JP3823833B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池または燃料電池などの直流電力を商用周波数の交流電力に変換して系統に電力を注入する電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来使用している電力変換装置の構成を示す接続図である。ここで発電手段は太陽電池1としている。太陽電池1で発電した直流電力は第1インバータ2で高周波電力に変換された後、高周波トランス3を介して2次側へ電力伝達される。高周波トランス2次側に発生した高周波電力は整流手段4で直流または脈流に変換され、第2インバータ5で系統6に同期した商用交流電力に変換されて、系統に注入されるものである。ここで、第1インバータはスイッチング素子8と共振コンデンサ7で構成され、第2インバータ5はQ1からQ4の4個のスイッチング素子のフルブリッジで構成されている。
【0003】
以下、図11の波形図を参照して動作を説明する。本従来例では第1インバータ2が太陽電池1の電力を高周波電力に変換する。これは、第1インバータ2のスイッチング素子8がオンオフを繰り返すことにより実現されるものである。スイッチング素子8がターンオフする際、コレクタ−エミッタ間に流れる電流が遮断されるため、高周波トランス3に蓄積された励磁エネルギーを共振コンデンサ7との間で充放電することで、スイッチング素子8のコレクタ−エミッタ電圧は図11に示すように共振波形となる。つぎにスイッチング素子8がターンオンする場合、コレクターエミッタ電圧がゼロでターンオンするゼロ電圧スイッチングを実現している。なお、系統6注入する出力電流を正弦波交流とするために、スイッチング素子8のオン時間は出力電流のピーク付近で大きく、谷間付近では小さくするが、オフ時間はいずれの場合もほぼ一定となり、結果的に周波数変調になっている。なお、整流手段4の出力に発生する電力は商用2倍周波の脈流であり、第2のインバータが商用周期で切換動作を行うことで、系統6に同期した正弦波交流電流が生成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、正弦波を生成するために第1インバータ2が系統電圧の谷間においてオン時間を小さくした際、高周波トランス3の励磁エネルギーが小さいことからスイッチング素子8のコレクタ−エミッタ電圧の振幅も小さくなり、ゼロ電圧スッチング動作が維持できなくなる。その場合、残留するコレクタ−エミッタ電圧を短絡する動作が必要となり、スイッチング損失が大幅に増加するため、装置の効率が低くなる大きな原因となる。さらに、ノイズ発生レベルも拡大し、フィルタ性能向上のための追加部品が必要になるなど、冷却性能のアップも含めて製品の小形化に限界があるといった課題を有していた。特に出力電力一定の条件において太陽電池1の電圧が高い時は、ゼロ電圧スイッチング動作領域が短くなっていくため、上記課題のレベルがさらに増加するという問題点も有していた。
【0005】
本発明は、正弦波状の出力電流を生成する1次インバータの変調動作において、ほぼ全領域でゼロ電圧スイッチングを維持して、高効率の電力変換装置を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、高周波トランスと、高周波トランスで絶縁された1次側には、直流電源と、直流を高周波電力に変換する第1インバータとを有し、高周波トランスの2次側には、整流手段と、複数のスイッチング素子からなる第2インバータとを有して、商用系統と連系する電力変換装置において、前記第1インバータは容量の異なる第1及び第2共振コンデンサと、第1及び第2スイッチング素子で構成され、前記第1共振コンデンサは、前記高周波トランスの1次側と、直列接続している第2共振コンデンサと第2スイッチング素子とに、それぞれ並列に接続されると共に、第1スイッチング素子と直列に接続され、前記第2インバータの少なくとも1個のスイッチング素子と並列に第3共振コンデンサを配置して、高周波スイッチング時に共振動作を行うことを特徴とする電力変換装置とする。また、高周波トランスと、高周波トランスで絶縁された1次側には、直流電源と、直流を高周波電力に変換する第1インバータとを有し、高周波トランスの2次側には、整流手段と、複数のスイッチング素子からなる第2インバータとを有して、商用系統と連系する電力変換装置において、前記第1インバータは容量の異なる第1及び第2共振コンデンサと、第1及び第2スイッチング素子で構成され、前記第1共振コンデンサと、直列接続している第2共振コンデンサと第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子とを並列に接続し、第2インバータの少なくとも1個のスイッチング素子と並列に第3共振コンデンサを配置して、高周波スイッチング時に共振動作を行うことを特徴とする電力変換装置とする。