JP4379224B2 - ガラスランの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の本体又はドアに設けられたサッシュに取付けられるガラスランの製造方法に関するものである。
図7(a)に示すように、ガラスラン61は、基底部62及び該基底部62から延びる一対の側壁部63,64よりなる本体部65と、前記両側壁部63,64の略先端から本体部65内側に延びる一対のシールリップ66,67とを有する。そして、図7(b)に示すように、前記本体部65が車両の本体又はドアに設けられたサッシュSに取着され、ドアガラスGの車内側及び車外側が前記一対のシールリップ66,67によりシールされる。
一般に、ガラスラン61を製造するに際しては、公知の押出成形法により、押出成形部が長尺状に形成される。そして、当該押出成形部の先端部が型成形部用の金型装置にセットされた状態で、型成形部が押出成形部の端面に対し連続的に接続成形される。型成形部は、主としてコーナー部分に対応し、2つの押出成形部が所定の角度(例えば90度)をなした状態で相互に接続される。
図7(c)に示すように、上記型成形部の接続成形に使用される金型装置70は、固定型71、複数の可動型72〜75及びコア金型76からなる。コア金型76は、ガラスラン61の本体部65及びシールリップ66,67の内周面を画定するためのコア本体77及び該コア本体77から突出する保持部78からなる。型成形部の成形に際しては、まず、各型71〜76を型開きした状態で、押出成形部の端部をコア本体77に嵌め込むようにしてセットし、押出成形部を金型装置70に対し取付ける。次に、各型71〜76を所定位置に配置せしめ、型締めを行う。この時点で、各型71〜76により型成形部成形用のキャビティ80が形成される。そして、そのキャビティ80内に、ゲート等を介して未加硫ゴムを射出し、充填させる。その後、未加硫ゴムを加硫させ、各型71〜76を開き、コア金型76及び加硫ゴムの一体となったものを取り外す。そして、型成形部をコア金型76から取り外し、型成形部及び押出成形部が一体となったガラスラン61が得られる。
従来では、図7(a)に示すように、押出成形部及び型成形部ともに、基底部62に対し、一対の側壁部63,64が展開した状態、すなわち両側壁部63,64が基底部62との付根部を基点として外方に開かれた状態で成形される。これは、型成形に際して本体部65及びシールリップ66,67の内周面を画定するためのコア本体77をセットする必要があるが、シールリップ66,67同士が近接したキャビティ80を有する金型装置70の場合には、上記展開状態で成形しないと当該コア本体77を保持するための保持部78に十分な厚みW3をもたせることができないためである。
上記のように展開状態で成形されたガラスラン61は、図7(b)に示すように、サッシュSへの取付けに際して、側壁部63,64が前記展開状態から非展開状態へと窄められる。つまり、取付状態にあっては、両側壁部63,64が内方へ移動されて、前記本体部65が断面略コ字状とされる。このとき、ドアガラスGが存在しない場合には、両シールリップ66,67の先端部分が互いに当接した状態となる。
しかしながら、上記技術では、サッシュSへの取付けに際し、型成形部を窄める場合、型成形部(コーナー部)の各部位が均一に変形せず、そのときの応力に基づいて屈曲の角度(曲率半径や周長等)が変化してしまうことがある。この場合、ガラスラン61の全体形状がサッシュ形状に追従しなくなり、取付け不良が起こってしまうおそれがある。
一方、かかる角度等の変化を見越した上で、展開状態のガラスラン61を設計することも考えられるが、この場合、どのような角度変化がどの程度起こるのかが予測できないため、何度も試行錯誤を繰り返さなければならず、結果として著しい設計工数の増大を招くこととなる。
これに対し、基底部に、蛇腹状にされて車内外方向に伸縮可能な伸縮部を形成し、サッシュへの取付け前の状態では伸びた状態となった伸縮部を、取付け時に収縮させて、サッシュに嵌め込むようにしたガラスランも見受けられる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−315161号公報
しかしながら、型成形に際して、ゲート等を介してキャビティ80内に射出される未加硫ゴムの射出圧を考慮すると、上記従来技術の保持部78の厚みW3ではもちろんのこと、上記特開平9−315161号公報に記載されたガラスランの型成形に使用されるコア金型の保持部であっても十分なものとは言えず、例えば保持部78等の横方向から、想定した射出圧以上の射出圧がかかった場合には、保持部78等が折れ曲がるなどして、キャビティ80の形状が歪んでしまうおそれがあった。その結果、適正形状のガラスラン61が得られず、上記各種不具合、すなわちガラスラン61の取付け不良やシール性の低下などが起こるおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、作業性の飛躍的な向上を図るとともに、型成形部の不均一な変形を抑制して設計工数の増大を抑制することのできるガラスランの製造方法を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.押出成形法により形成された押出成形部と、複数の金型部材からなる金型装置によって前記押出成形部の端部に型成形法により接続形成された型成形部とを有し、
