JP4388289B2 - 皮膚老化防止・改善剤及び/又は肌荒れ防止・改善剤キット - Google Patents

皮膚老化防止・改善剤及び/又は肌荒れ防止・改善剤キット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
皮膚の美容に有効な成分とアルコールとを含有することを特徴とする、皮膚機能を亢進させ、皮膚の老化防止・改善効果(皮膚柔軟化、皮膚のはりの改善、皮膚のしわの改善、皮膚のくすみの改善・皮膚の色素沈着改善等)及び/又は皮膚の肌荒れ防止・改善効果(保湿、角層機能改善等)に優れた飲料、前記飲料と大豆胚芽エキスを含有する外用剤を併用した皮膚老化防止・改善剤及び/又は肌荒れ防止・改善剤キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
皮膚の老化は、乾燥、紫外線等の外的要因や、加齢、疾病、ストレス等の内的要因によって生じ、これら要因による皮膚の表皮および真皮細胞の機能低下や、皮膚を構成する成分の変性や異常物質の蓄積などが、皮膚のしわ、たるみ、くすみ、しみといった形状的、視覚的な変化となって現れる。
【0003】
一方、皮膚の肌荒れは、乾燥、紫外線、洗浄剤、化学物質等の外的要因や、ホルモンバランスの乱れ等の内的要因が原因となって生じる肌のトラブルで、角層バリア機能の低下、角層水分量の低下、表皮ターンオーバーの亢進、鱗屑の発生による角層の粗造化など、肌の整容に関わる現象を伴う。
【0004】
このような、皮膚の老化及び肌荒れといった皮膚の美容に関する悩みは、多くの女性が抱える問題であり、その解決方法として、種々の有効成分を経口及び経皮的に摂取するための健康食品や食品、化粧料が開発されている。
【0005】
コラーゲンは、生体内タンパク質の約1/3を占め、血管や皮膚、骨に多く存在し、細胞の足場としてこれら組織の形成、構築に重要な役割を果たしている。コラーゲンは、消化酵素でほとんど分解されないため栄養価の低いタンパク質と考えられていたが、コラーゲンを摂取することによる新陳代謝促進(例えば特許文献1参照)や、関節症治療用薬剤としての利用(例えば特許文献2参照)等が報告されており、有効性が見直されている。更にこのコラーゲンタンパク質は加齢とともに減少することから血管の脆弱化や皮膚の弾力性・柔軟性の減少の一因と考えられている。近年、コラーゲンタンパク質もしくはその加水分解物の経口摂取による皮膚の新陳代謝促進に関する特許(例えば特許文献1参照)も開示され、主に美容向け健康食品が多数販売されている。
コラーゲンタンパク質もしくはその加水分解物の経口摂取により生体のコラーゲンタンパク質生合成を促進させ、生体コラーゲンの新陳代謝を高める場合、0.5〜40gの摂取が必要とされており(例えば特許文献1参照)、イタリアにおいては一日当たり2−6gの摂取を推奨している。しかしながら数gのコラーゲンタンパク質摂取は臭いや凝固性の点から通常の食品として摂取することは困難である。このような課題を解決するものとして、コラーゲン及び/またはゼラチンの分解物であって平均分子量が400以下のものを含有する事を特徴とする生体コラーゲン合成促進剤(例えば特許文献3参照)が見出されている。
【0006】
一方、異常タンパク質は年齢とともに増加し、生体内に蓄積した異常タンパク質がアルツハイマー病、糖尿病、白内障、動脈硬化症、皮膚におけるしわなどの多くの疾病に関与することが明らかになってきた(例えば非特許文献1参照)。現在では、生体内における異常タンパク質の蓄積に起因する疾病の予防および改善が大きな課題となっているが、従来、異常タンパク質の蓄積防御に関しては、タンパク質の酸化修飾を防御する研究がなされてきた。すなわち、酸化ストレスにより生体内に発生した活性酸素を抗酸化物質の摂取により消去し、タンパク質の酸化を抑制するという試みである。代表的な抗酸化物質としては、トコフェロール類、カロテノイド類およびフラボノイド類などがある。
しかしながら、抗酸化物質の摂取は、生体内で発生する活性酸素の消去には関与するが、既に蓄積している異常タンパク質の除去には全く関与しない。したがって、老化に伴って生体内に蓄積した異常タンパク質が関与する種々の疾病の予防および改善には異常タンパク質の除去が必須となる。生体内の異常タンパク質を除去する酵素として、プロテアソームが知られている。プロテアソームは複雑な分子構成をした巨大な多成分複合体であり、近年その生体内における生理機能の研究が注目されている。プロテアソームは、タンパク質が立体構造を形成する過程で正常な折り畳みや分子集合に支障をきたした異常タンパク質の除去を行い、タンパク質の品質管理の役割を担うとともに、紫外線や酸化ストレスなどにより、変異や障害を受けたタンパク質を除去することにより、ストレス応答にも密接に関係している(例えば非特許文献2参照)。このように、プロテアソームは異常タンパク質を除去することにより、細胞の恒常性を維持、監視する中心的役割を担う分子である。
以上のようなことから、生体内のプロテアソーム活性を促進し、種々の疾病を予防および改善する組成物が開発されている。例えば、マンネンタケの抽出物を含むプロテアソーム活性促進剤(例えば特許文献4参照)、特定のペプチド化合物を含むプロテアソーム作用増強剤(例えば特許文献5参照)およびプロテアソーム活性促進作用をもつ大豆サポニンを含む異常タンパク質除去剤(例えば特許文献6参照)およびプロテアソーム活性促進作用をもつケールおよび/またはその抽出物を含む異常タンパク質除去剤(例えば特許文献7参照)が開発されている。
【0007】
