JP4382395B2 - 搬送装置における減速度設定方法および装置 - Google Patents

搬送装置における減速度設定方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板等の物品を搬送して目標位置に高効率に減速停止する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基盤を搬送装置のコンベア装置により搬送経路に沿って搬送し、基板の前端縁が搬送経路の基準位置を通過したことを検出するセンサを搬送経路に設け、センサが基板の前端縁を検出するとコンベア装置を設定送り量で停止して基板を目標位置に位置決めすることが特開2001−274594号公報に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−274594号公報(第6頁、図8)
【0004】
【発明が解決すべき課題】
基板を短時間に目標位置に位置決めするために、基板の前端縁が搬送経路の基準位置を通過したことをセンサが検出した検出信号に基づいてコンベア装置を搬送速度から大きい減速度で停止すると、基板がコンベア装置に対して滑ってしまい、基板を目標位置に正確に位置決めできなくなる。逆に減速度が小さ過ぎると位置決め時間が長くなる不具合があった。
【0005】
本発明は係る従来の不具合を解消するためになされたもので、物品の特定部位をセンサが検出してからコンベア装置を所定減速度で設定送り量で停止して物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、該所定減速度を物品が滑らない範囲でなるべく大きい減速度に設定することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、物品を搬送経路に沿って搬送するコンベア装置が、前記物品の特定部位が前記搬送経路の基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出してから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて前記物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、前記検出信号に基づいて前記コンベア装置が所定搬送速度から前記物品の滑りを生ずるように設定される試行減速度で減速停止されたとき、前記コンベア装置の減速開始から停止までの間の前記物品の制動距離を計測し、前記コンベア装置が前記物品の制動距離で前記所定搬送速度から減速停止される減速度を前記所定減速度として設定することである。
【0007】
請求項2に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記検出信号に基づいて前記コンベア装置が前記所定搬送速度から前記試行減速度で減速停止するまでの前記コンベア装置の正方向送り量を求め、前記コンベア装置が減速停止してから微小時間経過後に、前記コンベア装置を前記物品が滑らない加速度で逆方向に駆動し、前記基準センサが検出信号を送出するまでの間の前記コンベア装置の逆方向送り量を求め、前記逆方向送り量から前記正方向送り量を減算して前記物品の滑り量を算出し、前記コンベア装置が前記所定搬送速度から前記試行減速度での減速を開始してから停止するまでの間の距離に前記滑り量を加算して前記物品の制動距離を求めることである。
【0008】
請求項3に記載の発明の構成上の特徴は、物品を搬送経路に沿って搬送するコンベア装置が、前記物品の特定部位が前記搬送経路の基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出してから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて前記物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、前記コンベア装置を物品が滑らない加速度で加速した後に減速度で停止し、停止後に物品が滑ったか否か判定する探査サイクルを物品が滑らない減速度から減速度を僅かな量ずつ順次増大して繰り返し、物品が滑ったと判定された探査サイクルの前回の探査サイクルでの減速度を前記所定減速度に設定することである。
【0009】