車両の本体又はドアに設けられたサッシュに対し取付けられ、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなる断面略コ字状をなす本体部と、前記車内側側壁部及び車外側側壁部からそれぞれ本体部内側へ延び、ドアガラスとの間でシールを行う一対のシールリップと、前記基底部において形成され、車内外方向に伸縮可能な伸縮部とを有してなるガラスランの製造方法において、
前記伸縮部が伸長された状態の前記押出成形部の端部を前記金型装置にセットするセット工程と、
前記本体部及び前記シールリップの内周面を画定するためコア本体と、前記コア本体における前記シールリップの内周面を画定する側から突出する第1保持部と、前記コア本体における前記基底部の内周面を画定する側から突出する第2保持部とからなるコア金型部材を、前記金型装置の所定位置に設定した状態で、当該金型装置のキャビティに材料を充填して型成形し、前記押出成形部の端部に前記型成形部を接続成形する型成形工程とを備え、
前記第2保持部によって、前記型成形部の長手方向の少なくとも所定区間においては、前記伸縮部に代えて、車内外方向に対し前記伸縮部の伸縮幅と略同一幅を有する開口部が形成されることによって、当該所定区間においては車内外方向に離間した状態の前記型成形部が成形されることを特徴とするガラスランの製造方法。
上記手段1によれば、上記伸縮部や開口部によって、型成形部は車内外方向に離間又は伸長され、その本体部が非展開状態の断面略コ字状をなした状態で、両シールリップ間が開口するように成形されるため、コア本体を保持するための第1保持部に十分な厚みをもたせることができる。さらに第2保持部によってもコア本体を保持することができるため、仮に想定した射出圧以上の材料の射出圧がコア金型にかかったとしても、コア本体を両側で支持し、より確実にコア金型を所定位置に維持することができる。結果として、適正形状のガラスランを成形することができる。また、取付け作業に際し、型成形部における側壁部を展開状態から窄めたりする必要がないので、型成形部の角度、曲率半径、周長等が取付けの前後で変化することがない。結果として、作業性の飛躍的な向上を図るとともに、型成形部の不均一な変形を抑制して設計工数の増大を抑制することができる。
手段2.前記型成形工程における前記金型装置の型締めに際して、前記第2保持部が前記金型装置の所定の金型部材に係合されて支持されるようにしたことを特徴とする手段1に記載のガラスランの製造方法。
上記手段2によれば、第2保持部が所定の金型部材に係合されて支持されることにより、上記手段1の作用効果がさらに高められる。
手段3.前記所定区間は、前記型成形部の長手方向略全域であることを特徴とする手段1又は2に記載のガラスランの製造方法。
上記手段3によれば、型成形部の長手方向略全域に上記開口部が形成されることとなる。従って、第2保持部を比較的長目に設けることができ、コア金型を保持する保持力をより高めることができる。
手段4.前記型成形部は、前記基底部において前記伸縮部の設けられる位置が車内外方向に対して異なる2つの押出成形部を接続するものであって、
前記型成形部の長手方向略全域に設けられた前記開口部のうちの長手方向の少なくとも一区間において、前記基底部における車内外方向に対する位置が前記長手方向に沿って変化する徐変区間が形成されるようにしたことを特徴とする手段3に記載のガラスランの製造方法。
上記手段4によれば、伸縮部の設けられる位置が車内外方向に対して異なる2つの押出成形部を不都合なく接続することができる。結果として、種類(例えば機能性など)の異なる伸縮部を各押出成形部に設けることができる。
手段5.前記型成形部は、前記ガラスランのコーナー部及びその近傍を構成するものであることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のガラスランの製造方法。
上記手段5によれば、コーナー部を構成する型成形部の場合には、特に展開状態にある側壁部を窄めることで型成形部の角度や、曲率半径や、周長等が変化してしまいやすい傾向にあるが、本手段では側壁部を窄めずに済むため、そのような懸念を元より払拭することができる。
手段6.前記型成形部は、前記ガラスランのコーナー部及びその近傍を構成するものであって、
