JP4388687B2 - 画像撮像装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像撮像装置および方法に関する。特に、本発明は、画像を含む情報を記録するための画像撮像装置、およびその装置で利用可能な画像撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの著しい進歩に伴って、静止画撮像機能の他に、各種の機能を有するデジタルカメラが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
各種機能が搭載されるに伴って、新たな課題が生じてきた。動画および音声を記録再生するための装置として、家庭用ムービーなどが一般に知られている。従来のムービーにおいては、記録モードと再生モードを切り換えるにはスイッチ操作が必要であった。しかしながら、音楽を再生する機能を有するデジタルカメラにおいて、音楽再生中に突然撮影の必要が生じたとき、スイッチで動作モードを切り換えているとシャッターチャンスを逃してしまう恐れがある。そのため、気軽に音楽を楽しむことができない。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる画像撮像装置および方法を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態における画像撮像装置は、画像を含む情報を記録するための画像撮像装置であって、画像を撮像する撮像ユニットと、画像を記録するための記録ユニットと、記録された情報を再生する再生ユニットと、画像の記録を指示するためのレリーズスイッチと、音声を含む情報の再生中にレリーズスイッチから画像の記録が指示されたときに、記録された画像を含む情報の再生の停止を指示してから、画像の記録の開始を指示する記録再生制御ユニットとを備える。
記録された情報は音声を含んでも良く、記録再生制御ユニットは、音声を含む情報の再生中に画像の記録が行われたときは、画像の記録が終了したことを検知して、音声を含む情報の再生の開始を指示しても良い。記録再生制御ユニットは、レリーズスイッチの中途押下状態を検知すると、音声を含む情報の再生の停止を指示してから、レリーズスイッチの最終押下状態を検知すると、画像の記録の開始を指示しても良い。記録再生制御ユニットは、音声を含む情報の再生中にレリーズスイッチの中途押下状態を検知すると、音声を含む情報の再生の停止を指示してから、記録品質調整処理の開始を指示しても良い。記録再生制御ユニットは、音声を含む情報の再生中にレリーズスイッチの中途押下状態を検知した後、レリーズスイッチの最終押下状態を検知することなくレリーズスイッチのオフ状態を検知したときに、音声を含む情報の再生の開始を指示しても良い。再生ユニットは、音声情報を再生する音声再生ユニットを含んでも良い。記録ユニットは、画像撮像装置に着脱自在に接続された外部記憶装置に画像を含む情報を記録しても良く、再生ユニットは、外部記憶装置に記録された情報を再生しても良い。外部記憶装置への画像を含む情報の書き込みと、外部記憶装置からの音声を含む情報の読み込みとを、同一のデータバスを介して行うための制御を行う外部記憶装置制御部を備えても良い。記録ユニットはメモリカードであって良く、再生ユニットは、メモリカードから音声を記録された情報として再生しても良い。記録された情報が、記録ユニットに記録された画像であっても良い。
【0006】
本発明の第1の形態における方法は、画像データを撮像する工程と、情報を記録する工程と、記録された情報を再生する工程と、記録された情報を再生中にレリーズスイッチが操作されたときに、記録された情報の再生を停止させる工程と、画像データを記録させる工程とを備える。
【0007】
本発明の第1の形態における方法は、画像を含む情報を記録するための動作モードと、記録された情報を読み出して再生するための動作モードを切り換える機能が割り当てられた第1のスイッチの状態を取得する工程と、第1のスイッチの状態に関わらず再生を強制的に中断する工程とをさらに備えても良い。情報を記録する工程は音声の記録を含んでも良く、音声を含む情報の再生の開始を指示する工程は、音声を含む情報の再生中に画像の記録が行われたときは、画像の記録が終了したことを検知して、音声を含む情報の再生の開始を指示しても良い。音声を含む情報の再生の開始を指示する工程は、レリーズスイッチの中途押下状態を検知すると、音声を含む情報の再生の停止を指示してから、レリーズスイッチの最終押下状態を検知すると、画像の記録の開始を指示しても良い。音声を含む情報の再生の開始を指示する工程は、音声を含む情報の再生中にレリーズスイッチの中途押下状態を検知すると、音声を含む情報の再生の停止を指示してから、記録品質調整処理の開始を指示しても良い。音声を含む情報の再生の開始を指示する工程は、音声を含む情報の再生中にレリーズスイッチの中途押下状態を検知した後、レリーズスイッチの最終押下状態を検知することなくレリーズスイッチのオフ状態を検知したときに、音声を含む情報の再生の開始を指示しても良い。情報を記録する工程は音声の記録を含み、再生する工程は、音声情報を再生する工程を含んでも良い。記録する工程は、画像撮像装置に着脱自在に接続された外部記憶装置に画像を含む情報を記録しても良く、再生する工程は、外部記憶装置に記録された情報を再生しても良い。外部記憶装置への画像を含む情報の書き込む工程と、外部記憶装置からの音声を含む情報の読み込む工程とを、同一のデータバスを介して行うための制御を行う工程を備えても良い。記録する工程はメモリカードに記録する工程であってよく、再生する工程は、メモリカードから、音声を記録された情報として再生しても良い。情報を記録する工程は、画像を記録する工程であっても良い。
情報記録方法は、情報記録装置が有している特徴群を実現するための方法を特徴として有していても良い。
【0008】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(実施形態1)
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る画像撮像装置の一例としてのデジタルカメラの全体の構成を示す。画像撮像装置には、デジタルカメラの他、ビデオカメラや撮像機能を有する携帯電話等が含まれる。記録再生制御ユニットについては、図2以降で詳述する。本実施形態のデジタルカメラ10は、静止画の撮像の他に、動画および音声の記録再生を行うことができる。デジタルカメラ10は、主に撮像ユニット20、音声取得ユニット130、制御ユニット40、処理ユニット60、表示ユニット100、および操作ユニット110を含む。