請求項4に記載の発明の構成上の特徴は、物品を搬送経路に沿って搬送するコンベア装置が、前記物品の特定部位が前記搬送経路の基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出してから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて前記物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、前記物品の特定部位が前記センサから離れて前記検出信号が送出されてから探査送り量だけ前記コンベア装置を前記物品が滑らない状態で逆方向に駆動した後に、前記コンベア装置を停止状態から物品が滑らない加速度で加速し減速度で減速して前記探査送り量だけ正方向に駆動して停止し、コンベア装置の停止後微小時間経過しても前記検出信号が無いと判定されると、前記コンベア装置を物品が滑らない状態で探査送り量だけ逆方向に駆動する探査サイクルを前記検出信号が送出されるまで前記正方向駆動での減速度を順次増大して繰り返し、前記検出信号が有りと判定された探査サイクルの前回の探査サイクルの正方向駆動での減速度を前記所定減速度に設定することである。
【0010】
請求項5に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記物品は基板であり、前記コンベア装置はパルスモータ又はサーボモータにより駆動されるコンベアベルトを備えたベルトコンベアであることである。
【0011】
請求項6に記載の発明の構成上の特徴は、物品を搬送経路に沿って搬送するコンベア装置が、前記物品の特定部位が前記搬送経路の基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出してから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて前記物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、前記検出信号に基づいて前記コンベア装置を所定搬送速度から前記物品の滑りを生ずるように設定される試行減速度で減速停止したとき、前記コンベア装置の減速開始から停止までの間の前記物品の制動距離を計測する手段と、前記コンベア装置を前記物品の制動距離で前記所定搬送速度から減速停止させるための減速度を前記所定減速度として設定する手段を設けたことである。
【0012】
【発明の作用・効果】
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、基板等の物品がコンベア装置により搬送経路に沿って搬送され、物品の特定部位、例えば前端縁が搬送経路の基準位置を通過するなどして基準位置に位置したことがセンサにより検出されるとセンサは検出信号を送出する。コンベア装置は、検出信号が送出されてから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて物品を目標位置に位置決めする。この所定減速度を物品が滑らず且つ効率的な減速度に設定するために、センサが検出信号を送出すると、物品の滑りを生ずるように若干大きめに経験的に決められた試行減速度でコンベア装置を所定搬送速度から減速停止する。コンベア装置が減速を開始したときから停止するまでの間の物品の制動距離を計測する。コンベア装置が所定搬送速度からこの物品の制動距離で減速停止するときの減速度を所定減速度として設定する。これにより、コンベア装置を搬送速度から減速停止するときの所定減速度を物品が滑らない範囲でなるべく大きい減速度に、低コストで容易に設定することができる。
【0013】
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、検出信号が送出されるとコンベア装置を、物品の滑りを生ずるように若干大きめに経験的に決められた試行減速度で所定搬送速度から減速停止し、コンベア装置が検出信号が送出されてから停止されるまでの間に駆動された送り量を求める。この減速停止時にコンベア装置に対して滑る物品が停止するまでの微小時間が経過した後に、コンベア装置を物品が滑らない加速度で逆方向に駆動する。センサが検出信号を送出するまでの間のコンベア装置の逆方向送り量を、例えばコンベア装置を駆動するパルスモータに送出したパルス数をカウントして計測する。この逆方向送り量から前記正方向送り量を減算して物品の滑り量を算出する。コンベア装置が所定搬送速度から試行減速度での減速を開始してから停止するまでの間の距離に物品の滑り量を加算して物品の制動距離を求める。コンベア装置が所定搬送速度からこの物品の制動距離で減速停止するときの減速度を所定減速度として設定する。これにより、搬送装置を減速停止するときの所定減速度を物品が滑らないと想定される範囲でなるべく大きい減速度に、特別の装置を設けることなく、低コストで容易に設定することができる。
【0014】
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、コンベア装置を物品が滑らない加速度で加速した後に減速度で停止し、停止後に物品が滑ったか否か判定する探査サイクルを物品が滑らない減速度から減速度を僅かな量ずつ順次増大して繰り返す。物品が滑ったと判定された探査サイクルの前回の探査サイクルでの減速度を所定減速度に設定する。これにより、コンベア装置を減速停止するときの所定減速度を物品が滑らない範囲でなるべく大きい減速度に、特別の装置を設けることなく、低コストで確実に設定することができる。
