JP4386969B2 - 清浄空気システムを有する充填機 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、充填機に関する。更に詳しくは、本発明は、容器用衛生的充填機に関する。
背景技術
現在の包装機械は、容器を充填し且つ密封するために必要な種々の部品を単一機械ユニットに統合している。そのような包装機械を使って、一般的に言って、カートンブランクをこの機械に送ってカートンを作ること、このカートンの底を密封すること、これらのカートンを所望の内容物で充填すること、これらのカートンの上端を密封すること、および次にこれらの充填したカートンを出荷のために取出すことを含む包装工程を実行する。
包装機械の分野での傾向は、非常に多くの同じまたは類似の包装容器、例えば、牛乳、ジュース等のような液体内容物用を意図した種類の容器の迅速で連続的充填および密封が出来る、益々高能力の機械を指向する。そのような機械の一つは、1996年2月6日発行の包装機械という名称の米国特許第5,488,812号に開示されている。この特許に開示されている機械は、複数の処理ステーションを含み、各ステーションが容器を作り、充填し、および密封するための一つ以上の工程を実行する。各処理ステーションは、各処理ステーションの種々の部品を駆動する一つ以上のサーボモータによって駆動される。
もう一つの種類の包装機械は、テトラパックが製造販売するTETRA REX▲R▼がよい例である。そのような機械は、より従来型の機械で、部品の多くを、例えば、割出し装置およびカム機構を介して共通の駆動モータで駆動する。
ある充填機は、種々のステーションを有する。例えば、カートン形成ステーションを滅菌ステーションの前に設けてもよい。また、充填ステーションおよび密封ステーションを共通に設ける。これらの機械のあるものでは、充填作業中等に容器の清浄さの管理を強化するために、このカートン経路を狭いトンネルの中に囲い込みまたは部分的に囲い込んでもよい。しかし、カートン経路を囲い込むこれらのトンネルは、必ずしも最適ではない。まず第一に、これらのトンネルは、仮令清掃が可能であったとしても、このカートントンネルの領域が狭いために、清掃するのが困難である。その結果、自動清掃法がそのようなカートントンネルに容易には使えない。その上、これらのトンネルは、この充填機に垂直の空気流を維持することを、不可能でないまでも、困難にする。
このトンネルの更なる欠点は、それがカートン経路でのカートンの視認性を制限し、それでもしカートンに故障が起きても、それを容易には検出できないことである。同様に、このカートン経路を囲い込むトンネルの配置が制限されるために、アクセスが制限される。関連することは、それがカートンの機械的手段による操作の物理的障害となることである。
無菌換気システムを有する既知の機械に関連する問題もある。例えば、これらの機械は、空気量の制御およびこの機械内の所望の空気圧の維持に難点がある。更に、あるシステムは、空気流用再循環経路を作り、それがくずの沈降領域、この機械の中の液体の蓄積、並びに気流および後に部分的に包装した製品の再汚染を可能にする。もう一つの欠点は、空気と直接接触する面の自動清掃および滅菌が出来ないことである。
発明の開示
本発明は、先行技術の問題を解決する衛生的充填機を提供する。この充填機は、充填ステーションを囲い込む無菌室の中へ清浄空気の単方向下降流を生ずるための区分した清浄空気システムを有する。翼(air foil)がこの空気供給を異なる空気流路に分割する。本発明は、この無菌室内の空気品質を監視するための粒子監視システムも有する。本発明は、高度に濾過した清浄空気をこの無菌室に供給するために精密濾過清浄空気供給システムも有する。
本発明の目的は、衛生的充填機を提供することである。
本発明の付加的目的は、無菌室に粒子監視システムを有する充填機を提供することである。
本発明の付加的目的は、無菌室へ導入するために高度に濾過した空気の供給部を有する充填機を提供することである。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の区分した清浄空気システムを組込んだ充填機の実施例の透視図である。
図2は、区分した清浄空気システムを組込んだ、図1の充填機の実施例の側面図である。
図3は、図1の充填機の実施例の透視図で、部品を除去してこの機械の中の区分した清浄空気システムの実施例の方向を示す。
図4は、充填機の実施例のもう一つの透視図で、部品を除去してこの機械の中の区分した清浄空気システムの実施例の方向を示す。
図5は、この区分した清浄空気システムの実施例の透視図である。
図6は、この区分した清浄空気システムの実施例の側面図である。
図7は、本発明の区分した清浄空気システムに使うための入口壁の実施例の透視図である。
図8は、本発明の入口壁の一部の実施例の正面図である。
図9は、この区分した清浄空気システムの実施例のもう一つの透視図である。
図10は、本発明の区分した清浄空気システムに使うためのポンプカバーの実施例の透視図である。
図11は、本発明の区分した清浄空気システムに使うためのねじの実施例である。
図12Aは、本発明の区分した清浄空気システムの実施例の一部の上面透視図である。
図12Bは、図12Aの区分した清浄空気システムの実施例の一部の底面透視図である。
図13は、本発明の区分した清浄空気システムに付けた、図10のポンプカバーの配置を示す詳細図である。
図14は、このシステムが最大能力で運転しているときの初期段階での関心領域の垂直空気速度分布を示すグラフである。
図15は、このシステムの空気フィルタがそれらの有効寿命の終りにあるときの後期段階での関心領域の垂直空気速度分布を示すグラフである。
