JP4685694B2 - コンタクトピン及び電気部品用ソケット - Google Patents

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この発明は、半導体装置等の電気部品を装着し、その検査等を行うための電気部品用ソケットなどに好適なコンタクトピン、特に、長手方向両端に配置された接触部が付勢部材により互いに離間する方向に付勢されたコンタクトピンの改良と、そのコンタクトピンを用いた電気部品用ソケットとに関する。
従来、半導体装置(以下、ICパッケージ)等の精密な電気部品を配線基板と接続して、その検査等を行うための電気部品用ソケットとして、長手方向両端に接触部が設けられ、両接触部間に配置された付勢部材により互いに離間する方向に付勢されたコンタクトピンを多数配設したものが知られている。
このような電気部品用ソケットでは、各コンタクトピンの接触部を電気部品の端子と配線基板の電極とにそれぞれ適切な接圧で接触させるために、付勢部材のバネ定数が所定の値に設定されている。ここでは、接圧が低いと接触部分の抵抗値が増加して適切な導通が図れず、一方、接圧が高すぎると電気部品の端子や配線基板の電極に損傷を与えるため好ましくない。
近年多数上市されているICパッケージとしては、端子として半田ボールが多数配置されたものが知られているが、このようなICパッケージは、その動作確認のために加熱状態の試験や常温状態で種々の試験が行われている。加熱状態の試験では、半田ボールが高温により軟化するのでコンタクトピンとの接触により、その表面が損傷を受け易くなるため、常温状態での試験に比べて、低い接圧で半田ボールに対してコンタクトピンを接触させる必要がある。
また、ICパッケージの試験に用いられる電気部品用ソケットでは、コンタクトピンの接圧はコンタクトピンの付勢部材のバネ定数に応じて得られることになるが、ソケット自体の構造や周辺機器等の制約により、ソケット毎に使用可能な接圧の範囲が限られているというのが実情であった。そのため、同一のICパッケージや、形状や端子の配置が同一のICパッケージであっても、加熱状態の試験と常温状態での試験とでは、それぞれ別の電気部品用ソケットを用いなければならず、不便であった。
そのため、少ない動作量で異なる接圧が得られるコンタクトピンが望まれている。
ところで、プリント配線板の検査装置などにおいて、収縮途中で付勢力が不連続に増加するように構成された接触子が提案されている。
例えば、下記特許文献1では、2個のバネが貫通孔内に内外に2重に設けられ、初期には1つのバネが収縮し、収縮途中から2つのバネが収縮することにより接触ピンの付勢力が増加するように構成されている。
また、下記特許文献2では、中央部に中仕切を有するバレルと、バレルの中仕切及び底面板とのそれぞれに対応した上部プランジャ部及び下部プランジャ部を一体に有するプランジャとを有し、上部プランジャ部とバレルの天井板との間に上部スプリングが収容され、下部プランジャ部と中仕切との間に下部スプリングが収容され、プランジャの先端部が測定点に押し付けられると、初期には上部スプリングが収縮し、収縮途中から上部スプリングと下部スプリングの両方が収縮することによりプランジャの付勢力が増加するように構成されている。
実開昭54−93766号公報 実開平5−19964号公報
しかしながら、このような従来の接触子を付勢する構成では、微細なコンタクトピンを簡単に構成することが困難である。即ち、上記特許文献1では、2個のバネが貫通孔内に内外に2重に設けられているため、2個のバネが互いに干渉したり、噛み込むことを確実に防止しなければならず、そのために全体として外径を細く形成し難かった。また、上記特許文献2では、バレル内部を中仕切りで区切り、更に、バレル内の中仕切の上下でプランジャの径を拡大してスプリングを圧縮できるようにしなければならず、構成が複雑で全体として細く形成することは容易でなかった。
そこで、この発明では、少ない収縮量の変化で異なる接圧の用途に共通に使用可能であると同時に、細く形成し易くて簡単な構成のコンタクトピンを提供することを課題とし、また、異なる接圧で使用可能な電気部品用ソケットを提供することを他の課題とする。