【0015】
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、物品の特定部位がセンサから離れて検出信号が送出されてから探査送り量だけ搬送装置を物品が滑らない状態で逆方向に駆動する。コンベア装置を物品が滑らない加速度で加速し、減速度で減速して停止するまでの間に探査送り量だけ正方向に駆動する。停止後微小時間経過しても検出信号が無いと判定されると、コンベア装置を物品が滑らない状態で探査送り量だけ逆方向に駆動する。探査送り量の正方向駆動、検出信号の有無判定および探査送り量の逆方向駆動からなる探査サイクルを検出信号が送出されるまで正方向駆動での減速度を順次増大して繰り返す。検出信号が有りと判定された探査サイクルの前回の探査サイクルの正方向駆動での減速度を所定減速度に設定する。これにより、コンベア装置を減速停止するときの所定減速度を物品が滑らない範囲でなるべく大きい減速度に、特別の装置を設けることなく、低コストで確実に設定することができる。
【0016】
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、ベルトコンベアのパルスモータ又はサーボモータにより駆動されるコンベアベルトを請求項1乃至3のいずれかに記載の方法により設定した所定減速度で減速して停止するので、基板をコンベアベルトに対して滑ることなく搬送装置の所望目標位置に正確に位置決め停止することができる。
【0017】
上記のように構成した請求項6に係る発明においては、コンベア装置を搬送速度から所定減速度で減速して停止して物品を効率的に正確に目標位置に停止するために、センサが検出信号を送出すると、物品の滑りを生ずるように若干大きめに経験的に決められた試行減速度でコンベア装置を所定搬送速度から減速停止する。コンベア装置が減速を開始したときから停止するまでの間の物品の制動距離を計測する。コンベア装置が所定搬送速度からこの物品の制動距離で減速停止するときの減速度を所定減速度として設定する。これにより、搬送装置を搬送速度から減速停止するための所定減速度を物品が滑らない範囲でなるべく大きい減速度に、低コストで容易に設定可能な搬送装置における減速度設定装置を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る搬送装置における減速度設定方法および装置の第1の実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本搬送装置を備えた部品実装機の概略斜視図である。この実装機は、部品を供給する部品供給装置10と、部品供給装置10より供給される部品Pを取出して配線パターンが形成されたプリント基板PB(以下、基板PBと称す。)に実装する実装ヘッド装置11と、基板PBを搬送し目標位置に位置決め停止する基板搬送装置12を主たる構成要素とする。
【0019】
部品供給装置10は、複数列の部品供給リール13を支承する本体14と、本体14の先端に設けた部品取出部15からなる。実装ヘッド装置11は、実装ヘッド16を水平なX−Y平面で移動させる走行駆動系と、ノズルホルダ17に支承され作動位置に割出されたスピンドル18を上下のZ軸方向に移動させる上下駆動機構を備えている。実装ヘッド16に割出し回転可能に装架されたノズルホルダ17には、複数のスピンドル18が垂直軸線を中心とする円周上に等ピヅチ間隔でZ軸方向に往復動可能に支承され、各スピンドル18の下端には、部品Pを吸着するノズルNが取り付けられている。
【0020】
基板搬送装置12を図1のA−A線矢視方向に沿って破断した図2及び図2のB−B線矢視方向に沿って破断した図3に示すように、基板搬送装置12は、搬送方向正面から観て左右一対の基台19上に基板PBの幅(基板PBの搬送方向と直交する方向の長さ)に対応して配設され搬送経路を形成する一対のガイドレール20,21と、ガイドレール20,21に沿って直下に設けられベルトガイド22,23により案内される断面凸形の一対のエンドレスのコンベアベルト24,25と、該コンベアベルト24,25によって所定位置まで搬送された基板PBを位置決めクランプするクランプ装置26より構成されている。
【0021】
クランプ装置26は、搬送する複数種の基板に対応して適宜配置される複数の支持ピン27が立設した上下動する台座28を有する。基板PBがレール20,21でガイドされつつコンベアベルト24,25により実装位置に搬入されると、複数のパイロットバー29により案内された台座28が流体圧シリンダ30により駆動されて上昇し、支持ピン27にて基板PBを上方に押し上げてガイドレール20,21に設けた係合凸部20a、21aとの間でクランプする。基板PBの搬出は台座28を下降して基板PBをコンベアベルト24,25上に載せて行なわれる。
【0022】