主に大豆などのマメ科植物に含まれるイソフラボンは、植物性エストロゲンとも呼ばれ、女性ホルモン様作用、抗酸化作用、抗溶血作用、抗コレステロール作用、抗脂血作用、抗菌作用等など種々の生理作用があることが知られている。また女性ホルモンの減少が主な原因とされる骨粗鬆症の予防や改善に、イソフラボンの摂取が有効であると考えられている。これらの生理作用を利用した皮膚化粧料等に関する特許出願もなされており、例えば大豆イソフラボン含有美白化粧料(例えば特許文献8参照)等が知られている。
【0008】
セラミドは、人間の皮膚の構成成分の1つで、従来化粧料として用いられてきたが、経口摂取することにより、皮膚の保湿、保護作用や肌荒れ防止・改善、しわ防止等の美容効果があることが知られている(例えば特許文献9参照)。
【0009】
グルコサミンおよびN−アセチルグルコサミンは通常、生体内ではグルコースを出発物質として代謝により作り出されており、人にとっては安全性の高い生体成分のひとつである。N−アセチルグルコサミンの生理機能としては、関節炎の症状改善やビフィズス菌の増殖促進効果等に加えて、経口摂取することにより、皮膚の潤いと張りを向上し、肌荒れや小じわ等の予防・改善を促進する美肌促進効果があることが知られている(例えば特許文献10参照)
【0010】
皮膚の水分保有効果を高める物質として従来からヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸等の酸性ムコ多糖類が知られている。これらは細胞間物質マトリックスの支柱の役目を果たしているコラーゲンと結合して、結合組織、軟骨組織や皮膚組織などに多く分布し、細胞の機能や形態を維持するのに役立っている。
ヒアルロン酸は、その性質を利用して化粧品に配合され、皮膚の老化防止に役立っているが、経口摂取することにより、皮膚の水分量を増加させ、保湿乾燥、化粧のりの悪さ、びらんなどを改善することが知られている(例えば非特許文献3参照)。
【0011】
一方、アルコールは経口摂取することによって、血行促進作用を持つことが知られているが、各種薬物と併用することにより、その作用または副作用を増強するため、アルコールと医薬品の併用は禁忌とされてきた。
ウイスキー,ブランデー及び焼酎等の蒸留酒を発酵醸造するに際して、発酵過程またはその前段において、健康食品の抽出液を添加して製造することを特徴とする健康食品蒸留酒様飲料(例えば特許文献9参照)が提案されているが一般に粉末化されて上市されている各種の美容成分はこの方法では製造過程において充分に溶解させることは困難である。
【0012】
生体コラーゲン合成促進剤、異常タンパク質除去剤、女性ホルモン様作用剤、保湿剤いずれも抗老化メカニズムの一部分に着目した機能改善であるため、それぞれ単独による効果としては、老化防止・改善効果として未だ十分とはいえない。また、消化機能の衰えを感じ始める更年期世代には、これらヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、コラーゲンなどの高分子化合物を経口摂取した場合、それらの消化・吸収性の問題があり、その効果は必ずしも満足いくものではなかった。また、若年層においても、これら美容に有効な成分は高価であることから、美肌効果を発揮し得る十分量を毎日摂取することは困難であった。
【0013】
特許文献1:特開平7−278012
特許文献2:特開昭63−39821
特許文献3:特開2001−131084
特許文献4:特開2002−29996
特許文献5:国際公開番号WO00/04042
特許文献6:特願2001−186180
特許文献7:特願2002−255449
特許文献8:登録1294411
特許文献9:特開平5−137559
非特許文献1:堀内 正公、「バイオクリニカ」、第11巻、第5号、1996年、16−17頁
非特許文献2:岩井 一宏、「蛋白質 核酸 酵素」、第44巻、第6号、1999年、759−765頁
非特許文献3:梶本 修身、「新薬と臨床」、第20巻、第5号、2001年、90−102頁
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このような背景にあって、本発明の目的は、生体内コラーゲンタンパク質合成活性を飛躍的に高めることができる生体コラーゲン合成促進剤と、異常タンパク質の生体内蓄積を原因とする疾病の予防及び治療に有効である異常タンパク質除去剤と、ホルモンバランスの乱れから来る肌荒れを著しく改善する効果に優れた女性ホルモン様作用剤と、経口摂取することで皮膚の保湿・保護作用や肌荒れ防止・改善、しわ防止等の美容効果を持つ保湿剤からなる群より選ばれる一種又は二種以上とアルコールとを含有することを特徴とする、皮膚機能を亢進させ、皮膚の老化防止効果(皮膚柔軟化、皮膚のはりの改善、皮膚のしわの改善、皮膚のくすみの改善・皮膚の色素沈着改善等)または皮膚の肌荒れ防止・改善効果(保湿、角層機能改善等)に優れた飲料を提供することである。さらに、前記飲料と大豆胚芽エキスを含有する外用剤とを併用した皮膚老化防止・改善剤及び/又は肌荒れ防止・改善剤キットを提供することである。
【0015】
【課題を解決しようとするための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究した結果、上記皮膚の美容に有効な成分とアルコールとを同時摂取することにより、有効成分のみを摂取するよりも、著しく皮膚の老化防止効果(皮膚柔軟化、皮膚のはりの改善、皮膚のしわの改善、皮膚のくすみの改善・皮膚の色素沈着改善等)または皮膚の肌荒れ防止・改善効果(保湿、角層機能改善等)を発揮することを見出した。さらに、皮膚の美容に有効な成分とアルコールを含む飲料と、大豆胚芽エキスを含有する外用剤とを同時期に服用、塗布することで、より一層の皮膚の老化防止効果(皮膚柔軟化、皮膚のはりの改善、皮膚のしわの改善、皮膚のくすみの改善・皮膚の色素沈着改善等)及び/又は皮膚の肌荒れ防止・改善効果(保湿、角層機能改善等)が見られることを見出した。
