JP4390212B2 - ウェットティシュ及びウェットティシュ製造方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献1では、折り方は複雑でないが、1個のウェットティシュ単位に切断してから、三つ折りして他のウェットティシュと重ねるので、生産効率が悪いという問題があった。
そこで、特許文献1の折り方で折った後、特許文献5のようにカットすることで生産効率を向上させることも考えられる。
しかし、特許文献5の図1のX方向に、ウェットティシュを搬送する際、ウェットティシュのX方向に力が加わるため、搬送方向に沿ってウェットティシュが伸び、不良となってしまうという問題があった。
また、ウェットティシュの折り方については、3つ折りしたウェットティシュを複数重ねた際に折りの部分が相互に重なり、重ねた後のウェットティシュの高さが不均一になると、流通時や使用時に安定的に載置できず、例えば積み重ねられないという問題もあった。
ウェットティシュの繊維は、第1折り曲がり部と第2折り曲がり部の配置方向である折り方向に沿って配置されている。このため、長尺状のウェットティシュ用シート体を、ウェットティシュ毎の大きさに切断することなく、第1折り曲がり部及び第2折り曲がり部を形成し、折り方向に沿って機械上を搬送させても、繊維の指向性との関係でウェットティシュ用シート体が伸びることがないので、ウェットティシュが不良となることを防ぐことができる。
なお、ここに示すウェットティシュの繊維における方向性は、使用される繊維の中で、同方向に向かって配置される繊維が多いことを示している。
また、このように第1折り曲がり部及び第2折り曲がり部を形成した後に切断することで、ウェットティシュの生産効率が高まる。
すなわち、前記構成では、従来のように、ウェットティシュ用シート体を切断してから第1折り曲がり部及び第2折り曲がり部を形成して積み重ねていく場合に比べ、連続的に生産できるため、著しく生産効率を上げることができる。
このため、例えば、取出口側に配置されるウェットティシュの第1領域の下方側に配置される第2領域は、第1領域の下面の半分以下を占めるに過ぎない。また、このウェットティシュの第1領域と第2領域に挟まれる、その下に配置される逆向きの他のウェットティシュも、同様にその第1領域の下面の半分以下をその第2領域が占めるに過ぎない。このため、取出口側に配置されるウェットティシュの下面に配置される、当該ウェットティシュの第2領域と、他のウェットティシュの第2領域は相互に重なり合うことがない。
そして、第2領域相互が重なり合うことがないため、第2領域よりも幅が狭くされた第3領域も重なり合うことがない。
したがって、異なるウェットティシュの第2領域及び第3領域が相互に重なり合うことにより生じるウェットティシュの重なり方向の長さにおける不均一が生じない。
このため、ウェットティシュを収容した袋体における左右のバランスが不均一とならず、安定して載置できる状態を達成することができる。
このため、第3領域の端部が突出してしまい、袋体内で不用意に折れ曲がってしまうことを防ぎ、第3領域が常に左右の一定範囲に配置され、安定して載置可能となる。
以上のように、前記構成では、三つ折りした状態で、複数枚重ねても全体の厚みが不均一にならず、また、生産効率を高くでき、さらに、生産工程で搬送方向に伸び難く不良となり難いウェットティシュを提供することができる。
すなわち、利用者が、取出口からウェットティシュを引き出す時に、ウェットティシュが引き出される方向と同じ方向に強く張り付いた部分と弱く張り付いた部分が平行して配置されている。したがって、利用者にとって、各ウェットティシュの強く張り付いた部分と弱く張り付いた部分の位置関係は同じとなるので、確実に連続的に取り出せる所謂ポップアップを行えて、取り出し易いウェットティシュとなる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る、折り畳んだウェットティシュを複数積層したウェットティシュ群20を収納袋に収容した状態を示す概略説明図であり、図2(a)は、図1の収納袋内のウェットティシュの折り畳み状態及び積層状態を示す概略説明図であり、図2(b)はウェットティシュを開いた状態を示す概略説明図である。
半断面の斜視とされた図1に示すように、本実施の形態では、後述するウェットティシュ10a、10b、10c等を入れる袋体である例えば、収納袋11が用いられる。
収納袋11は、不透湿性の素材より成り変形可能の構成となっている。また、収納袋11の上面には、利用者がウェットティシュ10a等を取り出すための略楕円形または略長円形とされた取出口11aが形成されている。
