JP4389544B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池または燃料電池などの直流電力を商用周波数の交流電力に変換して系統に電力を注入する電力変換装置に関するものである。
従来、この種の電力変換装置としては、例えば高周波トランスの1次側に共振コンデンサとスイッチング素子を配置し、スイッチング素子の電圧波形を共振させてゼロ電圧スイッチング動作を行うと共に、1次インバータが商用2倍周期で正弦波変調を行い、さらに高周波トランスの2次側ではダイオードとコンデンサで高周波成分を整流し、高周波トランスの2次側に配置した2次インバータで極性切換を行うことにより、概ね力率1の正弦波電流を生成している高効率な電力変換装置があった(例えば特許文献1参照。)。
図14は、従来使用している電力変換装置の構成を示す接続図である。直流電源1の出力電力は第1インバータ2で高周波電力に変換された後、高周波トランス3を介して2次側へ電力伝達される。高周波トランス3の2次側に発生した高周波電力は整流手段4で高周波の脈流に変換され、フィルタコンデンサ9で高周波電流成分のみが除去された後、第2インバータ5で系統6に同期した正弦波状の交流電流に変換されて、系統6に注入されるものである。ここで、第1インバータ2はスイッチング素子8と共振コンデンサ7で構成され、第2インバータ5はQ1からQ4の4個のスイッチング素子でフルブリッジ構成されている。
特開2000−32751号公報
しかしながら、前記従来の構成では、整流手段が通流が系統への単方向のみであり、さらにフィルタコンデンサが高周波成分のフィルタ機能しか有していないため、必要な無効電力処理を行うことができなかった。
周知の通り、系統連系インバータは多少の系統揺動に対して、運転を停止することなく一時的に無効電力を内部で処理する必要があり、また出力電圧を上昇させることなく系統に電流を注入する上でも、進み無効電力を出力する必要があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、系統に対して通流を双方向とすることで、フィルタコンデンサの容量を増加させることなく1次側正弦波変調方式において無効電力処理を実現する電力変換装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の電力変換装置は、高周波トランスの2次側の整流手段と並列にスイッチング素子を設けたものである。このスイッチング素子の動作によって、高周波トランスの2次側で発生する商用周期単位の無効電力を1次側に回生させるものである。
本発明の電力変換装置は、高周波トランスの2次側における商用周期内の無効電力を1次側に回生させて、特に系統の揺動に対して連系運転を維持することができる。
第1の発明は、高周波トランスの2次側に配置した倍電圧整流手段と、商用周波切換の第2インバータとの間に、電力回生手段を直列に接続して高周波トランス2次側の無効電力を1次側に回生することで、系統の揺動に対して運転を維持することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の電力回生手段を、第1ダイオードと、第1ダイオードに並列に接続された第3スイッチング素子と、第2ダイオードと、第2ダイオードに並列に接続された第2スイッチング素子とで構成することで、電力回生動作中の無効電流波形を低歪みの正弦波とすることができる。
第3の発明は、第1、2のいずれか1つの発明において、電力回生手段を第2インバータの入力電圧が第1しきい値以上となった時に動作させることにより、第2インバータの入力コンデンサ及びスイッチング素子の耐電圧を超えることのない安全な装置とすることができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明において、電力回生手段を第2インバータの入力電圧変化率が第2しきい値以上となった時に動作させることにより、急峻な系統揺動に対しても遅れることなく確実に無効電力を処理できる。
第5の発明は、第1〜4のいずれか1つの発明において、電力回生手段を出力電圧の位相と出力電流の位相が異なる時に動作させることにより、力行動作から回生動作への移行タイミングを含め商用1周期において、高品質の波形を成形することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれか1つの発明において、第1スイッチング素子を回生動作を中に停止することにより、電力変換装置を低損失化することができる。
第7の発明は、第1〜6のいずれか1つの発明において、平滑コンデンサの容量を第1共振コンデンサの容量に比べて大きくすることにより、回生時に停止中の1次インバータが共振して動作が不安定になることのない電力変換装置とすることができる。
第8の発明は、第1〜7のいずれか1つの発明において、第1スイッチング素子の動作周波数を、限流手段と第2共振コンデンサと第2インバータ入力フィルタコンデンサとの共振周波数に比べて大きくすることにより、1次側の共振動作による無効電力を小さくして、1次インバータの損失を小さくすることができる。
第9の発明は、第1〜8のいずれか1つの発明において、第2ダイオードが導通している間に第2スイッチング素子をオンすることにより、第2スイッチング素子の低損失化が実現できる。