上記課題を解決する請求項1に記載のコンタクトピンは、先端に配線基板の電極と接触する接触部を有する第1の接触部材と、先端に電気部品の端子と接触する接触部を有する第2の接触部材とを長手方向両端に備え、前記第1の接触部材と第2の接触部材とがその間に配置された付勢部材により、両接触部間を互いに離間する方向に付勢されたコンタクトピンにおいて、前記付勢部材は、第1バネ定数を有する第1スプリング部と第1バネ定数より大きい第2バネ定数を有する第2スプリング部とがストッパ部を挟んで前記長手方向に並んで設けられ、前記第1及び第2の接触部材の一方には、前記ストッパ部に向けて突出した押圧部が設けられ、前記両接触部間を接近させてゆくと、まず、主として前記第1スプリング部が収縮し、前記両接触部間が所定距離となり、前記押圧部が前記ストッパ部に当接した後は、前記第2スプリング部のみが収縮することを特徴とする。
請求項2に記載のコンタクトピンは、請求項1に記載の構成に加え、前記第1スプリング部と第2スプリング部は、同一線材により異なる巻径で形成され、前記ストッパ部は前記巻径の変化部位により構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のコンタクトピンは、請求項2に記載の構成に加え、前記ストッパ部は、隣接する前記線材に対して密着巻きとなるように形成されたことを特徴とする。
請求項4に記載のコンタクトピンは、請求項1乃至3に記載の構成に加え、前記押圧部は、前記第1スプリング部の中空部に挿入されていることを特徴とする。
請求項5に記載のコンタクトピンは、請求項1乃至3に記載の構成に加え、前記第1プランジャには、筒状の筒状部が形成され、また、前記第2プランジャには、略円柱状の基部が形成されており、該基部が前記筒状部内に摺動可能に接触した状態で配設されたことを特徴とする。
請求項6に記載の電気部品用ソケットは、前記配線基板上に配置されるソケット本体に請求項1乃至5に記載のコンタクトピンが配設されていることを特徴とする。
請求項1に記載のコンタクトピンによれば、第1及び第2の接触部材を付勢する付勢部材に第1バネ定数を有する第1スプリング部と第1バネ定数より大きい第2バネ定数を有する第2スプリング部とがストッパ部を挟んで設けられ、第1及び第2の接触部材の一方にストッパ部に向けて突出した押圧部が設けられ、両接触部間を接近させると、所定距離で押圧部がストッパ部に当接するように構成されているので、付勢部材の収縮時に所定距離までは主として第1スプリング部が収縮し、所定距離より更に接近させると第2スプリング部のみが収縮する。そのため、所定距離を境に付勢部材に発生する力の大きさを変化させることが可能であり、配線基板の電極や電気部品の端子との接圧を顕著に異ならせることができ、同一のコンタクトピンを収縮量の変化を小さく抑えて異なる接圧範囲に使用することが可能である。
その際、第1スプリング部と第2スプリング部とが、ストッパ部を挟んで長手方向に一体に連結されているので、両スプリング部が径方向(水平方向)に重なることがなく、細く形成しても互いに干渉したり噛合することがない。また、第1及び第2スプリング部と一体に形成されたストッパ部を第1又は第2の接触部材に突出して設けられた押圧部で押圧するので、付勢部材に発生する力の大きさを変化させるための構成を単純化し易いと共にコンタクトピンを細く形成し易い。
その結果、少ない収縮量の変化で異なる接圧の用途に共通に使用可能なコンタクトピンをより細く簡単に形成することが可能である。
請求項2に記載のコンタクトピンによれば、第1スプリング部と第2スプリング部が同一線材により形成されているので、複数の材料で別々に加工して組立てる必要がなく、しかも、第1スプリング部と第2スプリング部とが異なる巻径で形成されて、その巻径の変化部位をストッパ部としているので、付勢部材の製造が容易である。
