JP4387210B2 - Iii族窒化物結晶の製造方法 - Google Patents

Iii族窒化物結晶の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、III族窒化物結晶の製造法に関する。
現在、紫外,紫〜青〜緑色光源として用いられているInGaAlN系(III族窒化物)デバイスは、その殆どがサファイアあるいはSiC基板上に、MO−CVD法(有機金属化学気相成長法)やMBE法(分子線結晶成長法)等を用いた結晶成長により作製されている。サファイアやSiCを基板として用いる場合の問題点としては、III族窒化物との熱膨張係数差や格子定数差が大きいことに起因する結晶欠陥が多くなることが挙げられ、このために、デバイス特性が悪かったり(例えば発光デバイスの寿命を長くすることが困難であったり)、動作電力が大きくなったりするという問題が生じる。
更に、サファイア基板の場合には絶縁性であるために、従来の発光デバイスのように基板側からの電極取り出しが不可能であり、結晶成長した窒化物半導体表面側からの電極取り出しが必要となる。その結果、デバイス面積が大きくなり、高コストにつながるという問題点がある。また、サファイア基板上に作製したIII族窒化物半導体デバイスは劈開によるチップ分離が困難であり、レーザダイオード(LD)で必要とされる共振器端面を劈開で得ることが容易ではない。このため、現在はドライエッチングによる共振器端面形成や、あるいはサファイア基板を100μm以下の厚さまで研磨した後に、劈開に近い形での共振器端面形成を行っている。この場合にも、従来のLDのような共振器端面とチップ分離を単一工程で、容易に行うことが不可能であり、工程の複雑化ひいてはコスト高につながる。
これらの問題を解決するために、サファイア基板上でのIII族窒化物半導体膜の選択横方向成長やその他の工夫を行うことで、結晶欠陥を低減させることが提案されている。この手法では、サファイア基板上にGaN膜を選択横方向成長しない場合に比較して、結晶欠陥を低減させることが可能となるが、サファイア基板を用いることによる、絶縁性と劈開に関する前述の問題は依然として残っている。更には、工程が複雑化すること、及び、サファイア基板とGaN薄膜という異種材料の組み合わせに伴う基板の反りという問題が生じ、これらは高コスト化につながっている。
こうした問題を解決するためには、基板として、基板上に結晶成長する材料と同一であるGaN基板の実現が最も望ましい。そのため、気相成長,融液成長等により、バルクGaNの結晶成長の研究がなされている。しかし、未だ高品質で且つ実用的な大きさを有するGaN基板は実現されていない。
GaN基板を実現する一つの手法として、非特許文献1(第一の従来技術)には、Naをフラックスとして用いたGaN結晶成長方法が提案されている。この方法は、アジ化ナトリウム(NaN)と金属Gaを原料として、ステンレス製の反応容器(容器内寸法;内径=7.5mm、長さ=100mm)に窒素雰囲気で封入し、その反応容器を600〜800℃の温度で24〜100時間保持することにより、GaN結晶を成長させるものである。
この第一の従来技術は、600〜800℃と比較的低温での結晶成長が可能であり、容器内圧力も高々100kg/cm程度と比較的圧力が低く、実用的な成長条件であることが特徴である。しかし、この方法の問題点としては、得られる結晶の大きさが1mmに満たない程度に小さい点である。
すなわち、第一の従来技術では、反応容器が完全に閉じた系であり、外部から原料を補充する事ができない。そのため、結晶成長中に原料が枯渇し、結晶成長が停止するので、得られる結晶の大きさは1mm程度と小さい。この程度の大きさではデバイスを実用化するには小さすぎる。
この第一の従来技術の問題を解決するために、特許文献1,特許文献2に示されているような方法が提案されている。
すなわち、特許文献1(第二の従来技術)には、III族窒化物結晶の大きさを大きくするために、III族窒化物結晶の結晶成長時に、III族金属を追加補充する方法が示されている。より具体的に、この方法では、図9に示すように、反応容器101内に成長容器102とIII族金属供給管103を設け、III族金属供給管103に外部から圧力をかけ、フラックスの収容された反応容器102にIII族金属104を追加補給するようにしている。