取出口11aから取り出されるウェットティシュ10a等は、その下に配置されるウェットティシュ10b等の一部を挟み込みつつ折り畳まれている。この折り畳み方は、例えば、変形Z折りと呼ばれている。
したがって、利用者がその後、ウェットティシュ10bを取り出すときは、ウェットティシュ10bは、その一部が取出口11aから突出しているので利用者が取り出し易い構成となっている。このような関係は、積層されているウェットティシュ10c以下についても同様なため、常に、次のウェットティシュ10c等の一部が取出口11aから突出した位置で保持されている。
このため、利用者は最後までウェットティシュ10a等を取り出し易い構成となっている。このような構成を、例えばポップアップ式と呼んでいる。
このようなウェットティシュ10a等は薬液が含浸された不織布からなっており、ウェットティシュ10に使用される不織布は、各折り曲がり部が延びる方向Yに繊維が配向されており、引き出される方向となる幅方向Xに対して、各折り曲がり部が延びる方向Yの伸びづらいよう構成されている。
図2(a)に示すように、ウェットティシュ10aは、取出口11a側である上方に配置される第1領域12aと、第1領域12aの下方側に配置される第2領域13aと、第2領域12の下方側に配置される第3領域14aとを有している。
図2に示すように、ウェットティシュ10aの第2領域13aは、第1領域12aと第1折り曲がり部15aを介して接続されている。
また、第3領域14aは、第2領域13aと第2折り曲がり部16aを介して接続されている。
ところで、図1に示すように、第1折り曲がり部15aと第2折り曲がり部16aとは相互に略平行に配置されている。具体的には、第1折り曲がり部15aと第2折り曲がり部16aが、図1の矢印Y方向(折り方向)に沿って略平行に配置されており、取出口11aの長手方向と同一方向で、利用者が引き出す為のウェットティシュ10aの端縁と略平行に配置されている。
また、第2領域13aの幅方向の長さL2は、第1領域12aの幅方向の長さL1の半分以下の長さであると共に、第3領域14aの幅方向の長さL3より長く構成されている。
また、図2(a)に示すように、ウェットティシュ10aの第1領域12a及び第2領域13aの間、すなわち第1折り曲がり部15aの内側に端部が逆向きに位置するように配置された他のウェットティシュである例えば、ウェットティシュ10bの第1領域12bの一部となる端縁側の領域が挟み込まれるように配置されている。
この時、L1とL2とL3との比は、L1を100とすると、L2+L3が75乃至95の範囲とされている。
この範囲よりL2+L3が大きいと、対向するウェットティシュ10aと他のウェットティシュ10bとの第2の折り曲がり部16aが重なってしまい、L1の中央領域だけが高くなってしまう。
また、上述の範囲よりL2+L3が大きいと、他のウェットティシュ10bの挟み込みが大きくなることに伴い、各ウェットティシュ10a,10bが挟まれて当接する面積が大きくなってしまう。
これでは、取出口11aからウェットティシュ10aを取り出す際に、張り付いた状態で他のウェットティシュ10bが出てしまう、所謂ズル現象が増加する恐れがある。
また、L2とL3の比は、L2を100とすると、L3は75乃至95の範囲とされている。
この範囲よりL3が大きいと、第3領域14aの他方の端縁が、第1の折り曲がり部15aよりも外側に位置することとなり、収納袋11に収容された状態で、端縁が意図しない状態で折れてしまい、取出口11aからの引き出しに影響を及ぼす恐れがある。
一方、この範囲よりL3が小さいと、安定して載置できないだけでなく、ポップアップ時に、第3領域14aの外面が、次の次に位置するウェットティシュ10cの第1領域12cに確実に当接できず、取出口11aからの引き出しに影響を及ぼす恐れがある。
この圧縮は、全面に圧縮をかけるだけでなく、幅方向(X方向)に延びる間欠圧縮領域143を間隔をおいて複数箇所形成しており、ここでは4箇所形成している。
このため、取出口11aからのウェットティシュ10aの引き出すときに、ウェットティシュ10aが引き出される方向において、強く張り付いた部分と弱く張り付いた部分が並んで配置され、部分的に適度な張り付きがあるので、利用者が安定して連続的にウェットティシュ10a等を取り出すことができる。
この時、第2領域12bも同時に上方に移動を始めるが、第3領域14aは弱い力で次の次に位置するウェットティシュ10cの第1領域12c上面に張り付いているため、第1折り曲がり部15aの角度が先に開き始めつつ、他のウェットティシュ10bの第1領域12bの端縁側が第2領域13aに張り付いた状態で引き出され始める。
