JP4382207B2 - 替え芯ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ケース本体の内孔部内壁に突部が設けられたシャ−プペンシル用の替え芯ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャ−プペンシルの芯収容筒が合成樹脂製である場合に、シャ−プペンシルの振れによって、シャープ芯が芯収容筒の内壁面を摺動する。その結果として芯と芯収容筒の内壁との摩擦により静電気が発生し、シャープ芯が芯収容筒の内壁面に付着してしまう問題がある。そこで、シャープ芯と芯収容筒の内壁面との接触面積を極力少なくするために同出願人は実開昭54−179252号で芯収納筒の内壁に突部を形成することによって、静電気によるシャープ芯の芯収容筒内壁面への付着を防止可能とする提案を行った。
しかしながら、上記の従来例は、射出成形などにより芯収容筒を成形する場合に於いて、金型のコアピンを芯収容筒から抜く時にアンダーカットとなる突部を無理に抜くことになり、突起がむしれたり、芯収容筒が変形したりするので、成形不良や金型のメンテナンス上で問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、シャープペンシル用の替え芯ケースに関するものであるが、上述したシャープペンシルの芯収容筒と同様の問題が存在する。そこで、上記従来の欠点を解決すると共に、静電気によって芯がケース本体の内壁面に付着するのを防止可能とする。
又、合わせてケース本体の成形時における偏肉を防止すると共に金型の誤動作により金型が損傷するのを防止可能とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成するために以下の構成を有する。
請求項1に記載の発明に係る替え芯ケースは、合成樹脂で形成されたシャープ芯を収容する替え芯ケースに於いて、該替え芯ケースのケース本体外周部前方の対向する2カ所に孔を穿設し、そのケース本体の内孔部内壁に開口した孔の周囲を含み前方に向かって内孔部の前端まで適宜膨出したリブ状の突部を形成すると共に、前記孔の横幅に対しリブ状の突部の横幅が僅かに大きく設定されてなる。
【0005】
【実施例】
図1乃至図12は本発明の実施例であるシャープペンシル用の替え芯ケース1を示している。
先ず図1乃至図5に示される替え芯ケース1は、前端が閉塞されたケース本体2の内孔部2dに後端の開口部から複数本のシャープ芯が収容されると共に、後端の軸部4に収容された芯が外部にもれないようにキャップ3が着脱自在に止着されてなる。
軸部4の外周部には突部あるいは溝などによって係止部4aが形成され、又、キャップ3の内周部に前記係止部4aに迎合して係止可能となる係止部が形成されている。(尚、相互間の係止部を螺子とすることも可能である。)
又、ケース本体2外周部前方の対向する2カ所に孔2bが穿設されている。
【0006】
図6は図5に示すA部を拡大した図であり、図7は図6のA−A断面、図8は図6のB−B断面を示している。
図に示すように、ケース本体2の外周部前方の対向する2カ所に内方に向かって適宜テーパーを有した円形の孔2bが穿設されている。又、ケース本体2の内孔部2dの前方に於いて、前記孔2bが内壁部に開口している。又、孔2bの周囲を含み前方に向かって内孔部の前端まで適宜膨出したリブ状の突部2aが形成されている。又、孔2bの横幅に対しリブ状の突部2aの横幅が僅かに大きく設定されている。従って、孔2bの横方向両側には突部2aが無いかあるいは薄膜状に形成される。
【0007】
ところで、キャップ3の後端には円周方向に沿って所要箇所で分断されたスリット状の通気孔3aが形成されている。この通気孔3aは、万一、幼児が誤ってキャップ3を飲み込んでのどに詰まらせた場合に、窒息しないように緊急の通気を可能とするために設けられたものである。
又、このスリット状の通気孔3aは、シャープ芯がもれないようにスリット幅が径より僅かに小さく設定されている。
【0008】
【作用】
次に本発明の作用について説明する。
先ず、図9及び図10は、ケース本体2の内孔部2dにシャープ芯5が収容された状態を示している。突部2aが無い場合には、収容されたシャープ芯がケース本体の内壁面に全長にわたって線接触し、静電気によって付着してしまう問題が生じるが、この突部2aを設けたことによって芯の両端と途中の一点のみが接触するだけとなるので静電気によって付着しにくくなる。又、突部2aのほぼ後端に孔2bが形成されおり、この孔によって静電気が放電される。従って、より静電気によって付着しにくくなり、ケース本体から必要な芯を容易に取り出すことが可能である。
【0009】