第10の発明は、第1〜9のいずれか1つの発明において、第2スイッチング素子のコレクタ−エミッタ電圧を検知して出力がゼロ以下になったことを検知して、第2スイッチング素子をオンすることにより、第2スイッチング素子の低損失化が実現できる。
第11の発明は、第1〜10のいずれか1つの発明において、電力回生手段内の第3スイッチング素子に並列に第3共振コンデンサを接続することにより、スイッチング時の電圧変化を緩やかして、第3スイッチング素子の低損失化を実現できる。
第12の発明は、第1〜11のいずれか1つの発明において、電力回生手段内の第1ダイオードが導通している間に第3スイッチング素子をオンすることにより、第3スイッチング素子の低損失化を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電力変換装置の接続図を示すものである。
図1において、直流電源11で発電した直流電力は、平滑コンデンサ13と第1スイッチング素子14と第1共振コンデンサ15と高周波トランス16で構成された第1インバータ12で高周波電力に変換された後、高周波トランス16の2次側へ電力伝達される。高周波トランス16の2次側に発生した高周波電力は、限流手段17と、第2共振コンデンサと第1ダイオードからなる倍電圧整流手段20とで高周波整流され、第2インバータに入力される。また、倍電圧整流手段20と第2インバータ21との間には、並列接続された第2スイッチング素子22と第2ダイオード23で構成された電力回生手段24が配置されている。
以上のように構成された電力変換装置について以下にその動作、作用を説明する。
まず、力率1運転時は第1インバータ12が商用周期で正弦波変調を行い、高周波トランス16の2次側に発生した高周波電力の内、第2ダイオード23を通過した電流の中で、高周波成分は第2インバータ21の入力フィルタコンデンサで除去され、商用周波成分が第2インバータ21で極性切換されて、系統電圧に同期した低歪み電流を生成する。一方、回生時は第2スイッチング素子22を高周波スイッチング動作させることで、オン時は限流手段17に電流を流し、オフ時は限流手段17に流れていた電流が第1ダイオード18を介して環流される。このようにして、系統電圧と第2インバータ出力電流の位相がずれている間に発生した無効電力を高周波化して第1インバータ12に回生する。
以上のように、本実施例の形態においては電力回生手段がスイッチング動作を行うことで、例えば系統電圧の位相が急激に変化したときのように無効電力の処理が必要な場合、第2スイッチング素子を高周波スイッチング動作させることで、系統電圧とインバータ出力電流の位相がずれている間に発生した無効電力を1次インバータに蓄積することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における電力変換装置の接続図を示すものである。
図2において、図1の回路構成と異なるのは、倍電圧整流手段20を構成する第1ダイオード18と並列に第3スイッチング素子26を接続し、第2ダイオード22と第2スイッチング素子23と前記第1ダイオード18と第3スイッチング素子26とで、電力回生手段24を構成した点である。上記以外の構成要素は第1の実施の形態と同等であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について以下にその動作、作用を説明する。
まず、力率1運転時は第1インバータ12、整流手段20、第2インバータ21共に、第1の実施の形態と同様に動作するため、電力回生手段24を構成する第2スイッチング素子22、第3スイッチング素子26共にオフしている。ここで、系統電圧の位相が変化して出力電流との位相差が発生した場合、電力回生手段24は第2スイッチング素子22と第3スイッチング素子26が交互にオンオフを繰り返して、電力回生手段24に入力される電流のゼロ近傍においても波形成形を行う。
以上のように、本実施の形態においては電力回生手段系統電圧の位相が変化して出力電流との位相差が発生した場合、電力回生手段24は第2スイッチング素子22と第3スイッチング素子26が交互にオンオフを繰り返して、電力回生手段24に入力される電流のゼロ近傍においても波形成形が可能となり、低歪みの無効電流波形とすることができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の第3の実施の形態における電力変換装置の接続図を示すものである。
図3において、図2の回路構成と異なるのは、第2インバータ21の入力電圧を検出する入力電圧検知手段27の検出値と、電力回生制御手段30内部に設定された第1しきい値28とが、比較手段29で比較され、前記電力回生手段30を駆動する構成とした点である。上記以外の構成要素は第2の実施の形態と同等であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について、図4を参照して以下にその動作、作用を説明する。