また、特許文献2(第三の従来技術)には、フラックス(Na)とIII族金属(Ga)の混合融液が収容された融液供給管に外部から圧力をかけ、フラックスの収容された成長容器に混合融液を追加補給する方法と、成長容器内にフラックス(Na)とIII族金属(Ga)の金属間化合物を入れ、それを部分的に融解してIII族金属を追加補給する方法が示されている。
Chemistry of Materials Vol.9 (1997) 413−416 特開2001−058900号公報 特開2001−102316号公報
上述した第二,第三の従来技術では、原料の追加補給を結晶成長の途中で行うので、大型のIII族窒化物結晶を作製する事が可能である。
しかしながら、当業者間には、第二,第三の従来技術よりもさらに低コストで、実用的な大型,大面積のIII族窒化物の基板結晶を作製できる方法が望まれている。
本発明は、従来よりも低コストで、実用的な大きさの大型,大面積の高品質なIII族窒化物結晶を作製することの可能なIII族窒化物結晶の製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、反応容器内で、少なくともアルカリ金属とIII族金属と窒素とが溶解した溶液からIII族窒化物結晶を成長させるIII族窒化物結晶の製造方法において、前記溶液にMn,Fe,Co,Niのうちのいずれかを含ませるとともに、前記反応容器の内部空間に窒素ガスを充満させて、気相から前記溶液中に窒素を溶解させて供給し、III族窒化物結晶を成長させることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の結晶の製造方法において、前記反応容器の内部空間に窒素ガスを充満させる際に、窒素圧力を5MPaとすることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の結晶の製造方法において、結晶成長の際に、前記溶液を800℃とすることを特徴としている。
請求項1乃至請求項3記載の発明では、反応容器内で、少なくともアルカリ金属とIII族金属と窒素とが溶解した溶液からIII族窒化物結晶を成長させるIII族窒化物結晶の製造方法において、前記溶液にMn,Fe,Co,Niのうちのいずれかを含ませるとともに、前記反応容器の内部空間に窒素ガスを充満させて、気相から前記溶液中に窒素を溶解させて供給し、III族窒化物結晶を成長させるので、c軸方向に所望の長さをもつIII族窒化物結晶を従来よりも短時間で結晶成長させることができる。すなわち、従来よりも低コストでIII族窒化物結晶を作製することができる。
また、c軸方向に長さの長いIII族窒化物結晶を成長し、c面を切断することで、c面を主面とするIII族窒化物結晶基板を複数枚作製することができる。また、c軸方向の長さが長いことで、従来よりも大面積のc面以外を主面とするIII族窒化物結晶基板を作製することができる。従って、低コストで、大型,大面積のIII族窒化物結晶基板を作製することができる。
に、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質は、Mnであり、Mnは結晶中に取り込まれるため、そのドーピング量によって、結晶の磁気特性を変えることができる。
た、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質は、e,Co,Niであり、Fe,Co,NiはGaN結晶に取り込まれることがないので、GaN結晶の特性に悪影響を及ぼすことがない。従って、高品質のIII族窒化物結晶を作製することができる。例えば、結晶が着色することなく、高純度なGaN本来の無色透明な結晶を作製することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
GaNは短波長発光デバイスや高出力電子デバイス用の材料として注目されている。これまでに、GaNベースの薄膜デバイスは、主に、ヘテロエピタキシャル成長によってサファイア基板上に作製されている。しかしながら、この場合、大きな格子不整合やエピタキシャル層と基板との熱膨張係数差に起因して形成される高密度の転位が、デバイス性能や寿命に悪影響を及ぼしている。それゆえ、GaNバルク単結晶がホモエピタキシャル成長用の基板として切望されている。