【0011】
撮像ユニット20は、撮影および結像に関する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィルタ)28、CCD30、および撮像信号処理部32を含む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレンズ等からなる。この構成により、被写体像がCCD30の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」という)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフトレジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧信号として順次読み出される。
【0012】
デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッタは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するために、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレインが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲートの制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するための時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
【0013】
CCD30から出力される電圧信号、すなわちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、その結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジタル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力する。
【0014】
撮像ユニット20はさらに、ファインダ34とストロボ36を有する。ファインダ34には図示しないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメインCPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれが発光することで機能する。
【0015】
音声取得ユニット130は、外界の音声を取得するための機構部材および電気部材を含む。音声取得ユニット130は、音声を取り込んで処理を施すマイクロホン132および音声信号処理部134を含む。音声信号処理部134は、マイクロホン132が取り込んだ音声信号を必要なタイミングで順次A/D変換し、その結果得られた音声データ(以下単に「デジタル音声データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力する。音声信号処理部134は、ノイズを軽減するための処理や、音声レベルを調整する処理を行っても良い。
【0016】
制御ユニット40は、ズーム駆動部42、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動部48、それらを制御する制御系CPU50、測距センサ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動部42などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等の駆動手段を有する。後述の多段階スイッチユニット230の押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測定された距離のデータ(以下単に「測距データ」という)および被写体輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)は制御系CPU50へ送られる。制御系CPU50は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御して撮影レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行う。
【0017】
制御系CPU50は、1画像フレームのRGBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づいて絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそれぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
【0018】
制御系CPU50はまた、測光データに基づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り26の絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したとき、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処理部32へ出力される。
【0019】
処理ユニット60は、デジタルカメラ10全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインCPU62と、これによって制御されるメモリ制御部64、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮伸張処理部78、通信I/F部80、音声出力部94を有する。メインCPU62は、シリアル通信などにより、制御系CPU50との間で必要な情報をやりとりする。メインCPU62の動作クロックは、クロック発生器88から与えられる。クロック発生器88は、制御系CPU50、表示ユニット100に対してもそれぞれ異なる周波数のクロックを提供する。
【0020】
メインCPU62には、キャラクタ生成部84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
【0021】
メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能なROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザによる設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されている。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCPU62のブートプログラムやシステムプログラムなどが格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にDRAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成される。メインメモリ68は、撮像ユニット20および音声取得ユニット130から出力されたデータを格納するフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロードするシステムメモリとしての機能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮発性メモリ66とメインメモリ68は、処理ユニット60内外の各部とメインバス82を介してデータのやりとりを行う。
【0022】
YC処理部70は、デジタル画像データにYC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮されたデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプション装置制御部74を介してオプション装置76の一種であるメモリカードへ書き込まれる。
【0023】
処理ユニット60はさらにエンコーダ72をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介して圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ72によってビデオ信号へ変換される。
【0024】
オプション装置制御部74は、オプション装置76に認められる信号仕様およびメインバス82のバス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変換などを行う。オプション装置76として、メモリカードなどの外部記憶装置が接続されたときには、データの書き込みおよび読み出しは、同一のデータバスを介して行われても良い。このとき、オプション装置制御部74の一例としての外部記憶装置制御部が、同一のデータバスを介してデータの書き込みおよび読み出しを行うための制御を行う。デジタルカメラ10は、オプション装置76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCMCIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよい。その場合、オプション装置制御部74は、PCMCIA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
【0025】
通信I/F部80は、デジタルカメラ10がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−232C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてドライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネクタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほかに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成としてもよい。
【0026】
音声出力部94は、メインメモリ68またはオプション装置76から読み出された音声データを、スピーカー98またはヘッドホン接続端子96を介してヘッドホンなどの外部機器へ出力するための処理を行う。具体的には、D/A変換処理、伸張処理、増幅処理などが行われる。これらの処理の一部または全てがメインCPU62で行われても良い。
【0027】
表示ユニット100は、LCDモニタ102とLCDパネル104を有する。それらはLCDドライバであるモニタドライバ106、パネルドライバ108によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さな白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情報を簡易的に表示する。
【0028】
操作ユニット110は、ユーザーがデジタルカメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示するために必要な機構および電気部材を含む。パワースイッチ112は、デジタルカメラ10の電源のオンオフを決める。レリーズスイッチ114は、二段階押し込み構造になっていて、中途押下状態および最終押下状態の2つの状態においてそれぞれ作動する2つのスイッチを含む。一例として、中途押下状態で、自動フォーカス、自動露出などの記録品質調整処理が行われる。続いて最終押下状態で画像、音声などの情報の取込が行われる。そして、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メインメモリ68、オプション装置76等に記録される。操作ユニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモードダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよく、それらは図1において機能設定部116と総称されている。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。操作ユニット110で指定できる動作または機能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等がある。オーディオ操作ユニット120は、音声情報を再生するための操作キーを含む。動画再生操作ユニット122は、動画情報を再生するための操作キーを含む。オーディオ操作ユニット120および動画再生操作ユニット122は、一例として、「再生」、「停止」、「早送り」、「巻き戻し」、「反転」、「一時停止」などのキーを含む。