図16は、連続粒子監視システムの実施例の概略透視図である。
図17は、この連続粒子監視システムの試料採取プローブ実施例の透視図である。
図18は、充填機の枠組の実施例の透視図で、この機械に対する精密濾過清浄空気供給システムの実施例の方向を示す。
図19は、この精密濾過清浄空気供給システムの実施例の平面概略図である。
図20は、この精密濾過清浄空気供給システムの実施例の種々の部品を示す、部分断面側面図である。
この発明を実施するための最適態様
図1ないし図3に示すように、全体を100で示す、この充填機は、複数の機械ステーションを含む。図示する実施例では、これらのステーションを充填機100の中に次のような順番に配置する:カートンマガジンステーション110、カートン形成ステーション115、滅菌ステーション120、カートン充填ステーション125、カートン密封ステーション130およびカートン取出しステーション135。これらのカートン、図示する例では切妻屋根形カートンをコンベヤシステム140によって、カートン形成ステーション115、滅菌ステーション120、カートン充填ステーション125、カートン密封ステーション130およびカートン取出しステーション135の間を運搬する。これらの機械ステーションは、例えば、制御キャビネット105内に配置した制御ユニットの制御下にある。この制御ユニットは、この充填機100の動作を監視し、制御する。図示するシステムは、複ライン機であるが、この機械100を単ライン機に構成してもよいことは分るだろう。
機械100を作動する際、カートンブランクの供給は、カートンマガジンステーション110で手配する。個々のカートンブランクを立て、次にカートンマガジンステーション110から取出し、カートン形成ステーション115にあるマンドレル145上に置く。このマンドレル145上にある間、立ったカートンは、次の底密封ステーションの間で回転され、上端が開き、底を密封したカートンを作る。それでこのカートンは、滅菌ステーション120に入るとき、上端が開いている。滅菌ステーション120で、これらのカートンは、過酸化水素噴霧を受け、続いて紫外線組立体155によってUV照射され、製品を充填する前にカートンの内部を滅菌する。
各滅菌したカートンを滅菌ステーション120からカートン充填ステーション125へ移し、そこで製品を充填する。この製品は、ポンプ、および釣合いまたは中間貯蔵タンク160から弁群165を介して製品を受けるために接続された充填管によって各カートンに供給する。
一旦製品を充填すると、カートン密封ステーション130で各カートン150を閉じ、密封する。このカートン密封ステーション130は、例えば、カートンの上端を仮に折り且つ閉じるために1対の対向する車を使う、上端折畳み機構を含む。この上端密封ステーション130は、更に、カートンの上端を気密に密封する、超音波密封機のような、上端密封機を含む。カートンを充填し且つ密封してから、それを取出しステーション135でこの充填機100から運び出す。
図1は、各カートンにねじキャップを付けるために随意に設けた、随意のねじキャップ取付けステーション170も示す。更に、この充填機100は、種々のステーションを囲い込むために配置した複数のドア180を含む。これらのドア180は、個々のステーションの動作を観察できるようにするために、透明部185を有するのが好ましい。
区分した清浄空気システムは、全体を200で指し、充填ステーション125を清浄空気の下降流がある正に加圧した室202内に効果的に囲い込む。以下の説明から明らかなように、この清浄空気の下降流は、この充填工程が非常に衛生的雰囲気で行うように、特にこの充填ステーションの充填管の周りに向ける。この上端密封ステーションの少なくとも上端折畳み部も室202内に囲い込むのが好ましい。
図示するように、この区分した清浄空気システム200は、上ダクト部210の一部である入口開口205を含む。この上ダクト部210は、中央の頂上220およびこの頂上220からこの機械の各横縁の方へ傾斜する側壁223を有する屋根部215に接続しまたはその一部である。
入口開口205を濾過空気源に接続する。図1および図2を参照して、この濾過空気源は、この屋根部215の上の充填機100の頂上に位置する精密濾過空気供給システム224の形をしていてもよい。この空気供給システム224は、入口開口205と流体連通する濾過空気出口を有する。上ダクト部210は、室202へ開き、室202を通る無菌空気の単方向下降流を作るのを助ける一つ以上の構造体を含む。
図示する実施例では、室202がガラスドア180(図1および図2参照)を含む1対の側面壁によって、および入口壁225と出口壁230を含む1対の横断壁によって形成される。入口壁225は、ほぼ垂直で、充填ステーション125を囲い込む室202の入口に配置されている。入口壁225は、少なくとも一つのカートン開口227を含み、それを通してカートンをコンベヤ140によって室202に運び込む。出口壁230もほぼ垂直で、入口壁225から少し離して配置されている。同様に、出口壁230は、出口開口232を備え、それを通してカートンをコンベヤ140によって室202から運び出す。室202は、その上部を屋根215によって、およびその下部をテーブル234によって形成する。この様に、入口壁225、出口壁230、側面ガラスドア180、テーブル234、および屋根215が内部室202を囲い込み且つ形成する。充填ステーション125の充填管240がこの室202内にある充填ポンプ機構の唯一の部品であるのが好ましい。上端密封ステーションの上端折畳み部がこの室202内に配置されている上端密封ステーションの唯一の部分であるのが好ましい。機械100が複ライン機である場合、この室202内で充填ラインを隔離するために仕切り壁305を使ってもよい。