請求項3に記載の発明によれば、ストッパ部を形成する隣接した線材の巻回幅(間隔)を、密着巻きとしたので、ストッパ部全体の剛性を高め、確実に押圧部を受け止めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、押圧部が第1スプリング部の中空部に配置されているので、押圧部を配置するための特別なスペースが不要であり、コンタクトピンを細く形成し易い。
請求項5に記載の発明によれば、第1プランジャには筒状の筒状部を形成し、また、第2プランジャには、円柱状の基部を形成し、更に、基部を筒状部内に摺動可能に接触した状態で配設したことにより、第1プランジャと第2プランジャとが接近するとき、基部が筒状部によって案内され、基部の先端に形成された押圧部が第1コイルスプリング部内の中心に沿うように移動できる。
請求項6に記載の電気部品用ソケットによれば、ソケット本体に配置されるコンタクトピンが、少ない収縮量の変化で異なる接圧の用途に共通に使用できるものであるので、電気部品の端子の配置ピッチや形状が共通であれば、異なる接圧が要求される場合でも、収縮量を少量だけ増加させることで、同一の電気部品用ソケットを共通に使用することが可能である。しかも、コンタクトピンがより細く形成可能なものであるので、ICパッケージのように、端子の配置ピッチが微細な電気部品に使用することが可能であり、例えばICパッケージの常温試験と加熱試験に共通に使用可能な電気部品用ソケットを提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図を用いて説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図4は、この実施の形態1を示す。
図において、符号10は電気部品用ソケットとしてのICソケットであり、図1及び図2に示すように、配線基板としてのプリント基板11上に固定され、上部に電気部品としてのICパッケージ13が装着されて、プリント基板11の電極12とICパッケージ13の端子としての半田ボール14とを電気的に接続するように構成されており、この実施の形態1ではICパッケージ13の試験装置を示している。
このICソケット10は、アダプター部材15及びこのアダプター部材15に固定されたベース部材17からなるソケット本体19と、このソケット本体19にマトリックス状に配置されて、ソケット本体19を縦方向に貫通して配設された多数のコンタクトピン21とを備えている。ソケット本体19はアダプター部材15とベース部材17とが固定螺子16により固定された状態で、位置決めピン18によりプリント基板11上に位置決めされている。なお、ベース部材17上にはICパッケージ13を収容して上下動可能な移動板としてのフローティングプレートが設けられているが、図1及び図2では図示が省略されている。
この実施の形態では、ICパッケージ13の半田ボール14の配置ピッチとプリント基板11の半田ボール14と電気的に接続される電極12の配置ピッチとは同一となっており、コンタクトピン21の配置ピッチはこれらの配置ピッチと同一となっている。そのため、例えば各コンタクトピン21は直径が0.45mm以下の極めて細い外形を有している。
各コンタクトピン21は、図3(a)、(b)に示すように、長手方向の軸線Lに沿って、先端にプリント基板11の電極12と接触する接触部23aを有する第1の接触部材としての第1プランジャ23と、先端にICパッケージ13の半田ボール14と接触する接触部25aを有する第2の接触部材としての第2プランジャ25と、第1プランジャ23と第2プランジャ25とを軸線Lに沿って互いに離間する方向に付勢する付勢部材27とを備えている。
第1プランジャ23は、図3(a)、(b)に示されるように、先端に接触部23aを有する略円筒状の突出部23bと、この突出部23bと一体に形成されて第2プランジャ25側に延び、突出部23bの外形より大きい外形を有する略円筒状の筒状部23cとを有している。筒状部23cは、内部に付勢部材27が収容されており、接触部23a側の端部には、図3(c)に示すように、付勢部材27の下端部を係止する板状の支持部23eが設けられている。
