JP4378037B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばステッピングモータ等をシート搬送手段の駆動手段として用いたシート搬送装置に関し、シートに画像を形成する画像形成装置等に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機等の画像形成装置では、シートが実際に通紙されるシート搬送路上のシート搬送手段としての搬送ローラの駆動手段としてDCモータ等を用い、DCモータ等でギアや電磁クラッチ等の伝達機構を経由して、シート搬送路上の複数の搬送ローラを駆動するシート搬送装置が広く用いられていた。
【0003】
このシート搬送装置では、電磁クラッチの開閉によりDCモータ等の駆動力の接続・切断を行って、搬送ローラの動作状態を制御してシート搬送制御を実現していた。
【0004】
近年、画像形成装置において処理の高速化のニーズが高まり、それによってシート搬送装置のシート搬送の高速化がますます求められるようになってきた。シート搬送を高速化するためには、先に搬送するシートと次に搬送すべきシートの間のシート間隔を縮めて搬送を行う小紙間制御が有効である。
【0005】
しかし、従来のシート搬送装置では、DCモータ等の駆動手段から搬送ローラへの駆動供給の制御として、電磁クラッチ等を用いて電磁クラッチの開閉によりDCモータ等の駆動力の接続・切断を行って、搬送ローラの駆動をオン・オフして搬送ローラの動作状態を制御したシート搬送制御を行っている。
【0006】
この従来の電磁クラッチ等を用いて搬送ローラの駆動をオン・オフするシート搬送制御の欠点として、電磁クラッチの応答速度が遅く、ある程度以上は搬送するシートのシート間隔を縮めることが不可能であり、これが小紙間制御によるシート搬送の高速化の障害となっていた。
【0007】
一方、近年では、入力パルスに比例して回転角が変位し、また入力パルス周波数に比例して回転速度が変位するため、回転角や回転速度の情報をフィードバックすることなくオープンループにより制御可能な小型の駆動手段として、ステッピングモータ(パルスモータ)が広く利用されるようになってきた。
【0008】
ステッピングモータとは、巻き線の励磁相電流を逐次に切り替えることで磁界が回転し、この回転磁界に回転子の磁極が吸引・反発することでトルクが発生し、回転子が回転磁界に引きずられながら回るモータである。
【0009】
したがって、励磁相の切り替えをパルス信号の入力で行えば、1パルスの入力に対し、ステッピングモータは基本角度だけ回転する。そのため、ステッピングモータは、オープンループ制御が可能であり、回転角や回転速度の情報によって入力パルスを制御するフィードバック系が必要な他のサーボアクチュエータに比べ、システムを大幅に簡素化することが可能であり、コスト面で有利となる。
【0010】
また、応答速度も電磁クラッチよりはるかに高速であり、シート搬送時のシート間隔を縮めるためにも有利となる。
【0011】
そこで、市場ニーズである画像形成装置の処理の高速化を背景として、高速複写機や高速プリンタ等の画像形成装置におけるシート搬送装置の搬送ローラの駆動手段として、複数のステッピングモータを採用する傾向にある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ステッピングモータを駆動手段として用いた画像形成装置のシート搬送装置は、小型かつ安価に構成できるが、反面で、ステッピングモータには、従来のDCモータ等と異なり、パルス信号の入力に対してステッピングモータの回転子の回転が同期できなくなる現象が発生する。これを脱調現象と呼ぶ。
【0013】
一般に脱調現象は、ステッピングモータに指令される入力パルスのパルスレートに対し、過負荷の状態であるときに発生する。
【0014】
このような脱調現象は、ステッピングモータでの回転を一旦停止させた後に再度回転させようとして、回転再開のための駆動パルスをステッピングモータの回転停止後比較的すぐに入力すると発生し易い傾向がある。このため、ステッピングモータでは、回転停止から回転再開までの間にある程度の時間を置く必要がある。
【0015】
また、ステッピングモータが停止した状態から、比較的高速な回転を行う指令である励磁パルス信号を入力する場合にも脱調現象が発生し易くなるため、高速回転を目標とするステッピングモータの制御においては、徐々に励磁パルス信号レートを上昇させて目標とする回転まで徐々に回転を加速させるランプ目標値制御を行うことが一般的である。
【0016】
このように、ステッピングモータでは、一旦回転を停止させた後に再度回転させるための駆動パルスの入力という処理の流れにおいて、停止時間をある一定以上に短くすると脱調現象が発生し易い傾向があり、ステッピングモータの回転停止から回転再開までの間にある程度の時間を置く必要があるため、ステッピングモータを採用したシート搬送装置は、シートの搬送終了後に回転停止させた後から再度シートを搬送開始するために回転再開させるまでの時間が長くなり、画像形成装置の高速化に伴う複数のシート搬送時のシート間隔を縮めるという要求と背反するものであった。
【0017】
一方、画像形成装置のシート搬送装置で採用するステッピングモータの出力トルク等のパラメータに余裕がある場合、あるいは搬送ローラの配置構成から複数の搬送ローラで同時にシートの搬送が行われないことが分かっている場合には、1個のステッピングモータによって複数の搬送ローラを駆動させる構成を用いた方がコスト面で有利となる。