さらに、利用者がウェットティシュ10aを引き出すことで、第3領域14aのウェットティシュ10cに対する張り付きが剥がれ、ウェットティシュ10a全体が図2(b)のように開いた状態となって引き出される、また、それと共に、第1領域12a及び第2領域13aで挟まれているウェットティシュ10bの第1領域12bの端部が共に取出口11aから引き出されて、幅が狭められた取出口11aでの抵抗等によって、ウェットティシュ10aから分離する構成となっている。
利用者は、このような、ウェットティシュ群20が収容された収納袋11からラベルを外して、図示しない開閉蓋等の密閉機能を有する成形された収容容器に収容して使用しても良く、収納袋11の状態のままラベルを開閉して使用しても良い。
このようにシート体供給ロール110a等から供給される帯状のウェットティシュ用シート体111a等は、図3に示す折り畳み機構(詳細は後述)により折り畳まれて、帯状の状態のまま図1に示すように例えば、60枚積層される。
図3には、シート体供給ロール110a等及び折り畳み機構120a等は一部のみ示されているが、図3を用いて説明すると以下のようになる。
例えば、図3のシート体供給ロール110cから供給されたウェットティシュ用シート体111a等は、図2のウェットティシュ10cに相当するウェットティシュ用シート体111cである(シート体供給工程の一例)。すなわち、矢印M方向で示す製造における下流側に位置するシート体供給ロールから供給されるウェットティシュ用シート体111が、積層されたウェットティシュ10の上方に位置することとなる。
このウェットティシュ用シート体111cは、折り畳み機構120cにより、図1及び図2に示すように折り畳まれる。具体的には、ウェットティシュ用シート体111cには、図2に示す第1領域12c、第2領域13c及び第3領域14cが形成される。
このように折り畳まれ第1領域12c、第2領域13c及び第3領域14cが形成されたウェットティシュ用シート体111cは、図3の矢印Mの方向に搬送される。
シート体供給ロール110aから供給されたウェットティシュ用シート体111aも同様に折り畳み機構120aで折り畳まれ、その前に折り畳み機構120bで形成された上記第1領域12bを挟み込んで矢印M方向へ搬送される。
すなわち、このように折り畳み機構120a等をシート体供給ロール110a等毎に配置し、搬送されてくる既に折り畳まれたウェットティシュ用シート体の第1領域12c等を挟み込むようにして折り畳むことで、折り畳まれたウェットティシュ用シート体111a等を積み重ねたウェットティシュ用シート体群112(図3及び図4参照)を形成することができる。つまり、60個のシート体供給ロール110a等及び折り畳み機構120a等のセットを図3のライン上に配置すれば、セットの台数に応じた枚数の折り畳まれたウェットティシュ用シート体111a等で成るウェットティシュ用シート体群112を形成することができることになる。
搬送されたウェットティシュ用シート体群112は、図3の圧縮ローラ130によって、搬送のための力をかけると共に、図2の上下方向に対応するウェットティシュ用シート体群112の積み重ね方向(積層方向)に圧縮され、薄型化される。
すなわち、このウェットティシュ用シート体群112の圧縮、薄型化は、圧縮ローラ130が、ウェットティシュ用シート体群112を積み重ね方向に圧縮する圧縮工程の一例である。
このようにウェットティシュ用シート体群112を圧縮ローラ130で圧縮することで、各ウェットティシュ用シート111a等の第1領域12a等、第2領域13a等及び第3領域14a等は相互に弱い力で密着され張り付き、折り畳まれた状態が固定され、積層状態が安定した状態にされることになる。
具体的には、搬送されるウェットティシュ用シート体群112の上方及び下方に2つのベルト141、141が搬送方向(矢印M方向)に沿って無限軌道を描く構成となっている。
そして、この2つのベルト141、141には、多数の凸部142が一定の間隔をあけて多数形成されており、ウェットティシュ用シート体群112を、多数の凸部142で挟み込んで搬送する力を与えつつ、上下から圧縮するよう構成されている。
したがって、ウェットティシュ用シート体群112は、間欠圧縮ローラ140の凸部142のみで圧縮されるため、間隔をあけて圧縮される構成となっており、具体的には、凸部142で圧縮される部分、図1のウェットティシュ群20の間欠圧縮領域143、143が圧縮されることになり、ここでは幅方向Xに延びるよう4箇所が圧縮されている。
このウェットティシュ用シート体群112が間隔をあけて圧縮される工程が、ウェットティシュ用シート体群112を間隔をあけて積み重ね方向に圧縮する間隔圧縮工程の一例である。
