JP4381866B2 - 電子部品搭載ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品搭載装置に備えられ、真空吸着した電子部品を上下方向に移動させる電子部品搭載ヘッドに関する。
従来、電子部品搭載装置は、電子部品を基板上の所定の位置に搭載するために、水平方向に移動自在のヘッドユニットと、このヘッドユニットに支持され、電子部品を真空吸着して上下方向に移動させる電子部品搭載ヘッドと、を有している。
例えば、図8に示される電子部品搭載装置のヘッドユニット100には、電子部品搭載ヘッド102が複数配設されている(例えば、特許文献1参照。)。
この電子部品搭載ヘッド102は、図9に拡大して示されるように、上下方向に沿って平行に設けられた2本の直動ガイド104と、電子部品を真空吸着するための吸着ノズル106を保持し、且つ、直動ガイド104に案内されて上下動自在とされたスライドシャフト108と、このスライドシャフト108を直動ガイド104に沿って上下方向に駆動する直動モータ110と、を備えている。直動モータ110は、駆動アーム112を介してスライドシャフト108に連結された可動磁石114と、これに近接して配置された4つの固定コイル116と、を有して構成されている。電子部品搭載ヘッド102は、直動モータ110でスライドシャフト108を上下方向に駆動することによって、吸着ノズル106を直動ガイド104に沿って上下動させるようになっている。
ところで、このような電子部品搭載ヘッドにおいては、吸着ノズルを高速且つ高頻度で上下動する必要があり、コイルからの発熱量が大きくなるため、部材の熱変形によって電子部品の搭載精度が低下してしまうといった問題がある。そこで、この電子部品搭載ヘッド102では、熱の発生源である直動モータ110がスライドシャフト108等の部材に対して離れた位置に配設されている。
一方、図10に示されるようなヘッドユニット200に適用された電子部品搭載ヘッド202では、直動モータ204の周囲に、図11(A)、(B)に示されるような伝熱材206を配設すると共に、伝熱材206の一方側端部に強制冷却を行うためのファン208を取り付け、直動モータ204の温度上昇の低減が図られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−353694号公報 特開平11−307993号公報
しかしながら、従来の電子部品搭載ヘッド102では、固定コイル116の熱が直動ガイド104に伝わりやすく、直動ガイド104に変形が生じ、電子部品の搭載精度が低下してしまうといった問題点があった。
又、従来の電子部品搭載ヘッド202では、ファン208の取付場所によって直動モータ204の放熱効果にばらつきが生じやすく、直動モータ204の発熱に伴う温度上昇の低減には限界があった。しかも、伝熱材206が特殊な形状である上に、ファン208を取り付けているため、装置のコンパクト化が困難で、コストが高くなってしまうといった問題点もあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、装置のコンパクト化及び低コスト化が容易で、且つ、コイルの発熱に伴う温度上昇を低減し、電子部品を精度良く搭載することができる電子部品搭載ヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、上下方向に沿って設けられた直動ガイドと、電子部品を真空吸着するための吸着ノズルを保持し、且つ、前記直動ガイドに案内されて上下動自在とされた可動部と、該可動部に取り付けられた可動磁石及びこれに近接して配置された固定コイルを有してなり、前記可動部を前記直動ガイドに沿って上下方向に駆動するための直動モータと、を備え、真空吸着した前記電子部品を上下方向に移動させる電子部品搭載ヘッドにおいて、前記固定コイルに対して前記可動部の反対側で接触して該固定コイルの放熱を行うための放熱部材を備えるとともに、前記可動部をその基端近傍において前記直動ガイドに片持ち状態で取り付けて案内し、且つ、前記可動部の先端近傍に前記可動磁石を取り付けて、前記可動部における前記直動ガイドの反対側に前記固定コイルを配設し、前記可動部は、この可動部における前記先端と前記基端との間の位置で、且つ、該基端近くで、シャフトを支持し、このシャフトの下端に、前記吸着ノズルを支持することによって、上記課題を解決したものである。
