JP4389162B2 - 蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents

蛍光ランプおよび照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4389162B2
JP4389162B2 JP2004125494A JP2004125494A JP4389162B2 JP 4389162 B2 JP4389162 B2 JP 4389162B2 JP 2004125494 A JP2004125494 A JP 2004125494A JP 2004125494 A JP2004125494 A JP 2004125494A JP 4389162 B2 JP4389162 B2 JP 4389162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
layer
fluorescent lamp
discharge vessel
recycled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004125494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005310537A (ja
Inventor
昌裕 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2004125494A priority Critical patent/JP4389162B2/ja
Publication of JP2005310537A publication Critical patent/JP2005310537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4389162B2 publication Critical patent/JP4389162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

本発明は、リサイクルの3波長域発光形蛍光体を用いた蛍光ランプおよびこれを備えた照明装置に関する。
3波長域発光形の蛍光ランプは、高効率および高演色で、照明の質の向上を図れるため、ハロリン酸塩蛍光体を用いた蛍光体層を備えている蛍光ランプに比較して高価であるにもかかわらず近時かなり普及している。この蛍光ランプは、3波長域の発光を得るために、赤色域発光形蛍光体、緑色域発光形蛍光体および青色域発光形蛍光体を配合して得た3波長域発光形蛍光体を用いて蛍光体層を備えている。上記の各色域発光形蛍光体は、そのいずれも原料に希土類を用いているため、ハロリン酸塩蛍光体に比べるとかなり高価である。
これに対して、高価な3波長域発光形蛍光体の使用をなるべく少なくして、しかも演色性および発光効率をなるべく良好にするために3波長域発光形蛍光体の層とハロリン酸カルシウム蛍光体の層とからなる2層構造を採用した蛍光ランプや、消灯後の残光時間を長くして常夜灯の機能を付与するために3波長域発光形蛍光体の層と超残光蛍光体の層とからなる2層構造などを備えた蛍光ランプも販売されている。
ところで、従来、使用済み蛍光ランプは、ガラスを回収してリサイクルする一方、蛍光体をスラッジとして処分していた(例えば、特許文献1参照。)。一般に、使用済み蛍光ランプに含まれている蛍光体を回収しようとすると、ガラスバルブを破壊しなければならないので、どうしてもガラス破片が混入してしまう。このため、ガラス破片の分離が面倒で、コストアップになる。これに対して、使用済みの蛍光ランプのガラスバルブを破壊しないで蛍光体のみを吸い込むノズルをバルブの端部から挿入し、蛍光体を回収する技術も知られている(特許文献2参照。)。また、透光性放電容器の両端部を切除して、内部に高圧空気をブローして蛍光体を強制的に剥離させて回収する方法もある。
しかし、使用済みの蛍光ランプから回収する蛍光体には、点灯中に水銀が付着したり、水銀が蛍光体と化合して水銀化合物を形成したりしている。蛍光体に水銀が付着していると、蛍光ランプの製造過程で水銀が不所望に蒸発して環境を悪化するので、予め除去しなければならない。また、蛍光体が水銀と結合して水銀化合物が形成されていると、蛍光体の性能が劣化する。
本発明者らは、先に使用済みの蛍光ランプから蛍光体をリサイクルする方法およびリサイクルされた蛍光体を用いた蛍光ランプを発明した(特許文献3参照。)。特許文献3においては、使用済みの蛍光ランプから蛍光体を回収し、加熱処理を加えるなどをしてリサイクル蛍光体を得ることができる。このように処理することにより、蛍光体微粒子に付着したり内部に侵入したりした水銀やその化合物を除去して、蛍光体の性能回復を図ることができる。
