JP2011126466A - ガラスラン - Google Patents

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祐介 渡會
Hiroaki Nishikawa
洋明 西川
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秀明 箕浦
Yoshihisa Kubo
嘉久 久保
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Abstract

【課題】外観品質の向上等を図りつつ、取付状態の安定化等を図ることのできるガラスランを提供する。
【解決手段】ガラスラン5は、基底部14と、基底部14から延びる一対の側壁部15、16とを具備して断面略コ字状をなす本体部11と、側壁部15、16の各先端から本体部11の内側に延出するシールリップ12、13と、基底部14のドアガラスGの内側面よりも車内側の位置において本体部11の内周側に凸となる伸縮可能に形成された連結部21とを備え、長手方向全域が型成形によって一体的に形成されている。連結部21は、ガラスラン5の長手方向全域にわたり連続して形成されるとともに、車内外方向における連結部21の形成位置は、本体部11の長手方向全域にわたり同じ位置にされている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ガラスランに関するものである。
一般に、自動車のドアフレームの内周に沿ってガラスランが設けられている。ガラスランは、その断面方向から見ると、基底部と、該基底部から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部とを具備する断面略コ字形の本体部を備えるとともに、両側壁部の略先端から本体部内側に向けて延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップを備えている。上記ガラスランは、本体部がドアフレームの内周に沿って設けられた取付部に取着され、両シールリップによって、昇降するドアガラスの内外面の周縁部が挟まれるようにしてシールされる。
また、ガラスランは、ドアガラスの上縁部に対応する上辺部と、ドアガラスの前後の縦縁部に対応する前縦辺部及び後縦辺部とを備え、これらがほぼ直線状に成形される押出成形部と、押出成形部の端部同士を所定の角度をなした状態で接続する型成形部とにより構成されている。
ところで、ガラスランを押出成形部と型成形部とから構成する場合には、押出成形部と型成形部との接続線が外観に表れてしまい、これに起因して外観品質の低下を招くおそれがある。また、押出成形部と型成形部とでは構成材料が異なることもあって、その表面の色・艶が大きく相違してしまうおそれがあり、当該色・艶の相違によっても、外観品質の低下を招いてしまうおそれがある。
また、ガラスランのコーナー部位に対応する型成形部は、型成形に際し、本体部、車内側シールリップ、及び車外側シールリップの各内側面を成形するための金型(中子)を配置する必要があり、その中子の保持強度を保つべく、車内側側壁部と車外側側壁部とを若干開いた展開形状で成形されるのが一般的である。ところが、ドアフレームの取付部への取付けに際して、大きく開いた展開形状で形成されている押出成形部の車内側側壁部と車外側側壁部とを同様に両側壁部がほぼ平行になるように窄めるように変形させると、そのときの応力に基づいてコーナー部位の屈曲角度(曲率半径)や周長等が変化してしまうおそれがある。この場合、ガラスランが取付部形状に追従しなくなってしまい、取付状態の悪化等を招いてしまうおそれがある。また、車内側・車外側シールリップの表面にシワが発生し、シール性の低下を招くおそれがある。
これに対し、基底部において車内外方向に伸縮可能な連結部が設けられ、連結部が伸びた状態で長手方向全域が型成形によって一体的に形成されるとともに、取付部への取付けに際して連結部が収縮された状態とされているといったガラスランも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−149739号公報
特許文献1の技術を採用することで、ガラスランの長手方向において部分的に色・艶の相違が生じたり、ガラスランを展開形状で形成しなければならないといった事態を回避することができる。しかしながら、ガラスランの上辺部、前縦辺部、及び後縦辺部にそれぞれ連結部を独立して形成する場合、各辺部における連結部の形成位置によっては、連結部を収縮させた場合に、連結部ひいては本体部がいびつに変形してしまうことが懸念される。この場合、取付不良が発生したり、シール性の低下を招いたりするおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外観品質の向上等を図りつつ、取付状態の安定化等を図ることのできるガラスランを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.基底部と、該基底部から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部とを具備して断面略コ字状をなし、車両のドアフレームの内周に沿って設けられた取付部に取着される本体部と、