又、前記直動ガイド、前記可動部及び前記直動モータを複数組備え、且つ、複数の前記直動モータの固定コイルに接触するように1個の共通の前記放熱部材を配設してもよい。
更に、前記放熱部材における前記固定コイルとの接触面と反対側の面に、略板状体の複数の放熱フィンを、その面を鉛直方向に向けて、且つ、鉛直方向に並べて配設してもよい。
又、前記放熱部材に前記固定コイルを接着・固定してもよい。
更に、前記吸着ノズルに負圧を供給するための通気路を、前記可動部における前記固定コイル近傍に形成してもよい。
なお、前記固定コイルを略棒状体として、該略棒状体の固定コイルを挟むように前記可動磁石を対向して、且つ、対向する側の磁極が等しくなるように配置すると共に、断面略U字形状の凹部を有し、該凹部の開口端近傍において前記可動磁石を収容・支持する磁気ヨークを前記可動部に備えてもよい。
本発明の電子部品搭載ヘッドは、装置のコンパクト化及び低コスト化が容易で、且つ、コイルの発熱に伴う温度上昇を低減し、電子部品を精度良く搭載することができるという優れた効果を有する。
以下、本発明の実施形態の例を図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本発明の実施形態の例に係る電子部品搭載ヘッド10は、鉛直方向に設けられた1本の直動ガイド12と、この直動ガイド12に案内されつつ上下動自在とされた可動部14と、可動磁石16及び固定コイル18を有してなり、可動部14を直動ガイド12に沿って上下方向に駆動する直動モータ20と、を備えている。この電子部品搭載ヘッド10は、図2に示されるように、水平方向に移動自在とされた電子部品搭載装置(図示略)のヘッドユニット22に並列して複数(この例では4個)備え付られ、複数の電子部品を基板上の所定の位置に搭載するようになっている。
前記可動部14は、スライドブラケット15と、このスライドブラケット15に支持されたシャフト26と、このシャフト26の上下に配置されたスプライン軸34及び吸着ノズル44によって主に構成されている。又、この可動部14は、一端が機枠62に取り付けられたばね64によって支持されており、電子部品搭載ヘッド10の電源がOFFにされ、直動モータ20が機能していない場合でも、可動部14が上下方向の所定位置に保持され、下方に載置された基板等に吸着ノズル44が接触しないようになっている。なお、ばね64の付勢力は、可動部14の上下動に対して余計な負荷を与えないように適宜設定される。
前記スライドブラケット15の基端15Aには、断面が略コの字形状とされた2つのスライダ24A、24Bが上下方向に並んで設けられている。このスライダ24A、24Bは、略棒状体の直動ガイド12を挟むように該直動ガイド12に嵌合されており、スライドブラケット15は直動ガイド12に片持ち状態で案内されるようになっている。又、スライドブラケット15の基端15A側は中空の丸棒状体となっており、その中空部をシャフト26が同軸的に貫通している。
図3に示されるように、シャフト26は、スライドブラケット15の前記中空部の上下に設けられたベアリング28A、28Bによって回転自在に支持されていると共に、スライドブラケット15の上方に設けられたスラストカラー30に係合され、スライドブラケット15の移動と共に上下動するようにされている。
シャフト26の上端部は、軸継手32を介して、外周面に直動案内溝が形成されたスプライン軸34に連結されている。スプライン軸34は、その外側に同軸的に配置されたスプライン軸外筒36とスプライン嵌合され、スプライン軸外筒36と回転方向に係合、且つ、軸心方向に移動自在とされている。スプライン軸外筒36の更に外側には、回転モータ38のモータ軸38Aが止ねじ40で固定されている。又、回転モータ38の上方には、スプライン軸34の回転角度を検出するための回転センサ42が設けられている。
