JP4376045B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成に用いる定着装置及びその定着装置を備えた画像形成装置に関する。
特許文献1には、2色以上の加熱定着性トナーを用いて未定着の多色トナー画像を記録材面に形成担持させる画像形成手段と、該未定着の多色トナー画像を記録材面に定着させる定着手段を有し、上記定着手段は、記録材の多色トナー画像担持面に対して定着フィルムを密着させて該定着フィルムの記録材密着側とは反対側に配設した加熱体により該フィルムを介して記録材面の多色トナー画像を加熱軟化溶融混色させる加熱混色工程と、定着フィルムと記録材とを引続き密着させたまま搬送を続行させてその間で加熱混色トナー画像を放熱させて冷却固化させる冷却工程と、定着フィルムと記録材とを分離させる分離工程と、の順次実行部を有し、前記冷却工程は温度制御手段で温度管理されることを特徴とする画像形成装置について開示されている。この発明は、冷却工程の冷却効果を安定化させることにより、光沢バラツキの無い安定した定着画像を得ることを目的としている。
特許文献2には、シート上に担持された未定着画像を定着する装置であって、対向する展張面が互いに同方向に移動する状態で設けられている一対の熱伝導性ベルトと、上記各熱伝導性ベルトにおいて対向する展張面の展張方向で少なくとも2カ所において該熱伝導性ベルト間に挟持されるシートを押圧するニップ部とを備え、上記ニップ部のうちの一方は上記熱伝導性ベルト同士が常時当接し、他方は熱伝導性ベルト同士が互いに接離する関係とされ、接離状態に応じて上記展張面同士が対向して構成されるシートへの熱伝達領域の長さが変更可能であることを特徴とする定着装置について開示されている。この発明は、シートへの熱伝達領域の長さを変更可能とし、所望の光沢度を得ることを目的としている。
特許文献3には、シート上に担持された未定着画像中のトナーを定着する装置であって、加熱・加圧することにより上記未定着画像中のトナーを上記シートに浸透させる第1,第2の定着手段が上記シートの移動方向に沿って配置され、上記第2の定着手段は、上記トナーの温度(T1)がガラス転移点(Tg)以下とならない位置に配置され、上記トナーの表面平滑度を画像の光沢度に応じて温度制御することなく変更可能であることを特徴とする定着装置について開示されている。本発明は、トナーの表面平滑度をあげるために再加圧することを目的とするものである。
特開平5−107960号公報 特開2002−221866公報 特開2002−304072公報
電子写真方式のフルカラー複写機或いはプリンタに用いられる定着装置の課題としては、光沢度安定化と、記録シートの分離性向上が挙げられる。すなわち、フルカラーの作像には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラートナーを重ね合わせて所望の色再現性を確保するために、トナーを十分に溶融させる必要がある。しかしながら、定着部材とトナーとを分離する分離工程におけるトナー温度が不安定だと、トナー溶融粘度がバラツいてしまい、画像光沢度が安定しない。また、分離工程におけるトナー溶融粘度が低いと、トナーと定着部材との間に粘着力が強く働き、記録シートなどの媒体が定着部材に巻き付いてしまうという現象が知られている。そして、トナーと定着部材との間の粘着力を小さくしようとしてトナーを低温で定着させようとすると、所望の画像光沢度が得られないというトレードオフの関係にあり、これらの両立が困難である。
また、特にプロユースの分野においては、紙種に応じて画像の光沢度を切り換えたいという要請があるが、従来、一般的には光沢度を安定させることと、紙種に対する光沢度の切り換えは両立が困難であるという不具合があった。
これに対し、特許文献1に開示の技術は、冷却工程の温度管理には言及しているものの、あくまでも光沢度の安定化のみが目的であって、光沢度をユーザの所望により切り換えることはできないという不具合があった。
本発明の目的は、電子写真方式で作像する場合に、画像の光沢度をユーザの所望により切り換えることができるようにすることである。
