JP4377133B2 - ダンボールクッション - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱の底部に装入される1枚のダンボールからなるダンボールクッションに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気製品や精密機器、割れ物などの商品の梱包には、落下などの衝撃から商品を保護するため、発泡スチロールやウレタンホームなどのような発泡性緩衝材が用いられていたが、このような発泡性緩衝材は、再生、廃棄、焼却処分する上で不都合があり、環境保護の点で問題がある。
そこで、近年、リサイクルが容易なダンボールからなるダンボールクッションが提供されつつある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2000−255559号公報(図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種のダンボールクッションは何れも上下方向に対しては剛の形状を呈しているため、特に、下方に落下する底面落下に対しての衝撃吸収性に劣り、何らかの改善が望まれていた。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、底面落下に対しての衝撃吸収性に優れ、しかも簡単に組立てることができるダンボールクッションを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、平面視矩形の箱の底部に装入される1枚のダンボールからなるダンボールクッションであって、商品が載置される平面視ほぼ長方形の載置壁部と、前記長方形の短辺にそれぞれ位置する2つの第1側壁部と、前記長方形の長辺にそれぞれ位置する2つの第2側壁部とを備え、前記2つの第1側壁部は、前記2つの第2側壁部の両端に挟まれるように配置され、前記載置壁部上で前記2つの第1側壁部と2つの第2側壁部との間に商品収容スペースが形成され、前記2つの第2側壁部の下端は、前記箱の底面と前記載置壁部との間に空間を確保するように前記載置壁部よりも下方に延在して前記箱の底面に当接するように形成されると共に、前記下端は前記箱の側面にも当接するように形成され、前記載置壁部上に載置された商品に対して下方への衝撃力が作用した際に、前記載置壁部は、前記短辺方向の両端よりも中央が下方に変位するように撓み、かつ、この載置壁部の撓みにより前記2つの第2側壁部は、前記2つの第1側壁部の間の部分がそれらの上端が前記短辺方向の中央に近づく方向に倒れることで前記衝撃力を吸収するように構成され、前記各第2側壁部は、前記載置壁部に臨む第2内面壁と、前記2つの第1側壁部の間の第2内面壁部分の上端から折り返されて該第2内面壁に沿って延在する中央外面壁とを有し、前記載置壁部上に載置された商品に対して下方への衝撃力が作用した際に、前記載置壁部の撓みにより倒れる前記第2側壁部部分は、前記2つの第1側壁部の間の第2内面壁部分と前記中央外面壁であり、前記中央外面壁の上端寄り箇所には、前記衝撃力が作用した際に該外中央外面壁の上端寄り箇所が折り曲げられ易いように前記長辺に平行して延在する直線状折り曲げ部が形成されていることを特徴とする。
このような本発明のダンボールクッションによれば、載置壁部が撓み、第2側壁部が倒れることで底面落下の際の衝撃が吸収される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態に係るダンボールクッション10は、図15に斜視図で示すように、平面視矩形の箱12の底部に装入されるものであり、図1に展開図で示す1枚のダンボール14から形成されている。
まず、このダンボール14の構成から説明する。
なお、本発明において折れ線(直線状折り曲げ部)とは、ダンボール14が折れ易いようにダンボールに加工を施した箇所であり、例えば、ダンボール14の表面から直線状にダンボール14をつぶして形成される直線状の薄肉部分などで構成されている。
【0007】
図1に示すように、1枚のダンボール14の中央部には、平面視ほぼ長方形の載置壁部20が位置している。
前記載置壁部20がなす長方形の両短辺には、それぞれ折れ線B1を介して矩形状の第1内面壁22,24が連接されている。