又、ケース本体2の外周部前方の対向する2カ所に孔2bが穿設され、内孔部内壁に開口した孔2bの周囲を含み前方に向かって内孔部の前端まで適宜膨出したリブ状の突部2aを形成することによって金型構造及び成形作業に関係して以下の作用がある。
すなわち、金型では、ケース本体2の内孔部2dを形成するコアピンにリブ状の突部2aを形成する溝が設けられ、その溝に孔2bを形成するピン部材が飛び込むように構成される。これによって、コアピンは左右方向だけでなく上下方向の動きを極めて微少に規制することが可能となり、曲がりが無くなり成形品の偏肉を防止するができる。尚、コアピンに上記の溝を設けない場合には、左右方向の動きを規制できるが上下方向の動きは規制不可である。
【0010】
又、金型を閉じた状態、すなわち成形時にピン部材はコアピンの溝に飛び込むように設定されているが、ピン部材がコアピンの溝に飛び込んだ状態でも金型内に樹脂を注入する前であればコアピンが抜け方向に動くことが可能である。
このことは、通常はコアピンが所定の位置にあり、その後にピン部材がコアピンの溝に飛び込むように設定されているが、万一、金型の誤動作などによりピン部材が先に飛び込む位置にあってからコアピンが所定の位置まで動いてもピン部材とコアピンは干渉することが無いので金型を損傷する心配はない。
【0011】
又、成形のためのゲート位置をケース本体の前端位置に設けることによって、上記コアピンの溝が注入された樹脂が流動するための案内溝の機能を持ち、金型内での樹脂の巻き込みがなくなりコアピン周りに均一な圧力で樹脂が流れ、更にコアピンの曲がり防止効果が期待できる。又更に、樹脂の巻き込みがなくなることで成形品内に気泡が入るのを防止する効果も期待できる。
【0012】
又、図11及び図12は、別の実施形態であるケース本体6の内孔部にシャープ芯5が収容された状態を示している。基本的な構成及び作用は上記の実施形態と同じであり、相違点のみ説明する。
先ず、図11は、突部6aの後端を曲面にしたことで、ケース本体にシャープ芯を挿入した際に突部に芯が引っかかって挿入しずらくなる問題が回避されることを示したものである。尚、後端は曲面に限らず斜面、山形状など設計都合によって選択される。又、図12は更に突部6cを追加して設け、静電気による芯の付着を一層軽減せんとするものである。
【0013】
又、上記実施例に於いて、孔2b、6bは円形に限らず角形であってもよい。又更に、ケース本体が円筒状で示されているが、無論三角形、四角形など多角形で形成することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、替え芯ケースのケース本体外周部前方の対向する2カ所に孔を穿設し、そのケース本体の内孔部内壁に開口した孔の周囲を含み前方に向かって内孔部の前端まで適宜膨出したリブ状の突部を形成することによって、静電気によってシャープ芯がケース本体の内壁面に付着するのを防止可能とする。
又、合わせてケース本体の成形時における偏肉を防止すると共に金型の誤動作により金型が損傷するのを防止可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の替え芯ケースの実施形態を示す縦断面図。
【図2】キャップの上端を示す図である。
【図3】替え芯ケースの外観を示す正面図である。
【図4】ケース本体の正面図である。
【図5】ケース本体の縦断面図である。
【図6】図5に於けるA部の拡大図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】図6のB−B断面図である。
【図9】ケース本体にシャープ芯を挿入した状態を示した要部の縦断面図である。
【図10】ケース本体にシャープ芯を挿入した状態を示した要部の横断面図である。
【図11】別の実施形態であるケース本体にシャープ芯を挿入した状態を示した要部の縦断面図である。
【図12】別の実施形態であるケース本体にシャープ芯を挿入した状態を示した要部の横断面図である。
【符号の説明】
1 替え芯ケース
2 ケース本体
2a 突部
2b 孔
2c ゲートの為の凹部
2d 内孔部
3 キャップ
3a 通気孔
4 軸部
4a 係止部
5 シャープ芯
6 ケース本体
6a 突部
6b 孔
6c 突部

Claims (1)

  1. 合成樹脂で形成されたシャープ芯を収容する替え芯ケースに於いて、該替え芯ケースのケース本体外周部前方の対向する2カ所に孔を穿設し、そのケース本体の内孔部内壁に開口した孔の周囲を含み前方に向かって内孔部の前端まで適宜膨出したリブ状の突部を形成すると共に、前記孔の横幅に対しリブ状の突部の横幅が僅かに大きく設定されてなる替え芯ケース。
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