上記目的を達成するために、請求項1の記載の定着装置は、トナー画像の形成された媒体を挟持して搬送する一対のベルトと、前記媒体を前記一対のベルトに挟持された状態で当該ベルトを介して前記トナー画像が乱れない程度の圧力で加圧してトナー画像を前記媒体上に仮定着する加圧部材と、前記加圧部材と前記一対のベルトを架け渡す回転部材と、前記一対のベルトが架け渡された前記加圧部材と前記回転部材との間、前記トナー画像が仮定着された前記媒体を前記一対のベルトに挟持された状態で当該ベルトを介して加熱して該トナー画像のトナーを溶融させ、該媒体の紙繊維中に浸透させて前記トナー画像の該媒体上への本定着を完了させる加熱装置と、前記一対のベルトが架け渡された区間の、前記加熱装置より前記媒体搬送方向の下流側で媒体を一対のベルトに挟持された状態で当該ベルトを介して冷却する冷却装置と、ユーザの選択に応じて前記冷却の強度を制御する冷却制御手段と、を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記冷却装置冷却装置より前記媒体搬送方向の下流側で前記ベルトの温度を検出する温度センサと、前記冷却制御手段は、この検出温度及び前記ユーザの選択に応じて前記冷却の強度を制御することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の定着装置において、前記一対のベルトが架け渡された区間の、前記加熱装置と前記冷却装置との間で前記一対のベルトを介して前記媒体を圧接する圧接部材を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1又は2に記載の定着装置において、前記一対のベルトが架け渡された区間の、前記加熱装置より前記媒体搬送方向の下流側で前記一対のベルトを介して前記媒体を圧接する圧接部材を備え、該圧接部材に前記冷却装置が形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項3又は4に記載の定着装置において、前記圧接部材は、所定の駆動機構により駆動されて前記圧接とその解除を行なう複数のローラであることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項3〜5のいずれか一に記載の定着装置において、前記検出温度に応じて前記圧接を行なうときの当該圧接の強度を切り替える制御を行なう圧接制御手段を備えていることを特徴とするものである
また、請求項の発明は、電子写真方式の画像形成装置であって、定着装置として請求項1〜のいずれかの一に記載の定着装置を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項に記載の画像形成装置において、少なくとも結着樹脂、着色剤、及びワックスを含有したトナーを用いて画像形成を行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、ユーザの選択に応じて冷却の強度を制御するので、画像の光沢度をユーザの所望に制御することができる。
発明を実施するための最良の一形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である定着装置を備えた、本発明の一実施の形態である画像形成装置を実施するデジタルカラー複写機(以下、単に「複写機」という。)1の全体構成の説明図を示す。なお、本例は、デジタルカラー複写機の例であるが、本発明の画像形成装置は、複写機のほか、ファクシミリ、プリンタ等としても実施することができることはいうまでもない。また、カラー複写機に限らず、カラープリンタ、ファクシミリ装置なども含まれることは勿論であり、白黒トナーを用いた複写機等にも本発明を適用することができる。
複写機1において、画像形成部1Aは、色分解に対応した色の画像を形成可能な感光体を複数備え(この例では、感光体3B,3C,3M,3Y)、各感光体3B,3C,3M,3Y上で形成された各色のトナー画像を中間転写体である中間転写ベルト2に重畳転写し、この重ね合わされたトナー画像を媒体である記録用紙などのシートに対して一括転写することでカラー画像を形成することができる。