前記載置壁部20がなす長方形の両長辺には、それぞれ折れ線B2を介してほぼ矩形状の第2内面壁26が連接されている。
本実施の形態では、前記折れ線B2は前記長辺の両側部分のみに形成され、前記長辺の中間部分の両側からスリットS1が台形の上半部の輪郭をなすように載置壁部20に延在している。そしてスリットS1内のダンボール部分は、前記第2内面壁26と連続する脚壁部28を構成している。
なお、図1において折れ線の交叉部分に描かれた小円は、ダンボール14に打ち抜かれた孔を示している。
【0008】
前記第1内面壁22,24の前記折れ線B1と反対側の辺には、それぞれ折れ線B3,B4を介して上面壁30,32が連接されている。
また、一方の第1内面壁22とこれに連接された上面壁30とにわたり、折れ線B3と直交してスリットS2が延在形成されている。
また、一方の第1内面壁22の両側には、それぞれ折れ線B11を介して側面壁34が連接され、この側面壁34は折れ線B12を介して第2内面壁26の隅部に連接されている。
さらに、前記第1内面壁22に連接する上面壁30の両側には、それぞれ折れ線B13を介して側面壁36が連接され、この側面壁36は折れ線B14を介して前記側面壁34に連接されている。
なお、一方の側面壁34,36の端部間に窓37が形成され、窓37の両側と前記スリットS2の両側にわたりそれぞれ折れ線B301が形成されている。
【0009】
また、他方の第1内面壁24の両側には、それぞれ折れ線B15を介して側面壁38が連接され、この側面壁38は折れ線B16を介して第2内面壁26の隅部に連接されている。
さらに、前記第1内面壁24に連接する上面壁32の両側には、それぞれ折れ線B17を介して側面壁40が連接され、この側面壁40は折れ線B18を介して前記側面壁38に連接されている。
【0010】
前記各第2内面壁26の前記折れ線B2と反対側の辺の中央には、平行する2本の折れ線B2002を介して中央外面壁52が連接され、また、前記折れ線B2と反対側の辺の両側にはそれぞれ折れ線B20を介して上側延在壁50が連接されている。
前記各上側延在壁50の前記折れ線B20と反対側の辺には折れ線B21を介して端部外面壁54が連接されている。
前記中央外面壁52の前記折れ線B2002と反対側の辺には折れ線B22を介して下側延在壁56が連接されている。
そして、両側の端部外面壁54の先端と下側延在壁56の先端とにわたり折れ線B23を介して折り返し壁58が連接されている。
なお、中央外面壁52および下側延在壁56の両側に沿って前記折れ線B20、B23間にスリットS3が延在しており、このスリットS3により中央外面壁52および下側延在壁56は両側の上側延在壁50と端部外面壁54から切り離されている。
また、中央外面壁52の折れ線B2002寄りの箇所には、折れ線B2002に平行して延在する折れ線B25が設けらている。
【0011】
次に、ダンボールクッション10の組み立てについて説明する。
図2に示すように、折れ線B1、B2部分を谷折りすると共に、折れ線B12、B16部分を谷折りし、折れ線B11、B15部分を山折りして載置壁部20の短辺と長辺からそれぞれ第1内面壁22,24と第2内面壁26を起立させる。
また、折れ線B3、B4部分を山折りすると共に、折れ線B13、B17部分を谷折りし、折れ線B14、B18部分を山折りし、上面壁30,32を第1内面壁22,24から外側に折り曲げ、側面壁34、38を第2内面壁26に合わされるように折り曲げ、側面壁36、40を上面壁30、32の両側から起立するように折り曲げる。
【0012】
そして、図3に示すように、第1内面壁22,24と第2内面壁26を載置壁部20からほぼ直角に起立させ、上面壁30,32を第1内面壁22,24からほぼ直角に折り曲げ、側面壁36、40を上面壁30、32からほぼ直角に起立させる。
この状態で、前記側面壁34、38は第2内面壁26の両端に重ね合わされる。
また、前記スリットS2と窓37との間に位置する第1内面壁22部分と上面壁30部分がそれぞれ折れ線B301部分で山折りされ、これら折れ線B301の間の折れ線B3部分が谷折りされて段部60が形成される。
なお、第2内面壁26を載置壁部20からほぼ直角に起立させることで、載置壁部20の長辺の両側には、スリットS1により形成された切り欠き28Aが形成される。
