JP4388835B2 - 田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、田植機に関し、特に、昇降リンク機構および昇降駆動機構を介して苗を圃場に植え付ける植付部を備える構成の田植機に関する。
従来、昇降リンク機構および昇降駆動機構を介して苗を圃場に植え付けるための植付部を備える構成の田植機が知られている。このような田植機においては、植付部に苗を補充する苗継作業時に植付部を最上昇位置まで上昇させると、苗継作業を行い難く、昇降に時間がかかり、また、田植機の旋回時等に植付部を最上昇位置まで上昇させると、昇降に時間がかかり作業効率が低下するため、植付部を苗継作業を行い易い高さで停止させる必要がある。そこで、従来では、植付部の昇降操作用の昇降レバーを設け、該昇降レバーを操作することによって植付部の高さを調節するようにしていた。このような田植機の一例としては、下記特許文献1、2に示すようなものがある。
特許第3335977号公報 特許第3092465号公報
しかし、従来の田植機においては、次のような問題点があった。昇降レバーを用いて手動で植付部を所望する苗継作業を行い易い高さまで昇降操作するものであったため、作業者の技能、経験、勘等によるところが多く、植付部を作業者の所望する高さで停止させることが難しいという問題点があった。そして、植付部を毎回同じ高さで停止させたくても、その停止高さを毎回同じ高さとすることも困難であった。つまり、植付部の停止高さを安定させることができないという問題点があった。また、圃場で後進する場合(例えば、植付作業を開始するときに畦際等で後進する場合)や、後進して車庫に格納する場合に、植付部が最上昇位置にある場合には、後方確認を行い難いという問題点があった。
そこで、本発明では、田植機において、昇降レバーとは異なる操作手段を設け、該操作手段を操作することによって、植付部を上昇または下降させて作業者の所望する高さで毎回自動的に停止させることをできるようにすることを課題とする。加えて、植付部の上記所望する高さからの下降または上昇を、できるだけ簡単な操作によって行うことができるようにすることを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、乗用田植機の本機に対して昇降リンク機構(27)および油圧シリンダを介して苗を圃場に植え付けるための植付部(4)を装着するとともに、該植付部(4)を昇降操作する昇降レバー(91)を具備する乗用田植機において、該昇降レバー(91)とは異なる操作系であって、植付部(4)を上昇させて予め定められた所定の高さで停止させるための操作手段である苗継スイッチ(64)とを具備し、該昇降レバー(91)のレバー位置が「上昇」位置に切り替えられている場合に、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、植付部(4)を下降させて苗継高さで停止し、該「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として、再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、植付部(4)を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)を上昇して元の位置に戻し、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として、該昇降レバー(91)を操作して、昇降レバー(91)を「上昇」位置から「中立」位置に切り替えられると、該植付部(4)を「苗継モード」に保持したままとし、該植付部(4)を苗継高さで保持し、該昇降レバー(91)が「中立」位置を通過して、「下降」位置または「植付」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、該植付部(4)を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させ、さらに、「植付」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにするものである。
請求項2においては、請求項1記載の乗用田植機において、前記昇降レバー(91)のレバー位置が「中立」位置に切り替えられている場合に、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、該植付部(4)を上昇または下降させて苗継高さで停止し、このとき、該昇降レバー(91)の位置が「中立」位置の状態での「苗継モード」を、「中立苗継モード(N)」とし、該「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、該植付部(4)を苗継高さで保持し、該「中立苗継モード(N)」が解除されるが、該植付部(4)は上昇または下降せずに苗継高さで停止した状態を保持し、一方、「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作して、レバー位置を「中立」位置から「上昇」位置に切り替えると、該植付部(4)の状態を「中立苗継モード(N)」から解除し、該植付部(4)を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、他方、「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)が操作されてレバー位置が「中立」位置から「下降」位置に切り替えると、該植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、該昇降レバー(91)が「下降」位置を通過して、「植付」位置まで切り替えられた場合には、植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、最下降位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにするものである。
請求項3においては、請求項1記載の乗用田植機において、該昇降レバー(91)が「下降」位置に切り替えられている場合には、この状態で、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、植付部(4)を上昇させて苗継高さで停止し、この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)が操作されると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、元の位置に戻し、一方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作し、「下降」位置から「植付」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにし、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作して、レバー位置が「下降」位置から「中立」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定したままとし、苗継高さで保持し、「苗継モード」を解除せず、該植付部(4)を苗継高さで停止させた状態を保持し、「中立苗継モード(N)」と同じ状態とし、更に、該昇降レバー(91)が操作されてレバー位置が「中立」位置を通過して、「上昇」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止させるものである。