ところが、リサイクルの蛍光体の性能を未使用の蛍光体のそれに接近させることはできるものの、同等までには至らない。また、近付ければ近付けるほど処理コストが嵩むとともに、収量が低減してしまうという問題がある。したがって、リサイクルの蛍光体を用いた蛍光ランプは、未使用の蛍光体を用いた蛍光ランプより全光束が小さくなってしまうという問題がある。また、リサイクルの蛍光体を再度リサイクルすることによる品質劣化に対する決定的な防止策がまだ見つかっていないという問題もある。
また、市販されている蛍光ランプは、使用している蛍光体の種類が3波長発光形蛍光体およびハロリン酸カルシウム蛍光体に大別され、これらは分光放射特性が明らかに異なるため、これらをリサイクルするには蛍光体の種類ごとに蛍光ランプを分別して回収しなければならない。また、蛍光ランプは、種々の光源色(色温度)のものがラインアップされていて、例えば3波長域発光形の蛍光ランプの場合、その光源色によって昼光色(6700K)、昼白色(5000K)、温白色(3500K)および電球色(3000K)があり、それぞれ色温度が異なっている。
本発明者は、先に3波長域発光形蛍光体を用いた蛍光体層を備えている使用済み蛍光ランプから回収したリサイクルの3波長域発光形蛍光体を主体とするとともに、ハロリン酸カルシウム蛍光体の色温度にほぼ等しくなるように色温度が調整された等色温度の3波長域発光形蛍光体と未使用のハロリン酸蛍光体とを混合して蛍光体層をガラスバルブの内面側に形成することにより、比較的大きな全光束を有する一般照明用の蛍光ランプを得ることができた(特許文献4参照。)。
実公昭59−007719号公報 特開昭62−116685号公報 特開2001−345047公報 特開2004−022385公報
蛍光ランプの回収および分離を行う中間処理業者の出現で、使用済み蛍光ランプから蛍光体をリサイクルすることが可能になった。しかしながら、リサイクルされた3波長域発光形蛍光体は、その実力が未使用のそれと同等の性能まで至っていないのが現状である。このため、リサイクルの3波長域発光形蛍光体を用いて製造した3波長域発光形蛍光ランプないし3波長域発光形蛍光ランプに類似した全光束を有する蛍光ランプの出現が望まれている。
本発明は、リサイクルした3波長域発光形蛍光体を用いていて、しかも全光束の大きな蛍光ランプおよびこれを用いた照明装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、加えて3波長発光形の蛍光ランプおよびこれを用いた照明装置を提供することを他の目的とする。
請求項1の発明の蛍光ランプは、透光性放電容器と;透光性放電容器の内面配設された層からなり、放電空間側に位置する第2層が未使用の3波長域発光形蛍光体を50質量%超含み、かつ膜厚が8〜20μmに形成されているとともに、透光性放電容器側に位置する第1層がリサイクルの3波長域発光形蛍光体を50質量%超含み、かつ膜厚が5〜20μmに形成されているとともに、第1層および第2層の膜厚割合が0.5〜2:1である蛍光体層と;透光性放電容器の両端に封装された一対の電極と;透光性放電容器の内部に封入された放電媒体と;透光性放電容器に装着された口金と;を具備していることを特徴としている。
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
<蛍光体層について> 本発明において、蛍光体層は、放電空間側に位置する第2層と、第2層より透光性放電容器側に位置する第1層とを含む2層からなる多層構造を備えている。なお、好適には2層により構成される。
第2層について) 第2層は、多層構造の蛍光体層のうち電空間側に位置する層である。そして、この第2層は、未使用の3波長域発光形蛍光体を50質量%超含んで形成されている。なお、好適には未使用の3波長域発光形蛍光体を70質量%以上含んでいる。また、残余の蛍光体は、未使用のハロリン酸蛍光体、未使用の超残光蛍光体群およびリサイクルの3波長域発光形蛍光体など3波長域発光形蛍光体以外の蛍光体群のうちの一種またはこれらの二種以上を組み合わせた混合体などであることを許容する。
また、第2層は、その膜厚8〜20μmに形成されましくは10〜15μmの範囲に形成することができる。
第1層について) 第1層は、層からなる蛍光体層の中で、第2層より透光性放電容器の内面側に位置している層である。本発明において、第1層は、リサイクルの3波長域発光形蛍光体を50質量%超含んで形成されている。なお、好適にはリサイクルの3波長域発光形蛍光体を70質量%以上含んでいる。また、残余の蛍光体は、未使用のハロリン酸蛍光体、未使用の超残光蛍光体群およびリサイクルの3波長域発光形蛍光体など3波長域発光形蛍光体以外の蛍光体群のうちの一種またはこれらの二種以上を組み合わせた混合体などであることを許容する。