左右のエンドレスのコンベアベルト24,25は、図2に示すように、前後一対の搬送ガイドプーリ31、前後一対の戻しプーリ32、方向変換プーリ33、駆動プーリ34、及びテンション付与プーリ35間に巻装されている。駆動プーリ34は、スプライン軸36と一体回転されるように支持され、スプライン軸36はパルスモータ37と結合されて回転駆動される。コンベアベルト24,25にはタイミングベルトを使用し、駆動プーリ34等のプーリはタイミングプーリとするのがよい。コンベアベルト24,25、搬送ガイドプーリ31、駆動プーリ34、パルスモータ37等によりベルトコンベアがコンベア装置38として構成されている。
【0023】
さらに、ガイドレール20には、図3に示すように、基板PBの搬送方向の前端縁を検出するセンサ39が基板PBの一側面に向けて取り付けられている。このセンサ39は基板PBの一側面に対向してないときは「OFF」信号を、また一側面と対向するときは「ON」信号を出力するON−OFF動作形のものである。このセンサ39の搬送方向における取付位置は、基板搬送装置12の中央位置よりも少し上流側に寄った位置である。センサ39は、基板PBの特定部位、例えば前端縁が基準位置を通過するなど基準位置に位置したことを検出して「OFF」から「ON」に変化して検出信号を送出する。コンベア装置38は、検出信号が送出されてから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて基板PBを目標位置に位置決めする。
【0024】
部品実装機では、搬送方向に長さが異なる複数種類の基板PBが選択的に基板搬送装置12内へ搬入され、実装ヘッド装置11により部品Pが実装される。図4に概略示すように、複数種類の各基板PBは、その搬送方向の任意な部位、好ましくは、多数の部品が装着される実装領域の中央部位Bjが基板前端からの3桁の数字(nnn)で指定される。通常、前記部位Bjと基板の搬送方向中央Bmとはほぼ一致するが、基板によっては実装領域が基板の搬送方向の前方側或いは後方側に偏奇しており、このような基板の実装領域の中心を任意に特定するために前記部位Bjが指定される。
【0025】
そして、基板PBは、中央Bm又は任意の整列部位Bjを基板搬送装置12上の最適実装位置に整列するように位置決め停止される。ここで、最適実装位置とは、センサ39と整列するセンサ整列位置P0、部品カメラ40と整列する部品カメラ整列位置P1、基板搬送装置12の搬送方向中央と整列する搬送装置中央位置P2及び部品供給装置10の部品取出部15の中央或いは実装数の大きな部品を配置する位置P3の何れか1つの位置であり、最適実装位置としてこれら整列位置P0〜P3が選択的に指定され、基板種に応じて整列部位Bjを最適実装位置にフレキシブルに割り出すことを可能としている。
【0026】
再び図1において、符号41は実装ヘッド16のヘッド本体42に取り付けられた基板カメラを示し、このカメラ41は、実装位置にクランプされた基板PBに形成された少なくとも2個の基準マークを撮像し、基板PBのクランプ位置の位置ずれ、角度ずれをモニタする。また、前述した部品カメラ40は、部品取出部15と基板搬送装置12との間で機枠43に固定設置され、実装ヘッド装置11のノズルNに吸着された部品PのノズルNに対する位置ずれ、角度ずれをモニタする。
【0027】
図5は、上記のように構成される部品実装機の制御装置の構成を示すブロック図である。この制御装置は中央処理装置CPUにROMとRAMがデータバスにより接続された演算処理部44を含む。この処理部44に、テンキー等の入力装置45、デスプレイ等の表示装置46、記憶装置47、図略のホストコンピュータに接続された通信装置48、XY軸駆動装置49、Z軸駆動装置50、ノズルNを開閉するノズル駆動装置51、基板カメラ41及び部品カメラ40からのカメラデータを受け入れるカメラインターフェース52が接続されている。さらに、演算処理部44には、センサ39からの検出信号が入力されるセンサインターフェース53と、前記パルスモータ37を制御してコンベア装置38を駆動し、基板搬送装置12上における各種基板PBを搬送する基板搬送駆動装置54と、前記クランプ装置26の流体圧シリンダ30のようなアクチエータを制御するアクチエータ制御装置55が接続されている。
【0028】
XY軸駆動装置49は、ヘッド本体42をX軸方向及びY軸方向に沿って移動させ、ノズルNを部品取出部15から基板PB上の多数の指令箇所まで搬送する。Z軸駆動装置50は、ノズルホルダ17をR軸回りに回転させ、吸着する部品Pに対応するノズルNが取り付けられたスピンドル18を下降させ、ノズルNを先端が部品背面位置に極めて接近するまで下降させる。ノズル駆動装置51は、切換弁を切り換えてノズルNに負圧を選択的に供給及び遮断し、ノズルNに部品Pを吸着又は離脱させる。基板搬送駆動装置54は、パルスモータ37を駆動制御してベルトコンベア24,25を駆動することにより基板PBを実装位置に搬入すると共にここから搬出し、またアクチエータ制御装置55は流体圧シリンダ30を制御して台座28を昇降させ、基板PBをクランプ又はアンクランプする。