この第1プランジャ23では、突出部23bはアダプター部材15の貫通孔15aに摺動可能に挿通されており、筒状部23cの外形端部23dがアダプター部材15の内側端部15bに当接することにより、プリント基板11側となる外側への移動が規制されている。即ち、この当接状態では、図3(a)に示されるように、接触部23aがアダプター部材15より外側へ突出した状態となる。また、第1プランジャ23の筒状部23cの開口端部側はベース部材17の貫通孔17aに摺動可能に挿入されている。
第2プランジャ25は、図3(a)、(b)に示されるように、先端に接触部25aを有する略円柱状の突出部25bと、第1プランジャ23の筒状部23c内に摺動可能に接触した状態で収容された略円柱状の基部25cと、突出部25bと基部25cとの間に設けられ、突出部25bの外形より大きく、第1プランジャ23の筒状部23cと略同一の外形を有する拡大部25dとを一体に有している。
この第2プランジャ25では、基部25c及び拡大部25dはベース部材17の貫通孔17a内に移動可能に収容されており、拡大部25dが貫通孔17a内の段差縮径部17bに当接することにより、ICパッケージ13側となる外側への移動が規制されている。接触部25aは、ベース部材17から突出し、ICパッケージ13の半田ボール14を収容可能なフローティングプレート20の貫通孔20a内に収容されている。
また、第2プランジャ25の基部25cの第1プランジャ23側の端部には、付勢部材27の上端部を係止する受け部29が設けられ、この受け部29から軸線Lに沿って第1プランジャ23の接触部23a側に突出して付勢部材27を押圧する円柱状の押圧部31が設けられている。
付勢部材27は、図4に示すように、軸線Lに沿って、第2プランジャ25の受け部29側に配置される第1コイルスプリング部33と、第1プランジャ23の支持部23e側に配置される第2コイルスプリング部35と、第1コイルスプリング部33と第2コイルスプリング部35との間の連結部分に形成されたストッパ部37とを備えている。
この実施の形態1では、第1コイルスプリング部33及び第2コイルスプリング部35並びにストッパ部37は金属材料からなる同一の線材27aから巻径を異ならせて一体に連続して形成されている。第1コイルスプリング部33は、第2プランジャ25の受け部29より小さい外径を有すると共に押圧部31より大きい内径を有し、軸線Lに対して略一定の勾配及び一定の巻径で線材27aがコイル状に巻回されて形成されている。
第2コイルスプリング部35は、第1コイルスプリング部33及び押圧部31より小さい外径を有し、軸線Lに対して略一定の勾配及び一定の巻径で線材27aがコイル状に巻回されて形成されている。ここでは、第1コイルスプリング部33だけを伸縮する際のバネ定数である第1バネ定数と、第2コイルスプリング部35だけを伸縮する際のバネ定数である第2バネ定数とは異なっており、第1バネ定数より第2バネ定数が大きく形成されている。
ストッパ部37は、第1コイルスプリング部33の巻径が押圧部31の先端が当接可能な巻径に縮径されて形成されており、ここでは、第1コイルスプリング部33の巻径が第2コイルスプリング部35の巻径に変化する部位からなっている。また、このストッパ部37では、隣接した線材に対して密着巻きとされている。この密着とは、この発明では隣接する線材が近接しているものの、接触はしていないことを意味している。
この付勢部材27では、第2プランジャ25の押圧部31がストッパ部37に向けて突出した状態で、第1コイルスプリング部33の中空部33a内に収容配置されている。なお、中空部33aとは、図4に示すように、第1コイルスプリング部33の内側であって、第1コイルスプリング部33の上端部と、第1コイルスプリング部33の下端部(ストッパ部37の上端面)とで囲まれている空間部分である。この押圧部31は、コンタクトピン21がソケット本体19に装着された状態で、第1コイルスプリング部33の全長Z1より短い全長Z2となっており、図3(a)に示されるように、押圧部31の先端とストッパ部37との間が離間している。
このような構成のコンタクトピン21を備えたICソケット10を使用してICパッケージを試験するには、まず、図3(a)に示されるように、多数のコンタクトピン21をそれぞれソケット本体19に装着し、第1プランジャ23の接触部23aを下方に突出させると共に、第2プランジャ25の接触部25aをフローティングプレート20の貫通孔20aに臨ませた状態で配置する。