また、第1層は、その膜5〜20μmに形成される。膜厚が小さすぎると、可視光発光および紫外線反射が少なくなりすぎる。また、反対に膜厚が多きすぎると、可視光透過率が低下しすぎる。
本発明において、第1層および第2層の膜厚割合は、0.5〜2:1である。なお、塗布液を透光性放電容器の一端側から流入して第1層を形成したら、第2層を反対に他端側から流入して形成するように構成することにより、透光性放電容器の長手方向における蛍光体層の膜厚および輝度の分布を比較的均一にすることができる。
ところで、リサイクルの3波長域発光形蛍光体は、背景技術の項において説明した従来技術のいずれを用いて回収した蛍光体であってもよい。しかしながら、既述のように3波長域発光形蛍光体の層とハロリン酸カルシウム蛍光体の層とからなる2層構造や3波長域発光形蛍光体の層と超残光蛍光体の層とからなる2層構造などを備えた蛍光ランプが販売されているなど蛍光ランプに採用されている蛍光体層の構成が多様化されているため、特定の品種の蛍光ランプの場合には、3波長域発光形蛍光体のみを効率よく回収することが困難になっている。
そこで、2層構造の蛍光体層を備えた蛍光ランプから蛍光体を分別して回収するには、高圧空気多数回ブロー法を用いるのが効果的である。この回収方法は、高圧空気ブローを複数回、好ましくは2回行ってブローごとに蛍光体を分離して回収するものである。この蛍光体回収方法によれば、第1回目の高圧空気ブローにより主として放電空間側に位置する3波長域発光形蛍光体層を剥離させて回収することができる。第2回目以降の高圧空気ブローによって主として透光性放電容器側に位置するハロリン酸蛍光体などを剥離させて回収することができる。また、回収すべき3波長域発光形蛍光体が透光性放電容器側に位置する多層構造の蛍光体層であっても、上記方法によって3波長域発光蛍光体のみを選別して回収できる。したがって、上記の高圧空気多数回ブロー法によれば、多層構造の蛍光ランプから3波長域発光形蛍光体を選別して回収することが可能になる。
(本発明におけるその他の構成について) 以上の構成に加えて以下の構成を所望により付加することができる。
1.(第1層の添加物) 第1層には、微量、例えば約0.5質量%以上、好ましくは3.0質量%程度以下の微粒子を含有させることができる。しかし、この場合の微粒子は、好適には金属酸化物からなる。蛍光体層に添加された微粒子は、蛍光体粒子および保護膜への結着剤として作用する。上記金属酸化物としては、例えばγアルミナ、αアルミナ、イットリア、シリカ、酸化亜鉛、チタニアおよびセリアからなるグループの中から一種または複数種を選択して用いることができる。なお、蛍光体層と透光性放電容器との間に保護膜を配設する場合、蛍光体層中の微粒子は、保護膜の微粒子と同一種であってもよいし、また異種であってもよい。しかし、最層外層の蛍光体層が保護膜として機能する場合には、保護膜を省略することが可能である。この場合には、製造コストが抑えられるとともに、可視光の透過率も向上する。
そうして、蛍光体層の第1層に微量の微粒子を含有させることにより、蛍光体粒子間および蛍光体層と透光性放電容器の結着強度を高めることができる。
2.(第2層の添加物) 第2層には、ボロン(B)を含む化合物を添加させることができる。ボロン(B)を含む化合物としては、例えば、酸化バリウム(B)、バリウム・カルシウムボレート(BaO・CaO・B)およびホウ酸カリウム(KO・2BO・5HO)などを用いることができる。また、ボロン(B)を含む化合物の添加割合は、酸化ホウ素換算で0.1〜5.0質量%の範囲がよい。
そうして、ボロン(B)を含む化合物を第2層に添加することにより、蛍光体粒子間の結着が強くなって膜強度が向上するので、蛍光体層の剥離防止に効果的である。また、他方、蛍光体回収時に高圧空気ブロー処理を行った際には、蛍光体層の剥離が容易になるといった作用、効果も奏する。
<本発明の作用について> 本発明においては、透光性放電容器の内面側に配設された蛍光体層を層からなる多層構造にするとともに、その放電空間側に位置する第2未使用の3波長域発光形蛍光体を50質量%超含み膜厚が8〜20μmに形成され第2層より透光性放電容器側に位置している第1リサイクルの3波長域発光形蛍光体を50質量%超含み膜厚が5〜20μmに形成されていとともに、第1層および第2層の膜厚割合が0.5〜2:1であることにより、リサイクルの蛍光体を用いているにもかかわらず、全光束の大きな蛍光ランプを得ることができる。
すなわち、蛍光ランプにおいて蛍光体は、周知のように放電により放射された紫外線、例えば低圧水銀(Hg)蒸気放電の場合は主として波長254nmの紫外線による照射を受けて励起される。蛍光体が励起されると、使用する蛍光体にもよるが励起波長より波長が長い主として可視光を発生する。蛍光体が励起されたときに発生する可視光が蛍光体を励起する紫外線強度に対して正の相関を示すことは既知である。