【0029】
実装データは、複数の基板ID毎の実装部品の種類、部品の装着位置及び部品毎の適合ノズル情報からなる。このデータは、部品の実装順番を設定する基礎データであり、予めホストコンピュータから演算処理部44に送られ、記憶装置47に記憶される。基板カメラ41により得られる基板Sの位置ずれ、角度ずれデータは、基板PBに対する部品Pの実装位置を示すために基板PBに対応して設定された基板座標系を部品実装機の機械座標系に変換する座標変換のデータとして使用される。部品カメラ40から得られる部品PのノズルNに対する位置ずれ、角度ずれデータは、装着位置データを補正するのに使用される。ROMには、部品実装順序設定プログラムなどが登録されている。
【0030】
図6は、図5の記憶装置47内に形成される基板情報テーブルBDTであり、このテーブルBDTには、基板Sの種別番号PB001〜PBn毎に、基板長(L)と、基板PB上の整列部位B(Bm/Bj)、搬送装置上の最適実装位置(P0〜P3)及びその基板PBに対し実装ヘッド装置11が実行すべき実装プログラムの番号PR001〜PRnが記憶されている。これら情報は、予め図略のホストコンピュータから転送されるか、或いは入力装置45を用いて入力される。基板長(L)及び基板PB上の整列部位(Bm/Bj)は、長さの異なる各種の基板PBを基板搬送装置12の最適実装位置(P0〜P3)の選択された1つの位置に整列させるために使用する情報である。
【0031】
次に、第1の実施形態の作動を図7に示す制御プログラムに基づいて説明する。図8に2点鎖線で示すように、種別番号PB001の基板PBが基板搬送装置12の入口側に設置した搬入コンベア装置56の一対のガイドレール57,58に案内されて待機しているものと仮定する。この待機位置で適宜識別センサ59(例えば、バーコード読取器)により基板PBの種類の識別が行われる。このような状況において、搬入動作指令が与えられると、図7の処理が開始され、実装動作の対象となる基板PBが識別され、識別された基板PBの種別、この場合、基板情報テーブルBDTのPB001の識別フラッグに「1」がセットされる(ステップS1)。
【0032】
ステップS2で減速度設定モードであるか否か判定され、否の場合、続くステップS3においては、前記センサ39による前端縁の検出位置(基準位置)からさらに基板PBが前進すべき設定送り量としての前進量が演算される。ここで、前進量Xnの演算は、後述するように、基板上の中央Bm或いは指定の整列部位Bjを基板搬送装置12の最適実装位置P0〜P3の何れに整列させるかによって異なるが、この演算は、図6に示す基板情報テーブルBDTに記憶されたデータに基づいて実行される。例えば、基板PB001上の整列部位を指定する情報として「中央」、最適実装位置情報としてP1が基板情報テーブルBDTに指定されているときは、基板PB001を中央Bmが部品カメラ整列位置P1に整列する位置に停止するように、基板長L1の半分にセンサ整列位置P0に対する部品カメラ整列位置P1のオフセット値Aを加算する式(X1=L1/2+A)を用いて、前進量X1が算出される。基板PB001上の任意の部位Bjを部品カメラ40との整合位置P1に整合させる場合は、部位Bjの指定数値情報nnnに前記オフセット値Aを加算する式(X1=nnn+A)を用いて前進量X1が算出される。
【0033】
制御装置の演算処理部44は、基板搬送駆動装置54に指令を与え、搬入コンベア装置56および基板搬送装置12のパルスモータ37を同期駆動して基板PBを基板搬送装置12内に所定搬送速度Vで搬入する。この場合、演算処理部44は、この搬入動作指令の投与の間中、センサインターフェース53がセンサ39の「ON」動作信号を受領したかどうかの監視を微小時間インターバルで行う。そして、センサインターフェース81がセンサ39から「ON」動作信号を受領した瞬間において、演算処理部44はそれ以降の目標移動量をステップS3において演算した前進量Xnに設定し、基板搬送駆動装置54に対し基板PBの前端縁がセンサ39と整合した位置P0を基準としてこの位置から前進量Xnだけ基板PBを前進させるように制御を行う。この前進量Xnの移動制御中において演算処理部44は前進量Xnを時々刻々と減算し、この前進量Xnの残値が所定数に達すると基板搬送駆動装置54に所定減速度Rでの減速制御を実行させ、コンベア装置38はセンサ39が検出信号を送出してから所定減速度Rで減速して停止するまでの間に設定送り量である前進量Xnだけ駆動されて基板PBを目標位置に位置決めする(ステップS4)。
【0034】