【0013】
次に、図4に示すように、折れ線B20、B2002、B2002部分をそれぞれ山折りし、各第2内面壁26の上端から上側延在壁50、中央外面壁52、端部外面壁54を外側に折り曲げる。
次に、図5に示すように、折れ線B21部分を山折りし、上側延在壁50から端部外面壁54を下方に折り曲げ、また、折れ線B22部分を谷折りし、中央外面壁52の下端から下側延在壁56を折り曲げる。
【0014】
次に、図6に示すように、各第2内面壁26の上端から上側延在壁50をほぼ直角に折り曲げると共に、上側延在壁50の外端から端部外面壁54を下方に向けてほぼ直角に折り曲げる。
また、各第2内面壁26の上端から2本の折れ線B2002を介して中央外面壁52をほぼ360度折り曲げて各第2内面壁26の外面に沿って中央外面壁52を延在させ、中央外面壁52の下端から下側延在壁56を外方に向けてほぼ直角に折り曲げる。なお、図14に示すように、第2内面壁26の上端と中央外面壁52の上端との間には、2本の折れ線B2002部分がそれぞれ山折りされることから約ダンボール1枚分の隙間が確保され、中央外面壁52は下端に至るにつれて次第に第2内面壁26および脚壁部28に近づくことになる。
そして、最後に、折れ線B23を谷折りし、両側の端部外面壁54の下端および下側延在壁56の外端から折り返し壁58を上方に折り曲げ、両側の端部外面壁54の下端の外面に重ね合わせ、図7に示すダンボールクッション10が得られる。
【0015】
図8乃至図14は、前記ダンボールクッション10が図15に示す平面視矩形の箱12の底部に装入された状態の説明図で、図8は平面図、図9は正面図、図10は一方の第1内面壁22から見た側面図、図11は他方の第1内面壁24から見た側面図、図12は底面図、図13は断面正面図、図14は断面側面図を示す。なお、これらの図において、符号1202は箱12の底面、符号1204は箱12の短辺から起立する側面、符号1206は箱12の長辺から起立する側面を示している。
図8に示すように、ダンボールクッション10は、商品が載置される平面視ほぼ長方形の載置壁部20と、前記長方形の短辺にそれぞれ位置する2つの第1側壁部64と、前記長方形の長辺にそれぞれ位置する2つの第2側壁部66とを備え、載置壁部20上で2つの第1側壁部64と2つの第2側壁部66との間に商品収容スペース62が形成されている。
前記2つの第1側壁部64のうちの一方の第1側壁部64は、載置壁部20から起立する第1内面壁22と、この第1内面壁22の上端から前記短辺と離れる方向に延在する上面壁30と、互いに折り畳まれた側面壁34,36とで構成されている。
また、2つの第1側壁部64のうちの他方の第1側壁部64は、載置壁部20から起立する第1内面壁24と、この第1内面壁24の上端から前記短辺と離れる方向に延在する上面壁32と、互いに折り畳まれた側面壁38,40とで構成されている。
これら2つの第1側壁部64は、前記長方形の長辺の両側において2つの第2側壁部66により挟まれている。
【0016】
前記第2側壁部66は、載置壁部20に臨む第2内面壁26と、前記第2内面壁26の下端に連接された脚壁部28と、前記第2内面壁26の上端から該第2内面壁26の外側で下方に延在する第2外面壁68と、上側延在壁50と、下側延在壁56と、折り返し壁58とで構成されている。
また、前記第2外面壁68は、中央外面壁52と、その両側の端部外面壁54とで構成されている。
より詳細には、前記脚壁部28は前記第2内面壁26と同一面上で載置壁部20よりも下方に延在している。
前記上側延在壁50は、前記第2内面壁26の上端の両側から、前記長辺から離れる方向に延在しており、前記端部外面壁54はこれら上側延在壁50の端部からそれぞれ下方に延在している。
前記中央外面壁52は、両側の端部外面壁54の間の第2内面壁26の上端部分、すなわち、2つの第1側壁部64の間の第2内面壁26の上端部分から2本の折れ線B2002、B2002を介して第2内面壁26に沿って下方に延在している。
前記下側延在壁56は、前記中央外面壁52の下端から、前記長辺から離れる方向に延在しており、前記折り返し壁58が下側延在壁56の端部から上方に起立し、また、前記端部外面壁54の下端から上方に折り返されている。