蛍光体層が層構造の場合、各層に照射される紫外線のうち、放電空間側に配置された第2照射される紫外線の強度が最大となる。また、未使用の3波長域発光形蛍光体は、リサイクルの3波長域発光形蛍光体より可視光発生の性能すなわち発光効率が高いことは既述のとおりである。したがって、第2層が未使用の3波長域発光形蛍光体を主体として形成されているので、第2層からの可視光発生量が最大になるとともに、蛍光ランプ全体の発光に占める割合が最大になる。
これに対して、相対的に透光性放電容器の内面側に配設された第1層は、使用されている蛍光体の如何にかかわらず第2層透過したわずかな紫外線によってのみ励起されることになる。このため、第1層に照射される紫外線強度は、相対的に小さくなる。た、上記から明らかなように、リサイクルの3波長域発光形蛍光体は、未使用の3波長域発光形蛍光体に比べると幾分発光効率が低い。したがって、第1層からの可視光発生量の蛍光ランプ全体の発光に示す割合が小さくなり、リサイクルの3波長域発光形蛍光体の発光効率が低いことによる影響が低下する。
しかしながら、第1層は、蛍光体層の一部をなしているから、発光効率が劣るものの紫外線の照射を受けて可視光を発生するので、蛍光ランプの発光量増大に寄与することができる。加えて、蛍光体は、一般に可視光の反射率が高いので、第1層にまで透過した可視光線は、第1層で吸収されることなく透光性放電容器の外部へ放射されるので、蛍光ランプ全体の可視光発生量を多くするのに効果的である。
また、本発明においては、蛍光体層の多層構造が2層からなるとともに第1層および第2層の膜厚割合が0.5〜2:1であるために、蛍光体層の製造が比較的容易でありながら、全光束の大きい蛍光ランプを得ることができる。
以上を要約すれば、本発明においては、蛍光体層が上記のように構成されているので、第2層の未使用の3波長域発光形蛍光体から発生する可視光が最大になるとともに、第2層から発生する可視光がこれに加わるため、蛍光ランプ全体としての可視光発生量が多くなる。その結果、リサイクルの3波長域発光形蛍光体を用いているにもかかわらず、全光束が大きい蛍光ランプを得ることができる。本発明によれば、リサイクルの3波長域発光形蛍光体の使用率を50%まで高めても、未使用の3波長域発光形蛍光体100%からなる蛍光ランプと同等の全光束が得られることが分かった。
これに対して、リサイクルの3波長域発光形蛍光体と未使用の3波長域発光形蛍光体とを混合した蛍光体層を備えた蛍光ランプの場合には、リサイクルの3波長域発光形蛍光体の使用率を50%まで高めると、全光束が未使用の3波長域発光形蛍光体100%からなる蛍光ランプの全光束の95%までしか到達することができない。
(保護膜、反射膜および導電膜など) 保護膜、反射膜および導電膜などの1種または複数種を蛍光体層と透光性放電容器との間に配設することができる。これらの膜としては、既知の構成を採用することができる。なお、本発明において、蛍光体層が「透光性放電容器の内面側に形成され」ているとは、蛍光体層が透光性放電容器の内面に直接配設されているだけでなく、保護膜、反射膜および導電膜などの1種または複数種を介して配設されている態様をも含む意味である。
請求項の発明の蛍光ランプは、請求項1載の蛍光ランプにおいて、蛍光体層は、その透光性放電容器側に位置する層がγアルミナを0.5質量%以上含有していることを特徴としている。
本発明は、層構造の蛍光体層のうち、透光性放電容器の内面側に形成される第1層における結着剤として好適な構成を規定している。すなわち、γアルミナは、蛍光体粒子の間に介在して蛍光体粒子間および透光性放電容器またはその内面に形成された保護膜との間を結着するための結着剤として好適な平均粒径10〜100nm、より一層好適には10〜数10nm程度の微粒子を比較的容易に入手することができる金属酸化物である。γアルミナの含有量が0.5質量%未満になると、結着剤としての効果が少ない。本発明において、γアルミナの含有量の上限は特段限定されない。しかし、γアルミナの添加割合が多くなると、蛍光体層の発光効率が低下する傾向があるので、発光効率の低下を回避するためには3質量%以下が好適である。
一方、γアルミナを含有することにより、上記に加えて膜が緻密になるとともに、紫外線反射率が向上する作用もあり、したがって透光性放電容器の内面側に形成される層の主たる機能を保護膜に求める場合には、γアルミナを10〜50質量%添加することも許容される。なお、蛍光体層のうち、放電空間側の層においては、結着剤としてのγアルミナは、添加しなくてもよい。
そうして、本発明によれば、蛍光体層の結着力が強化される。
請求項の発明の照明装置は、照明装置本体と;照明装置本体に支持された請求項1または2記載の蛍光ランプと;蛍光ランプを点灯する点灯回路と;を具備していることを特徴としている。