基板カメラ41は、種別番号PB001の基板PBが目標位置に計算通り正確に位置決めされたとき、この基板PBの一方の基準マーク60と対向する位置に移動され、一方の基準マーク60を読み取る(ステップS5)。基準マーク60が基板カメラ41の視野内に入った場合、演算処理部44はアクチエータ制御回路55に指令を与え、クランプ装置26の流体圧シリンダ30を動作させて台座28を上昇し、基板PBを図3の鎖線で示すクランプ位置に固定する(ステップS6)。クランプ後、基板カメラ41は一方の基準マーク60を再び読み込んだ後に移動されて他方の基準マーク61を読み取り、演算処理部44は、基板カメラ41により得られる基板Sの位置ずれ、角度ずれデータに基づいて、種別番号PB001の基板PBに対する部品Pの実装位置を示すために基板PBに対応して設定された基板座標系を部品実装機の機械座標系に変換し、基板PBに対する実装動作プログラムPR001を実行して実装ヘッド装置11により部品実装を行う(ステップS7)。部品実装が完了すると実装ヘッド装置11は、部品取出部15の上方で部品カメラ40に隣接して設定された原位置へ復帰される。これと共に、クランプ装置26がアンクランプ動作され、基板搬送装置12及び搬出コンベア装置62のパルスモータ37が同期駆動されて各コンベアベルト24,25が前進周回送りされ、基板PBが図8に示す搬出コンベア装置62に搬出される(ステップS8)。
【0035】
ステップS5で基準マーク60が基板カメラ41の視野内に入らなかった場合、搬入コンベア装置56およびコンベア装置38のパルスモータ37が同期して逆転駆動され、基板PBが搬入コンベア装置56の待機位置に戻される(ステップS9)。基板PBを目標位置に最位置決めするか否か判定され(ステップS10)、再位置決めする場合、ステップS4にジャンプして基板PBの再位置決めが行われる。
【0036】
ステップS2,S10で減速度の設定が指令されると、搬入コンベア装置56およびコンベア装置38のパルスモータ37が同期駆動され、図9に示すようにコンベア装置38が所定搬送速度Vで駆動され(ステップS11)、基板PBの前端縁がt0点で基準位置を通過するとセンサ39から検出信号が送出される(ステップS12)。コンベア装置38はt0点で検出信号が送出されてから微少時間後のt1点で減速を開始し、試行減速度Rtで減速してt2点で停止されるまでの間に正方向送り量y1だけ駆動される(ステップS13)。試行減速度Rtは、コンベア装置38が試行減速度Rtで減速して停止すると基板PBがコンベア装置38に対して僅かに滑る程度に若干大きめに経験的に決められている。コンベア装置38が停止されてからコンベア装置38に対して滑る基板PBが停止するまでの微小時間が経過したt3点で(ステップS14)、コンベア装置38は基板PBがコンベア装置38に対して滑らない加速度A0でパルスモータ37により逆方向に加速されてt4点から所定搬送速度Vで駆動され(ステップS15)、t5点でセンサ39が検出信号を送出するまでの間のコンベア装置38の逆方向送り量y2が求められる。この場合、演算処理部44は、センサ39が「ON」から「OFF」に変化したかどうかの監視を微小時間インターバルで行い、センサ39が「ON」から「OFF」に変化したとき、基板PBの前端縁が基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出したと判断する(ステップS16)。t3点からt5点までの間に基板搬送駆動装置54がパルスモータ37に送出したパルス数が演算処理部44で計数されて逆方向送り量y2が計測される(ステップS17)。この逆方向送り量y2から正方向送り量y1を減算して基板PBの滑り量y3が算出される(ステップS18)。コンベア装置38が所定搬送速度Vから減速を開始した時点t1から試行減速度Rtで減速して停止した時点t2までの間に駆動された送り量y4に滑り量y3が加算されて基板PBの制動距離y5が求められる(ステップS19)。コンベア装置38が所定搬送速度Vから制動距離y5で減速停止される減速度が所定減速度Rとして設定される(ステップS20)。減速度の設定が完了すると、搬入コンベア装置56およびコンベア装置38のパルスモータ37が同期して逆転駆動され、基板PBが搬入コンベア装置56の待機位置に戻され、ステップS6〜S8が実行されて基板PBの位置決め、部品実装が行われる。
【0037】
上記第1の実施形態では、コンベア装置38を検出信号に基づいて試行減速度Rtで減速停止してから微小時間経過後に、コンベア装置を基板PBが滑らない加速度で逆方向に駆動し、基準センサ39が検出信号を送出するまでの間のコンベア装置38の逆方向送り量y2に基づいて基板PBの滑り量y3を計測しているが、コンベア装置38が試行減速度Rtで減速停止してから微小時間経過後に、停止した基板PBの前端縁を所定位置に位置決めされた基板カメラ41で撮像して、基板PBの滑り量y3を計測するようにしてもよい。
【0038】