前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部の略先端から前記本体部内側に延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップと、
前記基底部において形成され、成形時の伸長状態では断面略V字状に形成され、取付時の収縮状態では断面略I字状に形成される伸縮可能な連結部とを備え、
昇降するドアガラスの上縁部に対応する上辺部と、ドアガラスの前縁部及び後縁部に対応する前縦辺部及び後縦辺部とを具備する長手方向全域が型成形によって一体的に形成され、
前記連結部は、前記本体部の長手方向全域にわたり連続して形成されるとともに、車内外方向における前記連結部の形成位置は、前記本体部の長手方向全域にわたり同じ位置にされていることを特徴とするガラスラン。
手段1によれば、型成形によりガラスランの長手方向全域が一体的に形成されるため、例えば、押出成形体を含む複数の成形体を長手方向に繋ぐことで構成されるようなガラスランとは異なり、隣接する成形体同士を繋いだ接続線が外観に表れてしまうといった事態を回避することができる。また、ガラスランの長手方向において部分的に色・艶の相違が生じてしまうといった事態を回避することができる。結果として、外観品質の向上が図られる。
また、連結部が伸張した形状でガラスランを型成形することによって、両シールリップを十分に離間させることができる。このため、中子の保持強度を確保するとともに、車内側側壁部及び車外側側壁部の先端同士を広げるような展開形状とする必要がなくなる。従って、ドアの取付部への取付けに際し、両側壁部を平行移動させるように変形させ、展開形状から回動変形させる必要がなくなるため、コーナー部等において余肉や、シールリップの蛇行、シワ寄りが発生することなく、取付部に対するガラスランの取付状態の安定化、シール性の向上等を図ることができる。
さらに、ガラスランが一体的に成形される(基底部、車内側側壁部、車外側側壁部、車内側シールリップ、車外側シールリップ等が連結部を介して一繋がりに形成される)ため、押出成形体を含む複数の成形体を長手方向に繋いで構成するガラスランの製造に比べて、製造装置(製造設備)全体の簡素化や製造作業性の向上を図ることができ、結果として、コストの抑制や生産性の向上等を図ることができる。特に、連結部は、ガラスランの長手方向全域に形成されているため、例えば、連結部がガラスランの長手方向において部分的に設けられるような特開2008−149739号公報に記載のガラスランの構成に比べ、金型のキャビティに構成材料を充填させる際に、構成材料をキャビティ全体に行き渡らせ易く、また、連結部以外の部分の係合部を係合可能となるように形成する必要がなく、製造作業性の向上(製造時間の短縮)、成形不良の抑制、金型装置の簡素化等を図ることができる。
また、車内外方向における連結部の形成位置は、ガラスランの長手方向全域においていずれの部位においても一定(同一平面上)となっている。このため、連結部の位置がずれていることで連結部を収縮させ難くなったり、無理やりに収縮させる(折り畳む)ことで連結部、ひいては本体部の断面形状がいびつに変形したりするといった事態を抑制することができる。従って、取付状態の安定化、取付作業性の向上、シール性の向上等を図ることができる。
さらに、例えば、連結部がガラスランの長手方向において部分的に設けられている場合、連結部を収縮させた状態において、連結部の肉厚や連結部の反発力に起因して、連結部が存在する部位と存在しない部位とで基底部の横幅が変化してしまう(基底部の車内外方向への収縮量が変わってしまう)おそれがある。これに対し、本手段によれば、連結部はガラスラン(本体部)の長手方向全域に設けられている。このため、ガラスランの長手方向全域において基底部の横幅をほぼ均一にすることができ、取付状態の安定化等を図ることができる。
尚、「車内外方向における連結部の形成位置は、前記本体部の長手方向全域にわたり同じ位置にされている」は、「型成形に際して、前記連結部が伸長された状態である断面略V字形から、前記連結部が収縮された状態である断面略I字形への変形が一定となっており、同じ断面略I字形で前記取付部に取付けられること」としてもよい。
手段2.前記連結部は、前記基底部におけるドアガラスの端面の対向部位の近方に位置する第1可変部と、遠方に位置する第2可変部とから構成され、成形時の伸長状態の断面略V字状のときにおいても、車内外方向における前記第1可変部の付根部の位置及び前記第2可変部の付根部の位置が、ガラスランの長手方向のいずれの部位においても同じ位置(同一平面上)となっていることを特徴とする手段1に記載のガラスラン。
手段2によれば、連結部を収縮させた場合(断面略V字形から断面略I字形にした場合)に、連結部の変形量を揃えることができ、ガラスランの長手方向において部分的に連結部の断面形状が意図していない形状に変形してしまうといった事態を防止することができる。