このICソケット10をプリント基板11に位置決め固定すると、第1プランジャ23の接触部23aがプリント基板11の電極12に接触し、コンタクトピン21は収縮する。
一方、ICパッケージ13をフローティングプレート20に収容すると、半田ボール14が貫通孔20aに連通する凹部20b内に収容され、その状態でフローティングプレート20を下降させると、半田ボール14に第2プランジャ25の接触部25aが接触する。更にフローティングプレート20を下降させると、第2プランジャ25が下降することで、コンタクトピン21が更に収縮する。
また、上記押圧部31の先端の側縁を面取りしてR形状としておけば、第1コイルスプリング部33が収縮する際に、押圧部31の先端が第1コイルスプリング部33に引掛ることがなく、よりスムースな下降が実現できる。
これにより、プリント基板11の電極12とICパッケージ13の半田ボール14との間で、それぞれ第1プランジャ23の接触部23aと第2プランジャ25の接触部25aとが互いに近づく方向に変位されて、両接触部23a、25a間が接近する。そのため、第1プランジャ23の支持部23eと第2プランジャ25の受け部29との間で、第1コイルスプリング部33及び第2コイルスプリング部35が収縮する。
その際、上述した2つのコイルスプリング部33、35のバネ定数の大小関係により、主として第1コイルスプリング部33が収縮することになる。
そして、この第1コイルスプリング部33及び第2コイルスプリング部35から得られる付勢力により、各接触部23a、25aがそれぞれプリント基板11の電極12とICパッケージ13の半田ボール14とに所定の接圧で接触させて試験を実施することができる。
このとき、加熱状態の試験では、装着された状態における第1コイルスプリング部33の全長Z1と押圧部31の全長Z2との差より収縮量が小さくなるように、フローティングプレート20の下降量やICパッケージ13を下降させるための周辺機器の下降量などを予め設定しておく。
そのため、第1コイルスプリング部33及び第2コイルスプリング部35の収縮による付勢力の和、主として第1コイルスプリングの第1バネ定数に従った付勢力で、各接触部23a、25aを、それぞれ電極12と半田ボール14とに穏やかな接圧で接触させることができ、加熱された半田ボール14に対する損傷を防止して加熱状態の試験を実施することができる。
一方、このICソケット10を使用して、ICパッケージ13を常温状態で試験する場合には、半田ボール14の軟化が起こり難い点を考慮して、付勢部材27の収縮量が第1コイルスプリング部33の全長Z1と押圧部31の全長Z2との差より大きくなるように、フローティングプレート20の下降量やICパッケージ13を下降させるための周辺機器の下降量などを予め設定しておく。
これにより、付勢部材27の収縮時には、まず、主として第1コイルスプリング部33が圧縮されて変位することで、電極12と半田ボール14との間で第1プランジャ23の接触部23aと第2プランジャ25の接触部25aとが互いに近づく方向に変位し、両接触部23a、25a間が所定距離に達した時点で、第1コイルスプリング部33の収縮量が第1コイルスプリング部33の全長Z1と押圧部31の全長Z2との差Z3と等しくなり、この時点で押圧部31がストッパ部37に当接する。このとき、第1コイルスプリング部33だけでなく、第2コイルスプリング部35も若干収縮している。
その後、フローティングプレート20と共に第2プランジャ25を更に下降させて両接触部23a、25a間を更に接近させると、図3(b)に示すように、第1コイルスプリング部33が一定の収縮状態で維持されたままで、第1プランジャ23の支持部23eと第2プランジャ25の押圧部31との間で、第2コイルスプリング部35のみが収縮してゆく。