本発明において、「照明装置」とは、蛍光ランプの発光を何らかの目的で用いるあらゆる装置を含む広い概念である。照明装置を例示すれば、照明器具、直下式バックライト装置、表示装置および信号灯装置などである。なお、照明器具は、家庭用の照明器具に好適であるが、これに限定されるものではなく、店舗用照明器具、オフィス用照明器具、屋外用照明器具などにも適応する。また、「照明装置本体」とは、照明装置から蛍光ランプおよび点灯回路を除いた残余の部分をいう。
点灯回路は、蛍光ランプを所定条件で点灯する手段であり、照明装置本体に配設することができる。しかし、要すれば、点灯装置本体から離間して、たとえば天井裏などに配置することもできる。また、点灯回路は、コイルおよびコアを主体とする磁気漏れトランスやチョークコイル、高周波インバータを主体とする電子化点灯回路などを用いることができる。
そうして、本発明の照明装置は、請求項1または2の作用、効果を奏する。
請求項1の発明によれば、蛍光体層が透光性放電容器の内面側に配設された層からなり、放電空間側に位置する第2層が未使用の3波長域発光形蛍光体を50質量%超含み膜厚が8〜20μmに形成されているとともに、第2層より透光性放電容器側に位置する第1層がリサイクルの3波長域発光形蛍光体を50質量%超含み膜厚が5〜20μmに形成されているとともに、第1層および第2層の膜厚割合が0.5〜2:1であることにより、リサイクルした3波長域発光形蛍光体を用いているにもかかわらず、全光束が大きくて、しかも蛍光体層の製造が比較的容易な蛍光ランプを提供することができる。
請求項の発明によれば、蛍光体層の透光性放電容器側に位置する層がγアルミナを0.5質量%以上含有していることにより、蛍光体層の透光性放電容器の内面側への結着が強化されるとともに、透光性放電容器の内面側に形成されている層自体の膜が強化される蛍光ランプを提供することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2の効果を有する照明装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1および図2は、本発明の蛍光ランプを実施するための一形態としての直管形蛍光ランプを示し、図1は一部切欠正面図、図2は拡大要部縦断面図である。各図に示す本形態の蛍光ランプは、FL40S・EX形で、例えば昼白(N)色の直管形蛍光ランプであり、透光性放電容器1の管径が28mm、管長が1198mmである。本形態において、蛍光ランプFLは、透光性放電容器1、蛍光体層2、一対の電極3、放電媒体および口金6を具備している。しかし、本形態は、上記形名に限定されるものではない。
透光性放電容器1は、ガラスバルブ1a、一対のフレアステム1b、1bからなる。ガラスバルブ1aおよびフレアステム1bは、バリウムシリケートガラスからなる。また、フレアステム1bは、排気管1b1およびフレア1b2を備え、一対の内部導入線4および外部導入線5を封着している。
排気管1b1は、先端がチップオフされているとともに、基端が透光性放電容器1内に連通している。フレア1b2は、ガラスバルブ1aの両端に封止されて気密な透光性放電容器1を形成する。内部導入線4および外部導入線5は、フレアステム1bの内部でジュメット線を介して接続し、フレアステム1bに対して気密性を維持している。なお、排気管1b1は、透光性放電容器1の排気、封入後に封止される。
透光性放電容器1は、以下に示すように多様な変形を許容する。例えば、ガラスバルブ1aの両端をフレアステム以外の端部部材、例えばビードステム、ボタンステムなどの既知のステム構造を用いて封止するか、または以上の別設の端部部材を用いないでピンチシールなどによって直接封止することによって透光性放電容器1を形成することもできる。
ガラスバルブ1aは、図において直管状をなしているが、所望により湾曲管または屈曲管を備えた形状であることを許容する。また、ガラスバルブ1aは、直管、湾曲管または屈曲管の複数個を接続管によって1本の放電路が形成されるように連結してなる構造であることを許容される。さらに、ガラスバルブ1aの管径および透光性放電容器1の管軸、換言すれば放電路に沿った長さは制限されない。しかし、一般的には透光性放電容器1の管径は40mm以下、また管軸に沿った長さは2400mm以下である。比較的管壁負荷の小さい一般照明用の蛍光ランプの場合、管径25〜38mmで、管軸に沿った長さ300〜2400mmである。また、高周波点灯専用形蛍光ランプの場合、管径15〜25.5mm、管軸に沿った長さ500〜2400mmである。さらに、コンパクト形蛍光ランプの場合、管径25mm以下、例えば12〜22mm、管軸に沿った長さ2400mm以下、例えば200〜2300mmである。さらにまた、電球形蛍光ランプの場合、管径13mm以下、例えば8〜12mm、管軸に沿った長さ500mm以下、例えば400〜500mmである。