前記徐変区間は、前記コーナー部を含む一区間であることを特徴とする手段4に記載のガラスランの製造方法。
上記手段6によれば、上記手段5と同様の作用効果が奏される。さらに、上記伸縮部の設けられる位置が車内外方向に対して異なる2つの押出成形部を接続した場合には、両側壁部を平行移動させてガラスラン(伸縮部)を収縮させる際、伸縮部の位置が切り換わる部分でもある、ガラスランのコーナー部では他の部位と同態様で伸縮部が収縮せず、潰れるなどして各部位が均一に変形しないおそれがあるため、伸縮部の形状を徐変等させたとしても、コーナー部において伸縮部を連続して形成することは困難であった。しかし、本手段では、コーナー部に上記開口部が設けられるため、そのような懸念は払拭することができる。
手段7.前記型成形部は、前記ガラスランのコーナー部及びその近傍を構成するものであって、
前記所定区間は、前記コーナー部を含む一区間であることを特徴とする手段1又は2に記載のガラスランの製造方法。
上記手段7によれば、上記手段5と同様の作用効果が奏される。さらに、上記開口部を設けた場合には、ガラスラン(伸縮部)の収縮時に開口部を接着剤等で塞いだとしても、わずかな隙間から雨水等が内側へ進入するおそれがあるが、本手段のように開口部を型成形部のコーナー部を含む一区間にのみ設けた場合には、仮に開口部を型成形部の長手方向略全域に設けた場合に比べて、前記不具合を低減することができる。結果として、シール性の低下を抑制することができる。
手段8.前記型成形部は、前記基底部において前記伸縮部の設けられる位置が車内外方向に対して異なる2つの押出成形部を接続するものであって、
前記コーナー部を含む一区間に設けられた前記開口部は、前記基底部における車内外方向に対する位置が前記長手方向に沿って変化するよう形成されることを特徴とする手段7に記載のガラスランの製造方法。
上記手段8によれば、上記手段4と同様の作用効果が奏される。
手段9.押出成形法により、前記伸縮部を車内外方向に収縮させた状態を維持して押出成形部を成形する押出成形工程と、
押出成形部を所定長さに切断する切断工程と、
切断後の前記押出成形部の端部部分の前記伸縮部の収縮状態の維持を部分的に解き、当該伸縮部を伸長させた状態とする解除工程とを備えたことを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載のガラスランの製造方法。
上記手段9によれば、予め上記伸縮部が車内外方向に収縮された状態を維持した押出成形部と、上記伸縮部が車内外方向に離間又は伸長された状態の型成形部とよりなるガラスランが成形される。従って、基底部において車内外方向に伸縮可能な伸縮部を有するガラスランをサッシュへ取付けるに際して、作業者が伸縮部を収縮させた状態を維持しつつサッシュ内に嵌め込む作業を型成形部に対応する箇所のみ部分的に行えばよく、ガラスランの取付け作業の簡素化が図られ、作業性の飛躍的な向上を図ることができる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。昇降ドアガラスを有する車両において、図1に示すように、当該ドアガラスの外周形状に対応して、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)よりなるガラスラン1が取付けられる。より詳しく説明すると、ドアには、上記ドアガラスの外周形状に則して断面略コ字状のサッシュS〔図3(b)等参照〕が設けられており、該サッシュSに本実施の形態のガラスラン1が取付けられる。
ガラスラン1は、その長手方向にみてサッシュSの上辺部に対応する押出成形部2、前後の縦辺部に対応する押出成形部3,4と、各押出成形部2,3,4の端部同士を接続する型成形部5,6(図1で散点模様を付した部分)とから構成される。各押出成形部2〜4は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に(長尺状に)形成される。また、型成形部5,6は、2つの押出成形部2,3及び押出成形部2,4が所定の角度をなした状態で相互に接続されるように後述する金型装置にて接続成形される。つまり、型成形部5,6はコーナー部分に対応する。
図2〜4に示すように、押出成形部2〜4及び型成形部5,6は、サッシュSに取付けられる基底部10並びに当該基底部10の両端から延びる車内側側壁部11及び車外側側壁部12からなる断面略コ字状をなす本体部13と、車内側側壁部11及び車外側側壁部12の先端からそれぞれ本体部13内側へ延び、ドアガラスGとの間でシールを行う一対のシールリップ14,15とを備えている。なお、図2は、サッシュSへの取付け前のガラスラン1の後側コーナー部分(型成形部5及びその近傍)を示した斜視図である。
以下、より詳しい構成を押出成形部2,4及び型成形部5を例にして説明する。