手段3.前記連結部は、前記基底部におけるドアガラスの端面の対向部位の近方に位置する第1可変部と、遠方に位置する第2可変部とから構成され、前記本体部の内周側に凸形状をなしているとともに、前記基底部におけるドアガラスの端面の対向部位から外れた位置に形成されることを特徴とする手段1又は2に記載のガラスラン。
手段3によれば、連結部が本体部の内周側に凸となっていることから、例えば、縦辺部の基底部から連結部がドアフレームの外周側に突出することに起因して、連結部が取付部等に圧接し、連結部の反発力により取付部からガラスランが浮き上がってしまうといった事態を抑止することができる。また、連結部は、基底部におけるドアガラスの端面の対向部位から外れた位置に設けられているため、例えば、連結部が基底部から本体部の内周側に突出している場合に、連結部がドアガラスと干渉することはなく、そのことに起因して、ドアガラスの摺動時の抵抗が増大する等の不具合を招いてしまうといったおそれを防止することができる。
手段4.前記第1可変部及び前記第2可変部は略直線状に形成され、
前記連結部には、前記第1可変部と前記第2可変部との境界部に沿って溝状部が形成され、当該溝状部により前記第1可変部と前記第2可変部との境界部付近の肉厚がその他の部位よりも薄肉となっていることを特徴とする手段3に記載のガラスラン。
手段4によれば、第1可変部及び第2可変部が直線状に形成され、また、伸長状態である断面略V字状のときの劣角側には、第1可変部と第2可変部との境界部に沿って溝状部が形成され、当該境界部が薄肉とされることにより、連結部を収縮させた(折り畳んだ)場合に、第1可変部と第2可変部とを面で当接させることができ、断面略I字状に形成する(収縮させる)ことができる。このため、例えば、連結部の内側に中空部が形成されるようにして連結部が膨らんでしまうといった事態を防止することができる。さらに、連結部を収縮させた場合に、連結部の先端部側(第1可変部と第2可変部との境界部付近)が膨らんでしまうといった事態を防止することができる。従って、断面略I字状の連結部がドアガラスと干渉してドアガラスの摺動性が低下してしまう等の不具合をより確実に防止することができる。
手段5.前記基底部は、前記連結部によって連結される車外側基底部と車内側基底部とを備え、前記車外側基底部及び前記車内側基底部のうち互いに対向する面から前記第1可変部及び前記第2可変部がそれぞれ延出し、前記連結部の収縮状態において、前記車外側基底部及び前記車内側基底部のうち互いに対向する面と、前記第1可変部及び前記第2可変部とが当接していることを特徴とする手段4に記載のガラスラン。
手段5によれば、連結部の収縮状態(第1可変部と第2可変部との当接状態)において、車外側基底部及び車内側基底部のうち互いに対向する面と、第1可変部及び第2可変部とが当接している。このため、連結部を収縮させた際に連結部が傾倒しようとしても、第1可変部及び第2可変部の側面が車外側基底部及び車内側基底部のうち互いに対向する面と当接して傾倒が防止される。従って、連結部とドアガラスとの接触を確実に防止することができる。
手段6.前記第1可変部と前記第2可変部とが互いに面で当接した状態で固着されていることを特徴とする手段3乃至5のいずれかに記載のガラスラン。
手段6によれば、連結部を構成する第1可変部と第2可変部とが互いに固着されているため、取付部の取付けに際し、連結部の反発力に抗して連結部の収縮状態を維持しておくといった必要がなく、取付作業性の向上を図ることができる。加えて、第1可変部と第2可変部とが互いに固着されていることから、ガラスランを取付部に押込む際等に、車内側側壁部側の部位と車外側側壁部側の部位とがドアガラスの外周方向においてずれてしまうといった事態を防止することができる。従って、取付作業性の向上を図ることができるとともに、取付部に対してガラスランを的確に取付けることができる。
また、連結部の内側に中空部が形成されるようにして連結部が膨らみ、連結部がドアガラスに干渉して、ドアガラスの摺動性を低下させてしまうといったおそれを抑制することができる。尚、上記第1可変部と第2可変部との固着の方法としては、接着剤を用いた接着や、ガラスランが動的架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)で構成される場合には熱溶着、超音波溶着等が挙げられる。
手段7.前記第1可変部及び前記第2可変部の延出長は、前記本体部の長手方向におけるコーナー部の角部においても、その他の部位と同じ長さに設定されていることを特徴とする手段4に記載のガラスラン。
本体部の長手方向におけるコーナー部(ガラスランのコーナー部)の角部では、単純に設計すると側壁部と同様に若干長くなる(√2倍の長さになる)と思われるが、そのようにすると、他の部分と接続し難くなることが懸念される上、長くなるとそこだけ荷重が変化してしまう(高くなる)といった不具合を招くおそれがある。これに対し、本手段7のように第1可変部及び第2可変部の長さが長手方向全域にわたって一定に形成されることにより、上記不具合を防止することができる。