一方、シャフト26の下端部には、電子部品(図示略)を真空吸着する吸着ノズル44が着脱自在に保持されている。
この結果、直動モータ20によってスライドブラケット15が上下方向に駆動されると、シャフト26、スプライン軸34、吸着ノズル44が一体的に上下動し、又、回転モータ38によってモータ軸38Aが回転駆動されると、スプライン軸外筒36、スプライン軸34、シャフト26及び吸着ノズル44が一体的に回転するようになっている。
図4に示されるように、スライドブラケット15の先端15B近傍には、断面略U字形状の凹部を有する磁性部材からなる磁気ヨーク46が、凹部の開口端をスライダ24A、24Bの反対側に向けて配設されている。又、この磁気ヨーク46の凹部の開口端近傍(凹部における対峙した側面の内側)には、略棒状体の固定コイル18を挟むように、且つ、対向する側の磁極が等しくなるように配置された可動磁石16が収容・支持されている。なお、この例では、可動磁石16が、磁気ヨーク46の凹部の開口端近傍に上下方向に複数組取り付けられている。
図5に示されるように、固定コイル18は、コイルを巻回する略長板状体の鉄心48とこの鉄心48を固定する略L字形状の固定部66Aを有する固定部材66とを備えている。コイルは、鉄心48の両端および中央部を露出するように鉄心48に巻回されている。また、固定部材66は、放熱部材52へと固定される長板状体の上面と、この上面の両端及び中央部において下方に延び略断面L字形状となる固定部66Aとを備え、鉄心48のコイルが巻回されていない露出部分が固定部66Aにネジ止めされている。このように、コイルが鉄心48の両端および中央部を空けるように設けられ、鉄心48の両端および中央部の3箇所において固定部材66にネジ止め固定されるので、鉄心48の固定部材66への取り付けを強固にすることができる。
図4に示すように、固定部材66の上面にはネジ孔66Bが形成されており、このネジ孔66Bを利用して放熱部材52とネジ止めされている。固定部材66は熱伝導率が高く非磁性材であるアルミ製とされており、鉄心48やコイルの熱を高効率で放熱部材52に伝達することができると共に、軽量化、低コスト化も可能である。また、コイルと固定部材66の上面が、熱伝導率のよい接着剤で接着されているので、鉄心48およびコイルと固定部材66との固定をより強固にすることができ、また、鉄心48やコイルの熱を、固定部66Aを介することなく直接固定部材66へと伝達することができるので、より高効率で放熱することができる。
図6に示されるように、磁気ヨーク46の側面に配設される可動磁石16は、各側面に8個ずつ並んで配設されており、隣合う磁極を反対極性とし、対向する磁極を同一極性としている。固定コイル18のコイルの構造はU,V,W相の3相からなり、U,V,W相1組の幅と、1つの可動磁石16の幅とが略同一とされ、鉄心48には12組のU,V,W相が中央の露出部を挟んで各6組ずつ配設されている。また、固定コイル18の露出した鉄心48の幅は、両端の露出した幅aが、1つの可動磁石16の幅と略同一とされ、中央の露出した幅bが、2つの可動磁石16の幅と略同一とされており、これによって、磁気ヨーク46がどこに位置していてもコイルに対向しない可動磁石16が片側2箇所存在するようになる。すなわち、磁気ヨーク46が図6に示されるように左端に移動した場合、磁気ヨーク46の両端の可動磁石16がコイルと対向しなくなり、磁気ヨーク46が鉄心48の中央に位置した場合、磁気ヨーク46の中央の2つの可動磁石16がコイルと対向しなくなる。したがって、常に安定した推力を得ることができる。