今日まで、ハイドライドVPEや高圧窒素溶液成長、昇華法、安熱法を含む様々な方法で、大型で高品質なGaNバルク単結晶の作製が試みられてきた。本願の発明者は、Na−Ga融液を用いたNaフラックス法によって、GaNバルク単結晶を作製している。最大で約10mmサイズの無色透明な板状結晶や、長さ1mmの無色透明な柱状結晶が、5MPaの窒素圧力下、750〜800℃の温度で得られている。
遷移金属は、ダイアモンドの結晶成長において、触媒として使用されている。最近、Ga融液とアンモニアの反応によるGaNの作製において、Niが触媒効果を示すことが報告された。溶液成長において、微量の不純物が結晶形態を変えることは良く知られている。さらに、非磁性の半導体中に磁性元素を導入することにより作られる希薄磁性半導体が大変着目されている。GaNベースの希薄磁性半導体では、V,CrあるいはMnを導入することによって、フェロ磁性が誘起されることが理論計算で予言されている。いくつかの研究機関は、遷移金属をドーピングしたGaNを作製することを試み、Tc=940KのMnドープされたフェロ磁性GaNフィルム(Mn濃度:3〜9at.%)をMBE法で作製している。
本願の発明者は、Naフラックス法によるGaNの結晶成長への3d遷移金属添加(Cr,Mn,Fe,Co,Ni)の効果と、MnドープされたGaN単結晶の磁気特性を調べた。
本願の発明者は、次のような実験を行なった。
この実験で使用された金属原料は以下の通りである。すなわち、Ga(ラサ工業 99.99995%),Na(日本曹達 99.95%),Cr(高純度化学 99.9%),Mn(岸田化学 99.99%),Fe(高純度化学 >99.9%),Co(ニラコ 99.9%),Ni(高純度化学 >99.9%)
Ar雰囲気のグローブボックス(O<1ppm,HO<1ppm)中で、15mmolのGaと30mmolのNaと0.1〜1mmolの遷移金属(Cr,Mn,Fe,Co,Ni)を秤量し、焼結BN坩堝(昭和電工 99.5%,内径16mm,深さ12mm)に導入した。坩堝をステンレス容器中に設置した後、ステンレス容器をN導入管に接続した。そして、サンプルをArガス雰囲気中で所定の温度まで加熱した。サンプルが設定温度に到達したらすぐに、Nガス(日本酸素 >99.9999%)を容器内に導入した。結晶成長実験は、5MPaのN圧力下、750〜850℃の温度で、300時間行なった。使用された装置は、以前の論文に記述されている。加熱後、炉の電源を切ることにより、サンプルを室温まで冷却した。エタノール中で、Naフラックスの溶解によって、GaN結晶を分離した。
CuKα線(理学 RINT2000)を使用して、粉末X線回折によって、成長した結晶を調べた。結晶形態を、光学顕微鏡と走査電子顕微鏡(SEM 日立S−2150)で観察した。ウルツァイト構造のGaNはc軸に沿って極性を示すので、2つの異なる基礎面がある。すなわち、(0001)Ga面と(000−1)N面である。極性は約180℃の85%HPOによる化学エッチングを行って決定した。N面は容易にエッチングされ、Ga面は影響を受け難いことがよく知られている。結晶中の遷移金属の濃度は、±0.001at.%の精度のICP(Perkin Elmer Japan,Optima 3300XL)分析によって決定された。ICP分析用のサンプルは、溶融KOHにGaN結晶を溶解し、次いで、稀薄HNOを加えて酸溶液をつくり準備された。MnドープされたGaN結晶の磁気特性は、SQUID マグネトメーター(Quantum Design MPMS)を使用して評価された。サンプルホルダーの反磁性磁化率に対し較正が行われた。
実験の結果は、次のようになった。
(Cr添加の場合)
図1(a)は、何も添加せずに、N圧力5MPa、800℃で300時間、BN坩堝内壁に成長したGaN単結晶のSEM像を示している。このサンプルでは、六角形の板状単結晶と{10−11}の結晶面を有する角錐状単結晶が観察された。
図1(b)は、図1(a)の場合と同一条件で、Crを0.1mmol添加して結晶成長したサンプルのSEM像である。板状と角錐状の単結晶が得られており、Cr添加の場合には、GaNの形成速度と形態に大きな違いは認められない。しかしながら、粉末X線回折で、生成物の中にGaNの他にCrNが形成されていることが明らかになった。大きさ約50μmのCrN単結晶が、GaN結晶上にあり、Naフラックス除去中に、洗い流された。その結果、CrN単結晶は図1(b)のSEM像では観察されていない。CrN結晶は、融液中での自発核発生によって形成されたか、あるいは、異種材料(BN坩堝)上で核発生した後に、CrNとBNとの濡れ性が低いことによりBN坩堝内壁から剥がれ落ちて形成されたと推測される。GaN結晶中へのCrの混入はICP分析では検出されず、Cr−Ga金属間化合物は坩堝中に観察されなかった。このことは、添加した全てのCrは窒素と反応し、CrN結晶を形成する事を意味する。公表されている熱力学のデータによれば、CrNの標準生成自由エネルギーは、GaNのそれよりも小さい。従って、添加されたCrは直ちにCrNを形成し、GaNの結晶成長に影響しないことが予想される。
(Mn添加の場合)
図2(a)には、Mnを0.1mmol添加して、窒素圧5MPa、800℃で300時間成長させて作製したサンプルのSEM像が示されている。サンプルは、柱状結晶が支配的で、板状結晶は気液界面のみで成長した。化学エッチングによる極性の決定によって、添加物を入れないで成長した角錐状の結晶は+c方向に成長し、Mnを添加して作製された柱状結晶は−c方向に成長したことが明らかになった。したがって、Na−Ga融液中へのMnの添加はGaNの−c方向への結晶成長を促進する。
図2(b)に示すように、Mnを添加して成長したGaN単結晶は、赤〜オレンジ色を呈している。GaN結晶中のMnの含有量をICPで分析した。図3は、1mmolのMnを添加し、窒素圧5MPaで300時間、異なる温度で結晶成長したGaN単結晶中のMn濃度を示している。Mn濃度は、温度の上昇とともに増加し、最大の濃度は、850℃で0.345at.%であった。今回の実験では、3〜9at.%のような、より高い濃度のGaN中へのMnドーピングは達成されなかった。GaN結晶中に取り込まれなかった余分なMnは、坩堝中でアンチぺロブスカイト構造を有するMnGaN単結晶を形成した。図4(a)には、0.202at.%MnをドープしたGaN単結晶の5Kにおける磁化が、磁場の関数としてプロットされている。図4(b)は、Mn1molあたりの磁化率の温度依存性を示している。本実験で成長させたMnドープのGaN結晶は、単純なCurie−like常磁性の挙動を示した。図4(c)は、5〜50Kの温度範囲での、Mn1molあたりの磁化率の逆数の温度依存性を示している。直線の傾きから、Mnの磁気モーメントは、5.99μであることがわかる。磁気モーメントのこの値は、軌道の角モーメントが消滅したMn2+に対応する理論値5.92μに一致する。(L=0,S=5/2,g=2)
(Fe,Co,Ni添加の場合)
図5は、(a)Fe、(b)Co、(c)Niを、それぞれ0.1mmolずつ添加して、800℃、窒素圧力5MPaで300時間、成長させたGaN結晶のSEM像を示している。いずれのサンプルも、Mn添加の場合と同様に、−c方向に成長した柱状結晶が観察された。特に、Niを添加した場合には、−c方向へのGaN単結晶の成長が最も速く、長さ1.5mmのGaN単結晶が得られた。図6は、Niを添加して成長したGaN単結晶の写真である。これらの結晶は−c方向に速く成長したので、(000−1)面が非常に狭くなり、角錐状の{10−1−1}面と{20−2−1}面が現れている。Fe,Co,Niを添加して成長したGaN単結晶は、無色透明であった。これらの遷移金属元素は、ICP分析では結晶中に検出されず、坩堝内にGaとの金属間化合物として残っていた。
(形態変化(晶癖変化))
GaN単結晶を、添加物なしで、800℃、窒素圧力5MPaで成長すると、c軸に垂直な方向に成長する板状結晶と+c方向に成長する角錐状結晶が得られた。Mn,Fe,Co,Niの添加物質は、結晶形態を−c方向に成長する柱状結晶に変えた。
図7には、添加物質を入れない場合の、温度,窒素圧力といったGaNの結晶成長条件と結晶形態が示されている。温度と窒素圧力がGaNが形成される条件の境界線から離れるにつれて、成長した結晶の大部分の形態は、角錐状から柱状、板状へと変化する。本願の発明者は、融液中の窒素の過飽和度がGaNの結晶形態に影響すると仮説を立てている。すなわち、板状結晶はより過飽和度の高い融液中で成長し、角錐状の結晶はより低い過飽和度の融液中で成長する。
Ga融液とNa融液の窒素の溶解度はどちらも単独では非常に小さいが、GaとNaとを混合すると、より多くの窒素を融液中に溶解させることができる。本願の発明者は、窒素の溶解度の増加は、GaN・Naのような溶解種の形成によるものと仮定している。温度を下げることによる窒素の溶解度の減少、あるいは、窒素圧を上げることにより窒素の供給量の増加は、融液中の窒素の過飽和度を増加させる。
結晶成長の後期では、融液中のGaは、GaNの形成につれて消費され、融液中のGa濃度は非常に低くなる。すると、GaN・Naの形成は減少し、融液中の窒素の過飽和度が低下する。結果として、板状結晶のGa面上の成長は結晶成長の後期でも続くので、板状結晶が優勢である条件で角錐状の結晶もみられる。
ここでは、遷移金属の添加によって、柱状単結晶の形態が安定化することを示した。板状結晶の形態よりも柱状結晶の形態の方が優勢であることには、いくつかの要因が影響している。
(i)GaN結晶表面上への遷移金属の吸着が、c軸に垂直な方向の成長を阻害する。
(ii)融液中の遷移金属が気相から融液中への窒素の供給速度を減少させる。
(iii)遷移金属の添加は、気相からの窒素の取り込み速度に影響を与えないが、窒素の溶解度を増加させる。
(i)のケースでは、高い窒素過飽和度では通常、板状結晶が成長するとしても、GaNは柱状の形態に成長する。一方、(ii),(iii)のケースでは、過飽和度が下がり、柱状結晶が成長する。
(結論)
Cr,Mn,Fe,Co,Niの添加物の存在下で、Naフラックス法でGaN単結晶を成長させた。Cr添加の場合には、CrN単結晶が堆積し、GaNの結晶成長には大きな違いが見出されなかった。Mn,Co,Fe,Niの添加は、GaN単結晶の−c方向の成長を促進し、結晶形態を板状から柱状に変化させた。Niの添加は、−c方向の結晶成長促進に最も大きな効果を示した。長さ1.5mmの無色透明な柱状単結晶が、Niを添加することによって得られた。Mnのみが、GaN単結晶中にドーピング可能であり、GaNを赤あるいはオレンジ色に変えた。GaN結晶中のMn含有量は、成長温度の上昇とともに増加し、最大濃度は、850℃で約0.35at.%であった。MnドープされたGaN結晶はCurie−like常磁性の挙動を示した。
すなわち、本願の発明者は、750〜850℃におけるNaフラックス法によるGaNの結晶成長への3d遷移金属添加物(Cr,Mn,Fe,Co,Ni)の効果を調べた。Cr添加の場合には、CrN単結晶が堆積し、GaNの結晶成長における大きな違いは見出されなかった。Mn添加の場合には、−c方向に単結晶GaNの成長が促進され、柱状結晶が得られた。GaN結晶には0.10〜0.35at.%のMnが含まれた。MnドープされたGaNは赤あるいはオレンジ色であり、Curie−like常磁性を示した。Fe,Co,Niを添加の場合にも、柱状結晶の成長が促進された。これらの遷移金属は、Crと同様、ICPによる分析でGaN結晶中に検出されなかった。Niを添加する場合には、1.5mmの長さの無色透明の柱状結晶が成長した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものである。
本発明のIII族窒化物結晶の製造方法は、少なくともアルカリ金属とIII族金属原料と窒素とが溶解した溶液からIII族窒化物結晶を成長させる結晶成長方法において、前記溶液に、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質を含ませて、III族窒化物結晶を成長させることを特徴としている。
ここで、−c軸方向とは、ウルツ鉱型構造を有するIII族窒化物のc軸に平行な方向であって、極性の異なる2種類のc面である、Ga面とN面のうちのN面側に向かう方向を意味する。
本発明の結晶製造方法では、アルカリ金属とIII族金属原料と窒素と、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質とが溶解した溶液中で、III族金属と窒素とからなるIII族窒化物が主にN面を成長面として−c軸方向に結晶成長する。
本発明中でIII族窒化物とは、ガリウム,アルミニウム,インジウム,ボロンから選ばれる一種類あるいは複数の種類のIII族金属と窒素との化合物を意味する。
アルカリ金属としては、通常、Na(ナトリウム)やK(カリウム)が使用されるが、Li(リチウム)やその他のアルカリ金属、あるいは複数の種類のアルカリ金属を混合して使用する事もできる。
また、III族金属原料は、特に限定されるものではなく、III族金属、III族窒化物、III族元素を構成元素とする物質、その他適宜使用することができる。
また、窒素の原料は、特に限定されるものではなく、窒素を構成元素に含む物質が使用できる。III族窒化物あるいはその他の窒素化合物を溶液中に溶解させてもよいし、窒素ガスやその他の窒素化合物の気体として気相から溶液中に溶解させても良い。
また、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質としては、特に限定されるものではない。また、これら物質はIII族窒化物結晶中に不純物として取り込まれるものであっても良いし、III族窒化物結晶中に取り込まれないものであっても良い。
(第の形態)
本発明の第の形態のIII族窒化物結晶の製造方法は、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質が、Mnであることを特徴としている。
(第の形態)
本発明の第の形態のIII族窒化物結晶の製造方法は、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質が、Fe,Co,Niのうちのいずれかであることを特徴としている。
の実施例1では、アルカリ金属としてNa(ナトリウム)を用い、III族金属原料として金属Ga(ガリウム)を用い、窒素原料として窒素ガスを用い、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質としてMn(マンガン)を用いて、III族窒化物としてGaNを結晶成長させた。ここで、Na,Ga,Mnはあらかじめ混合融液として融液保持容器中に保持し、窒素は結晶成長中に気相から融液中に溶解して供給し、GaNを結晶成長させた。
図8は実施例1に用いた結晶成長装置の構成例を示す図である。図1の結晶成長装置は、ステンレス製の閉じた形状の反応容器11に、アルカリ金属とIII族金属を含む融液25を保持し、結晶成長を行なうための融液保持容器12が設けられている。この融液保持容器12は反応容器11から取り外すことができる。また、融液保持容器12の材質はBNである。
また、反応容器11の内部空間23に窒素原料となる窒素(N)ガスを充満させ、かつ反応容器11内の窒素(N)圧力を調整することを可能にするガス供給管14が反応容器11を貫通して装着されている。窒素ガスの圧力は圧力制御装置16で調整する事ができる。反応容器11内の全圧力は圧力計22でモニターされる。反応容器11の外側にはヒーター13が設置されている。反応容器11はバルブ21の部分で結晶成長装置から取り外すことが可能であり、反応容器11の部分のみをグローブボックスに入れて作業することができる。
以下に、図8の結晶製造装置を使用した実施例1でのGaNの製造方法を説明する。まず、反応容器11をバルブ21の部分で結晶成長装置から分離し、Ar雰囲気のグローブボックスに入れる。次いで、BN製の融液保持容器12に、III族金属原料としてGaを15mmol、アルカリ金属としてナトリウム(Na)を30mmol入れる。融液25中のNaの比率はNa/(Na+Ga)=0.67とした。また、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質として、Mn(マンガン)を0.1mmol入れた。
次いで、融液保持容器12を融液保持容器保持台26に置き反応容器11内に設置する。次いで、反応容器11を密閉し、バルブ21を閉じ、反応容器11内部を外部雰囲気と遮断する。次いで、反応容器11をグローブボックスから出し、結晶成長装置に組み込む。すなわち、反応容器11をヒーター13がある所定の位置に設置し、バルブ21の部分でガス供給ライン14に接続する。
次いで、ヒーター13に通電し、融液25を室温(27℃)から結晶成長温度まで昇温する。結晶成長温度は800℃とした。