請求項4においては、請求項1記載の乗用田植機において、前記昇降レバー(91)のレバー位置が「植付」位置に切り替えられている場合には、該植付部(4)は最下降位置またはその近傍で、植付クラッチが「入」となっているが、この状態で、前記苗継スイッチ(64)を操作すると、植付部(4)を「苗継モード」に設定し、上昇させて苗継高さで停止し、植付クラッチを「切」とし、この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにし、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として前記昇降レバー(91)を操作し「植付」位置から「下降」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、また、該昇降レバー(91)を操作して「下降」位置を通過して、「上昇」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、更に、第1の操作として苗継スイッチ(64)を操作し、植付クラッチを「入」から「切」に切り替え、該植付部(4)が「苗継モード」に設定されて、植付部(4)が上昇して苗継高さで停止された場合において、乗用田植機が走行状態となれば、警報ブザー(83)を鳴らすものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示すように、乗用田植機の本機に対して昇降リンク機構(27)および油圧シリンダを介して苗を圃場に植え付けるための植付部(4)を装着するとともに、該植付部(4)を昇降操作する昇降レバー(91)を具備する乗用田植機において、該昇降レバー(91)とは異なる操作系であって、植付部(4)を上昇させて予め定められた所定の高さで停止させるための操作手段である苗継スイッチ(64)とを具備し、該昇降レバー(91)のレバー位置が「上昇」位置に切り替えられている場合に、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、植付部(4)を下降させて苗継高さで停止し、該「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として、再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、植付部(4)を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)を上昇して元の位置に戻し、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として、該昇降レバー(91)を操作して、昇降レバー(91)を「上昇」位置から「中立」位置に切り替えられると、該植付部(4)を「苗継モード」に保持したままとし、該植付部(4)を苗継高さで保持し、該昇降レバー(91)が「中立」位置を通過して、「下降」位置または「植付」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、該植付部(4)を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させ、さらに、「植付」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにしたので、苗継作業時等に、上記苗継スイッチ(64)の操作により植付部を上昇させて所望する高さで自動的に毎回安定して停止させることができる。
また、その所望する高さからの下降も、操作手段の再操作または上記操作レバーの操作により容易に行うことができる。
この場合、植付部を最上昇位置より下方の高さで停止させているため、植付部を最上昇位置から下降させるよりも短時間で下降させて圃場面に接地等させることができ、作業効率の向上が図れる。
請求項2に示すように、請求項1記載の乗用田植機において、前記昇降レバー(91)のレバー位置が「中立」位置に切り替えられている場合に、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、該植付部(4)を上昇または下降させて苗継高さで停止し、このとき、該昇降レバー(91)の位置が「中立」位置の状態での「苗継モード」を、「中立苗継モード(N)」とし、該「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、該植付部(4)を苗継高さで保持し、該「中立苗継モード(N)」が解除されるが、該植付部(4)は上昇または下降せずに苗継高さで停止した状態を保持し、一方、「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作して、レバー位置を「中立」位置から「上昇」位置に切り替えると、該植付部(4)の状態を「中立苗継モード(N)」から解除し、該植付部(4)を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、他方、「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)が操作されてレバー位置が「中立」位置から「下降」位置に切り替えると、該植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、該昇降レバー(91)が「下降」位置を通過して、「植付」位置まで切り替えられた場合には、植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、最下降位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにするので、苗継スイッチ(64)の操作により、所望する高さとし、その高さからの上昇も、操作手段の再操作または上記操作レバーの操作により容易に行うことができる。
この場合、植付部を最下降位置より上方の高さで停止させているため、植付部を最下降位置から上昇させるよりも短時間で最上昇位置まで上昇させることができ、作業効率の向上が図れる。
請求項3に示すように、請求項1記載の乗用田植機において、該昇降レバー(91)が「下降」位置に切り替えられている場合には、この状態で、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、植付部(4)を上昇させて苗継高さで停止し、この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)が操作されると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、元の位置に戻し、一方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作し、「下降」位置から「植付」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにし、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作して、レバー位置が「下降」位置から「中立」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定したままとし、苗継高さで保持し、「苗継モード」を解除せず、該植付部(4)を苗継高さで停止させた状態を保持し、「中立苗継モード(N)」と同じ状態とし、更に、該昇降レバー(91)が操作されてレバー位置が「中立」位置を通過して、「上昇」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止させるので、苗継スイッチ(64)の操作により、所望する高さとし、その高さからの上昇も、操作手段の再操作または上記操作レバーの操作により容易に行うことができる。