又、磁気ヨーク46の開口部一端側には、略板状体の取付部材67を介して直動スケール50が配設されていると共に、この直動スケール50に対向する位置には、直動センサ56が配設されている。又、取付部材67は、磁気ヨーク46と同材質・別部材で形成されており、磁気ヨーク46の加工・仕上げ後に接着固定可能となされており、加工・仕上げが容易となっている。なお、取付部材67の取付強度を重視する場合等には、磁気ヨーク46の開口部一端側を略L字形状に曲げ加工することによって直動スケール50の取付部を形成してもよい。
なお、図4に示されるように、固定部材66は磁気ヨーク46の左側面上方に向かってL字形状に曲がっており、また、取付部材67は磁気ヨーク46の右側面上端から磁気ヨーク46内側に向かって延設されているので、幅(図4における左右方向)をコンパクト化することができる。
更に、放熱部材52における固定コイル18との接触面と反対側の面には、略板状体の複数の放熱フィン54が、その厚さ方向の面を鉛直方向に向けて略鉛直方向に並べて配設されている。
又、図7に示されるように、スライドブラケット15における固定コイル18近傍には、エア継手58及びエアチューブ60を介して給排気装置(図示略)に連通された通気路15Cが形成されている。この通気路15Cは、更にシャフト26に形成された中空部を介して吸着ノズル44に連通され、吸着ノズル44に負圧を供給するようになっている。
次に、前記電子部品搭載ヘッド10の作用について説明する。
電子部品搭載ヘッド10において、吸着ノズル44を上下動させるときは、直動モータ20の固定コイル18に電圧を印加することによって、可動磁石16が取り付けられたスライドブラケット15を上下動させる。そして、シャフト26を介して吸着ノズル44を上下動させる。
直動モータ20への電圧の印加は、直動センサ56による実際の移動量の検出結果を確認しながら、フィードバック制御により行われ、吸着ノズル44を所定の移動量だけ上下動させる。
一方、吸着ノズル44を回転させるときは、回転モータ38の駆動によってモータ軸38A及びスプライン軸外筒36を回転させ、このスプライン軸外筒36にスプライン嵌合されたスプライン軸34を回転させる。そして、軸継手3によって連結されたシャフト26を介して吸着ノズル44を回転させる。
回転モータ38への電圧の印加は、回転センサ42による実際の回転角度の検出結果を確認しながら、フィードバック制御により行われる。
本発明の実施形態における電子部品搭載ヘッド10によれば、可動部14のスライドブラケット15をその基端15A近傍において直動ガイド12によって片持ち状態で案内し、且つ、可動部14のスライドブラケット15の先端15B近傍に可動磁石16を取り付けて、可動部14における直動ガイド12の反対側に固定コイル18を配設したため、固定コイル18が発熱しても熱が直動ガイド12に伝わりにくく、固定コイル18の発熱に伴う直動ガイド12の温度上昇を低減することができ、熱による直動ガイド12の変形を未然に防止できる。従って、吸着ノズル44を保持する可動部14を上下方向に高い精度で案内することができ、電子部品を精度良く搭載することができる。しかも、簡易な構造であるため、装置のコンパクト化及び低コスト化が容易である。
又、直動ガイド12、可動部14及び直動モータ20を複数組備え、且つ、複数の直動モータ20の固定コイル18は放熱フィン54を有する1個の共通の放熱部材52の近傍に配設したため、空気との接触面積の大きな放熱フィン54により固定コイル18の放熱効果を高めることができ、固定コイル18の焼損を防止することができる。更に、熱伝達率の高いアルミ材等の素材を使用した放熱部材52により複数の固定コイル18の熱を均等に放熱することができる。
特に、略L字形状の固定部材66と固定コイル18は、鉄心48をねじ止めしているばかりでなく、固定部材66と固定コイル18の近傍66Cを含浸材や樹脂等で固定コイル18に接着・固定したため、固定コイル18から固定部材66及び放熱部材52までの熱伝達距離を短くできるので熱の伝導性が良く、放熱効果をより一層高めることができる。又、固定コイル18の絶縁性や取り付け強度を向上できる上に、熱容量の増大によって直動モータ20のコンパクト化を実現できる。