画像形成装置1において、画像形成部1Aは縦方向の中央部に位置し、その下方には給紙部1Bが、さらに画像形成部1Aの上方には原稿載置台1C1を備えた原稿走査部1Cが、それぞれ配置されている。画像形成部1Aには、水平方向に展張面を有する前述の中間転写ベルト2が配置されており、中間転写ベルト2の上位には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成するための構成が設けられている。
原稿走査部1Cには、原稿載置台1C1上の原稿を露光走査するスキャナ1C2が備えられており、さらに原稿載置台1C1の上面には、自動原稿給送装置1C3が配置されている。自動原稿給送装置1C3は、原稿載置台1C1上に繰り出される原稿を反転可能な構成を備え、原稿の表裏各面での走査が行えるようになっている。
書き込み装置5は、原稿走査部1Cに有する原稿載置台1C1上の原稿を走査することにより得られる画像情報あるいは図示しないコンピュータから出力される画像情報により、書き込み光を制御して感光体3Y,3M,3C,3Bに対して画像情報に応じた書き込み光を出射して静電潜像を形成する。
画像形成部1Aには、補色関係にある色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)による画像を担持可能な感光体3Y,3M,3C,3Bが中間転写体2の展張面に沿って並んで配置されている。各感光体3Y,3M,3C,3Bはそれぞれ同じ方向(図1では反時計方向)に回転可能なドラムで構成されており、その周辺には、回転過程において画像形成処理を実行する帯電装置4、書き込み装置5、現像装置6、1次転写装置7、およびクリーニング装置8が配置されている(便宜上、感光体3Yを対象として各装置の符号にYを付して示し、各感光体3M,3C,3Bの周りには、これら装置の符号を図示していない)。
書き込み装置5により形成された感光体3Y,3M,3C,3B上の静電潜像は,現像装置6Y,6M,6C,6Bによってトナーで現像され、中間転写ベルト2に1次転写される。中間転写ベルト2に対して各色のトナー像が重畳転写されると、2次転写装置9によりシートに対して一括して2次転写される。2次転写されたシートは、表面に担持している未定着画像が定着装置11によって定着される。
中間転写ベルト2は、複数のローラ2A〜2Cに掛け回されて感光体との対峙位置において同方向に移動可能な構成を備え、展張面を構成するローラ2A,2Bとは別の対向ローラ2Cは、中間転写ベルト2を挟んで2次転写装置9に対峙している。なお、図1中、符号10は、中間転写ベルト2を対象としたクリーニング装置を示している。
複写機1は、用紙などのシートの両面に同時にトナー画像を形成する「同時両面画像形成装置」である。すなわち、中間転写ベルト2の上に作像された第1面側のトナー画像が、2次転写ローラ9Bで+バイアスを印加することで2次転写ベルト9A上に転写される。その後、第1面側のトナー画像は2次転写ベルト9A上を1周回して、再度2次転写ローラ9B、及び対向ローラ2Cの形成するニップ部手前に戻って来る。中間転写ベルト2の上には第2面側のトナー画像が作像されて、第1、第2面側のトナー画像は先端位置が2次転写ニップ位置で同期され、同時にレジストローラ1B3からシートが給送されて、トナー画像先端とシートの先端が完全に同期される。
2次転写ローラ9Bと対向ローラ2Cのニップに記録シートが挟み込まれると、2次転写ローラ9Bに+バイアスが印加されているために、先に第2面目のトナー画像が記録シート上面側に転写され、第1面目のトナー画像は2次転写ベルト9A上に付着した状態で保持されている。その後、転写チャージャー9Dと対向ローラ9Eの作用により2次転写ベルト9A上に保持されていたトナー画像が記録シート裏面側に転写されてシートへ同時両面画像が形成される。シートは2次転写ベルト9A上に静電的に貼り付いているため、最終工程で除電ランプ9Fにより除電することで、記録シートは定着装置11の定着ニップにスムーズにかみこまれる。