したがって、利用者が、取出口11aからウェットティシュ10aを引き出す時に、ウェットティシュ10aが引き出される方向と同じ方向に強く張り付いた部分(間欠圧縮領域143)と弱く張り付いた部分が平行して配置されている。
つまり、利用者にとって、各ウェットティシュ10a等の強く張り付いた部分(間欠圧縮領域143)と弱く張り付いた部分の位置関係は同じとなるので、確実に連続的に取り出せる所謂ポップアップを行えて、取り出し易いウェットティシュ群20となる。
また、間欠圧縮ローラ130の凸部142がウェットティシュ用シート体群112を上下から圧縮し、比較的強い圧縮領域143を形成するため、ウェットティシュ用シート体群112全体の厚みを、よりコンパクトな薄型状とすることができる。
具体的には、例えば、円盤状のカッター151(図3参照)が回転しながら図の矢印方向に下降することで切断される。すなわち、ライン上を搬送されてきた長尺状のウェットティシュ用シート体群112は、このカッター151で切断することで、利用者が使用する寸法に対応した図1に示すウェットティシュ群20となる。
このようにして、ウェットティシュ群20を収容した収納袋11が製造される。
図4は図3の折り畳み機構120a等の主な構成を示す概略図である。図4の斜線部分がシート体供給ロール110a等から供給されるウェットティシュ用シート体111a等であり、使用枚数として奇数となるウェットティシュ用シート体111a,111c,111eと、偶数となるウェットティシュ用シート体111b,111d,111fとは折られる位置が左右逆向きとなるだけであり、ここではウェットティシュ用シート体111aの折り畳み機構について説明する。
先ず、折り畳み機構120a等は、図4に示すように、シート体供給ロール110a等から供給されたウェットティシュ用シート体111a等に薬液を含浸させる薬液含浸部121を有している(薬液含浸工程の一例)。
具体的には、薬液含浸部121は、ウェットティシュ用シート体111a等に当接し、これに薬液を含浸させる薬液含浸部本体121aと、この薬液含浸部本体121aに薬液を提供する薬液供給チューブ121bとを有しており、薬液供給チューブ121bは不織布を濡らすための薬液が貯留された、図示しないタンクやポンプ等に連結されている。
図5(a)は、第2折り畳み部122によって、折り畳まれたウェットティシュ用シート体を示す概略説明図である。
図5(a)に示すように、第2折り畳み部122では、図2のウェットティシュ10aの第2折り曲がり部16aに相当する部分を形成している。
すなわち、第2折り畳み部122には、第2折り曲がり部16aに相当する部分をウェットティシュ用シート体111a等に形成するための第1折り板122aが配置され、この第1折り板122aに沿ってウェットティシュ用シート体111a等が、ここでは第3領域14aが上方に向かって谷折りとなるよう折り曲げられる構成となっている。
図5(b)は第1折り畳み部123によって、折り畳まれたウェットティシュ用シート体111a等を示す概略説明図である。
図5(b)に示すように、第1折り畳み部123では、図2のウェットティシュ10aの第1折り曲がり部15aに相当する部分を形成している。
すなわち、第1折り畳み部123には、第1折り曲がり部15aに相当する部分をウェットティシュ用シート体111a等に形成するための第2折り板123aが配置され、この第2折り板123aに沿ってウェットティシュ用シート体111a等が、ここでは第2領域13aが下方に向かって山折りとなるよう折り曲げられる構成となっている。
なお、本実施の形態では、折り板122a,123aは一つの折りベース124上に配置されており、各折り畳み部122,123による折り畳みはほぼ同時に行われる。
このように、折り畳み機構120a等の薬液含浸部121、第2折り畳み部122及び第1折り畳み部123を介して、ウェットティシュ用シート体111a等は、図2に示すように折り畳まれると共に、他のウェットティシュ用シート体111b等の一部を挟み込む構成となっている。
すなわち、図4の折り畳み機構120a等で図1及び図2に示すように折り畳まれたウェットティシュ用シート体111a等は、図1の矢印Y方向が図3の矢印M方向になるようにライン上を搬送される。
このため、ウェットティシュ用シート体111a等は、図1の矢印Y方向に引っ張られる。しかし、ウェットティシュ用シート体111a等の繊維は図1の矢印Y方向に配向するよう配置されているため、この方向に沿って引っ張られても伸びにくい構成となっている。したがって、生産工程において、ウェットティシュ用シート体111a等が伸びて、生産されたウェットティシュ10a等が不良となることを防止することができる。