【0018】
しかし、このような場合においても、上記のような理由からステッピングモータの回転停止から回転再開までの間にある程度の時間を置くことが必要とされるので、搬送するシートの搬送方向の長さや画像形成ジョブによっては、この時間が画像形成装置の効率を向上させることのできない障害となっていた。
【0019】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、シート搬送の高速化が可能な高性能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のシート搬送装置にあっては、シートを搬送するシート搬送手段と、該シート搬送手段を駆動させるステッピングモータと、を備え、搬送動作開始後に前記シート搬送手段によって搬送される最初のシートを前記シート搬送手段が搬送し終わった時に、前記ステッピングモータの回転速度を、前記シートが前記シート搬送手段に搬送されている時の前記ステッピングモータの回転速度に維持する制御を行うか否か、を判断する判断手段を備え、前記判断手段は、前記シート搬送手段でシート間隔を縮めてシートを連続搬送する場合は、前記ステッピングモータの回転速度をシート搬送時の回転速度に維持する制御を行うと判断し、前記制御を行わないと判断した場合は、シートが前記シート搬送手段によって搬送される毎に、前記ステッピングモータの回転速度を前記シートの搬送時の回転速度まで加速する、及び前記シートの搬送時の回転速度から前記ステッピングモータが停止するまで減速する動作を前記ステッピングモータが繰返すことを特徴とする。
【0026】
本発明の画像形成装置にあっては、
上記のシート搬送装置と、
前記シート搬送装置から搬送されてきたシートに画像を形成する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0030】
(第1の実施の形態)
図1〜図5を参照して、第1の実施の形態にについて説明する。図1は、第1の実施の形態に係るシート搬送装置が適用された画像形成装置の内部構成図である。
【0031】
この画像形成装置は、シートに原稿画像の形成を行って出力する装置である本体画像出力部10と、原稿から画像データを読み取る装置である本体画像入力部11と、本体画像入力部11の上部に装着された自動原稿送り装置12と、本体画像出力部10から排出される画像形成済みのシートを複数の排紙トレイ45に仕分けして排出するためのソータ13と、を備えている。
【0032】
この画像形成装置はディジタル複写機である。そのため、本体画像出力部10で形成される画像は、原稿から本体画像入力部11のCCDにより画素化され画像データとして装置に読み込まれ、必要な画像処理が行われた後、画像メモリに蓄えられ、その画像データを本体画像出力部10に転送し、画像再生してシートに画像形成する。
【0033】
本体画像入力部11は、本体画像入力部11の上面の原稿台に積載された原稿を照射しながら走査する光源21を備えている。光源21は不図示の光学系モータから駆動力を得て、図1の左右方向に往復駆動する。光源21から発生した光は、積載された原稿により反射され、光学像が得られる。この光学像をミラー22,23,24及びレンズ25を介してCCD26に伝送される。また、ミラー22,23,24は光源21と一体的に駆動される。CCD26は光を電気信号に変換する素子により構成されており、この素子の働きにより伝送されてきた光学像が電気信号に変換され、さらにディジタル信号(画像データ)に変換される。
【0034】
読み込まれた原稿の画像データは、種々の補正処理とユーザの希望する処理による画像処理が加えられ、不図示の画像メモリに蓄積される。
【0035】
本体画像出力部10は、画像メモリに蓄積された画像データを読み出し、ディジタル信号からアナログ信号に再変換し、さらに不図示の露光制御部により適正な出力値に増幅され、光学照射部27により光信号に変換される。その光信号はスキャナ28,レンズ29及びミラー30を伝播して、感光ドラム31上に照射され静電による潜像が形成される。
【0036】
この潜像はトナーにより現像された画像となり、本体内を搬送されてくるシート上に現像された画像が転写され、さらにシートは搬送されて定着ローラ32によりシート上のトナーが定着され、画像形成が終了し画像データがシート上に記録され、ソータ13に送られる。
【0037】
ソータ13は、本体画像出力部10の左側に設置されている装置であり、本体画像出力部10から出力された画像形成済みのシートを複数の排紙トレイ45に仕分けして排紙する処理を行う。排紙トレイ45は、不図示の本体制御部により制御され、出力されたシートは本体制御部の指示した任意の排紙トレイ45に排出される。
【0038】
給紙トレイ34,35は、本体下部にあり、画像形成するためのシートをある程度蓄積しておくことが可能である。本体制御部により、給紙トレイ34,35から蓄積されたシーを搬送し、搬送したシート上に画像形成を行う。
【0039】
また、給紙デッキ36は、本体画像出力部10の右側に設置されている装置であり、シートを大量に蓄積しておくことが可能である。給紙トレイ34,35と同様に本体制御部により蓄積されたシートを搬送し、搬送したシート上に画像形成を行う。
【0040】
本体画像出力部10の右側には、操作者が少数の任意種類のシートを比較的容易に給紙することが可能となる手差しトレイ37が設置されている。また、この手差しトレイ37は、例えばOHPシート,厚紙,はがきサイズ紙等特殊なシートを使用する場合にも使用される。
【0041】
レジストローラ33は、感光ドラム31上からシート上に画像を転写する際に、搬送されてきたシートをこのレジストローラ33に突き当て、一時停止してから再度画像形成部にシート搬送する役割を担っている。レジストローラ33の前述のような働きにより、シート先端の搬送タイミングを整え、感光ドラム31上への潜像形成に同期して、レジストローラ33を駆動開始する制御を行うことによりシート上に位置ずれの少ない画像形成が可能となっている。このレジストローラ33から画像形成部に搬送される時、シートは通常のシート搬送速度とは異なる画像形成速度により搬送されている。
【0042】
搬送手段としての搬送ローラ38,39,40,41,42,43,44は、本体内のシート搬送経路上に設けられており、各搬送ローラ38,39,40,41,42,43,44は、画像形成処理の給紙を行う際、シートを実際に搬送する役割を担っている。各搬送ローラ38,39,40,41,42,43,44は、それぞれ独立に駆動手段としてステッピングモータに歯車等の伝達装置を介して接続されており、各ステッピングモータの作動・停止が直接の動作状態となるように、各搬送ローラ38,39,40,41,42,43,44を各ステッピングモータが駆動させる。
【0043】
これら搬送ローラ38,39,40,41,42,43,44を駆動するステッピングモータの駆動制御の概略構成を図2に示す。なお、以下では搬送ローラ38,39,40,41,42,43,44のいずれのものも同様であるため搬送ローラには番号を付さずに説明する。図2は、本画像形成装置において、搬送ローラを駆動しているステッピングモータ61の作動を制御する制御システムの構成の概略を示した図である。
【0044】
51は、ステッピングモータ制御システムにおける制御手段としての制御部である。制御部51は、画像形成装置本体の本体制御部から、ステッピングモータ61の作動指令を受信した場合、その指令内容に従い加速回転・等速回転・減速回転・励磁ホールドの動作を各ステッピングモータ61に対し実施する。実際には駆動回路52に対し、前記各動作を行う相励磁信号を出力している。
【0045】
52は、各ステッピングモータ61を駆動するための駆動回路であり、また53は電力を増幅するための増幅器である。駆動回路52は、増幅器53を内蔵しており、各ステッピングモータ61と1対1で用意されている。駆動回路52は、制御部51からのステッピングモータ61に対する相励磁信号を受け、この相励磁信号を増幅器53でステッピングモータ61を作動するのに必要な電力量まで増幅し、ステッピングモータ61へ電力を供給する役割を担っている。
【0046】
61は、ステッピングモータである。ステッピングモータ61の最大の特徴は、入力パルスに比例して回転角が変位し、また入力パルス周波数に比例して回転速度が変位する。このため、回転角や回転速度の情報を供給電力にフィードバックすることなく作動制御することが可能であり、比較的安価に制御システムを構築できる。この利点を生かし、本実施の形態に係る画像形成装置のシート搬送系における搬送ローラの駆動手段として採用している。
【0047】
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置におけるシート搬送装置としてのシート搬送系の詳細構造を示した図である。ここで、以下では搬送ローラ38,39,40,41,42,43,44のいずれのものも同様であるため搬送ローラにはこれらの番号を付さず、71はシート搬送方向上流側に配置された第1搬送ローラ、72は第1搬送ローラ71のシート搬送方向下流側に配置された第2搬送ローラとし、動作説明は主に第2搬送ローラ72について説明する。また、62は第1搬送ローラ71を駆動するステッピングモータ、63は第2搬送ローラ72を駆動するステッピングモータである。
【0048】
81はシート検知センサ、82はフォトインタラプタである。このシート検知センサ81及びフォトインタラプタ82でシート検知手段を構成している。また、91は第1シートであり,92は第1シート91の次に搬送される第2シートである。
【0049】
この図3に示すシート搬送系においては、第1搬送ローラ71から第2搬送ローラ72の方向にシートが搬送される。シート検知センサ81及びフォトインタラプタ82は、シートが搬送されてシート検知センサ81上をシートの先端が通過すると、シート検知センサ81がフォトインタラプタ82の受光部を遮り、受光部の状態によって変化する電気信号が制御部に伝わる構成となっており、本体制御部は前述の電気信号により、シートがシート検知センサ81上に存在するか否か判定することが可能となっている。
【0050】
本実施の形態では、第1搬送ローラ71を抜けたシートの先端が、シート検知センサ81を通過し、フォトインタラプタ82の電気信号がシート有り状態になったタイミングを基準として、第2搬送ローラ72を駆動するステッピングモータ63を起動する。
【0051】