そして、前記第2側壁部66の下端は、すなわち、脚壁部28の下端、中央外面壁52の下端、端部外面壁54の下端、下側延在壁56、折り返し壁58の下端は箱12の底面12に当接している。
また、前記第2側壁部66の下端は、すなわち、折り返し壁58は箱12の側面1206に当接している。
本実施の形態では、前記商品収容スペース62は、載置壁部20上で2つの第1内面壁22,24と2つの第2内面壁26との間に形成されている。
【0017】
次に、図15乃至図18を参照してダンボールクッションの使用方法について説明する。
まず、図15に示すように、箱12の底部にダンボールクッション10を装入する。そして、例えば、ビデオカメラなどのような商品70を保護シートで覆い、ダンボールクッション10の商品収容スペース62に収容する。
次に、箱12の蓋体1210を箱12の内部に折りこみ、図16に示すように、商品70が収容された商品収容スペース62の上部を蓋体1210により閉塞する。
次に、箱12の内部で蓋体1210の上に区画された空間に、バッテリ7002、リモコン操作部7004、ショルダーベルト7006、メモリスティック7008などの付属品を収容する。
次に、図17に示すように、箱12の蓋体1214,1216を箱12の内部に折りこみ、これら収納された付属品を蓋体1214,1216で覆うことで収納する。
次に、箱12の内部で蓋体1214,1216上に区画された空間に、種々のケーブル7008やCD―ROM7010などを収容し、図18に示すように、蓋体1212を閉じ、係止爪1218を蓋体1212の先部のスリットに挿入することで梱包が終了する。
【0018】
つぎに、ダンボールクッション10の作用、効果について説明する。
図9乃至図11、図13、図14に示すように、脚壁部28の下端、中央外面壁52の下端、端部外面壁54の下端、下側延在壁56、折り返し壁58の下端が箱12の底面1202に当接し、載置壁部20と箱12の底面1202との間に空間が確保されている。
また、図8、図9、図13に示すように、一方の第1内面壁22と箱12の側面1204との間には、第2内面壁26、上面壁30,側面壁34,側面壁36、上側延在壁50、端部外面壁54の端部が箱12の側面1204に当接することで空間が確保されている。
また、他方の第1内面壁24と箱12の側面1204との間には、第2内面壁26、上側延在壁50、端部外面壁54の端部が箱12の側面1204に当接することで空間が確保されている。
【0019】
図10、図11、図14に示すように、第2内面壁26と箱12の側面1204との間には、第2内面壁26の上下から箱12の側面1206に向かって上側延在壁50および下側延在壁56が延在し折り返し壁58が箱12の側面1206に合わされることで空間が確保されている。なお、図10、図11、図14では、端部外面壁54が箱12の側面1204に平行して描かれているが、実際にはダンボールの弾性などにより端部外面壁54は外側に倒れ、上側延在壁50の外端や端部外面壁54の上部も箱12の側面1206に当接している。
したがって、商品収容スペース62は、箱12の底面1202および側面1204,1206との間に空間を確保した状態で形成されているので、この商品収容スペース62に電気製品や精密機器、割れ物などの商品を収容すれば、外力や衝撃などから商品を保護する上で有利となる。
さらに、ダンボールクッション10は、1枚のダンボール14から簡単に作れるので、コストダウンを図る上でも有利であり、また、リサイクルできることから環境保護の点でも有利である。
【0020】
つぎに、底面落下(底方落下)時における衝撃吸収について図19乃至図21を参照して説明する。
図19(A)に示すように、箱12の底部に装入されたダンボールクッション10の商品収容スペース62に、例えば、ビデオカメラなどのような商品70が収容されており、この状態で箱12が落下したとする。
図19(B)、図20(A)に示すように、箱12が下方の床面に衝突した際、脚壁部28の下端および中央外面壁52の下端が箱12の底面1202に接触しているので、商品70が載置された載置壁部20には商品70の重量が作用し、載置壁部20は商品70を包み込むように、すなわち、載置壁部20は、その短辺方向の中央が両側よりも下方に変位するように撓む。