このシステム200は、この室202内で空気流を導くための種々の構造体を含む。図5に示す実施例では、ブラケット320によって支持する翼(air foil)315が上ダクト部210に配置され、部分的に室202の上部へ続く。この翼315は、空気流を導く助けをするためにフラップ325を含むのが好ましい。この好適フラップを固定し、その方向を本発明者が大規模な試験によって決めた。その上、充填フィン330をブラケット335によって室202内の入口壁225に取付ける。このアーチ形充填フィン330は、空気流が充填管240近くで増すように空気を導く作用をする。
このシステム200の作用を図6に関連して理解することが出来る。図示するように、矢印Aで示す、無菌空気の供給が入口205からこのシステム200に入る。空気供給Aは、上ダクト210内で曲げられ、翼315に当る。翼315は、空気供給Aを実質的に二つの経路BとCに分ける。経路Bは、室202の中へ向けられ、経路Cは、翼315錠のフラップ325によって、矢印Dで示すように、出口壁230に沿って実質的に下方に曲げられる。矢印Eで示す、経路Bからの空気の一部が充填フィン330によって捕えられ、導かれる。経路Eの空気は、充填フィン330の湾曲の結果として速度の増加を経験する。充填フィン330の湾曲が充填フィン330と入口壁225の間の断面積を減らすので、経路Eの空気の速度がベルヌーイの原理によって増さねばならない。垂直空気浴がカートンの開いた上端の上約5cmの高さに生じる。この空気浴を矢印Vで示す。この空気は、矢印Fで示すように、充填機100の底から流出する。
上に説明したような配置の結果として、室202内に正圧が生ずる。カートンを丁度滅菌してしまい、そして製品が存在するので、この充填ステーションおよび上端密封ステーションの上端折畳み部は、最大量の衛生管理を要する領域である。この上端密封ステーション130の上端折畳み部は、室202の外部に位置する超音波密封機332による最終密封の前に、各容器の上端フラップを仮閉じ状態に効果的に維持する。それで、これらのカートンを室202内で充填し且つ効果的に閉じ、消費者が開けるまで後には決して開けない。
説明したような区分した清浄空気システム200の構成から生ずる、室202内の空気の連続下降流がこの室202の清潔さを増す。また、矢印Eで示す、充填管240の領域で速度の増した空気流は、機械運転によって生ずる局部乱流および再循環を克服する利点を有する。
例えば、充填サイクル中、充填管240を迎えるためにカートンを急速に上げ、次に、カートンを充填すると下げる。そのような充填作業は、カートンの充填のためには有利であるが、カートンの突然且つ急速な運動および持上げ装置が局部乱流を生じ、それが室202およびこの充填ステーション125の衛生的領域に汚染物質を導入することがある。
この乱流を克服するため、移動するカートンの乱流領域の空気流を増すように充填フィン330を構成し、配置する。矢印Eで示す空気流は、汚染物質を衛生的充填ステーション125に入れないように、この乱流領域に連続下降流を維持するに十分である。
乱流を同時に減少しながら、室202内の空気の下降流を更に強めるため、無菌空気を室202から機械100の外部へ流れさる格子をテーブル234に含めることが可能である。その代りに、この格子を通過する空気を受けるために真空源を接続し、それによってテーブル234近くのあらゆる乱流を更に減らしてもよい。
その上、清浄空気システム200の風通しのよい構成が入口205から、この室202全体に亘って、充填機100の底まで乱流を減らす。更に、仕切り壁305が二つのカートン経路を互いから分離する。二つのカートン経路の間の仕切り壁305が相互乱流を都合よく減らす。
上に説明した清浄空気システム200の実施例の付加的利点および利益は、これらのステーションおよびこの充填機100を清掃するために自動清掃法および装置を使えるようにするという事実である。例えば、図2、図3および図4を参照して、全体を440で指す自動清掃システムをこの充填機100内に設ける。この清掃システム440は、複数の噴霧球445および噴霧ジェット450を含む。清掃作業中、噴霧球445および噴霧ジェット450がこれらのステーション、特に充填ステーション125および密封ステーション130に洗浄溶液を総合的に吹付ける。本発明の区分した清浄空気システム200は、その部品がこの自動清掃システム440と干渉しないように配置される。精密濾過空気システム224およびその中にあるフィルタが保護される。
その上、カートンの故障中、例えば、翼315が製品を室202の中へ引下げ逸らすことによって精密濾過空気供給システム224を実際に保護する。尚その上、入口205が室202に対して横にずれている性質が製品噴霧の精密濾過空気システム224に入るのを防ぐ助けをする。
更なる特別の清潔さを向上する構造を残りの図面に関連して図示し且つ説明する。最初に図7を参照して、入口壁225が幾つかの切欠き部を含む。更に詳しくは、1対のポンプ切欠き545を入口壁225の上部に屋根215との交差部に設ける。コンベヤ140にこの入口壁225を通過させるために、入口壁225の底にアクセススロット550を設ける。最後に、カートン通過開口227を入口壁225の下部に位置付ける。
