように内部光源57の点灯のタイミングを制御すると同時に、「星印」の図柄STの表示位置が、「かえる」の図柄FGとは逆の補助リール窓13の中央位置よりも下方(または上方)に移動するように外部光源59の点灯のタイミングを制御することにより、さらに異なる演出状態を創出することができる。
【0087】
なお、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0088】
例えば、第1実施形態では3つの光源47、49、51を振動方向と平行に配列して照明機構43を構成し、また第2実施形態では2つの光源53、55を振動方向とほぼ直交する方向に配列して照明機構43を構成し、第3実施形態では内部光源57および外部光源59により照明機構43を構成しているが、特定の図柄の静止表示および移動表示を行う場合には、照明機構43を構成する光源の個数や配列などは任意であり、照明機構43により特定の図柄全体を照明するようにすればよい。
【0089】
一方、図柄の変形表示を行う場合には、照明機構43を複数の光源により構成すればよい。特に、複数の光源をM×N(M,Nは2以上の整数)のマトリックス配置して補助リール窓13を(M×N)個の領域に分けて照明するように構成するとともに、第1実施形態の「D.図柄の変形表示:図8、図9」や第2実施形態の「F.図柄の変形表示:図12」で説明したと同様の照明タイミング、および各照明タイミングに対応して点滅させる光源の種類や個数などを制御することで、より変化に富んだ図柄を補助リール窓13に表示させることができ、汎用性をさらに高めることができる。
【0090】
また、上記第1、第2実施形態では補助リール41の内側から特定の図柄(「かえる」図柄FG)を照明するように構成しているが、特定の図柄の照明態様についてはこれに限定されるものではなく、第1、第2実施形態において例えば補助リール41の外側から特定の図柄を照明するようにしてもよい。
【0091】
さらに、上記各実施形態では、特定の図柄(「かえる」図柄FG)の表示態様を種々に設定しているが、これらの表示態様をゲームの進行状態や音響などに合わせて変更するようにしてもよく、こうすることでゲームの面白味をさらに向上させることができる。
【0092】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、リールモータにより振動している一の特定の図柄の複数領域それぞれに対して照明光が部分的に照明されるが、照明手段による特定の図柄の照明位置が、振動する特定の図柄が上側、下側に移動したタイミングで変更されて複数領域のうちの異なる領域が照明されるため、各照明タイミングではリール窓に特定の図柄の一部のみが表示されることとなるが、振動動作に対応して照明位置を変更していることから、特定の図柄の表示部分が時間経過とともに変化し、しかも特定の図柄の端部については静止表示されているときと異なる位置に表示されることとなる。したがって、残像現象により遊技者には特定の図柄全体が視覚され、しかも特定の図柄の振動周期における複数のタイミングで照明位置を変更することにより遊技者は特定の図柄が変形したように視覚することになり、これによって、遊技者に対してゲームの面白味を与えることができ、照明位置を変更することで特定の図柄を種々の形状に変形することが可能となり、汎用性が高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるスロットマシンの第1実施形態を示す正面図である。
【図2】 図1のスロットマシンの部分拡大断面図である。
【図3】 図1のスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】 図1のスロットマシンで特定の図柄を補助リール窓の中央に表示させる方法の一例を示す図である。
【図5】 図1のスロットマシンで特定の図柄を補助リール窓の上限に表示させる方法の一例を示す図である。
【図6】 図1のスロットマシンで特定の図柄を補助リール窓内で上下に移動表示させる方法の一例を示す図である。
【図7】 図1のスロットマシンで特定の図柄を補助リール窓内で上下に移動表示させる方法の他の例を示す図である。
【図8】 図1のスロットマシンで特定の図柄を変形表示させる方法の一例を示す図である。
【図9】 図1のスロットマシンで特定の図柄を変形表示させる方法の他の例を示す図である。
【図10】 この発明にかかるスロットマシンの第2実施形態を示すブロック図である。
【図11】 第2実施形態にかかるスロットマシンで特定の図柄を補助リール窓の中央に表示させる方法の一例を示す図である。
【図12】 第2実施形態にかかるスロットマシンで特定の図柄を変形表示させる方法の一例を示す図である。
【図13】 この発明にかかるスロットマシンの第3実施形態の部分拡大断面図である。
【図14】 図13のスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
【図15】 図13のスロットマシンにおける補助リールの特定の図柄の説明図である。
【図16】 図13のスロットマシンで「かえる」および「星印」の図柄を補助リール窓の中央に表示させる方法の一例を示す図である。
【図17】 図13のスロットマシンで「かえる」の図柄のみを補助リール窓の中央よりも上方位置に表示させる方法の一例を示す図である。
【図18】 図13のスロットマシンで「星印」の図柄のみを補助リール窓の中央よりも上方位置に表示させる方法の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…スロットマシン
5…前面パネル
13…補助リール窓
17…スタートレバー(スタート手段)
19,21,23…ストップボタン(ストップ手段)
41…補助リール
43…照明機構(照明手段)
47,49,51,53,55…光源
57…内部光源(内側照明手段)
59…外部光源(外側照明手段)
191…補助リール制御手段(駆動制御手段)
195…補助リールモータ(駆動制御手段)
273…照明制御手段
A…回転方向(振動方向)
FG…「かえる」図柄(特定の図柄)
ST…「星印」の図柄
L,Li,Lo…照明光
Ps…振動周期
Claims (4)
- リールモータにより回転駆動されるリールの外周に表示された一の特定の図柄を前面パネルに設けられたリール窓に位置させることによって前記リール窓に前記特定の図柄を表示させるスロットマシンにおいて、
前記リール窓において前記リールモータを駆動制御して前記特定の図柄を所定振動周期で回転方向に振動させて前記特定の図柄を上下に移動させる駆動制御手段と、
互いに異なる領域を照明可能な光源であって、選択的に点灯させると選択点灯された光源に対応する領域のみに照明光を照射可能な光源を複数有し、各光源それぞれが点滅して前記特定の図柄の複数領域それぞれを照明する照明手段と、
振動する前記特定の図柄が上側、下側にそれぞれ移動したタイミングで前記複数領域の異なる領域を照明するように前記照明手段による前記特定の図柄に対する照明位置を変更する照明制御手段と
を備えていることを特徴とするスロットマシン。 - 前記照明手段は、前記特定の図柄の振動方向とほぼ平行に配列された前記複数領域それぞれを照明し、
前記照明制御手段は、振動する前記特定の図柄が上側、下側に移動したタイミングで少なくとも前記複数領域のうちの上側の領域、下側の領域を照明するように前記照明手段による前記特定の図柄に対する照明位置を変更することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。 - 前記照明手段は、前記特定の図柄の振動方向とほぼ直交する方向に配列された複数領域それぞれを照明し、
前記照明制御手段は、振動する前記特定の図柄が上側に移動したタイミングで前記複数領域のうちの左側の領域および右側の領域の一方を照明し、振動する前記特定の図柄が下側に移動したタイミングで前記複数領域のうちの左側の領域および右側の領域の他方を照明するように前記照明手段による前記特定の図柄に対する照明位置を変更することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。 - 前記照明手段は、M×N(M,Nは2以上の整数)のマトリックス配置された複数の光源を有しており、それらの光源が互いに異なる複数の領域をそれぞれ照明可能となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスロットマシン。
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