更に、放熱部材52における固定コイル18及び固定部材66との取付面と反対側の面に、略板状体の複数の放熱フィン54を、その厚さ方向の面を鉛直方向に向けて、且つ、鉛直方向に並べて配設したため、ヘッドユニット22が電子部品搭載装置のXY駆動部(図示略)により水平方向へ駆動される際に、放熱部材52及び放熱フィン54の表面付近の空気をスムーズに流すことができ、この点でも放熱効果が高められている。なお、放熱フィン54を複数配設することによって放熱部材52の強度向上も図られている。
又、吸着ノズル44に負圧を供給するための通気路15Cを、可動部14における固定コイル18近傍に形成したため、通気路15Cを通過する空気によって可動部14の熱を放熱することができる。特に、通気路15Cを熱の発生源である固定コイル18近傍に形成しているため、可動部14の温度上昇を低減する効果が高い。
更に、固定コイル18を略棒状体として、該略棒状体の固定コイル18を挟むように可動磁石16を対向して、且つ、対向する側の磁極が等しくなるように配置すると共に、断面略U字形状の凹部を有し、該凹部の開口端近傍において可動磁石16を収容・支持する磁気ヨーク46を可動部14に備えたため、コンパクト且つ簡易な構造でありながら、同時に、直動モータ20によって大きな推力を得ることができ、吸着ノズル44を高速で駆動することができる。
特に、直動モータ20は、直動ガイド12に嵌合され、且つ、この直動ガイド12に沿って案内されるスライダ24A(24B)と、断面略U字形状の凹部を有し、且つ、この凹部における対峙した側面の内側には、それぞれ対向し且つ対向する磁極が等しくなるように可動磁石16が配置され、前記凹部の開口端をスライダ24A(24B)の反対側に向けて配置される磁気ヨーク46と、この磁気ヨーク46における可動磁石16間に配置される固定コイル18と、を備えており、直動ガイド12、スライダ24A(24B)、磁気ヨーク46、固定コイル18が略同一直線上に、この順で並べて配設されているため、より一層のコンパクト化を実現することができる。
なお、本発明における電子部品搭載ヘッドは、上記実施形態における電子部品搭載ヘッド10の形状や構造等に限定されるものではなく、可動部をその基端近傍において直動ガイドに片持ち状態で取り付けて案内し、且つ、前記可動部の先端近傍に可動磁石を取り付けて、前記可動部における前記直動ガイドの反対側に固定コイルを配設したものであればよい。
例えば、上記実施形態においては、ヘッドユニット22に電子部品搭載ヘッド10を4個配設したが、本発明はこれに限定されず、電子部品搭載ヘッド10を1個だけ備えたものであってもよく、又、5個以上備えたものであってもよい。
又、吸着ノズル44に負圧を供給するための通気路15Cを、可動部14における固定コイル18近傍に形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、通気路15Cを可動部14のスライドブラケット15における他の場所に形成してもよい。
なお、上記実施形態においては、放熱効果を高めるために、放熱部材52に含浸材や樹脂等で(固定部材66を介して)固定コイル18を接着・固定したが、放熱部材52に固定コイル18や固定部材66を接着・固定せず、固定コイル18や固定部材66に単に接触するように配設してもよい。
更に、放熱部材52における固定コイル18との接触面と反対側の面に、略板状体の複数の放熱フィン54を、その厚さ方向の面を鉛直方向に向けて、且つ、鉛直方向に並べて配設したが、放熱部材52だけで充分な放熱効果が得られる場合には、放熱フィン54を配設しなくてもよい。
本発明は、電子部品を基板上の所定の位置に搭載する電子部品搭載装置に適用できる。
