JP4390370B2 - 機器収納箱 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、光配線盤、通信機器収納盤、分電盤、配電盤、制御盤等の機器を収納するための機器収納箱の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5及び図6に示すように機器収納箱21は、壁面への取付面となる平板状の背面板22の全周にわたって側面板23が一体に形成されて前面に開口部24を有する本体25と、本体25の開口部24を被覆する扉体26とで構成している。扉体26は本体25の開口部24を開閉可能に蝶番27を介して取り付けられ、蝶番27は扉体側蝶番28と本体側蝶番29と蝶番ピン30とで構成している。扉体側蝶番28は扉体26の一側縁に設けられ、扉体側蝶番28と対向する本体25の側面板23に本体側蝶番29が設けられ、扉体側蝶番28のピン挿通孔28aと本体側蝶番29のピン挿通孔29aとを一直線上に配置した状態で夫々のピン挿通孔28a,29aに一端に折曲部30aを有する略L字状の蝶番ピン30が挿通され、扉体側蝶番28の近傍に形成した抜け防止片31に蝶番ピン30が抜ける方向に折曲部30aが当接して抜け落ちないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の機器収納箱は本体の前面しか開口していないため、機器収納箱の内部に取り付けられた各種機器へ配線する際に作業スペースが狭く、配線作業がしづらいという欠点があった。また、本体の背面板と側面板が一体に形成されているために大型の機器収納箱を設置しようとすると非常に重量があり、設置作業が困難であるという欠点があった。また、例えば、本体の上面から入線するために本体の上部に電線の固定部材を配置した機器収納箱において、本体の下面から入線を行いたい場合は機器収納箱全体を上下反転させて設置しなければならないという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記従来の機器収納箱の問題点に鑑み、本発明の目的は、機器収納箱の内部に取り付けられた各種機器への配線作業が非常にしやすく、配線の入出線方向が容易に変更でき、機器収納箱の設置が容易にできる機器収納箱を提供するもので、その構造は、前面及び背面を開口した本体と、各種機器が配設されて本体の背面開口部を被覆するとともに壁面に固定して設置される背面板と、本体の前面開口部を被覆する扉体とから成る機器収納箱であって、扉体の一側縁に本体と扉体とを着脱可能にする蝶番を設け、背面板の一側縁に背面板と本体とを着脱可能にする蝶番を設け、背面板に対して本体を開閉可能にするとともに本体に対して扉体を開閉可能にしたことである。
【0005】
また、背面板を上下反転させて本体と着脱可能にしたことである。
【0006】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の機器収納箱によれば、前面及び背面を開口した本体と、各種機器が配設されて本体の背面開口部を被覆するとともに壁面に固定して設置される背面板と、本体の前面開口部を被覆する扉体とから成る機器収納箱であって、扉体の一側縁に本体と扉体とを着脱可能にする蝶番を設け、背面板の一側縁に背面板と本体とを着脱可能にする蝶番を設け、背面板に対して本体を開閉可能にするとともに本体に対して扉体を開閉可能にしたことにより、背面板から本体を開閉自在にすることができ、又は背面板から本体を完全に着脱することができ、側面板が邪魔にならないので機器収納箱の内部に取り付けられた各種機器への配線作業が非常にしやすく、背面板と本体と扉体を分離することができるので機器収納箱の設置が容易にできる。
【0007】
請求項2に記載の機器収納箱によれば、背面板を上下反転させて本体と着脱可能にしたことにより、配線の入出線方向を容易に変更することができる。
【0008】
【実施例】
本発明に係る機器収納箱の一実施例を図1〜図4の添付図面に基づいて説明する。
【0009】
機器収納箱1は前面及び背面を開口した本体2と、本体2の背面開口部2aを被覆する背面板3と、本体2の前面開口部2bを被覆する扉体4とで構成している。背面板3は本体2の背面開口部2aを被覆するように第一の蝶番5を介して取り付けられ、第一の蝶番5は背面板側蝶番6と本体背面側蝶番7と蝶番ピン8とで構成している。背面板側蝶番6は背面板3の左右両側縁に設けられ、背面板側蝶番6と対向する本体2の背面開口部2a近傍の一側縁に本体背面側蝶番7が設けられ、背面板側蝶番6のピン挿通孔6aと本体背面側蝶番7のピン挿通孔7aとを一直線上に配置した状態で夫々のピン挿通孔6a,7aに一端に折曲部8aを有する略L字状の蝶番ピン8が挿通され、背面板側蝶番6の近傍に形成した抜け防止片9に蝶番ピン8が抜ける方向に折曲部8aが当接して抜け落ちないようにしている。本体2の可動側は舌片10が形成され、舌片10の螺子挿通孔11に螺子を挿通させて背面板3の螺孔12に螺着固定する。
【0010】