図3(a)に示すように、ガラスラン1の上辺部に対応する押出成形部2の基底部10には、車内外方向(図3の左右方向)に伸縮可能な伸縮部16が形成されている。より詳しくは、伸縮部16は、基底部10における、ドアガラスGの車内側側面に沿った延長線と交差する位置から、車外側側面に沿った延長線と交差する位置までの区間ZであるドアガラスGの端面との対向部位において設けられている。本実施形態では、車内外方向に対して基底部10の略中央部に設けられている。
また、伸縮部16は、基底部10の厚みよりも薄肉で、当該伸縮部16を挟んで相対向する双方の基底部10におけるドアガラスGの端面との対向面10aからそれぞれ延出する一対の支持部17と、支持部17の先端部同士を連結する受部18とから構成されている。両支持部17は前記対向面10aから互いに距離を縮めるようにして延出し、受部18は基底部10と略平行となるように形成されている。
さらに、支持部17と受部18との各コーナー部内側には、それぞれ切欠き部20が形成され、支持部17と基底部10との各コーナー部内側には、それぞれ切欠き部21が形成されている。かかる切欠き部20,21の存在により、各コーナー部において折れ(曲げ)変形が起こりやすくなっている。また、受部18は、ドアガラスGの端面に対し凹となるよう湾曲している。
そして、サッシュSへの取付状態においては、図3(b)に示すように、伸縮部16を挟んで相対向する双方の基底部10が当接し、伸縮部16は略三角形状となり、基底部10のドアガラスGの端面との対向面10a側において伸縮部16によって中空部25が形成される。従って、この中空部25の断面形状は下方に向けて次第に幅広となるよう略三角形状をなしている。
また、ドアガラスGの閉時においては、当該ドアガラスGの端面が伸縮部16(受部18)に当接するようになっている。これにより、ドアガラスGの閉時における衝撃を吸収でき、当該衝撃に基づく衝突音を低減させることができる。
なお、押出成形部2の長手方向の大部分においては、予め伸縮部16は収縮状態を維持するように押出成形さており、伸縮部16を挟んで相対する基底部10同士が接合されることで、長手方向に沿った接合部26が存在している。上記のように伸縮部16は本対部13の内側において収縮するため、伸縮部16の収縮状態においては、接合部26が本体部13の外側に露出した状態となっている。接合部26は、接合して押出されるか、押出ダイスから押出された直後に、サイジングによって当該部位が接触されて接合部が作られるかのいずれかの方法によって形成されている。いずれにしても、接合部26は、サッシュSへの取付けに関係なく、伸縮部16の収縮状態を維持するものである。
一方、型成形部5と接続される側の押出成形部2の端部から所定区間P1(図5参照)においては接合部26が分離されることで、伸縮部16が伸長可能とされ、金型装置へのセット時に押出成形部2の端部の断面形状と型成形される型成形部5の一端部の断面形状とを合致させることができるようになっている。なお、サイジングによって接触して形成された接合部は、その分離が容易であり、治工具を使わなくとも、手作業で接合部を引裂くことができる。接合して押出されて接合部が形成されている場合は、ナイフ等の治工具を用いて切裂いて分離させる。
さて、ガラスラン1の縦辺部に対応する押出成形部4の基底部10には、図4(a)に示すように、車内外方向に伸縮可能な伸縮部31が形成されている。
伸縮部31は、車内外方向(図4の上下方向)に対して、ドアガラスGの端面との対向部位(区間Z)よりも車内側にオフセットされた位置に設けられている。本実施形態では、車内外方向に対して基底部10の略中央部より車内側よりに設けられている。
伸縮部31は、基底部10の厚みよりも薄肉となっており、その一端部は基底部10のドアガラスGの端面との対向面10aに連接され、他端部は車内側側壁部11の内壁面に連接されている。伸縮部31は、本体部13の内側に向け凸となるような湾曲形状をなし、サッシュSへの取付状態においては中空部32〔図4(b)参照〕が形成されるように構成されている。
また、ドアガラスGの閉時に、ガラスラン1の上辺部において伸縮部31の中空部32がドアガラスGと離間した状態でドアガラスGより車内側に位置する。ドアガラスGが振動によって車内側方向へ移動した場合にはじめて、車内側シールリップを介して当接し、ドアガラスGの車内側への位置ズレを規制することができる。すなわち、伸縮部31が振動規制機能を備えている。また、車内側へのドアガラスGの移動が規制されているので、積極的に、近年求められるフラッシュサーフェイス化、すなわち外観品質等の向上の観点からのサッシュの車外側表面とドアガラスの車外側表面との間の面一化の設定をすることができる。
