JP2001211373A - 情報記録装置、方法、およびデジタルカメラ - Google Patents
情報記録装置、方法、およびデジタルカメラInfo
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- JP2001211373A JP2001211373A JP2000019197A JP2000019197A JP2001211373A JP 2001211373 A JP2001211373 A JP 2001211373A JP 2000019197 A JP2000019197 A JP 2000019197A JP 2000019197 A JP2000019197 A JP 2000019197A JP 2001211373 A JP2001211373 A JP 2001211373A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費電力が小さいデジタルカメラを提供す
る。 【解決手段】 動画を含む情報を記録するためのデジタ
ルカメラ10であって、動画を取得するための光学系2
2と、光学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部42
と、動画の記録中に、ズーム駆動部42のズーム駆動を
実質的に禁止するズーム処理制御ユニット200とを備
える。
る。 【解決手段】 動画を含む情報を記録するためのデジタ
ルカメラ10であって、動画を取得するための光学系2
2と、光学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部42
と、動画の記録中に、ズーム駆動部42のズーム駆動を
実質的に禁止するズーム処理制御ユニット200とを備
える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録装置、方
法、およびデジタルカメラに関する。特に、本発明は、
動画を含む情報を記録するための情報記録装置、その装
置で利用可能な情報記録方法、およびその方法が利用可
能なデジタルカメラに関する。
法、およびデジタルカメラに関する。特に、本発明は、
動画を含む情報を記録するための情報記録装置、その装
置で利用可能な情報記録方法、およびその方法が利用可
能なデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラの著しい進歩に伴って、
静止画のみならず動画および音声を記録する機能を有す
るデジタルカメラが開発されるに至った。その一方で、
装置の小型化、軽量化への努力も進められている。
静止画のみならず動画および音声を記録する機能を有す
るデジタルカメラが開発されるに至った。その一方で、
装置の小型化、軽量化への努力も進められている。
【0003】動画を撮影するための装置として、家庭用
ムービーなどが知られている。従来の家庭用ムービーに
おいては、動画撮影時に光学ズーム処理、フォーカス調
整処理、露出調整処理などの記録品質調整処理を行って
いた。
ムービーなどが知られている。従来の家庭用ムービーに
おいては、動画撮影時に光学ズーム処理、フォーカス調
整処理、露出調整処理などの記録品質調整処理を行って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】動画撮影中には、画像
処理や記録処理などを連続的に行う必要があるため、常
時ある程度の電力が消費されている。さらに、光学ズー
ム処理を行うと、フォーカス調整処理と露出調整処理を
追従して行う必要があるため、ズーム駆動、フォーカス
駆動、およびアイリス駆動が同時に行われ、一時的に多
大な電力が必要となる。多大な電力を供給するために
は、大きな電源ユニットを搭載する必要があり、装置の
小型化、軽量化という観点からは好ましくない。
処理や記録処理などを連続的に行う必要があるため、常
時ある程度の電力が消費されている。さらに、光学ズー
ム処理を行うと、フォーカス調整処理と露出調整処理を
追従して行う必要があるため、ズーム駆動、フォーカス
駆動、およびアイリス駆動が同時に行われ、一時的に多
大な電力が必要となる。多大な電力を供給するために
は、大きな電源ユニットを搭載する必要があり、装置の
小型化、軽量化という観点からは好ましくない。
【0005】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる情報記録装置、方法、およびデジタルカメラ
を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範
囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成
される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規
定する。
とのできる情報記録装置、方法、およびデジタルカメラ
を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範
囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成
される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規
定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態における情報記録装置は、動画を含む情報を記録する
ための情報記録装置であって、動画を取得するための光
学系と、光学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部
と、動画の記録中に、ズーム駆動部のズーム駆動を実質
的に禁止するズーム処理制御ユニットとを備える。
態における情報記録装置は、動画を含む情報を記録する
ための情報記録装置であって、動画を取得するための光
学系と、光学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部
と、動画の記録中に、ズーム駆動部のズーム駆動を実質
的に禁止するズーム処理制御ユニットとを備える。
【0007】本発明の第2の形態における情報記録装置
は、動画を含む情報を記録するための情報記録装置であ
って、動画を取得するための光学系と、光学系の光学ズ
ーム処理を行うズーム駆動部と、動画の記録中に、ズー
ム駆動部を制御するズーム処理制御ユニットとを備え、
ズーム処理制御ユニットは、動画の記録中に十分な被写
界深度を得るために、光学系のズーム位置が満たすべき
第1の範囲を設定するズーム範囲設定部と、ズーム位置
が第1の範囲内に含まれるように、ズーム駆動部のズー
ム駆動を規制する光学系制御部とを有する。
は、動画を含む情報を記録するための情報記録装置であ
って、動画を取得するための光学系と、光学系の光学ズ
ーム処理を行うズーム駆動部と、動画の記録中に、ズー
ム駆動部を制御するズーム処理制御ユニットとを備え、
ズーム処理制御ユニットは、動画の記録中に十分な被写
界深度を得るために、光学系のズーム位置が満たすべき
第1の範囲を設定するズーム範囲設定部と、ズーム位置
が第1の範囲内に含まれるように、ズーム駆動部のズー
ム駆動を規制する光学系制御部とを有する。
【0008】動画の被写体の主要部分が被写界深度内に
含まれるように、第1の範囲が定められても良い。ズー
ム処理制御ユニットは、動画の記録前に十分な被写界深
度を得るために、光学系のズーム位置が満たすべき第2
の範囲を設定するズーム範囲設定部と、ズーム位置が第
2の範囲内に含まれるように、ズーム駆動部のズーム駆
動を規制する光学系制御部とを有しても良い。第2の範
囲は、ワイド端近傍を含んでも良い。ズーム範囲設定部
は、情報記録装置の動作モードが動画を記録するモード
に変更されたときに、十分な被写界深度を得るために光
学系のズーム位置が満たすべき第3の範囲を設定し、光
学系制御部は、第3の範囲外にズーム位置があると、ズ
ーム位置を第3の範囲内の所定位置に移動するようズー
ム駆動部に指示しても良い。第3の範囲は、第2の範囲
よりも狭くても良い。所定位置は、ズーム位置のうち被
写界深度が最も深い状態を実現する位置であっても良
い。所定位置は、ワイド端であっても良い。ズーム処理
制御ユニットは、動画の記録中にズーム処理が要求され
たときに、電子ズーム処理を優先して行うよう指示する
ズーム方法判断部を含んでも良い。
含まれるように、第1の範囲が定められても良い。ズー
ム処理制御ユニットは、動画の記録前に十分な被写界深
度を得るために、光学系のズーム位置が満たすべき第2
の範囲を設定するズーム範囲設定部と、ズーム位置が第
2の範囲内に含まれるように、ズーム駆動部のズーム駆
動を規制する光学系制御部とを有しても良い。第2の範
囲は、ワイド端近傍を含んでも良い。ズーム範囲設定部
は、情報記録装置の動作モードが動画を記録するモード
に変更されたときに、十分な被写界深度を得るために光
学系のズーム位置が満たすべき第3の範囲を設定し、光
学系制御部は、第3の範囲外にズーム位置があると、ズ
ーム位置を第3の範囲内の所定位置に移動するようズー
ム駆動部に指示しても良い。第3の範囲は、第2の範囲
よりも狭くても良い。所定位置は、ズーム位置のうち被
写界深度が最も深い状態を実現する位置であっても良
い。所定位置は、ワイド端であっても良い。ズーム処理
制御ユニットは、動画の記録中にズーム処理が要求され
たときに、電子ズーム処理を優先して行うよう指示する
ズーム方法判断部を含んでも良い。
【0009】本発明の第3の形態における情報記録装置
は、動画を含む情報を記録するための情報記録装置であ
って、動画を取得するための光学系と、光学系の光学ズ
ーム処理を行うズーム駆動部と、動画の記録中に、光学
ズーム処理が要求された場合は、光学ズーム処理が終了
したことを検知して、光学系の光学ズーム処理以外の記
録品質調整処理を行うよう指示するズーム処理制御ユニ
ットとを備える。
は、動画を含む情報を記録するための情報記録装置であ
って、動画を取得するための光学系と、光学系の光学ズ
ーム処理を行うズーム駆動部と、動画の記録中に、光学
ズーム処理が要求された場合は、光学ズーム処理が終了
したことを検知して、光学系の光学ズーム処理以外の記
録品質調整処理を行うよう指示するズーム処理制御ユニ
ットとを備える。
【0010】ズーム処理制御ユニットは、動画の記録中
に十分な被写界深度を得るために、光学系のズーム位置
が満たすべき第1の範囲を設定するズーム範囲設定部
と、ズーム位置が第1の範囲内にあるときには、光学ズ
ーム処理以外の記録品質調整処理を停止状態に保持し、
ズーム位置が第1の範囲外にあるときには、光学ズーム
処理以外の記録品質調整処理を行うよう指示する光学系
制御部とを含んでも良い。
に十分な被写界深度を得るために、光学系のズーム位置
が満たすべき第1の範囲を設定するズーム範囲設定部
と、ズーム位置が第1の範囲内にあるときには、光学ズ
ーム処理以外の記録品質調整処理を停止状態に保持し、
ズーム位置が第1の範囲外にあるときには、光学ズーム
処理以外の記録品質調整処理を行うよう指示する光学系
制御部とを含んでも良い。
【0011】本発明の第1の形態における方法は、動画
を含む情報を記録する方法であって、動画を取得する工
程と、動画を記録する工程と、動画が記録中であるか否
かを判定する工程と、動画を記録しているときには光学
ズーム処理を禁止し、動画を記録していないときには光
学ズーム処理を許可する工程とを含む。
を含む情報を記録する方法であって、動画を取得する工
程と、動画を記録する工程と、動画が記録中であるか否
かを判定する工程と、動画を記録しているときには光学
ズーム処理を禁止し、動画を記録していないときには光
学ズーム処理を許可する工程とを含む。
【0012】本発明の第1の形態におけるデジタルカメ
ラは、画像を撮像するためのデジタルカメラであって、
画像を取得するための光学系を含む撮像ユニットと、光
学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部を含む、撮像
ユニットを制御する制御ユニットと、撮像された画像を
処理する処理ユニットと、少なくとも処理ユニットに対
するユーザの指示を伝達する操作ユニットとを備え、処
理ユニットは、動画の記録中に、ズーム駆動部のズーム
駆動を実質的に禁止するズーム処理制御ユニットを含
む。
ラは、画像を撮像するためのデジタルカメラであって、
画像を取得するための光学系を含む撮像ユニットと、光
学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部を含む、撮像
ユニットを制御する制御ユニットと、撮像された画像を
処理する処理ユニットと、少なくとも処理ユニットに対
するユーザの指示を伝達する操作ユニットとを備え、処
理ユニットは、動画の記録中に、ズーム駆動部のズーム
駆動を実質的に禁止するズーム処理制御ユニットを含
む。
【0013】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0015】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
に係るデジタルカメラの全体の構成を示す。ズーム処理
制御ユニットについては、図2以降で詳述する。本実施
形態のデジタルカメラ10は、静止画の撮像の他に、動
画の記録再生を行うことができる。デジタルカメラ10
は、主に撮像ユニット20、音声取得ユニット120、
制御ユニット40、処理ユニット60、表示ユニット1
00、および操作ユニット110を含む。
に係るデジタルカメラの全体の構成を示す。ズーム処理
制御ユニットについては、図2以降で詳述する。本実施
形態のデジタルカメラ10は、静止画の撮像の他に、動
画の記録再生を行うことができる。デジタルカメラ10
は、主に撮像ユニット20、音声取得ユニット120、
制御ユニット40、処理ユニット60、表示ユニット1
00、および操作ユニット110を含む。
【0016】撮像ユニット20は、撮影および結像に関
する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20
はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、
絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィル
タ)28、CCD30、および撮像信号処理部32を含
む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレン
ズ等からなる。この構成により、被写体像がCCD30
の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応
じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電
荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」とい
う)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフト
レジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パル
スによって電圧信号として順次読み出される。
する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20
はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、
絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィル
タ)28、CCD30、および撮像信号処理部32を含
む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレン
ズ等からなる。この構成により、被写体像がCCD30
の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応
じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電
荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」とい
う)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフト
レジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パル
スによって電圧信号として順次読み出される。
【0017】デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ
機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッ
タは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するため
に、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレ
インが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電
荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲート
の制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するた
めの時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッ
タは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するため
に、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレ
インが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電
荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲート
の制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するた
めの時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
【0018】CCD30から出力される電圧信号、すな
わちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成
分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。
つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要
なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、そ
の結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジ
タル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力す
る。
わちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成
分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。
つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要
なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、そ
の結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジ
タル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力す
る。
【0019】撮像ユニット20はさらに、ファインダ3
4とストロボ36を有する。ファインダ34には図示し
ないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメイン
CPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示
できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄
えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれ
が発光することで機能する。
4とストロボ36を有する。ファインダ34には図示し
ないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメイン
CPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示
できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄
えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれ
が発光することで機能する。
【0020】音声取得ユニット120は、外界の音声を
取得するための機構部材および電気部材を含む。音声取
得ユニット120は、音声を取り込んで処理を施すマイ
クロホン122および音声信号処理部124を含む。音
声信号処理部124は、マイクロホン122が取り込ん
だ音声信号を必要なタイミングで順次A/D変換し、そ
の結果得られた音声データ(以下単に「デジタル音声デ
ータ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力する。音声信
号処理部124は、ノイズを軽減するための処理や、音
声レベルを調整する処理を行っても良い。
取得するための機構部材および電気部材を含む。音声取
得ユニット120は、音声を取り込んで処理を施すマイ
クロホン122および音声信号処理部124を含む。音
声信号処理部124は、マイクロホン122が取り込ん
だ音声信号を必要なタイミングで順次A/D変換し、そ
の結果得られた音声データ(以下単に「デジタル音声デ
ータ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力する。音声信
号処理部124は、ノイズを軽減するための処理や、音
声レベルを調整する処理を行っても良い。
【0021】制御ユニット40は、ズーム駆動部42、
フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動
部48、それらを制御する制御系CPU50、測距セン
サ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動部4
2などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等の駆
動手段を有する。レリーズスイッチ114の押下に応
じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測光
センサ54は被写体輝度を測定する。測定された距離の
データ(以下単に「測距データ」という)および被写体
輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)は制御
系CPU50へ送られる。制御系CPU50は、ユーザ
から指示されたズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズー
ム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御して撮影レ
ンズ22のズーム倍率とピントの調整を行う。
フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動
部48、それらを制御する制御系CPU50、測距セン
サ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動部4
2などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等の駆
動手段を有する。レリーズスイッチ114の押下に応
じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測光
センサ54は被写体輝度を測定する。測定された距離の
データ(以下単に「測距データ」という)および被写体
輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)は制御
系CPU50へ送られる。制御系CPU50は、ユーザ
から指示されたズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズー
ム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御して撮影レ
ンズ22のズーム倍率とピントの調整を行う。
【0022】制御系CPU50は、1画像フレームのR
GBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づい
て絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値
にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそ
れぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
GBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づい
て絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値
にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそ
れぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
【0023】制御系CPU50はまた、測光データに基
づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り26の
絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したと
き、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計
算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処
理部32へ出力される。
づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り26の
絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したと
き、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計
算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処
理部32へ出力される。
【0024】処理ユニット60は、デジタルカメラ10
全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインC
PU62と、これによって制御されるメモリ制御部6
4、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮
伸張処理部78、通信I/F部80、音声出力部94、
電子ズーム演算部500を有する。メインCPU62
は、シリアル通信などにより、制御系CPU50との間
で必要な情報をやりとりする。メインCPU62の動作
クロックは、クロック発生器88から与えられる。クロ
ック発生器88は、制御系CPU50、表示ユニット1
00に対してもそれぞれ異なる周波数のクロックを提供
する。
全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインC
PU62と、これによって制御されるメモリ制御部6
4、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮
伸張処理部78、通信I/F部80、音声出力部94、
電子ズーム演算部500を有する。メインCPU62
は、シリアル通信などにより、制御系CPU50との間
で必要な情報をやりとりする。メインCPU62の動作
クロックは、クロック発生器88から与えられる。クロ
ック発生器88は、制御系CPU50、表示ユニット1
00に対してもそれぞれ異なる周波数のクロックを提供
する。
【0025】メインCPU62には、キャラクタ生成部
84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池
でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。
このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時
刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生
成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生
し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池
でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。
このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時
刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生
成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生
し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
【0026】メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66
とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66
は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能な
ROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザー
による設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ
10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されて
いる。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCP
U62のブートプログラムやシステムプログラムなどが
格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にD
RAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成
される。メインメモリ68は、撮像ユニット20および
音声取得ユニット120から出力されたデータを格納す
るフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロー
ドするシステムメモリとしての機能、その他ワークエリ
アとしての機能をもつ。不揮発性メモリ66とメインメ
モリ68は、処理ユニット60内外の各部とメインバス
82を介してデータのやりとりを行う。
とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66
は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能な
ROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザー
による設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ
10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されて
いる。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCP
U62のブートプログラムやシステムプログラムなどが
格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にD
RAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成
される。メインメモリ68は、撮像ユニット20および
音声取得ユニット120から出力されたデータを格納す
るフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロー
ドするシステムメモリとしての機能、その他ワークエリ
アとしての機能をもつ。不揮発性メモリ66とメインメ
モリ68は、処理ユニット60内外の各部とメインバス
82を介してデータのやりとりを行う。
【0027】YC処理部70は、デジタル画像データに
YC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−
Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制
御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。
圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信
号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮され
たデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプシ
ョン装置制御部74を介してオプション装置76の一種
であるメモリカードへ書き込まれる。
YC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−
Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制
御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。
圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信
号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮され
たデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプシ
ョン装置制御部74を介してオプション装置76の一種
であるメモリカードへ書き込まれる。
【0028】処理ユニット60はさらにエンコーダ72
をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力
し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変
換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装
置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場
合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介し
て圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸
張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエン
コーダ72によってビデオ信号へ変換される。
をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力
し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変
換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装
置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場
合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介し
て圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸
張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエン
コーダ72によってビデオ信号へ変換される。
【0029】オプション装置制御部74は、オプション
装置76に認められる信号仕様およびメインバス82の
バス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置
76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変
換などを行う。オプション装置76として、メモリカー
ドなどの外部記憶装置が接続されたときには、データの
書き込みおよび読み出しは、同一のデータバスを介して
行われても良い。このとき、オプション装置制御部74
の一例としての外部記憶装置制御部が、同一のデータバ
スを介してデータの書き込みおよび読み出しを行うため
の制御を行う。デジタルカメラ10は、オプション装置
76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCM
CIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよ
い。その場合、オプション装置制御部74は、PCMC
IA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
装置76に認められる信号仕様およびメインバス82の
バス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置
76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変
換などを行う。オプション装置76として、メモリカー
ドなどの外部記憶装置が接続されたときには、データの
書き込みおよび読み出しは、同一のデータバスを介して
行われても良い。このとき、オプション装置制御部74
の一例としての外部記憶装置制御部が、同一のデータバ
スを介してデータの書き込みおよび読み出しを行うため
の制御を行う。デジタルカメラ10は、オプション装置
76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCM
CIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよ
い。その場合、オプション装置制御部74は、PCMC
IA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
【0030】通信I/F部80は、デジタルカメラ10
がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−23
2C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換
等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてド
ライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネ
クタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほ
かに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部
機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成
としてもよい。
がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−23
2C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換
等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてド
ライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネ
クタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほ
かに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部
機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成
としてもよい。
【0031】音声出力部94は、メインメモリ68また
はオプション装置76から読み出された音声データを、
スピーカー98またはヘッドホン接続端子96を介して
ヘッドホンなどの外部機器へ出力するための処理を行
う。具体的には、D/A変換処理、伸張処理、増幅処理
などが行われる。これらの処理の一部または全てがメイ
ンCPU62で行われても良い。
はオプション装置76から読み出された音声データを、
スピーカー98またはヘッドホン接続端子96を介して
ヘッドホンなどの外部機器へ出力するための処理を行
う。具体的には、D/A変換処理、伸張処理、増幅処理
などが行われる。これらの処理の一部または全てがメイ
ンCPU62で行われても良い。
【0032】電子ズーム演算部500は、電子ズーム処
理を行うために必要な回路を含む。電子ズーム演算部5
00は、電子ズーム処理を要求されると、撮像されたデ
ジタル画像データを取得して拡大または縮小するための
演算処理を行い、演算結果を出力する。電子ズーム演算
部500は、メインCPU62にロードされたプログラ
ムによって実現されても良い。
理を行うために必要な回路を含む。電子ズーム演算部5
00は、電子ズーム処理を要求されると、撮像されたデ
ジタル画像データを取得して拡大または縮小するための
演算処理を行い、演算結果を出力する。電子ズーム演算
部500は、メインCPU62にロードされたプログラ
ムによって実現されても良い。
【0033】表示ユニット100は、LCDモニタ10
2とLCDパネル104を有する。それらはLCDドラ
イバであるモニタドライバ106、パネルドライバ10
8によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102
は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けら
れ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍
率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体
画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さ
な白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE
/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発
光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情
報を簡易的に表示する。
2とLCDパネル104を有する。それらはLCDドラ
イバであるモニタドライバ106、パネルドライバ10
8によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102
は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けら
れ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍
率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体
画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さ
な白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE
/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発
光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情
報を簡易的に表示する。
【0034】操作ユニット110は、ユーザーがデジタ
ルカメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示
するために必要な機構および電気部材を含む。パワース
イッチ112は、デジタルカメラ10の電源のオンオフ
を決める。レリーズスイッチ114は、二段階押し込み
構造になっていて、中途押下状態および最終押下状態の
2つの状態においてそれぞれ作動する2つのスイッチを
含む。一例として、中途押下状態で、自動フォーカス、
自動露出などの記録品質調整処理が行われる。続いて最
終押下状態で画像、音声などの情報の取込が行われる。
そして、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メインメ
モリ68、オプション装置76等に記録される。操作ユ
ニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモード
ダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよ
く、それらは図1において機能設定部116と総称され
ている。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決め
る。操作ユニット110で指定できる動作または機能の
例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効果」、
「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等がある。
ルカメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示
するために必要な機構および電気部材を含む。パワース
イッチ112は、デジタルカメラ10の電源のオンオフ
を決める。レリーズスイッチ114は、二段階押し込み
構造になっていて、中途押下状態および最終押下状態の
2つの状態においてそれぞれ作動する2つのスイッチを
含む。一例として、中途押下状態で、自動フォーカス、
自動露出などの記録品質調整処理が行われる。続いて最
終押下状態で画像、音声などの情報の取込が行われる。
そして、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メインメ
モリ68、オプション装置76等に記録される。操作ユ
ニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモード
ダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよ
く、それらは図1において機能設定部116と総称され
ている。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決め
る。操作ユニット110で指定できる動作または機能の
例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効果」、
「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等がある。
【0035】以上の構成による主な動作は以下のとおり
である。
である。
【0036】まずデジタルカメラ10のパワースイッチ
112がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メ
インCPU62は、機能設定部116の状態を読み込む
ことで、デジタルカメラ10が、静止画撮影モード、静
止画再生モード、動画撮影モード、動画再生モード、機
能設定モード、データ転送モードのいずれにあるかを判
断する。
112がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メ
インCPU62は、機能設定部116の状態を読み込む
ことで、デジタルカメラ10が、静止画撮影モード、静
止画再生モード、動画撮影モード、動画再生モード、機
能設定モード、データ転送モードのいずれにあるかを判
断する。
【0037】デジタルカメラ10が静止画撮影モードに
あるとき、メインCPU62はレリーズスイッチ114
の半押し状態を監視する。半押し状態が検出されたと
き、制御系CPU62は測光センサ54および測距セン
サ52からそれぞれ測光データと測距データを得る。得
られたデータに基づいて制御ユニット40が動作し、撮
影レンズ22のピント、絞りなどの調整が行われる。調
整が完了すると、LCDモニタ102に「スタンバイ」
などの文字を表示してユーザーにその旨を伝え、つづい
てレリーズスイッチ114の全押し状態を監視する。レ
リーズスイッチ114が全押しされると、所定のシャッ
タ時間をおいてシャッタ26が閉じられ、CCD30の
蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。撮像信
号処理部32による処理の結果生成されたデジタル画像
データはメインバス82へ出力される。デジタル画像デ
ータは一旦メインメモリ68へ格納され、この後YC処
理部70と圧縮伸張処理部78で処理を受け、オプショ
ン装置制御部74を経由してオプション装置76へ記録
される。記録された画像は、フリーズされた状態でしば
らくLCDモニタ102に表示され、ユーザーは撮影画
像を知ることができる。以上で一連の撮影動作が完了す
る。
あるとき、メインCPU62はレリーズスイッチ114
の半押し状態を監視する。半押し状態が検出されたと
き、制御系CPU62は測光センサ54および測距セン
サ52からそれぞれ測光データと測距データを得る。得
られたデータに基づいて制御ユニット40が動作し、撮
影レンズ22のピント、絞りなどの調整が行われる。調
整が完了すると、LCDモニタ102に「スタンバイ」
などの文字を表示してユーザーにその旨を伝え、つづい
てレリーズスイッチ114の全押し状態を監視する。レ
リーズスイッチ114が全押しされると、所定のシャッ
タ時間をおいてシャッタ26が閉じられ、CCD30の
蓄積電荷が撮像信号処理部32へ掃き出される。撮像信
号処理部32による処理の結果生成されたデジタル画像
データはメインバス82へ出力される。デジタル画像デ
ータは一旦メインメモリ68へ格納され、この後YC処
理部70と圧縮伸張処理部78で処理を受け、オプショ
ン装置制御部74を経由してオプション装置76へ記録
される。記録された画像は、フリーズされた状態でしば
らくLCDモニタ102に表示され、ユーザーは撮影画
像を知ることができる。以上で一連の撮影動作が完了す
る。
【0038】デジタルカメラ10が静止画再生モードの
場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介して
メインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、
これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示
する。この状態でユーザーが機能設定部116にて「順
送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画
像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ
102へ表示される。
場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介して
メインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、
これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示
する。この状態でユーザーが機能設定部116にて「順
送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画
像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ
102へ表示される。
【0039】デジタルカメラ10が動画撮影モードの場
合、メインCPU62は、レリーズスイッチ114の中
途押下状態を監視する。中途押下状態が検出されたと
き、制御系CPU50は前述の静止画撮影モードのとき
と同様に記録品質調整処理を行う。このとき、同時に音
声レベル調整処理が行われる。続いて、メインCPU6
2はレリーズスイッチ114の最終押下状態を監視す
る。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定の
同期信号に基づいてCCD30の蓄積電荷が撮像信号処
理部32へ掃き出される。その後、静止画撮影モードの
ときと同様な処理を経てデジタル画像データが順次オプ
ション装置76へ記録される。このとき、同時に音声取
得ユニット120が取得した音声データが順次オプショ
ン装置76へ記録される。動画を記録している間、メイ
ンCPU62は、レリーズスイッチ114の中途押下状
態を監視する。中途押下状態が検出されると、メインC
PU62は動画および音声の記録を停止する。
合、メインCPU62は、レリーズスイッチ114の中
途押下状態を監視する。中途押下状態が検出されたと
き、制御系CPU50は前述の静止画撮影モードのとき
と同様に記録品質調整処理を行う。このとき、同時に音
声レベル調整処理が行われる。続いて、メインCPU6
2はレリーズスイッチ114の最終押下状態を監視す
る。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定の
同期信号に基づいてCCD30の蓄積電荷が撮像信号処
理部32へ掃き出される。その後、静止画撮影モードの
ときと同様な処理を経てデジタル画像データが順次オプ
ション装置76へ記録される。このとき、同時に音声取
得ユニット120が取得した音声データが順次オプショ
ン装置76へ記録される。動画を記録している間、メイ
ンCPU62は、レリーズスイッチ114の中途押下状
態を監視する。中途押下状態が検出されると、メインC
PU62は動画および音声の記録を停止する。
【0040】デジタルカメラ10が動画再生モードの場
合、メインCPU62は、操作ユニット110から伝達
されるユーザの指示に基づいて、オプション装置制御部
74を介してオプション装置76から動画データおよび
音声データを読み出す。動画データおよび音声データ
は、データフォーマットに応じて圧縮伸張処理部78、
YC処理部70、および音声出力部94で必要な処理を
施された後、画像が表示ユニット100のLCDモニタ
102へ表示され、音声がヘッドホン接続端子96また
はスピーカ98に出力される。スピーカ98へ音声が出
力されても良い。ユーザーは、機能設定部116などを
介して、「再生」、「停止」、「早送り」、「巻き戻
し」、「反転」、「一時停止」などの指示を伝達し、所
望の情報を再生することができる。
合、メインCPU62は、操作ユニット110から伝達
されるユーザの指示に基づいて、オプション装置制御部
74を介してオプション装置76から動画データおよび
音声データを読み出す。動画データおよび音声データ
は、データフォーマットに応じて圧縮伸張処理部78、
YC処理部70、および音声出力部94で必要な処理を
施された後、画像が表示ユニット100のLCDモニタ
102へ表示され、音声がヘッドホン接続端子96また
はスピーカ98に出力される。スピーカ98へ音声が出
力されても良い。ユーザーは、機能設定部116などを
介して、「再生」、「停止」、「早送り」、「巻き戻
し」、「反転」、「一時停止」などの指示を伝達し、所
望の情報を再生することができる。
【0041】図2は、本実施形態に係るデジタルカメラ
10のズーム処理制御ユニット200の概略機能ブロッ
クを示す。ズーム処理制御ユニット200は、デジタル
カメラ10が動画撮影モードであるときのズーム処理を
制御する。その他の動作モードであるときのズーム処理
は、ズーム処理制御ユニット200によって制御されて
も良いし、別の制御ユニットが設けられていても良い
が、その動作については当業者が理解できるものであ
り、ここでは詳述しない。本実施形態のズーム処理制御
ユニット200は、動作モード保持部210、ズーム要
求保持部220、ズーム方法条件保持部230、ズーム
方法判断部240、記録状態保持部250、光学ズーム
制御部300、および電子ズーム制御部400を含む。
ズーム制御ユニット200は一例として、図1のメイン
CPU62と、メインメモリ68や不揮発性メモリ66
に格納またはロードされたプログラムの連携によって実
現することができる。メインCPU62が内蔵メモリを
もつ場合にはそのメモリに必要なプログラムを格納し、
諸機能をファームウエアとして実現してもよい。図2
は、ズーム処理制御ユニット200の各機能をひとまと
まりの構成として記述したが、これらは実際には物理的
にひとまとまりであるとは限らないし、その必要もな
い。例えば、動作モード保持部210およびズーム要求
保持部220の機能は、ユーザの指示を受け付ける操作
ユニット110にもたせてもよいし、電子ズーム処理部
270の機能は、電子ズーム処理の演算用に設けられた
専用の電子回路によって実現されても良い。いずれにせ
よ、デジタルカメラ10においてズーム処理制御ユニッ
ト200の機能を実現する設計には相当の自由度があ
る。
10のズーム処理制御ユニット200の概略機能ブロッ
クを示す。ズーム処理制御ユニット200は、デジタル
カメラ10が動画撮影モードであるときのズーム処理を
制御する。その他の動作モードであるときのズーム処理
は、ズーム処理制御ユニット200によって制御されて
も良いし、別の制御ユニットが設けられていても良い
が、その動作については当業者が理解できるものであ
り、ここでは詳述しない。本実施形態のズーム処理制御
ユニット200は、動作モード保持部210、ズーム要
求保持部220、ズーム方法条件保持部230、ズーム
方法判断部240、記録状態保持部250、光学ズーム
制御部300、および電子ズーム制御部400を含む。
ズーム制御ユニット200は一例として、図1のメイン
CPU62と、メインメモリ68や不揮発性メモリ66
に格納またはロードされたプログラムの連携によって実
現することができる。メインCPU62が内蔵メモリを
もつ場合にはそのメモリに必要なプログラムを格納し、
諸機能をファームウエアとして実現してもよい。図2
は、ズーム処理制御ユニット200の各機能をひとまと
まりの構成として記述したが、これらは実際には物理的
にひとまとまりであるとは限らないし、その必要もな
い。例えば、動作モード保持部210およびズーム要求
保持部220の機能は、ユーザの指示を受け付ける操作
ユニット110にもたせてもよいし、電子ズーム処理部
270の機能は、電子ズーム処理の演算用に設けられた
専用の電子回路によって実現されても良い。いずれにせ
よ、デジタルカメラ10においてズーム処理制御ユニッ
ト200の機能を実現する設計には相当の自由度があ
る。
【0042】動作モード保持部210は、機能設定部1
16から伝達されたデジタルカメラ10の動作モードを
保持する。ズーム要求保持部220は、ズームスイッチ
118から伝達されたズーム要求を保持する。ズーム方
法条件保持部230は、ズーム方法を判断するための条
件を保持する。ズーム方法を判断するための条件は、予
めズーム方法条件保持部230に設定されていても良い
し、機能設定部116などを介してユーザが設定できる
ような構成であっても良い。電子ズームまたは光学ズー
ムを優先して行うようズーム方法条件保持部230に指
示するための機能を有するスイッチ(図示せず)などが
設けられていても良い。ズーム方法判断部240は、ズ
ーム要求保持部220からズーム要求が伝達されると、
動作モード保持部210に保持されたデジタルカメラ1
0の動作モードと、ズーム方法条件保持部230に保持
された条件と、記録状態保持部250に保持された記録
状態とを参照してズーム方法を決定する。光学ズームが
選択されたときは、光学ズーム制御部300に光学ズー
ム要求を伝達し、電子ズームが選択されたときは、電子
ズーム制御部400に電子ズーム要求を伝達する。記録
状態保持部250は、記録処理が記録中であるか停止中
であるかを検知して、記録状態を保持する。光学ズーム
制御部300は、動作モード保持部210から伝達され
たデジタルカメラ10の動作モード情報と、ズーム方法
判断部240から伝達された光学ズーム要求と、記録状
態保持部250から伝達された記録状態の情報とを受け
て、光学ズーム処理を制御する。電子ズーム制御部40
0は、ズーム方法判断部240から伝達された電子ズー
ム要求を受けて、電子ズーム処理を制御する。
16から伝達されたデジタルカメラ10の動作モードを
保持する。ズーム要求保持部220は、ズームスイッチ
118から伝達されたズーム要求を保持する。ズーム方
法条件保持部230は、ズーム方法を判断するための条
件を保持する。ズーム方法を判断するための条件は、予
めズーム方法条件保持部230に設定されていても良い
し、機能設定部116などを介してユーザが設定できる
ような構成であっても良い。電子ズームまたは光学ズー
ムを優先して行うようズーム方法条件保持部230に指
示するための機能を有するスイッチ(図示せず)などが
設けられていても良い。ズーム方法判断部240は、ズ
ーム要求保持部220からズーム要求が伝達されると、
動作モード保持部210に保持されたデジタルカメラ1
0の動作モードと、ズーム方法条件保持部230に保持
された条件と、記録状態保持部250に保持された記録
状態とを参照してズーム方法を決定する。光学ズームが
選択されたときは、光学ズーム制御部300に光学ズー
ム要求を伝達し、電子ズームが選択されたときは、電子
ズーム制御部400に電子ズーム要求を伝達する。記録
状態保持部250は、記録処理が記録中であるか停止中
であるかを検知して、記録状態を保持する。光学ズーム
制御部300は、動作モード保持部210から伝達され
たデジタルカメラ10の動作モード情報と、ズーム方法
判断部240から伝達された光学ズーム要求と、記録状
態保持部250から伝達された記録状態の情報とを受け
て、光学ズーム処理を制御する。電子ズーム制御部40
0は、ズーム方法判断部240から伝達された電子ズー
ム要求を受けて、電子ズーム処理を制御する。
【0043】本実施形態のズーム方法条件保持部230
は、デジタルカメラ10が動画を記録しているときに光
学ズーム処理を実質的に禁止するための条件を保持して
いる。したがって、ズーム方法判断部240は、記録状
態保持部250に保持された記録状態が記録中である場
合は、光学ズーム制御部300に光学ズーム要求を伝達
しない。これによれば、動画撮影中にズーム駆動処理が
行われず、また、自動露出調整処理、自動フォーカス調
整処理などの記録品質調整処理を行う必要がないため、
消費電力を抑えることができる。装置を小型化すると、
音声を取得するためのマイクロホンと、光学系との間の
距離が必然的に短くなるので、動画撮影中にズーム、フ
ォーカスを駆動すると、機械音が録音されてしまうとい
う問題が生じるが、本実施形態によれば、動画撮影中に
光学ズーム処理を行わないので、ズーム駆動処理、フォ
ーカス駆動処理による機械音が録音されてしまうのを防
ぐことができる。
は、デジタルカメラ10が動画を記録しているときに光
学ズーム処理を実質的に禁止するための条件を保持して
いる。したがって、ズーム方法判断部240は、記録状
態保持部250に保持された記録状態が記録中である場
合は、光学ズーム制御部300に光学ズーム要求を伝達
しない。これによれば、動画撮影中にズーム駆動処理が
行われず、また、自動露出調整処理、自動フォーカス調
整処理などの記録品質調整処理を行う必要がないため、
消費電力を抑えることができる。装置を小型化すると、
音声を取得するためのマイクロホンと、光学系との間の
距離が必然的に短くなるので、動画撮影中にズーム、フ
ォーカスを駆動すると、機械音が録音されてしまうとい
う問題が生じるが、本実施形態によれば、動画撮影中に
光学ズーム処理を行わないので、ズーム駆動処理、フォ
ーカス駆動処理による機械音が録音されてしまうのを防
ぐことができる。
【0044】ズーム方法条件保持部230は、デジタル
カメラ10が動画を記録している間にズーム要求保持部
220にズーム要求が伝達された場合、電子ズーム処理
を行うという条件を保持していても良い。このとき、ズ
ーム方法判断部240は、ズーム要求が伝達されたとき
に記録状態保持部250に保持された記録状態が記録中
である場合は、電子ズーム制御部400に電子ズーム要
求を伝達する。電子ズーム処理に必要な消費電力は、光
学ズーム処理に必要な消費電力に比べて小さいので、多
大な電力を消費することなくズーム処理を行うことがで
きる。また、電子ズーム処理の際に生じる音は、ズーム
駆動、フォーカス駆動、アイリス駆動などの機械音に比
べて小さいので、ズーム処理によって発生する音が録音
されてしまう恐れが小さい。
カメラ10が動画を記録している間にズーム要求保持部
220にズーム要求が伝達された場合、電子ズーム処理
を行うという条件を保持していても良い。このとき、ズ
ーム方法判断部240は、ズーム要求が伝達されたとき
に記録状態保持部250に保持された記録状態が記録中
である場合は、電子ズーム制御部400に電子ズーム要
求を伝達する。電子ズーム処理に必要な消費電力は、光
学ズーム処理に必要な消費電力に比べて小さいので、多
大な電力を消費することなくズーム処理を行うことがで
きる。また、電子ズーム処理の際に生じる音は、ズーム
駆動、フォーカス駆動、アイリス駆動などの機械音に比
べて小さいので、ズーム処理によって発生する音が録音
されてしまう恐れが小さい。
【0045】ズーム方法条件保持部230は、デジタル
カメラ10が動画撮影モードにある場合であっても、動
画の記録が停止中である場合には、光学ズーム処理を許
可するための条件を保持していても良い。このとき、後
述するように、光学ズーム制御部300が光学ズーム位
置の範囲を規制しても良い。
カメラ10が動画撮影モードにある場合であっても、動
画の記録が停止中である場合には、光学ズーム処理を許
可するための条件を保持していても良い。このとき、後
述するように、光学ズーム制御部300が光学ズーム位
置の範囲を規制しても良い。
【0046】図3は、光学ズーム制御部300の概略機
能ブロックを示す。本実施形態の光学ズーム制御部30
0は、光学ズーム条件保持部310、光学系制御部32
0、光学ズーム位置適否判断部330、光学ズーム位置
保持部340、フォーカス状態保持部350、絞り状態
保持部360、およびズーム範囲設定部3880を含
む。
能ブロックを示す。本実施形態の光学ズーム制御部30
0は、光学ズーム条件保持部310、光学系制御部32
0、光学ズーム位置適否判断部330、光学ズーム位置
保持部340、フォーカス状態保持部350、絞り状態
保持部360、およびズーム範囲設定部3880を含
む。
【0047】光学ズーム条件保持部310は、光学ズー
ム処理の許否を判断するための条件を保持する。条件
は、予め光学ズーム条件保持部310に設定されていて
も良いし、機能設定部116を介してユーザが設定でき
るような構成であっても良い。
ム処理の許否を判断するための条件を保持する。条件
は、予め光学ズーム条件保持部310に設定されていて
も良いし、機能設定部116を介してユーザが設定でき
るような構成であっても良い。
【0048】光学系制御部320は、ズーム方法判断部
240から光学ズーム要求が伝達されると、光学ズーム
条件保持部310が保持している条件に基づいて、光学
ズーム処理の許否を判断する。動作モード保持部210
に保持された動作モードが動画撮影モードである場合
は、光学系制御部320は記録状態保持部250に保持
された記録状態および光学ズーム位置適否判断部330
から伝達された光学ズーム位置の適否を参照して、光学
ズーム処理の許否を判断する。光学ズーム処理が許可さ
れるときは、光学系制御部320はズーム駆動部42へ
ズーム駆動を指示する。さらに、必要であれば、記録品
質調整処理制御部370へ記録品質調整処理の実行を指
示する。記録品質調整処理制御部370は、制御系CP
U50またはメインCPU62によって実現されても良
いし、光学系制御部320が記録品質調整処理制御部3
70の機能を有していても良い。光学ズーム処理が禁止
されるときは、光学系制御部320はズーム駆動部42
へズーム駆動を指示しない。このとき、光学系制御部3
20は光学ズーム処理に代えて電子ズーム制御部400
に電子ズーム処理を要求しても良い。さらに、光学系制
御部320は表示ユニット100へアラーム表示を指示
しても良い。
240から光学ズーム要求が伝達されると、光学ズーム
条件保持部310が保持している条件に基づいて、光学
ズーム処理の許否を判断する。動作モード保持部210
に保持された動作モードが動画撮影モードである場合
は、光学系制御部320は記録状態保持部250に保持
された記録状態および光学ズーム位置適否判断部330
から伝達された光学ズーム位置の適否を参照して、光学
ズーム処理の許否を判断する。光学ズーム処理が許可さ
れるときは、光学系制御部320はズーム駆動部42へ
ズーム駆動を指示する。さらに、必要であれば、記録品
質調整処理制御部370へ記録品質調整処理の実行を指
示する。記録品質調整処理制御部370は、制御系CP
U50またはメインCPU62によって実現されても良
いし、光学系制御部320が記録品質調整処理制御部3
70の機能を有していても良い。光学ズーム処理が禁止
されるときは、光学系制御部320はズーム駆動部42
へズーム駆動を指示しない。このとき、光学系制御部3
20は光学ズーム処理に代えて電子ズーム制御部400
に電子ズーム処理を要求しても良い。さらに、光学系制
御部320は表示ユニット100へアラーム表示を指示
しても良い。
【0049】光学ズーム位置適否判断部330は、光学
ズーム保持部340に保持された光学ズーム位置が、ズ
ーム範囲設定部380が設定した第1、第2、または第
3の範囲内にあるか否かを判断し、光学系制御部320
に伝達する。ズーム範囲設定部380は、光学ズーム位
置保持部340に保持された光学ズーム位置と、フォー
カス状態保持部350に保持されたフォーカス状態と、
絞り状態保持部360に保持された絞りの度合いとを参
照して、十分な被写界深度を得るために光学ズーム位置
が満たすべき第1、第2、および第3の範囲を設定す
る。
ズーム保持部340に保持された光学ズーム位置が、ズ
ーム範囲設定部380が設定した第1、第2、または第
3の範囲内にあるか否かを判断し、光学系制御部320
に伝達する。ズーム範囲設定部380は、光学ズーム位
置保持部340に保持された光学ズーム位置と、フォー
カス状態保持部350に保持されたフォーカス状態と、
絞り状態保持部360に保持された絞りの度合いとを参
照して、十分な被写界深度を得るために光学ズーム位置
が満たすべき第1、第2、および第3の範囲を設定す
る。
【0050】絞り状態保持部360は、絞り駆動部46
によって実現されている絞りの状態を保持する。光学ズ
ーム位置保持部450は、ズーム駆動部42によって実
現されている光学ズーム位置を保持する。フォーカス状
態保持部460は、フォーカス駆動部44によって実現
されているフォーカスの状態を保持する。
によって実現されている絞りの状態を保持する。光学ズ
ーム位置保持部450は、ズーム駆動部42によって実
現されている光学ズーム位置を保持する。フォーカス状
態保持部460は、フォーカス駆動部44によって実現
されているフォーカスの状態を保持する。
【0051】被写界深度は、一般に、錯乱円の直径を
d、レンズのF値をF、焦点距離をf、被写体距離をl
として、近似的に、Fdl2/f2と表される。
d、レンズのF値をF、焦点距離をf、被写体距離をl
として、近似的に、Fdl2/f2と表される。
【0052】錯乱円の直径dは、CCDピッチの2倍以
下であることが好ましい。レンズのF値は、絞り状態保
持部360に保持された絞り24の状態から算出され
る。焦点距離fは、光学ズーム位置保持部340に保持
された光学ズーム位置およびフォーカス状態保持部35
0に保持されたフォーカスの状態から算出される。被写
体距離lは、測距センサ52から伝達される情報から算
出される。被写界深度は、これらの値を上式に代入して
得られる。また、被写界深度が満たすべき条件を代入す
ることによって、ズーム位置が満たすべき範囲を算出す
ることができる。
下であることが好ましい。レンズのF値は、絞り状態保
持部360に保持された絞り24の状態から算出され
る。焦点距離fは、光学ズーム位置保持部340に保持
された光学ズーム位置およびフォーカス状態保持部35
0に保持されたフォーカスの状態から算出される。被写
体距離lは、測距センサ52から伝達される情報から算
出される。被写界深度は、これらの値を上式に代入して
得られる。また、被写界深度が満たすべき条件を代入す
ることによって、ズーム位置が満たすべき範囲を算出す
ることができる。
【0053】ズーム範囲設定部380は、動画の記録中
に十分な被写界深度を得るためにズーム位置が満たすべ
き第1の範囲を設定しても良い。第1の範囲は、光学系
の有する被写界深度に関する特性に基づいて予め定めら
れていても良い。例えば、第1の範囲をワイド端近傍と
しても良い。第1の範囲は、被写体の主要部分からデジ
タルカメラ本体までの距離に応じて定められても良い。
第1の範囲は、被写体の主要部分が被写界深度内に含ま
れるように設定されるのが好ましい。これによれば、被
写体の主要部分の記録品質を確保することができる。第
1の範囲は、被写体の距離分布に応じて定められても良
い。被写体の距離分布が広い範囲に分散しているときに
は、被写界深度の下限値を大きく見積もって第1の範囲
を定めることが好ましい。被写体の距離分布が狭い範囲
に集中しているときには、被写界深度の下限値を小さく
見積もって第1の範囲を定めても良い。測距センサ52
から所定の時間間隔で距離情報を獲得し、その距離情報
に応じて被写界深度が満たすべき下限値を随時更新して
も良い。第1の範囲は、撮影条件に応じて定められても
良い。比較的低い画質が許される条件が設定されている
場合には、錯乱円の直径dが満たすべき値を大きく見積
もって第1の範囲を定めても良い。
に十分な被写界深度を得るためにズーム位置が満たすべ
き第1の範囲を設定しても良い。第1の範囲は、光学系
の有する被写界深度に関する特性に基づいて予め定めら
れていても良い。例えば、第1の範囲をワイド端近傍と
しても良い。第1の範囲は、被写体の主要部分からデジ
タルカメラ本体までの距離に応じて定められても良い。
第1の範囲は、被写体の主要部分が被写界深度内に含ま
れるように設定されるのが好ましい。これによれば、被
写体の主要部分の記録品質を確保することができる。第
1の範囲は、被写体の距離分布に応じて定められても良
い。被写体の距離分布が広い範囲に分散しているときに
は、被写界深度の下限値を大きく見積もって第1の範囲
を定めることが好ましい。被写体の距離分布が狭い範囲
に集中しているときには、被写界深度の下限値を小さく
見積もって第1の範囲を定めても良い。測距センサ52
から所定の時間間隔で距離情報を獲得し、その距離情報
に応じて被写界深度が満たすべき下限値を随時更新して
も良い。第1の範囲は、撮影条件に応じて定められても
良い。比較的低い画質が許される条件が設定されている
場合には、錯乱円の直径dが満たすべき値を大きく見積
もって第1の範囲を定めても良い。
【0054】ズーム範囲設定部380は、動画の記録前
に十分な被写界深度を得るためにズーム位置が満たすべ
き第2の範囲を設定しても良い。第2の範囲は、第1の
範囲と同様に定められる。第2の範囲は、第1の範囲と
同一であっても良い。動画の記録中に被写体が移動する
ことによって被写界深度から外れる可能性を考慮して、
第2の範囲を第1の範囲よりも狭く定めても良い。第2
の範囲は、ワイド端近傍であっても良い。
に十分な被写界深度を得るためにズーム位置が満たすべ
き第2の範囲を設定しても良い。第2の範囲は、第1の
範囲と同様に定められる。第2の範囲は、第1の範囲と
同一であっても良い。動画の記録中に被写体が移動する
ことによって被写界深度から外れる可能性を考慮して、
第2の範囲を第1の範囲よりも狭く定めても良い。第2
の範囲は、ワイド端近傍であっても良い。
【0055】ズーム範囲設定部380は、デジタルカメ
ラ10が動画撮影モードに変更されたときに十分な被写
界深度を得るために、ズーム位置が満たすべき第3の範
囲を設定しても良い。第3の範囲は、第1の範囲と同様
に定められても良い。第3の範囲は、第1の範囲または
第2の範囲と同一であっても良い。動画の記録前および
記録中に被写体が移動することによって被写界深度から
外れる可能性を考慮して、第3の範囲を第2の範囲より
も狭く定めても良い。第3の範囲は、ズーム位置のうち
最も被写界深度が深い状態を実現する位置、例えばワイ
ド端であっても良い。
ラ10が動画撮影モードに変更されたときに十分な被写
界深度を得るために、ズーム位置が満たすべき第3の範
囲を設定しても良い。第3の範囲は、第1の範囲と同様
に定められても良い。第3の範囲は、第1の範囲または
第2の範囲と同一であっても良い。動画の記録前および
記録中に被写体が移動することによって被写界深度から
外れる可能性を考慮して、第3の範囲を第2の範囲より
も狭く定めても良い。第3の範囲は、ズーム位置のうち
最も被写界深度が深い状態を実現する位置、例えばワイ
ド端であっても良い。
【0056】本実施形態の光学ズーム条件保持部310
は、動画撮影モードであって動画の記録が停止中である
ときには、ズーム範囲設定部380が設定した第2の範
囲内にズーム位置が含まれるための条件を保持する。す
なわち、光学系制御部320は、動画の記録に先立って
フレーミングをする際に、ズーム位置が第2の範囲内に
含まれるときは光学ズーム処理を許可するが、ズーム位
置が第2の範囲を超える場合には光学ズーム処理を禁止
する。これによれば、所定の被写界深度を確保すること
ができる。本実施形態では、動画の記録中に光学ズーム
処理および記録品質調整処理を行わないが、被写体が動
いても被写界深度内であれば焦点がほぼ合った状態が実
現されるから、被写界深度を予め十分に確保しておけば
記録品質の劣化を最小限に抑えることができる。光学ズ
ーム条件保持部310は、動作モード保持部210に保
持された動作モードが動画撮影モードであるときには、
記録が行われているか否かに関わらず光学ズーム処理を
禁止するための条件を保持していても良い。
は、動画撮影モードであって動画の記録が停止中である
ときには、ズーム範囲設定部380が設定した第2の範
囲内にズーム位置が含まれるための条件を保持する。す
なわち、光学系制御部320は、動画の記録に先立って
フレーミングをする際に、ズーム位置が第2の範囲内に
含まれるときは光学ズーム処理を許可するが、ズーム位
置が第2の範囲を超える場合には光学ズーム処理を禁止
する。これによれば、所定の被写界深度を確保すること
ができる。本実施形態では、動画の記録中に光学ズーム
処理および記録品質調整処理を行わないが、被写体が動
いても被写界深度内であれば焦点がほぼ合った状態が実
現されるから、被写界深度を予め十分に確保しておけば
記録品質の劣化を最小限に抑えることができる。光学ズ
ーム条件保持部310は、動作モード保持部210に保
持された動作モードが動画撮影モードであるときには、
記録が行われているか否かに関わらず光学ズーム処理を
禁止するための条件を保持していても良い。
【0057】このように、本実施形態のズーム処理制御
ユニット200は、十分な被写界深度が得られるように
定められた光学系のズーム位置が満たすべき第2の範囲
に、ズーム位置が含まれるようにズーム駆動部42のズ
ーム駆動を規制する。
ユニット200は、十分な被写界深度が得られるように
定められた光学系のズーム位置が満たすべき第2の範囲
に、ズーム位置が含まれるようにズーム駆動部42のズ
ーム駆動を規制する。
【0058】光学系制御部320は、動作モード保持部
210から動作モードが動画撮影モードに変更されたと
いう通知が伝達されると、光学ズーム位置適否判断部3
30に光学ズーム位置の適否を判断させても良い。この
とき、光学ズーム位置適否判断部330は、光学ズーム
位置保持部340に保持された光学ズーム位置が、ズー
ム範囲設定部380が設定した第3の範囲内にあるか否
かを判断する。光学ズーム位置が第3の範囲内にないと
きに、光学系制御部330は、第3の範囲内の所定位置
に光学ズーム位置を移動するようズーム駆動部42に指
示する。所定位置は、被写界深度が最も深い状態を実現
する位置であっても良い。上記の被写界深度の式からも
分かるように、光学ズーム倍率が低いほど被写界深度が
深くなるので、一般に被写界深度が最も深い状態を実現
する位置はワイド端である。光学ズーム位置をワイド端
に設定し、絞りを十分絞った状態にすると、デジタルカ
メラ本体から1m強の地点からほぼ無限遠までの広い範
囲において焦点がほぼ合った状態を実現することができ
る。光学系制御部320は、動作モードが動画撮影モー
ドに変更されたとき、光学ズーム位置がワイド端にある
か否かを判断し、ワイド端になければ強制的にワイド端
に移動しても良い。これによれば、動画撮影モードに変
更したときに、必ず被写界深度が深い状態が実現される
ことになる。
210から動作モードが動画撮影モードに変更されたと
いう通知が伝達されると、光学ズーム位置適否判断部3
30に光学ズーム位置の適否を判断させても良い。この
とき、光学ズーム位置適否判断部330は、光学ズーム
位置保持部340に保持された光学ズーム位置が、ズー
ム範囲設定部380が設定した第3の範囲内にあるか否
かを判断する。光学ズーム位置が第3の範囲内にないと
きに、光学系制御部330は、第3の範囲内の所定位置
に光学ズーム位置を移動するようズーム駆動部42に指
示する。所定位置は、被写界深度が最も深い状態を実現
する位置であっても良い。上記の被写界深度の式からも
分かるように、光学ズーム倍率が低いほど被写界深度が
深くなるので、一般に被写界深度が最も深い状態を実現
する位置はワイド端である。光学ズーム位置をワイド端
に設定し、絞りを十分絞った状態にすると、デジタルカ
メラ本体から1m強の地点からほぼ無限遠までの広い範
囲において焦点がほぼ合った状態を実現することができ
る。光学系制御部320は、動作モードが動画撮影モー
ドに変更されたとき、光学ズーム位置がワイド端にある
か否かを判断し、ワイド端になければ強制的にワイド端
に移動しても良い。これによれば、動画撮影モードに変
更したときに、必ず被写界深度が深い状態が実現される
ことになる。
【0059】図4は、本実施形態の電子ズーム制御部4
00の概略機能ブロックを示す。電子ズーム制御部40
0は、電子ズーム条件保持部410、電子ズーム適否判
断部420、および電子ズーム倍率保持部430を備え
る。
00の概略機能ブロックを示す。電子ズーム制御部40
0は、電子ズーム条件保持部410、電子ズーム適否判
断部420、および電子ズーム倍率保持部430を備え
る。
【0060】電子ズーム条件保持部410は、光学ズー
ム処理の許否を判断するための条件を保持する。条件
は、予め光学ズーム条件保持部310に設定されていて
も良いし、機能設定部116を介してユーザが設定でき
るような構成であっても良い。電子ズーム適否判断部4
20は、電子ズーム条件保持部410が保持している条
件と、電子ズーム倍率保持部430が保持している電子
ズーム倍率とを参照して、電子ズーム処理の適否を判断
する。電子ズーム適否判断部420は、電子ズーム処理
が適当であると判断したときは、電子ズーム演算部50
0に電子ズーム処理を指示する。電子ズーム処理が適当
ではないと判断したときは、電子ズーム演算部500に
電子ズーム処理を指示しない。このとき、電子ズーム制
御部400は、電子ズーム処理に代えて光学ズーム制御
部300に光学ズーム処理を指示しても良い。さらに、
表示ユニット100にアラーム表示を指示しても良い。
電子ズーム倍率保持部430は、電子ズーム倍率を保持
する。
ム処理の許否を判断するための条件を保持する。条件
は、予め光学ズーム条件保持部310に設定されていて
も良いし、機能設定部116を介してユーザが設定でき
るような構成であっても良い。電子ズーム適否判断部4
20は、電子ズーム条件保持部410が保持している条
件と、電子ズーム倍率保持部430が保持している電子
ズーム倍率とを参照して、電子ズーム処理の適否を判断
する。電子ズーム適否判断部420は、電子ズーム処理
が適当であると判断したときは、電子ズーム演算部50
0に電子ズーム処理を指示する。電子ズーム処理が適当
ではないと判断したときは、電子ズーム演算部500に
電子ズーム処理を指示しない。このとき、電子ズーム制
御部400は、電子ズーム処理に代えて光学ズーム制御
部300に光学ズーム処理を指示しても良い。さらに、
表示ユニット100にアラーム表示を指示しても良い。
電子ズーム倍率保持部430は、電子ズーム倍率を保持
する。
【0061】本実施形態の電子ズーム条件保持部410
は、出力画像の画素数を参照して、ユーザが選択可能な
画像領域の画素数を制限するための条件を保持してい
る。撮像ユニット20が撮像した画像領域のうち、ユー
ザが所望する画像領域の画素数が出力画像の画素数より
も少ないとき、実際にはない画素を補間する必要がある
ので、出力画像の画質が劣化する恐れがある。そのた
め、本実施形態では、ユーザが所望する画像領域の画素
数が出力画像の画素数を下回らないようにする。これに
より、出力画像の画質を確保することができる。電子ズ
ーム条件保持部が保持する条件は、出力画像の画質、L
CDモニタ102の表示可能な画素数などを参照して定
められても良い。
は、出力画像の画素数を参照して、ユーザが選択可能な
画像領域の画素数を制限するための条件を保持してい
る。撮像ユニット20が撮像した画像領域のうち、ユー
ザが所望する画像領域の画素数が出力画像の画素数より
も少ないとき、実際にはない画素を補間する必要がある
ので、出力画像の画質が劣化する恐れがある。そのた
め、本実施形態では、ユーザが所望する画像領域の画素
数が出力画像の画素数を下回らないようにする。これに
より、出力画像の画質を確保することができる。電子ズ
ーム条件保持部が保持する条件は、出力画像の画質、L
CDモニタ102の表示可能な画素数などを参照して定
められても良い。
【0062】電子ズーム制御部400は、動画の記録に
先立って、電子ズーム処理の限界倍率の約半分の倍率ま
で電子ズーム処理を行っても良い。例えば、4倍まで電
子ズーム処理が可能な場合には、予め2倍程度まで電子
ズーム処理を行っても良い。これによれば、動画の記録
中に光学ズーム処理を禁止しても、電子ズーム処理によ
って拡大および縮小の両方のズーム処理を実現すること
ができる。
先立って、電子ズーム処理の限界倍率の約半分の倍率ま
で電子ズーム処理を行っても良い。例えば、4倍まで電
子ズーム処理が可能な場合には、予め2倍程度まで電子
ズーム処理を行っても良い。これによれば、動画の記録
中に光学ズーム処理を禁止しても、電子ズーム処理によ
って拡大および縮小の両方のズーム処理を実現すること
ができる。
【0063】図5は、本実施形態のデジタルカメラ10
によって動画の記録を開始する手順を示すフローチャー
トである。パワースイッチ112が押下されてデジタル
カメラ10の電源がオンになると、動作モード保持部2
10はモードスイッチ116の状態を監視する(S10
2)。動作モードが動画撮影モード以外である間は、N
へ進み、動作モードに応じた処理が行われる。動作モー
ドが動画撮影モードになると、Yへ進み、光学ズーム位
置保持部340に保持された光学ズーム位置が第3の範
囲内にあるか否かを判断する(S104)。適当でなけ
れば、Nへ進み、光学系制御部320がズーム駆動部4
2に光学ズーム位置を所定の位置へ移動するよう指示す
る(S106)。本実施形態では、最も深い被写界深度
が実現される位置であるワイド端へズーム位置を移動す
る。適当であれば、Yへ進み、ズーム位置の変更は行わ
れない。続いて、光学系制御部320は、レリーズスイ
ッチ114の半押しを監視する(S108)。半押しが
検知されない場合は、Nへ進み、ズーム要求保持部22
0が、ズームスイッチ118の状態を監視する(S11
0)。ズームスイッチ118が押下されない場合は、N
へ進み、再びレリーズスイッチ114の半押しを監視す
る(S108)。ズームスイッチ118が押下された場
合は、Yへ進み、光学ズーム制御部300に光学ズーム
要求が伝達される。このとき、ズーム方法判断部240
は、電子ズーム要求を伝達しても良い。光学ズーム制御
部300に光学ズーム要求が伝達されると、光学ズーム
位置適否判断部330が、十分な被写界深度を得るため
に光学系のズーム位置が満たすべき第2の範囲内に、ズ
ーム位置が含まれるか否かを判断する(S112)。光
学ズーム位置が適当ではないと判断されると、Nへ進
み、光学ズーム処理を行わずにS108へ戻る。光学ズ
ーム位置が適当であると判断されると、Yへ進み、光学
系制御部320がズーム駆動部42へ光学ズーム処理を
指示する(S114)。続いて、記録品質調整処理制御
部370へ記録品質調整処理を指示する(S116)。
続いて、S108へ戻り、再びレリーズスイッチ114
の半押しを監視する。
によって動画の記録を開始する手順を示すフローチャー
トである。パワースイッチ112が押下されてデジタル
カメラ10の電源がオンになると、動作モード保持部2
10はモードスイッチ116の状態を監視する(S10
2)。動作モードが動画撮影モード以外である間は、N
へ進み、動作モードに応じた処理が行われる。動作モー
ドが動画撮影モードになると、Yへ進み、光学ズーム位
置保持部340に保持された光学ズーム位置が第3の範
囲内にあるか否かを判断する(S104)。適当でなけ
れば、Nへ進み、光学系制御部320がズーム駆動部4
2に光学ズーム位置を所定の位置へ移動するよう指示す
る(S106)。本実施形態では、最も深い被写界深度
が実現される位置であるワイド端へズーム位置を移動す
る。適当であれば、Yへ進み、ズーム位置の変更は行わ
れない。続いて、光学系制御部320は、レリーズスイ
ッチ114の半押しを監視する(S108)。半押しが
検知されない場合は、Nへ進み、ズーム要求保持部22
0が、ズームスイッチ118の状態を監視する(S11
0)。ズームスイッチ118が押下されない場合は、N
へ進み、再びレリーズスイッチ114の半押しを監視す
る(S108)。ズームスイッチ118が押下された場
合は、Yへ進み、光学ズーム制御部300に光学ズーム
要求が伝達される。このとき、ズーム方法判断部240
は、電子ズーム要求を伝達しても良い。光学ズーム制御
部300に光学ズーム要求が伝達されると、光学ズーム
位置適否判断部330が、十分な被写界深度を得るため
に光学系のズーム位置が満たすべき第2の範囲内に、ズ
ーム位置が含まれるか否かを判断する(S112)。光
学ズーム位置が適当ではないと判断されると、Nへ進
み、光学ズーム処理を行わずにS108へ戻る。光学ズ
ーム位置が適当であると判断されると、Yへ進み、光学
系制御部320がズーム駆動部42へ光学ズーム処理を
指示する(S114)。続いて、記録品質調整処理制御
部370へ記録品質調整処理を指示する(S116)。
続いて、S108へ戻り、再びレリーズスイッチ114
の半押しを監視する。
【0064】S108において、レリーズスイッチ11
4の半押しが検知されると、Yへ進み、記録品質調整処
理制御部370が記録品質調整処理を行う。具体的に
は、自動露出調整処理が行われ、その状態が保持される
(S118)。続いて、自動フォーカス調整処理が行わ
れ、その状態が保持される(S120)。続いて、レリ
ーズスイッチ114の全押しが監視される(S12
2)。レリーズスイッチ114の全押しが検知されなけ
れば、Nへ進み、レリーズスイッチ114のオフ状態が
監視される(S124)。オフ状態が検知されなけれ
ば、Nへ進み、再びレリーズスイッチ114の全押しが
監視される(S122)。レリーズスイッチ114のオ
フ状態が検知されると、Yへ進み、記録品質調整処理の
ロックが解除され(S126)、記録待機状態がキャン
セルされてS108へ戻る。S122において、レリー
ズスイッチ114の全押しが検知されると、Yへ進み、
動画の記録が開始される(S128)。記録品質調整処
理の終了を待ってから、動画の記録を開始しても良い。
4の半押しが検知されると、Yへ進み、記録品質調整処
理制御部370が記録品質調整処理を行う。具体的に
は、自動露出調整処理が行われ、その状態が保持される
(S118)。続いて、自動フォーカス調整処理が行わ
れ、その状態が保持される(S120)。続いて、レリ
ーズスイッチ114の全押しが監視される(S12
2)。レリーズスイッチ114の全押しが検知されなけ
れば、Nへ進み、レリーズスイッチ114のオフ状態が
監視される(S124)。オフ状態が検知されなけれ
ば、Nへ進み、再びレリーズスイッチ114の全押しが
監視される(S122)。レリーズスイッチ114のオ
フ状態が検知されると、Yへ進み、記録品質調整処理の
ロックが解除され(S126)、記録待機状態がキャン
セルされてS108へ戻る。S122において、レリー
ズスイッチ114の全押しが検知されると、Yへ進み、
動画の記録が開始される(S128)。記録品質調整処
理の終了を待ってから、動画の記録を開始しても良い。
【0065】図6は、本実施形態のデジタルカメラ10
によって動画を記録しているときの、ズーム処理の手順
を示すフローチャートである。まず、動画の記録処理が
行われている(S202)。動画の記録中、メインCP
U62は記録終了要求を監視する(S204)。記録終
了要求は、例えば、レリーズスイッチ114を半押しす
ることによって伝達されても良い。記録終了要求が検知
されなければ、Nへ進み、ズーム要求保持部220がズ
ームスイッチ118の状態を監視する(S206)。ズ
ームスイッチ118が押下されなければ、Nへ進み、記
録処理が続行される(S202)。ズームスイッチ11
8が押下されると、Yへ進み、ズーム方法判断部240
にズーム要求が伝達される。本実施形態では、ズーム方
法判断部240は動画の記録中には光学ズーム処理要求
を伝達しない。ズーム方法判断部240は、電子ズーム
制御部400に電子ズーム要求を伝達する。電子ズーム
適否判断部420は、電子ズーム処理の適否を判断する
(S208)。適当ではないと判断されると、Nへ進
み、記録処理が続行される(S202)。適当であると
判断されると、Yへ進み、電子ズーム演算部500に電
子ズーム処理が指示される(S210)。S204で記
録終了要求を検知すると、Yへ進み、記録が終了される
(S212)。
によって動画を記録しているときの、ズーム処理の手順
を示すフローチャートである。まず、動画の記録処理が
行われている(S202)。動画の記録中、メインCP
U62は記録終了要求を監視する(S204)。記録終
了要求は、例えば、レリーズスイッチ114を半押しす
ることによって伝達されても良い。記録終了要求が検知
されなければ、Nへ進み、ズーム要求保持部220がズ
ームスイッチ118の状態を監視する(S206)。ズ
ームスイッチ118が押下されなければ、Nへ進み、記
録処理が続行される(S202)。ズームスイッチ11
8が押下されると、Yへ進み、ズーム方法判断部240
にズーム要求が伝達される。本実施形態では、ズーム方
法判断部240は動画の記録中には光学ズーム処理要求
を伝達しない。ズーム方法判断部240は、電子ズーム
制御部400に電子ズーム要求を伝達する。電子ズーム
適否判断部420は、電子ズーム処理の適否を判断する
(S208)。適当ではないと判断されると、Nへ進
み、記録処理が続行される(S202)。適当であると
判断されると、Yへ進み、電子ズーム演算部500に電
子ズーム処理が指示される(S210)。S204で記
録終了要求を検知すると、Yへ進み、記録が終了される
(S212)。
【0066】本実施形態では、動画の記録中に光学ズー
ム処理および光学系の記録品質調整処理を行わないの
で、消費電力を抑えることができるとともに、光学系の
駆動によって生じる雑音が録音されてしまうのを防ぐこ
とができる。また、動画の記録前に十分な被写界深度を
確保しておくため、動画の記録中に被写体が移動するこ
とによるフォーカスのずれを最小限に抑えることができ
る。
ム処理および光学系の記録品質調整処理を行わないの
で、消費電力を抑えることができるとともに、光学系の
駆動によって生じる雑音が録音されてしまうのを防ぐこ
とができる。また、動画の記録前に十分な被写界深度を
確保しておくため、動画の記録中に被写体が移動するこ
とによるフォーカスのずれを最小限に抑えることができ
る。
【0067】(実施形態2)図7は、本発明の第2の実
施形態に係るデジタルカメラ10によって動画を記録し
ているときの、ズーム処理の手順を示すフローチャート
である。本実施形態のデジタルカメラ10は、動画の記
録中に、十分な被写界深度を得るためにズーム位置が満
たすべき第1の範囲内に、ズーム位置が含まれるように
ズーム駆動部42のズーム駆動を規制する。そのため
に、本実施形態の光学ズーム条件保持部310は、動作
モード保持部210に保持された動作モードが動画撮影
モードであるときには、光学ズーム位置適否判断部33
0が適当と判断したときに光学ズーム処理を許可し、光
学ズーム位置適否判断部330が適当ではないと判断し
たときに光学ズーム処理を禁止するための条件を保持す
る。本実施形態の光学ズーム位置適否判断部330は、
動画の記録前には、光学ズーム位置が満たすべき第2の
範囲内に光学ズーム位置が含まれるか否かを判断し、動
画の記録中には、光学ズーム位置が満たすべき第1の範
囲内に光学ズーム位置が含まれるか否かを判断する。第
1の範囲および第2の範囲は第1の実施形態と同様な方
法で定められる。第1の範囲と第2の範囲は同一であっ
ても良い。第1の範囲は、動画の記録中に測距センサ5
2から所定の時間間隔で被写体の距離分布を獲得するこ
とにより、随時更新しても良い。以上の構成によれば、
動画の記録中に、十分な被写界深度を確保できるような
光学ズーム位置の範囲内でのみ光学ズーム処理を行うの
で、記録品質調整処理を行わなくとも記録品質がそれほ
ど劣化しない。
施形態に係るデジタルカメラ10によって動画を記録し
ているときの、ズーム処理の手順を示すフローチャート
である。本実施形態のデジタルカメラ10は、動画の記
録中に、十分な被写界深度を得るためにズーム位置が満
たすべき第1の範囲内に、ズーム位置が含まれるように
ズーム駆動部42のズーム駆動を規制する。そのため
に、本実施形態の光学ズーム条件保持部310は、動作
モード保持部210に保持された動作モードが動画撮影
モードであるときには、光学ズーム位置適否判断部33
0が適当と判断したときに光学ズーム処理を許可し、光
学ズーム位置適否判断部330が適当ではないと判断し
たときに光学ズーム処理を禁止するための条件を保持す
る。本実施形態の光学ズーム位置適否判断部330は、
動画の記録前には、光学ズーム位置が満たすべき第2の
範囲内に光学ズーム位置が含まれるか否かを判断し、動
画の記録中には、光学ズーム位置が満たすべき第1の範
囲内に光学ズーム位置が含まれるか否かを判断する。第
1の範囲および第2の範囲は第1の実施形態と同様な方
法で定められる。第1の範囲と第2の範囲は同一であっ
ても良い。第1の範囲は、動画の記録中に測距センサ5
2から所定の時間間隔で被写体の距離分布を獲得するこ
とにより、随時更新しても良い。以上の構成によれば、
動画の記録中に、十分な被写界深度を確保できるような
光学ズーム位置の範囲内でのみ光学ズーム処理を行うの
で、記録品質調整処理を行わなくとも記録品質がそれほ
ど劣化しない。
【0068】本実施形態における動画の記録前の動作に
ついては、第1の実施形態と同様である。動画の記録前
に、光学系のズーム位置を第2の範囲内に規制するの
で、十分な被写界深度を確保することができる。
ついては、第1の実施形態と同様である。動画の記録前
に、光学系のズーム位置を第2の範囲内に規制するの
で、十分な被写界深度を確保することができる。
【0069】図7において、まず、動画の記録処理が行
われている(S302)。動画の記録中、メインCPU
62は記録終了要求を監視する(S304)。記録終了
要求は、例えば、レリーズスイッチ114を半押しする
ことによって伝達されても良い。記録終了要求が検知さ
れなければ、Nへ進み、ズーム要求保持部220がズー
ムスイッチ118の状態を監視する(S306)。ズー
ムスイッチ118が押下されなければ、Nへ進み、記録
処理が続行される(S302)。ズームスイッチ118
が押下されると、Yへ進み、ズーム方法判断部240に
ズーム要求が伝達される。ズーム方法判断部240は、
ズーム方法条件保持部230に保持された条件を参照し
て、光学ズーム要求または電子ズーム要求を発する。電
子ズーム処理が選択された場合は、図示していないが、
電子ズーム制御部400が電子ズーム処理を行う。光学
ズーム処理が選択された場合は、光学ズーム位置適否判
断部330が、ズーム位置が満たすべき第1の範囲にズ
ーム位置が含まれるか否かを判断する(S308)。適
当ではないと判断されると、Nへ進み、光学ズーム処理
は行われず、記録処理が続行される(S302)。この
とき、電子ズーム制御部400に電子ズーム要求が伝達
されても良い。適当であると判断されると、Yへ進み、
光学系制御部320はズーム駆動部42にズーム駆動を
指示する(S310)。S304で記録終了要求を検知
すると、Yへ進み、記録が終了される(S312)。
われている(S302)。動画の記録中、メインCPU
62は記録終了要求を監視する(S304)。記録終了
要求は、例えば、レリーズスイッチ114を半押しする
ことによって伝達されても良い。記録終了要求が検知さ
れなければ、Nへ進み、ズーム要求保持部220がズー
ムスイッチ118の状態を監視する(S306)。ズー
ムスイッチ118が押下されなければ、Nへ進み、記録
処理が続行される(S302)。ズームスイッチ118
が押下されると、Yへ進み、ズーム方法判断部240に
ズーム要求が伝達される。ズーム方法判断部240は、
ズーム方法条件保持部230に保持された条件を参照し
て、光学ズーム要求または電子ズーム要求を発する。電
子ズーム処理が選択された場合は、図示していないが、
電子ズーム制御部400が電子ズーム処理を行う。光学
ズーム処理が選択された場合は、光学ズーム位置適否判
断部330が、ズーム位置が満たすべき第1の範囲にズ
ーム位置が含まれるか否かを判断する(S308)。適
当ではないと判断されると、Nへ進み、光学ズーム処理
は行われず、記録処理が続行される(S302)。この
とき、電子ズーム制御部400に電子ズーム要求が伝達
されても良い。適当であると判断されると、Yへ進み、
光学系制御部320はズーム駆動部42にズーム駆動を
指示する(S310)。S304で記録終了要求を検知
すると、Yへ進み、記録が終了される(S312)。
【0070】本実施形態では、動画の記録中に光学ズー
ム処理を行うが、ズーム処理以外の記録品質調整処理を
行わないので、消費電力を抑えることができる。また、
動画の記録前に十分な被写界深度を確保し、動画の記録
中も十分な被写界深度が得られるようなズーム位置の範
囲内で光学ズーム処理を行うので、記録品質調整処理を
行わなくても、被写体が移動することによるフォーカス
のずれを最小限に抑えることができる。
ム処理を行うが、ズーム処理以外の記録品質調整処理を
行わないので、消費電力を抑えることができる。また、
動画の記録前に十分な被写界深度を確保し、動画の記録
中も十分な被写界深度が得られるようなズーム位置の範
囲内で光学ズーム処理を行うので、記録品質調整処理を
行わなくても、被写体が移動することによるフォーカス
のずれを最小限に抑えることができる。
【0071】(実施形態3)図8は、本発明の第3の実
施形態に係るデジタルカメラ10によって動画を記録し
ているときの、ズーム処理の手順を示すフローチャート
である。本実施形態のデジタルカメラ10は、動画の記
録中に光学ズーム処理が要求された場合は、光学ズーム
処理が終了したことを検知して、光学ズーム処理以外の
記録品質調整処理を行う。そのために、本実施形態の光
学ズーム条件保持部310は、動画の記録前および記録
中に光学ズーム処理を許可し、光学ズーム処理と光学ズ
ーム処理以外の記録品質調整処理とを同時に行わないた
めの条件を保持する。動画の記録中に光学ズーム処理が
行われたとき、ズーム位置が適当であれば記録品質調整
処理を停止状態に保持し、ズーム位置が適当でなければ
記録品質調整処理を行うための条件を保持していても良
い。本実施形態の光学ズーム位置適否判断部330は、
動画の記録中には、光学ズーム位置が満たすべき第1の
範囲内に光学ズーム位置が含まれるか否かを判断する。
第1の範囲は第1の実施形態と同様な方法で定められ
る。以上の構成によれば、動画の記録中に、光学ズーム
処理と、それ以外の記録品質調整処理とが同時に行われ
ないので、消費電力が一時的に許容値を超えてしまうの
を防ぐことができる。また、十分な被写界深度が得られ
るようなズーム位置の範囲内では、記録品質調整処理を
行わないので、消費電力を抑えることができる。
施形態に係るデジタルカメラ10によって動画を記録し
ているときの、ズーム処理の手順を示すフローチャート
である。本実施形態のデジタルカメラ10は、動画の記
録中に光学ズーム処理が要求された場合は、光学ズーム
処理が終了したことを検知して、光学ズーム処理以外の
記録品質調整処理を行う。そのために、本実施形態の光
学ズーム条件保持部310は、動画の記録前および記録
中に光学ズーム処理を許可し、光学ズーム処理と光学ズ
ーム処理以外の記録品質調整処理とを同時に行わないた
めの条件を保持する。動画の記録中に光学ズーム処理が
行われたとき、ズーム位置が適当であれば記録品質調整
処理を停止状態に保持し、ズーム位置が適当でなければ
記録品質調整処理を行うための条件を保持していても良
い。本実施形態の光学ズーム位置適否判断部330は、
動画の記録中には、光学ズーム位置が満たすべき第1の
範囲内に光学ズーム位置が含まれるか否かを判断する。
第1の範囲は第1の実施形態と同様な方法で定められ
る。以上の構成によれば、動画の記録中に、光学ズーム
処理と、それ以外の記録品質調整処理とが同時に行われ
ないので、消費電力が一時的に許容値を超えてしまうの
を防ぐことができる。また、十分な被写界深度が得られ
るようなズーム位置の範囲内では、記録品質調整処理を
行わないので、消費電力を抑えることができる。
【0072】本実施形態における動画の記録前の動作に
ついては、静止画撮影モードの場合と同様である。ユー
ザは、自由に光学ズーム処理を行うことができる。
ついては、静止画撮影モードの場合と同様である。ユー
ザは、自由に光学ズーム処理を行うことができる。
【0073】図8において、まず、動画の記録処理が行
われている(S402)。動画の記録中、メインCPU
62は記録終了要求を監視する(S404)。記録終了
要求は、例えば、レリーズスイッチ114を半押しする
ことによって伝達されても良い。記録終了要求が検知さ
れなければ、Nへ進み、ズーム要求保持部220がズー
ムスイッチ118の状態を監視する(S406)。ズー
ムスイッチ118が押下されなければ、Nへ進み、記録
処理が続行される(S402)。ズームスイッチ118
が押下されると、Yへ進み、ズーム方法判断部240に
ズーム要求が伝達される。ズーム方法判断部240は、
ズーム方法条件保持部230に保持された条件を参照し
て、光学ズーム要求または電子ズーム要求を発する。電
子ズーム処理が選択された場合は、図示していないが、
電子ズーム制御部400が電子ズーム処理を行う。光学
ズーム処理が選択された場合は、光学系制御部320
は、ズーム駆動部42へズーム駆動を指示する(S40
8)。続いて、ズームスイッチ118の状態を監視する
(S410)。ズームスイッチ118がオン状態のまま
であれば、Nへ進み、引き続いて光学系制御部320は
ズーム駆動部42にズーム駆動を指示する(S40
8)。ズームスイッチ118がオフになると、Yへ進
み、ズーム位置が第1の範囲内にあるか否かが判断され
る(S412)。ズーム位置が第1の範囲内にあれば、
Yへ進み、引き続いて記録処理が行われる(S40
2)。ズーム位置が第1の範囲外にあれば、Nへ進み、
フォーカス処理が行われる(S414)。続いて、S4
02へ戻り、記録処理が続行される。
われている(S402)。動画の記録中、メインCPU
62は記録終了要求を監視する(S404)。記録終了
要求は、例えば、レリーズスイッチ114を半押しする
ことによって伝達されても良い。記録終了要求が検知さ
れなければ、Nへ進み、ズーム要求保持部220がズー
ムスイッチ118の状態を監視する(S406)。ズー
ムスイッチ118が押下されなければ、Nへ進み、記録
処理が続行される(S402)。ズームスイッチ118
が押下されると、Yへ進み、ズーム方法判断部240に
ズーム要求が伝達される。ズーム方法判断部240は、
ズーム方法条件保持部230に保持された条件を参照し
て、光学ズーム要求または電子ズーム要求を発する。電
子ズーム処理が選択された場合は、図示していないが、
電子ズーム制御部400が電子ズーム処理を行う。光学
ズーム処理が選択された場合は、光学系制御部320
は、ズーム駆動部42へズーム駆動を指示する(S40
8)。続いて、ズームスイッチ118の状態を監視する
(S410)。ズームスイッチ118がオン状態のまま
であれば、Nへ進み、引き続いて光学系制御部320は
ズーム駆動部42にズーム駆動を指示する(S40
8)。ズームスイッチ118がオフになると、Yへ進
み、ズーム位置が第1の範囲内にあるか否かが判断され
る(S412)。ズーム位置が第1の範囲内にあれば、
Yへ進み、引き続いて記録処理が行われる(S40
2)。ズーム位置が第1の範囲外にあれば、Nへ進み、
フォーカス処理が行われる(S414)。続いて、S4
02へ戻り、記録処理が続行される。
【0074】本実施形態では、動画の記録中に、光学ズ
ーム処理と光学ズーム処理以外の記録品質調整処理とを
同時に行わないので、消費電力の最大値を小さくするこ
とができ、消費電力が一時的に許容値を超えてしまうの
を防ぐことができる。また、十分な被写界深度が得られ
るようなズーム位置の範囲内では、記録品質調整処理を
行わないので、消費電力を抑えることができる。
ーム処理と光学ズーム処理以外の記録品質調整処理とを
同時に行わないので、消費電力の最大値を小さくするこ
とができ、消費電力が一時的に許容値を超えてしまうの
を防ぐことができる。また、十分な被写界深度が得られ
るようなズーム位置の範囲内では、記録品質調整処理を
行わないので、消費電力を抑えることができる。
【0075】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に理解され
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に理解され
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【0076】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば消費電力を抑えることができるデジタルカメラ、
およびデジタルカメラで利用可能な情報記録方法、およ
びその方法を利用可能な情報記録装置を提供することが
できる。
よれば消費電力を抑えることができるデジタルカメラ、
およびデジタルカメラで利用可能な情報記録方法、およ
びその方法を利用可能な情報記録装置を提供することが
できる。
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメ
ラの全体構成図である。
ラの全体構成図である。
【図2】 ズーム処理制御ユニットの概略機能ブロック
を示す図である。
を示す図である。
【図3】 光学ズーム制御部の概略機能ブロックを示す
図である。
図である。
【図4】 電子ズーム制御部の概略機能ブロックを示す
図である。
図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメ
ラ10によって動画の記録を開始する手順を示すフロー
チャートである。
ラ10によって動画の記録を開始する手順を示すフロー
チャートである。
【図6】 本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメ
ラ10によって動画を記録しているときの、ズーム処理
の手順を示すフローチャートである。
ラ10によって動画を記録しているときの、ズーム処理
の手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係るデジタルカメ
ラ10によって動画を記録しているときの、ズーム処理
の手順を示すフローチャートである。
ラ10によって動画を記録しているときの、ズーム処理
の手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第3の実施形態に係るデジタルカメ
ラ10によって動画を記録しているときの、ズーム処理
の手順を示すフローチャートである。
ラ10によって動画を記録しているときの、ズーム処理
の手順を示すフローチャートである。
10 デジタルカメラ 20 撮像ユニット 40 制御ユニット 42 ズーム駆動部 60 処理ユニット 100 表示ユニット 110 操作ユニット 120 音声取得ユニット 200 ズーム処理制御ユニット 210 動作モード保持部 220 ズーム要求保持部 230 ズーム方法条件保持部 240 ズーム方法判断部 250 記録状態保持部 300 光学ズーム制御部 310 光学ズーム条件保持部 320 光学系制御部 330 光学ズーム位置適否判断部 340 光学ズーム位置保持部 350 フォーカス状態保持部 360 絞り状態保持部 370 記録品質調整処理制御部 380 ズーム範囲設定部 400 電子ズーム制御部 410 電子ズーム条件保持部 420 電子ズーム適否判断部 430 電子ズーム倍率保持部 500 電子ズーム演算部
Claims (14)
- 【請求項1】 動画を含む情報を記録するための情報記
録装置であって、 前記動画を取得するための光学系と、 前記光学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部と、 前記動画の記録中に、前記ズーム駆動部のズーム駆動を
実質的に禁止するズーム処理制御ユニットとを備えたこ
とを特徴とする情報記録装置。 - 【請求項2】 動画を含む情報を記録するための情報記
録装置であって、 前記動画を取得するための光学系と、 前記光学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部と、 前記動画の記録中に、前記ズーム駆動部を制御するズー
ム処理制御ユニットとを備え、前記ズーム処理制御ユニ
ットは、 前記動画の記録中に十分な被写界深度を得るために、前
記光学系のズーム位置が満たすべき第1の範囲を設定す
るズーム範囲設定部と、 前記ズーム位置が前記第1の範囲内に含まれるように、
前記ズーム駆動部のズーム駆動を規制する光学系制御部
とを有することを特徴とする情報記録装置。 - 【請求項3】 前記動画の被写体の主要部分が前記被写
界深度内に含まれるように、前記第1の範囲が定められ
たことを特徴とする請求項2に記載の情報記録装置。 - 【請求項4】 前記ズーム処理制御ユニットは、 前記動画の記録前に十分な被写界深度を得るために、前
記光学系のズーム位置が満たすべき第2の範囲を設定す
るズーム範囲設定部と、 前記ズーム位置が前記第2の範囲内に含まれるように、
前記ズーム駆動部のズーム駆動を規制する光学系制御部
とを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか
に記載の情報記録装置。 - 【請求項5】 前記第2の範囲は、ワイド端近傍を含む
ことを特徴とする請求項4に記載の情報記録装置。 - 【請求項6】 前記ズーム範囲設定部は、当該情報記録
装置の動作モードが前記動画を記録するモードに変更さ
れたときに、十分な被写界深度を得るために前記光学系
のズーム位置が満たすべき第3の範囲を設定し、 前記光学系制御部は、前記第3の範囲外に前記ズーム位
置があると、前記ズーム位置を前記第3の範囲内の所定
位置に移動するよう前記ズーム駆動部に指示することを
特徴とする請求項1から5のいずれか記載の情報記録装
置。 - 【請求項7】 前記第3の範囲は、前記第2の範囲より
も狭いことを特徴とする請求項6に記載の情報記録装
置。 - 【請求項8】 前記所定位置は、前記ズーム位置のうち
前記被写界深度が最も深い状態を実現する位置であるこ
とを特徴とする請求項6または7に記載の情報記録装
置。 - 【請求項9】 前記所定位置は、ワイド端であることを
特徴とする請求項6または7に記載の情報記録装置。 - 【請求項10】 前記ズーム処理制御ユニットは、前記
動画の記録中にズーム処理が要求されたときに、電子ズ
ーム処理を優先して行うよう指示するズーム方法判断部
を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記
載の情報記録装置。 - 【請求項11】 動画を含む情報を記録するための情報
記録装置であって、 前記動画を取得するための光学系と、 前記光学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部と、 前記動画の記録中に、前記光学ズーム処理が要求された
場合は、前記光学ズーム処理が終了したことを検知し
て、前記光学系の前記光学ズーム処理以外の記録品質調
整処理を行うよう指示するズーム処理制御ユニットとを
備えたことを特徴とする情報記録装置。 - 【請求項12】 前記ズーム処理制御ユニットは、 前記動画の記録中に十分な被写界深度を得るために、前
記光学系のズーム位置が満たすべき第1の範囲を設定す
るズーム範囲設定部と、 前記ズーム位置が前記第1の範囲内にあるときには、前
記光学ズーム処理以外の前記記録品質調整処理を停止状
態に保持し、前記ズーム位置が前記第1の範囲外にある
ときには、前記光学ズーム処理以外の前記記録品質調整
処理を行うよう指示する光学系制御部とを含むことを特
徴とする請求項11に記載の情報記録装置。 - 【請求項13】 動画を含む情報を記録する方法であっ
て、 前記動画を取得する工程と、 前記動画を記録する工程と、 前記動画が記録中であるか否かを判定する工程と、 前記動画を記録しているときには光学ズーム処理を禁止
し、前記動画を記録していないときには前記光学ズーム
処理を許可する工程とを含む方法。 - 【請求項14】 画像を撮像するためのデジタルカメラ
であって、 前記画像を取得するための光学系を含む撮像ユニット
と、 前記光学系の光学ズーム処理を行うズーム駆動部を含
む、前記撮像ユニットを制御する制御ユニットと、 撮像された画像を処理する処理ユニットと、 少なくとも前記処理ユニットに対するユーザの指示を伝
達する操作ユニットとを備え、 前記処理ユニットは、動画の記録中に、前記ズーム駆動
部のズーム駆動を実質的に禁止するズーム処理制御ユニ
ットを含むことを特徴とするデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000019197A JP2001211373A (ja) | 2000-01-27 | 2000-01-27 | 情報記録装置、方法、およびデジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000019197A JP2001211373A (ja) | 2000-01-27 | 2000-01-27 | 情報記録装置、方法、およびデジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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- 2000-01-27 JP JP2000019197A patent/JP2001211373A/ja active Pending
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