JP4390983B2 - コンタクトプローブ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンタクトプローブ及びその製造方法に関し、特にIC素子などの検査に用いるプローブ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
実装密度の向上及び低コスト化などが可能な表面実装型のIC素子として、現在、BGA(Ball Grid Array)型IC素子が用いられているが、このようなIC素子の検査工程に用いられる検査装置では、検査対象となるIC素子を着脱可能に保持する装着部において、IC素子の一面から突出する外部端子としての金属バンプに接離可能に接触するプローブを多数立設したものが用いられている。
【0003】
このプローブでは、多数配列された全ての金属バンプに対し適当な接触圧を安定して確保する必要がある。ところが、金属バンプのIC素子表面からの突出量は必ずしも一様ではなく、多少のばらつきが存在する。そこで、こうしたばらつきを吸収しつつ適正な接触圧が得られるようにするため、従来よりこの種のプローブには、図11に示すような弾性的に伸縮可能な構造が採られている。
【0004】
すなわち、図11に示すコンタクトプローブPは、上下両端に開口部を有する円筒状のスリーブP1と、このスリーブP1の各開口部からそれぞれ出没可能に設けられた一対の接触部P2,P3と、両接触部P2,P3に突設された両つば部P2aとP3aとの間に弾装した金属製のコイルばねP4とを有するものとなっている。
【0005】
そして、このコンタクトプローブPは、検査装置の装着部を構成する所定の保持体に多数本立設支持され、その一方の接触部は保持体から上方へと突出し、他方の接触部は検査装置に内蔵される所定の装置基板に接続されている。
【0006】
検査時には、IC素子のバンプに一方の接触部の端部を接触させることでICから一方の接触部、コイルばね及び接触部を経て装置基板に至る導通路が形成され、検査可能状態となる。この際、検査対象となるIC基板を前記コンタクトプローブに押し当て、コイルばねを縮小させた状態でコンタクトプローブとIC基板のバンプとの接触を行なえば、IC素子のバンプの高さに多少のばらつきが生じていたとしてもこれをプローブの伸縮量で吸収することができ、全てのコンタクトプローブを各バンプに適正な圧力をもって接触させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコンタクトプローブにあっては、スリーブP1と、2本の接触部P2,P3と、両接触部P2,P3の間に弾装されるコイルばねP4の合計4部材を要すると共に、各部品は個々に独立して製造する必要があるため部品コストが高く、しかもそれら部品の組み立て工程は全て人手による複雑な作業となっていたため、その製造には多くの時間を要し、高価なものとなっていた。
【0008】
本発明は、上記従来技術に着目してなされたもので、被検出対象に対し適正な接触圧をもって接触させることができると共に、容易かつ安価に製造することが可能なコンタクトプローブの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような構成を有するものとする。
【0010】
すなわち、請求項1記載の発明は、筒状をなす保持体と、この保持体の両端部に設けた一対の接触部と、前記保持体内に収納されると共に前記一対の接触部の間に介在させたばね体とを備え、前記接触部のうち少なくとも一方の接触部を保持体に対して移動可能な可動接触部とすると共に、前記可動接触部の一部を前記ばね体の付勢力によって常には外方へと突出させるようにしたコンタクトプローブにおいて、前記ばね体を、前記一対の接触部のうち少なくとも一方の接触部に一体成形した弾性構造部により構成し、前記弾性構造部は、所定の平面に沿って波状に屈曲する線状部分を、円筒状の曲面に沿って湾曲させてなることを特徴とするものである。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ばね体を前記一対の接触部の間に一体形成したものである。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記一対の接触部が、いずれも保持体に対して移動可能な可動接触部であることを特徴とするものである。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記一対の接触部のうち、一方の接触部が保持体に対して移動可能な可動接触部であり、他方の接触部が保持体に対して固定される固定接触部であることを特徴とするものである。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4いずれか記載の発明において、前記ばね体が、前記一対の接触部のうち、可動接触部に一体形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし4いずれか記載の発明において、前記ばね体が、前記一対の接触部のうち、固定接触部に一体形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6いずれか記載の発明において、前記一対の接触部及び弾性構造部が導体からなり、固定接触部が前記導体と電気的に絶縁される絶縁構造をなすことを特徴とするものである。