これにより、押圧部31がストッパ部37に当接するまでの付勢力と、押圧部31がストッパ部37に当接した後の第2コイルスプリング部35の収縮により第2バネ定数に基づいて生じたより大きい付勢力とを合わせた付勢力で、第1プランジャ23の接触部23aと第2プランジャ25の接触部25aとを、それぞれ電極12と半田ボール14とに上述した加熱状態の試験時に比べて強い接圧で接触させることができ、この接圧で常温状態の試験を実施することができる。
このとき、第2コイルスプリング部35の第2バネ定数が、第1コイルスプリング部33の第1バネ定数より大きいため、コンタクトピン21に対して加熱試験時に比べて付勢部材27の収縮量の増加割合より格段に大きな接触圧力を発生させて試験を実施することができる。
以上のようなコンタクトピン21によれば、付勢部材27に第1バネ定数を有する第1コイルスプリング部33と第1バネ定数より大きい第2バネ定数を有する第2コイルスプリング部35とがストッパ部37を挟んで設けられ、第2プランジャ25にストッパ部37に向けて突出した押圧部31が設けられ、両接触部23a、25a間が所定の距離となったときに押圧部31がストッパ部37に当接するように構成されているので、所定距離を境にしてコンタクトピン21に発生する半田ボール14を押圧する力の大きさを変化させることが可能であり、プリント基板11の電極12やICパッケージ13の半田ボール14との接圧を顕著に異ならせることができる。そのため、両接触部23a、25a間が所定距離より大きい範囲(接触部25aに半田ボール14が圧接されていない状態から押圧部31の先端がストッパ部37に当接するまでの範囲)では接圧の変化を小さくでき、所定距離より小さくなった場合には少ない収縮量で接圧を大きく変化させることができ、同一のコンタクトピン21を、収縮量の変化を小さく抑えて異なる接圧範囲に使用することが可能である。
その際、第1コイルスプリング部33と第2コイルスプリング部35とが、ストッパ部37を挟んで長手方向に連結されているので、両コイルスプリング部33、35が径方向に重なることがないため、コンタクトピン21を細く形成しても第1及び第2コイルスプリング部33、35が互いに干渉したり噛合することがなく、ファインピッチのICパッケージ13を検査し得るICソケット10を容易に実現することができる。また、第1及び第2コイルスプリング部33、35に一体に形成されたストッパ部37を第2プランジャ25に突出して設けられた押圧部31で押圧する構成としたことで、付勢部材27のバネ定数を所定位置で変化させるための構成を単純化し易いと共にコンタクトピン21を細く形成し易い。
そのため、異なる接圧を得易くて異なる用途に共通に使用可能なコンタクトピンを、細くしかも簡単に形成することが可能である。
ここでは、第1及び第2コイルスプリング部33、35並びにストッパ部37が、同一線材27aを一体に巻回して形成されているので、これらを複数の材料で別々に加工して組立てる必要がなく、付勢部材27の製造が容易である。
また、第1コイルスプリング部33と第2コイルスプリング部35とが異なる巻径で形成され、この巻径の変化部位をストッパ部37としているので、ストッパ部37の構成が簡単であり、付勢部材27の製造がより容易である。
しかも、ストッパ部37を形成する隣接した線材の巻回幅(間隔)を、密着巻きとしたので、ストッパ部37全体の剛性を高め、確実に押圧部31を受け止めることができる。
更に、押圧部31が第1コイルスプリング部33の中空部27b内に配置されているので、押圧部31を配置するためにコイルスプリング外に特別にスペースを設ける必要もなく、コンタクトピン21をより細く形成し易い。
また、第1プランジャ23に筒状の筒状部23cを形成すると共に、第2プランジャに25に円柱状の基部25cを形成し、更に、基部25cを筒状部23c内に摺動可能に接触した状態で配設したので、第1プランジャ23と第2プランジャ25とが接近する際、基部25cが筒状部23cによって案内され、基部23cの先端に形成された押圧部31が第1コイルスプリング部33内の中心に沿うように移動できる。