ドアの概略構成を示す正面模式図である。 ガラスランの正面図である。 取付後のガラスランを示す図2のJ−J線断面図である。 型成形直後のガラスランを示す図2のJ−J線断面図である。 取付後のガラスランを示す図2のK−K線断面図である。 型成形直後のガラスランを示す図2のK−K線断面図である。 取付後のガラスランを示す図2のL−L線断面図である。 型成形直後のガラスランを示す図2のL−L線断面図である。 ガラスランを示す図2のM−M線断面図である。 ガラスランを示す図2のN−N線断面図である。 ガラスランを示す図2のO−O線断面図である。 ガラスランを示す図2のP−P線断面図である。 ガラスランを示す図2のQ−Q線断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、自動車のドア用開口部に開閉可能に設けられるフロントドア(以下、単に「ドア1」と称する)には、昇降可能なドアガラスGと、当該ドアガラスGの外周形状に対応して設けられ、ドアガラスGの昇降を案内するとともに、ドアガラスGの周縁部とドアフレーム2との間をシールするガラスラン5とが設けられている。
図2に示すように、ガラスラン5は、ドアガラスGの上縁部に対応する上辺部6、ドアガラスGの前縁部に対応する前縦辺部7、ドアガラスGの後縁部に対応する後縦辺部8ととから構成されている。本実施形態では、ガラスラン5は、上辺部6、前縦辺部7、後縦辺部8を具備する長手方向全域が、図示しない金型装置にて一体的に形成される。そして、窓部Wの外周に沿って形成される断面略コ字状のサッシュ部DS、及びサッシュ部DSの前後の縦辺部を下方に延長するようにしてドアパネル3内に設けられた断面略コ字状のチャンネル部DCの内周に当該ガラスラン5が取付けられている。本実施形態では、ガラスラン5がオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)により構成されており、このオレフィン系熱可塑性エラストマーは動的架橋タイプ(TPV)が好ましい。また、本実施形態では、サッシュ部DS及びチャンネル部DCが取付部に相当する。
図3に示すように、ドアガラスGの上縁部に対応する上辺部6は、基底部14と、該基底部14から延びる車外側側壁部15及び車内側側壁部16とを具備して断面略コ字状をなし、サッシュ部DSに嵌め込まれる本体部11と、車外側側壁部15の先端部から車内側かつ基底部14側に向けて延びる車外側シールリップ12と、車内側側壁部16の先端部から車外側かつ基底部14側に向けて延びる車内側シールリップ13とを備えている。ドアガラスGにより窓部Wが閉じられた状態においては、車外側シールリップ12がドアガラスGの外側面(車外側の面)に対して圧接され、車内側シールリップ13がドアガラスGの内側面(車内側の面)に対して圧接される。これにより、ドアガラスGの車外側及び車内側がそれぞれシールされるようになっている。
また、車外側側壁部15から車外側に向けて延びる車外側意匠リップ17、及び車内側側壁部16から車内側に向けて延びる車内側意匠リップ18が設けられている。さらに、基底部14の外側面(本体部11の外周側の面)の車外側の部位には、基底部14から突出する水切りリップ19が設けられている。水切りリップ19は、ガラスラン5の取付状態においてサッシュ部DSに当接し、ガラスラン5とサッシュ部DSとの間を介して雨水等が車内側へ浸入することを防止している。尚、車外側シールリップ12は車内側シールリップ13よりも小さく(短く)構成されている。これにより、ドアガラスGが車外側に寄せられ、フラッシュサーフィス化が図られる。
さて、本実施形態では、基底部14において、型成形時と、サッシュ部DS及びチャンネル部DCへの取付時とで、基底部14の横幅を変更可能とするために形成された連結部21が設けられている。本実施形態の基底部14は、連結部21を挟んで車外側の部位(車外側基底部14a)と、車内側の部位(車内側基底部14b)とに分けられており、連結部21は、車外側基底部14aの車内側の端面から本体部11の内周側に延びる第1可変部21aと、車内側基底部14bの車外側の端面から第1可変部21aの先端縁にかけて延びる第2可変部21bとを備えている。図4に示すように、連結部21は、型成形により、本体部11の内周側に凸となる断面略V字状に形成され、車内外方向(ドア1の厚み方向)に伸縮可能となっており、図3に示すように、連結部21が収縮した(折り畳まれた)状態では断面略I字状にサッシュ部DSに取付けられている。また、本実施形態の連結部21はドアガラスGの昇降の妨げとならないように、ドアガラスGの内側面よりも車内側(基底部14のうちドアガラスGの内側面に沿った延長線と交差する位置よりも車内側)に形成されており、連結部21が本体部11の内側に進入したドアガラスGと接触(干渉)しない構成となっている。