また、第2搬送ローラ72の停止は、搬送しているシートの後端が前述のシート検知センサ81を通過し、フォトインタラプタ82の電気信号がシート無し状態になったタイミングを基準として、第2搬送ローラ72を駆動するステッピングモータ63を停止する。
【0052】
図3で示すように、本実施の形態でのシート搬送系で連続してシートを搬送する場合には、先行して搬送されている第1シート91の後端がシート検知センサ81を抜けるタイミングから、第2搬送ローラ72を駆動するステッピングモータ63は減速停止し、第2シート92の先端がシート検知センサ81を通過したタイミングを基準としてステッピングモータ63は起動する。
【0053】
ここで、ステッピングモータ63の減速停止から起動までの時間が規定時間以上であればステッピングモータ63が脱調する恐れは極めて小さい。即ち、第1シート91と第2シート92のシート間とシートの搬送速度によりステッピングモータ63の減速停止から起動までの時間が決まるため、これらを規定時間以上にするように定めればよい。
【0054】
しかし、画像形成装置の処理効率を上げるためには、シート搬送速度を上げること、また連続してシートを搬送する場合におけるシートの間の距離、即ちシート間を縮めることが重要なパラメータとなる。
【0055】
図4は、図3に示すようなシート搬送系において、シートを連続して搬送した際の第2搬送ローラ72を駆動するステッピングモータ63の回転速度を時系列で観測したグラフである。ここで、101はシート検知センサ81がシート有りになった瞬間、即ち搬送中のシートの先端がシート検知センサ81を通過したタイミングを示し、またvはシート搬送速度となったステッピングモータ63の回転速度である。
【0056】
図4(a)は、搬送中のシートのシート間が比較的広い場合のステッピングモータ63の状態(回転速度)を時系列で観測したグラフである。
【0057】
本グラフを時系列順に追うと、搬送系を通る先頭シートの先端がシート検知センサ81上を通過して所定時間sが経過したタイミングでステッピングモータ63が起動されて加速し始める。
【0058】
即ち、ステッピングモータ63では、ランプ目標値制御が行われており、第2搬送ローラ72がシートを搬送する搬送速度となる回転速度vに回転させる前に回転を徐々に加速させる時間が必要である。このため、不必要にステッピングモータ63を回転させず、消費電力を削減するために、先頭シートの先端が第2搬送ローラ72に到達する時にちょうど回転速度vとなるように、先頭シートの先端がシート検知センサ81上を通過した後、待機する所定時間sと回転を加速させる時間を設けている。
【0059】
また、回転速度vまで達した後、搬送中のシートのシート長さが第2搬送ローラ72で搬送されている時間、一定の回転速度vで回転し、シートの後端が第2搬送ローラ72を抜けたタイミングから減速を開始する。
【0060】
即ち、ステッピングモータ63では、ランプ目標値制御が行われており、完全に回転を停止させる前に回転を徐々に減速させる時間が必要である。このため、不必要にステッピングモータ63を回転させず、消費電力を削減するために、先頭シートの後端が第2搬送ローラ72を抜けた時にちょうど回転速度vから減速するようにしている。
【0061】
ステッピングモータ63停止後、次に第2搬送ローラ72が搬送すべきシートの先端がシート検知センサ81上を通過したタイミングで、やはりステッピングモータ63が起動されて加速し始める。
【0062】
図4(a)の場合では、ステッピングモータ63の作動は、先頭シートの搬送終了による停止後に、次シートの先端がシート検知センサ81上を通過した瞬間101がくる。このため、先頭シートの搬送終了から次シートの搬送開始のためのステッピングモータ63の停止から起動までの時間が充分であるため、ステッピングモータ63の脱調の恐れは極めて小さい。
【0063】
しかしながら、図4(a)の場合、複数のシートを連続搬送する時のシート同士のシート間が大きいため、これが画像形成装置の処理効率を低下させる原因になってしまう。
【0064】
図4(b)は、従来のように、搬送中のシートのシート間を縮めた場合の第2搬送ローラ72を駆動するステッピングモータ63の回転速度を時系列で観測したグラフである。
【0065】
図4(a)と同様に本グラフを時系列順に追うと、搬送系を通る先頭シートの先端がシート検知センサ81上を通過して所定時間sが経過したタイミングでステッピングモータ63が起動されて加速し始める。回転速度vまで達した後、搬送中のシートのシート長さが第2搬送ローラ72で搬送されている時間、一定の回転速度vで回転し、シートの後端が第2搬送ローラ72を抜けたタイミングから減速を開始する。
【0066】
しかし、連続搬送するシートのシート間が狭いため、ステッピングモータ63が減速して完全に停止する前に、次シートの先端がシート検知センサ81上を通過するため、ステッピングモータ63停止後すぐに、起動要求が発生してしまう。このため、ステッピングモータ63は充分な停止時間が得られず、脱調の発生する危険性が高くなってしまう。
【0067】
図4(c)は、本実施の形態での搬送中のシートのシート間を縮めた場合の第2搬送ローラ72を駆動するステッピングモータ63の回転速度を時系列で観測したグラフである。
【0068】