なお、押出成形部4の長手方向の大部分においては、押出成形部2と同様に、予め伸縮部31は収縮状態を維持するように押出成形されており、伸縮部31を挟んで相対する基底部10同士が接合されることで、長手方向に沿った接合部33が存在している。上記のように伸縮部31は本対部13の内側において収縮するため、伸縮部31の収縮状態においては、接合部33が本体部13の外側に露出した状態となっている。接合部33は、上記接合部26と同様に、サイジング等によって形成されている。いずれにしても、接合部33は、サッシュSへの取付けに関係なく、伸縮部31の収縮状態を維持するものである。
一方、型成形部5と接続される側の押出成形部4の端部から所定区間P5(図5参照)においては接合部33が分離されることで、伸縮部31が伸長可能とされ、金型装置へのセット時に押出成形部4の端部の断面形状と型成形される型成形部5の一端部の断面形状とを合致させることができるようになっている。
次に、型成形部5の特有の構成について、図5を参照して説明する。図5は、型成形部5及びその近傍の構成を示すためにガラスラン1を基底部10側から見て模式的に平面状に展開した図である。
さて、型成形後、すなわちサッシュSへの取付け前における型成形部5は、押出成形部2側の端部から所定区間P2においては、押出成形部2の端部の断面形状と同一断面形状となっており、基底部10に伸縮部16が形成されている。そして、伸縮部16が車内外方向へ伸びた伸長状態となっている〔図3(a)参照〕。つまり、本体部13が断面略コ字状を維持しつつ、伸縮部16が収縮状態にある押出成形部2の大部分に比べ、車内側側壁部11及び車外側側壁部12が伸縮部16の伸びに対応した寸法(伸縮部16の伸縮幅と略同一幅)だけ両側に平行移動した状態となっている。これにより、後述するコア本体59を保持するための第1保持部60に十分な厚みをもたせるだけの所定の開量W1が確保される。つまり、第1保持部60の厚みは開量W1と同一である。
一方、押出成形部4側の端部から所定区間P4においては、押出成形部4の端部の断面形状と同一断面形状となっており、基底部10に伸縮部31が形成されている。そして、伸縮部31が車内外方向へ伸びた伸長状態となっている〔図4(a)参照〕。つまり、上記区間P2と同様に、本体部13が断面略コ字状を維持しつつ、伸縮部31が収縮状態にある押出成形部4の大部分に比べ、車内側側壁部11及び車外側側壁部12が伸縮部31の伸びに対応した寸法(伸縮部31の伸縮幅と略同一幅)だけ両側に平行移動した状態となっている。従って、この区間P4においても上記開量W1が確保される。
また、ガラスラン1のコーナー部C1を含む所定区間P3においては、両伸縮部16,31に代えて、基底部10を貫通する開口部40(図5の網目模様を付した部分)が設けられている。これにより、この区間P3においては型成形部5が車内外方向に離間した状態となるとともに、車内側側壁部11及び車外側側壁部12が伸縮部16,31の伸びに対応した寸法(伸縮部16,31の伸縮幅と略同一幅)だけ両側に平行移動した状態となっている。従って、この区間P3においても上記開量W1が確保される。なお、開口部40は、後述するコア金型57の第2保持部61によって画定される。
開口部40は、車内外方向に対し両伸縮部16,31の伸縮幅と同一幅(開量W1)となっており、基底部10における車内外方向に対する位置がガラスラン1の長手方向に沿って徐変している。本実施形態では、区間P2側から区間4側へ向かうにつれ、車内外方向に対して基底部10の略中央部から車内側へ徐変している。つまり、開口部40の形成された区間P3が本実施形態における徐変区間に相当する。
次に、上記の構成を有してなるガラスラン1の製造方法について説明する。但し、説明の便宜上、型成形部5の周辺箇所(後側コーナー部)を中心に説明する(他の部分も同様にして製造される)。
まず、図示しない押出成形機を用い、公知の押出成形法により押出成形し、所定長さに切断して上記押出成形部2,4を成形する。この工程が本実施形態における切断工程に相当する。
このとき、上述したように押出成形部2,4では、伸縮部16,31が収縮された状態で本体部13が成形される。つまり、上記押出成形工程は、本実施形態における伸縮部16,31を車内外方向に収縮させた状態を維持して押出成形部2,4を成形する押出成形工程に相当する。
続いて、押出成形部2及び押出成形部4の型成形部5側の端部近傍における接合部26,33の接合を解除し、伸縮部16,31を伸長可能にさせた状態とする。この場合、接合部26,33の厚みは十分薄いため、手作業、或いは刃物等を用いて容易に分離させることができる。この工程が本実施形態における解除工程に相当する。
次に、伸縮部16,31を伸長させた上記押出成形部2,4の端部をそれぞれ金型装置にセットして型成形部5の成形を行う。押出成形部2,4をセットする工程が本実施形態におけるセット工程に相当する。