給紙部1Bは、複数の給紙カセット1B1と、給紙カセット1B1から繰り出されるシートの搬送路に配置された複数の搬送ローラ1B2と、2次転写位置前方に位置するレジストローラ1B3とを備えている。本実施の形態では、給紙部1Bには、給紙トレイ1B1から繰り出されるシートの搬送路に加えて、給紙カセット1B1内に収容されていない種類のシートを2次転写位置に向け給送できる構成が備えられており、この構成は、画像形成部1Aの壁面の一部を起倒可能に設けた手差しトレイ1A1と、繰り出しコロ1A2とを備えている。給紙カセット1B1からレジストローラ1B3に向けたシートの搬送路途中には、手差しトレイ1A1から繰り出されたシートの搬送路が合流し、いずれの搬送路から給送されるシートもレジストローラ1B3によってレジストタイミングが設定される。
定着装置11を通過したシートは、定着装置11の後方に配置されている搬送路切り換え爪12によって搬送方向が切り換えられるようになっており、排紙トレイ13に向けた搬送路と、反転搬送路とに搬送方向が選択される。なお、定着装置11に関しては後で詳しく説明する。
以上のような構成を備えた複写機1では、原稿載置台1C1上に載置された原稿を露光走査することにより、あるいはコンピュータからの画像情報により、一様帯電された感光体3に対して静電潜像が形成され、静電潜像が現像装置6によって可視像処理された後、トナー像が中間転写ベルト2に1次転写される。中間転写ベルト2に転写されたトナー像は、単一色画像の場合にはそのまま給紙部1Bから繰り出されたシートに対して転写され、多色画像の場合には1次転写が繰り返されることにより重畳された後、シート両面に対して一括して2次転写される。2次転写後のシートは定着装置11により未定着画像を定着された後、排紙トレイ13あるいは、反転されて再度レジストローラ1B3に向けて給送される。
以下では、複写機1に設けられた定着装置11について説明する。
図2は、本発明の一実施の形態である定着装置11の説明図である。図2に示すように、定着装置11は、2本の定着ベルト103a,103bを備えている。
従来のカラートナーを用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等のOA機器の定着装置においては、定着ベルトの材質として一般的にトナーに対して離型性が良く耐熱性と弾性を併せ持ったシリコーンゴムが用いられ、更にシリコーンゴム上には離型性確保と耐久性向上の点から離型剤としてシリコーンオイルが塗布されていた。
これに対して、本実施の形態の複写機1は、樹脂母材内部に離型剤としてのWAXを内包分散させたオイルレストナーを用いた画像形成装置であり、定着装置11は、その定着ベルト103a,103bの基材としては、例えば、例えば50〜90μmの厚みのポリイミド等の耐熱性樹脂ベルトや、例えば30〜50μmの厚みのNi電鋳、或いはSUS等からなる金属ベルトなどを用いることができる。ポリイミド等の耐熱性樹脂ベルトを用いる場合は、耐熱性と機械的強度を併せ持ったポリイミド等の樹脂チューブの周囲に、耐熱性と弾性を併せ持ったシリコーンゴム等の材料が成型加工され、更にシリコーンゴムの表層には強度と離型性を併せ持った耐熱性樹脂が離型層として構成されているものを用いることができる。離型層としては、耐熱性があり表面エネルギーの小さい材料が使用され、例えばシリコーン樹脂、フッ素樹脂例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)などの高分子樹脂などが離型層の材料として使用される。また、ベルト定着装置11をカラー画像形成装置に用いる場合には、さまざまな表面性の記録シートに対して定着後の画像表面が十分な平滑性を維持するように、基材と離型層の間に弾性層としてシリコーンゴム等の耐熱性ゴム層を例えば4〜100μm程度の厚みの範囲で適宜設けることができる。
定着ベルト103aは定着ローラ101aと分離ローラ102aに、定着ベルト103bは定着ローラ101bと分離ローラ102bに、それぞれ掛け渡されている。そして、定着ベルト103a,103bは、定着ローラ101a,101b、または分離ローラ102a,102bの回転駆動により、それぞれ時計方向、反時計方向に回転する。これにより、トナー画像の形成された媒体である記録シートSは定着ベルト103a,103bに挟持されて搬送される。定着ローラ101aと101bとは互いに対向し、分離ローラ102aと102bとは互いに対向していて、それぞれニップ部A,Eで、記録紙などの媒体である記録シートSを定着ベルト103a,103b間にニップする。