扉体4は本体2の前面開口部2bを被覆するように第二の蝶番13を介して取り付けられ、第二の蝶番13は扉体側蝶番14と本体前面側蝶番15と蝶番ピン16とで構成している。扉体側蝶番14は扉体4の一側縁に設けられ、扉体側蝶番14と対向する本体2の前面開口部2b近傍に本体前面側蝶番15が設けられ、扉体側蝶番14のピン挿通孔14aと本体前面側蝶番15のピン挿通孔15aとを一直線上に配置した状態で夫々のピン挿通孔14a,15aに一端に折曲部16aを有する略L字状の蝶番ピン16が挿通され、扉体側蝶番14の近傍に形成した抜け防止片17に蝶番ピン16が抜ける方向に折曲部16aが当接して抜け落ちないようにしている。扉体4の可動側には平面ハンドル18等が設けられ、扉体4の閉塞時に平面ハンドル18により扉体4を本体2に固定している。
【0011】
機器収納箱1の設置方法について説明する。まず、機器収納箱1を背面板3と本体2と扉体4とに分離し、背面板3に各種機器を配設する。次に背面板3を壁面にボルトとナット等により固定する。各種機器は背面板3から露出し、全周にわたって開放されているため、各種機器への配線を容易にすることができる。配線が完了したら背面板3の左右両側縁の第一の蝶番5を介して本体2を開閉可能に固定する。本体2の可動側は舌片10に螺子を挿通させて背面板3の螺孔12に螺着固定する。それから、本体2の前面側に第二の蝶番13を介して扉体4を開閉可能に取り付ける。扉体4の可動側は平面ハンドル18により本体2に固定する。
【0012】
また、機器収納箱1の配線の変更や機器の増設をする場合等は、背面板3と本体2とを固定する螺子を取り外し、背面板3から本体2を第一の蝶番5により開閉可能にした状態で作業を行うことができる。本体2の一方は第一の蝶番5により背面板3に固定されているため、配線作業時に本体2を別の場所に置く必要がない。また、配線完了後の本体2の取り付け時は本体2を閉塞して螺着するだけなので簡単である。尚、第一の蝶番5の蝶番ピン8を引き抜いて本体2を背面板3から完全に取り外した状態で作業を行っても良い。
【0013】
機器収納箱1の入出線方向を変更する場合は、背面板3から本体2を完全に取り外し、背面板3だけを上下反転させて壁面に固定する。背面板3には背面板側蝶番6が左右両側縁に設けられているため、背面板3を上下反転させても本体2を取り付けることができる。また、本体2の可動側は舌片10の螺子挿通孔11に螺子を挿通させて背面板3の螺孔12に螺着固定する。本体2は上下反転させなくても良いため、本体2の内面にアース端子等の部品が設けられていて本体2は上下反転させたくない場合に対応することができる。
【0014】
尚、本実施例において、第一の蝶番及び第二の蝶番の構造について限定はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る機器収納箱は、前面及び背面を開口した本体と、各種機器が配設されて本体の背面開口部を被覆するとともに壁面に固定して設置される背面板と、本体の前面開口部を被覆する扉体とから成る機器収納箱であって、扉体の一側縁に本体と扉体とを着脱可能にする蝶番を設け、背面板の一側縁に背面板と本体とを着脱可能にする蝶番を設け、背面板に対して本体を開閉可能にするとともに本体に対して扉体を開閉可能にしたことにより、背面板から本体を開閉自在にすることができ、又は背面板から本体を完全に着脱することができ、側面板が邪魔にならないので機器収納箱の内部に取り付けられた各種機器への配線作業が非常にしやすく、背面板と本体と扉体を分離することで各部品が軽くなるので機器収納箱の設置が容易にできるという優れた効果がある。
【0016】
また、背面板を上下反転させて本体と着脱可能にしたことにより、配線の入出線方向を容易に変更することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器収納箱を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る機器収納箱を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る第一の蝶番部分を示す正面図である。
【図4】本発明に係る第二の蝶番部分を示す正面図である。
【図5】従来の機器収納箱を示す斜視図である。
【図6】従来の蝶番部分を示す正面図である。
【符号の説明】
1 機器収納箱
2 本体
2a 背面開口部
2b 前面開口部
3 背面板
4 扉体
5 第一の蝶番
6 背面板側蝶番
6a ピン挿通孔
7 本体背面側蝶番
7a ピン挿通孔
8 蝶番ピン
8a 折曲部
9 抜け防止片
10 舌片
11 螺子挿通孔
12 螺孔
13 第二の蝶番
14 扉体側蝶番
14a ピン挿通孔
15 本体前面側蝶番
15a ピン挿通孔
16 蝶番ピン
16a 折曲部
17 抜け防止片
18 平面ハンドル
Claims (2)
- 前面及び背面を開口した本体と、各種機器が配設されて前記本体の背面開口部を被覆するとともに壁面に固定して設置される背面板と、前記本体の前面開口部を被覆する扉体とから成る機器収納箱であって、前記扉体の一側縁に前記本体と前記扉体とを着脱可能にする蝶番を設け、前記背面板の一側縁に前記背面板と前記本体とを着脱可能にする蝶番を設け、前記背面板に対して前記本体を開閉可能にするとともに前記本体に対して前記扉体を開閉可能にしたことを特徴とする機器収納箱。
- 前記背面板を上下反転させて前記本体と着脱可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の機器収納箱。
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