図4において、力率1運転時は第1インバータ12、整流手段20、第2インバータ21共に、第2の実施の形態と同様に動作するため、電力回生手段24を構成する第2スイッチング素子22、第3スイッチング素子26共にオフしている。ここで、系統電圧の位相が変化して出力電流との位相差が発生した場合、無効電力が回生されて第2インバータ内のフィルタコンデンサが充電され、第2インバータ入力電圧が上昇する。そこで、入力電圧検知手段27が第1しきい値28以上の電圧を検知して、電力回生手段24に起動信号を送り、電力回生手段24は第2スイッチング素子22、第3スイッチング素子26が交互にスイッチング動作する。
以上のように、本実施の形態においては系統電圧の位相が変化して出力電流との位相差が発生した場合、入力電圧検知手段27が第1しきい値28以上の電圧を検知して、電力回生手段24に起動信号を送ることによって、第2インバータを構成するスイッチング素子及び前記入力コンデンサの耐電圧を超えることなく安全な回生動作を実現することができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における電力変換装置の接続図を示すものである。
図5において図3の回路構成と異なるのは、第2インバータ21の入力電圧変化率を検出する入力電圧変化率検出手段31と、第2しきい値32と、第2比較手段33とを追加した点である。上記以外の構成要素は第3の実施の形態と同等であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について、以下にその動作、作用を説明する。
力率1運転時は第1インバータ12、整流手段20、第2インバータ21共に、第2の実施の形態と同様に動作するため、電力回生手段24を構成する第2スイッチング素子22、第3スイッチング素子26共にオフしている。ここで、第2インバータ21の入力に配置されたフィルタコンデンサは元々、高周波成分を除去する程度の容量であり、交流出力電流の大きさにもよるが、数kW程度のインバータの場合、10μF以下である場合が多いことから、系統電圧の位相急変時には瞬時にフィルタコンデンサの電圧が上昇する。そこで、入力電圧検知手段27による電力回生動作の起動判定と同時に、入力電圧変化率検知手段31による起動判定を行う。
以上のように、本実施の形態においては系統電圧の位相急変時に瞬時に電圧上昇が発生しても、入力電圧変化率検知手段によって電圧の時間変化を検出することで、高速な回生制御を実現することができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の第5の実施の形態における電力変換装置の接続図を示すものである。
図6において図2の回路構成と異なるのは、第2インバータ21の出力電圧を検知する出力電圧検知手段34と、目標出力電流を生成する目標電流生成手段35とを追加した点ある。上記以外の構成要素は第2の実施例と同等であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について、図7の波形図を参照して以下にその動作、作用を説明する。
力率1運転時は第1インバータ12、整流手段20、第2インバータ21共に、第2の実施の形態と同様に動作するため、電力回生手段24を構成する第2スイッチング素子22、第3スイッチング素子26共にオフしている。電力変換装置が系統連系インバータの場合、一般的にインバータの出力電圧と系統電圧との間には図示しない線路インピーダンスが存在し、逆潮流時は(インバータ出力電圧>系統電圧)となる。そこで、一般的に系統25から見てインバータ出力電流を系統電圧に比較して進めることで、出力電圧の上昇を抑制している。このような動作を行う場合、インバータの出力電圧検出手段34から得られる値に対して、目標電流生成手段35の位相を進め、双方の位相が異なる時のみ回生制御手段30に対して起動信号を送る。
以上のように、本実施の形態においては電力回生手段を出力電圧の位相と目標電流の位相が異なる時にのみ動作させることにより、力行動作から回生動作への移行タイミングを含め商用全周期において、高品質の波形を生成することができる。
(実施の形態6)
本実施の形態6において、回路の構成要素は第5の実施の形態と同様であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について、図8の波形図を参照して以下にその動作、作用を説明する。
逆潮流時にインバータ目標出力電流を系統電圧に比較して進み位相とすることで、出力電圧を抑制するに際し、系統電圧とインバータ目標電流との位相が異なる期間において、電力回生制御手段30で、電力回生手段24を構成する第2スイッチング素子と第3スイッチング素子を駆動するとともに、第1インバータ12内の第1スイッチング素子14を停止する。なお、平滑コンデンサの容量は第1共振コンデンサの容量に比べて大きいため、回生中に1次インバータの共振コンデンサと高周波トランス1次インダクタンス間で共振は発生しない。
以上のように、本実施の形態においては第1スイッチング素子を電力変換装置の回生動作中に停止して、第1インバータの損失を削減できることから、低損失化が可能となり、さらに停止中の1次インバータも共振することがないため、回生時の動作安定性を得ることができる。
(実施の形態7)
本実施の形態7において、回路の構成要素は第5の実施の形態と同様であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について、図9の波形図を参照して以下にその動作、作用を説明する。