図2において、記録シートSは、両面にトナー画像T1を転写された状態で2次転写装置9から定着装置11へ侵入し、ニップ部Aに搬送される。ニップ部Aでは、画像が乱れない程度の圧力で加圧部材である定着ローラ101a,101bにより加圧してトナー画像T1を記録シートSに仮定着して、記録シートSが定着ベルト103a,103b間に密着、挟持された状態で、この記録シートSをニップ部Bに搬送し、ニップ部Bで記録シートS上のトナー画像T1は加熱されて本定着される(トナー画像T2)。
加熱装置104a,104bは、記録シートSの搬送方向でニップ部Aより下流側で、ニップ部より上流側の位置に配置され、記録シートSに定着ベルト103a,103bの裏側から加熱する。この加熱で、ニップ部Bでは記録シートS上のトナー画像T1が100〜120℃の温度になり、これにより溶融したトナーT1が記録シートの紙繊維中に浸透して定着工程が完了する(トナー画像T2)。本実施の形態では、定着ローラ101a,101b及び加熱装置104a,104bにより、本定着を行なう加熱定着装置を実現している。加熱工程で用いる加熱装置104a,104bの具体的な構成としては、例えば、ハロゲンヒータを熱伝導性の良い金属で構成されたホルダで保持して接触させた装置や、或いは面状発熱体を定着ベルト103a,03bの裏面側に直接接触させた装置等を用いることができる。熱容量の小さい定着ベルト103a,103bの裏側から加熱する場合には、複写機1の線速とCPMの関係から熱源の投入電力を決めており、温度を制御する手段は特に設けていない。
本定着装置11のように複数の定着ベルト103a,103bにより加熱する構成の場合には、加熱時間を十分に確保することができるため、ベルト間の接触圧力は0.5kgf/cm以下程度の低面圧でも十分な定着性が得られる。
このようにして、加熱装置104a,104bで加熱工程を完了した記録シートSは、定着ベルト103a、103bに挟持されたまま搬送されて、記録シートSの搬送方向で加熱装置104a,104bより下流側で分離ローラ102a,102bより上流側に配置されている冷却装置105a,105bにおいて、定着ベルト103a、103b間にニップ部Dでニップされた状態で、トナー画像T1が冷却される。冷却装置105a,105bの具体的な構成としては、例えば、ヒートパイプを熱伝導性の良い金属で構成されたホルダで保持して定着ベルト103a,103bの裏面側に直接接触させるとともに、端部にフィンを設けて冷却ファンで放熱させる装置や、中空パイプを定着ベルト103a,103bの裏面側に接触させて中空パイプの内部にエアーを循環させて冷却させる装置、等を用いることができる。この冷却により、ニップ部Dでは定着後トナーT1の温度を100℃以下、望ましくは90℃以下に低減する。
これにより、記録シートSがニップ部Eで分離部材である分離ローラ102a、102bから放出される時点でのトナー粘着力を小さくできるため、高線速の画像形成装置においても記録シートSのニップ部Eにおける分離性を良好に維持することが可能となる。また、記録シートSの分離時の温度を低くするほど、トナー樹脂の糸引き現象を低減できるため、トナー画像T1の表面粗さを小さくできて光沢度を高くできる。
本実施の形態の定着装置11で、トナー画像T1を記録シートS上に定着させる工程の作用について説明する。記録シートS上のトナー画像T1は、定着ベルト103a,103bを介して低い粘性状態になるまで加熱され、更に加圧作用により記録シートSの繊維中に浸透する。その後、トナー画像T1が冷えて固まったときにトナー画像T1と記録シートSの紙繊維同士は強固に定着される。但し、このときに定着ベルト103a,103bから分離する時点でのトナー層の温度が当該トナーの軟化温度Ts以下であると、トナーの樹脂は十分に軟化せずに、従って記録シートSの繊維中にも浸透していかないため、十分な定着強度が得られない。一方、定着ベルト103a,103bから分離する時点(ニップ部Eを出た時点)でのトナー層の表面温度が、当該トナーの流出開始温度Tf以上であるとトナーの樹脂粘度が低くなりすぎ、記録シートSの繊維中には十分浸透していくものの、定着ベルト103a,103bの離型層との間の離型性が悪化してしまい、定着ベルト103a,103bへのトナーオフセットや定着ベルト103への記録シートSの巻き付きといった不具合が発生してしまう。