この場合、植付部を最下降位置より上方の高さで停止させているため、植付部を最下降位置から上昇させるよりも短時間で最上昇位置まで上昇させることができ、作業効率の向上が図れる。
請求項4に示すように、請求項1記載の乗用田植機において、前記昇降レバー(91)のレバー位置が「植付」位置に切り替えられている場合には、該植付部(4)は最下降位置またはその近傍で、植付クラッチが「入」となっているが、この状態で、前記苗継スイッチ(64)を操作すると、植付部(4)を「苗継モード」に設定し、上昇させて苗継高さで停止し、植付クラッチを「切」とし、この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにし、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として前記昇降レバー(91)を操作し「植付」位置から「下降」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、また、該昇降レバー(91)を操作して「下降」位置を通過して、「上昇」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、更に、第1の操作として苗継スイッチ(64)を操作し、植付クラッチを「入」から「切」に切り替え、該植付部(4)が「苗継モード」に設定されて、植付部(4)が上昇して苗継高さで停止された場合において、乗用田植機が走行状態となれば、警報ブザー(83)を鳴らすので、植付部が上昇して上記所定の高さで停止している状態のまま走行状態になったときに引き起される空植えを防止することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を添付の図面を用いて説明する。なお、以下の本発明を実施するための最良の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。図1は本発明の実施の形態に係る乗用田植機の外観を示す概略構成図、図2は図1に示す概略構成図の側面図、図3は乗用田植機のダッシュボード近傍の近傍の操作系の主要部を抽出した概略構成図、図4は図3に示す概略構成図の側面図、図5は乗用田植機の植付部の昇降制御に関するブロック図、図6は乗用田植機の植付部の昇降制御の一例を示す図である。
まず、田植機の全体的な構成について、図1、図2を用いて説明する。本実施例の田植機は8条植え(8乗用)の乗用田植機とし、走行部1の後部に昇降リンク機構27を介して植付部4を装着し、該走行部1においては車体フレーム3の前部上方にエンジン2を搭載し、前下部にフロントアクスルケース7aを介して前輪6を支持させるとともに、後部にリヤアクスルケース7を介して後輪8を支持している。
エンジン2は、ボンネット9に覆われ、該ボンネット9の両側に予備苗載台10・10を配設し、該ボンネット9の後部のダッシュボード5上に操向ハンドル14を配置し、該ボンネット9の両側と、その後部の車体フレーム3上を車体カバー12で覆い、操向ハンドル14の後方位置に座席13を配置し、ボンネット9の両側と座席13の前部と、座席13の左右両側、および座席13の後方をステップとしている。また、上記座席13の後方には8条用の施肥機33が配設されている。
走行部1の後部に設けられる植付部4は、苗載台16や、植付爪支持部となる植付伝動ケースの後部に設けるロータリーケース22・22・・・や該ロータリーケース22・22・・・に取り付けられる植付爪や、センターフロート34や、サイドフロート35等から構成されている。苗載台16は前高後低に配設して、苗載台16の下部は下ガイドレール18、前面の上部は上ガイドレール19によって左右往復摺動自在に支持されている。下ガイドレール18および上ガイドレール19は、植付センターケース20により植付フレーム23等を介して支持されている。
そして、植付センターケース20より左右両側方へ連結パイプ(図示せず)を突設して、植付伝動ケース(図示せず)を固設し、該伝動ケースを平行に後方へ突出させて、該植付伝動ケースの後部両側に一方向に回転させるロータリーケース22・22・・・を配置し、該ロータリーケース22・22・・・に植付爪を設けている。ロータリーケース22・22・・・は、1条分の苗載台16に対して1組配設されるので、上記8条用の乗用田植機の場合には8つ設けられている。
さらに、植付センターケース20の前部にはローリング支点軸を介して上記昇降リンク機構27と連結され、該昇降リンク機構27はトップリンク25やロワーリンク26等より構成され、座席13下方に配置したアクチュエータとなる油圧シリンダからなる図示しない昇降シリンダ(昇降駆動機構の一例)によって植付部4を昇降するようにしている。
昇降リンク機構27の後部に連結される植付センターケース20や植付伝動ケースの下方にリンク機構を介してセンターフロート34およびサイドフロート35が支持され、該センターフロート34の前部と植付センターケース20または植付伝動ケースの支持部フレームにはフロートの昇降を検知する手段として角度センサ80が配置されている。この角度センサ80としては、ポテンショメーターやロータリエンコーダ等が用いられる。角度センサ80は後述する制御部100(図5)と接続され、フロートの昇降に応じて植付部4の昇降制御を行うようにしている。また、上記連結パイプの左右両側方に、マーカ40・40が配設されている。そして、以上のような構成の乗用田植機によれば、前進走行とともに苗載台16を左右に往復摺動して、それぞれの条において、この往復動に同期させて植付爪を駆動して一株分の苗を切り出し、連続的に植付作業を行なうことが可能となっている。
次に、ダッシュボード5を含めたその近傍に設けられるレバーやスイッチ等の操作系について、図3を用いて説明する。なお、図3では、図1および図2におけるダッシュボード5を含めたその近傍の操作系に関する主要部を抽出した状態を示しており、操作系に関係ない部分についての描画を省略してある。ダッシュボード5の後部側(座席13側)で左右方向の中央部分には操向ハンドル14が設けられている。すなわち、座席13の前方側にはダッシュボード5や操向ハンドル14等が設けられ、該操向ハンドル14の近傍には、植付部4の植付作業に関わる電気的操作手段とレバー類が配設されている。
電気的操作手段の具体例としては、植付深さ設定SW61と圃場硬度設定SW62と作業選択SW63と苗継SW64が配置されている(ここで、「SW」とは「スイッチ」を意味している。以下同様)。また、レバー類としては、操向ハンドル14に対して、ダッシュボード5の左側の近傍には、主変速レバー94等の操作領域90bが設けられ、他方、操向ハンドル14に対して、ダッシュボード5の右側の近傍には、クルーズコントロールレバー92、アクセルレバー93、作業者によって植付部4を手動で昇降操作するための昇降レバー91等の操作領域90aが設けられている。上記操作領域90a・90bには、図3に示すように、上記各々のレバーの揺動範囲や保持位置を規定するガイド溝91a・92a・93a・94aが設けられている。また、操作領域90a・90bは、図3に示すようにダッシュボード5とは分離された部材よりなるものであってもよいし、あるいは、ダッシュボード5と一体に形成されるものであってもよい。
操作領域90aには、作業選択SW63と苗継SW64とが設けられている。また、操向ハンドル14に対して右側のダッシュボード5上には、植付深さ設定SW61と圃場硬度設定SW62とが設けられている。さらに、ダッシュボード5の下部の座席13側には、エンジン2を始動入力するためのキーSW65が設けられている。このキーSW65は、エンジン2を始動するためのセルモータや制御部100(図5)に電力を供給するための電源を投入する機能も具備している。なお、上記レバーやスイッチ等の操作系の配置位置は、上述した位置に限定されるものではなく、作業者が座席13に座った状態で操作できる範囲内であれば、その位置は限定されない。また、ダッシュボード5の下部の右側ステップ上にはアクセルペダルやブレーキペダル等のペダル類が設けられている。