そして、このようなコンタクトピン21を用いたICソケット10によれば、プリント基板11の電極12とICパッケージ13の半田ボール14とを電気的に接続するコンタクトピン21が、少ない収縮量で接圧を大きく変化させて使用可能であるため、ICパッケージ13の半田ボール14の配置ピッチや形状が共通であれば、異なる接圧が要求される場合であっても、僅かに収縮量を増加させるだけで、同一のICソケット10を共通に使用することが可能である。
しかも、各コンタクトピン21がより細く形成できるものであるので、半田ボール14の配置ピッチが微細なICパッケージ13に好適に使用することが可能である。
なお、上記実施の形態は、この発明の範囲内において適宜変更可能であり、例えば、上記実施の形態では、付勢部材27の第1コイルスプリング部33より第2コイルスプリング部35を小径の巻径に形成したが、第2コイルスプリング部35の巻径を第1コイルスプリング部33の巻径と同じに形成しておき、第2コイルスプリング部35の巻き数を第1コイルスプリング部33の巻き数よりも増やし、密とする巻き方(密着巻き)や、第1コイルスプリング部33の巻径より第2コイルスプリング部35の巻径を大きく形成した場合には、第1コイルスプリング部33を形成する線材の径よりも、第2コイルスプリング部35を形成する線材の径を太くしておくことにより、第1コイルスプリング部33のバネ定数を第2コイルスプリング部35のバネ定数より小さくすることも可能である。その場合、ストッパ部37だけを縮径させて設けてもよい。
また、ストッパ部37の巻径は一定に縮径していてもよく、第1コイルスプリング部33の巻径より小さく、第2コイルスプリング部35の巻径より大きい範囲で縮径したり拡径したりを繰り返しながら巻回されていてもよい。なお、ストッパ部37付近を、図4に示すような、軸線L(図3参照)に対して勾配が一定ではないような巻回し状態としておけば、ストッパ部37の剛性が向上し、ストッパ部37としてより好適に機能する。
更に、上記では、押圧部31を第2プランジャ25に設けたが、これとは逆に第1プランジャ23に設けることも可能である。
[発明の実施の形態2]
図6は実施の形態2のコンタクトピン21を示す。
この実施の形態2のコンタクトピン21は、上記付勢部材27とは構成が異なる付勢部材41を用いる他は、実施の形態1と同様に構成されている。
この付勢部材41は、第1バネ定数を有する第1コイルスプリング部43と、第1バネ定数より大きい第2バネ定数を有する第2コイルスプリング部45とが、ストッパ部47を挟んで軸線Lに沿って一体的に動作するように形成されている。
ここでは、第1コイルスプリング部43と第2コイルスプリング部45とがそれぞれ異なる線材を、同一の巻径で巻回して第1コイルスプリング部43よりも第2コイルスプリング部45のバネ定数の方が大となるように形成されており、これらが別部材の板状体からなるストッパ部47に端部で固定されている。
このような付勢部材41を用いても、実施の形態1と同様に、第1プランジャ23の接触部23aと第2プランジャ25の接触部25a間を接近させると、まず、第1コイルスプリング部43が主として収縮し、両接触部23a、25aが所定距離に達すると押圧部31がストッパ部47に当接し、その所定距離より接近させると第2スプリング部45のみが収縮するように動作可能である。
そのため、このような構成の付勢部材41を用いたコンタクトピン21であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施例として、実施の形態1に示すICソケット10を使用し、比較例として、第1コイルスプリング部33と同一のバネ定数を有し、付勢部材27の全長に相当する長さを一定の勾配で同一線材が巻回された付勢部材を用いてコンタクトピンを構成する他は、実施の形態1と同様のICソケットを使用し、第1プランジャ23の接触部23aの位置を一定にして、第2プランジャ25の接触部25aのストローク量と、接触部25aと半田ボール14との接圧の関係を測定した。
結果を図5に示す。図中、Aは実施例による変化を示し、Bは比較例による変化を示している。
このとき、ストローク量がS1より小さいときには、A(実施例)では主に第1バネ定数を有する第1コイルスプリング部33が収縮するため、B(比較例)と略同一の直線的な変化を示した。