【0018】
請求項8記載の発明は、平板形状をなす金属板に打ち抜き加工を施すことにより一対の平板部とこの一対の平板部を連結する波形に屈曲した線状部とを形成すると共に、前記平板部及び線状部分を円柱状の周面形状に沿ってプレス成形加工とを施すことにより、前記平板部を円筒状をなす接触部とし、かつ前記線状部分を円周方向に沿って不連続な線輪形状をなすばね体として一体に構成し、前記接触部及びばね体を円筒状の保持体に収納することを特徴とするコンタクトプローブの製造方法である。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のコンタクトプローブと、該コンタクトプローブが多数設けられ、被検査対象を前記コンタクトプローブの一方の接触部に接触可能に保持する装着部と、を備えることを特徴とする検査装置である。
請求項10記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記装着部が、前記コンタクトプローブが立設される第1基板と、該第1基板上に設けられ、前記コンタクトプローブの一方の接触部に接触可能な状態に前記被検査対象を保持する第2基板と、を備えることを特徴とする検査装置である。
請求項11記載の発明は、請求項9または10に記載の発明において、前記第2基板が前記第1基板に対して上下に移動可能に設けられると共に、前記第1基板と前記第2基板との間に弾装されたばね体によって第1の基板から離間する方向に付勢されていることを特徴とする検査装置である。
【0019】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施形態におけるコンタクトプローブ1の外観構成を示す斜視図、図2は同コンタクトプローブの縦断側面図である。
【0021】
各図に示すように、この実施形態におけるコンタクトプローブ1は、両端面1a,1bにその端面形状より小径の開口部1a1,1b1をそれぞれ形成してなる円筒状のスリーブ2(保持体)と、一部がこのスリーブの各開口部1a1,1b1から突出するよう挿入された一対の接触部3,4とによりその外殻が形成される。
【0022】
前記接触部3,4は、前記開口部1a1,1b1から出没可能な円筒状の小径部3a,4aと、この小径部3a,4aより大であり、かつスリーブ2の内径より若干小なる外径を有する円筒状の大径部3b,4bとで形成されている。このため、前記両接触部3,4は、前記スリーブ2に対して出没可能に挿入される一方、大径部3b,4bと各端面1a,1bとの当接によって外方への抜脱が阻止されるようになっている。
【0023】
また、前記スリーブ2の内方には前記両接触部3,4の間においてばね体5が介在している。このばね体5は、後述の製造工程によって前記スリーブ2と一体成形されたものとなっており、スリーブ2及びばね体5を形成する素材としては、弾性変形可能な導体(金属)が用いられ、このばね体5の弾性力によって前記両接触部3,4はスリーブ2の外方へと付勢され、常には前記大径部3b,4bの端面が前記両端面1a,1bに圧接し、小径部3a,4aが開口部1a1,1b1から最大に突出した状態となる。
【0024】
上記構成を有するコンタクトプローブ1によれば、スリーブ2の両端から突出する各接触部3,4の小径部3a,4aをスリーブ2の内方へ向けて加圧、解放することによりばね体5が伸縮するため、各接触部3,4は往復移動し、コンタクトプローブ1の全長が変化する。
【0025】
次に、この実施形態における上記コンタクトプローブ1の製造方法を図3ないし図8に基づき説明する。
【0026】
このコンタクトプローブ1を構成する前記接触部3,4、ばね体5、及びスリーブ2は、いずれも図3に示すようにロール状に捲回された帯状金属板Mを素材としている。この帯状金属板は、製造ラインに設備された図外の送給装置によって所定のプレス加工工程へと繰り出され、ここで予め設定されているポンチ及びダイによって図4に示すような打ち抜き加工が順次繰り返される。ここで、図4中、3A,4A及び5Aは、前記接触部3,4及びばね体5の成形加工前の部分を、2Aはスリーブ2の成形加工前の部分(弾性構造体)をそれぞれ示しており、前記3A,4A及び5Aからなる複合部分11Aと前記スリーブの加工前の部分2Aとは交互に形成されてゆく。
【0027】
この後、上記のようにして形成された複合部分11Aと、スリーブの加工前の部分2Aとは、それぞれ図5に示すように単一の半製品として帯状金属板の他の部分から切り離される。
【0028】
図5に示す半製品において、接触部3,4の成形加工前の部分3A,4Aは、外側に位置する狭幅部3Aa,4Aaとこれより内側に位置する拡幅部3Ab,4Abとからなり、両拡幅部3Aa,4Abの間には、ばね体5の加工前の部分5Aが、波状に屈曲した線状部分(弾性構造体)によって形成されている。
【0029】
また、図6に示す半製品、すなわちスリーブ2の加工前の部分2Aは長方形形状をなし、その長手方向における寸法T2は、図5に示す半製品の両拡幅部3Ab,4Abの外端部の間の距離間隔T1以下に設定され、さらにこのスリーブ2の幅T5は、前記拡幅部3Ab,4Abの幅T3より幅広に設定されている。
【0030】