温度が成長温度800℃に達した後、バルブ15,21を開け、反応容器11内に窒素ガスを入れる。このとき、圧力制御装置16で窒素圧力を5MPaにした。この状態で300時間保持した後、室温まで降温する。結晶成長終了後、反応容器11を開けると、融液保存容器12の気液界面付近には、板状結晶が成長したが、融液25中には、c面のN(窒素)面を融液側に向けて、オレンジや赤色のc軸方向に伸びた柱状のGaN29が多数成長していた。同様の結晶成長を融液25中にMnを入れずに行なった場合には、c面のGa面が融液側に向いたc軸の長さが短い角錐状の結晶と、c面を主面とする薄い板状のGaNが多数成長した。融液25中にMnを混合した場合、GaNは−c軸方向の成長速度が速く、より短時間で大きな柱状結晶が成長した。また、ICP分析で、GaN中にMnが0.202at%検出された。
また、Mn(マンガン)を1mmol入れて、成長温度を750℃から850℃の範囲で変えて結晶成長を行った結果、GaN中のMnの含有量は、成長温度が高いほど多くなり、850℃で、0.345at%であった。結晶の形態は同様に柱状結晶であった。また、5Kでの磁気特性は、Mnに起因した常磁性を示した。
の実施例2では、アルカリ金属としてNa(ナトリウム)を用い、III族金属原料として金属Ga(ガリウム)を用い、窒素原料として窒素ガスを用い、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質としてNi(ニッケル)を用いて、III族窒化物としてGaNを結晶成長させた。ここで、Na,Ga,Niはあらかじめ混合融液として融液保持容器中に保持し、窒素は結晶成長中に気相から融液中に溶解して供給し、GaNを結晶成長させた。
実施例2の結晶成長に使用した装置は、実施例1で使用したものと同様の図8の装置である。なお、原料としては、III族金属原料としてGaを15mmol、アルカリ金属としてナトリウム(Na)を30mmol入れ、融液25中のNaの比率をNa/(Na+Ga)=0.67とした。また、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質として、Ni(ニッケル)を0.1mmol入れた。
成長温度は800℃、窒素圧力は5MPa、成長時間は300時間とした。結晶成長終了後、反応容器11を開けると、融液保持容器12の内壁に、c面のN(窒素)面を融液側に向けて、無色透明なc軸方向の長さが1.5mm以上に伸びた柱状のGaN29が多数成長していた。同様の結晶成長を融液中にNiを入れずに行なった場合には、c面のGa面が融液側に向いたc軸の長さが短い角錐状の結晶と、c面を主面とする薄い板状のGaNが多数成長した。融液中にNiを混合した場合、GaNは−c軸方向の成長速度が速く、より短時間で大きな柱状結晶が成長した。また、ICP分析では、GaN中にNiは検出されなかった。
の実施例3では、アルカリ金属としてNa(ナトリウム)を用い、III族金属原料として金属Ga(ガリウム)を用い、窒素原料として窒素ガスを用い、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質としてCo(コバルト)を用いて、III族窒化物としてGaNを結晶成長させた。ここで、Na,Ga,Coはあらかじめ混合融液として融液保持容器中に保持し、窒素は結晶成長中に気相から融液中に溶解して供給し、GaNを結晶成長させた。
実施例3の結晶成長に使用した装置は、実施例1で使用したものと同様の図8の装置である。結晶成長の手順と成長条件は実施例2と同様である。なお、原料としては、III族金属原料としてGaを15mmol、アルカリ金属としてナトリウム(Na)を30mmol入れ、融液25中のNaの比率をNa/(Na+Ga)=0.67とした。また、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質として、Co(コバルト)を0.1mmol入れた。
結晶成長終了後、反応容器11を開けると、Niを入れた場合よりも小さいが、融液保持容器12の内壁に、c面のN(窒素)面を融液側に向けて、無色透明なc軸方向に伸びた柱状のGaN29が多数成長していた。同様の結晶成長を融液中にCoを入れずに行なった場合には、c面のGa面が融液側に向いたc軸の長さが短い角錐状の結晶と、c面を主面とする薄い板状のGaNが多数成長した。融液中にCoを混合した場合、GaNは−c軸方向の成長速度が速く、より短時間で大きな柱状結晶が成長した。また、ICP分析では、GaN中にCoは検出されなかった。