また、第1可変部21a及び第2可変部21bは略直線状に延びており、図3に示すように、連結部21を収縮させた(折り畳んだ)状態では、第1可変部21aと第2可変部21bとが面で当接した状態とされ、連結部21が車内側側壁部16の内側面(車外側の面)に沿って直線状に(基底部14の内側面に対してほぼ垂直に)延びている。さらに、本実施形態では、第1可変部21a及び第2可変部21bは、車外側基底部14a及び車内側基底部14bのうち互いに対向する面の本体部11の外周側の部位から延出しており、連結部21が収縮した状態においては、第1可変部21a及び第2可変部21bの付根部側の部位が車外側基底部14aと車内側基底部14bとの間に挟まれる格好となる。
また、第1可変部21a及び第2可変部21bの肉厚は、その他の部位(車外側基底部14a等)よりも薄肉となっており、本実施形態では、それぞれ1.0mmとなっている。さらに、図4に示すように、連結部21の劣角側には、第1可変部21aと第2可変部21bとの境界部に沿って溝状部24が形成されており、連結部21の先端部(第1可変部21aと第2可変部21bとの境界部付近)の肉厚がその他の部位よりも薄肉となっている。このため、図3に示すように、連結部21を収縮(折り畳む)させた状態としても、連結部21の先端部(第1可変部21aと第2可変部21bとの境界部付近)が膨らむことなく、連結部21の車外側の面及び車内側の面が略平坦面となっている。
加えて、本実施形態では、型成形において、車外側基底部14aと車内側基底部14bとの間の距離がガラスラン5の長手方向のいずれの部位においても一定となるように形成される。尚、上記のように、第1可変部21a及び第2可変部21bは、車外側基底部14a及び車内側基底部14bのうち互いに対向する面から延出しているため、車内外方向における第1可変部21aの付根部(車外側基底部14aとの連接部)の位置及び第2可変部21bの付根部(車内側基底部14bとの連接部)の位置が、ガラスラン5の長手方向のいずれの部位においても同じ位置となる。さらに、車内外方向における第1可変部21aと第2可変部21bとの境界部の位置が、ガラスラン5の長手方向のいずれの部位においても同じとなるように成形される。尚、第1可変部21aと第2可変部21bとが互いに面で当接した状態で固着(接着)される場合、連結部21の収縮状態が維持されてサッシュ部DS等への取付けが容易になる。
また、図5に示すように、ドアガラスGの後縁部に対応する後縦辺部8についても上辺部6と同様に、本体部11、一対のシールリップ12、13、連結部21等を備えている。但し、後縦辺部8の基底部14は、上辺部6の基底部14よりも厚みをもって形成されている。尚、後縦辺部8の基底部14には、肉厚となることで成形歪みが生じないように外周面側に凹部が形成されている。
さらに、後縦辺部8には、車内側側壁部16から車外側かつドアフレーム2の内周側に延出するサブリップ31が設けられている。当該サブリップ31は、車内側シールリップ13が本体部11の内側に進入したドアガラスGに押されて車内側に変位した際に、車内側シールリップ13の裏面の先端部側に当接して車内側シールリップ13と協働してドアガラスGを支持する構成となっており、これにより、自動車の走行時等におけるドアガラスGの振動が抑制される。尚、後縦辺部8の意匠リップ17、18は、上辺部6の意匠リップ17、18よりも大きく構成されている。
但し、後縦辺部8のうち、ドアパネル3内に配設される部位(チャンネル部DCに取着される部位)においては、図7に示すように小型化が図られており、水切りリップ19も省略されている。
さらに、ドアガラスGの前縁部に対応する前縦辺部7についても上辺部6と同様に、本体部11、一対のシールリップ12、13、連結部21等を備えている。前縦辺部7のうち、ドアパネル3内に配設される部位(チャンネル部DCに取着される部位)においては、図7に示す後縦辺部8と同様の断面形状をなしている。尚、ドアパネル3内に配設される部位に設けられたサブリップ31についても、車内側シールリップ13が本体部11の内側に進入したドアガラスGに押されて車内側に変位した際に、車内側シールリップ13の裏面の先端部側に当接して車内側シールリップ13と協働してドアガラスGを支持する構成となっており、これにより、窓部Wを開放した状態におけるドアガラスGの振動が抑制される。但し、ベルトラインよりも上方のサッシュ部DSに取付けられる部位においては、図12に示すようにサブリップ31が省略されている。
また、上辺部6、前縦辺部7、後縦辺部8に形成される連結部21は、本体部11やシールリップ12、13等と同様に、ガラスラン5の長手方向全域にわたり切れ目なく連続して設けられている。また、車内外方向における連結部21の形成位置は、ガラスラン5の長手方向全域にわたり同じ位置(同一平面上)に形成されている(長手方向におけるいずれの位置においても同じとなっている)上、基底部14の横幅も同一となっている。さらに、図13に示すように、本実施形態では、第1可変部21a及び第2可変部21bの車外側基底部14a及び車内側基底部14bからの延出長は、ガラスラン5のコーナー部の角部においても、その他の部位と同じ長さとなっている。