【0029】
以上の構成による主な動作は以下のとおりである。
【0030】
まずデジタルカメラ10のパワースイッチ112がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メインCPU62は、機能設定部116の状態を読み込むことで、デジタルカメラ10が、静止画撮影モード、静止画再生モード、動画撮影モード、動画再生モード、音楽再生モード、機能設定モード、データ転送モードのいずれにあるかを判断する。
【0031】
デジタルカメラ10が静止画撮影モードにあるとき、メインCPU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視する。半押し状態が検出されたとき、メインCPU62は測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ測光データと測距データを得る。得られたデータに基づいて制御ユニット40が動作し、撮影レンズ22のピント、絞りなどの調整が行われる。調整が完了すると、LCDモニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示してユーザーにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッチ114の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定のシャッタ時間をおいてシャッタ26が閉じられ、CCD30の蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。撮像信号処理部32による処理の結果生成されたデジタル画像データはメインバス82へ出力される。デジタル画像データは一旦メインメモリ68へ格納され、この後YC処理部70と圧縮伸張処理部78で処理を受け、オプション装置制御部74を経由してオプション装置76へ記録される。記録された画像は、フリーズされた状態でしばらくLCDモニタ102に表示され、ユーザーは撮影画像を知ることができる。以上で一連の撮影動作が完了する。
【0032】
デジタルカメラ10が静止画再生モードの場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介してメインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示する。この状態でユーザーが機能設定部116にて「順送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ102へ表示される。
【0033】
デジタルカメラ10が動画撮影モードの場合、メインCPU62は、レリーズスイッチ114の中途押下状態を監視する。中途押下状態が検出されたとき、メインCPU62は前述の静止画撮影モードのときと同様に記録品質調整処理を行う。このとき、同時に音声レベル調整処理が行われる。続いて、メインCPU62はレリーズスイッチ114の最終押下状態を監視する。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定の同期信号に基づいてCCD30の蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。その後、静止画撮影モードのときと同様な処理を経てデジタル画像データが順次オプション装置76へ記録される。このとき、同時に音声取得ユニット130が取得した音声データが順次オプション装置76へ記録される。動画を記録している間、メインCPU62は、レリーズスイッチ114の中途押下状態を監視する。中途押下状態が検出されると、メインCPU62は動画および音声の記録を停止する。
【0034】
デジタルカメラ10が動画再生モードまたは音声再生モードの場合、メインCPU62は、操作ユニット110から伝達されるユーザーの指示に基づいて、オプション装置制御部74を介してオプション装置76から動画データまたは音声データを読み出す。動画データの場合は、データフォーマットに応じて圧縮伸張処理部78、YC処理部70、および音声出力部94で必要な処理を施された後、画像が表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示され、音声がヘッドホン接続端子96またはスピーカ98に出力される。オーディオデータの場合は、音声出力部94で音声出力に必要な処理が施された後、ヘッドホン接続端子96を介して音声がヘッドホンへ出力される。スピーカ98へ音声が出力されても良い。ユーザーは、機能設定部116、オーディオ操作ユニット120、または動画再生操作ユニット122を介して、「再生」、「停止」、「早送り」、「巻き戻し」、「反転」、「一時停止」などの指示を伝達し、所望の情報を再生することができる。
【0035】
図2は、図1に示した処理ユニット90およびオプション装置76により実現される、記録再生制御機能の概略を示す機能ブロック図である。記録再生制御機能は、記録再生制御ユニット200、記録ユニット220、再生ユニット250、記録品質調整処理制御ユニット260、外部記憶装置制御部270、および外部記憶装置280を含む。記録再生制御ユニット200は、動画再生制御部202、音楽再生制御部204、再生状態保持部206、記録制御部208、およびレリーズスイッチ監視部210を含む。記録再生制御ユニット200は一例として、図1のメインCPU62と、メインメモリ68や不揮発性メモリ66に格納またはロードされたプログラムの連携によって実現することができる。メインCPU62が内蔵メモリをもつ場合にはそのメモリに必要なプログラムを格納し、諸機能をファームウエアとして実現してもよい。図2は、記録再生制御ユニット200の各機能をひとまとまりの構成として記述したが、これらは実際には物理的にひとまとまりであるとは限らないし、その必要もない。デジタルカメラ10において記録再生制御ユニット200の機能を実現する設計には相当の自由度がある。
【0036】
