JP4379134B2 - 多孔質静圧気体軸受パッド及びこれを用いた静圧気体軸受機構 - Google Patents

多孔質静圧気体軸受パッド及びこれを用いた静圧気体軸受機構 Download PDF

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本発明は、可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在させる多孔質静圧気体軸受パッド及びこれを用いた静圧気体軸受機構に関する。
特開平9−222124号公報
静圧気体軸受、特に、多孔質金属焼結体を用いた多孔質静圧気体軸受は、すぐれた高速安定性と高い負荷容量並びに極めて小さい移動抵抗をもつ軸受として知られていると共にこれら優れた利点のために多くの分野に用いられている。斯かる多孔質静圧気体軸受を可動体と固定体との間にパッド形態(以下、パッド形態の多孔質静圧気体軸受を単に軸受パッドという)をもって介在させる場合には、通常、可動体との間に微小の隙間、例えば5μm程度の隙間をもって軸受パッドを配置する。
可動体と固定体との間に配される軸受パッドは、特に可動体が軽量である場合には、可動体と固定体との間の隙間への給気のみでは可動体がふわふわと浮いてしまって可動体を安定に位置決めすることが困難となるために、軸受パッドの可動体に対面する多孔面に空気吸引手段に連通された吸引溝を設けて、この吸引溝に対する吸引を介して可動体を多孔面側に吸引し、多孔面の細孔の開口を介する隙間への給気と吸引溝を介する隙間からの吸気との均衡の上で可動体を安定に位置決めすることが提案されている。
ところで、吸引溝は、多孔面の細孔の開口面に比較して大きな開口面を有するために、例えばガラス板又はフィルム等の薄板のように軽量である上に若干の可撓性を有している可動体であると、吸引溝を介する吸気において可動体が吸引溝の部位で凹み変形する虞があり、斯かる変形が生じると可動体を滑らかに移動させることが困難となる上に部分的に凹み変形された製品となる虞がある。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、軽量の可動体であってもこれを安定に位置決めすることができる上に、可撓性を有した可動体であっても変形を生じさせないでこれを滑らかに移動させることができる軸受パッド及びこれを用いた静圧気体軸受機構を提供することにある。
可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在させる本発明の第一の態様の軸受パッドは、可動体に隙間をもって対面するための平坦面を有しており、ここで、この平坦面は、多数の細孔の開口を夫々有した第一及び第二の多孔面と、この第一の多孔面に対して第二の多孔面を隔離する隔壁の端面とを有しており、第一の多孔面の各開口には、当該各開口から高圧空気を隙間に供給すべく高圧空気供給手段が連通されており、第二の多孔面の各開口には、当該各開口から隙間の空気を吸引すべく空気吸引手段が連通されており、第二の多孔面は、第一の多孔面と実質的に面一になっている。
第一の態様の軸受パッドによれば、可動体に隙間をもって対面するための平坦面が第一及び第二の多孔面を有しており、第一の多孔面の各開口には高圧空気供給手段が連通されており、第二の多孔面の各開口には空気吸引手段が連通されている結果、高圧空気供給手段による高圧空気供給と空気吸引手段による空気吸引とにより第一の多孔面での可動体の浮上と第二の多孔面での可動体の吸引との均衡の上で軽量の可動体であってもこれを安定に位置決めすることができ、しかも、第二の多孔面が多数の細孔の開口を有している上に第二の多孔面が第一の多孔面と実質的に面一になっているために、可撓性の可動体であっても凹み変形を生じさせることなしにこれを吸引でき、而して、可撓性の可動体でも滑らかにこれを移動させることができる。
隔壁の端面は、第一又は第二の多孔面に対して凹んでいてもよいが、好ましくは本発明の第二の態様の軸受パッドのように、第一又は第二の多孔面と実質的に面一になっている。
本発明の第三の態様の軸受パッドは、第一又は第二の態様の軸受パッドおいて、隔壁を一体的に有したパッド基台と、隔壁内外においてパッド基台に焼成された多孔質金属焼結層とを具備しており、隔壁内における多孔質金属焼結層は、第一の多孔面及び第二の多孔面のうちの一方の多孔面を有しており、隔壁外における多孔質金属焼結層は、第二の多孔面及び第一の多孔面のうちの他方の多孔面を有している。
多孔質金属焼結層としては金属粉末と無機質粉末とを混合、焼結してなるものを好ましい一例として挙げることができ、ここで、金属粉末は、少なくとも錫、燐及び銅を含んでおり、更には、ニッケル及びマンガンのうちの少なくとも一方を含んでいるとよく、無機質粉末は、黒鉛、窒化ホウ素、フッ化黒鉛、フッ化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素及び炭化ケイ素のうちの少なくとも一つを含んでいるとよいが、本発明はこれらに限定されない。