本発明の実施形態の例に係る電子部品搭載ヘッドの側面を示す概略側面図 本発明の実施形態の例に係る電子部品搭載ヘッドを適用した電子部品搭載装置のヘッドユニットを示す概略斜視図 図1におけるシャフト周辺の軸方向断面を示す概略断面図 図1における電子部品搭載ヘッドの略示平面図 図4における固定部材の略示外形図 図1における直動モータの略示外形図 図1におけるスライドブラケットに形成された通気路の断面を示す概略断面図 従来の電子部品搭載ヘッドを適用した電子部品搭載装置のヘッドユニットを示す概略斜視図 同電子部品搭載ヘッドの断面を示す概略断面図 従来の他の電子部品搭載ヘッドを適用した電子部品搭載装置のヘッドユニットを示す概略斜視図 同電子部品搭載ヘッドの伝熱材及びファンを示す概略平面図(A)及び伝熱材の概略側面図(B)
符号の説明
10、102、202…電子部品搭載ヘッド
12、104…直動ガイド
14…可動部
15…スライドブラケット
15A…基端
15B…先端
15C…通気路
16、114…可動磁石
18、116…固定コイル
20、110、204…直動モータ
22、100、200…ヘッドユニット
24A、24B…スライダ
26…シャフト
28A、28B…ベアリング
30…スラストカラー
32…軸継手
34…スプライン軸
36…スプライン軸外筒
38…回転モータ
38A…モータ軸
40…止ねじ
42…回転センサ
44、106…吸着ノズル
46…磁気ヨーク
48…鉄心
50、70…直動スケール
52、68…放熱部材
54、72…放熱フィン
56…直動センサ
58…エア継手
60…エアチューブ
62…機枠
64…ばね
66…固定部材
67…取付部材
108…スライドシャフト
112…駆動アーム
206…伝熱材
208…ファン

Claims (6)

  1. 上下方向に沿って設けられた直動ガイドと、電子部品を真空吸着するための吸着ノズルを保持し、且つ、前記直動ガイドに案内されて上下動自在とされた可動部と、該可動部に取り付けられた可動磁石及びこれに近接して配置された固定コイルを有してなり、前記可動部を前記直動ガイドに沿って上下方向に駆動するための直動モータと、を備え、真空吸着した前記電子部品を上下方向に移動させる電子部品搭載ヘッドにおいて、
    前記固定コイルに対して前記可動部の反対側で接触して該固定コイルの放熱を行うための放熱部材を備えるとともに、前記可動部をその基端近傍において前記直動ガイドに片持ち状態で取り付けて案内し、且つ、前記可動部の先端近傍に前記可動磁石を取り付けて、前記可動部における前記直動ガイドの反対側に前記固定コイルを配設し、前記可動部は、この可動部における前記先端と前記基端との間の位置で、且つ、該基端近くで、シャフトを支持し、このシャフトの下端に、前記吸着ノズルを支持したことを特徴とする電子部品搭載ヘッド。
  2. 請求項において、
    前記直動ガイド、前記可動部及び前記直動モータを複数組備え、且つ、複数の前記直動モータの固定コイルに接触するように1個の共通の前記放熱部材を配設したことを特徴とする電子部品搭載ヘッド。
  3. 請求項又はにおいて、
    前記放熱部材における前記固定コイルとの接触面と反対側の面に、略板状体の複数の放熱フィンを、その面を鉛直方向に向けて、且つ、鉛直方向に並べて配設したことを特徴とする電子部品搭載ヘッド。
  4. 請求項乃至のいずれかにおいて、
    前記放熱部材に前記固定コイルを接着・固定したことを特徴とする電子部品搭載ヘッド。
  5. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記吸着ノズルに負圧を供給するための通気路を、前記可動部における前記固定コイル近傍に形成したことを特徴とする電子部品搭載ヘッド。
  6. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記固定コイルを略棒状体として、該略棒状体の固定コイルを挟むように前記可動磁石を対向して、且つ、対向する側の磁極が等しくなるように配置すると共に、断面略U字形状の凹部を有し、該凹部の開口端近傍において前記可動磁石を収容・支持する磁気ヨークを前記可動部に備えたことを特徴とする電子部品搭載ヘッド。
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