加熱状態の試験でP1以下の穏やかな接圧で接触させる場合、実施例及び比較例とも略同一ストローク量で実施することができた。
次に、常温状態の試験で接圧をP1より大きくしてP2とする場合、比較例では第1バネ定数に基づいてストローク量をS3とする必要があった。しかし、ICソケット10のフローティングプレート20や周辺装置の移動量がS3より少ないため、常温状態での試験を行うことができず、別のICソケットを用いて試験を実施しなければならなかった。
一方、本実施例では、ストローク量S1において押圧部31がストッパ部37に当接し、その後は第2コイルスプリング部35だけが収縮するため第2バネ定数に基づいて付勢力が生じる。そのため、ストローク量がS3より遙かに少ないS2の状態でも接圧P2を得ることが可能となり、同一のICソケット10により常温状態での試験を行うことができた。
この発明の実施の形態1のICソケットの平面図である。 図1のICソケットの一部を断面で示す側面図である。 図1のICソケットのコンタクトピンの拡大縦断面図であり、ICパッケージを装着しない状態を示す。 図1のICソケットのコンタクトピンの拡大縦断面図であり、ICパッケージを装着して常温状態での試験に使用する状態を示す。 図1の第1プランジャの筒状部の接触部23a側の端部を示す部分拡大図である。 図3のコンタクトピンのコイルスプリングを示す縦断面図である。 実施例の結果を示すグラフである。 この発明の実施の形態2のコンタクトピンの部分拡大図である。
符号の説明
L 軸線
10 ICソケット(電気部品用ソケット)
11 プリント基板(配線基板)
12 電極
13 ICパッケージ(電気部品)
14 半田ボール(端子)
19 ソケット本体
21 コンタクトピン
23 第1プランジャ(第1の接触部材)
23a 接触部
25 第2プランジャ(第2の接触部材)
25a 接触部
27 付勢部材
27a 線材
27b 中空部
31 押圧部
33 第1コイルスプリング部
35 第2コイルスプリング部
37 ストッパ部

Claims (6)

  1. 先端に配線基板の電極と接触する接触部を有する第1の接触部材と、先端に電気部品の端子と接触する接触部を有する第2の接触部材とを長手方向両端に備え、前記第1の接触部材と前記第2の接触部材とがその間に配置された付勢部材により、両接触部間を互いに離間する方向に付勢されたコンタクトピンにおいて、
    前記付勢部材は、第1バネ定数を有する第1スプリング部と第1バネ定数より大きい第2バネ定数を有する第2スプリング部とがストッパ部を挟んで前記長手方向に並んで設けられ、
    前記第1及び第2の接触部材の一方には、前記ストッパ部に向けて突出した押圧部が設けられ、
    前記両接触部間を接近させてゆくと、まず、主として前記第1スプリング部が収縮し、前記両接触部間が所定距離となり、前記押圧部が前記ストッパ部に当接した後は、前記第2スプリング部のみが収縮することを特徴とするコンタクトピン。
  2. 前記第1スプリング部と第2スプリング部は、同一線材により異なる巻径で形成され、前記ストッパ部は前記巻径の変化部位により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトピン。
  3. 前記ストッパ部は、隣接する前記線材に対して密着巻きとなるように形成されたことを特徴とする請求項2に記載のコンタクトピン。
  4. 前記押圧部は、前記第1スプリング部の中空部に挿入されていることを特徴とする請求項1乃至3に記載のコンタクトピン。
  5. 前記第1プランジャには、筒状の筒状部が形成され、また、前記第2プランジャには、略円柱状の基部が形成されており、該基部が前記筒状部内に摺動可能に接触した状態で配設されたことを特徴とする請求項1乃至4に記載のコンタクトピン。
  6. 前記配線基板上に配置されるソケット本体に、請求項1乃至5に記載のコンタクトピンが配設されていることを特徴とする電気部品用ソケット。
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