次に、本発明に係る搬送装置における減速度設定方法および装置の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、図10に示すように制御プログラムにおいて所定減速度Rを設定するステップのみが第1の実施形態と異なるので、この相違点のみについて説明する。ステップS2,S9で減速度の設定が指令されると、搬入コンベア装置56およびコンベア装置38のパルスモータ37が同期駆動され、図11に示すように搬入コンベア装置56およびコンベア装置38が搬送速度Vで正方向に駆動され(ステップS21)、基板PBの前端縁が基準位置を通過するとセンサ39は、OFFからONに変化して検出信号を送出する(ステップS22)。コンベア装置38は検出信号が送出されてから減速停止するまでの間に正方向に第1送り量y21だけ駆動され(ステップS23)、所定時間停止される(ステップS24)。第1送り量y21は、コンベア装置38が停止状態から基板PBを滑らない状態で搬送速度Vで搬送する状態になるまでに必要な送り量以上に設定されている。換言すれば、コンベア装置38が停止状態から加速度A0で搬送速度Vまで加速されて第1送り量y21だけ駆動される間に、基板PBはコンベア装置38に対して滑らない状態となって搬送速度Vで搬送される。
【0039】
コンベア装置38は、所定時間経過後に基板PBがコンベア装置38に対して滑らない加速度A0で搬送速度Vまで逆方向に加速され(ステップS25)、センサ39は基板PBの前端縁から離れてONからOFFに変化して検出信号を送出する(ステップS26)。コンベア装置38は、検出信号が送出されてから搬送速度Vから基板PBが滑らない減速度R0で減速して停止するまでの間に第2送り量y22だけ逆方向に駆動され(ステップS27)、所定時間停止される(ステップS28)。第2送り量y22は、コンベア装置38が停止状態から基板PBが滑らない加速度A0で前記搬送速度Vまで加速され、この搬送速度Vから初期減速度R0で減速して停止するまでの間に必要な送り量以上の探査送り量に設定される。
【0040】
コンベア装置38は加速度A0で搬送速度Vまで加速され、搬送速度Vから初期減速度R0より僅かに増大した減速度R1で減速して停止されるまでの間に第2送り量y22(探査送り量)だけ正方向に駆動される(ステップS29)。コンベア装置38が減速度R1で減速停止されるときに基板PBがコンベア装置38に対して滑る場合に、基板PBが停止するまでに必要な微小時間が経過するまで(ステップS30)、センサ39からの検出信号の有無が判定される(ステップS31)。微小時間が経過しても検出信号が無い場合、コンベア装置38は加速度A0で搬送速度Vまで逆方向に加速され、搬送速度Vから初期減速度R0で減速して停止するまでの間に第2送り量y22だけ逆方向に駆動される(ステップS32)。ステップS29の探査送り量の正方向駆動、ステップS28の検出信号の有無判定およびステップS32の探査送り量の逆方向駆動からなる探査サイクルが、正方向駆動での減速度を僅かな量ずつ順次増大して(ステップS33)、検出信号が送出されるまで繰り返される。検出信号が有りと判定された探査サイクルの前回の探査サイクルの正方向駆動での減速度が所定減速度Rに設定される(ステップS34)。なお、探査送り量は各探査サイクルで一定にするのが好ましいが、今回のサイクルの正方向の探査送り量と前回のサイクルの逆方向の探査送り量とを等しくすれば変化させてもよい。また、物品が滑らない加速度A0および搬送速度Vも各探査サイクルにおいて一定にするのが好ましいが、僅かに変えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる搬送装置における減速度設定装置の第1の実施形態を適用した電子部品実装機の全体構成を示す斜視図。
【図2】 図1のA−A線矢視方向に破断した搬送装置の縦断面図。
【図3】 図2のB−B線矢視方向に破断した搬送装置の要部拡大断面図。
【図4】 基板上の部位と搬送装置上の各種目標位置との搬送方向における相対位置関係を説明するための説明図。
【図5】 電子部品実装機の制御装置の構成を示すブロック線図。
【図6】 図5に示す記憶装置に登録された基板情報テーブルを説明するための説明図。
【図7】 搬送装置における減速度設定装置の第1の実施形態を適用した電子部品実装機を制御するプログラムを示すフロー図。
【図8】 基板を搬送装置上に位置決め制御するための動作を説明する説明図。
【図9】 第1の実施形態における所定減速度の設定方法を説明する線図。
【図10】第2の実施形態における所定減速度を設定するプログラムを示すフロー図。
【図11】第2の実施形態における所定減速度の設定方法を説明する線図。
【符号の説明】
10…部品供給装置、P…電子部品、11…実装ヘッド装置、12…基板搬送装置(搬送装置)、15…部品取出部、16…実装ヘッド、41…基板カメラ、PB…基板(物品)、20,21…ガイドレール(搬送径路)、24,25…コンベアベルト、38…コンベア装置、39…センサ、40…部品カメラ、BDT…基板情報テーブル、44…演算処理部、47…記憶装置、37…パルスモータ、58…搬入コンベア、59…バーコード読取器、62…搬出コンベア装置。