ここで、植付深さ設定SW61、圃場硬度設定SW62、作業選択SW63、苗継SW64について説明する。植付深さ設定SW61は、苗を圃場に植え付ける際の植付深さを設定するためのボリューム式のスイッチである。なお、ボリューム式のスイッチとは、スイッチを回動させることによって調節する方式をとるものであって、別称ではダイヤル式のスイッチとも呼ばれるものでもある。
圃場硬度設定SW62は、作業者が知り得た圃場の硬度を設定入力するためのボリューム式のスイッチである。
作業選択SW63は、圃場の状況を入力することによって、乗用田植機に該圃場の状況に応じた作業が行えるように設定するためのボリューム式のスイッチである。圃場の状況の具体例としては「標準」、「深水」、「枕地」等がある。ここで、「標準」とは、乗用田植機が植付作業を行う場合に特別な制御を実行せずに行える標準的な圃場であることを意味している(標準モード)。「深水」とは、上記標準と比較して圃場の水量(深さ)が多い場合を意味している(深水モード)。「枕地」とは、上記標準と比較して圃場の水量(深さ)が少ない場合、あるいは、圃場の中央部分と比較して圃場の状況が悪い(凹凸が多い等、例えば圃場端で旋回した際に、タイヤにより圃場面(田面)に凹凸が多い場合)場合等を意味している(枕地モード)。なお、その他、泥押しが多く発生する深泥モード、藁や夾雑物等が多く浮いている夾雑モード等が考えられ、それらの圃場の状況に応じて植付深さや植付感度の目標値を設定して、作業選択SW63で変更できるようにすることができる。
苗継SW64は、植付部4が上昇する場合に、苗継作業を行い易いように植付部4を最上昇位置まで上昇させることなく、その上昇を苗継作業用に予め定められた所定の高さ(位置)で自動的に停止させるためのスイッチであり、作業者による押圧を検知するプッシュ式のモーメンタリタイプのスイッチである。また、苗継SW64は、植付部4が下降する場合に、最下降位置まで下降させることなく、植付部4の下降を予め定められた所定の高さ(位置)で自動的に停止させるためのスイッチでもある。つまり、苗継SW64は、後述する昇降レバー91とは異なる操作系であって、植付部4の上昇または下降を予め定められた所定の高さで停止させるための操作手段の一例である。そして、苗継SW64が操作されると、制御部100(図5)によって植付部4の状態が「苗継モード」に設定される。このように苗継SW64のみを、他のSW61・62・63とは異なり、プッシュ式とすることで、苗継SW64であることを、作業者に対して注意喚起することが可能となるとともに、苗継SW64の操作を、ワンタッチという簡単な操作とすることができる。ここで、定められた高さ(位置)は、最上昇位置よりも低く、最下降位置よりも高い高さであり、マーカ40を上昇回動させてロックする高さよりも低い高さである。また、予め定められた所定の高さとしては、上述した苗継作業用の高さの他、後進時の後方確認用の高さ等がある。この後方確認用の高さは、圃場で後進する場合(例えば、植付作業を開始するときに畦際等で後進する場合)や車庫に格納する場合に、後方確認のために植付部4を最上昇位置から下降させる必要があるが、その場合における後方確認を行い易い高さのことである。なお、苗継SW64は、昇降レバー91の操作により、植付部4が下降途中または上昇途中の状態においても操作可能となっている。
また、苗継SW64は、その内部にランプまたは発光ダイオード(以下、「ランプ64a」と言う。)等が設けられている。そして、苗継SW64が作業者によって操作されて、上述した「苗継モード」に設定されている場合には、ランプ64aが点灯する。逆に、後述するように、「苗継モード」が解除された場合には、点灯していたランプ64aが消灯する。このようにして、植付部4が上記所定の高さで停止状態にあることや、「苗継モード」に設定されていることを作業者に報知するようにしている。なお、「苗継モード」に設定されている場合にはランプ64aの点滅を開始させ、「苗継モード」が解除された場合にはランプ64aの点滅を終了させるようにしてもよい。
ここで、予め定められた高さ(位置)を設定するには、例えば、植付部4の高さを検知する手段としてのセンサ81(図5)を、植付部4の昇降リンク機構27の近傍(例えば、トップリンク25またはロワーリンク26の回動基部、または、昇降駆動する昇降シリンダの近傍、または、本機側から後方に突出したブラケット)に取り付けて、該センサ81の取付位置を調節可能な構成として設定するようにしている。このセンサ81はスイッチや近接センサ等により構成され、制御部100(図5)と接続されている。そして、植付部4が上昇する場合には、センサ81がオンする高さによって予め定められた高さを設定し、逆に、植付部4が下降する場合には、センサ81がオフする高さによって予め定められた高さを設定する。このように、センサ81のオン/オフが切り替わることによって植付部4が予め定められた高さまで上昇または下降したことが検知されるため、このとき、植付部4を停止させるようにすればよい。これにより、作業者がセンサ81の取付位置を調節することで、予め定められた高さを設定することができ、植付部4を所望する高さで停止させることが可能となる。そして、センサ81として安価なスイッチを用いることができる。また、スイッチ等のセンサ81に替えて、角度センサを用いる構成としてもよい。この場合、角度センサを制御部100と接続し、予め定められた高さに応じた設定角度をツマミ等で設定するようにする。そして、苗継SW64の操作により植付部4が上昇または下降して、設定角度まで上昇または下降した高さで植付部4を停止させるようにしてもよい。これにより、作業者が角度センサの角度設定をしたりすることで、予め定められた高さを設定することができ、植付部4を所望する高さで停止させることが可能となる。
以上のような苗継SW64によれば、例えば、植付部4の高さが作業者の所望する高さ(例えば、苗継作業を行い易い高さ)に予め設定されて、作業者が苗継SW64を押圧操作することによって、植付部4がこの予め設定された高さで自動的に停止される。これにより、作業者は従来のように手動で昇降レバーを操作することなく、植付部4を所望する高さで自動的に停止させることが可能となる。この結果、作業効率の向上を図ることができ、また、毎回安定して所望する高さで植付部4を停止させることが可能となる。
次に、操作領域90aにおける昇降レバー91について、図4を用いて説明する。上述したように、昇降レバー91は、作業者により直接操作されることによって、つまり手動で植付部4を昇降操作するためのものである。図4(a)に示すように、昇降レバー91は、その揺動基部が操作領域90aの内部で枢支される軸72aに固設され、該軸72aにはアーム71aが固設されている。同様に、軸72aとアーム71aのさらに下方には、操作領域90aの内部で軸72aと平行に枢支される軸72bと、該軸72bに固設されるアーム71bが設けられており、軸72bからはリンク74が突設されている。さらに、上記2つのアーム71aとアーム71bとの端部側にはリンク73の端部がそれぞれ枢結され、該アーム71aとアーム71bは略平行に配置されて平行リンクを構成している。