ここで、型成形部5を成形するために使用される金型装置(ガラスラン成形用金型装置)51について図6(a),(b)を参照して説明する。図6(a)は、金型装置51を示す断面図である。金型装置51は、例えば図の上側に位置する固定型部材(金型部材)としての固定型52と、複数の可動型部材(金型部材)としての可動型(第1の可動型53、第2の可動型54、第3の可動型55、第4の可動型56)とを備えている。また、第1の可動型53及び第2の可動型54間には、コア金型57が設けられる。第1〜第4の可動型53〜56は、図示しないシリンダ等により固定型52に対し相対移動可能に設けられている。
コア金型57は、型成形部5の本体部13及びシールリップ14,15の内周面を画定するためコア本体59と、コア本体59におけるシールリップ14,15の内周面を画定する側から突出する第1保持部60と、コア本体59における基底部10の内周面を画定する側から突出する第2保持部61とからなる。第2保持部61は、上記開口部40の形状に合わせて、コア金型57の幅方向(図6の左右方向)に対する位置が、コア金型57の長手方向(図6の前後方向)に沿って徐変している。
固定型52及び各可動型53〜56には、型成形部5の外形形状に対応した成形面がそれぞれ形成されている。また、固定型52及び各可動型53〜56で囲まれた空間の中央に設置される。そして、これら成形面及びコア本体59の外面によって、型成形部5を成形するためのキャビティ63が形成されている。さらに、固定型52における基底部10の内周面を画定する面には、各型52〜57を型締めした際に、第2保持部61が嵌入する受部65が設けられている。もちろん、各型の構成は上記構成に限られるものではない。例えば、各可動型53〜56のいずれかを固定型とし、固定型52を可動型とした構成としてもよい。
そして、上記の構成を有してなる金型装置51によって、以下のようにして型成形部5を成形する。まず、各型52〜57を相互に型開きした状態で、接合部26,33が分離されて伸縮部16,31が伸長可能にされた上記押出成形部2,4の端部をコア金型57のコア本体59の長手方向両端部に嵌め込みセットし、可動型53〜56及びコア金型57を固定型52に対し所定位置にセットし型締めする。これにより、押出成形部2,4が金型装置51に対し取付固定されるとともに、図6(a)に示すように、キャビティ63が形成される。
この状態から図6(b)に示すように、キャビティ63内に、材料(ゴム材料)としての可塑化状態にあるEPDMを図示しないゲートより注入し、充填させる。その後、EPDMを加硫固化させるとともに、固化完了後、可動型53〜56を順次型開きして、コア金型57とともに型成形部5を金型装置51から取り外す。このようにして押出成形部2,4に型成形部5が接続されてなるガラスラン1が得られる。型成形部5を成形する上記一連の工程が本実施形態おける型成形工程に相当する。
さて、このようにして成形されたガラスラン1は、当該ガラスラン1をサッシュSへ取付けるに際し、図3(b),図4(b)に示すように伸縮部16,31を収縮させて車内側側壁部11及び車外側側壁部12を平行移動させ、本体部13が非展開状態の断面略コ字状を維持した状態で、本体部13をサッシュSへ容易に嵌め込むことができる。さらに、押出成形部2,4においては、その大部分が、伸縮部16,31が収縮状態のまま維持されているので、本体部13をそのままの形状でサッシュSへ嵌め込むことができる。
以上詳述したように、型成形時においては、伸縮部16,31や開口部40によって、型成形部5は車内外方向に離間又は伸長され、その本体部13が非展開状態の断面略コ字状をなした状態で、両シールリップ14,15間が開口するように成形されている。これにより、コア本体59を保持する第1保持部60に十分な厚み(両シールリップ14,15間の開量W1)をもたせることができる。さらに第2保持部61によってもコア本体59を保持することができる。従って、仮に想定した射出圧以上のEPDMの射出圧がコア本体59にかかったとしても、コア本体59を両側で支持し、より確実にコア本体59を所定位置に維持することができる。結果として、適正形状のガラスランを成形することができる。
さらに、固定型52における基底部10の内周面を画定する面には、各型52〜57を型締めした際に、第2保持部61が嵌入する受部65が設けられている。これにより、第2保持部61が固定型52(受部65)に係合されて支持され、上記作用効果が高められる。