加えて、図9に示すように、上辺部6には、上辺部6の長手方向において互いに所定距離を隔てて複数箇所に、車外側側壁部15の先端部側の部位と車外側シールリップ12とを連結するようにして設けられる肉盛部32aが設けられている。また、図10に示すように、後縦辺部8には、上辺部との境界部の近傍部位において、車外側側壁部15の先端部側の部位と車外側シールリップ12の付根部側の部位とを連結するようにして設けられる肉盛部32bが設けられている。さらに、図11に示すように、後縦辺部8には、サッシュ部DSに取付けられる部位のうち上下方向中央部(窓部Wの高さ方向中央部)よりも若干下方の部位において、車内側側壁部16の先端部側の部位と車内側シールリップ13の付根部側の部位とを連結するようにして設けられる肉盛部32cが設けられている。また、図12に示すように、前縦辺部7には、サッシュ部DSに取付けられる部位のうち上下方向略中央部において、車外側側壁部15先端部側の部位と車外側シールリップ12とを連結するようにして設けられる肉盛部32dが設けられている。このように肉盛部32a、32b、32c、32dを設けることにより、窓部Wを閉鎖したドアガラスGが所期の傾き(上下方向においては上方に向けて車内側に傾き、前後方向においては前方に向けて車内側に傾く)となるよう調整が図られている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、型成形によりガラスラン5の長手方向全域が一体的に形成されるため、例えば、押出成形体を含む複数の成形体を長手方向に繋ぐことで構成されるようなガラスランとは異なり、隣接する成形体同士を繋いだ接続線が外観に表れてしまうといった事態を回避することができる。また、ガラスラン5の長手方向において部分的に色・艶の相違が生じてしまうといった事態を回避することができる。結果として、外観品質の向上が図られる。
また、連結部21が伸張した形状でガラスラン5を型成形することによって、両シールリップ12、13を十分に離間させることができる。このため、車内側側壁部16及び車外側側壁部15の先端同士が大きく広がるような展開形状とする必要がなくなる。従って、サッシュ部DS及びチャンネル部DCへの取付に際し、断面形状を大きく変形させる必要がなくなるため、サッシュ部DS及びチャンネル部DCに対するガラスラン5の取付状態の安定化、シール性の向上等を図ることができる。
さらに、ガラスラン5が一体的に成形される(基底部14、車内側側壁部16、車外側側壁部15、車内側シールリップ13、車外側シールリップ12等が連結部21を介して一繋がりに形成される)ため、金型装置を始めとする製造設備全体の簡素化や製造工程全般の作業性の向上を図ることができ、結果として、コストの抑制や生産性の向上等を図ることができる。
また、連結部21は本体部11の内周側に凸形状となっている。このため、例えば、前縦辺部7及び後縦辺部8の基底部14から連結部21がドアフレーム2の外周側に突出することに起因して、連結部21がサッシュ部DS及びチャンネル部DC(の底面)等に圧接し、連結部21の反発力によりサッシュ部DS及びチャンネル部DCからガラスラン5が浮き上がってしまうといった事態を抑止することができる。従って、当該構成を採用することで、サッシュ部DSのうちガラスラン5の縦辺部7、8が取付けられる部位のドアフレーム2の外周側にスペースのない自動車に対しても好適にガラスラン5を取付けることができる。
また、連結部21は、基底部14におけるドアガラスGの端面の対向部位から外れた位置(ドアガラスGの内側面よりも車内側)において設けられている。このため、連結部21がドアガラスGと接触することに起因して、ドアガラスGの摺動時の抵抗が増大する等の不具合を招いてしまうといったおそれを防止することができる。
さらに、車内外方向における連結部21の形成位置は、ガラスラン5の長手方向全域においていずれの部位においても一定(同一平面上)となっている。このため、連結部21の位置がずれていることで連結部21を収縮させ難くなったり、無理やりに収縮させる(折り畳む)ことで連結部21、ひいては本体部11の断面形状がいびつに変形したりするといった事態を抑制することができる。従って、取付状態の安定化、取付作業性の向上、シール性の向上等を図ることができる。
加えて、例えば、連結部21がガラスラン5の長手方向において部分的に設けられている場合、連結部21を収縮させた状態において、連結部21の肉厚や連結部21の反発力に起因して、連結部21が存在する部位と存在しない部位とで基底部14の横幅が変化してしまう(基底部14の車内外方向への収縮量が変わってしまう)おそれがある。これに対し、本実施形態によれば、連結部21はガラスラン5の長手方向全域に設けられている。このため、ガラスラン5の長手方向全域において基底部14の横幅をほぼ均一にすることができ、取付状態の安定化等を図ることができる。
また、ガラスラン5は、車内外方向における第1可変部21aの付根部の位置及び第2可変部21bの付根部の位置が、ガラスラン5の長手方向のいずれの部位においても同じ位置となるように型成形される。このため、連結部21を収縮させた場合に、連結部21の変形量を揃えることができ、ガラスラン5の長手方向において部分的に連結部21の断面形状が意図していない形状に変形してしまう(ガラスラン5の長手方向において部分的に第1可変部21aと第2可変部21bとが離間し易くなったり、連結部21が凹凸してしまったりする)といった事態を防止することができる。