動画再生制御部202は、動画再生操作ユニット122を介して伝達されるユーザの指示と、記録制御部208から伝達される指示と、再生状態保持部206に保持された再生状態とを受けて、動画再生ユニット230の動作を制御する。このとき、「動画再生中」、「動画再生停止中」、「動画再生一時停止中」、「動画再生中断中」などといった再生状態を、再生状態保持部206に伝達する。「動画再生中断中」とは、後で詳述するように、動画再生中にレリーズスイッチ114が押下されて画像の記録が行われたときに、記録動作が行われている間、動画再生が中断されている状態を示す。動画再生制御部202の動作の一例として、再生状態が「動画再生停止中」であるときに、動画再生操作ユニット122から再生要求が伝達されると、動画再生ユニット230に再生開始を指示し、再生状態保持部206に保持される再生状態を「動画再生中」に更新する。なお、この発明における再生状態とは、再生モードに設定されている状態か否かをも表わし、再生モード中であっても再生中ではなく巻き戻し中、早送り中、停止中、および一時停止中などであっても再生状態であってもよい。
【0037】
音楽再生制御部204は、オーディオ操作ユニット120を介して伝達されるユーザの指示と、記録制御部208から伝達される指示と、再生状態保持部206に保持された再生状態とを受けて、音楽再生ユニット240の動作を制御する。このとき、「音楽再生中」、「音楽再生停止中」、「音楽再生一時停止中」、「音楽再生中断中」などといった再生状態を、再生状態保持部206に伝達する。例えば、再生状態が「音楽再生中」であるときに、記録制御部208から再生中断要求が伝達されると、音楽再生ユニット240に再生停止を指示し、再生状態保持部206に保持される再生状態を「音楽再生中断中」に更新する。
【0038】
再生状態保持部206は、動画再生制御部202から伝達される動画再生状態と、音楽再生制御部204から伝達される音楽再生状態とを保持する。デジタルカメラ10が動画再生モードであるときは、再生状態保持部206には動画再生状態が保持されており、デジタルカメラ10がオーディオ再生モードであるときは、再生状態保持部206には音楽再生状態が保持されている。動画再生状態と音楽再生状態とは、それぞれ別々に保持されていても良い。
【0039】
レリーズスイッチ監視部210は、レリーズスイッチ114の中途押下状態および最終押下状態を監視し、それぞれの状態に応じた情報を記録品質調整処理制御ユニット260および記録制御部208に伝達する。レリーズスイッチ監視部210は、レリーズスイッチ114の中途押下状態を検出すると、記録品質調整処理制御ユニット260に記録品質調整処理開始要求を伝達し、記録制御部208に記録待機要求を伝達する。その後、レリーズスイッチ114の最終押下状態を検出すると、記録制御部208に記録開始要求を伝達する。レリーズスイッチ114の最終押下状態を検出することなくレリーズスイッチ114のオフ状態を検出すると、記録品質調整処理制御ユニット260に記録品質調整処理終了要求を伝達し、記録制御部208に記録待機解除要求を伝達する。
【0040】
記録制御部208は、レリーズスイッチ監視部210、記録品質調整処理制御ユニット260、再生状態保持部206、および記録ユニット220から伝達される情報を受けて、記録ユニット220の記録処理を制御する。記録制御部208は、レリーズスイッチ監視部210から記録待機要求が伝達されると、再生状態保持部206に保持された再生状態を参照する。再生状態が「動画再生中」または「音楽再生中」であるときには、記録制御部208は、動画再生制御部202または音楽再生制御部204に再生中断要求を伝達する。再生状態が「動画再生中」、「音楽再生中」以外であるときには、記録制御部208は再生中断要求を伝達しない。記録制御部208が記録待機要求を受けたときに必ず再生中断要求を伝達し、動画再生制御部202および音楽再生制御部204が再生を中断するか否かの判断を行うような構成であっても良い。
【0041】
記録制御部208は、レリーズスイッチ監視部210から記録開始要求が伝達されると、記録品質調整処理制御ユニット260から伝達される記録品質調整処理終了信号を待つ。記録品質調整処理終了信号が伝達されると、記録制御部208は、記録ユニット220に記録の開始を指示する。これによれば、一定の記録品質を確保してから記録を行うことができる。
【0042】
記録制御部208は、レリーズスイッチ監視部210から記録待機解除要求が伝達されると、再生状態保持部206に保持された再生状態を参照する。再生状態が「動画再生中断中」または「音楽再生中断中」であるときには、記録制御部208は、動画再生制御部202または音楽再生制御部204に再生開始要求を伝達する。「動画再生中断中」、「音楽再生中断中」以外であるときには、記録制御部208は再生開始要求を伝達しない。これによれば、再生中あるいは再生モード中に画像を記録するためにレリーズスイッチ114を中途押下状態まで押下し、再生あるいは再生モードが中断された後、記録を取りやめてレリーズスイッチ114を放したときに、キー操作を行うことなく再生を再開することができる。
【0043】
記録制御部208は、記録ユニット220の記録処理の終了を検出すると、再生状態保持部206に保持された再生状態を参照する。再生状態が「動画再生中断中」または「音楽再生中断中」であるときには、記録制御部208は、動画再生制御部202または音楽再生制御部204に再生開始要求を伝達する。「動画再生中断中」、「音楽再生中断中」以外であるときには、記録制御部208は再生開始要求を伝達しない。これによれば、再生中に画像を記録するために再生が中断された後、記録処理が終了したときに、キー操作を行うことなく再生を再開することができる。
【0044】
記録ユニット220は、記録制御部208から伝達される指示を受けて、記録処理を行うために必要な部材を含む。記録ユニット220は、例えば、図1のメインCPU62が、メインメモリ68や不揮発性メモリ66に格納またはロードされたプログラムとの連携によって、撮像ユニット20、音声取得ユニット130、圧縮伸張処理部78、YC処理部70、メモリ制御部64、オプション装置制御部74などへ必要な処理を行うように指示することにより、実現される。
【0045】
再生ユニット250は、動画再生ユニット230と音楽再生ユニット240を含む。動画再生ユニット230は、動画再生制御部202から伝達される指示を受けて、動画再生処理を行うために必要な部材を含む。動画再生ユニット230は、例えば、図1のメインCPU62が、メインメモリ68や不揮発性メモリ66に格納またはロードされたプログラムとの連携によって、オプション装置制御部74、圧縮伸張処理部78、YC処理部70、音声出力部94、表示ユニット100などへ必要な処理を行うように指示することにより、実現される。
【0046】
音楽再生ユニット240は、音楽再生制御部204から伝達される指示を受けて、オーディオ再生処理を行う。音楽再生ユニット240は、例えば、図1のメインCPU62が、メインメモリ68や不揮発性メモリ66に格納またはロードされたプログラムとの連携によって、オプション装置制御部74、圧縮伸張処理部78、音声出力部94などへ必要な処理を行うように指示することにより、実現される。
【0047】
記録品質調整処理制御ユニット260は、レリーズスイッチ監視部210から伝達される記録品質調整処理開始要求を受けて、制御ユニット40に記録品質調整処理の開始を指示する。記録品質調整処理が行われて一定の記録品質が確保されると、記録品質調整処理を終了してその状態に保持し、記録制御部208に記録品質調整処理終了信号を伝達する。
【0048】
外部記憶装置280は、図1のオプション装置76の一例であり、メモリカード、フラッシュメモリなど、デジタルカメラ10に着脱自在に接続される外部記憶装置を含む。外部記憶装置280には、静止画データ、動画データ、音声データ、オーディオデータなどが、それぞれ所定のフォーマットで格納されている。外部記憶装置280には、データバス290を介してデータが書き込まれる。外部記憶装置280からは、データバス290を介してデータが読み出される。
【0049】
外部記憶装置制御部270は、オプション装置制御部74の一例であり、外部記憶装置280への画像を含む情報の書き込みと、外部記憶装置280からの音声を含む情報の読み込みとを、同一のデータバス290を介して行うための制御を行う。
【0050】
図3は、本実施形態のデジタルカメラにおける画像撮像方法を示すフローチャートである。このフローチャートは、動画または音楽などの情報の再生中にレリーズスイッチ114が押下されたときの動作を示すものである。ここでは、一例として、音楽の再生中にレリーズスイッチ114が押下されたときの動作を説明する。
【0051】
デジタルカメラ10のパワースイッチ112がオンされ、カメラ各部に電力が供給されると、メインCPU62は、機能設定部116の状態を取得して動作モードを判断する(S100)。オーディオ再生モード以外の動作モードに設定されているときは、Nへ進み、動作モードに応じた処理が行われる。オーディオ再生モードに設定されると、Yへ進み、音楽再生制御部204がオーディオ操作ユニット120の状態を監視する(S101)。オーディオ操作ユニット120から再生要求が伝達されるまでは、Nへ進み、オーディオ操作ユニット120から伝達される要求に応じた処理(図示せず)が行われる。オーディオ操作ユニット120から再生要求が伝達されると、Yへ進み、外部記憶装置280に記録されたオーディオ情報が再生される(S102)。
【0052】
オーディオ情報を再生している間、レリーズスイッチ監視部210が、レリーズスイッチ114の中途押下状態を監視する(S104)。中途押下状態が検出されなければ、Nへ進み、オーディオ再生処理が継続される(S102)。中途押下状態が検出されると、Yへ進み、記録制御部208から音楽再生制御部204へ音楽再生中断要求が伝達され、機能設定部116の状態に関わらずオーディオ再生処理が強制的に中断される(S106)。続いて、記録品質調整処理制御ユニット260が、制御ユニット40に、自動露出調整処理、自動フォーカス処理の開始を指示する(S108)。続いて、レリーズスイッチ監視部210が、レリーズスイッチ114の最終押下状態を監視する(S110)。最終押下状態が検出されなければ、Nへ進み、レリーズスイッチ114のオフ状態を監視する(S112)。オフ状態が検出されなければ、Nへ進み、再びレリーズスイッチ114の最終押下状態を監視する(S110)。オフ状態が検出されると、Yへ進み、レリーズスイッチ監視部210から記録制御部208へ記録待機解除要求が伝達され、記録制御部208が音楽再生制御部204に再生開始要求を伝達し、オーディオ再生が再開される(S114)。これによれば、レリーズスイッチ114を押下してオーディオ再生が中断してしまった後、レリーズスイッチ114を放すと、ユーザがキー操作を行うことなくオーディオ再生を再開することができる。続いて、再びレリーズスイッチ監視部210が、レリーズスイッチ114の中途押下状態を監視する(S102)。
【0053】
S110において、レリーズスイッチ114の最終押下状態が検出されると、Yへ進み、記録品質調整処理が終了したか否かを判断する(S115)。記録品質調整処理が行われている間は、Nへ進み、引き続き記録品質調整処理が行われる。記録品質調整処理が終了すると、Yへ進み、記録制御部208が記録ユニット220へ記録開始要求を伝達し、記録処理が開始される(S116)。続いて、記録制御部208は、記録の終了を監視する(S118)。静止画を記録する場合は、記録ユニット220が記録処理の終了を記録制御部208に伝達する。動画を記録する場合は、レリーズスイッチ監視部210がレリーズスイッチ114の中途押下状態を監視し、中途押下状態が検出されると、記録制御部208に記録の終了を伝達する。そして、記録制御部208は、記録ユニット220に記録の終了を指示する。S118で記録の終了が検知されるまでは、Nへ進み、引き続いて記録処理が実行される。記録の終了が検知されると、Yへ進み、記録制御部208が音楽再生制御部204に再生開始要求を伝達し、オーディオ再生処理が再開される(S120)。これによれば、記録処理によってオーディオ再生が中断された後、記録処理が終了すると、ユーザがキー操作を行うことなくオーディオ再生を再開することができる。オーディオ再生処理を再開せずに停止しても良い。記録処理が終了したときに、撮像ユニット20、音声取得ユニット130、制御ユニット40などオーディオ再生中に動作しないユニットへの電源供給をオフにしても良い。これによれば、省電力化を実現することができる。
【0054】
動画再生中にレリーズスイッチ114が押下されたときも、上記の手順と同様に記録処理が実行される。
【0055】
本実施形態のデジタルカメラ10および画像撮像方法によれば、動画またはオーディオ再生中に突然撮影の必要が生じたときであっても、レリーズスイッチ114を押下するだけで素早く撮影を行うことができる。また、書き込み前に読み出しを停止しておくため、バッファメモリの量を節減することができ、ひいてはデジタルカメラ10の小型化、軽量化に寄与することができる。また、記録品質調整処理を行う前に再生処理を停止しておくので、CPUにかかる負荷を軽減することができる。外部記憶装置280からデータを読み込むためのデータバス290と、外部記憶装置280へデータを書き込むためのデータバス290が同一である場合であっても、読み込みと書き込みを同時に行わないように制御することができる。
(実施形態2)
【0056】
図4は、本発明の第2の実施形態に係るデジタルカメラ10における情報記録方法を示すフローチャートである。本実施形態のデジタルカメラ10の全体の構成は、図1に示した第1の実施形態に係るデジタルカメラ10と同様である。本実施形態におけるデジタルカメラ10の記録再生制御ユニット200の構成は、図2に示した第1の実施形態に係る記録再生制御ユニット200と同様である。本実施形態においては、記録制御部208がレリーズスイッチ監視部210から記録待機要求を受けたときに、動画再生制御部202または音楽再生制御部204に再生中断要求を伝達しない。記録制御部208は、レリーズスイッチ監視部210から記録開始要求を受けたときに、動画再生制御部202または音楽再生制御部204に再生中断要求を伝達してから、記録ユニット220に記録開始要求を伝達する。
【0057】
図4に示したフローチャートは、動画または音楽などの情報の再生中にレリーズスイッチ114が押下されたときの動作を示すものである。ここでは、一例として、音楽の再生中にレリーズスイッチ114が押下されたときの動作を説明する。
【0058】
デジタルカメラ10のパワースイッチ112がオンされ、カメラ各部に電力が供給されると、メインCPU62は、機能設定部116の状態を取得して動作モードを判断する(S200)。オーディオ再生モード以外の動作モードに設定されているときは、Nへ進み、動作モードに応じた処理が行われる。オーディオ再生モードに設定されると、Yへ進み、音楽再生制御部204がオーディオ操作ユニット120の状態を監視する(S201)。オーディオ操作ユニット120から再生要求が伝達されるまでは、Nへ進み、オーディオ操作ユニット120から伝達される要求に応じた処理(図示せず)が行われる。オーディオ操作ユニット120から再生要求が伝達されると、Yへ進み、外部記憶装置280に記録されたオーディオ情報が再生される(S202)。
【0059】
オーディオ情報を再生している間、レリーズスイッチ監視部210が、レリーズスイッチ114の中途押下状態を監視する(S204)。中途押下状態が検出されなければ、Nへ進み、オーディオ再生処理が継続される(S202)。中途押下状態が検出されると、Yへ進み、記録品質調整処理制御ユニット260が、制御ユニット40に、自動露出調整処理、自動フォーカス処理などの記録品質調整処理の開始を指示する(S206)。続いて、レリーズスイッチ監視部210が、レリーズスイッチ114の最終押下状態を監視する(S208)。最終押下状態が検出されなければ、Nへ進み、レリーズスイッチ114のオフ状態を監視する(S210)。オフ状態が検出されなければ、Nへ進み、再びレリーズスイッチ114の最終押下状態を監視する(S208)。オフ状態が検出されると、Yへ進み、引き続きオーディオ再生処理が行われ、レリーズスイッチ監視部210が、レリーズスイッチ114の中途押下状態を監視する(S202、S204)。
【0060】
S208において、レリーズスイッチ114の最終押下状態が検出されると、Yへ進み、記録制御部208は、記録品質調整処理が終了したか否かを判断する(S211)。記録品質調整処理が行われている間は、Nへ進み、引き続き記録品質調整処理が行われる。記録品質調整処理が終了すると、Yへ進み、記録制御部208から音楽再生制御部204へ音楽再生中断要求が伝達され、機能設定部116の状態に関わらずオーディオ再生処理が強制的に中断される(S212)。記録品質調整処理の終了を待たずに、オーディオ再生処理を中断しても良い。続いて、記録制御部208が記録ユニット220へ記録開始要求を伝達し、記録処理が開始される(S214)。続いて、記録制御部208は、記録の終了を監視する(S216)。記録の終了が検知されるまでは、Nへ進み、引き続いて記録処理が実行される。記録の終了が検知されると、Yへ進み、記録制御部208が音楽再生制御部204に再生開始要求を伝達し、オーディオ再生処理が再開される(S218)。これによれば、記録処理によってオーディオ再生が中断された後、記録処理が終了すると、ユーザがキー操作を行うことなくオーディオ再生を再開することができる。
【0061】
動画再生中にレリーズスイッチ114が押下されたときも、上記の手順と同様に記録処理が実行される。
【0062】
本実施形態のデジタルカメラ10および情報記録方法によれば、記録処理が行われる直前に再生処理を停止するので、再生処理が中断される時間を最小限に抑えることができる。
【0063】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0064】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば操作性の良い情報記録装置、その装置で利用可能な情報記録方法、およびその方法を利用可能なデジタルカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの全体構成を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの記録再生制御ユニットの概略機能ブロックを示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る情報記録方法の手順を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る情報記録方法の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
20 撮像ユニット
40 制御ユニット
60 処理ユニット
100 表示ユニット
110 操作ユニット
114 レリーズスイッチ
130 音声取得ユニット
200 記録再生制御ユニット
220 記録ユニット
230 動画再生ユニット
240 音楽再生ユニット
250 再生ユニット
270 外部記憶装置制御部
280 外部記憶装置
290 データバス

Claims (18)

  1. 画像を撮像する撮像ユニットと、
    情報を記録するための記録ユニットと、