また、アーム71aとアーム71bとの上下方向の中間位置には、ロータリSW70が設けられている。このロータリSW70のロータリ軸には略U字形状のU字リンク70aが固設されている。このU字リンク70aのU溝内には、リンク74の端部が係合し、該リンク74の端部がU字リンク70aの溝内で摺動自在となる構成となっている。そして、リンク74がU字リンク70aの内面側で摺動することによって、U字リンク70aの位置(つまり、ロータリ軸に対する角度)が変化することで、ロータリSW70のロータリ軸を回動する構成となっている。
このような構成において、例えば図4(a)に示す昇降レバー91の状態は、一番手前側に引かれた状態(つまり、後方側に引かれた状態)となっている。この状態のとき、ロータリSW70のロータリ軸に固設されるU字リンク70aの位置は、図4(b)に示す位置となるものとする。このロータリSW70は、図4(b)に示すように、4つの接点を有しており、該4つの接点と対応する接点が制御部100(図5)に接続され、各接点はU字リンク70aの位置で「上昇」、「中立」、「下降」、「植付」と予め設定されており、各々は植付部4の昇降動作に対応している。
ここで、図4(a)に示す状態において、昇降レバー91を図4(a)中の太矢印方向(乗用田植機の前方方向)に押した場合について説明する。なお、図4(a)中における各部の太矢印方向は、昇降レバー91の上記太矢印方向の操作に対応した動作方向を示している。この場合、昇降レバー91の揺動基部となる軸72aに固設されるアーム71aが回転する(太矢印方向)ことで、リンク73が動く(太矢印方向)ので、アーム71bと軸72bとが回転する(太矢印方向)。このとき、軸72bに固設されるリンク74は、U字リンク70aの内面側(溝内)を摺動することで、ロータリSW70のロータリ軸は太矢印方向に回転する。これにより、U字リンク70aの位置が、「上昇」→「中立」→「下降」→「植付」の順に動いて切り替わる。この結果、植付部4の手動制御が、「上昇」→「中立」→「下降」→「植付」の順で切り替わる。これに対して、昇降レバー91を逆方向に操作することによって、つまり、昇降レバー91を乗用田植機の後方方向に操作することによって、植付部4の手動制御が、「植付」→「下降」→「中立」→「上昇」の順で切り替わる。
制御部100は、昇降シリンダ駆動部200と接続されているので、昇降シリンダを駆動して、植付部4を所望の位置に昇降駆動することを可能にしている。すなわち、昇降レバー91の操作によって、U字リンク70aが、「上昇」の位置に切り替えられた場合には、植付部4は上昇し、「中立」の位置に切り替えられた場合には植付部4は動作せず中立状態を保ち、「下降」の位置に切り替えられた場合には植付部4は下降し、「植付」の位置に切り替えられた場合には植付部4の植付クラッチが「入」(つまり、駆動力伝達状態)となって植付爪を駆動して植付作業を開始する。この場合、植付部4を下降させて、センターフロート34やサイドフロート35等のフロートを圃場面に接触させて植付作業を行うようにしている。一方、U字リンク70aが「上昇」、「中立」、「下降」の各位置に切り替えられた場合には、植付部4の植付クラッチは「切」(つまり、駆動力非伝達状態)となる。なお、植付クラッチは本機側のミッションケースまたは植付部4のセンターケースに設けられ、電磁クラッチや、モータ機構により構成して、動力伝達の「入」「切」を可能としている。
そして、U字リンク70aが「上昇」の位置にある場合には、植付部4は最上昇位置またはその近傍で停止している。ただし、植付部4の上昇中に、つまり、植付部4が最上昇位置またはその近傍に到達する前に、昇降レバー91が操作されてU字リンク70aが「中立」の位置に切り替えられた場合には、この「中立」の位置に切り替えられたときに達している位置で植付部4が停止する。同様に、U字リンク70aが「下降」の位置にある場合には、植付部4は最下降位置またはその近傍で停止している。ただし、植付部4の下降中に、つまり、植付部4が最下降位置またはその近傍に到達する前に、昇降レバー91が操作されてU字リンク70aが「中立」の位置に切り替えられた場合には、この「中立」の位置に切り替えられたときに達している位置で植付部4が停止する。したがって、U字リンク70aが「中立」の位置にある場合には、植付部4は最上昇位置と最下降位置の間の任意の高さで停止している。なお、U字リンク70aが「植付」の位置にある場合には、植付部4は最下降位置またはその近傍で停止するが、この場合、U字リンク70aが「下降」の位置にある場合と同じ位置であってもよいし、または、その近傍であってもよい。
なお、植付部4の昇降操作を手動で行う昇降レバー91を設ける構成としているが、昇降レバー91の代わりに昇降用の操作SWを設ける構成としてもよい。例えば、植付部下降SW、停止SW、植付部上昇SW、苗継SW等からなる昇降用の操作SWを操向ハンドル14のカバー部分に設けるようにすればよい。ここで、植付部下降SWは植付部4を下降させるためのスイッチであり、植付部上昇SWは植付部4を上昇させるためのスイッチであり、停止SWは植付部4の昇降操作を停止させるためのスイッチであり、苗継SWは上述した苗継SW64と同じ働きをするスイッチである。
図5には、乗用田植機の植付部4の昇降制御に関するブロック図を示している。図5に示すように、乗用田植機の全体制御を司る制御部100には、ロータリSW70、植付深さ設定SW61、圃場硬度設定SW62、作業選択SW63、苗継SW64、苗継SW64に設けられるランプ64a、キーSW65、センターフロート34やサイドフロート35等の角度変化を検出する角度センサ80、植付部4の高さを検知するセンサ81、乗用田植機の車速を検知する車速センサ82、警報ブザー83、植付部4を昇降する昇降シリンダを駆動する昇降シリンダ駆動部200、その他の各種センサ300等が接続されている。制御部100は、上記各部(スイッチ、センサ等)より取得した情報と、該制御部100に予め設定記憶された内容とに基づいて、乗用田植機の全体を制御している。なお、制御部100は、乗用田植機の全体を制御する機能を有すれば足りるので、その機能を制限しない箇所であれば、その配置箇所は特に限定されない。
次に、乗用田植機の植付部4の昇降制御の一例について、図6を用いて説明する。なお、以下で説明する制御における制御主体は、乗用田植機の全体制御を司る上記制御部100であってもよいし、あるいは、植付部4のみを特化して制御するための専用制御部を別途設ける場合は、その専用制御部であってもよい。
上述したように、昇降レバー91を操作することによって、U字リンク70aの位置(以下では、「レバー位置」と言う。)が切り替えられたロータリSW70の接点、具体的には、予め設定された「上昇」、「中立」、「下降」、「植付」の4つの接点(以下では、それぞれ「上昇」位置、「中立」位置、「下降」位置、「植付」位置と言う。)に対応する植付部4の昇降動作が制御部100により行われる。また、第1の操作として苗継SW64が操作されると、制御部100によって植付部4の状態が「苗継モード」に設定され、植付部4が上昇または下降して予め設定された高さ(以下では、「苗継高さ」と言う。)で自動的に停止される。
そして、このように第1の操作により「苗継モード」に設定されて植付部4が苗継高さに位置している状態で、第2の操作として苗継SW64の再操作または昇降レバー91の操作が行われたときの植付部4の昇降制御について、図6を用いて具体的に説明する。以下では、苗継SW64が操作されて「苗継モード」に設定される前に、昇降レバー91のレバー位置が、「上昇」位置に切り替えられている場合、「中立」位置に切り替えられている場合、「下降」位置切り替えられている場合、「苗継」位置に切り替えられている場合の4つの場合に分けて説明する。
第1に、昇降レバー91のレバー位置が「上昇」位置に切り替えられている場合には、植付部4は最上昇位置またはその近傍で停止している。この状態で、苗継SW64が操作されると、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」に設定し、植付部4を下降させて苗継高さで停止させる。このとき、苗継SW64に設けられるランプ64aが点灯する。