次に、図5及び図7(b)に示す前記半製品は、第2のプレス加工工程において、図7(a)に示す円柱状の成形ピン40の外周面に沿って捲きつけるようプレス加工され(図7(c)参照)、前記拡幅部3Ab,4Abは前記大径部3b,4bとなり、狭幅部3Aa,4Aaは前記小径部3a,4aとなる一方、平面に沿って波形形状をなしていた前記線状部は成形ピン40の外周面に沿って湾曲し、最終的に図2に示すような立体形状をなすばね体(弾性構造部)となる。これにより、両接触部3,4とばね体5との同時成形が完了する。
【0031】
この後、形成された接触部3,4とばね体5の一体成形品11の周囲に沿って、スリーブ2の半製品2Aを円筒状にプレス加工する。この際、円筒状に形成されたスリーブ2の両端部は、内方へと絞り込まれ、その開口部は前記小径部3a,4aと略同径かこれより僅かに大きく、しかも大径部3b,4bより小さい径を有する開口部となる。このため、一対の接触部3,4はスリーブ2内で移動可能に収納され、かつ接触部3,4の大径部3b,4bの外端が常にはばね体5によってスリーブ2の両端に圧接する、伸縮可能なコンタクトプローブ1が形成される。
【0032】
次に、上記コンタクトプローブ1の適用の一例として前述のBGA型IC素子の検査装置に適用した場合を図8ないし図11に基づき説明する。なお、図8は前記検査装置において被検査対象であるIC素子を装着する装着部を、図10は図8に示した装着部を検査装置の装置基板に装着した状態をそれぞれ示している。
【0033】
ここに示す検査装置の装着部21は、平坦な底面形状をなす第1基板22と、この第1基板22上にガイドピン23に沿って上下に移動可能に設けられた第2基板24とを備えており、第2基板24は第1基板22との間に弾装された付勢コイルばね25によって上方へと付勢され、常には前記ガイドピン23の頭部に圧接し、第1基板22の上面から浮上した状態に保持されるようになっている。
【0034】
そして、前記第1基板22には、上記コンタクトプローブ1が多数本マトリクス状に立設され、その一方の接触部3は、前記第1基板22の上面から突出可能となっており、また、他方の接触部4は第1基板22下面から突出可能となっている(図8(b)参照)。また、前記第2基板24には、各コンタクトプローブ1の一方の接触部3を挿入させ得る貫通孔24aがマトリクス状に多数形成されている。なお、図8及び図9において、27は前記装着部21に載置されたIC素子を上方から押圧するための押圧板であり、検査装置に昇降可能に保持されている。
【0035】
以上の構成を有する装着部は、図10に示すように検査装置の装置基板31上に載置・固定され、下方の接触部4が装置基板31の所定の導通部に圧接し所定の電気的接続状態が得られる。
【0036】
ここで、被検査対象であるBGA型IC素子の検査時には、前記第2基板24に形成した貫通孔24aにIC素子100の各バンプ101を挿入し(図10参照)、さらにIC素子100を押圧板27によって第2基板24と共にコイルばね25の付勢力に抗して下方へと押し下げる。これにより、前記貫通孔24a内に挿入されているバンプ101は、同貫通孔24a内に挿入されているコンタクトプローブ1の接触部に接触しつつその接触部3をスリーブ2内に押し込む。このときの接触部の移動ストロークは、前記バンプ101の適正突出量より大きく設定されているため、例え、バンプ101の突出量にばらつきが生じていたとしても、全てのバンプを接触部に確実に接触させることができる。よって、IC素子100と装置基板31との間には、バンプ101から接触部3、ばね体5、スリーブ2、及び接触部4を介して装置基板31に至る導通路が確実に形成され、検査可能な状態となる。
【0037】
なお、上記実施形態においては、コンタクトプローブ1の両端に位置する接触部3,4をスリーブ2に対して移動させ得る可動接触部としたが、その使用形態によっては、一方の接触部をスリーブに固定しても良く、さらには、スリーブに固定すべき接触部を他方の接触部とは一体に形成せず、スリーブと一体に形成しても良い。
【0038】
また、上記実施形態では、スリーブと接触部とを一体形成する場合を例にとり説明したが、スリーブとしては、予め円筒状に形成されている部材を用いても良く、さらには、スリーブを絶縁体によって構成することも可能である。
【0039】
また、本発明に係るコンタクトプローブは、BGA型IC素子の検査装置以外の検査、例えば回路基板の検査などに適用することも可能であり、特に上記実施形態に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、保持体の両端部に設けた接触部のうち、少なくとも一方の接触部を保持体に対して移動可能な可動接触部とすると共に、前記可動接触部の一部を前記ばね体の付勢力によって常には保持体より外方へと突出させるようにし、かつ前記ばね体を、前記一対の接触部のうち少なくとも一方の接触部に一体成形された弾性構造部として構成するようにしたため、被検出対象に対し適正な接触圧をもって接触部を接触させることができ、良好な検出性能を得ることができると共に、安価かつ容易に製造することが可能になる。
【0041】