さらに、第1可変部21a及び第2可変部21bは略直線状に成形されるとともに、連結部21の劣角側には、第1可変部21aと第2可変部21bとの境界部に沿って溝状部24が形成され、当該溝状部24により第1可変部21aと第2可変部21bとの境界部付近の肉厚がその他の部位よりも薄肉となっている。このため、伸長状態での断面略V字状の連結部21を収縮させる(折り畳む;断面略I字状とする)ことで、連結部21の先端部側(第1可変部21aと第2可変部21bとの境界部付近)が膨らんでしまうといった事態を防止することができる。従って、連結部21がドアガラスGと接触してドアガラスGの摺動性が低下したり、連結部21によって車内側シールリップ13の動作が阻害されたりしてしまう等の不具合をより確実に防止することができる。
加えて、第1可変部21a及び第2可変部21bは、車外側基底部14a及び車内側基底部14bのうち互いに対向する面の本体部11の外周側の部位からそれぞれ延出し、第1可変部21aと第2可変部21bとの固着状態(連結部21の収縮状態)において、第1可変部21a及び第2可変部21bの付根部側の部位が、車外側基底部14aと車内側基底部14bとに挟まれるように構成されている。すなわち、第1可変部21a及び第2可変部21bの付根部側の部位の側面と、車外側基底部14aの車内側端面及び車内側基底部14bの車外側端面とが当接することとなる。このため、連結部21を収縮させた際に連結部21が傾倒しようとしても、第1可変部21a及び第2可変部21bの側面が車外側基底部14a及び車内側基底部14bの端面と当接して傾倒が防止される。従って、連結部21とドアガラスGとの干渉を確実に防止することができる。
また、例えば、ガラスラン5のコーナー部の角部では、単純に設計すると側壁部15、16と同様に若干長くなる(√2倍の長さになる)と思われるが、そのようにすると、他の部分と接続できなくなることが懸念される上、長くなるとそこだけ荷重が高くなるといった不具合を招くおそれがある。これに対し、本実施形態のように第1可変部21a及び第2可変部21bの長さが長手方向全域にわたって一定に形成されることにより、上記不具合を防止することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、型成形後の工程において、第1可変部21aと第2可変部21bとを互いに面で当接した状態で固着することとしてもよい。この場合、サッシュ部DS及びチャンネル部DCの取付けに際し、連結部21の反発力に抗して連結部21の収縮状態を維持しておくといった必要がなく、取付作業性の向上を図ることができる。加えて、第1可変部21aと第2可変部21bとが互いに固着されていることから、ガラスラン5をサッシュ部DS及びチャンネル部DCに押込む際等に、車内側側壁部16側の部位と車外側側壁部15側の部位とがドアガラスGの外周方向においてずれてしまうといった事態を防止することができる。従って、取付作業性の向上を図ることができるとともに、サッシュ部DS及びチャンネル部DCに対してガラスラン5を的確に取付けることができる。さらに、連結部21の内側に中空部が形成されるようにして連結部21が膨らみ、連結部21がドアガラスGと干渉して、ドアガラスGの摺動性を低下させてしまうといったおそれを抑制することができる。
また、第1可変部21a及び第2可変部21bのうち互いに対向する面全体が互いに固着されていることとしてもよい。この場合、断面略V字状の連結部21を収縮させた(折り畳んだ;断面略I字状に形成した)状態において、第1可変部21aと第2可変部21bとが部分的に離間してしまい(中空部ができてしまい)、連結部21が膨らんでしまうといった事態を防止することができる。従って、連結部21がドアガラスGと干渉してドアガラスGの摺動性が低下したり、連結部21によって車内側シールリップ13の動作が阻害されたりしてしまう等の不具合をより確実に防止することができる。さらに、ガラスラン5の長手方向全域において第1可変部21aと第2可変部21bとが互いに接着されていることとしてもよい。尚、第1可変部21aと第2可変部21bとは少なくとも所定間隔で互いに固着(接着)されていればよいが、ガラスラン5の長手方向全域で固着されることがより好ましい。また、固着の方法としては、接着剤を用いた接着や、熱溶着、超音波溶着等が挙げられる。
(b)また、上記実施形態では、ガラスラン5をTPVにより構成しているが、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)や、非架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の別の素材により構成してもよい。尚、ガラスラン5をTPVで構成することにより、第1可変部21aと第2可変部21bとを熱溶着したり超音波溶着したりすることが可能となる。また、ガラスラン5の構成材料としてEPDMよりも粘度の低いオレフィン系熱可塑性エラストマーを採用することで、ガラスラン5の構成材料を金型のキャビティの隅々にまで行き渡らせ易くなるため、金型構造の複雑化を抑制する等の作用効果が奏される。