この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継SW64が操作されると(図6に示す操作A)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」から解除し、植付部4を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止させる。つまり、苗継SW64の再操作によって、「苗継モード」が解除され、植付部4が上昇して元の位置に戻される。このとき、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として昇降レバー91が操作されてレバー位置が「上昇」位置から「中立」位置に切り替えられると(図6に示す操作B)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」に保持し(設定したままとし)、植付部4を苗継高さで保持する(停止させたままとする)。このように、昇降レバー91を操作しても、レバー位置が「中立」位置に切り替えられたため、「苗継モード」を解除せず、植付部4を苗継高さで停止させた状態を保持するようにする。この状態では、後述する「苗継モードN」と同じ状態となっている。そして、このとき、苗継SW64に設けられるランプ64aは点灯した状態を保持する。なお、図6には示していないが、昇降レバー91が操作されてレバー位置が「中立」位置を通過して、「下降」位置または「植付」位置まで切り替えられた場合には、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」から解除し、植付部4を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させるようにする。この場合には、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。そして、「植付」位置まで切り替えられた場合には、さらに植付部4の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにする。つまり、手動操作が優先するように制御される。
第2に、昇降レバー91のレバー位置が「中立」位置に切り替えられている場合には、植付部4は最上昇位置と最下降位置の間の任意の高さで停止している。この状態で、苗継SW64が操作されると、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」に設定し、植付部4を上昇または下降させて苗継高さで停止させる。このとき、苗継SW64に設けられるランプ64aが点灯する。なお、この昇降レバー91のレバー位置が「中立」位置の状態での「苗継モード」を、便宜上「苗継モードN」としておく。
この「苗継モードN」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継SW64が操作されると(図6に示す操作C)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モードN」から解除し、植付部4を苗継高さで保持する。つまり、苗継SW64の再操作によって、「苗継モードN」が解除されるが、植付部4は上昇または下降せずに苗継高さで停止した状態を保持するようにする。このとき、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
一方、「苗継モードN」に設定された状態で、第2の操作として昇降レバー91が操作されてレバー位置が「中立」位置から「上昇」位置に切り替えられると(図6に示す操作D)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モードN」から解除し、植付部4を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止させる。このとき、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
他方、「苗継モードN」に設定された状態で、第2の操作として昇降レバー91が操作されてレバー位置が「中立」位置から「下降」位置に切り替えられると(図6に示す操作E)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モードN」から解除し、植付部4を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させる。このとき、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。なお、図6には示していないが、昇降レバー91が操作されてレバー位置が「下降」位置を通過して、「植付」位置まで切り替えられた場合には、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モードN」から解除し、植付部4を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させるようにする。そして、植付部4の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにする。この場合には、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
第3に、昇降レバー91のレバー位置が「下降」位置に切り替えられている場合には、植付部4は最下降位置またはその近傍で停止している。この状態で、苗継SW64が操作されると、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」に設定し、植付部4を上昇させて苗継高さで停止させる。このとき、苗継SW64に設けられるランプ64aが点灯する。
この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継SW64が操作されると(図6に示す操作F)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」から解除し、植付部4を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させる。つまり、苗継SW64の再操作によって、「苗継モード」が解除され、植付部4が下降して元の位置に戻される。このとき、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