次に、透光性放電容器1のガラスバルブ1aの材質は、上記に限定されないのであって、気密性、加工性および耐火性を備えていれば特に制限されないが、一般的にはこの種蛍光ランプに用いられている軟質ガラスが好適である。軟質ガラスには、鉛ガラスやソーダライムガラス、上記バリウムシリケートガラスなどがあるが、そのいずれでもよい。環境対応としては、ソーダライムガラスやバリウムシリケートガラスが望ましい。しかし、加工性などの点から、ソーダライムガラスと鉛ガラスを併用することができる。例えば、最もガラスの使用量の多いガラスバルブ1aの部分をソーダライムガラスで形成し、フレアステム1bを鉛ガラスで形成することができる。また、要すれば、硬質ガラス、半硬質ガラス、石英ガラスなど軟質ガラス以外のガラスをガラスバルブとして用いることができる。また、ナトリウムなどのアルカリ成分の含有率が低いガラスを用いてリサイクルされた蛍光体のアルカリ成分の析出による劣化を抑制することもできる。なお、透光性放電容器1のガラスとして、使用済みの蛍光ランプの透光性放電容器をリサイクルして得たガラスを用いることができる。
次に、透光性放電容器1の形状について説明する。透光性放電容器1は、図1においては直管形であるが、所望により、環形およびU字状など既知の多様な形状のいずれであってもよい。なお、環形は、円環形および多角形形、例えば四角形形などの形状を含む。さらに要すれば、U字状、半円状、U字状部分を2〜4個直列に接続するとともに適当な配置にした形状など種々の形状であることを許容する。
蛍光体層2は、本発明により製造される蛍光ランプの特徴的構成部分である。すなわち、本形態において、蛍光体層2は、2層からなる多層構造として構成されている。透光性放電容器1の内面側に位置する第1層2aは、リサイクルの蛍光体すなわち3波長域発光形蛍光体を主体とするリサイクルの蛍光体を使用して形成されている。加えて、γアルミナが約1.5質量%混合されている。そして、第1層2aの膜厚は、約15μmである。
ところで、第1層2aに用いたリサイクルの3波長域発光形蛍光体は、その平均粒径が1〜5μmであり、以下の方法により得られたものである。すなわち、回収した使用済み蛍光ランプの透光性放電容器の両端を切除して、内部に高圧空気を2回ブローし、ブローごとに蛍光体をそれぞれ分離して回収した。また、第2回目のブローは、第1回目より圧力を高くした。そうして、1回目のブローで回収した蛍光体が3波長域発光形蛍光体が主体とするものになっている場合には、これを第1層に用いる。なお、2回目のブローで回収された蛍光体は、蛍光ランプが2層構造の場合、下記実施例および比較例の対比により理解できるように、ハロリン酸カルシウム蛍光体や超残光蛍光体が多く含まれる場合がある。
一方、放電空間1c側に位置する第2層2bは、平均粒径が1〜5μmの未使用の3波長域発光形蛍光体を使用して形成されている。そして、第2層2bの膜厚は約15μmである。
未使用の3波長域発光形蛍光体には、一実施例として以下のものを用いた。
赤色域発光形蛍光体 Y:Eu
緑色域発光形蛍光体 LaPO:Ce,Tb
青色域発光形蛍光体 BaMgAl1627:Eu,Mn
一対の電極3は、タングステンワイヤを2重コイル状に巻回し、かつ、2重コイル部分に電子放射性物質を塗布してなる2重コイル形の熱陰極形フィラメント電極からなる。そして、一対の内部導入線4の先端部に継線されている。なお、一対の電極3としては、所望により上記以外の電極、例えばトリプルコイル形の熱陰極形フィラメント電極やセラミックス電極、冷陰極などを用いることができる。セラミックス電極は、例えば開口部を備えた電気伝導性の容器内にアルカリ土類元素および遷移金属元素の酸化物を主体とし、表面を遷移金属元素の炭化物または窒化物で被覆した果粒状、スポンジ状または塊状の複合セラミックスからなる熱電子放出物質を収納させてなる構造を備えていて、1本の内部導入線の先端に支持されているような構成を採用することができる。
放電媒体は、低圧水銀蒸気放電を行わせるように構成されているのが一般的である。この場合、放電媒体は、水銀および希ガスからなる。また、所望により低圧希ガス放電を行わせるように構成することができる。この場合には、希ガス、例えばアルゴンまたはキセノンを適当圧力封入する。
低圧水銀蒸気放電を行わせる場合の水銀は、液体水銀またはアマルガムとして封入される。液体水銀を封入するには、液体水銀を滴下するか、カプセルに入れて封入後適当な手段によってカプセルを破壊して水銀を取り出すことができる。また、アマルガムとして封入するには、ペレット状に成形したり、適当な金属板を基体としてアマルガムを担持させたりすることができる。また、希ガスは、蛍光ランプの放電開始を容易にするため、および緩衝ガスとして用いられ、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、ネオン(Ne)などを200〜400Pa程度透光性放電容器内に封入される。また、希ガスは、Ar単体を封入してもよいし、またAr−Kr、Ne−Ar−Kr、Ne−Arなどの混合封入でもよい。