図7、図8および図9に示すように、カートン開口227は、開口227の周囲に配置された上端リップ560および側面リップ565を含む。例えば、図7は、上端リップ560の領域用にほぼ直線状の切込みを示す。代って、図8は、別の可能な形状を備える。室202へより衛生的に入れるために、上端リップ560および側面リップ565は、カートン567の輪郭を大体複製するように作る。そのような開口形状を設けることによって、汚染物質が室202に入れる開口227の大きさを制限することによって室202をより衛生的に保てる。更に、上端リップ560を傾け、その上にたまった液体をこの機械の側面へ導く。図9に示すように、出口壁230の出口開口232を同様に構成する。この出口開口232は、カートンの上端の形状にほゞ適合させてもよい。
1対のポンプカバー570を入口壁225のポンプ切欠き545のところに結合する。ポンプカバー570の一実施例を図10に示す。このポンプカバー570は、充填管240にこのポンプカバー570を室202へ突抜けさせながら、充填ステーションの一部、即ち充填ポンプを取囲むために設ける。この様にして、充填ポンプの一般的に非衛生的可動部品に室202をくずで汚染させない。
ポンプカバー570は、充填ポンプを囲むシュラウド(shroud)580および底部585に配置された充填管開口610を含む。図示のように、底部585は、傾斜部590および実質的水平部595を含む。上端フランジ600がシュラウド580の縁に配置され、屋根215との接続面を形成する。
充填管開口610は、水平部595に作る。この開口610は、大体充填管240を通過させるような寸法である。この開口610は、ポンプカバー570に対する充填管240の位置に関する位置公差を許容するためにオーバサイズでもよい。充填管240とこの開口610の間に存在するかも知れない隙間を埋めるために、ガスケット(図示せず)を充填管240の外径とこの開口610の内径との間のシールとして使ってもよい。その代りに、またはそれに加えて、柔軟な充填管スリーブを設けてもよい。
屋根部215の頂上220は、ほぼ中央にあってこの中央から各横縁へ傾斜を作る。この傾斜は、粒子方向(grain direction)が矢印Gで示すように仕上げるのが好ましい。この粒子方向は、粒子方向Gに平行な溝を作ることによって確立してもよい。これは、研削またはその他の既知の仕上げ技術によって為すことができる。この傾斜と粒子方向の溝の組合せが、屋根部215の上に落ち、この屋根215の縁へ下るかも知れない液体その他のこぼれものの除去を容易にする。1対の屋根切欠き650を屋根部215に作る。フランジ660がこの屋根部215の屋根切欠き650を実質的に囲む。
ポンプカバー570がこの屋根切欠き650およびフランジ660で屋根部215との接続面を形成する。蓄積した公差を補償するために、ポンプカバー570は、直接屋根部215に結合しないのが好ましい。その代りに、図13に示すようなラビリンス型の封止装置715を設ける。
屋根部215上のフランジ660は、逆J字形リップ720を含む。ポンプカバー570のシュラウド580の上端フランジ600がこの逆J字形リップ720の下に位置する。上端フランジ600とリップ720の間に隙間725を設ける。この隙間725は、室202内に正圧が維持されるために、空気を室202から流出させる。そのような流出を矢印Pで示す。ラビリンス型の封止装置715は、空気を逃すが、それは、この領域から汚染物質を室202に入れない。矢印Qで示すように、外部からの汚染物質は入れない。
再び図5および図6を参照して、出口壁230のドアパネル805を上げ下げするための持上げ機構800を示す。ドアパネル805を定期的に上げ下げして、上端密封ステーションの部品をサービスする。例えば、持上げ機構800は、超音波上端密封機332を上方に円弧状に揺動して保守および組立を容易にするために適当な隙間を作るに十分な距離だけドアパネル805を持上げるように作動する。それも、清掃中、この上端密封機332に清掃アクセス出来るように、自動的に反復する。
図6に示すように、二つのカートンコンベヤ経路間の衛生的障壁を作る仕切り壁305は、更に、アーチ形切欠き815を含む。清掃作業または保守に備え、持上げ機構800を使ってドアパネル805を持上げることが出来る。ドアパネル805を上げてから、アーチ形切欠き815は、必要なときに清掃または保守のために、密封ステーション130をこのアーチ形切欠き815に対応する円弧で上方に揺動させる。
図2に戻って参照して、この区分した清浄空気システムの装置および配置は、充填機100内に隔離した正圧区域を設ける。そのような配置は、この充填機100全体に亘って清潔さのレベルを変えた。例えば、図2で左から右へ示す領域の相対圧力は次の通りである:
カートン取出しステーション135の圧力は、ほぼ大気圧であり;カートン密封ステーション130の領域の圧力は、大気圧より高く;カートン充填ステーション125の領域の圧力は、相対的に最高であり、従って、カートン密封ステーション130および滅菌ステーション120およびカートン形成ステーション115のそれよりも高く;最後に、カートンマガジンステーション110の圧力は、再び大気圧である。それで、最高の清潔さを要するカートン充填ステーション125は、相対的に最高の圧力に維持され、室202内に確実な垂直下向き空気浴を有する。
同様に、上に説明したように、充填機100は垂直空気浴で溢れている。その上、最高の清潔さを要する領域は、最大の垂直下降気流を備える。図14および図15は、滅菌ステーション120とカートン充填ステーション125の間の境界面からカートン上端密封ステーション130までの垂直空気速度分布をグラフで示す。この関心領域は、中央パネル305およびドア180によっても区切る。
図14は、このシステムが最大能力で運転しているときの初期段階での関心領域の垂直空気速度分布を示す。一方、図15は、このシステムの空気フィルタがそれらの有効寿命の終りにあるときの後期段階での関心領域の垂直空気速度分布を示す。二つの図の比較は、フィルタが劣化すると、どの様に垂直空気速度が低下するかを示す。しかし、この速度分布は、重要領域(例えば、充填管近く)が最高速の空気を有するように、比例したままである。