    前記記録された情報を再生する再生ユニットと、
    画像の記録を指示するためのレリーズスイッチと、
    画像を記録するための動作モードと、記録された情報を再生するための動作モードとを切り換える機能設定部と、
    前記記録された情報の再生中に前記レリーズスイッチから画像の記録が指示されたときに、前記機能設定部の状態に関わらず、前記記録された情報の再生を強制的に中断させてから、画像の記録を開始させる記録再生制御ユニットと
    を備え、
    前記記録再生制御ユニットは、前記記録された情報の再生中に画像の記録が行われたときは、画像の記録が終了したことを検知して、前記記録された情報の再生を再開させる画像撮像装置。
  2. 前記記録再生制御ユニットは、前記記録された情報の再生中に前記レリーズスイッチの中途押下状態を検知すると、前記記録された情報の再生を強制的に中断させてから、前記レリーズスイッチの最終押下状態を検知すると、画像の記録を開始させる請求項1に記載の画像撮像装置。
  3. 前記記録再生制御ユニットは、前記記録された情報の再生中に前記レリーズスイッチの中途押下状態を検知すると、前記記録された情報の再生を強制的に中断させてから、自動露出調整処理、自動フォーカス処理を開始させる請求項1又は請求項2に記載の画像撮像装置。
  4. 前記記録再生制御ユニットは、前記記録された情報の再生中に前記レリーズスイッチの中途押下状態を検知した後、前記レリーズスイッチの最終押下状態を検知することなく前記レリーズスイッチのオフ状態を検知したときに、前記記録された情報の再生を再開させる請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像撮像装置。
  5. 前記記録された情報は音声を含み、
    前記再生ユニットは、音声を再生する音声再生ユニットを含む請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像撮像装置。
  6. 前記記録された情報は音声を含み、
    前記記録ユニットは、当該画像撮像装置に着脱自在に接続された外部記憶装置に画像を含む情報を記録し、
    前記再生ユニットは、前記外部記憶装置に記録された情報を再生する音声再生ユニットを含む請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像撮像装置。
  7. 前記外部記憶装置への画像を含む情報の書き込みと、前記外部記憶装置からの前記音声を含む情報の読み込みとを、同一のデータバスを介して行うための制御を行う外部記憶装置制御部
    をさらに備える請求項6に記載の画像撮像装置。
  8. 前記記録ユニットはメモリカードであり、
    前記再生ユニットは、前記メモリカードに記録された情報を再生する請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像撮像装置。
  9. 前記記録された情報が、前記記録ユニットに記録された画像である請求項1に記載の画像撮像装置。
  10. 画像を記録する方法であって、
    情報を記録する工程と、
    前記記録された情報を再生する工程と、
    画像を記録するための動作モードと、記録された情報を再生するための動作モードとを切り換える機能が割り当てられた第1のスイッチの状態を取得する工程と、
    前記記録された情報を再生中にレリーズスイッチが操作されたときに、前記第1のスイッチの状態に関わらず、前記記録された情報の再生を強制的に中断する工程と、
    前記記録された情報の再生を強制的に中断してから、画像を撮像して記録する工程と、
    前記記録された情報の再生中に画像の記録が行われたときに、画像の記録が終了したことを検知して、前記記録された情報の再生を再開する工程と
    を備える方法。
  11. 前記記録された情報の再生を強制的に中断する工程は、前記記録された情報の再生中に前記レリーズスイッチの中途押下状態を検知すると、前記記録された情報の再生を強制的に中断し、
    前記画像を撮像して記録する工程は、前記記録された情報の再生を強制的に中断してから、前記レリーズスイッチの最終押下状態を検知すると、画像を撮像して記録する請求項10に記載の方法。
  12. 前記記録された情報の再生を停止する工程は、前記記録された情報の再生中に前記レリーズスイッチの中途押下状態を検知すると、前記記録された情報の再生を強制的に中断してから、自動露出調整処理、自動フォーカス処理を開始する工程を有する請求項10又は請求項11に記載の方法。
  13. 前記記録された情報の再生を再開する工程は、前記記録された情報の再生中に前記レリーズスイッチの中途押下状態を検知した後、前記レリーズスイッチの最終押下状態を検知することなく前記レリーズスイッチのオフ状態を検知したときに、前記記録された情報の再生を再開する請求項10から請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記情報を記録する工程は音声の記録を含み、
    前記記録された情報を再生する工程は、音声を再生する工程を含む請求項10から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記情報を記録する工程は音声の記録を含み、
    前記情報を記録する工程は、画像撮像装置に着脱自在に接続された外部記憶装置に画像を含む情報を記録し、
    前記記録された情報を再生する工程は、前記外部記憶装置に記録された情報を再生する請求項10から請求項14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記外部記憶装置への画像を含む情報の書き込む工程と、前記外部記憶装置からの前記音声を含む情報の読み込む工程とを、同一のデータバスを介して行うための制御を行う工程
    をさらに備える請求項15に記載の方法。
  17. 前記情報を記録する工程は、メモリカードに記録する工程であり、
    前記記録された情報を再生する工程は、前記メモリカードに記録された情報を再生する請求項10から請求項16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記情報を記録する工程は、画像を記録する工程である請求項10に記載の方法。
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