第1スイッチング素子14の導通期間中、第2ダイオード23には電流が流れ、第1スイッチング素子14の非導通期間中は高周波トランス16の出力が第2共振コンデンサ19を充電する。出力最大で動作させるには前記第1スイッチング素子14の導通時間を、限流手段17と第2共振コンデンサ19と入力フィルタコンデンサとの共振動作で電流がゼロになるまでの期間とする必要がある。その時第1スイッチング素子14のコレクタには共振電流が流れるが、ここで1次インバータ12の動作周波数を高周波トランス2次側の前記共振周波数より小さくして、コレクタ電流がゼロに到達する前にターンオフする。コレクタ電流の時間積分値は2次側に伝達する電力に比例するため、1周期内での無効電力の占める割合が小さくなる。
以上のように、本実施の形態においては第1スイッチング素子の動作周波数を、限流手段と第2共振コンデンサと第2インバータの入力フィルタコンデンサとの共振周波数に比べて小さくすることにより、1次側の電流共振動作による無効電力を小さくして、単位出力当たりの1次インバータ損失を小さくすることができる。
(実施の形態8)
本実施の形態8において、回路の構成要素は第5の実施の形態と同様であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について、図10の波形図を参照して以下にその動作、作用を説明する。
力行動作から回生動作に移行する際、第2ダイオード23が流れている時は、第2スイッチング素子22のコレクタ−エミッタ間電圧は概ねゼロである。その期間中に第2スイッチング素子22の駆動信号をオンすることで、第2スイッチング素子22はゼロ電圧でターンオンする。回生動作時は第2インバータ21側から第2スイッチング素子22に電流が流れてくるため、第2スイッチング素子22に流れる電流が徐々に増加する。そこで所定の期間後に第2スイッチング素子22をオフし、以降前記スイッチング動作を繰り返すことで、回生動作を維持する。
以上のように、本実施の形態においては第2スイッチング素子の駆動タイミングを第2ダイオードが導通している期間として、力行から回生への移行後の第2スイッチング素子のゼロ電圧ターンオフ動作を実現して、低損失化を達成することができる。
(実施の形態9)
本実施の形態9において、回路の構成要素は第5の実施の形態と同様であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について、図11の波形図を参照して以下にその動作、作用を説明する。
力行動作から回生動作に移行した後、第2スイッチング素子22がターンオフし、限流手段17を流れていた電流は高周波トランス16と第2共振コンデンサ19と第1ダイオード18の間を環流する。一定時間の後、前記電流の極性が変化して第2ダイオード23が導通して第2スイッチング素子22のコレクターエミッタ間電圧がゼロとなった時に、図示しない第2スイッチング素子のコレクターエミッタ電圧を検知する第1電圧検知手段がゼロ電圧を検知して、第2スイッチング素子22の駆動信号をオンする。以降前記スイッチング動作を繰り返すことにより、第2スイッチング素子22がゼロ電圧ターンオン動作を維持する。
以上のように、本実施の形態においては第2スイッチング素子の駆動タイミングを第2ダイオードが導通している期間として、回生動作中の第2スイッチング素子のゼロ電圧ターンオン動作を実現して、低損失化を達成することができる。
(実施の形態10)
図12は、本発明の第10の実施の形態における電力変換装置の接続図を示すものである。
図12において、図2の回路構成と異なるのは、第3スイッチング素子26に並列に第3共振コンデンサ36を接続する構成とした点である。上記以外の構成要素は第2の実施の形態と同等であり、説明を省略する。
以上のように構成された電力変換装置について、図13を参照して以下にその動作、作用を説明する。
回生動作時は、第2スイッチング素子22が導通して限流手段17に電流が流れる。一定時間後、第2スイッチング素子はターンオフし、限流手段17に流れていた電流は高周波トランス16の2次巻線、第2共振コンデンサ19を経由して第3共振コンデンサの電荷を放電し、第3スイッチング素子26のコレクターエミッタ電圧は緩やかに減少する。そして第1ダイオード18が導通した際に、第3スイッチング素子26を駆動することで、第3スイッチング素子26はゼロ電圧ターンオンされる。次に第3スイッチング素子26をターンオフした時は、前記環流電流が第3共振コンデンサ36を充電することから、第3スイッチング素子のコレクターエミッタ電圧は徐々に上昇し、ゼロ電圧でターンオフされる。同時に第2スイッチング素子22もターンオン、ターンオフ共にゼロ電圧でスイッチング動作される。