また、本実施の形態では、従来のように、ウェットティシュの使用単位毎に切断してから折り畳むための工程を経る必要がなく、折り畳んだ後に切断するので、ウェットティシュ群20の生産効率が高まる。
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかるウェットティシュ製造方法に用いられる製造装置の要部を示す概略説明図である。
本実施の形態に係るウェットティシュ製造装置の多くの構成は、上述の第1の実施の形態と同様であるため共通する構成は同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態の間欠圧縮ローラ140及び切断機150を用いず、その代わりに、図6に示すような間欠圧縮切断機270が配置される。
間欠圧縮切断機270は、図3の切断機150が、ウェットティシュ用シート体群112を使用単位のウェットティシュ群20の大きさに切断するのみならす、ウェットティシュ用シート体群112及びウェットティシュ群20を間隔をあけて積み重ね方向(厚み方向)に圧縮する構成となっている。
すなわち、第1の実施の形態の間欠圧縮ローラ140の凸部142と同様の機能を発揮し、図1に示す間欠圧縮領域143が形成される。
また、間欠圧縮切断機270はカッター251を有し、このカッター251は図3のカッター151と同様に円盤状で成り、このカッター151が回転し、図6の矢印Y2に沿って下側に移動することで、ウェットティシュ用シート体群112がウェットティシュ群20に切断される構成となっている。
すなわち、本実施の形態の間欠圧縮切断機270は、第1の実施の形態の間欠圧縮ローラ140と切断機150の双方の機能を発揮する構成となっているが、凸部保持部272が搬送方向Mに沿って2箇所形成され、各凸部保持部272,272間でカッター251によって切断する構成とされている。このように、両側の凸部271によって左右を押さえつけるのでウェットティシュ用シート群112を確実に切断することができる。
したがって、本実施の形態では、第1の実施の形態のように、ウェットティシュ10a等の製造ライン上に間欠圧縮ローラ140及び切断機150の双方を配置する必要がなく、図6の間欠圧縮切断機270を配置すれば足りるので、製造工程を簡略化することができるだけでなく、ウェットティシュ用シート体群112を確実に保持して切断できるため、ウェットティシュ群20等の生産効率が向上することになる。
したがって、この間欠圧縮切断機270を用いることで、凸部271がウェットティシュ用シート体群112を間隔をあけて積み重ね方向に圧縮すると共に、切断機150が、このウェットティシュ用シート体群112を使用単位のウェットティシュ10aの大きさに切断し、ウェットティシュ群20とする工程が行われる。
図7は、本発明の第3の実施の形態にかかるウェットティシュ製造方法に用いられる製造装置の主な構成を示す概略図である。
本実施の形態のウェットティシュ製造装置は、上述の第1の実施の形態又は第2の実施の形態にかかるウェットティシュ製造装置と多くの構成が共通するため、以下、共通する構成は同一符号等として、説明を省略し、相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態のように単一のシート体供給ロール110a等に対応して、それぞれシート体供給ロールが配置されるのではなく、一つのシート体供給ロールから複数のウェットティシュ用シート体370a等が供給される点が大きく異なる。
すなわち、例えば、図7に示すようにウェットティシュ用シート体370a、370b、370c等が単一のシート体供給ロールを切断しながら供給される構成となっている。
図7では3個のウェットティシュ用シート体370a等が単一のシート体供給ロールから供給されることが記載されているが、実際は、枚数やウェットティシュ10の幅等に応じて、任意の数のウェットティシュ用シート体370a等を単一のシート体供給ロールから供給させることができ、この単一のシート体供給ロールを組み合せて製造できる。
すなわち、図7の第2折り畳み部322と第1折り畳み部323は、離間した位置に配置されているだけで、第1の実施の形態の第2折り畳み部122及び第1折り畳み部123と同様の機能を発揮する構成となっている。
また、折り畳み工程において、上方に第1領域12aが配置されるように折り畳むのではなく、下方に第1領域12aが配置されるよう折り畳み、成袋部160で取出口11aが下側に位置するよう製袋してもよい。
さらに、薬液含浸工程は、ウェットティシュ用シート体群112を折り畳んで積層した後に、全体を薬液が貯留されたタンク等に浸すようして含浸させてもよい。また、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
Claims (3)
- 取出口を有する不透湿性の袋体内部に折り畳まれて複数収容されるウェットティシュであって、
各ウェットティシュは、
前記取出口側である上方に配置される第1領域と、
前記第1領域の下方側に配置される第2領域と、
前記第2領域の下方側に配置される第3領域と、を有し、
前記第2領域は、前記第1領域と第1折り曲がり部を介して接続され、
前記第3領域は、前記第2領域と第2折り曲がり部を介して接続され、
前記第1折り曲がり部と前記第2折り曲がり部は相互に略平行に配置され、
前記ウェットティシュの繊維は、前記第1折り曲がり部と前記第2折り曲がり部の配置方向である折り方向に沿って配置され、
前記第1領域の前記折り方向と直交する方向である幅方向の長さは、前記第2領域及び前記第3領域の前記幅方向の長さを合わせた長さより長く構成され、
前記第2領域の前記幅方向の長さは、前記第1領域の前記幅方向の長さの半分以下の長さであると共に、前記第3領域の前記幅方向の長さより長く構成され、
前記第1領域及び前記第2領域の間に、端部が逆向きに位置するよう配置された他のウェットティシュの前記第1領域の一部が挟まれるように配置され、
前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域を有し、前記第1領域及び前記第2領域の間に前記他のウェットティシュの前記第1領域の一部を挟むように折り畳まれた前記ウェットティシュを、複数積み重ねてウェットティシュ群を構成すると共に、このウェットティシュ群が積み重ね方向に圧縮される構成となっており、
前記圧縮される領域が、ウェットティシュの引き出される方向において、間隔をあけて複数箇所形成される強く張り付いた部分である間欠圧縮領域を有することを特徴とするウェットティシュ。 - 複数のシート体供給部が複数の長尺状のウェットティシュ用シート体を供給するシート体供給工程と、
複数の薬液含浸部が前記複数のシート体供給部から供給された前記ウェットティシュ用シート体に薬液を含浸させる薬液含浸工程と、
第1折り畳み部が、製造されたウェットティシュが袋体に収容されるときに、袋体に形成される取出口側である上方に配置される第1領域と前記第1領域の下方側に配置される第2領域とを接続する第1折り曲がり部を形成する第1折り畳み工程と、
第2折り畳み部が、前記第2領域と、前記第2領域の下方側に配置される第3領域とを接続する第2折り曲がり部を形成する第2折り畳み工程と、
挟み込み部が、前記第1領域及び前記第2領域の間に、端部が逆向きに位置するよう配置された他のウェットティシュ用シート体の前記第1領域の一部を挟む挟み込み工程と、
前記第1折り畳み部と前記第2折り畳み部によって前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域が形成され、前記挟み込み部によって他のウェットティシュ用シート体の前記第1領域の一部を挟み込んだウェットティシュ用シート体を複数積み重ねてウェットティシュ用シート体群とし、シート体切断部がこのウェットティシュ用シート体群を、使用単位のウェットティシュの大きさに切断しウェットティシュ群とするシート体切断工程と、
成袋部が、前記ウェットティシュ群を、不透湿性の袋体に収容する成袋工程と、を有し、
前記第1折り曲がり部と前記第2折り曲がり部は相互に略平行に配置され、
前記ウェットティシュの繊維は、前記第1折り曲がり部と前記第2折り曲がり部の配置方向である折り方向に沿って配置され、
前記第1領域の前記折り方向と直交する方向である幅方向の長さは、前記の第2領域及び前記第3領域の前記幅方向の長さを合わせた長さより長く構成され、
前記第2領域の前記幅方向の長さは、前記第1領域の前記幅方向の長さの半分以下の長さであると共に、前記第3領域の前記幅方向の長さより長く構成され、
圧縮部が前記ウェットティシュ用シート体群を積み重ね方向に圧縮する圧縮工程を有し、
前記圧縮工程は、前記ウェットティシュ用シート体群を間隔をあけて、間欠圧縮ローラで、積み重ね方向に圧縮する間隔圧縮工程を有することを特徴とするウェットティシュ製造方法。 - 前記シート体切断部が、前記ウェットティシュ用シート体群を間隔をあけて、間欠圧縮ローラで、積み重ね方向に圧縮すると共に、このウェットティシュ用シート体群を使用単位のウェットティシュの大きさに切断し前記ウェットティシュ群とする工程となっていることを特徴とする請求項2に記載のウェットティシュ製造方法。
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