Claims (6)

  1. 物品を搬送経路に沿って搬送するコンベア装置が、前記物品の特定部位が前記搬送経路の基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出してから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて前記物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、前記検出信号に基づいて前記コンベア装置が所定搬送速度から前記物品の滑りを生ずるように設定される試行減速度で減速停止されたとき、前記コンベア装置の減速開始から停止までの間の前記物品の制動距離を計測し、前記コンベア装置が前記物品の制動距離で前記所定搬送速度から減速停止される減速度を前記所定減速度として設定することを特徴とする搬送装置における減速度設定方法。
  2. 請求項1において、前記検出信号に基づいて前記コンベア装置が前記所定搬送速度から前記試行減速度で減速停止するまでの前記コンベア装置の正方向送り量を求め、前記コンベア装置が減速停止してから微小時間経過後に、前記コンベア装置を前記物品が滑らない加速度で逆方向に駆動し、前記基準センサが検出信号を送出するまでの間の前記コンベア装置の逆方向送り量を求め、前記逆方向送り量から前記正方向送り量を減算して前記物品の滑り量を算出し、前記コンベア装置が前記所定搬送速度から前記試行減速度での減速を開始してから停止するまでの間の距離に前記滑り量を加算して前記物品の制動距離を求めることを特徴とする搬送装置における搬送速度の減速度設定方法。
  3. 物品を搬送経路に沿って搬送するコンベア装置が、前記物品の特定部位が前記搬送経路の基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出してから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて前記物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、前記コンベア装置を物品が滑らない加速度で加速した後に減速度で停止し、停止後に物品が滑ったか否か判定する探査サイクルを物品が滑らない減速度から減速度を僅かな量ずつ順次増大して繰り返し、物品が滑ったと判定された探査サイクルの前回の探査サイクルでの減速度を前記所定減速度に設定することを特徴とする搬送装置における減速度設定方法。
  4. 物品を搬送経路に沿って搬送するコンベア装置が、前記物品の特定部位が前記搬送経路の基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出してから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて前記物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、前記物品の特定部位が前記センサから離れて前記検出信号が送出されてから探査送り量だけ前記コンベア装置を前記物品が滑らない状態で逆方向に駆動した後に、前記コンベア装置を停止状態から物品が滑らない加速度で加速し減速度で減速して前記探査送り量だけ正方向に駆動して停止し、コンベア装置の停止後微小時間経過しても前記検出信号が無いと判定されると、前記コンベア装置を物品が滑らない状態で探査送り量だけ逆方向に駆動する探査サイクルを前記検出信号が送出されるまで前記正方向駆動での減速度を順次増大して繰り返し、前記検出信号が有りと判定された探査サイクルの前回の探査サイクルの正方向駆動での減速度を前記所定減速度に設定することを特徴とする搬送装置における減速度設定方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記物品は基板であり、前記コンベア装置はパルスモータ又はサーボモータにより駆動されるコンベアベルトを備えたベルトコンベアであることを特徴とする搬送装置における減速度設定方法。
  6. 物品を搬送経路に沿って搬送するコンベア装置が、前記物品の特定部位が前記搬送経路の基準位置に位置したことをセンサが検出して検出信号を送出してから所定減速度で減速して停止されるまでの間に設定送り量だけ駆動されて前記物品を目標位置に位置決めする搬送装置において、前記検出信号に基づいて前記コンベア装置を所定搬送速度から前記物品の滑りを生ずるように設定される試行減速度で減速停止したとき、前記コンベア装置の減速開始から停止までの間の前記物品の制動距離を計測する手段と、前記コンベア装置を前記物品の制動距離で前記所定搬送速度から減速停止させるための減速度を前記所定減速度として設定する手段を設けたことを特徴とする搬送装置における減速度設定装置。
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