そこで、定着装置11では、前述の構成により、定着後のトナー画像T2のトナー層の表面温度がTs〜Tfの範囲になるようにしており、望ましくは、そのTs〜Tfの範囲の中央に近い領域で温度偏差(リップル)が小さくなるようにすることが望ましい。
また、分離ローラ102a,102bの出口位置には、定着ベルト103a,103b表面温度をそれぞれ検知する温度センサであるサーミスタ108a,108bが設けられている。サーミスタ108a,108bで分離ローラ102a,102bの出口位置での定着ベルト103a,103b表面温度を検知することにより、トナー画像T2の表面温度を代用特性として検知できるため、その検知温度が所定の温度より高くなった場合には、冷却効果が不足していると考えられるため、冷却装置105a,105bの冷却能力を向上させる制御を行なう。
図3〜図5は、かかる制御の簡単な一例を説明するブロック図およびフローチャートである。図3に示すように、定着装置11を制御する制御装置121は、マイクロコンピュータを備え、サーミスタ108a,108bの検出信号が入力され、また、冷却装置105a,105bに対して制御信号を出力することができる。また、制御装置121は、複写機1において、ユーザから各種の操作を受け付ける操作パネル122からの制御信号を受け付けることができる。
図4に示すように、制御装置121は、画像形成動作中で、定着装置11が稼動しているときに(ステップS1のY)、サーミスタ108aの検出温度が所定の基準値より低いときは(ステップS2のY)、冷却装置105aの冷却能力が十分であると判断して通常の冷却能力に維持し(これをレベル1とする)(ステップS3)、所定の基準値より高いときは(ステップS2のN)、冷却装置105aの冷却能力を通常の冷却能力より所定程度高くする(これをレベル2とする)(ステップS4)。同様に、サーミスタ108bの検出温度が所定の基準値より低いときは(ステップS5のY)、冷却装置105bの冷却能力が十分であると判断してレベル1に維持し(ステップS6)、所定の基準値より高いときは(ステップS5のN)、冷却装置105bの冷却能力を通常の冷却能力より所定程度高くしてレベル2とする(ステップS7)。
冷却能力を変えるには、例えば、前述のように冷却装置105a,105bが中空パイプを定着ベルト103a,103bの裏面側に接触させて中空パイプの内部にエアーを循環させて冷却させる装置であるときは、エアーを循環させるファンを回転する駆動源となるモータの回転数を調節することで容易に行うことができる。
図5は、制御装置121が実行する他の処理例で、冷却制御手段を実現するフローチャートである。ユーザは、操作パネル122を操作することで、複写機1で形成後の画像について通常より光沢度を高めることを選択する光沢モードを指定することができる。そして、この処理では、画像形成動作中で、定着装置11が稼動しているときに(ステップS11のY)、操作パネル122を操作することで光沢モードが選択されているか否かを判断する(ステップS12のY)。そして、光沢モードが選択されていないとき(ステップS12のN)、すなわち、通常モードのときは、図4と同様の処理を行なう。すなわち、サーミスタ108aの検出温度が所定の基準値より低いときは(ステップS13のY)、冷却装置105aの冷却能力が十分であると判断して通常の冷却能力に維持し(前述のレベル1)(ステップS14)、所定の基準値より高いときは(ステップS13のN)、冷却装置105aの冷却能力を通常の冷却能力より所定程度高くする(前述のレベル2)(ステップS15)。同様に、サーミスタ108bの検出温度が所定の基準値より低いときは(ステップS16のN)、冷却装置105bの冷却能力が十分であると判断してレベル1に維持し(ステップS17)、所定の基準値より高いときは(ステップS16のY)、冷却装置105bの冷却能力を通常の冷却能力より所定程度高くしてレベル2とする(ステップS18)。