放電媒体は、一実施例として液体水銀およびアルゴン(Ar)330Paを封入した。
口金6は、口金本体6bおよび一対の口金ピン6a、6aからなる。口金本体6bは、キャップ状をなしていて、透光性放電容器1の両端部に接着されている。一対の口金ピン6a、6abは、口金本体6bに互いに絶縁関係に支持されているとともに、それぞれ外部導入線5、5に接続している。
次に、蛍光体層が2層構造の場合におけるリサイクルの3波長域発光形蛍光体の使用率と全光束の関係を、1層構造の場合における同様な関係と比較しながら説明する。蛍光体層が2層構造の場合を表1に示し、1層構造の場合を表2に示す。なお、表中「リサイクル蛍光体使用率」は、リサイクルの3波長域発光形蛍光体の使用率を意味している。「全光束(%)」は、未使用の3波長域発光形蛍光体100%、したがってリサイクルの3波長域発光形蛍光体の使用率が0%の場合の全光束を100%とした場合の相対値である。
〔表1〕
リサイクル蛍光体使用率(%) 全光束(%)
100 92
70 95〜96
50 100
30 100
0 100

〔表2〕
リサイクル蛍光体使用率(%) 全光束(%)
100 90
70 92
50 95
30 97
0 100

表1および表2の対比により明らかなように、リサイクルの3波長域発光形蛍光体を用いて蛍光ランプを製造する場合、蛍光体層が多層構造、例えば2層構造であると、全光束が1層構造の場合のそれより多くなる。
さらに、表3を参照して、高圧空気ブロー法によって回収したリサイクルの3波長域発光形蛍光体中におけるハロリン酸カルシウム蛍光体の混入率および3波長放射束比を2回ブロー法による場合と1回ブロー法による場合を比較して示す。なお、表中「3波長放射束比」は回収したリサイクルの3波長域発光形蛍光体を使用して製作した試作蛍光ランプにおける3波長放射束比を示す。また、2回ブロー法の場合は、1回目のブローにより回収された蛍光体のみの値である。
〔表3〕
ハロリン酸カルシウム蛍光体混入率(%) 3波長放射束比(%)
2回ブロー法 4 52
1回ブロー法 40 46

表3から明らかなように、2回ブロー法によれば、リサイクルの3波長域発光形蛍光体中におけるカルシウムハロリン酸蛍光体の混入が少なくなる。
なお、リサイクルの3波長域発光形蛍光体を使用した第1層2aと未使用の3波長域発光形蛍光体を使用した第2層2bとは、組成や発光色、粒度分布などの違いを観察などにより分析することで識別することが可能である。
図3は、本発明の照明装置の一実施形態としての天井直付け形蛍光灯器具を示す斜視図である。図において、21は照明器具本体、22は蛍光ランプ、23は点灯回路である。
照明装置本体21は、内部に放電ランプ点灯回路23を内蔵し、ランプソケット21aなどを備えている。
蛍光ランプ12は、放電ランプ点灯回路の一部を構成しているが、ランプソケット21aに装着されることにより、照明装置本体21に支持されている。
放電ランプ点灯回路23は、照明装置本体21内に配設されている。
本発明の蛍光ランプを実施するための一形態としての直管形蛍光ランプを示す一部切欠正面図 同じく拡大要部縦断面図 本発明の照明装置を実施するための一形態としての天井直付け形蛍光灯器具を示す斜視図
1…透光性放電容器、1c…放電空間、2…蛍光体層、2a…第1層、2b…第2層、3…電極

Claims (3)

  1. 透光性放電容器と;
    透光性放電容器の内面配設された層からなり、放電空間側に位置する第2層が未使用の3波長域発光形蛍光体を50質量%超含み、かつ膜厚が8〜20μmに形成されているとともに、透光性放電容器側に位置する第1層がリサイクルの3波長域発光形蛍光体を50質量%超含み、かつ膜厚が5〜20μmに形成されているとともに、第1層および第2層の膜厚割合が0.5〜2:1である蛍光体層と;
    透光性放電容器の両端に封装された一対の電極と;
    透光性放電容器の内部に封入された放電媒体と;
    透光性放電容器に装着された口金と;
    を具備していることを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 蛍光体層は、その透光性放電容器側に位置する第1層がγアルミナを0.5質量%以上含有していることを特徴とする請求項1載の蛍光ランプ。
  3. 照明装置本体と;
    照明装置本体に支持された請求項1または2記載の蛍光ランプと;
    蛍光ランプを点灯する点灯回路と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