【0021】
そして、 図20(A)、(B)に示すように、両側の第1側壁部64の間に位置する2つの第2内面壁26部分および中央外面壁52は、この載置壁部20の撓みにより、矢印Aで示すように、それらの上端が近づく方向に引き付けられる。
一方、中央外面壁52の下端および端部外面壁54の下端に連なる折り返し壁58は、箱12の側面1206に接触しているので、図20(B)に矢印Bで示すように、第2側壁部66の下端に外側に作用する力は吸収されず、この力は、両側の第1側壁部64の間に位置する2つの第2内面壁26部分および中央外面壁52に加わる。
このようなことから、両側の第1側壁部64の間に位置する2つの第2内面壁26部分および中央外面壁52は、それらの上端が前記短辺方向の中央に近づく方向に倒れ、これにより落下の際の衝撃が吸収され、商品70を保護する上で有利となる。
【0022】
また、本実施の形態では、中央外面壁52の上端寄り箇所に折れ線B25を設けたので、衝撃力が大きい場合には、図21に想像線で縁取りその内部にハッチングを施して示すように、中央外面壁52の上端が折れ線B25部分から折り曲げられ、これによっても衝撃力が吸収され、商品70を保護する上でより一層有利となる。
この場合、中央外面壁52を第2内面壁26の上端から2本の折れ線B2002を介して折り曲げ、図14に示すように、第2内面壁26の上端と中央外面壁52の上端との間に隙間を確保するようにしているので、中央外面壁52の上端は折れ線B25部分から折り曲げられ易く、したがって、衝撃力を吸収する上でより有利となっている。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、底面落下に対しての衝撃吸収性に優れ、しかも1枚のダンボールから簡単に組立てることができる安価なダンボールクッションが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダンボールの展開図である。
【図2】ダンボールクッションを組み立てる際の説明図である。
【図3】ダンボールクッションを組み立てる際の説明図である。
【図4】ダンボールクッションを組み立てる際の説明図である。
【図5】ダンボールクッションを組み立てる際の説明図である。
【図6】ダンボールクッションを組み立てる際の説明図である。
【図7】ダンボールクッションの斜視図である。
【図8】ダンボールクッションの平面図である。
【図9】ダンボールクッションの正面図である。
【図10】一方の第1内面壁から見たダンボールクッションの側面図である。
【図11】他方の第1内面壁から見たダンボールクッションの側面図である。
【図12】ダンボールクッションの底面図である。
【図13】ダンボールクッションの断面正面図である。
【図14】ダンボールクッションの断面側面図である。
【図15】ダンボールクッションと共に商品を箱に収容する際の説明図である。
【図16】ダンボールクッションと共に商品を箱に収容する際の説明図である。
【図17】ダンボールクッションと共に商品を箱に収容する際の説明図である。
【図18】ダンボールクッションと共に商品を箱に収容する際の説明図である。
【図19】底面落下の際の衝撃を吸収する説明図である。
【図20】底面落下の際の衝撃を吸収する説明図である。
【図21】底面落下の際の衝撃を吸収する説明図である。
【符号の説明】
10……ダンボールクッション、14……ダンボール、12……箱、20……載置壁部、22、24……第1内面壁、26……第2内面壁、52……中央外面壁、64……第1側壁部、66……第2側壁部。
Claims (8)
- 平面視矩形の箱の底部に装入される1枚のダンボールからなるダンボールクッションであって、
商品が載置される平面視ほぼ長方形の載置壁部と、前記長方形の短辺にそれぞれ位置する2つの第1側壁部と、前記長方形の長辺にそれぞれ位置する2つの第2側壁部とを備え、
前記2つの第1側壁部は、前記2つの第2側壁部の両端に挟まれるように配置され、
前記載置壁部上で前記2つの第1側壁部と2つの第2側壁部との間に商品収容スペースが形成され、
前記2つの第2側壁部の下端は、前記箱の底面と前記載置壁部との間に空間を確保するように前記載置壁部よりも下方に延在して前記箱の底面に当接するように形成されると共に、前記下端は前記箱の側面にも当接するように形成され、