一方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として昇降レバー91が操作されてレバー位置が「下降」位置から「植付」位置に切り替えられると(図6に示す操作G)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」から解除し、植付部4を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させる。そして、植付部4の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにする。このとき、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として昇降レバー91が操作されてレバー位置が「下降」位置から「中立」位置に切り替えられると(図6に示す操作H)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」に設定したままとし、植付部4を苗継高さで保持する。このように、昇降レバー91を操作しても、レバー位置が「中立」位置に切り替えられたため、「苗継モード」を解除せず、植付部4を苗継高さで停止させた状態を保持するようにする。この状態では、上述した「苗継モードN」と同じ状態となっている。そして、このとき、苗継SW64に設けられるランプ64aは点灯した状態を保持する。なお、図6には示していないが、昇降レバー91が操作されてレバー位置が「中立」位置を通過して、「上昇」位置まで切り替えられた場合には、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」から解除し、植付部4を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止させるようにする。この場合には、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
第4に、昇降レバー91のレバー位置が「植付」位置に切り替えられている場合には、植付部4は最下降位置またはその近傍、つまり、センターフロート34やサイドフロート35等のフロートが圃場面に接触して植付作業の可能な位置で停止している。また、植付部4の植付クラッチが「入」となっている。この状態で、苗継SW64が操作されると、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」に設定し、植付部4を上昇させて苗継高さで停止させる。また、植付部4の植付クラッチを「切」とする。このとき、苗継SW64に設けられるランプ64aが点灯する。
この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継SW64が操作されると(図6に示す操作I)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」から解除し、植付部4を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させる。つまり、苗継SW64の再操作によって、「苗継モード」が解除され、植付部4が下降して元の位置に戻される。そして、植付部4の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにする。このとき、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として昇降レバー91が操作されてレバー位置が「植付」位置から「下降」位置に切り替えられると(図6に示す操作J)、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」から解除し、植付部4を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させる。このとき、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。なお、図6には示していないが、昇降レバー91が操作されてレバー位置が「下降」位置を通過して、「上昇」位置まで切り替えられた場合には、制御部100は、植付部4の状態を「苗継モード」から解除し、植付部4を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止させるようにする。この場合には、点灯していた苗継SW64に設けられるランプ64aが消灯する。
そして、上述した第4の場合に、第1の操作として苗継SW64が操作されることによって、植付部4の植付クラッチが「入」から「切」に切り替えられ、また、植付部4の状態が「苗継モード」に設定されて、植付部4が最下降位置またはその近傍(フロートが圃場面に接触して植付作業の可能な位置)から上昇して苗継高さで停止された場合において、この「苗継モード」を保持しているときに、乗用田植機が走行状態、つまり、乗用田植機の車速が0よりも大きくなれば、警報ブザー83(報知手段の一例)を鳴らして、作業者に対して、植付部4の状態が「苗継モード」に保持されていること、つまり、植付部4が苗継高さで停止されていることを報知するようにする。ここで、乗用田植機の車速は、ホールICや電磁ピックアップ等の車速センサ82(例えばフロントアクスルケース7aとリヤアクスルケース7間の伝導軸部や前後輪の車軸に設けられる)を用いることによって、該車速センサ82と接続される制御部100により計測される。
このように、「苗継モード」に移行する前に、植付作業を行っていた場合において、「苗継モード」が解除されていない状態のまま走行状態になったときには、警報ブザー83を作動させることによって、「苗継モード」の解除忘れを作業者に対して注意喚起することが可能となる。これにより、作業者が苗継SW64を再操作することによって、植付部4の状態が「苗継モード」から解除される。この結果、「苗継モード」の解除忘れによる空植え、つまり、植付部4が上昇して苗継高さで停止している状態のまま走行状態になったときに引き起される空植えを防止することができる。なお、報知手段は、警報ブザー83に限定されず、「苗継モード」の解除忘れを作業者に対して注意喚起することができるように警告音を発するものであればよい。また、ダッシュボード5上の表示部等に表示したり、ランプ等を点灯させたりして報知するようにしてもよい。
以上のように、苗継SW64の操作によって、「苗継モード」に設定して植付部4を苗継高さで停止させた状態で、苗継SW64の再操作または昇降レバー91の操作が行われた場合(図6に示す操作E・F・I ・Jの場合)には、「苗継モード」を解除して植付部4を苗継高さより下降させるようにしている。また、苗継SW64の操作によって、「苗継モード」に設定して植付部4を苗継高さで停止させた状態で、苗継SW64の再操作または昇降レバー91の操作が行われた場合(図6に示す操作A・Dの場合)には、「苗継モード」を解除して植付部4を苗継高さより上昇させるようにしている。
これにより、苗継作業時や枕地旋回時や微小距離の後進時には、作業者は従来のように手動で昇降レバーを操作することなく、苗継SW64のワンタッチ操作で「苗継モード」に設定して植付部4を上昇させて、所望する高さで自動的に停止させることができる。この結果、毎回安定して所望する高さで植付部4を停止させることができる。また、その「苗継モード」の解除も容易な操作で行うことができる。この場合、植付部4を最上昇位置より下方の苗継高さで停止させるため、植付部4を最上昇位置から下降させるよりも短時間で再度圃場面に接地等させることができる。このように時間短縮が図れ、乗用田植機の機動性が増して作業効率を向上させることができる。
また、圃場で後進する場合(例えば、植付作業を開始するときに畦際等で後進する場合)や、後進して車庫に格納する場合に、後方確認のために植付部4を最上昇位置から下降させることが必要となる。この場合にも、作業者は従来のように手動で昇降レバーを操作することなく、苗継SW64のワンタッチ操作で「苗継モード」に設定して植付部4を下降させて、所望する高さで自動的に停止させることができ、これにより、後方確認を行うことが可能となる。また、その「苗継モード」の解除も容易な操作で行うことができる。この場合、植付部4を最下降位置より上方の苗継高さで停止させるため、植付部4を最下降位置から上昇させるよりも短時間で最上昇位置まで上昇させることができる。このように時間短縮が図れ、乗用田植機の機動性が増して作業効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る乗用田植機の外観を示す概略構成図。 図1に示す概略構成図の側面図。 乗用田植機のダッシュボード近傍の近傍の操作系の主要部を抽出した概略構成図。 図3に示す概略構成図の側面図。 乗用田植機の植付部の昇降制御に関するブロック図。 乗用田植機の植付部の昇降制御の一例を示す図。