また、ガラスラン1は、サッシュSへの非取付状態にあっては、その伸縮部16,31が伸長状態となっており、本体部13が断面略コ字状をなしている。このため、実際にサッシュSに取付ける際に、従来のように、型成形部5等の両側壁部11,12を展開状態から回転させて窄めたりする必要がなく、平行に移動させるだけなので、型成形部5の両側壁部11,12の成形時の角度、曲率半径、周長等が取付けの前後で変化することがない。従って、サッシュSの形状に沿わせて取付けることができなくなるといった不具合を回避できる。また、設計に際し、上記変化を見越して試行錯誤を繰り返す必要もなくなるため、設計工数の低減を図ることができる。結果として、作業性の飛躍的な向上を図るとともに、型成形部の不均一な変形を抑制して設計工数の増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、予め伸縮部16,31が車内外方向に収縮された状態の押出成形部2,4等と、伸縮部16,31が車内外方向に伸長された状態の型成形部5等とよりなるガラスラン1が成形されることとなる。従って、サッシュSへの取付けに際して、作業者が伸縮部16,31の収縮状態を維持しつつサッシュS内に嵌め込む作業を、ガラスラン1の全長にわたって行わなくともよい。つまり、型成形部5等に対応する箇所及びその近傍のみ行えばよい。結果として、ガラスラン1の取付け作業の簡素化が図られ、作業性の飛躍的な向上を図ることができる。
また、ガラスラン1のコーナー部C1に開口部40を設け、車内外方向に対する位置が異なる伸縮部16,31が連続形成されないようにしたため、車内側側壁部11及び車外側側壁部12を平行移動させてガラスラン1(伸縮部16,31)を収縮させる際、ガラスラン1のコーナー部C1において伸縮部16,31が収縮せず、潰れるなどして各部位が均一に変形しなくなってしまうといったおそれを低減することができる。
さらに、開口部40の車内外方向に対する位置を徐変させているため、車内外方向に対して異なる位置に伸縮部16,31が設けられた押出成形部2,4を不都合なく接続することができる。結果として、伸縮部16,31のように機能性などが異なる伸縮部を各押出成形部2,4に設けることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、サイドドアに設けられたサッシュSに取付けられるガラスラン1に具体化しているが、車両本体側に取付けられるガラスラン1に具体化してもよい。
(b)収縮部16,31の形状及び構成は、上記実施形態に限られるものではない。例えば収縮状態において上記中空部25等が形成されないような構成としてもよい。また、蛇腹形状の伸縮部を採用してもよい。もちろん、伸縮部16,31が本体部13の外側に向け凸となるような構成としてもよい。
(c)上記実施形態では、ガラスラン1をEPDMにより構成しているが、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポリ塩化ビニル等の他の素材により構成してもよい。なお、TPO等の材料で形成する場合には、金型への材料の注入後に加硫する必要がなく、製造時間の短縮が図れる。
(d)上記実施形態では、ガラスラン1のコーナー部C1を含む所定区間P3においてのみ、開口部40が設けられている。しかし、開口部の設けられる区間はこれに限られるものではなく、例えば、型成形部5の長手方向略全域つまり区間P2,P3,P4において、伸縮部16又は伸縮部31に代えて、開口部が形成される構成としてもよい。このようにすれば、上記コア金型57の第2保持部61を比較的長目に設けることができ、コア金型57を保持する保持力をより高めることができる。もちろん、開口部が型成形部5の長手方向略全域に設けられた場合において、当該開口部のうちの長手方向の少なくとも一区間において、上記開口部40のような徐変区間が形成される構成としてもよい。また、徐変区間も区間P3に限らず、型成形部5の長手方向略全域つまり区間P2,P3,P4において設けられた構成としてもよい。例えば、区間P1側から区間5側へ向かうにつれ、車内外方向に対して基底部10の略中央部から車内側へ変化するような構成としてもよい。但し、開口部を設けた場合には、ガラスラン(伸縮部)の収縮時に開口部を接着剤等で塞いだとしても、わずかな隙間から雨水等が内側へ進入するおそれがあるため、このような不具合を考慮した場合には、上記実施形態のように所定区間にのみ開口部を設ける構成の方が好ましい。その結果、シール性の低下を抑制することができる。
また、型成形部5の長手方向略全域(区間P2,P3,P4)のうちの複数箇所(複数区間)において、伸縮部16又は伸縮部31に代えて、開口部が形成される構成としてもよい。
(e)上記実施形態では、車内外方向に対して異なる位置に伸縮部16,31が設けられているが、これに限らず、伸縮部16,31を同じ位置に設けるとともに、開口部40を車内外方向に対して徐変させない構成としてもよい。
(f)上記実施形態では、形状(機能)の異なる伸縮部16,31が押出成形部2,4にそれぞれ設けられているが、もちろん、押出成形部2,4(型成形部5)に設けられる伸縮部が同じ形状のものであってもよい。
ガラスランの全体構成を示す図である。 取付け前のガラスランのコーナー部分を示す斜視図である。 (a)は、伸長状態にある上辺部の押出成形部を示す断面図であり、(b)は、図1のK−K線断面図であり、収縮状態にある上辺部の押出成形部を示す断面図である。 (a)は、伸長状態にある縦辺部の押出成形部を示す断面図であり、(b)は、図1のL−L線断面図であり、収縮状態にある縦辺部の押出成形部を示す断面図である。 型成形部及びその近傍の構成を示すために模式的に基底部を平面状に展開した図である。 (a)は、型成形部成形用の金型装置を示す断面図であり、(b)は、キャビティ内にゴム材料を充填した状態を示す金型装置の断面図である。 (a)は、従来技術における取付け前のガラスランを示す断面図であり、(b)は、従来技術における取付け後のガラスランを示す断面図であり、(c)は、従来技術における型成形部成形用の金型装置を示す断面図である。
符号の説明
1…ガラスラン、2,3,4…押出成形部、5,6…型成形部、10…基底部、11…車内側側壁部、12…車外側側壁部、13…本体部、14,15…シールリップ、16,31…伸縮部、26,33…接合部、40…開口部、51…金型装置(ガラスラン用金型装置)、52…固定型部材(金型部材)としての固定型、53〜56…可動型部材(金型部材)としての可動型、57…コア金型、59…コア本体、60…第1保持部、61…第2保持部、63…キャビティ、65…受部、C1…コーナー部、P1〜P5…区間、S…サッシュ、G…ドアガラス、W…開量。

Claims (7)

  1. 押出成形法により形成された押出成形部と、複数の金型部材からなる金型装置によって前記押出成形部の端部に型成形法により接続形成された型成形部とを有し、
    車両の本体又はドアに設けられたサッシュに対し取付けられ、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなる断面略コ字状をなす本体部と、前記車内側側壁部及び車外側側壁部からそれぞれ本体部内側へ延び、ドアガラスとの間でシールを行う一対のシールリップと、前記基底部において形成され、車内外方向に伸縮可能な伸縮部とを有してなるガラスランの製造方法において、
    前記伸縮部が伸長された状態の前記押出成形部の端部を前記金型装置にセットするセット工程と、
    前記本体部及び前記シールリップの内周面を画定するためコア本体と、前記コア本体における前記シールリップの内周面を画定する側から突出する第1保持部と、前記コア本体における前記基底部の内周面を画定する側から突出する第2保持部とからなるコア金型部材を、前記金型装置の所定位置に設定した状態で、当該金型装置のキャビティに材料を充填して型成形し、前記押出成形部の端部に前記型成形部を接続成形する型成形工程とを備え、
    前記第2保持部によって、前記型成形部の長手方向の少なくとも所定区間においては、前記伸縮部に代えて、車内外方向に対し前記伸縮部の伸縮幅と略同一幅を有する開口部が形成されることによって、当該所定区間においては車内外方向に離間した状態の前記型成形部が成形されることを特徴とするガラスランの製造方法。
  2. 前記型成形工程における前記金型装置の型締めに際して、前記第2保持部が前記金型装置の所定の金型部材に係合されて支持されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のガラスランの製造方法。
  3. 前記所定区間は、前記型成形部の長手方向略全域であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスランの製造方法。
  4. 前記型成形部は、前記基底部において前記伸縮部の設けられる位置が車内外方向に対して異なる2つの押出成形部を接続するものであって、
    前記型成形部の長手方向略全域に設けられた前記開口部のうちの長手方向の少なくとも一区間において、前記基底部における車内外方向に対する位置が前記長手方向に沿って変化する徐変区間が形成されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のガラスランの製造方法。
  5. 前記型成形部は、前記ガラスランのコーナー部及びその近傍を構成するものであって、
    前記徐変区間は、前記コーナー部を含む一区間であることを特徴とする請求項4に記載のガラスランの製造方法。
  6. 前記型成形部は、前記ガラスランのコーナー部及びその近傍を構成するものであって、
    前記所定区間は、前記コーナー部を含む一区間であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスランの製造方法。
  7. 前記型成形部は、前記基底部において前記伸縮部の設けられる位置が車内外方向に対して異なる2つの押出成形部を接続するものであって、
    前記コーナー部を含む一区間に設けられた前記開口部は、前記基底部における車内外方向に対する位置が前記長手方向に沿って変化するよう形成されることを特徴とする請求項6に記載のガラスランの製造方法。
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