また、平板形状をなす金属板に打ち抜き加工を施すことにより一対の平板部とこの一対の平板部を連結する波形に屈曲した線状部分とを形成すると共に、前記平板部及び線状部分を円柱状の周面形状に沿ってプレス成形加工を施すことにより、前記平板部を円筒状をなす接触部とし、かつ前記線状部分を円周方向に沿って不連続な線輪形状をなすばね体によって一体に構成し、前記接触部及びばね体を円筒状の保持体に収納するようにすれば、同一の素材から極めて容易に構成することができるため、コンタクトプローブの製造コストを、より一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるコンタクトプローブを示す斜視図である。
【図2】図1に示したものの縦断側面図である。
【図3】図1に示したコンタクトプローブの原材料となる金属板の供給方式を示す説明斜視図である。
【図4】図3に示した金属板にプレス加工を施した状態を示す説明平面図である。
【図5】図1に示した接触部及びばね体の半製品を示す平面図である。
【図6】図1に示したスリーブの半製品を示す平面図である。
【図7】(a)は図5に示した半製品の加工に用いる成形ピンを示す斜視図、(b)は図5に示した半製品の加工状態を示す説明斜視図、(c)は同図(a)に示したピンの周面に沿って同図(b)に示した半製品にプレス加工を施す状態を示す説明斜視図である。
【図8】本発明の実施形態におけるコンタクトプローブを適用したIC素子検査装置の装着部を示す図で、(a)は平面図を、(b)は側面図をそれぞれ示す。
【図9】図8に示したものの縦断側面図である。
【図10】図9に示したもののIC素子検査状態を示す説明縦断側面図である。
【図11】従来のコンタクトプローブを示す図であり、(a)は側面図、(b)は分解斜視図である。
【符号の説明】
1 コンタクトプローブ
2 スリーブ
3 接触部
4 接触部
5 ばね体
3A 接触部3の成形加工前の部分
3B 接触部4の成形加工前の部分
5A ばね体5の成形加工前の部分
21 検査装置におけるIC素子の装着部
22 第1基板
23 ガイドピン
24 第2基板
25 コイルばね
100 IC基板
101 バンプ
Claims (11)
- 筒状をなす保持体と、この保持体の両端部に設けた一対の接触部と、前記保持体内に収納されると共に前記一対の接触部の間に介在させたばね体とを備え、
前記接触部のうち少なくとも一方の接触部を保持体に対して移動可能な可動接触部とすると共に、前記可動接触部の一部を前記ばね体の付勢力によって常には外方へと突出させるようにしたコンタクトプローブにおいて、
前記ばね体を、前記一対の接触部のうち少なくとも一方の接触部に一体成形した弾性構造部により構成し、前記弾性構造部は、所定の平面に沿って波状に屈曲する線状部分を、円筒状の曲面に沿って湾曲させてなることを特徴とするコンタクトプローブ。 - 前記ばね体は、前記一対の接触部の間に一体形成されていることを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
- 前記一対の接触部は、いずれも保持体に対して移動可能な可動接触部であることを特徴とする請求項1または2記載のコンタクトプローブ。
- 前記一対の接触部のうち、一方の接触部が保持体に対して移動可能な可動接触部であり、他方の接触部が保持体に対して固定される固定接触部であることを特徴とする請求項1または2記載のコンタクトプローブ。
- 前記ばね体は、前記一対の接触部のうち、可動接触部に一体形成されていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のコンタクトプローブ。
- 前記ばね体は、前記一対の接触部のうち、固定接触部に一体形成されていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のコンタクトプローブ。
- 前記一対の接触部及び弾性構造部は導体からなり、前記保持体は前記導体と電気的に絶縁される絶縁構造をなすことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載のコンタクトプローブ。
- 平板形状をなす金属板に打ち抜き加工を施すことにより一対の平板部とこの一対の平板部を連結する波形に屈曲した線状部とを形成すると共に、前記平板部及び線状部分を円柱状の周面形状に沿ってプレス成形加工を施すことにより、前記平板部を円筒状をなす接触部とし、かつ前記線状部分を円周方向に沿って不連続な線輪形状をなすばね体として一体に構成し、前記接触部及びばね体を円筒状の保持体に収納することを特徴とするコンタクトプローブの製造方法。
- 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のコンタクトプローブと、
該コンタクトプローブが多数設けられ、被検査対象を前記コンタクトプローブの一方の接触部に接触可能に保持する装着部と、
を備えることを特徴とする検査装置。 - 前記装着部は、
前記コンタクトプローブが立設される第1基板と、
該第1基板上に設けられ、前記コンタクトプローブの一方の接触部に接触可能な状態に前記被検査対象を保持する第2基板と、
を備えることを特徴とする請求項9記載の検査装置。 - 前記第2基板は、前記第1基板に対して上下に移動可能に設けられると共に、前記第1基板と前記第2基板との間に弾装されたばね体によって第1の基板から離間する方向に付勢されていることを特徴とする請求項9または10記載の検査装置。
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