JP2004125494A 2004-04-21 2004-04-21 蛍光ランプおよび照明装置 Expired - Fee Related JP4389162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004125494A JP4389162B2 (ja) 2004-04-21 2004-04-21 蛍光ランプおよび照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004125494A JP4389162B2 (ja) 2004-04-21 2004-04-21 蛍光ランプおよび照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005310537A JP2005310537A (ja) 2005-11-04
JP4389162B2 true JP4389162B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=35439065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004125494A Expired - Fee Related JP4389162B2 (ja) 2004-04-21 2004-04-21 蛍光ランプおよび照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4389162B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021520A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Nec Lighting Ltd 放電灯
JP2008262819A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱陰極蛍光ランプを備えたバックライト
JP2013093253A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Hitachi Appliances Inc 蛍光ランプ
DE102014204172A1 (de) * 2014-03-06 2015-09-24 Osram Gmbh Niederdruckentladungslampe

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005310537A (ja) 2005-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI549157B (zh) Fluorescent light
JP2005529461A (ja) 蛍光灯およびその製造方法
JP4389162B2 (ja) 蛍光ランプおよび照明装置
JP2001319619A (ja) 蛍光ランプ
JP4796099B2 (ja) 蛍光ランプ
KR100478304B1 (ko) 형광 램프 및 조명장치
JP4438922B2 (ja) 蛍光ランプおよびリサイクル蛍光ランプの製造方法
JP4496464B2 (ja) 蛍光ランプおよび照明装置
JP2003272559A (ja) 蛍光ランプ
JPH11339722A (ja) 管球およびこの管球を用いた照明器具
JP3879898B2 (ja) 蛍光ランプの製造方法
JP2002110095A (ja) 電球形蛍光ランプ
KR100469767B1 (ko) 형광 램프 및 조명장치
JPH09199085A (ja) 蛍光ランプおよびこれを用いた照明装置
JP2004022385A (ja) 蛍光ランプの製造方法、蛍光ランプおよび照明装置
JP2013251054A (ja) 蛍光ランプ及び照明装置
JP5213027B2 (ja) 蛍光ランプ
JP2001345065A (ja) 環形蛍光ランプおよび照明器具
JP2016004750A (ja) 蛍光ランプ
JP2005209502A (ja) 蛍光ランプおよび照明器具
JP2008034276A (ja) 蛍光ランプおよび照明装置
JP2000348675A (ja) 蛍光ランプおよび照明装置
JPH0864173A (ja) 水銀蒸気放電灯およびこれを用いた照明装置
JP2007018737A (ja) 蛍光ランプ及びバックライト装置
JP2004146385A (ja) 蛍光ランプおよび照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090910

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090923

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees