JP4388321B2 - 輪転機の制御方法及び制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフセット輪転印刷機のプリセット制御の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、図9〜図17に基づいて従来のオフセット輪転印刷機を説明する。
図9は新聞用オフセット輪転機を示す構成図、図10は商業用オフセット輪転機を示す構成図であり、両輪転機は印刷する対象が違うため構成が異なるが、基本的な機能は同様である。
【0003】
図9,図10に示すように、いずれの輪転機も、上流部に被印刷物である紙をロール状に巻いた巻取紙からウェブ(紙)11を繰り出す給紙装置1が設けられている。この給紙装置1は、繰り出している巻取紙が無くなると次の巻取紙に自動的に紙継して連続的にウェブ11を供給できるようになっている。給紙装置1から繰り出されたウェブ11に印刷装置3,3a〜3dで印刷を行なう。
【0004】
印刷装置3には、多色印刷を行なう場合は印刷ユニット7が印刷する色数だけ設けられている。例えば4色印刷を行なう場合は、図9に示す印刷装置3aの例では印刷ユニット7aa,7ab,7ac,7adで、図9に示す印刷装置3bの例では印刷ユニット7ba,7bb,7ac,7bdで、図10に示す印刷装置3の例では印刷ユニット7a,7b,7c,7dで、何れも印刷色に応じた印刷ユニット7で印刷を行なうようになっている。なお、図9に示す印刷装置3c,3dは2色印刷を行なう場合の例であり、それぞれ、印刷ユニット7ca,7cb又は7da,7dbで印刷を行なうようになっている。
【0005】
各色を印刷する位置を合わせるために見当自動制御装置15(図11参照)が設けられている。ウェブ11は、印刷後、折機6までウェブパス装置5で搬送され折機6で断裁され、折られて折帳が作成される。ウェブパス装置5では印刷装置3で印刷された絵柄が折機6で断裁され、折られる位置に合うようにコンペンセータ12で印刷装置3から折機6までのウェブ11の長さを調節する断裁位置制御を行なう。断裁位置制御は手動でも行なうが、断裁位置検出手段14で位置のずれ量を検出し、断裁位置自動制御装置16(図11参照)によりコンペンセータ12を調節して行なう。
【0006】
ウェブ11に各色を印刷する印刷ユニット7には、絵柄を印刷する為の刷版を取付けた版胴8があり、版胴8の表面に装着した刷版の絵柄部分に付着したインキを受取りウェブ11に転写するブランケット胴9が装備される。多色印刷の場合、例えば印刷ユニット7aで印刷した絵柄と同じ位置に印刷ユニット7bで別の色を印刷するが、このときその位置をミクロン単位で制御する必要があり、印刷対象物にもよるが、許容限界が数十ミクロンの場合が多い。そのため、どれかの色に対して他の色の位置合わせをする必要があり、この位置合わせは手動でもできるが、一般に、自動的に見当検知手段13で印刷状態を検知し、見当自動制御装置15で自動的に見当を合わせるようにしている。
【0007】
ところで、ブランケット胴9の表面にはインキ及び湿し水が付着しているので、長時間印刷すると、ウェブ11の表面の紙粉がこれらのインキ及び湿し水の影響によってブランケット胴9の表面に取られ、ブランケット胴9の表面に堆積し、もしくは、ウェブ11へのインキ転移率が低下し、インキがブランケット胴9の表面に堆積し、良好な印刷が出来なくなる。
【0008】
そこで、ブランケット胴9の表面に洗浄液を噴射し拭い取って洗浄するブランケット洗浄装置10を適当な時期に作動させるようにしている。このブランケット洗浄については、印刷機を一旦停止して洗浄を行なうことが最も容易であるが、この場合、生産性の低下や停止・再起動に要する損紙の増加を招く。このため、これらの不具合を抑制するため、印刷中に連続して洗浄を行なうようにしている。
【0009】
図12はブランケット洗浄の時期と運転要領とを示す図であり、図13は図12のA部の拡大図(ブランケット洗浄のための運転パターンの一例を示す図)である。図12に示す例では、自動紙継(図12中に、P1,P2,…,Pn,…で示す)を3回行なう毎にブランケット洗浄を行なうようにしているが、この洗浄頻度は印刷する紙質やインキの性質により適宜変更できる。
【0010】
自動紙継が行なわれると紙継ぎした部分は損紙になり、また、ブランケット洗浄を行なうとその部分も損紙になる。そこで、この技術では、自動紙継とブランケット洗浄とを同時に行なうことにより損紙が少しでも少なくなるようにしている。つまり、図13に示すように、ブランケット洗浄を行なう直前の自動紙継開始信号が発信された時点から適当なタイミングで印刷中止(胴抜き)及びブランケット洗浄開始を実施し、運転速度を下降させ洗浄速度を維持しながら洗浄を行なう。そして、洗浄が終了すると運転速度を上昇させると共に印刷を開始し、速度を通常印刷速度にして継続的に印刷を行なう。
【0011】
この印刷開始時にも、印刷見当,断裁見当が変動し損紙となる。その理由の一つにデラミネーション17の変動が有る。
図14はこのデラミネーションを説明する図であり、ブランケット胴9上のインキの付着力等によりウェブ11がブランケット胴9,9間を通過後いずれかのブランケット胴9にしばらく追従した後離れるデラミネーションという現象が起こる。ここでは、デラミネーション現象及びこの現象を発生している部分についてデラミネーション17と呼ぶ。
【0012】
このデラミネーション17は、ブランケット洗浄直後としばらく経過した後とでは図14(a),(b)に示すようにその大きさが変化する。また、この際の変動量は印刷する順位によっても異なる。このデラミネーション17の大きさの変化により各印刷ユニット間7a〜7dのウェブパス長が変化するため特に天地印刷見当は狂うし、折機6での断裁見当も狂い損紙となる。
【0013】
図15はこの現象の印刷見当に対する状況計測データの例を示すものであり、縦軸は基準色に対する特定色Sの標準的な位置を0とし、その位置に対し理論的直線距離に対しどれだけずれたかの値をA色,B色,C色についての位置を示し、横軸は経過時間で、自動紙継を実施した時、及びブランケット洗浄を実施した時を表示している。図15に示すように、ブランケット洗浄によりブランケット表面の状態が変化するためデラミネーション部17の大きさが変動することが判ると共に湿し水や印圧による紙の伸びによるずれや、ブランケットへの付着力が変化していることがわかる。
【0014】
このようにブランケット洗浄をした時は見当ずれを起こすが、このずれの修正は従来から自動制御によって行なっている。図9,図10,図11に示すように見当自動制御装置15,断裁位置自動制御装置16の誤差検知手段13,14は、ウェブ11に対してそれぞれの見当ずれの検出を行なうが、これらの検出はウェブ11の印刷された部分に対してである。
【0015】
従ってウェブ11に印刷が行なわれないと見当ずれを検出できず、印刷が行なわれてはじめて見当ずれを検出でき、これにより検出した時のずれ量を自動修正することができるようになる。
なお、図11に示すように、印刷見当自動制御のために版位置検出手段18,版位置修正モータ81がそなえられ、断裁位置自動制御のために断裁修正位置検出手段19,版位置修正モータ121がそなえられ、見当自動制御装置15,断裁位置自動制御装置16の制御のために機械本体制御装置27,回転位相基準信号発信手段61がそなえられる。
【0016】
そして、図12,図16に示すようにブランケット洗浄を度々行なう場合にも、毎回ブランケット洗浄後に印刷開始時に印刷見当,断裁位置のずれを自動制御によって修正している。
図17はこのようなずれ量を自動修正する様子を示すグラフであるが、ブランケット洗浄が完了し印刷が開始され、印刷状態が良くなりマークが検出できるようになって、ズレ量を検知手段13,14で認知し、その量を修正し許容値にするまでの間の印刷物は損紙となる。実際には損紙にするかどうかはオペレータが判断してOK信号を出し、その時点まで損紙にする。即ち、図13のX+Yの範囲が損紙となるのである。
【0017】
しかしながら、今日、省資源化が厳しく問われており、印刷開始時の印刷見当及び断裁見当の自動制御による損紙を更に少なくする事が要求されている。
これに関して、特許文献1や特許文献2には、運転速度の制御によりブランケット洗浄時等の損紙削減を行なう技術が提案されている。
【0018】
【特許文献1】
特開2003−53937号公報
【特許文献2】
特開平8−20104号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1や特許文献2のように運転速度の制御によりブランケット洗浄時等の損紙削減を行なう場合には、高精度な運転速度の制御技術が必要になるので、より簡便な技術によって、ブランケット洗浄時等の損紙削減を図ることができるようにしたい。
【0020】
特に、印刷再開時のように印刷が定型のものの場合には、かかる印刷再開時の損紙削減について十分に技術開発の余地がある。
なお、印刷再開時の損紙削減を行なうという観点では、ブランケット洗浄時のみならず、印刷再開時のインキ及び湿し水の供給状態が近似的な定型印刷開始時に共通する課題である。
【0021】
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、より簡便な技術によって、ブランケット洗浄時等における定型の印刷開始時の損紙をより削減することができるようにした、輪転機の制御方法及び制御装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目標を達成するため、本発明の輪転機の制御方法(請求項1)は、ウェブに印刷を行なって裁断する輪転機の制御方法であって、印刷中断後の印刷再開時を含む印刷開始時に、版位置及び/又は断裁位置の絶対位置を記憶しておく絶対位置記憶工程と、該印刷中断時に、その後の印刷再開に先立って、版位置及び/又は断裁位置を該絶対位置記憶工程で記憶された前回の初期絶対位置に予めプリセットするプリセット工程と、該印刷再開後に、該プリセット工程でプリセットされた状態から自動制御によって版位置修正及び/又は断裁位置修正を行なう自動制御工程とをそなえていることを特徴としている。
【0023】
なお、この自動制御は、例えば、印刷見当検知手段や断裁位置検知手段等の検出手段で検出された制御用データに基づくフィードバック制御であり、印刷開始後(輪転機の始動後)に、所要の検出手段で検出可能なように印刷が鮮明になった時点ではじめて自動制御が実施されるようになる。また、自動制御が開始されるまでは、輪転機では、オーバシュートとアンンダシュートとを繰り返すようにして、版位置や断裁位置が、自動制御が実施可能な範囲に入るようにする。
【0024】
したがって、印刷開始前に、印刷に関連する情報に基づいて版位置修正及び/又は断裁位置修正について予めプリセットすることにより、印刷開始時における版位置や断裁位置を所要の検出手段で検出可能な範囲に近づけることができ、検出手段の検出情報に基づく自動制御(フィードバック制御)を印刷開始後に速やかに開始しうるようになる。
【0026】
なお、初期絶対位置とは、版や断裁位置調整系、或いはこれらに対応した部材(例えば版を回転させるモータや断裁位置を調整するモータ)の自動制御開始時の絶対位置である。したがって、前回の初期絶対位置に予めプリセットすることは、前回の開始時と同様な条件であれば、プリセット状態から自動制御が開始されることになるが、実際には、デラミネーション等により印刷開始時のウェブの状態が変動するので、プリセット状態では必ずしも自動制御を開始しうる状態にはならないが、版位置や断裁位置をプリセットすることで自動制御開始状態に近い状態にでき、速やかに自動制御を開始できるようになる。
【0027】
上記の各印刷再開時に、上記の版位置及び/又は断裁位置の絶対位置についての前回との差である初期誤差を算出し記憶しておく初期誤差記憶工程をさらにそなえ、二回目以降の上記の各印刷中断時における該プリセット工程では、その後の印刷開始に先立って、版位置及び/又は断裁位置を該絶対位置記憶工程で記憶された前回の初期絶対位置及び該初期誤差記憶工程で記憶された前回の初期誤差に応じて予めプリセットすることが好ましい(請求項2)。
【0028】
この初期誤差とは、版位置や断裁位置に関するプリセットした絶対位置と、その後印刷を再開して自動制御を開始しうる状態になった時の絶対位置との差であり、前回の初期絶対位置にこの前回の初期誤差だけ増減補正を施した位置に、今回のプリセットを行なえば、単に、前回の初期絶対位置に今回のプリセットを行なう場合よりも、プリセット精度が上がり、印刷開始後、より速やかに自動制御を開始できるようになる。
【0029】
初回の印刷開始前に、該印刷に関連する情報に基づいて、プリセットに関する版位置及び/又は断裁位置を予め入力操作することにより初回の印刷開始前にも上記のプリセット工程を実施することが好ましい(請求項3)。
これにより、初回の印刷開始時から、印刷開始後速やかに自動制御を開始できるようになる。
【0030】
本発明の輪転機の制御装置(請求項4)は、輪転機において請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御方法に用いる制御装置であって、機械本体の回転位置基準信号発信手段と、印刷物誤差検出手段と、該回転位置基準信号発信手段及び該印刷物誤差検出手段からの検出信号に基づいて印刷物誤差を自動修正する自動制御装置と、該自動制御装置からの信号に基づいて該印刷物誤差についての誤差修正動作を行なう誤差修正アクチュエータと、プリセット情報に基づいて版位置修正及び/又は断裁位置修正について予めプリセットするプリセット制御装置とをそなえていることを特徴としている。
【0031】
該プリセット制御装置は、処理手順及びプリセットデータを記憶する記憶装置と、該記憶装置に記憶された処理手順に基づいて各種指令及び各種処理を行なう制御装置と、該制御装置の指令によりプリセットのためのアクチュエータ制御量を演算する演算装置とをそなえ、該制御装置は、該演算装置により演算された該アクチュエータ制御量に応じて誤差修正アクチュエータを作動させて上記の版位置修正及び/又は断裁位置修正についてのプリセットを行なうことが好ましい(請求項5)。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1〜図7は本発明の第1実施形態に係る輪転機の制御装置を示すもので、図1は本装置を示す模式的な構成図、図2は本装置による運転パターンを示すタイムチャート、図3は色間における滞在するウェブ長さを説明する図、図4は図3に示すウェブ長さの印刷開始後の経時変化を示す図、図5は印刷開始後の印刷見当検知手段又は断裁位置検知手段が検知した誤差の経時変化を示す図、図6は印刷開始後の版修正モータの位置又は断裁位置修正モータの位置の経時変化を示す図、図7はその制御による効果を説明するタイムチャートである。なお、前述の従来技術のものと同一の部位については図中同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
【0033】
本実施形態のかかる制御装置は、例えば図9又は図10に示すような各種輪転機における印刷中断後の印刷再開にかかる制御を行なうもので、図1に示すように、入力装置23,プリセット制御装置24,印刷見当制御装置25,断裁位置制御装置26,機械本体制御装置27をそなえている。
プリセット制御装置24は、処理手順やプリセットデータ等のデータを記憶する記憶装置20と、該記憶装置に記憶された処理手順に基づいて各種指令やその他の制御を行なう制御装置22と、制御装置22の指令よりプリセットのためのアクチュエータ制御量等を演算する演算装置21とを主な構成要素としている。このプリセット制御装置24によって、入力装置23に入力された入力信号や機械本体制御装置27からの制御信号に基づき、印刷見当制御装置25や断裁位置制御装置26に制御信号を送るようになっている。
【0034】
印刷見当制御装置25及び断裁位置制御装置26は、印刷開始後条件が整うと、それぞれ印刷見当検知手段13,断裁位置検知手段14からの検出情報に基づくフィードバック制御によって、印刷見当(版位置)、断裁位置を自動制御する自動制御装置として機能する。この自動制御装置としての機能は、公知のものであるのでここでは説明を省略する。
【0035】
さらに、本制御装置は、機械本体の回転位相状態を発信する回転位相基準信号発信手段61及び版位置検出手段18,断裁修正位置検出手段19及び印刷見当検知手段13,断裁位置検知手段14をそなえている。
回転位相基準信号発信手段61には絶対位置を表すことができるアブソリュート型ロータリエンコーダが使用され、一般に折機6の駆動系に設けられている。
【0036】
版位置検出手段18及び断裁修正位置検出手段19としては共に絶対位置を検出するものが望ましい。ここでは、版位置検出手段18は、版胴8の回転を制御する制御用モータ81の位相から版胴8の絶対位置(絶対位相)を検出し、断裁修正位置検出手段19は、コンペンセータ12の位置を制御する制御用モータ121の位相からコンペンセータ12の絶対位置を検出するようになっている。
【0037】
印刷見当検知手段13,断裁位置検知手段14は、印刷が開始されると、それぞれの検知が可能になり、版位置検出手段18及び断裁修正位置検出手段19によって検出される、自動制御が始まるときの制御用モータ81又は121の初期絶対位置Δ(初期絶対位置Δは初回Δ1,2回目以降Δ2,Δ3,・・・,Δnの総称でモータ81又は121の絶対位置を示す)を記憶装置20に記憶させるようになっている。記憶装置20に記憶させた初期絶対位置Δは、次回の印刷再開時に用いるので、記憶装置20には常に前回の初期絶対位置Δのみを更新・記憶するようにしてもよい。
【0038】
初回の印刷開始時(即ち、不定形の印刷開始時)における印刷見当(版位置)及び又は断裁位置の修正制御は、従来と同様に最初から自動制御で修正するようになっている。一方、2回目以降は前回の初期絶対位置Δをプリセット値Vpsとして印刷開始前にプリセットするようになっている。
具体的には、制御装置22は、演算装置21により演算されたアクチュエータ制御量に応じて印刷見当制御装置25や断裁位置制御装置26を介して誤差修正アクチュエータとしての各モータ81,121を作動させて版位置修正及び/又は断裁位置修正についてのプリセットを行なうようになっている。
【0039】
したがって、例えば、2回目の印刷開始に際しては、印刷開始前の印刷中断時に、版位置修正モータ81及び/又は断裁位置修正モータ121の位置を前回の初期絶対位置Δ1に予めずらせておいて(即ち、プリセット値Vpsを前回の初期絶対位置Δ1にセットして)印刷を開始し、印刷開始後は自動制御で各位置を修正するようになっている。
【0040】
すなわち、n回目の印刷開始に際しては、印刷開始前の印刷中断中に、版位置修正モータ81及び/又は断裁位置修正モータ121の位置をそれぞれ前回(n−1回目)の初期絶対位置Δn-1に予めずらせておいて印刷を再開し、印刷再開後は従来同様の自動制御で各位置を修正するようにしている。
なお、量Δ1,Δ2,Δ3,・・・,Δnは代表した変数で示しているが、当然ながら各印刷見当モータ81の絶対位置Δ1及び断裁位置各モータの絶対位置Δ1はそれぞれのパラメータ毎に異なる量である。
【0041】
本発明の第1実施形態にかかる輪転機の制御装置は上述のように構成されているので、以下のような手順(本実施形態にかかる輪転機の制御方法)で輪転機の制御が行なわれる。
図2は印刷開始後の適当な時期(例えば自動紙継を数回行なう毎)に、ブランケット洗浄を行なうような印刷運転パターンの例を示す。図2に示すような運転パターンの時には、前述のように、最初の印刷開始時には従来と同様の印刷見当制御及び断裁位置制御を自動制御だけで行なうが、2回目以降の印刷開始(印刷再開)時には、見当位置修正モータ81又は断裁位置修正モータ121の位置(即ち、版胴8の位相位置又はコンペンセータの位置)をそれぞれ、その印刷開始する前の回の各モータ初期絶対位置Δにしておく。
【0042】
例えば2回目の印刷開始時(初めての印刷再開時)の場合、ブランケット洗浄中の印刷開始前(印刷中断中)に各モータ81,121の位置を1回目のモータ81又は121の初期絶対位置Δ1にプリセットしておき印刷を開始するようにするのである。
このようにプリセットを実施する理由を図3〜図6に基づいて説明する。なお、図4〜図6の各図の(a)は1回目の印刷開始時、(b)は2回目、(c)は3回目、・・・、(d)はn回目の印刷開始時を示している。
【0043】
図3に示すように、デラミネーションが生じると、色間(上下流のブランケット胴9a,9b間)におけるウェブ11の長さは、デラミネーションが生じない場合の長さLに比べて、その程度に応じてL1,L2と増大する。なお、図4に示すように、デラミネーションは、一般に時間経過とともに大きくなる。つまり、印刷を中断してブランケット洗浄を行なうとその直後にはデラミネーションは小さくなって、再び、時間経過とともに大きくなる。また、各印刷開始時でデラミネーションの大きさは一様ではない。
【0044】
印刷見当検知手段13又は断裁位置検知手段14で検知した修正すべきずれ量δは、図5に示すように変化する。つまり、初回の印刷のように不定型の(参照情報のない)印刷の場合には、プリセットせず印刷開始後自動制御で見当、断裁位置とも制御する。なお、この自動制御では、自動制御開始可能時点即ち検知手段13又は14が検知できるように印刷が鮮明になった時点に認識した修正すべき誤差量δ1[図5(a)参照]に基づいて自動制御を開始する。
【0045】
このとき、モータ81又は121は、前回の印刷が終了した位置に居り、自動制御装置として機能する印刷見当制御装置25や断裁位置制御装置26の指令に基づき誤差δ1を修正するよう移動し、オーバシュート,アンダシュートを繰り返しながら図4の紙長さ変動に追従するようになるが、図6はこの状況を示しすものである。
【0046】
このため、初期の検知誤差が大きく、自動制御の開始までに時間がかかる上、その後の自動制御により誤差が収束するのに時間がかかり、その分損紙が多く発生するが、2回目以降の印刷のように定型の(参照情報のある)印刷の場合には、参照情報(前回の各モータ初期絶対位置Δ)に基づいて各モータ81,121の位置をプリセットするため、初期の検知誤差δ2が小さく、自動制御の開始が速やかに行なわれその後の自動制御により誤差収束も速やかに行なわれ、OK信号(図2参照)も速やかに出され、図7に示すように、損紙が大幅に減少する。
【0047】
例えば、2回目の印刷開始前の印刷中断中、即ちブランケット洗浄中などの胴脱状態の時に、前回(1回目)の各モータ初期絶対位置Δ1へ版位置8又はコンペンセータ12の位置をプリセットしておき印刷を開始する。即ち、モータ81又は121は印刷が始まる前(胴脱状態であるブラン洗浄中に)に図6(b)に示すように移動させておいて印刷を開始する。そして、印刷開始後は条件が整ったら、見当制御装置25又は断裁位置制御装置26により自動制御する。
【0048】
こうすれば、図4に示す色間ウェブ11の長さ変化が同一なら図5(b)の検知手段13又は14で検知する誤差量はゼロになるはずである。しかし、デラミネーションの大きさは時間とともに変動し、ウェブ11長さの変化にずれが生じるので、完全にプリセットできず、δ2だけずれが生じて、モータ81又は121は初期絶対変動Δ2だけ変動したものとする。そして、3回目のプリセット値は2回目の初期絶対位置Δ2にプリセットする。
【0049】
したがって、3回目の印刷では、前回(2回目)の各モータ初期絶対位置Δに基づいて各モータ81,121の位置をプリセットする。これにより、初期の検知誤差δ3がさらに小さくなり[図5(c)参照]、誤差収束がさらに速やかに行なわれ、その分一層損紙が減少する。
以降、n回目の印刷では、版位置8又はコンペンセータ12位置を前回(n−1回目)の初期絶対位置Δn-1にプリセットすることになり、初期の検知誤差はδn[図5(d)参照]と一層小さくなり、回を重ねる毎に誤差が小さくなって損紙が減少することになる。
【0050】
図6は版位置検出手段18又は断裁修正位置検出手段19が検出した絶対位置Δの変化を示すが、回を重ねる毎に、各モータ81,121の絶対位置Δは色間のウェブ11長さの変動に近づくようになり、各モータ81,121によるウェブ11の処理が印刷開始後短時間で適正に修正されるようになることがわかる。
なお、初期絶対位置Δの数値の決定には色々な方法を使用することができる。即ち、モータ81又は121の初期変動状態を記憶装置20に記憶しておき、例えば規定時間内の変動の平均値とする方法、或いは最初の変動周期の平均値、変動値の中央値を予測し、その始まり値を使用などの値を使用できる。
【0051】
このようにするとモータ81,121のプリセット位置が収束し印刷初期から紙長さの変動に自動制御が追従できる領域にすることができ、印刷開始時点から見当又は断裁のずれによる損紙をゼロにすることも可能である。
これにより、材料費削減,損紙処理作業削減により時間と費用の効率化が図られる。今日地球環境を良くするため資源の無駄使いを無くする事が重要な課題でありその面でも効果がある。
【0052】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態は、第1実施形態とプリセット値Vpsのみが異なるので、第1実施形態で用いた図2を流用する。
本実施形態では、初回は第1実施形態と同様にプリセットはせず自動制御にまかせるが、2回目以降の印刷開始時(印刷再開時)に行なう、ブランケット洗浄後の版位置修正モータ81又は断裁位置修正モータ121の位置プリセットについては、第1実施形態と異なる方法で制御を行なう。つまり、第1実施形態では、2回目以降は全てモータ81,121の初期絶対位置Δに基づき決定しているが、本実施形態では、2回目(はじめての印刷再開時)にはモータ81,121の初期絶対位置Δ1に基づき決定するものの、3回目以降(2回目以降の印刷再開時)には、前回のプリセット値Vpsに、印刷見当検知手段13又は断裁位置検知手段14の検知した前回の初期誤差δを加減補正して、モータ81又は121のプリセット値Vpsを決定するようにしている。
【0053】
すなわち、第1実施形態の初期絶対位置Δの記憶装置20への記憶(第1の記憶工程)に加えて、上記のプリセット値Vpsと、印刷が開始され、印刷見当検知手段13又は断裁位置検知手段14が検知可能になり、自動制御が始まるときの検知手段13又は14が検知する初期誤差δ(初期誤差δは初回δ1、2回目以降δ2、δ3・・・δnの総称)とを記憶装置20に記憶させる(第2の記憶工程)ようになっている。つまり、図2に示すように、各印刷開始時毎に初期絶対位置Δ,初期誤差δを検出し、2回目までは第1実施形態と同様に処理を行ない、3回目以降のモータ81又は121のプリセット値Vpsnについては、前回のプリセット値Vpsn-1に対して前回の初期誤差δn-1だけ加減するようにしたものである。
【0054】
すなわち、前回の印刷再開時には、見当位置や断裁位置について、プリセット値Vpsn-1にプリセットすると、その後のオーバシュート,アンダシュートを経ながら印刷見当や断裁位置に関する誤差が小さくなって、自動制御を始められる初期誤差δの状態になる。この場合、初期誤差δの状態になった時点では、見当位置や断裁位置は、プリセット値Vpsn-1とは異なり、また、プリセット値Vpsn-1が与えられる印刷再開時点と初期誤差δの状態になった時点とでは時間経過があるので、適切な絶対位置も変化するが、プリセット値Vpsn-1では少なくとも初期誤差δ以上のずれがあったものと推測できる。
【0055】
そこで、次式のように、今回のプリセット値Vpsnを前回のプリセット値Vpsn-1に対して前回の初期誤差δn-1だけ加減補正したものとしているのである。
Vpsn=Vpsn-1−(±δ2)
このような構成により、本実施形態では、3回目以降のn回目のプリセット値Vpsnを前回のプリセット値Vpsn-1(=Δn-2)に前回の検知初期誤差量δn-1を加減したもにするので、3回目以降のプリセット値を第1実施形態以上に容易に且つ精度よく設定でき、損紙低減効果も大きくなる。
なお、上記のモータの初期絶対位置Δnは、モータの最終的な制御位相を基準にした位置Znを用いてもよい。
【0056】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図8は本発明の第3実施形態に係る輪転機の制御装置による運転パターンを示すタイムチャートである。また、第1実施形態にかかる図4〜図6も流用して説明する。
【0057】
第1,2実施形態では、2回目以降の印刷開始時からプリセットするようにしていたが、本実施形態では、図8に示すように、初回からプリセットを実施するようになっている。
つまり、度々刷版を交換する場合などのように、初回の印刷を含め機械を停止させスタートする時、停止時インキローラ上のインキを取り除き又は刷り減らしと云われるインキ量削減後、予めインキをインキローラ上に規定量供給した後印刷を開始する同一の定型パターン印刷開始型に適応できるもの、その他過去のデータが利用できる場合に行なうもので、記憶装置に予め記憶させておくか、類型運転データから演算させて初回のプリセット値を呼び出して使用するか、入力装置23から直接入力して初回のプリセットを行なうようにしたものである。
【0058】
従って、第1,2実施形態の2回目が本実施形態の初回に相当することになる。
例えば、第1実施形態に本実施形態を適用すれば、1回目の印刷開始時には、予め記憶させたプリセット値にプリセットし、2回目以降の印刷開始時(印刷再開時)には、プリセット値を前回の初期絶対位置Δにすることになる。
【0059】
また、第2実施形態に本実施形態を適用すれば、1回目の印刷開始時には、予め記憶させたプリセット値にプリセットし、2回目以降の印刷開始時(印刷再開時)には、プリセット値を前回のプリセット値Δに前回の検知初期誤差量δを加減したもにすることになる。
以降は第1,2実施形態と同様であるので説明を省略する。
このような構成により、本実施形態では、初回からプリセットするので、第1,2実施形態の効果に加え更に損紙の削減を行なうことができる効果がある。
【0060】
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0061】
例えば、上記の実施形態では、ブランケット洗浄にかかる印刷中断の後、印刷を再開する際の損紙削減を行なうものとして説明したが、本発明は、ブランケット洗浄時のみならず、印刷再開時のインキ及び湿し水の供給状態が近似的な定型印刷開始時に広く適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の輪転機の制御方法及び制御装置によれば、印刷開始前に、該印刷に関連する情報に基づいて版位置修正及び/又は断裁位置修正について予めプリセットするので、印刷開始時点から見当又は断裁のずれによる損紙を大幅に抑制することができ、材料費削減,損紙処理作業削減により時間と費用の効率化を図ることができる。今日地球環境を良くするため資源の無駄使いを無くする事が重要な課題でありその面でも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる輪転機の制御装置を示す模式的な構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる輪転機の制御による運転パターンを示すタイムチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる輪転機の制御を説明する図であって、色間における滞在するウェブ長さを説明する図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる輪転機の制御を説明する図であって、図3に示すウェブ長さの印刷開始後の経時変化を示す図であり、(a)は1回目、(b)は2回目、(c)は3回目、(d)はn回目の各印刷開始時を示している。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる輪転機の制御を説明する図であって、印刷開始後の見当検知手段又は断裁位置検知手段が検知した誤差の経時変化を示す図であり、(a)は1回目、(b)は2回目、(c)は3回目、(d)はn回目の各印刷開始時を示している。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる輪転機の制御を説明する図であって、印刷開始後の版修正モータの位置又は断裁位置修正モータの位置の経時変化を示す図であり、(a)は1回目、(b)は2回目、(c)は3回目、(d)はn回目の各印刷開始時を示している。
【図7】本発明の第1実施形態にかかる輪転機の制御による効果を説明するタイムチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態にかかる輪転機の制御による運転パターンを示すタイムチャートである。
【図9】一般的な新聞用オフセット輪転機を示す構成図である。
【図10】一般的な商業用オフセット輪転機を示す構成図である。
【図11】従来例の輪転機の制御装置を示す模式的な構成図である。
【図12】ブランケット洗浄の時期と運転要領を説明する図である。
【図13】ブランケット洗浄の時期と運転要領を説明する図であって、図12のA部拡大図である。
【図14】デラミネーション現象を説明する図であり、(a)はブランケット洗浄直後のデラミネーションを示し、(b)はブランケット洗浄後しばらく経過した時のデラミネーションを示す。
【図15】デラミネーション現象の印刷見当に対する状況計測データの例を示す図である。
【図16】従来例の輪転機の制御による運転パターンを示すタイムチャートである。
【図17】従来例の輪転機の制御によるずれ量の自動修正の様子を示すグラフである。
【符号の説明】
1 給紙装置
2 インフィード装置
3,3a〜3d 印刷装置
4 ドラグローラ
5 ウェブパス装置
6 折機
7,7aa〜7ad,7ba〜7bd,7ca,7cb,7da,7db 印刷ユニット
8 版胴
9,9a,9b ブランケット胴
10 ブランケット洗浄装置
11 ウェブ
12 コンペンセータ
13 印刷見当検知手段
14 断裁位置検知手段
15 見当自動制御装置
16 断裁位置自動制御装置
17 デラミネーション
18 版位置検出手段
19 断裁修正位置検出手段
20 記憶装置
21 演算装置
22 制御装置
23 入力装置
24 プリセット制御装置
25 見当制御装置
26 断裁位置制御装置
27 機械本体制御装置
61 回転位置基準信号発信手段
81 版位置修正モータ
121 断裁位置修正モータ
L,L1,L2 ウェブ長さ
Claims (5)
- ウェブに印刷を行なって裁断する輪転機の制御方法であって、
印刷中断後の印刷再開時を含む印刷開始時に、版位置及び/又は断裁位置の絶対位置を記憶しておく第1記憶工程と、
該印刷中断時に、その後の印刷再開に先立って、版位置及び/又は断裁位置を該絶対位置記憶工程で記憶された前回の初期絶対位置に予めプリセットするプリセット工程と、
該印刷再開後に、該プリセット工程でプリセットされた状態から自動制御によって版位置修正及び/又は断裁位置修正を行なう自動制御工程とをそなえている
ことを特徴とする、輪転機の制御方法。 - 上記の各印刷再開時に、当該回のプリセット値と、上記の版位置及び/又は断裁位置の絶対位置についての前回の印刷開始時との差である初期誤差とを算出し記憶しておく第2記憶工程をさらにそなえ、
二回目以降の上記の各印刷中断時における該プリセット工程では、その後の印刷開始に先立って、版位置及び/又は断裁位置を該第2記憶工程で記憶された前回のプリセット値及び初期誤差に応じた値に予めプリセットする
ことを特徴とする、請求項1記載の輪転機の制御方法。 - 初回の印刷開始前に、該印刷に関連する情報に基づいて、プリセットに関する版位置及び/又は断裁位置を予め入力操作することにより初回の印刷開始前にも上記のプリセット工程を実施する
ことを特徴とする、請求項1又は2載の輪転機の制御方法。 - 輪転機において請求項1〜3の何れか1項に記載の制御方法に用いる制御装置であって、
機械本体の回転位置基準信号発信手段と、
印刷物誤差検出手段と、
該回転位置基準信号発信手段及び該印刷物誤差検出手段からの検出信号に基づいて印刷物誤差を自動修正する自動制御装置と、
該自動制御装置からの信号に基づいて該印刷物誤差についての誤差修正動作を行なう誤差修正アクチュエータと、
該印刷中断時に、プリセット情報に基づいて、版位置修正及び/又は断裁位置修正についてその後の印刷再開に先立って予めプリセットするプリセット制御装置とをそなえている
ことを特徴とする、輪転機の制御装置。 - 該プリセット制御装置は、処理手順及びプリセットデータを記憶する記憶装置と、該記憶装置に記憶された処理手順に基づいて各種指令及び各種処理を行なう制御装置と、該制御装置の指令によりプリセットのためのアクチュエータ制御量を演算する演算装置とをそなえ、
該制御装置は、該演算装置により演算された該アクチュエータ制御量に応じて誤差修正アクチュエータを作動させて上記の版位置修正及び/又は断裁位置修正についてのプリセットを行なう
ことを特徴とする、請求項4記載の輪転機の制御装置。
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