図4(a),(b)と同様に本グラフを時系列順に追うと、搬送系を通る先頭シートの先端がシート検知センサ81上を通過して所定時間sが経過したタイミングでステッピングモータ63が起動されて加速し始める。回転速度vまで達した後、搬送中のシートのシート長さが第2搬送ローラ72で搬送されている時間、一定の回転速度vで回転し、シートの後端が第2搬送ローラ72を抜けたタイミングから減速を開始する。
【0069】
この本実施の形態における図4(c)の搬送中のシートのシート間を縮めた場合のステッピングモータ63の制御では、従来の図4(b)の制御と異なり、先頭シートが搬送ローラ72を抜けた後も、連続搬送されるシートの最終シートが第2搬送ローラ72を通過し終えるまで、一定の回転速度vで回転を続ける。そのため、ステッピングモータ63が一定の回転速度vで回転した後は、最終シートが第2搬送ローラ72を通過したか否かを判定し、第2搬送ローラ72を減速停止するような制御となる。
【0070】
図5は、本実施の形態における図4(c)の搬送中のシートのシート間を縮めた場合のステッピングモータ63の制御の流れを示したフローチャートである。
【0071】
本制御は、画像形成装置の画像形成ジョブが発生し、図3で示した第2搬送ローラ72を含むシート搬送装置としてのシート搬送系でそのジョブの先頭シートを搬送する要求を受けたタイミングで処理が開始される(START)。処理開始後、ステップ(図中ではSと表記)101へ進む。
【0072】
ステップ101においては、シート検知センサ81上に搬送中のシートがあるか否か、即ち先頭シートの先端がシート検知センサ81到達したか否かを判定し,シート先端がシート検知センサ81上まで搬送されるのを待機するループを形成している。もし、シート検知センサ81がシート先端を検知した場合、即ち先頭シート先端がシート検知センサ81に達した場合には、処理をステップ102へ進める。
【0073】
ステップ102においては、シート検知センサ81のオン基準でカウントする変数CNTを1で初期化する処理を行っている。初期化後、処理をステップ103へ進める。
【0074】
ステップ103においては、シート検知センサ81のオンから第2搬送ローラ72の加速制御を開始するまでの設定時間分(所定時間s)だけ待機する処理を行っている。待機時間経過後、処理をステップ104へ進める。
【0075】
ステップ104においては、先頭シートを第2搬送ローラ72で搬送するためにステッピングモータ63を回転速度vまで加速する処理(ランプ目標値制御による)を行っている。制御部51はステッピングモータ63が回転速度vまで加速した時点で、ステッピングモータ63を等速回転させる。ステッピングモータ63が回転速度vまで達した後、処理はステップ105へ進む。
【0076】
ステップ105においては、変数Modeにより、図4(c)のようなシート間を縮めた時のステッピングモータ63の制御を行うか否かの判定を判断手段によって判断させ、本処理をそれに従って分岐させる役割を担っている。このステップ105で、もし、図4(c)の制御を行わないという場合は、処理をステップ106へ進める。また、もし、図4(c)の制御を行う場合には、処理をステップ110へ進める。
【0077】
ステップ106は、本実施の形態の特徴であるシート間を縮めた時の図4(c)のステッピングモータ63の制御を行わない場合とステップ105で判断された時に行われる処理で、シート検知センサ81がシート無し状態になるのを待機する処理、即ち搬送中の先頭シートの後端がシート検知センサ81を抜けるまで回転速度vの等速回転状態を維持するループを形成している。先頭シートの後端がシート検知センサ81を抜けると、処理をステップ107へ進める。
【0078】
ステップ107においては、先頭シートの後端がシート検知センサ81を抜けるシート検知センサ81のオフから第2搬送ローラ72の減速停止制御を開始するまでの設定時間分だけ回転速度vの等速回転状態で待機する処理を行っている。即ち、先頭シートの後端がシート検知センサ81を抜けてからさらに第2搬送ローラ72を抜けるまでの間、等速回転状態で待機する。待機時間経過後、処理をステップ108へ進める。
【0079】
ステップ108においては、第2搬送ローラ72を駆動しているステッピングモータ63を回転速度vから減速停止させる処理(ランプ目標値制御による)を行っている。制御部51がステッピングモータ63を停止後、処理をステップ109へ進める。
【0080】
ステップ109においては、第2搬送ローラ72が搬送終了したシートが、画像形成ジョブにおける最終シートであったか否かの判定を行い、処理を分岐させている。もし、最終シートでなかったならば、処理をステップ101へ戻し、次シートの搬送に準備する。また、最終シートであると判断されたならば、本処理は終了する。
【0081】
一方、ステップ110においては、本実施の形態の特徴であるシート間を縮めた時の図4(c)のステッピングモータ63の制御を行う場合とステップ105で判断された時に行われる処理で、シート検知センサ81がシート無し状態になるのを待機する処理、即ち搬送中の先頭シートの後端がシート検知センサ81を抜けるまで回転速度vの等速回転状態を維持するループを形成している。先頭シートの後端がシート検知センサ81を抜けると、処理をステップ111へ進める。
【0082】
ステップ111においては、シート検知センサ81がオンした回数、即ち第2搬送ローラ72を通過したシートの枚数を記憶している変数CNTの値と本ジョブにおける搬送すべきシート数を比較し、それにより処理を分岐させている。変数CNT値が搬送すべきシート数よりも少なければステップ112へ進む。また、変数CNT値が搬送すべきシート数であったならばステップ114へ進む。
【0083】
ステップ112においては、シート検知センサ81上に搬送中のシートがあるか否か、即ち次シートの先端がシート検知センサ81に到達したか否かを判定し、次シート先端がシート検知センサ81上まで搬送されるのを待機するループを形成している。もし、シート検知センサ81がシートを検知した場合、即ち次シート先端がシート検知センサ81に達した場合には,処理をステップ113へ進める。
【0084】
ステップ113においては、シート検知センサ81のオン基準でカウントする変数CNTを1つ加算する処理を行っている。加算処理後、処理をステップ110へ進める。
【0085】
ステップ114においては、ステップ111で変数CNT値が搬送すべきシート数であり、本ジョブの最終シートの後端がシート検知センサ81を通過したと判断された場合に行われる処理であり、最終シートが第2搬送ローラ72を抜けるまでステッピングモータ63を回転速度vの等速回転状態で待機する処理である。即ち、最終シートの後端がシート検知センサ81を抜けてからさらに第2搬送ローラ72を抜けるまでの間、等速回転状態で待機する。待機時間経過後、ステップ115へ進む。
【0086】
ステップ115においては、第2搬送ローラ72を駆動しているステッピングモータ63を回転速度vから減速停止させる処理(ランプ目標値制御による)を行っている。制御部51がステッピングモータ63を停止後、本処理は終了する。
【0087】
以上のように、本実施の形態では、搬送中のシートのシート間を縮めた場合には、ステッピングモータ63の制御を図4(c)に示すように、先頭シートが第2搬送ローラ72を通紙されてから最終シートが第2搬送ローラ72を通紙されるまでの間は、第2搬送ローラ72を駆動するステッピングモータ63を回転速度vの等速回転状態に維持する制御を行う。
【0088】
したがって、搬送中のシートのシート間を縮めた場合に、第2搬送ローラ72で搬送されるシートの有り無しに合わせてステッピングモータ63の作動・停止を短時間で行ってステッピングモータ63が脱調するということがなくなり、ステッピングモータ63の作動が安定し、シートのシート間を縮めた連続搬送、即ち大量高速搬送が可能となる。これにより、大量画像形成時等の画像形成処理が可能な限り高速化でき、画像形成処理の生産性・効率を向上することができる。
【0089】
また、本ジョブ開始後の先頭シートの第2搬送ローラ72での搬送終了時に、ステップ105で、ステッピングモータ63を回転速度vの等速回転状態に維持する制御を行うか、又はステッピングモータ63を停止させる制御を行うか判断する判断手段を備えたことで、ステッピングモータ63を回転させる必要がない場合には、直ちにステッピングモータ63を停止させることができるので、不必要なステッピングモータ63の回転を防止し、装置の消費電力を削減することができる。
【0090】
なお、本実施の形態の特徴である図4(c)の制御が行われるステッピングモータ63としては、第2搬送ローラ72として用いられる搬送ローラ38,39,40,41,42,43,44のいずれのものに設けられたステッピングモータでもよい。
【0091】
また、本実施の形態では、第2搬送ローラ72の搬送方向上流側にシート検知センサ81及びフォトインタラプタ82で構成されたシート検知手段を設けたが、シートを検知するものであればどのような構成でもよい。
【0092】
(第2の実施の形態)
図6,図7には、第2の実施の形態が示されている。第2の実施の形態の画像形成装置の基本構成は、第1の実施の形態の図1で示した画像形成装置の基本構成と同様であるが、シート搬送系では、1つのステッピングモータで2つの搬送ローラを駆動する構成となっている。その他の構成については、同様であるので説明を省略する。
【0093】
図6は、第2の実施の形態に係る画像形成装置におけるシート搬送系の詳細構造を示した図である。これは、図1で示した画像形成装置の搬送ローラ39,43の駆動系を含めた部分の拡大である。
【0094】
搬送ローラ39,43は、共にステッピングモータ64によって伝達機構を介して駆動されており、その構成上、どちらか一方の搬送ローラ39,43を駆動させる目的であっても、他方の搬送ローラをも駆動させているのと同等と考えて制御を行う必要がある。また、シートは搬送ローラ43上方へ向かって、搬送ローラ39の左側、又は搬送ローラ43下方からの異なるシート搬送経路を搬送され、ちょうど搬送ローラ43上方で合流する部位である。
【0095】
ここで、搬送ローラ39と搬送ローラ43が交互にそれぞれの搬送方向上流側から搬送されるシートを、シート搬送系の下流側(図6では搬送ローラ43上方)へ向かい搬送するシート搬送例を考える。
【0096】
それぞれの搬送ローラ39,43単体で見ると、交互にシートを搬送するため、各搬送ローラ39,43が配置された一つのシート搬送経路を通過するシートのシート間は充分に大きい。しかし、各搬送ローラ39,43の両方の駆動手段を兼任しているステッピングモータ64は、例えば搬送ローラ39をシートが通過した時点で、ステッピングモータ64には停止要求が発生するが、次に搬送ローラ43によるシートの搬送のためのステッピングモータ63への起動要求がすぐに発生する。
【0097】
このステッピングモータ64の停止から起動までの停止時間が充分に長ければ脱調の発生は抑えられる。しかし、このためには、各搬送ローラ39,43を通過する異なるシート搬送経路を搬送されるシートのシート間を充分に空ける必要があり、従来ではこれによって高速搬送が行えず、画像形成装置の形成処理効率の向上が図れないものとなっていた。
【0098】
そこで、本実施の形態では、1つのステッピングモータ64で駆動する複数の搬送ローラ39,43が交互に搬送動作を行うために、ステッピングモータ64の停止から起動までの停止時間が短い場合には、ステッピングモータ64を回転速度vの等速回転状態に維持する制御を行う。
【0099】
図7は、図6で示したシート搬送系で、1つのステッピングモータ64で複数の搬送ローラ39,43を駆動する構成において、本実施の形態の特徴である制御を示すフローチャートである。
【0100】
本制御は、画像形成ジョブが発生し、図6で示した搬送ローラ39又は搬送ローラ43によってシートを搬送する要求を受けたタイミングで処理が開始される(START)。処理開始後、ステップ(図中ではSと表記)201へ進む。
【0101】
ステップ201においては、画像形成装置からのシート搬送要求に従いステッピングモータ64を起動させて加速する制御を行う処理である。ステッピングモータ64が徐々に加速され、第1の実施の形態と同様にシートを搬送する回転速度vまで達した場合、処理をステップ202へ進める。
【0102】
ステップ202においては、搬送要求のでたシートの後端が搬送ローラ(搬送ローラ39,43のどちらか)を抜けるまで、ステッピングモータ64を回転速度vの等速回転状態で待機する処理を行っている。待機時間経過後、処理をステップ203へ進める。
【0103】
ステップ203においては、前ステップ202で搬送処理を行った搬送ローラが搬送ローラ39(図中ではr1)であるか、搬送ローラ43(図中ではr2)であるかを判断し、処理を分岐させている。
【0104】
もし、前ステップ202で搬送処理を行った搬送ローラが搬送ローラ39(r1)であったならば、処理をステップ204に進める。また、もし、前ステップ202で搬送処理を行った搬送ローラが搬送ローラ43(r2)であったならば、処理をステップ205に進める。
【0105】
ステップ204においては、搬送ローラ39(r1)による搬送後に、搬送ローラ43(r2)でのシート搬送要求があるか否かを読み込み、それにより処理を分岐させている。
【0106】
即ち、もし、搬送ローラ39(r1)による搬送後に、搬送ローラ43(r2)でのシート搬送要求があるならば、ステッピングモータ64を減速せず、搬送ローラ43(r2)のシート搬送要求をこなすため、処理をステップ202へ戻している。
【0107】
また、もし、搬送ローラ43(r2)のシート搬送要求がなければ、処理をステップ207へ進める。
【0108】
ステップ205においては、搬送ローラ43(r2)による搬送後に、搬送ローラ39(r1)のシート搬送要求があるか否かを読み込み、それにより処理を分岐させている。
【0109】
即ち、もし、搬送ローラ43(r2)による搬送後に、搬送ローラ39(r1)でのシート搬送要求があるならば、ステッピングモータ64を減速せず、搬送ローラ39(r1)のシート搬送要求をこなすため、処理をステップ202へ戻している。
【0110】
また、もし、搬送ローラ39(r1)のシート搬送要求がなければ、処理をステップ207へ進める。
【0111】
ステップ207においては、搬送ローラ39(r1)及び搬送ローラ43(r2)によるシート搬送要求が無いため、ステッピングモータ64を減速して停止させる処理を行っている。ステッピングモータ64停止後、本処理は終了する。
【0112】
以上のように、本実施の形態では、複数の搬送ローラ39,43が交互に搬送動作を行い、それらを駆動するステッピングモータ64の停止から起動までの停止時間が短い場合には、ステッピングモータ64を回転速度vの等速回転状態に維持する制御を行う。
【0113】
したがって、一つのステッピングモータ64で駆動される複数の搬送ローラ39,43が交互に搬送動作を行い、ステッピングモータ64の停止から起動までの停止時間が短い場合に、複数の搬送ローラ39,43で搬送されるシートの有り無しに合わせてステッピングモータ64の作動・停止を短時間で行ってステッピングモータ64が脱調するということがなくなり、ステッピングモータ64の作動が安定し、大量高速搬送が可能となる。これにより、大量画像形成時等の画像形成処理が可能な限り高速化でき、画像形成処理の生産性・効率を向上することができる。
【0114】
また、一つのステッピングモータ64で複数の搬送ローラ39,43を駆動するので、装置に配置されるステッピングモータ64の数を減少させて低コスト化が可能となる。
【0115】
なお、本実施の形態では、一つのステッピングモータ64で駆動される複数の搬送ローラ39,43は異なるシート搬送経路上に配置されていたが、これに限らず、同一搬送経路上の離れた位置に配置される等でもよい。また、一つのステッピングモータ64で駆動される複数の搬送ローラ数は3つ以上でもよい。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、シート搬送手段を駆動するステッピングモータが脱調するということを防止することでステッピングモータの作動が安定し、大量高速搬送が可能となる。これにより、大量画像形成時等の画像形成処理が可能な限り高速化でき、画像形成処理の生産性・効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係るシート搬送系のステッピングモータ周辺を示す概略構成図である。
【図3】第1の実施の形態に係るシート搬送系の詳細構造を示した説明図である。
【図4】(a)は搬送中のシートのシート間が比較的広い場合のステッピングモータの回転速度を時系列で観測したグラフであり、(b)は従来の搬送中のシートのシート間を縮めた場合のステッピングモータの回転速度を時系列で観測したグラフであり、(c)は第1の実施の形態での搬送中のシートのシート間を縮めた場合のステッピングモータの回転速度を時系列で観測したグラフである。
【図5】第1の実施の形態に係る搬送中のシートのシート間を縮めた場合のステッピングモータの制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態に係るシート搬送系の詳細構造を示した説明図である。
【図7】第2の実施の形態に係る1つのステッピングモータで複数の搬送ローラを駆動する場合のステッピングモータの制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 本体画像出力部
11 本体画像入力部
12 自動原稿送り装置
13 ソータ
21 光源
22,23,24 ミラー
25 レンズ
27 光学照射部
28 スキャナ
29 レンズ
30 ミラー
31 感光ドラム
32 定着ローラ
33 レジストローラ
34,35 給紙トレイ
36 給紙デッキ
37 手差しトレイ
38,39,40,41,42,43,44 搬送ローラ(シート搬送手段)
45 排紙トレイ
51 制御部(制御手段)
52 駆動回路
53 増幅器
61 ステッピングモータ(駆動手段)
63 ステッピングモータ(駆動手段)
64 ステッピングモータ(駆動手段)
71 第1搬送ローラ(シート搬送手段)
72 第2搬送ローラ(シート搬送手段)
81 シート検知センサ(シート検知手段)
82 フォトインタラプタ(シート検知手段)

Claims (4)

  1. シートを搬送するシート搬送手段と、
    該シート搬送手段を駆動させるステッピングモータと、を備え、
    搬送動作開始後に前記シート搬送手段によって搬送される最初のシートを前記シート搬送手段が搬送し終わった時に、前記ステッピングモータの回転速度を、前記シートが前記シート搬送手段に搬送されている時の前記ステッピングモータの回転速度に維持する制御を行うか否か、を判断する判断手段を備え、
    前記判断手段は、
    前記シート搬送手段でシート間隔を縮めてシートを連続搬送する場合は、前記ステッピングモータの回転速度をシート搬送時の回転速度に維持する制御を行うと判断し、
    前記制御を行わないと判断した場合は、シートが前記シート搬送手段によって搬送される毎に、前記ステッピングモータの回転速度を前記シートの搬送時の回転速度まで加速する、及び前記シートの搬送時の回転速度から前記ステッピングモータが停止するまで減速する動作を前記ステッピングモータが繰返すことを特徴とするシート搬送装置。
  2. シート搬送経路上で前記シート搬送手段よりもシート搬送方向上流側に、前記シート搬送手段に搬送されてくるシートを検知するシート検知手段を設け、
    前記シート間隔を縮めてシートを連続搬送する時の最初のシートを前記シート検知手段が検知し、その後前記最初のシートが前記シート搬送手段に到達した時から、最後のシートを前記シート検知手段が検知し、その後前記最後のシートが前記シート搬送手段によって搬送され終わったときまでの間は、
    前記ステッピングモータの回転速度をシート搬送時の回転速度に維持する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 異なる二つのシート搬送経路上に設けられ、
    それぞれのシート搬送経路上においてシートを搬送する二つのシート搬送手段と、
    前記二つのシート搬送手段を駆動させる一つのステッピングモータと、
    を備え、
    前記二つのシート搬送経路のうちの一方でシートが搬送され、その次のシートが他方のシート搬送経路で搬送されるように搬送要求があった場合には、前記ステッピングモータの回転速度をシート搬送時の回転速度に維持する制御を行い、
    二つのシート搬送経路のうちの一方でシートが搬送され、その次のシートが前のシートと同じシート搬送経路で搬送される場合には、前記ステッピングモータを減速停止させることを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一つに記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置から搬送されてきたシートに画像を形成する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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