の実施例4では、アルカリ金属としてNa(ナトリウム)を用い、III族金属原料として金属Ga(ガリウム)を用い、窒素原料として窒素ガスを用い、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質としてFe(鉄)を用いて、III族窒化物としてGaNを結晶成長させた。ここで、Na,Ga,Feはあらかじめ混合融液として融液保持容器中に保持し、窒素は結晶成長中に気相から融液中に溶解して供給し、GaNを結晶成長させた。
実施例4の結晶成長に使用した装置は実施例1で使用したものと同様の装置である。結晶成長の手順と成長条件は実施例2と同様である。なお、原料としては、III族金属原料としてGaを15mmol、アルカリ金属としてナトリウム(Na)を30mmol入れ、融液25中のNaの比率をNa/(Na+Ga)=0.67とした。また、III族窒化物結晶の−c軸方向の成長を促進する物質として、Fe(鉄)を0.1mmol入れた。
結晶成長終了後、反応容器11を開けると、Niを入れた場合よりも小さいが、融液保持容器12の内壁に、c面のN(窒素)面を融液側に向けて、無色透明なc軸方向に伸びた柱状のGaN29が多数成長していた。同様の結晶成長を融液中にFeを入れずに行なった場合には、c面のGa面が融液側に向いたc軸の長さが短い角錐状の結晶と、c面を主面とする薄い板状のGaNが多数成長した。融液中にFeを混合した場合、GaNは−c軸方向の成長速度が速く、より短時間で大きな柱状結晶が成長した。また、ICP分析では、GaN中にFeは検出されなかった。
本発明は、光ディスク用青紫色光源、紫外光源(LD、LED)、電子写真用青紫色光源、III族窒化物電子デバイスなどに利用可能である。
Crを0.1mmol添加して結晶成長した場合を説明するための図である。 Mnを0.1mmol添加して、窒素圧5MPa、800℃で300時間成長させて作製したGaN結晶を説明するための図である。 1mmolのMnを添加し、窒素圧5MPaで300時間、異なる温度で結晶成長したGaN単結晶中のMn濃度を示す図である。 0.202at.%MnをドープしたGaN単結晶の磁化を説明するための図である。 (a)Fe、(b)Co、(c)Niを、それぞれ0.1mmolずつ添加して、800℃、窒素圧力5MPaで300時間、成長させたGaN結晶のSEM像を示す図である。 Niを添加して成長したGaN単結晶を示す図である。 添加物質を入れない場合の、温度,窒素圧力といったGaNの結晶成長条件と結晶形態を示す図である。 実施例で用いた結晶製造装置の構成例を示す図である。 従来技術における結晶製造装置の構成例を示す図である。
符号の説明
11 反応容器
12 融液保持容器
13 ヒーター
14 ガス供給管
15,21 バルブ
16 圧力調整器
22 圧力計
23 内部空間
25 融液
26 融液保持容器保持台
29 GaN柱状結晶
101 反応容器
102 成長容器
103 III族金属供給管
104 III族金属
105 III族金属供給管の穴
106 加圧装置
107 反応容器の内部空間
108 窒素供給管
109 圧力制御装置
110 下部ヒーター
111 側部ヒーター

Claims (3)

  1. 反応容器内で、少なくともアルカリ金属とIII族金属と窒素とが溶解した溶液からIII族窒化物結晶を成長させるIII族窒化物結晶の製造方法において、
    前記溶液にMn,Fe,Co,Niのうちのいずれかを含ませるとともに、前記反応容器の内部空間に窒素ガスを充満させて、気相から前記溶液中に窒素を溶解させて供給し、III族窒化物結晶を成長させることを特徴とするIII族窒化物結晶の製造方法。
  2. 前記反応容器の内部空間に窒素ガスを充満させる際に、窒素圧力を5MPaとすることを特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物結晶の製造方法。
  3. 結晶成長の際に、前記溶液を800℃とすることを特徴とする請求項1または2に記載のIII族窒化物結晶の製造方法。
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