以上のように、本実施の形態においては電力回生手段24内の第1ダイオード18及び第3スイッチング素子26に並列に第3共振コンデンサ36を接続することにより、電力回生手段24を構成するスイッチング素子のゼロ電圧スイッチング動作を実現し、低損失化を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる電力変換装置は高周波トランスの1次側で波形成形を行うと共に回生動作が可能となるので、無停電電源等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1による電力変換装置の接続図 本発明の実施の形態2による電力変換装置の接続図 本発明の実施の形態3による電力変換装置の接続図 本発明の実施の形態3による電力変換装置の各部動作を示す波形図 本発明の実施の形態4による電力変換装置の接続図 本発明の実施の形態5による電力変換装置の接続図 本発明の実施の形態5による電力変換装置の各部動作を示す波形図 本発明の実施の形態6による電力変換装置の各部動作を示す波形図 本発明の実施の形態7による電力変換装置の各部動作を示す波形図 本発明の実施の形態8による電力変換装置の各部動作を示す波形図 本発明の実施の形態9による電力変換装置の各部動作を示す波形図 本発明の実施の形態10による電力変換装置の接続図 本発明の実施の形態10による電力変換装置の各部動作を示す波形図 従来の電力変換装置の接続図
符号の説明
11 直流電源
12 第1インバータ
13 平滑コンデンサ
14 第1スイッチング素子
15 第1共振コンデンサ
16 高周波トランス
17 限流手段
18 第1ダイオード
19 第2共振コンデンサ
20 倍電圧整流手段
21 第2インバータ
22 第2スイッチング素子
23 第2ダイオード
24 電力回生手段
25 系統
26 第3スイッチング素子
27 入力電圧検知手段
28 第1しきい値
29 比較手段
30 電力回生制御手段
31 入力電圧変化率検知手段
32 第2しきい値
33 第2比較手段
34 出力電圧検知手段
35 目標電流生成手段
36 第3共振コンデンサ

Claims (12)

  1. 高周波トランスと、高周波トランスで絶縁された1次側に直流電源と並列に接続された平滑コンデンサと第1スイッチング素子と第1スイッチング素子のオフ時にコレクタ電圧を共振させる第1共振コンデンサとを配置した第1インバータと、高周波トランスの2次側に限流手段と、第1ダイオードと第2共振コンデンサからなる倍電圧整流手段と、スイッチング素子4個で構成されて系統に交流電流を注入する第2インバータと、第2スイッチング素子と第2ダイオードが並列に接続された電力回生手段とを配置し、倍電圧整流手段と第2インバータとの間に電力回生手段を直列に接続し、系統電圧と第2インバータ出力電流の位相がずれている間に発生した電力を高周波化して前記第1インバータに回生することを特徴とする電力変換装置。
  2. 電力回生手段は第1ダイオードと、第1ダイオードに並列に接続された第3スイッチング素子と、第2ダイオードと、第2ダイオードに並列に接続された第2スイッチング素子とで構成した請求項1記載の電力変換装置。
  3. 第2または第3スイッチング素子の導通時間を制御する電力回生制御手段は、第1しきい値と第2インバータの入力電圧検知手段とを有し、第2インバータの入力電圧が第1しきい値以上となった時に電力回生手段が動作する請求項1又は2のいずれかに記載の電力変換装置。
  4. 第2インバータの入力電圧変化率が第2しきい値以上となった時に、電力回生手段が動作する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 出力電圧検知手段と目標出力電流生成手段とを有し、出力電圧の位相と出力電流の位相が異なる時に電力回生手段が動作する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 第2インバータから電力が回生する時は、第1スイッチング素子の動作を停止する請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 平滑コンデンサの容量を第1共振コンデンサの容量に比べて大きくした請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 第1スイッチング素子の動作周波数を、限流手段と第2共振コンデンサと第2インバータ入力フィルタコンデンサとの共振周波数に比べて小さくした請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  9. 第2ダイオードが導通している間に第2スイッチング素子をオンする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 第2スイッチング素子のコレクタ−エミッタ電圧を検知する第1電圧検知手段を有し、前記第1電圧検知手段の出力がゼロ以下になったことを検知して、第2スイッチング素子をオンする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  11. 第3スイッチング素子に並列に第3共振コンデンサを接続して、スイッチング時の電圧変化を緩やかにする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  12. 第1ダイオードが導通している間に第3スイッチング素子をオンする請求項1〜11のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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