(c)上記実施形態では、第1可変部21a及び第2可変部21bが、車外側基底部14a及び車内側基底部14bのうち互いに対向している面からそれぞれ延出しているが、例えば、第1可変部21a及び第2可変部21bを車外側基底部14a及び車内側基底部14bの内側面(本体部11の内周側の面)の側端部から延出させるよう構成してもよい。
(d)窓部Wの閉鎖時のドアガラスGの傾きを調整するための肉盛部32a、32b、32c、32dは車種毎に適宜変更可能であり、例えば、図10、図11に示す部位において肉盛部32b、32cを省略することも可能である。また、後縦辺部8や、前縦辺部7のベルトラインよりも下方に配設される部位に設けられるサブリップ31は、当該部位の長手方向全域に設ける必要はなく、例えば、図10、図11に示す部位においてサブリップ31を省略することも可能である。
(e)上記実施形態では、フロントドアのガラスラン5に関して特に詳しく説明しているが、リアドア等のガラスランに適用してもよい。
1…自動車、2…ドアフレーム、5…ガラスラン、6…上辺部、7…前縦辺部、8…後縦辺部、11…本体部、12…車外側シールリップ、13…車内側シールリップ、14…基底部、14a…車外側基底部、14b…車内側基底部、15…車外側側壁部、16…車内側側壁部、21…連結部、21a…第1可変部、21b…第2可変部、24…溝状部、DC…チャンネル部、DS…サッシュ部、G…ドアガラス。

Claims (7)

  1. 基底部と、該基底部から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部とを具備して断面略コ字状をなし、車両のドアフレームの内周に沿って設けられた取付部に取着される本体部と、
    前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部の略先端から前記本体部内側に延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップと、
    前記基底部において形成され、成形時の伸長状態では断面略V字状に形成され、取付時の収縮状態では断面略I字状に形成される伸縮可能な連結部とを備え、
    昇降するドアガラスの上縁部に対応する上辺部と、ドアガラスの前縁部及び後縁部に対応する前縦辺部及び後縦辺部とを具備する長手方向全域が型成形によって一体的に形成され、
    前記連結部は、前記本体部の長手方向全域にわたり連続して形成されるとともに、車内外方向における前記連結部の形成位置は、前記本体部の長手方向全域にわたり同じ位置にされていることを特徴とするガラスラン。
  2. 前記連結部は、前記基底部におけるドアガラスの端面の対向部位の近方に位置する第1可変部と、遠方に位置する第2可変部とから構成され、成形時の伸長状態の断面略V字状のときにおいても、車内外方向における前記第1可変部の付根部の位置及び前記第2可変部の付根部の位置が、ガラスランの長手方向のいずれの部位においても同じ位置となっていることを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
  3. 前記連結部は、前記基底部におけるドアガラスの端面の対向部位の近方に位置する第1可変部と、遠方に位置する第2可変部とから構成され、前記本体部の内周側に凸形状をなしているとともに、前記基底部におけるドアガラスの端面の対向部位から外れた位置に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスラン。
  4. 前記第1可変部及び前記第2可変部は略直線状に形成され、
    前記連結部には、前記第1可変部と前記第2可変部との境界部に沿って溝状部が形成され、当該溝状部により前記第1可変部と前記第2可変部との境界部付近の肉厚がその他の部位よりも薄肉となっていることを特徴とする請求項3に記載のガラスラン。
  5. 前記基底部は、前記連結部によって連結される車外側基底部と車内側基底部とを備え、前記車外側基底部及び前記車内側基底部のうち互いに対向する面から前記第1可変部及び前記第2可変部がそれぞれ延出し、前記連結部の収縮状態において、前記車外側基底部及び前記車内側基底部のうち互いに対向する面と、前記第1可変部及び前記第2可変部とが当接していることを特徴とする請求項4に記載のガラスラン。
  6. 前記第1可変部と前記第2可変部とが互いに面で当接した状態で固着されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のガラスラン。
  7. 前記第1可変部及び前記第2可変部の延出長は、前記本体部の長手方向におけるコーナー部の角部においても、その他の部位と同じ長さに設定されていることを特徴とする請求項4に記載のガラスラン。
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