これにより、出力電流波形成形全領域においてゼロ電圧スイッチングが可能となり、高効率かつ低ノイズの電力変換装置を提供できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、高周波トランスと、高周波トランスで絶縁された1次側に は、直流電源と、直流を高周波電力に変換する第1インバータとを有し、高周波トランスの2次側には、整流手段と、複数のスイッチング素子からなる第2インバータとを有して、商用系統と連系する電力変換装置において、前記第1インバータは容量の異なる第1及び第2共振コンデンサと、第1及び第2スイッチング素子で構成され、前記第1共振コンデンサは、前記高周波トランスの1次側と、直列接続している第2共振コンデンサと第2スイッチング素子とに、それぞれ並列に接続されると共に、第1スイッチング素子と直列に接続され、前記第2インバータの少なくとも1個のスイッチング素子と並列に第3共振コンデンサを配置して、高周波スイッチング時に共振動作を行うことを特徴とする電力変換装置とする。これにより、出力電流波形成形全領域においてゼロ電圧スイッチングが可能となり、高効率かつ低ノイズの電力変換装置を提供できる。
【0008】
請求項2に記載した発明は、高周波トランスと、高周波トランスで絶縁された1次側には、直流電源と、直流を高周波電力に変換する第1インバータとを有し、高周波トランスの2次側には、整流手段と、複数のスイッチング素子からなる第2インバータとを有して、商用系統と連系する電力変換装置において、前記第1インバータは容量の異なる第1及び第2共振コンデンサと、第1及び第2スイッチング素子で構成され、前記第1共振コンデンサと、直列接続している第2共振コンデンサと第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子とを並列に接続し、第2インバータの少なくとも1個のスイッチング素子と並列に第3共振コンデンサを配置して、高周波スイッチング時に共振動作を行うことを特徴とする電力変換装置とする。これにより、出力電流波形成形全領域においてゼロ電圧スイッチングが可能となり、高効率かつ低ノイズの電力変換装置を提供できるとともに、第1及び第2スイッチング素子の駆動電位を共通にして、安価な構成でスイッチング素子駆動回路を実現する電力変換装置としている。
【0009】
請求項に記載した発明は、特に、請求項1または2記載の電力変換装置において、直流電圧検知手段と、系統電圧検知手段を有し、第2インバータ入力電圧と系統電圧の大小に基づいて、第2のインバータ動作を商用切換と高周波スイッチングによる変調制御との間で切り換えることで、スイッチング損失を常時最小にすることのできる高効率な電力変換装置としている。
【0010】
請求項に記載した発明は、特に、請求項1〜3いずれか1項に記載の高周波トランスの2次側に、第2整流手段と第3のインバータを追加して、2次側インバータのうちいずれか1つのインバータは大定格の低速スイッチング素子で商用切換だけを行い、一方のインバータは第1インバータが制御不能な低パワー領域だけ、小定格の高速スイッチング素子で制御分担することで、高効率な電力変換装置としている。
【0011】
請求項に記載した発明は、特に、請求項1〜4いずれか1項に記載の第1インバータと第2インバータを、同一の周波数で駆動することで、干渉音が発生することのない静粛性の高い電力変換装置としている。
【0012】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本実施例の構成を示すブロック図である。太陽電池11で発電した直流電力は第1インバータ12で高周波電力に変換された後、高周波トランス13を介して2次側へ電力伝達される。高周波トランス2次側に発生した高周波電力は整流手段14で直流または脈流に変換され、第2インバータ15で系統16に同期した商用交流電力に変換されて、系統16に注入されるものである。ここで、第1インバータ12は第1スイッチング素子19と第2スイッチング素子20、第1共振コンデンサ17と第2共振コンデンサ18で構成される。第2スイッチング素子18と第2共振コンデンサ20は直列に接続されて、第1共振コンデンサ及び高周波トランス13の1次巻線と並列に接続されている。また、高周波トランス13の1次巻線と第1スイッチング素子と入力電圧が直列に接続されている。第2インバータ15はQ1からQ4の4個のスイッチング素子のフルブリッジで構成されている。
【0013】