【0016】
即ち、本発明は、
ゼラチン分解物、大豆由来のサポニン、大豆イソフラボン、セラミド、グルコサミンとアルコールとを含有する飲料と大豆胚芽エキスを含有する外用剤からなる皮膚老化防止・改善及び/又は肌荒れ防止・改善キット、
に関する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳述する。
本発明の目的は、生体内コラーゲンタンパク質合成活性を飛躍的に高めることができる生体コラーゲン合成促進剤と、異常タンパク質の生体内蓄積を原因とする疾病の予防及び治療に有効である異常タンパク質除去剤と、ホルモンバランスの乱れから来る肌荒れを著しく改善する効果に優れた女性ホルモン様作用剤と、経口摂取することで皮膚の保湿・保護作用や肌荒れ防止・改善、しわ防止等の美容効果を持つ保湿剤からなる群より選ばれる一種又は二種以上とアルコールとを含有することを特徴とする、皮膚機能を亢進させ、皮膚の老化防止・改善効果(皮膚柔軟化、皮膚のはりの改善、皮膚のしわの改善、皮膚のくすみの改善・皮膚の色素沈着の改善等)または皮膚の肌荒れ防止・改善効果(保湿、角層機能改善等)に優れた飲料を提供することである。さらには、上記有効成分を含有することを特徴とする外用剤と飲料の併用により、皮膚の内外から有効成分を作用させることができ、さらなる改善効果を奏することができるキットを提供することである。
【0018】
本発明の皮膚の美容に有効な成分とは、一般に経口及び/又は経皮摂取することによって、皮膚の老化防止・改善効果(皮膚柔軟化、皮膚のはりの改善、皮膚のしわの改善、皮膚のくすみの改善・皮膚の色素沈着の改善等)または皮膚の肌荒れ防止・改善効果(保湿、角層機能改善等)を発揮すると考えられている成分を指す。このような成分は特に限定されるものではないが、例えば、生体コラーゲン合成促進剤、異常タンパク質除去剤、女性ホルモン様作用剤、保湿剤などが挙げられる。
【0019】
生体コラーゲン合成促進剤は、生体のコラーゲンタンパク質の生合成を促進する作用を有するものであり、例えば、TIG103ヒト皮膚正常細胞において、プロコラーゲンα1(I)の発現を誘導する作用を測定することにより、その作用の有無を確認できる。
生体コラーゲン合成促進剤として、具体的には、コラーゲンやゼラチンの分解により得られるペプチド混合物が挙げられ、好ましいものは、分子量400以下のペプチドである。
本発明のコラーゲン及び/またはゼラチンの分解物を得るのに原料として使用するコラーゲンは、牛や豚や魚などの動物の皮膚、骨及び腱などの結合組織から抽出したもの、もしくはコラーゲンを熱変性したゼラチンなど全てのものが使用可能である。これら原料重量の2〜40倍程度、好ましくは5〜10倍程度の水で加熱溶解し、コラーゲン及び/またはゼラチン溶液を調製する。尚、使用する水は水道水、純水、蒸留水など何れでも良い。
コラーゲン及び/またはゼラチンの分解物を得るための加水分解は、タンパク分解酵素のような酵素を使用して行うことができる。加水分解物の調製に用いる酵素としては、特に限定されるものではなく、トリプシン、キモトリプシン、ズブチリシン、エラスターゼ、プロリン特異性プロテアーゼ、ストレプトコッカス属の微生物が産生するプロテアーゼ、パパイン、ペプシン、サーモリシン等が利用できる。また、エキソペプチターゼとしてカルボキシぺプチターゼY、アスペルギルス属の産生するプロテアーゼ、ストレプトミセス属に微生物が産生するプロテアーゼ、リゾープス属の微生物が産生するプロテアーゼ、乳酸菌が産生するプロテアーゼ等が利用できるが、好ましくは、クロストリジューム属、ストレプトミセス属などの細菌、放線菌あるいは真菌由来のコラゲナーゼが良い。また、遺伝子組み替え技術により他の菌体に産生させたもので、類似の基質特異性を有する酵素であっても問題なく、これらの微生物により醗酵させることも可能である。更に複数の酵素を混合して使用しても良い。
加水分解に使用する酵素量は、原料に対し重量比0.01〜10%程度、好ましくは1%程度が良く、温度条件は室温〜55℃、好ましくは37℃〜40℃、反応時間は1〜24時間、好ましくは1〜4時間処理する。また,pH条件は酵素添加前に最適pHに調整する。コラゲナーゼの場合、pH6〜8が適当である。加水分解終了後加熱して酵素を失活させ、冷却後必要に応じて濾過、脱塩、濃縮、乾燥を行うと良い。
分子量別に分離することにより、本発明で使用する平均分子量のポリペプチドであるコラーゲン、ゼラチンの分解物を得ることができる。分子量別の分離は、好ましくはゲル濾過法により行うことができる。分子量の検出波長は210〜290nm、好ましくは210〜220nmのUV波長を用いて求めことができる。
コラーゲン及び/またはゼラチンの分解物として、分子量が400以下のものを含有する事を特徴とするポリペプチドを用いる。より好ましくは、平均分子量が200〜300付近のものを高含有する事を特徴とするポリペプチドが好ましい。
分子量が400以下のもの、より好ましくは、平均分子量が200〜300付近のものを高含有する事を特徴とするポリペプチドは、アミノ酸の分子量が100前後であることから、トリペプチドを高含有する事を特徴とするポリペプチドに相当する。
分子量が400以下のコラーゲン及び/またはゼラチンの分解物は精製したものでもよいが、精製しなくても差し支えない。例えば他のコラーゲン及び/またはゼラチン分解物等の混合物でもよい。