4 植付部
27 昇降リンク機構
64 苗継SW
91 昇降レバー
100 制御部

Claims (4)

  1. 乗用田植機の本機に対して昇降リンク機構(27)および油圧シリンダを介して苗を圃場に植え付けるための植付部(4)を装着するとともに、該植付部(4)を昇降操作する昇降レバー(91)を具備する乗用田植機において、該昇降レバー(91)とは異なる操作系であって、植付部(4)を上昇させて予め定められた所定の高さで停止させるための操作手段である苗継スイッチ(64)とを具備し、該昇降レバー(91)のレバー位置が「上昇」位置に切り替えられている場合に、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、植付部(4)を下降させて苗継高さで停止し、該「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として、再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、植付部(4)を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)を上昇して元の位置に戻し、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として、該昇降レバー(91)を操作して、昇降レバー(91)を「上昇」位置から「中立」位置に切り替えられると、該植付部(4)を「苗継モード」に保持したままとし、該植付部(4)を苗継高さで保持し、該昇降レバー(91)が「中立」位置を通過して、「下降」位置または「植付」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、該植付部(4)を下降させて最下降位置またはその近傍で停止させ、さらに、該「植付」位置まで切り替えられた場合には、植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにすることを特徴とする乗用田植機。
  2. 請求項1記載の乗用田植機において、前記昇降レバー(91)のレバー位置が「中立」位置に切り替えられている場合に、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、該植付部(4)を上昇または下降させて苗継高さで停止し、このとき、該昇降レバー(91)の位置が「中立」位置の状態での「苗継モード」を、「中立苗継モード(N)」とし、該「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、該植付部(4)を苗継高さで保持し、該「中立苗継モード(N)」が解除されるが、該植付部(4)は上昇または下降せずに苗継高さで停止した状態を保持し、一方、「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作して、レバー位置を「中立」位置から「上昇」位置に切り替えると、該植付部(4)の状態を「中立苗継モード(N)」から解除し、該植付部(4)を上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、他方、「中立苗継モード(N)」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)が操作されてレバー位置が「中立」位置から「下降」位置に切り替えると、該植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、該昇降レバー(91)が「下降」位置を通過して、「植付」位置まで切り替えられた場合には、植付部(4)を「中立苗継モード(N)」から解除し、最下降位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにすることを特徴とする乗用田植機。
  3. 請求項1記載の乗用田植機において、該昇降レバー(91)が「下降」位置に切り替えられている場合には、この状態で、該苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定し、植付部(4)を上昇させて苗継高さで停止し、この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)が操作されると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、元の位置に戻し、一方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作し、「下降」位置から「植付」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、該植付部(4)の植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにし、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として該昇降レバー(91)を操作して、レバー位置が「下降」位置から「中立」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」に設定したままとし、苗継高さで保持し、「苗継モード」を解除せず、該植付部(4)を苗継高さで停止させた状態を保持し、「中立苗継モード(N)」と同じ状態とし、更に、該昇降レバー(91)が操作されてレバー位置が「中立」位置を通過して、「上昇」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止させること特徴とする乗用田植機。
  4. 請求項1記載の乗用田植機において、前記昇降レバー(91)のレバー位置が「植付」位置に切り替えられている場合には、該植付部(4)は最下降位置またはその近傍で、植付クラッチが「入」となっているが、この状態で、前記苗継スイッチ(64)を操作すると、植付部(4)を「苗継モード」に設定し、上昇させて苗継高さで停止し、植付クラッチを「切」とし、この「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として再び苗継スイッチ(64)を操作すると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、植付クラッチを「入」として植付爪を駆動して植付作業を開始できるようにし、他方、「苗継モード」に設定された状態で、第2の操作として前記昇降レバー(91)を操作し「植付」位置から「下降」位置に切り替えると、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、下降させて最下降位置またはその近傍で停止し、また、該昇降レバー(91)を操作して「下降」位置を通過して、「上昇」位置まで切り替えられた場合には、該植付部(4)を「苗継モード」から解除し、上昇させて最上昇位置またはその近傍で停止し、更に、第1の操作として苗継スイッチ(64)を操作し、植付クラッチを「入」から「切」に切り替え、該植付部(4)が「苗継モード」に設定されて、植付部(4)が上昇して苗継高さで停止された場合において、乗用田植機が走行状態となれば、警報ブザー(83)を鳴らすことを特徴とする乗用田植機。
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