以上の様に構成された電力変換装置について、図2の波形図を参照して動作を説明する。第1インバータは図示したように、スイッチング素子19の1周期において、オン時はQaコレクタ−エミッタ電流が徐々に拡大し、電圧2次側に電力を伝達している。スイッチング素子19がターンオフした際、高周波トランス13に蓄積された励磁エネルギーは第1共振コンデンサ17を充電するが、第1共振コンデンサ17の電圧が第2共振コンデンサ18の電圧以上になったところで、第2スイッチング素子20の逆導通ダイオードがオンして、容量の大きい第2の共振コンデンサ18が充電されるため、第1スイッチング素子19のコレクタ−エミッタ電圧の増加率が大幅に小さくなる。この間に第2スイッチング素子20をオンしておく。所定のオフ時間が経過した時点で、第2スイッチング素子をオフすることで、第1共振コンデンサからだけの放電となり第1スイッチング素子19のエミッタ−コレクタ電圧は急速に小さくなり、ゼロ電圧に到達する。ここで、第1スイッチング素子19をオンすることでゼロ電圧スイッチングを行い、1周期が完了する。出力電流を正弦波とするには、第1インバータ12を変調する必要があるため、ピーク付近では第1スイッチング素子のオン時間を大きくして、谷間では小さくするが、第2スイッチング素子20のオン時間(ダイオード導通期間を含む)を変化させることにより、双方において共にゼロ電圧スイッチングが維持できる。また、周波数も概ね一定に維持している。
【0014】
以上のように本実施例によれば、出力電流のピークから谷間の広い範囲で第1スイッチング素子のゼロ電圧スイッチングを維持することが可能となることにより、高効率の電力変換装置を実現することができる。
【0015】
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例について図面を参照しながら説明する。図3は本実施例の構成を示すブロック図である。図3において図1の回路構成と異なるのは、第1共振コンデンサ17と、第2共振コンデンサ18及び第2スイッチング素子19を第1スイッチング素子19と並列に配置した点である。上記以外の構成は第1の実施例と同等であり、同一部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
【0016】
以上のように構成された電力変換装置について動作を説明する。第1スイッチング素子19と第2スイッチング素子20のエミッタは共通であり、通常20V程度の駆動電源は共通の電源で動作している。第1スイッチング素子19の1周期の動作において、太陽電池11と並列に配置したコンデンサがオフ時の電流ループに挿入されることになるが、第2共振コンデンサ20に比較しても大幅に大きな電源平滑用コンデンサ(数千μF程度)であるため、共振動作への影響はない。
【0017】
以上のように本実施例によれば、1つの電源で第1及び第2スイッチング素子の駆動が可能となるため、安価な駆動回路で構成可能な電力変換装置を実現することができる。
【0018】
(実施例3)
以下、本発明の第3の実施例について図面を参照しながら説明する。図4は本実施例の構成を示すブロック図である。図4において実施例1の図1の回路構成と異なるのは太陽電池電圧を検知して制御回路に取り込み、第1スイッチング素子19を制御する制御回路21を追加した点である。上記以外の構成は第1の実施例と同等であり、同一部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
【0019】
以上のように構成された電力変換装置について動作を説明する。太陽電池11の電圧を検知した制御回路21は、電圧が高いときは出力する最小パルス幅を大きくし、第1スイッチング素子19を動作させる。電圧が高いときにパルス幅を小さくしすぎると、第1スイッチング素子19のターオフ時に高周波トランス13の励磁エネルギーが小さくなるため、第1共振コンデンサ17との間で充放電した際、必要な電圧振幅が得られなくなり、ゼロ電圧スイッチングが維持できなくなる。
【0020】
以上のように本実施例によれば、太陽電池11の電圧を検知して、電圧レベルに応じて第1スイッチング素子の動作可能な最小パルス幅を大きく設定することで、常時ゼロ電圧スイッチングを維持して、高効率な電力変換装置を提供することができる。
【0021】
(実施例4)
以下、本発明の第4の実施例について図面を参照しながら説明する。図5は本実施例の構成を示すブロック図である。図5において実施例1の図1の回路構成と異なるのは、第2インバータ15に共振コイル22と第3共振コンデンサ23を追加して、高周波動作時に第2インバータ15(Q1とQ2)のゼロ電圧スイッチングを実現した点である。上記以外の構成は第3の実施例と同等であり、同一部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
【0022】