コラーゲンの分解物は、既に市販されている。これらの,酵素的に加水分解されたコラーゲンの多くは、分子量の分布範囲が2,000〜80,000である。これらの加水分解物は水に対する分散性の向上を目的とするものであって、生体内でのコラーゲン合成促進活性の向上を目的としたものではない。これに対して本発明のコラーゲン及び/またはゼラチンの分解物は、特定の有効成分として分子量で約400以下のペプチドを含むことを特徴とし、その加水分解処理により、生体内でのコラーゲン合成促進活性を飛躍的に向上させることができる。
本発明における生体コラーゲン合成促進剤は、好ましくは、N末端にグリシンを含むトリペプチドを含有するポリペプチド混合物である。また、N末端にグリシンを含むトリペプチドとしては、液相法、固相法に代表されるペプチドの化学合成法により合成されたペプチドであっても問題ない。
トリペプチドは3個のアミノ酸がペプチド結合によって結合したものの総称であり、トリペプチドの形として生体内で機能性を発揮する物質としては例えばグルタチオン(5−L−グルタミル−L−システイニルグリシン)が挙げられ、解毒作用・抗酸化作用を持つことが知られている(生化学辞典、第2版、1984年、396頁)。
コラーゲンのアミノ酸配列はアミノ酸残基3つ目ごとにグリシン(Gly)が存在し、Gly−X−Yの繰り返しで構成されることが特徴であり、Xにはプロリン、Yにはヒドロキシプロリンまたはアラニンが位置することが多い(坂倉 照好、細胞外マトリックス、1995年、28頁)。
【0020】
異常タンパク質除去剤は、年齢とともに増加し、生体内に蓄積される、酸化又は糖化又はアルデヒド修飾を受けたタンパク質である、異常タンパク質を生体より除去する作用を有しているものを使用でき、例えば、生体内における異常タンパク質の指標の一つとして知られている、カルボニル化タンパク質を測定することにより(治療学、第32巻、第4号、1998年、58〜61頁)、その作用を有無を確認できる。
異常タンパク質除去剤としては、プロテアソーム活性化作用を有する物質を使用することができる。プロテアソーム活性は、プロテアソームのタンパク質分解活性及びペプチド分解活性である。
このような成分は、特に限定されるものではないが、好適なものとして大豆由来のサポニン類およびケールおよび/またはその抽出物が例示される。
大豆由来のサポニンは、大豆種子中の種皮、子葉、胚軸(胚芽)又は大豆植物体の葉、茎、根等に広く分布する。構造的にはグリチルリチンと類似の構造であるが、トリテルペノイド骨格に2個〜5個の糖から成る糖鎖を持つ。
本発明で使用される大豆由来サポニンは、公知の方法により得ることができる。例えば、大豆や大豆胚芽をそのまま乾燥、粉砕したもの、またそれらから抽出工程を経て分離、精製したものがあり、それらはそのままの形態で本発明の原料として用いることができる。
本発明で使用されるケール(Brassica oleracea var.acephala DC.)は、アブラナ科の植物でもともと南ヨーロッパ原産の野菜であり、キャベツの原種といわれている。本発明においては、キッチンケール、マローケール、ブッシュケール、ツリーケール、コラードおよび緑葉カンランなどの種々のケールを用いることができる。本発明におけるケールは、通常食用として供されている葉または茎、花、根などのすべての部位が適用できる。栽培方法や栽培地も特に限定されるものでもない。
本発明に用いるケールおよびその抽出物としては、ケール乾燥粉末、ケールの細片化物およびその乾燥粉末、ケールの搾汁およびその乾燥粉末、ケールの抽出物およびその乾燥粉末などが挙げられる。ケールの抽出物には、水またはアルコール、エーテル、アセトンなどの有機溶媒により抽出した粗抽出物、および粗抽出物を分配、カラムクロマトなどの各種クロマトグラフィーなどで段階的に精製して得られた抽出物画分などが含まれる。これらは単独で用いても良く、2種以上混合して用いても良い。
【0021】
女性ホルモン様作用剤としては、イソフラボンが挙げられる。イソフラボンは、イソフラボン骨格を持つ化合物であり、例えばdaidzin、glycitin、genistin、daidzein、glycitein、genistein、6"-o-acetyl-daidzin、6"-o-acetyl-glycitin、 6"-o-acetyl-genistin、6"-o-malonyl-daidzin、6"-o-malonyl-glycitin、6"-o-malonyl-genistin等、また、これらが微生物発酵によりサクシニル化、ヒドロキシル化等の何らかの修飾をされたもの、あるいはこれらを酵素処理やその他の方法によって修飾したものが挙げられる。例えば大豆や大豆胚軸(大豆胚芽)、葛、レッドクローバー、オウギをそのまま乾燥、粉砕したもの、またそれらから抽出工程を経て分離、精製したもの、あるいは、大豆や大豆胚軸(大豆胚芽)、葛、レッドクローバー、オウギを粉砕し、微生物、例えば納豆菌あるいは黒麹菌や紅麹菌、黄麹菌などの麹菌により発酵させたものを適当な手段により粉末化したもの、またはそれらから抽出工程などを経て分離、精製したものがあり、それらはそのままの形態で本発明の原料として用いることができる。例えば脱脂加工大豆および大豆胚芽を蒸煮し、冷却後種麹を加え混合し、製麹を行った後、加水分解、殺菌、乾燥、粉砕したものを使用することができる。
【0022】
保湿剤としては例えば、セラミド、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などが挙げられる。
セラミドは、スフィンゴシン、脂肪酸および糖が結合した構造を有し、天然に由来するセラミドであって、例えば動物由来の牛脳より抽出したもの、植物由来の小麦、米、大豆、黍、ホウレンソウ等より抽出したもの、酵母等の微生物より抽出したものなどが挙げられる。このセラミドは、公知の方法により得ることができる。例えば、小麦または米糠を原料として、エタノール、アセトンおよび水等の極性溶媒を用いて抽出し、有機溶媒中で再結晶させる方法等である。
グルコサミンおよびN−アセチルグルコサミンは、カニやエビなどの甲殻類の外殻を由来とする天然多糖類キチンを公知の方法、例えば酸及び酵素により加水分解して得られる。また、それらの塩を用いてもよい。
ヒアルロン酸は、D−グルクロン酸とN−アセチル−D−グルコサミンを反覆構成単位とする分子量約50万〜300万の粘性を有する酸性ムコ多糖類である。ヒアルロン酸は、例えば鶏冠に多量に(約1%)含まれており、この鶏冠は古くから食用に供されている。ヒアルロン酸を工業的に製造するには、例えば、生体組織を原料とする抽出法(特開昭61−171703)と、微生物を用いる醗酵法とがある。また、それらの塩を用いてもよい。
コンドロイチン硫酸は動物の軟骨を原料として得られる酸性ムコ多糖で、グルクロン酸とN−アセチルガラクトサミンの硫酸エステルナトリウム塩より構成され、食品添加物、医薬品として繁用されているものである(例えば食品添加物公定書解説書、廣川書店発行、D−329頁参照)。本願発明においては、医薬品原料として供給されているものを用いてもよく、動植物から抽出したものを用いてもよい。また、その他の塩を用いてもよい。
【0023】
本発明の飲料は、生体コラーゲン合成促進剤、異常タンパク質除去剤、女性ホルモン様作用剤、保湿剤からなる群より選ばれる一種又は二種以上とともに、抗酸化剤を含有させることができる。抗酸化作用を示す化合物は、特に限定されるものではないが、例えば各種ビタミン類、各種ポリフェノール類およびそれらを含有する天然成分などが上げられる。
抗酸化剤としては、カロチノイド及び/またはその誘導体、ビタミンC及び/またはその誘導体、ビタミンE及び/またはその誘導体のようなビタミン類、補酵素Q10のような補酵素類、サンザシおよびその抽出物のような生薬およびハーブ類などを使用することができる。
【0024】
生体コラーゲン合成促進剤、異常タンパク質除去剤、女性ホルモン様作用剤、保湿剤からなる群より選ばれる一種又は二種以上を含む本発明の飲料は、アルコール飲料として製造することができる。
【0025】
アルコール飲料とは酒税法に定められた酒類全てを指す。酒類とは、 酒税法第二条第一項に、「酒類とは、アルコール分1度以上の飲料をいう」と規定されており、水などで薄めれば飲めるものや、溶かしてアルコール1度以上の飲料にすることのできる粉末状のものも含まれる。 アルコール飲料として使用できる酒類は酒税法に定められた全てのものを使用することができる。酒税法の分類上では清酒(日本酒)、合成清酒、焼酎(ホワイトリカー)、みりん、ビール、果実酒、甘味果実酒、ウイスキー類、スピリッツ類、リキュール類、雑種などが挙げられ、製法上の分類では、例えば、ビール、エール、日本酒、老酒、シードル、ワイン、ミードなどの醸造酒、コニャック、アルマニャック、カルヴァドス、ボワール、マール、キルッシュワッサー、ミラベル、フランボワーズ、ラム、ウィスキー、ジン、ウォッカ、アクアヴィット、焼酎、テキーラなどの蒸留酒、ベネディクティン・ドム、シャトリューズ、ドライブイ、カンパリ、アメーン・ピコン、ペルノー、ガリアーノ、アイリシュ・ミスト、サンブーカ、コアントロ、グランマニエ、カシス、フランボアーズ、ピーターヒーリング、ボスコープ、ウォーターメロン、アプリコット・ブランデー、梅酒、カルーア、カカオ、ティア・マリア、アマレット、ラボニア、アドヴォカート、アイリッシュ・クリーム、ピスムNo.1カップ、モーツァルトなどの混成酒が挙げられる。これらの酒類は単体または複合で用いることができる。皮膚の美容飲料として特に好ましくは、梅酒、赤ワイン、白ワイン、クランベリー酒、クランベリーワインなどである。
【0026】
本発明の飲料における、生体コラーゲン合成促進剤、異常タンパク質除去剤、女性ホルモン様作用剤、保湿剤の有効摂取量は、摂取・適用者の年齢、体重、症状、摂取経路、摂取スケジュール、酒類の選択などにより、適宜決定することができる。1日に数回に分けて投与してもよい。
【0027】
例えば、生体コラーゲン合成促進剤がコラーゲン及び/またはゼラチンの分解物である場合は、経口投与の場合、通常成人換算で0.01〜200mg/体重kg、異常タンパク質除去剤が大豆由来のサポニンである場合、経口投与では、通常成人換算で 0.0001〜50mg/体重kg、異常タンパク質除去剤がケールおよび/またはその抽出物である場合、経口投与では、通常成人換算で 乾燥重量として0.1mg/体重kg以上、女性ホルモン様作用剤が大豆由来のイソフラボンである場合、経口投与では、通常成人換算で 0.001〜17mg/体重kg、保湿剤がセラミドである場合、経口投与では、通常成人換算で 0.01〜17000μg/体重kg、保湿剤がグルコサミン及び/またはN−アセチルグルコサミンである場合、経口投与では、通常成人換算で 0.01〜200mg/体重kg、保湿剤がヒアルロン酸及び/またはコンドロイチン硫酸である場合、経口投与では、通常成人換算で 0.01〜200mg/体重kg、の範囲で適宜調整して、一日一回または数回に分けて投与することができる。
【0028】
また、抗酸化剤の本発明の飲料への有効摂取量は、摂取者の年齢、体重、症状、摂取経路、摂取スケジュール、酒類の選択などにより、適宜決定することができる。例えば、抗酸化剤がサンザシである場合は、経口摂取の場合、通常成人換算で乾燥重量として0.01〜200mg/体重kgの範囲で適宜調整して、一日一回または数回に分けて摂取することができる。
【0029】
生体コラーゲン合成促進剤、異常タンパク質除去剤、女性ホルモン様作用剤、保湿剤の本発明の飲料への有効配合量は、成分の調製法、酒類の選択などにより、適宜選択、決定され、特に限定されないが、例えば、生体コラーゲン合成促進剤がコラーゲン及び/またはゼラチンの分解物である場合は、0.001〜60重量%、異常タンパク質除去剤が大豆由来のサポニンである場合は、0.001〜10重量%、異常タンパク質除去剤がケールおよび/またはその抽出物である場合は、乾燥重量として0.001〜60重量%、女性ホルモン様作用剤が大豆由来のイソフラボンである場合は、0.001〜10重量%、保湿剤がセラミドである場合0.0001〜10重量%、保湿剤がグルコサミン及び/またはN−アセチルグルコサミンである場合、0.0001〜30重量%、保湿剤がヒアルロン酸及び/またはコンドロイチン硫酸である場合0.001〜10重量%、が適当である。
また、抗酸化剤の本発明の飲料への有効配合量は、成分の調製法、酒類の選択などにより、適宜選択、決定され、特に限定されないが、例えば、抗酸化剤がサンザシである場合は、乾燥重量として0.001〜60重量%が適当である。
【0030】
本発明の外用剤においては、皮膚の老化防止・改善及び/又は肌荒れ防止・改善効果を持つ成分として、大豆胚芽エキスを配合する。
【0031】
大豆胚芽エキスは、大豆の胚芽部分より得られた抽出物で、サポニンやイソフラボンなどの成分が豊富に含まれている。大豆胚芽エキスは市販のものを使用できるが、大豆胚芽を水又はエタノール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、プロピレングリコール等のような有機溶媒を用いて抽出することにより製造することができる。抽出にあたって、原料である大豆の胚芽をそのまま、または乾燥、粉砕等の処理を行った後、抽出を行う方が効率的である。抽出は抽出溶媒中でホモジナイズ又は加圧することもできる。抽出温度は5〜100℃程度が適切であり、抽出時間は、5分〜10日間適度の間で、適宜設定することができる。
【0032】
本発明の外用剤における大豆胚芽エキスの配合量としては、用いる剤形、使用対象等の種々の条件に応じて、その配合量を適宜設定できる。
【0033】
また、本発明の外用剤には、植物油のような油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、防腐剤、糖類、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子のような高分子、増粘剤、粉体成分、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤、ヒアルロン酸のような保湿剤、香料、pH調整剤、等を含有させることができる。ビタミン類、皮膚賦活剤、血行促進剤、常在菌コントロール剤、活性酸素消去剤、抗炎症剤、美白剤、殺菌剤等の他の薬効成分、生理活性成分を含有させることもできる。
【0034】
油脂類として、例えば、ツバキ油、月見草油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、トウモロコシ油、ゴマ油、ホホバ油、胚芽油、小麦胚芽油、トリオクタン酸グリセリン、等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ、モクロウ核油、硬化油、硬化ヒマシ油等の固体油脂、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、ヌカロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ等のロウ類が挙げられる。
【0035】
炭化水素類として、例えば、流動パラフィン、スクワレン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
【0036】
高級脂肪酸として、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)等が挙げられる。
【0037】
高級アルコールとして、例えば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。
【0038】
シリコーンとして、例えば、鎖状ポリシロキサンのジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等、環状ポリシロキサンのデカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。
【0039】
アニオン界面活性剤として、例えば、ラウリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、N−アシルサルコシン酸、スルホコハク酸塩、N−アシルアミノ酸塩等が挙げられる。
【0040】
カチオン界面活性剤として、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
【0041】
両性界面活性剤として、例えば、アルキルベタイン、アミドベタイン等のベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
【0042】
非イオン界面活性剤として、例えば、ソルビタンモノオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体が挙げられる。
【0043】
防腐剤として、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン等を挙げることができる。
【0044】
金属イオン封鎖剤として、例えば、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、エデト酸、エデト酸ナトリウム塩等のエデト酸塩を挙げることができる。
【0045】
高分子として、例えば、アラビアゴム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード、デキストラン、プルラン、カルボキシメチルデンプン、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー(CARBOPOL等)等のビニル系高分子、等を挙げることができる。
【0046】
増粘剤として、カラギーナン、トラガカントガム、クインスシード、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、グアーガム、キサンタンガム、ベントナイト等を挙げることができる。
【0047】
粉末成分として、例えば、タルク、カオリン、雲母、シリカ、ゼオライト、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、セルロース粉末、無機白色顔料、無機赤色系顔料、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ等のパール顔料、赤色201号、赤色202号等の有機顔料を挙げることができる。
【0048】
紫外線吸収剤として、例えば、パラアミノ安息香酸、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、等を挙げることができる。
【0049】
紫外線遮断剤として、例えば、酸化チタン、タルク、カルミン、ベントナイト、カオリン、酸化亜鉛等を挙げることができる。
【0050】
保湿剤として、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、ソルビトール、ブドウ糖、果糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸、シクロデキストリン等が挙げられる。
【0051】
薬効成分として、例えば、ビタミンA油、レチノール等のビタミンA類、リボフラビン等のビタミンB類、ピリドキシン塩酸塩等のB類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−グルコシド等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム等のパントテン酸類、ビタミンD、コレカルシフェロール等のビタミンD類、α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類等のビタミン類を挙げることができる。
プラセンタエキス、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ローヤルゼリー、ぶなの木エキス等の皮膚賦活剤、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、γ−オリザノール等の血行促進剤、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、アズレン等の消炎剤、アルギニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類、常在菌コントロール剤のマルトースショ糖縮合物、塩化リゾチーム等を挙げることができる。
さらに、ハス胚芽エキス、バオバブエキス、カミツレエキス、パセリエキス、ワイン酵母エキス、グレープフルーツエキス、スイカズラエキス、コメエキス、ブドウエキス、ホップエキス、コメヌカエキス、ビワエキス、オウバクエキス、ヨクイニンエキス、センブリエキス、メリロートエキス、バーチエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、トウガラシエキス、レモンエキス、ゲンチアナエキス、シソエキス、アロエエキス、ローズマリーエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、ハマメリスエキス、クワエキス等の各種抽出物を挙げることができる。
【0052】
本発明における外用剤としては、例えば水溶液、油剤、乳液、懸濁液等の液剤、ゲル、クリーム等の半固形剤、粉末、顆粒、カプセル、マイクロカプセル、固形等の固形剤の形態で製造可能である。従来から公知の方法でこれらの形態に調製し、ローション剤、乳剤、ゲル剤、クリーム剤、軟膏、硬膏、ハップ剤、エアゾール剤、粉末剤等の種々の剤型とすることができる。これらを身体に塗布、貼付、噴霧等により適用することができる。特にこれら剤型の中で、ローション剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、硬膏剤、ハップ剤、エアゾール剤等が皮膚外用剤に適している。
外用剤としては、化粧水、乳液、クリーム、パック等の皮膚外用剤、メイクアップベースローション、メイクアップクリーム、乳液状又はクリーム状あるいは軟膏型のファンデーション、口紅、アイカラー、チークカラーといったメイクアップ化粧料、ハンドクリーム、レッグクリーム、ボディローション等の身体用化粧料等とすることができる。
【0053】
通常、外用剤において使用される製剤化方法にしたがって、これらの剤型として製造することができる。
【0054】
本発明の飲料は、皮膚の老化防止・改善用美容食品または肌荒れ防止・改善用美容食品として有用であり、外用剤との併用により、さらに優れた有効性を発揮する。
【0055】
本発明の飲料は、哺乳動物に対して、優れた作用を示し、且つ安全生が高い。
【0056】
【実施例】
以下に実施例を挙げて具体的に説明するが、これに限定されるものではない。
以下に処方例を示す。
【0057】
処方例1
[美容酒の製造]
市販のゼラチン分解物、大豆サポニン、大豆イソフラボン、セラミド、グルコサミンを用いて常法に従って、下記組成の美容酒を製造した。
(組成) (配合;重量%)
ゼラチン分解物 2.0
大豆サポニン 0.5
大豆イソフラボン 0.5
セラミド 0.1
グルコサミン 2.0
クエン酸 4.0
梅酒原酒 36.9
醸造用アルコール 15.0
果糖 6.0
ブドウ糖 2.0
オリゴ糖 2.0
水 29.0
【0058】
処方例2
[美容酒の製造]
市販のゼラチン分解物、大豆サポニン、大豆イソフラボン、セラミド、グルコサミンを用いて常法に従って、下記組成の美容酒を製造した。
(組成) (配合;重量%)
ゼラチン分解物 2.0
大豆サポニン 0.5
大豆イソフラボン 0.5
セラミド 0.1
グルコサミン 2.0
クエン酸 4.0
クランベリーワイン 54.8
醸造用アルコール 15.0
果糖 6.0
オリゴ糖 2.0
香料 1.0
亜硫酸塩 0.005
水 12.095
【0059】
処方例3
[クリームの製造]
市販の大豆胚芽エキスを用いて常法に従って、下記組成のクリームを製造した。
(組成) (配合;重量%)
ステアリルアルコール 6.0
ステアリン酸 2.0
水添ラノリン 4.0
スクワラン 9.0
オクチルドデカノール 10.0
POE(25)セチルアルコールエーテル 3.0
モノステアリン酸グリセリン 2.0
大豆胚芽エキス 1.0
ハス胚芽エキス 1.0
バオバブエキス 0.5
ビタミンC 0.5
防腐剤 適量
香料 適量
1,3ブチレングリコール 6.0
PEG 1500 4.0
精製水 残余
【0060】
官能テスト(美肌効果試験)
表1及び2に示す処方により、市販のゼラチン分解物、大豆サポニン、大豆イソフラボン、セラミド、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸を用いて常法に従って、下記組成の実施例1〜10および比較例1〜10の美容酒を製造した。
荒れ肌、小皺、乾燥肌等を訴える女性被験者(25〜50才)220人を実施例、比較例ごと各10名の計22群に分け、試料を1日1回連続2ヶ月間摂取させた後、皮膚の柔軟性、はり、しわ・くすみ・肌荒れの改善について評価した。実施例1〜10、比較例1〜10は表1及び2に示すアルコール飲料のみを摂取してもらい、実施例11及び比較例11は表1及び2に示すアルコール飲料と処方例3に示すクリームを毎日適量塗布してもらった。
結果は、各項目に対して「皮膚の柔軟性が向上した」「皮膚のはりが改善された」「皮膚のしわが改善された」「皮膚のくすみが改善された」「皮膚のしみが改善された」「肌荒れが改善された」と回答した人数で示した。効果の判定は次のように表示した。
Figure 0004388289
10人のパネラーの判定スコアを合計し、有効性を評価した。
各実施例及び比較例の配合処方に対する美肌効果試験結果を表1及び2に示す。
【0061】
【表1】
Figure 0004388289
【0062】
【表2】
Figure 0004388289
【0063】
その結果、表に示すように醸造用アルコール15重量%を含む実施例1〜10全ての群で、醸造用アルコール15重量%を含まない比較例1〜10に対して、皮膚の柔軟性・はり・しわ・くすみ・しみ・肌荒れの6項目全てにおいてきわめて良好な改善効果を示した。
【0064】
このように有効成分とアルコールとを併用することにより、有効成分単独で使用した場合よりも顕著に皮膚に対する有効性が確認できた。アルコールの血行促進作用が有効成分の生体内吸収効果を高め、すなわち皮膚の美肌効果が飛躍的に高まると考えられる。
【0065】
また、表に示すように比較例10(非アルコール飲料のみ摂取)、比較例11(非アルコール飲料・外用剤併用)、実施例10(アルコール飲料のみ摂取)、実施例11(アルコール飲料・外用剤併用)を比較すると、実施例11>実施例10>比較例11>比較例10の順で効果が高く、アルコール飲料と外用剤を併用することで、さらなる皮膚の老化防止・改善及び/又は肌荒れ防止・改善効果が発揮された。
【0066】
【発明の効果】
皮膚の美容に有効な成分とアルコールとを同時摂取することにより、有効成分のみを摂取するよりも、著しく皮膚の老化防止・改善効果(皮膚柔軟化、皮膚のはりの改善、皮膚のしわの改善、皮膚のくすみの改善・皮膚の色素沈着改善等)または皮膚の肌荒れ防止・改善効果(保湿、角層機能改善等)を発揮した。さらに、皮膚の美容に有効な成分を含有したアルコール飲料と外用剤との併用により、皮膚の内外から有効成分を作用させることができ、さらなる改善効果を奏することができた。

Claims (1)

  1. ゼラチン分解物、大豆由来のサポニン、大豆イソフラボン、セラミド、グルコサミンとアルコールとを含有する飲料と大豆胚芽エキスを含有する外用剤からなる皮膚老化防止・改善及び/又は肌荒れ防止・改善キット。
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