本発明では第一及び第二の多孔面の平面形状は特に限定されないが、本発明の第四の態様の軸受パッドのように、第一の多孔面は円形状及び円環状のうちの一方の形状であり、第二の多孔面は円形状及び円環状のうちの他方の形状であってもよく、また本発明の第五の態様の軸受パッドのように、第一及び第二の多孔面のうちの一方の多孔面は、略円形状の中央部と、この中央部から放射外方向に伸長した複数個の略矩形状の放射部とを有していてもよい。
平坦面は、好ましい例では本発明の第六及び第七の態様の軸受パッドのように、第一及び第二の多孔面のうちの一方の多孔面を複数個有しており、ここで、第六の態様の場合には、第一及び第二の多孔面のうちの他方の多孔面は、第一及び第二の多孔面のうちの複数個の一方の多孔面の間に配されており、第一及び第二の多孔面は同心に配されており、第七の態様の場合には、第一及び第二の多孔面のうちの複数個の一方の多孔面は、第一及び第二の多孔面のうちの他方の多孔面内に分散して配されているが、本発明はこれらに限定されない。
本発明においては、高圧空気供給手段に連通する第一の多孔面の開口と空気吸引手段に連通する第二の多孔面の開口との数が多ければ多いほど、可動体の撓み量を少なくすることができる。
本発明の静圧気体軸受機構は、可動体と、この可動体の可動方向を規定する固定体と、可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在された上記のいずれかの態様の軸受パッドとを具備している。
可動体としては、工作機械の工具ヘッドを担持する基台等のものでもよいが、例えばガラス板又はフィルム等の薄板のように軽量である上に若干の可撓性を有しているものが特に本発明の効果を発揮できる。
本発明によれば、軽量の可動体であってもこれを安定に位置決めすることができる上に、可撓性を有した可動体であっても変形を生じさせないでこれを滑らかに移動させることができる軸受パッド及びこれを用いた静圧気体軸受機構を提供することができる。
次に本発明及びそれを実施するための最良の形態を図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
図1から図4において、本例の静圧気体軸受機構1は、可動体としてのガラス板2と、ガラス板2の可動方向であるX方向を規定する固定体としての案内レール3と、ガラス板2を案内レール3に対してX方向に移動自在に保持すベくガラス板2の下面4と案内レール3の上面5との間に分散して介在された複数の軸受パッド6とを具備している。
可動体としては本例ではガラス板2であるがガラス板2以外の薄板又はフィルム等であってもよく、また案内レール3は、ガラス板2をX方向に移動自在に保持するに適した断面コ字状の形態となっているが、固定体は斯かる断面コ字状の案内レール3に限定されない。
各軸受パッド6は、円環状の隔壁11を一方の面12に一体的に有した円盤状のパッド基台13と、隔壁11内外においてパッド基台13の一方の面12に焼成された多孔質金属焼結層14及び15とを具備している。
金属粉末と無機質粉末とを混合、焼結してなる多孔質金属焼結層14は、外部に露出した平坦な円環状の多孔面21と、面12に固着された円環状の多孔面22と、一端では多孔面21で開口すると共に他端では多孔面22で開口する多数の細孔とを有しており、同じく金属粉末と無機質粉末とを混合、焼結してなる多孔質金属焼結層15は、外部に露出した平坦な円形状の多孔面23と、面12に固着された円形状の多孔面24と、一端では多孔面23で開口すると共に他端では多孔面24で開口する多数の細孔とを有している。
而して、軸受パッド6は、多孔面21及び多孔面23と多孔面21に対して多孔面23を隔離する隔壁11の環状の端面31とを有すると共にガラス板2の下面4に隙間25をもって対面するための平坦面32を有しており、多孔面23は、多孔面21と実質的に面一になっており、端面31もまた、多孔面21及び多孔面23と実質的に面一になっており、多孔面21は、多数の細孔の開口33を有しており、多孔面23もまた、多数の細孔の開口34を有している。
軸受パッド6はまた、多孔面21及び多孔面23並びに端面31に加えて、多孔面21の各開口33から高圧空気を隙間25に供給すべく各開口33に連通された高圧空気供給手段41と、多孔面23の各開口34から隙間25の空気を吸引すべく各開口34に通された空気吸引手段42とを具備している。
高圧空気供給手段41は、面12において開口されてパッド基台13に形成された円環状の溝51と、一端では円環状の溝51に、他端ではパッド基台13の側面52に夫々開口してパッド基台13に形成された孔53とを具備しており、図示しない空気圧縮ポンプからの高圧空気を孔53及び溝51を介して多孔質金属焼結層14内の多数の細孔に供給し、而して、斯かる多孔質金属焼結層14内の多数の細孔を介して多孔面21の各開口33から高圧空気を隙間25に供給するようになっている。
空気吸引手段42は、面12において開口されてパッド基台13に形成された円環状の溝55と、一端では円環状の溝55に、他端ではパッド基台13の側面52に夫々開口してパッド基台13に形成された孔56とを具備しており、図示しない空気吸引ポンプによる空気の吸引を孔56及び溝55を介して多孔質金属焼結層15内の多数の細孔に伝達し、而して、斯かる多孔質金属焼結層15内の多数の細孔を介して多孔面23の各開口34から隙間25の空気を吸引するようになっている。
以上の静圧気体軸受機構1は、多孔面21の各開口33からの高圧空気の隙間25への供給で隙間25に気体圧を生じさせてガラス板2を隙間25をもって平坦面32上に浮上させる一方、多孔面23の各開口34からの隙間25の空気の吸引でガラス板2を平坦面32側に引き寄せ、この浮上力と引き寄せ力の均衡の下でガラス板2をX方向に可動に支持するようになっている。
そして軸受パッド6によれば、ガラス板2に隙間25をもって対面するための平坦面32が多孔面21及び23を有しており、多孔面21の各開口33には高圧空気供給手段41が連通されており、多孔面23の各開口34には空気吸引手段42が連通されている結果、高圧空気供給手段41による高圧空気供給と空気吸引手段42による空気吸引とにより多孔面21でのガラス板2の浮上と多孔面23でのガラス板2の吸引との均衡の上で軽量のガラス板2であってもこれを安定に位置決めすることができ、しかも、多孔面23が多数の細孔の開口34を有している上に多孔面23が多孔面21と実質的に面一になっているために、可撓性のガラス板2であっても凹み変形を生じさせることなしにこれを吸引でき、而して、可撓性のガラス板2でも滑らかに移動させることができる。
上記の軸受パッド6では、円環状の多孔面21と円形状の多孔面23と多孔面21に対して多孔面23を隔離する端面31とをもって平坦面32を構成したが、これに代えて、図5に示すように、同心に配された複数の円環状の多孔面21及び斯かる円環状の多孔面21に同心に配された円形状の多孔面21と、これら複数の多孔面21の間に配されていると共に多孔面21に同心に配された複数の円環状の多孔面23と、各多孔面21に対して各多孔面23を隔離する複数の円環状の端面31とで平坦面32を構成してもよく、更には図6に示すように、多孔面21と、多孔面21内に分散して配されている複数個の円形状の多孔面23と、多孔面21に対して各多孔面23を隔離する複数の円環状の端面31とをもって平坦面32を構成してもよい。
また、多孔面23を円形状又は環状に形成する代わりに、図7に示すように、略円形状の中央部61と、中央部61から放射外方向に伸長した複数個の略矩形状の放射部62とを有して多孔面23を形成してもよく、この場合、多孔面21に対して多孔面23を隔離する端面31は、多孔面23の外縁形状と同様の形状を有して形成されているとよい。
上記の多孔面21及び23のいずれにおいても、多孔面21の開口33を空気吸引手段42に連通させる一方、多孔面23の開口34を高圧空気供給手段41に連通させて、多孔面23の開口34から高圧空気を隙間25に供給する一方、多孔面21の開口33から隙間25の空気を吸引するようにしてもよい。
上述のいずれの場合も、開口33及び34の数が多ければ多いほど、ガラス板2の撓み量を少なくすることができる。
本発明の静圧気体軸受機構の図4に示す実施の形態の好ましい一例の部分断面説明図である。 図4の例に示す軸受パッドの平面図である。 図1に示すパッド基台の平面図である。 本発明の静圧気体軸受機構の実施の形態の好ましい一例の斜視図である。 本発明の軸受パッドの実施の形態の好ましい他の例の平面図である。 本発明の軸受パッドの実施の形態の好ましい更に他の例の平面図である。 本発明の軸受パッドの実施の形態の好ましい更に他の例の平面図である。
符号の説明
1 静圧気体軸受機構
2 ガラス板
3 案内レール
4 下面
5 上面
6 軸受パッド
11 隔壁
21、22、23、24 多孔面
31 端面
32 平坦面
33、34 開口

Claims (7)

  1. 可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在させる多孔質静圧気体軸受パッドであって、可動体に隙間をもって対面するための平坦面を有しており、この平坦面は、多数の細孔の開口を夫々有した第一及び第二の多孔面と、この第一の多孔面に対して第二の多孔面を隔離する隔壁の端面とを有しており、第一の多孔面の各開口には、当該各開口から高圧空気を隙間に供給すべく高圧空気供給手段が連通されており、第二の多孔面の各開口には、当該各開口から隙間の空気を吸引すべく空気吸引手段が連通されており、第二の多孔面は、第一の多孔面と実質的に面一になっており、前記多孔質静圧気体軸受パッドは、隔壁を一体的に有したパッド基台と、隔壁内外においてパッド基台に焼成された多孔質金属焼結層とを具備しており、隔壁内における多孔質金属焼結層は、第一の多孔面及び第二の多孔面のうちの一方の多孔面を有しており、隔壁外における多孔質金属焼結層は、第一の多孔面及び第二の多孔面のうちの他方の多孔面を有している多孔質静圧気体軸受パッド。
  2. 可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在させる多孔質静圧気体軸受パッドであって、可動体に隙間をもって対面するための平坦面を有しており、この平坦面は、多数の細孔の開口を夫々有した第一及び第二の多孔面と、この第一の多孔面に対して第二の多孔面を隔離する隔壁の端面とを有しており、第一の多孔面の各開口には、当該各開口から高圧空気を隙間に供給すべく高圧空気供給手段が連通されており、第二の多孔面の各開口には、当該各開口から隙間の空気を吸引すべく空気吸引手段が連通されており、第二の多孔面は、第一の多孔面と実質的に面一になっており、第一の多孔面は円形状及び円環状のうちの一方の形状であり、第二の多孔面は円形状及び円環状のうちの他方の形状である多孔質静圧気体軸受パッド。
  3. 可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在させる多孔質静圧気体軸受パッドであって、可動体に隙間をもって対面するための平坦面を有しており、この平坦面は、多数の細孔の開口を夫々有した第一及び第二の多孔面と、この第一の多孔面に対して第二の多孔面を隔離する隔壁の端面とを有しており、第一の多孔面の各開口には、当該各開口から高圧空気を隙間に供給すべく高圧空気供給手段が連通されており、第二の多孔面の各開口には、当該各開口から隙間の空気を吸引すべく空気吸引手段が連通されており、第二の多孔面は、第一の多孔面と実質的に面一になっており、第一及び第二の多孔面のうちの一方の多孔面は、略円形状の中央部と、この中央部から放射外方向に伸長した複数個の略矩形状の放射部とを有している多孔質静圧気体軸受パッド。
  4. 可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在させる多孔質静圧気体軸受パッドであって、可動体に隙間をもって対面するための平坦面を有しており、この平坦面は、多数の細孔の開口を夫々有した第一及び第二の多孔面と、この第一の多孔面に対して第二の多孔面を隔離する隔壁の端面とを有しており、第一の多孔面の各開口には、当該各開口から高圧空気を隙間に供給すべく高圧空気供給手段が連通されており、第二の多孔面の各開口には、当該各開口から隙間の空気を吸引すべく空気吸引手段が連通されており、第二の多孔面は、第一の多孔面と実質的に面一になっており、平坦面は、第一及び第二の多孔面のうちの一方の多孔面を複数個有しており、第一及び第二の多孔面のうちの他方の多孔面は、第一及び第二の多孔面のうちの複数個の一方の多孔面の間に配されており、第一及び第二の多孔面は同心に配されている多孔質静圧気体軸受パッド。
  5. 可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在させる多孔質静圧気体軸受パッドであって、可動体に隙間をもって対面するための平坦面を有しており、この平坦面は、多数の細孔の開口を夫々有した第一及び第二の多孔面と、この第一の多孔面に対して第二の多孔面を隔離する隔壁の端面とを有しており、第一の多孔面の各開口には、当該各開口から高圧空気を隙間に供給すべく高圧空気供給手段が連通されており、第二の多孔面の各開口には、当該各開口から隙間の空気を吸引すべく空気吸引手段が連通されており、第二の多孔面は、第一の多孔面と実質的に面一になっており、平坦面は、第一及び第二の多孔面のうちの一方の多孔面を複数個有しており、第一及び第二の多孔面のうちの複数個の一方の多孔面は、第一及び第二の多孔面のうちの他方の多孔面内に分散して配されている多孔質静圧気体軸受パッド。
  6. 隔壁の端面は、第一又は第二の多孔面と実質的に面一になっている請求項1から5のいずれか一項に記載の多孔質静圧気体軸受パッド。
  7. 可動体と、この可動体の可動方向を規定する固定体と、可動体を固定体に対して移動自在に保持すベく可動体と固定体との間に介在された請求項1から6のいずれか一項に記載の多孔質静圧気体軸受パッドとを具備した静圧気体軸受機構。
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