以上のように構成された電力変換装置について図6の波形図を参照して動作を説明する。1次インバータ12は高周波電力生成とともに、変調によって波形制御を行うが、ゼロ電圧スイッチングを維持する上で、例えば太陽電池11の電圧が高いときは最小オン時間に限界があるため、交流電流の谷間の波形を生成することは困難となり、その時は2次インバータ15が高周波スイッチングで波形成形を行っている。2次インバータ15のQ1がターンオフした場合、共振コイル22に蓄積されたエネルギーは第3共振コンデンサ23を放電し、Q2のコレクタ−エミッタ電圧は徐々に小さくなり、Q2の逆導通ダイオードがオンした時点でQ2をオンする。つぎにQ2がターンオフした場合、共振コイル22に蓄積されたエネルギーは第3共振コンデンサ23を充電し、Q1のコレクタ−エミッタ電圧は徐々に小さくなり、Q1の逆導通ダイオードがオンした時点でQ1をオンする。この動作により、第2インバータ15のゼロ電圧スイッチング化が図れる。なお、Q3とQ4は系統16に同期して商用切換されている。
【0023】
以上のように本実施例によれば第2インバータに共振コイルと第3共振コンデンサを追加して、高周波動作時に第2インバータ(Q1とQ2)のゼロ電圧スイッチング動作を導入して、高効率の電力変換装置を実現することができる。
【0024】
(実施例5)
以下、本発明の第5の実施例について図面を参照しながら説明する。図7は本実施例の構成を示すブロック図である。図7において実施例1の図1の回路構成と異なるのは第2インバータ15の入力電圧を検知する直流電圧検知手段24と系統16の電圧を検知する系統電圧検知手段25を配置して、得られた値に基づき、第2インバータ制御手段26でQ1、Q2,Q3、Q4を制御するようにした点である。上記以外の構成は第4の実施例と同等であり、同一部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
【0025】
以上のように構成された電力変換装置について動作を説明する。直流電圧検知手段24と系統電圧検知手段25から得られた第2インバータ入力電圧と系統電圧の絶対値のそれぞれ瞬時値を比較して、入力電圧>|系統電圧|の時は、1次インバータ12が全領域波形制御が出来ない状態と判断し、第2インバータ15は高周波スイッチングにより波形制御を行う。また入力電圧<|系統電圧|の時は、1次インバータ12が全領域波形制御できると判断し、第2インバータ15は系統に同期して商用切換を行う。
【0026】
以上のように本実施例によれば、第2インバータ入力電圧と系統電圧の絶対値のそれぞれ瞬時値を比較して、精度良く第2インバータの動作を切り換えることでスイッチング損失を常時最小にすることが可能な高効率の電力変換装置を実現することができる。
【0027】
(実施例6)
以下、本発明の第6の実施例について図面を参照しながら説明する。図8は本実施例の構成を示すブロック図である。図8において実施例1の図1の回路構成と異なるのは高周波トランス13の2次側に第2整流手段27と第3インバータ28を配置し、出力を第2インバータ15と並列接続した点である。上記以外の構成は第5の実施例と同等であり、同一部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
【0028】
以上のように構成された電力変換装置について動作を説明する。第1インバータ12で生成された高周波電力は、高周波トランス13の2次側において第2インバータ15または第3インバータ28のいずれかを通過して系統16に注入されている。第2インバータ15は商用切換専用として、低速だがオン電圧またはオン抵抗の低いスイッチング素子で構成する。また、第3インバータ28は高周波スイッチング専用として、第2インバータ15に比べて高速なスイッチング素子を使用する。それぞれのインバータの分担として、交流電流のピーク付近は第2インバータ15が担当し、谷間については第3インバータ28が制御分担する。谷間電力は小さいことから、第3インバータ28の定格を第2インバータ15に比べて小さくできることは言うまでもない。
【0029】
以上のように本実施例によれば、系統に注入する交流電流波形を定格と動作にの異なる複数インバータで別々に生成することで、損失を低減した高効率の電力変換装置を提供することができる。
【0030】
(実施例7)
以下、本発明の第7の実施例について図面を参照しながら説明する。図9は本実施例の動作を示す波形図である。構成は第6の実施例と同等であり、同一部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
【0031】
以上のように構成された電力変換装置について図を参照して動作を説明する。系統16に注入する交流出力電流の谷間では、第1インバータ12と第2インバータ15が共に高周波スイッチングを行う。2つのインバータの動作周波数を一致させることで、近接するインバータの動作周波数の差で発生する干渉音がなくなる。
【0032】
以上のように本実施例によれば、第1インバータと第2インバータの動作周波数を一致させることにより、干渉音の発生しない静粛性の高い電力変換装置を提供することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように発明によれば、インバータに共振コンデンサと補助用のスイッチング素子を追加して複数のスイッチング動作を行わせることで、系統に同期交流電力を注入する系統連系インバータとして、入力条件に関わらず常時ゼロ電圧スイッチングで低損失化が可能な高効率の電力変換装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である電力変換装置の構成を示すブロック図
【図2】 同電力変換装置の各部動作を示す波形図
【図3】 本発明の第2の実施例である電力変換装置の構成を示すブロック図
【図4】 本発明の第3の実施例である電力変換装置の構成を示すブロック図
【図5】 本発明の第4の実施例である電力変換装置の構成を示すブロック図
【図6】 同電力変換装置の各部動作を示す波形図
【図7】 本発明の第5の実施例である電力変換装置の構成を示すブロック図
【図8】 本発明の第6の実施例である電力変換装置の構成を示すブロック図
【図9】 本発明の第7の実施例である電力変換装置の各部動作を示す波形図
【図10】 従来の電力変換装置の構成を示すブロック図
【図11】 従来の電力変換装置の各部動作を示す波形図
【符号の説明】
11 太陽電池
12 第1インバータ
13 高周波トランス
14 整流手段
15 第2インバータ
16 系統
17 第1共振コンデンサ
18 第2共振コンデンサ
19 第1スイッチング素子
20 第2スイッチング素子
21 制御回路
22 共振コイル
23 第3共振コンデンサ
24 直流電圧検知手段
25 系統電圧検知手段
26 第2インバータ制御手段
27 第2整流手段
28 第3インバータ

Claims (5)

  1. 高周波トランスと、高周波トランスで絶縁された1次側は、直流電源と、直流を高周波電力に変換する第1インバータとを有し、高周波トランスの2次側には、整流手段と、複数のスイッチング素子からなる第2インバータとを有して、商用系統と連系する電力変換装置において、前記第1インバータは容量の異なる第1及び第2共振コンデンサと、第1及び第2スイッチング素子で構成され、前記第1共振コンデンサは、前記高周波トランスの1次側と、直列接続している第2共振コンデンサと第2スイッチング素子とに、それぞれ並列に接続されると共に、第1スイッチング素子と直列に接続され、前記第2インバータの少なくとも1個のスイッチング素子と並列に第3共振コンデンサを配置して、高周波スイッチング時に共振動作を行うことを特徴とする電力変換装置。
  2. 高周波トランスと、高周波トランスで絶縁された1次側には、直流電源と、直流を高周波電力に変換する第1インバータとを有し、高周波トランスの2次側には、整流手段と、複数のスイッチング素子からなる第2インバータとを有して、商用系統と連系する電力変換装置において、前記第1インバータは容量の異なる第1及び第2共振コンデンサと、第1及び第2スイッチング素子で構成され、前記第1共振コンデンサと、直列接続している第2共振コンデンサと第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子とを並列に接続し、第2インバータの少なくとも1個のスイッチング素子と並列に第3共振コンデンサを配置して、高周波スイッチング時に共振動作を行うことを特徴とする電力変換装置。
  3. 整流手段以降の直流電圧を検知する直流電圧検知手段の出力と、系統電圧の絶対値を検知する系統電圧検知手段を有し、直流電圧値と系統電圧値の大小に基づいて、第2インバータ制御手段は第2のインバータ動作を商用切換と高周波スイッチングによる変調制御との間で切り換えることを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  4. 高周波トランスの2次側に第2整流手段と第3のインバータを配置して、第2インバータと第3インバータの出力が並列に接続されて系統と連系し、いずれか1つのインバータは商用切換だけを行うことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 第1インバータと第2インバータを同一の周波数で駆動することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の電力変換装置。
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