この清浄空気システム200は、充填作業のために無菌室202に無菌に近い環境を設けるが、監視しなければならない問題が起こるかも知れない。このために、連続粒子監視システムを設ける。図3、図5、図6、図16および図17を参照して、連続粒子監視システムの実施例を全体を350で示す。特に、図16は、自動および連続粒子監視システム350の実施例およびこのシステムの部品の相対方向を概略的に示す。このシステムの主要部品には、粒子カウンタ360がある。この粒子カウンタ360は、自蔵式ハウジングユニット365に配置するのが好ましい。このカウンタ360は、真空ポンプ370およびこの充填機100の制御ユニットキャビネット105の中にあるプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)385(図2参照)へのインタフェース接続380も有する。この粒子カウンタ360は、24ボルト作動用に作るのが好ましい。
好適実施例では、ポンプ370は、粒子カウンタ360の中へ0.028m3/minの規制流れを発生する真空を作る。この流れを図16に矢印Vで示す。この規制流れは、約0.003m3/minから0.056m3/minに及んでもよい。ポンプ370で作った真空が、粒子カウンタ360に接続した試料採取プローブ390から粒子カウンタ360の中へエーロゾル試料を引込む。この試料採取プローブ390を粒子試料採取管路395によって粒子カウンタ360と流体連通に接続する。この粒子試料採取管路395は、米国カリフォルニア州レッドランドのクリメット・インスツルメント社から入手可能な、直径6.35mmの低剥離性ベバライン管であるのが好ましい。
この好適実施例では、粒子カウンタ360が種々の特徴を盛込む。この粒子カウンタ360は、レーザダイオードを組込むのが好ましい。また、この粒子カウンタ360は、粒子数の時間平均を使って動作するのが好ましい。時間平均は、この粒子カウンタ360に組込まれた有利な特徴である。特に、粒子の計数中に時間平均を使うとき、この粒子カウンタ360は、正確な粒子計数をゆがめるかも知れない、非代表的な過渡的エーロゾル発生の突発に影響され難い。その上、過大な粒子計数を示す警報限界を設ける。
PLC385へのインタフェース接続380は、電力、入/出力(I/O)およびこの粒子監視システム350とPLC385の間のフィードバック情報を提供する。PLC385は、粒子カウンタ360が提供する情報に応じてこの充填機100の制御を助けるために使う。
典型的には、粒子カウンタ試料採取プローブを等軸方向(優勢気流方向と直列)に配置する。しかし、この充填機の環境では、そのような配置は、望ましくない汚染物質が粒子カウンタに吸込まれる結果になりそうである。例えば、洗浄溶液または製品がプローブに入り、敏感な粒子カウンタに損傷を起すことがあるかも知れない。
それで、過去には、カウンタへの損傷を避けるために、操作員が清掃作業前はプローブを蓋しなければならなかった。また、この蓋を清掃してから後刻取外さねばならず、それが非衛生的状態を作る。本自動および連続粒子監視システムは、これらの既知の粒子監視システムの問題を克服する。
図6および図16に示すように、この好適実施例の試料採取プローブ390は、この充填機に非等軸、非等速構成で配置する。試料採取プローブ390を充填システム125の近くに配置することは、この領域が最大の清潔さを要し、充填管240からカートンへ分配している間、この製品が外気に曝されるので、都合がよい。更に、このプローブ390は、敏感な粒子カウンタ360を製品、水、または洗浄薬品の偶然の吸込みから保護するために、特別に設計する。図示のように、このプローブ390は、この充填機100の充填システム125の近くの無菌室202内に配置する(図6参照)。
前記を考慮して、プローブ390は、まだ直列プローブの効率から最小限の量しか違わない許容吸引効率をもたらしながら、無菌室202から空気を非等軸、非等速的方法で採取するように形作り、配置する。ここで本発明者は、本発明のプローブ構成が許容レベル内で作動することを検証するために、大規模な計算および実験を行った。プローブ390は、典型的には0.3μm以上の空力的粒子直径の粒子を採取する。このプローブは、非等軸および非等速的方法で取付けるので、この試料採取は、100%の吸引効率ではない。しかし、本出願の発明者は、このシステム全体の吸引効率を評価するために理論的計算を行った。これらの計算は、プローブ効果、管路損失等を含む理論的吸引効率を考慮する。これらの計算は、非等軸および非等速的試料採取の影響が問題の粒子サイズに対する管路損失に関して無視できることを証明する。
本発明者は、好適試料採取プローブ390がまだ許容吸引効率をもたらしながら、カウンタ360を製品しぶき、洗浄薬品等の吸込みから保護し、およびプローブ390に液体を排出させるようにこのプローブを向けることができるように、このプローブ390の吸引効率を計算した。無菌室202内の確実な吹出し気流(図6および図16に矢印Eで示す)は、この無菌室202内に配置したプローブ390を利用してカウンタ360によって測定した微粒子計数を有する。
この自動清掃および滅菌システム440との干渉を避けるために、粒子カウンタハウジングユニット365を無菌室202の外に配置してもよい。図3および図6に示す好適実施例では、このハウジングユニット365を清浄空気システム200と清浄空気供給システム224の間で無菌室202の上に取付ける。
試料採取損失か少なくする付加的特徴として、プローブ390と粒子カウンタ360の間の試料採取管路395を比較的短く保ち、より正確な全採取効率をもたらす。それで、短い試料採取管路395が非等軸、非等速的試料採取による吸引効率の幾らかの低下を補償するのを助ける。
さて、図17を参照して、プローブ390の好適実施例の特徴を説明する。例えば、この試料採取プローブ390は、試料採取口400を有する曲った管本体を含み、この口に、カウンタ360の中のポンプ370が作った真空によって粒子が引込まれる。プローブ390は、取付け板405および採取管路接続部410も含む。この採取管路接続部410を試料採取管路395に接続する。取付け板405は、取付け具420、例えば、ボルトを含む。取付け具420は、このプローブ390を固定位置に維持可能にする。この特徴を更に向上するために、取付け板405も位置決めピン430を含む。この位置決めピン430を予め選択した、協同する位置決め孔(図示せず)に差込み、吸引効率を維持し且つ粒子カウンタを保護するために、プローブ390をこの充填機100内の適正な位置および方向に取付けることを保証する。
図示するものを含む、多くの充填機が一つ以上の容器運搬ラインを含む。特に、図1は、充填機100の実施例に2本のコンベヤライン140を使うことを示す。それで、図16に破線で示すように、充填機100の無菌室202に仕切り壁305を配置する。同様な粒子監視システム350をこの仕切り壁305の各側に配置し、従って、各コンベヤ経路140の独立の粒子監視を行う。これは、一つの経路が汚染されても、他が運転可能で停止する必要がないので都合がよい。
上に説明したように、連続および自動粒子監視システム350の実施例は、それを充填機100の制御ユニット105に接続するので更に都合がよい。予め選択した粒子濃度を超えると、警報が鳴り、機械が自動的に停止する。その結果、操作員がこの充填機100の作業を間近に監視し、充填作業の品質管理を維持できる。
この連続粒子監視システム350の付加的利点は、作業中に粒子を監視でき、次にこの充填機100の各ステーションの自動清掃および滅菌中は休止状態にされることである。
図18を参照して、この精密濾過清浄空気供給システムは、全体を224で指し、入口206および出口226を含む。この入口206は、入口ドア242で覆う。この入口ドア242は、この清浄空気供給システム224へ空気を取込めるように複数のルーバ244が作られているのが好ましい。
清浄空気供給システム224は、ハウジング245を含む。このハウジングモジュール245は、継目を最少にした、ブラシ掛けまたは研磨したステンレス304であるのが好ましい。ハウジング245は、入口206から出口226まで伸びる。出口226近くに出口ドア246が配置され、入口ドア242にあるようなルーバ244がある。それで、ハウジング245、出口ドア246および入口ドア242が内部室248を囲い込み、形成する。ハウジング245の内部室248を、以下に図19を参照して、更に詳しく説明する。調整可能ダンパ機構249も図18ないし図20に示す。このダンパ機構249の配置および作用を以下に図20を参照して議論する。
このシステム224は、入口206を覆うルーバ付き入口ドア242を含む。このルーバ付き入口ドア242は、1組の内部V字形ルーバを備える外部の美的部分を含み、それらの組合せは、どの様な有向液体噴霧も入口ドア242を通さない経路を作る。矢印Aで示す入来気流を横切って配置した第1複数のフィルタ250をこの清浄空気供給システム224の入口206に設ける。融合フィルタ252を入口ドア242に取付けるのが好ましい。入口ドア242上の融合フィルタ252およびルーバ244とラビリンス型密封装置255(図20を参照して以下に議論する)との組合せが凝集した水蒸気を、この水分が下流のフィルタを抑え、事によると弱化する前に集める。融合フィルタ252は、湿気のあるまたは濡れた環境で清浄空気供給システム224を保護する。
好適実施例では、第1複数のフィルタ250が約30%〜60%の範囲内の捕集効率を有する第1ASHRAE(米国加熱・冷凍・エアコン学会)前置フィルタ260を含む。約90〜95%の範囲内の捕集効率を有する第2ASHRAE前置フィルタ265もハウジング245の入口206に第1ASHRAE前置フィルタ260に関して下流に配置する。この95%ASHRAEフィルタ265の枠組をこのハウジングに対して発泡ガスケットで密封してもよい。二つのレベルのASHRAEフィルタ260、265の組合せが大抵の黴および酵母を常に最終フィルタに達する前に捕える。
更に、ASHRAEフィルタ260、265は、フィルタ媒体上で黴が成長するのを防ぐために抗菌剤を含む。この抗菌剤をフィルタ260、265に含浸してもよい。ASHRAEフィルタ260、265は、抗菌スプレーで処理してもよくまたはバイオスタット織を組込んでもよい。例えば、好適実施例では、30%ASHRAEフィルタ260に対する補完物として米国イリノイ州エルジンのトリ・ディムフィルタが製造するエージス抗菌システムを置く。また、好適実施例では、95%ASHRAEフィルタ265に対する補完物として米国ノースカロライナ州ワシントンのフランダースフィルタが製造するエージス抗菌システムを置く。その結果、集めた黴を抑制し、次にASHRAEフィルタ260、265の定期的交換によって処理し、それが最終フィルタを可能性ある“黴の徹底成長”から保護することによってそれらの寿命を延す。
ブロワ室280もこの精密濾過清浄空気供給システム224のハウジング245内に設ける。ブロワ285を、振動を減らすために既知の衝撃吸収法で、ブロワ室280に取付けるのが好ましい。このブロワ285は、必要な静圧範囲に亘って56m3/min±20%を発生できる直接駆動、高出力型であるのが好ましい。
更に、ブロワ285は、仕切り壁300の開口295と流体連通して結合した排気口290を含む。融合フィルタ252並びに第1および第2ASHRAEフィルタ260、265によって予備濾過された、ブロワ285を通る空気は、図19および図20に示すように、排気口290を出て、拡散板306に当る。拡散板306は、空気を分散するためにブロワ285の前に配置されている。拡散板306は、孔明き金属、例えば、16番のステンレス304を所定の形状に作り、ハウジング245内に適当に配置するのが好ましい。図19は、拡散板306に作った複数の孔310の一部を示す。孔310は、直径約6.35mmで9.5mmの中心千鳥間隔で配置し、約40%の空隙率を得る。
図19に示すように、矢印Dで示す拡散した空気は、95%の捕集効率(即ち捕集率)のDOP前置フィルタ316を含む、第2複数のフィルタを通過する。この95%DOP前置フィルタ316は、0.3μm直径の粒子に対して95%の捕集効率を有する。また、この95%DOP前置フィルタ316を当業者がよく知っている密封手段によってハウジング245内に固定してもよい。例えば、95%DOPフィルタ316をステンレス304の枠に入れて、ガスケットシールの発泡材で密封する。95%ASHRAEフィルタ265も発泡材で密封してもよい。前置フィルタ260、265、316は、疎水性材料、例えば、ファイバグラス媒体で作るのが好ましい。
95%DOP前置フィルタ316と最終フィルタ331の間に空隙321を示す。最終フィルタ331は、ハウジング245内にこの最終フィルタ331を気密密封するために、既知のゲル/ナイフ型シールによって保持するのが好ましい。この最終フィルタ331は、0.12μm直径の粒子に対して少なくとも99.99999%の捕集効率を有するのが好ましい。最終フィルタ331のひだを垂直方向に取付ける。
特別な実施例では、好適フィルタが以下に挙げる大きさおよび捕集効率を有し、既知の業者から入手可能である。好適フィルタには:米国ケンタッキー州ルイスビル、AAFシンドレージェネラル社が製造する融合前置フィルタ252(610mm×610mm×51mm);イリノイ州エルジンのトリ・ディムが製造する50%ASHRAE硬質ひだ前置フィルタ260(610mm×610mm×51mm);ワシントン、NC、FFIフランダーフィルターズが製造する95%ASHRAEエコノセルII前置フィルタ265(610mm×610mm×149mm);FFIが製造する95%DOPピューアフォーム・セパレータレスフィルタ316(610mm×610mm×149mm)(0.3μmで95%);およびFFIが製造するVLSIIIピューアフォーム・セパレータレス最終フィルタ331(610mm×610mm×292mm)(0.12μmで99.99999%)、またはもし入手不能であれば、粒子直径0.12μmで99.9995%以上の指定捕集効率を有するULPAフィルタがある。
このため、精密濾過清浄空気供給システム224の前記実施例は、挑戦的(汚れた)環境ででも高品質の空気の供給をもたらすために、同等の濾過を行う。例えば、この充填機にはいる空気の空気品質は、以下の周囲空気濃度から推定できる。入力周囲濃度を4×107〜2×1010粒/m3
Figure 0004386969
とすると、この清浄空気モジュールからの出力は、空力的直径0.3μm以上の粒子に対して0.179〜89.3粒/m3という結果となる。この予想出力濃度は、クラス100で要求される0.3μm
Figure 0004386969
粒子で1×104粒/m3(FED−STD−209Eで規定)より少なくとも100倍有利である。
図18に戻って参照して、ハウジング245は、操作員がこのハウジング245内に含まれる精密濾過清浄空気供給システム224の内部部品に視覚的および物理的にアクセスできるように構成し、配置する。このため、ブロワ285用に透明覗き窓351を設ける。必要に応じてその他の覗き窓を設ける。特に、最終フィルタ331およびバイパスダンパ249の目視検査を可能にするために、図18に示すように、更なる覗き窓365をこのハウジング245に作る。
清浄空気供給システム224の内部部品への物理的アクセスもできるのが好ましい。精密濾過清浄空気供給システム224の種々の部品を示す実施例を図20に部分断面で示す。例えば、融合フィルタ252およびASHRAE前置フィルタ260、265は、入口ドア242を介して側面からアクセス可能である。ブロワ285へのアクセスは、入口ドア242およびこのハウジング245の上端の開口を覆う取外し可能上端パネル361からすることが出来る。95%DOP前置フィルタ316は、第2上端アクセスパネル371からサービス可能である。最終フィルタ331は、同様に第3上端アクセスパネル376からアクセス可能である。この様に、このハウジングモジュール245は、これらのフィルタを製品しぶきおよび物理的損傷は勿論、厳しい外部環境、頭上排水および復水滴下から保護しながら、操作員が内部部品にアクセスできるようにする。
図20は、液体の直接外部噴霧でも入口ドア242か出口ドア246に入るのを防ぐための追加の装置を示す。特に、ドア242、246のルーバ244が、ドア242、246の内部に配置した複数の逆V字形デフレクタ381と組合わせるとき、ラビリンス型シールを形成する。ルーバ244とドア242、246の内部のデフレクタ381の協働配置は、水、洗浄溶液またはその他の液体の直接噴霧がドア242、246からハウジング245に入るのを防ぐための妨害路を作る。その上、昆虫または小さいくずまたは粒子が入るのを防ぐために、網386がルーバ244に隣接して位置する。
図20は、このハウジングモジュール245に組込んだバイパスダンパ機構249も示す。このダンパ249は、二つの位置を持つのが好ましい。両選択肢を図20に示す。充填機100の通常の運転中に使う第1開位置では、バイパスダンパ249が傾斜面390に沿って約60°の角度に配置されているのが好ましい。この開位置で、ダンパ249は、図19に矢印Cで示す濾過した空気をこの充填機100の無菌室202の中へ下方に曲げる。
ダンパ249は、充填機100の清掃作業中または休止時間中、敏感なフィルタを隔離するために選択できる、第2閉位置も有する。この第2閉位置を選択したとき、ダンパ249は、図20に示すように、出口226を密封する水平位置にある。ダンパ249は、出口226を効果的に密封し、洗浄溶液を充填機100の中へ引戻すことによって、精密濾過空気供給システム224のフィルタを保護する。
二つのダンパ位置の間を選択するために、バイパスダンパ249は、アクチュエータ、例えば、空気圧で作動する制御アーム400を備える。ダンパ249の位置をそれによって同時清掃バイパス制御とフィルタ保護または通常の動作に対して選択できる。図示のように、ダンパ249とアクチュエータ400は、ハウジング245の内部に取付けられている。しかし、アクチュエータ400は、外部に取付けてもよい。センサ410もダンパ249の位置を検出しまたは確認するために設けられている。また、ダンパ249の位置を更なる覗き窓356(図18参照)から目視で決定してもよい。バイパスダンパ249は、この充填機100の清掃自動化を容易にする。この空気圧作動ダンパ249は、清掃サイクル中閉じ、それによって最終フィルタ331を以下に議論する洗浄溶液の噴霧から保護する。
図20は、フィルタを横切る圧力変化を検出することによってフィルタの作用を監視するための複数の圧力計も示す。フィルタドアの開放をこれらの圧力計で検知してもよい。複数の圧力計には、操作員に無菌室202の圧力の可視指示を与えるように接続した第1圧力計435がある。調整可能最大および最小警報レベルをこれらの計器に組込み、それらはこの機械100の制御キャビネット105(図2参照)内のプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)441と整合してこの機械が許容レベルを超えたときに知らせる。
99.99999%PSL最終フィルタ331を横切る圧力の変化を検出するための第2圧力計/センサも設ける。圧力口が計器への入力をもたらす。同様に、対応する第2圧力計445をこの99.99999%PSL331、316を横切る圧力変化を表示するために接続する。また、95%DOP前置フィルタ316を横切る圧力変化を表示するために第3圧力計455を接続する。その上、95%ASHRAE前置フィルタ265を横切る圧力変化を検出および表示するために、対応する第4圧力計465を設ける。
表示した圧力読みは、操作員がハウジング245の内部部品の性能を監視できるようにする。例えば、前置フィルタを横切る圧力の変化は、フィルタ交換の必要性、大きな漏れまたはフィルタの欠落を示すかも知れない。また、最終フィルタ331を横切る圧力の変化は、同様な問題を示すことがある。その上、品質の悪いフィルタ、例えば、上に好適実施例で指定したVLSIIIフィルタの代りにHEPAフィルタを挿入すると、第2圧力計445によって表示されるかも知れない。その上、各フィルタに対する警報程度の変化を含めることができる。図20に示すように、圧力計435、445、455、465を操作員が見易い角度で外部パネル475に取付ける。

Claims (4)

  1. 側壁と屋根部とによって囲まれた充填室と、充填室内に導入された容器に内容物を充填するために充填室内に配置された充填管と、水平に向いた空気ダクトを通して充填室の頂部に清浄な空気を供給する清浄空気供給システムとを備えた充填機であって、前記清浄空気供給システムが、充填室内に設けられて前記側壁との間に空間を形成し、その空間内に充填管を延在させるようにしている充填フィンと、前記空気ダクト内に延在し、該空気ダクトを通る空気流を第1の経路を通る流れと第2の経路を通る流れとに分割する翼とを有し、前記翼が前記空気ダクトから充填室の頂部に突出して下方へ曲げられており、それによって前記第1の経路を通る流れが前記空間へ向けられるとともに、前記第2の経路を通る流れが、充填室内の前記空間以外の部分を下方へ向かって充填室内に空気浴を形成するようになっており、また、前記充填フィンが、前記空間の横断面積を下方へ向けて減少させて前記第1の経路を通る流れの速度を下方へ向けて増加させるように湾曲していることを特徴とする充填機。
  2. 請求項1に記載の充填機であって、更に、前記充填室内の清浄空気供給を監視するように構成され且つ配置された粒子監視システムを含み、前記粒子監視システムが前記充填室内に配置され且つ前記清浄空気の供給方向と異なる方向に向いた試料採取プローブを含む充填機。
  3. 請求項に記載の充填機において、前記試料採取プローブが、一端に試料採取口を有する管状の本体、該管状本体の他端に配置され、前記試料採取口と流体連通された試料採取管路接続点、および前記管状本体に形成された取付け板を含む充填機。
  4. 請求項または請求項に記載の充填機に於いて、前記粒子監視システムが、真空ポンプを組込んだ粒子カウンタ、および前記充填機に相互接続したプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)へ接続したインタフェースを含む充填機。
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