前記載置壁部上に載置された商品に対して下方への衝撃力が作用した際に、前記載置壁部は、前記短辺方向の両端よりも中央が下方に変位するように撓み、かつ、この載置壁部の撓みにより前記2つの第2側壁部は、前記2つの第1側壁部の間の部分がそれらの上端が前記短辺方向の中央に近づく方向に倒れることで前記衝撃力を吸収するように構成され、
前記各第2側壁部は、前記載置壁部に臨む第2内面壁と、前記2つの第1側壁部の間の第2内面壁部分の上端から折り返されて該第2内面壁に沿って延在する中央外面壁とを有し、
前記載置壁部上に載置された商品に対して下方への衝撃力が作用した際に、前記載置壁部の撓みにより倒れる前記第2側壁部部分は、前記2つの第1側壁部の間の第2内面壁部分と前記中央外面壁であり、
前記中央外面壁の上端寄り箇所には、前記衝撃力が作用した際に該外中央外面壁の上端寄り箇所が折り曲げられ易いように前記長辺に平行して延在する直線状折り曲げ部が形成されている、
ことを特徴とするダンボールクッション。 - 前記中央外面壁は、前記第2内面壁の上端と該中央外面壁の上端との間に隙間が確保されるように前記第2内面壁の上端から折り返されていることを特徴とする請求項1記載のダンボールクッション。
- 前記載置壁部の前記両側の長辺に沿った箇所にはそれぞれ切り欠きが設けられ、この切り欠きの内側に位置する前記ダンボール部分は前記第2内面壁に連接され該第2内面壁と同一面上で前記載置壁部寄りも下方に延在する脚壁部を構成し、
前記箱の底面に当接する前記2つの第2側壁部の下端は、前記脚壁部の下端であることを特徴とする請求項1記載のダンボールクッション。 - 前記各第2側壁部は、前記第2内面壁の上端から該第2内面壁の外側で下方に延在する第2外面壁と、前記第2内面壁または前記第2外面壁に設けられ前記長辺から離れる方向に延在し前記箱の側面と前記第2内面壁との間に空間を確保する延在壁とを更に有し、
前記第2外面壁は、前記長辺の両端に臨んだ箇所で上下に延在する2つの端部外面壁と、前記中央外面壁とで構成され、
前記中央外面壁は、前記2つの端部外面壁の間でそれら2つの端部外面壁から切り離されている、
ことを特徴とする請求項1記載のダンボールクッション。 - 前記延在壁は、前記長辺方向に沿った第2内面壁の両側の上端に設けられた上側延在壁と、前記中央外面壁の下端に設けられた下側延在壁とで構成され、
前記端部外面壁は前記上側延在壁から下方に延在し、前記2つの端部外面壁の下端と中央外面壁の下端とは前記下側延在壁により連結されていることを特徴とする請求項4記載のダンボールクッション。 - 前記延在壁は、前記長辺方向に沿った第2内面壁の両側の上端に設けられた上側延在壁と、前記中央外面壁の下端に設けられた下側延在壁とで構成され、
前記端部外面壁は前記上側延在壁から下方に延在し、
前記2つの端部外面壁の下端には、これら2つの端部外面壁の下端にわたって延在しこれら2つの端部外面壁の外側に折り返される折り返し壁が設けられ、
前記折り返し壁に前記下側延在壁が連結されていることを特徴とする請求項4記載のダンボールクッション。 - 前記各第1側壁部は、前記載置壁部に臨む第1内面壁を有し、
前記商品収容スペースは載置壁部上で前記2つの第1内面壁と2つの第2内面壁との間に形成され、
前記第1側壁部の前記短辺から離れた端部または前記第2側壁部の前記長辺に沿った端部が前記箱の側面に当接して箱の側面と前記第1内面壁との間に空間を確保するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のダンボールクッション。 - 前記各第1側壁部は、前記載置壁部に臨む第1内面壁を有し、
前記商品収容スペースは載置壁部上で前記2つの第1内面壁と2つの第2内面壁との間に形成され、
前記各第2側壁部の下端には、前記長辺から離れる方向に延在しその先端が前記箱の側面に当接して前記箱の側面と前記第2内面壁との間に空間を確保する延在壁が設けられ、
前記箱の側面に当接する前記2つの第2側壁部の下端は、前記延在壁の先端であることを特徴とする請求項1記載のダンボールクッション。
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