また、光沢モードが選択されているときは(ステップS12のY)、サーミスタ108aの検出温度が所定の基準値より低いときは(ステップS21のY)、記録シートSの定着装置11からの分離時の温度を低くしてトナー画像T1の光沢度を高めるため、通常の冷却能力(レベル1)より冷却能力を高め(レベル2)(ステップS22)、所定の基準値より高いときは(ステップS21のY)、冷却装置105aの冷却能力をレベル2より強力に冷却するため、レベル2より冷却能力の高いレベル3に設定する(ステップS22)。同様に、サーミスタ108bの検出温度が所定の基準値より低いときは(ステップS24のY)、記録シートSの定着装置11からの分離時のトナー画像T1の光沢度を高めるため通常の冷却能力(レベル1)より冷却能力を高め(レベル2)(ステップS25)、所定の基準値より高いときは(ステップS24のN)、冷却装置105bの冷却能力をレベル2より強力に冷却するため、レベル2より冷却能力の高いレベル3に設定する(ステップS26)。
図5の処理は、記録シートSのトナー画像T1の温度の高低にかかわらず、ユーザが光沢モードを選択したときは、記録シートSを通常モードの場合より一定レベルに強力に冷却する制御を、冷却レベルをレベル1〜3の範囲で可変して簡易に実施しようとするものである。なお、この例に限定することなく、光沢モードの選択の有無により、サーミスタ108a,108bの検出温度に応じて、冷却装置105a,105bの冷却レベルをより多段階又は無段階に精緻に制御するようにしてもよい。
図6、図7は、定着装置11のほかの構成例を示す説明図である。同図において図2と同一符号の部材は前述の定着装置11と同様の部材等であるため、詳細な説明は省略する。
図6、図7の定着装置11が図2のものと相違する点は、記録シートSの搬送方向で加熱装置104a,104bと冷却装置105a,105bとの間の位置に、一対の圧接ローラ106a,106bを設けていることである。加熱装置104a,104bのニップ部Bにおいて、定着工程を完了した直後では、記録シートS上のトナーが紙繊維中に浸透しておりトナー自身の粘性は低くなっており、圧接ローラ106a,106bのニップ部Cでは、定着直後のトナー画像T1を圧接ローラ106a,106b間に圧接することで、トナー画像T1の表面がより十分に平滑化される。従来、表面の粗い記録シートSでは十分な光沢度が得られなかったが、定着ローラ101a,101bで定着後に圧接ローラ106a,106bで圧接することで、記録シートSの表面粗さに影響されずにトナー画像T1の表面粗さを小さくすることが可能となる。また、ユーザが通常モードを場合には(ステップS12のN)、制御装置121は、図示しない所定のアクチュエータを制御して図7に示すように圧接ローラ106a,106bを互いに解除された状態に維持し、ユーザが光沢モードを選択する場合には(ステップS12のY)、図6に示すように圧接ローラ106a,106bを互いに圧接された状態に維持したまま搬送させることにより、トナー画像T2の光沢度を切り換えることが可能である。
図6において、海外紙等の表面粗さが非常に大きい記録シートSで高光沢度のトナー画像T2を出力する場合には、更に圧接ローラ106a,106bの当接圧力を大きくするように制御することで実現可能となる。
また、前述の光沢モードによる光沢度の切り換えとは別の作用として、同じ記録シートSの連続複写工程における光沢度の安定性も必要である。同じ記録シートSという条件においては、トナー画像T2を同一温度で排紙することにより光沢度の変動が抑えられることがわかっているが、特殊な記録シートSを用いた場合や環境温度が変化した場合、或いは加熱時の電力が変動した場合には、通常モードで複写動作を行っている工程においてもトナー画像T1の表面温度がバラついて光沢度が変動する場合が考えられる。それを防止するために、記録シートSの分離直後で、分離ローラ102a,102bの位置での定着ベルト103a,103b表面温度を検知するサーミスタ108a,108bの検出信号によりトナー画像の表面温度が代用特性として検知できるため、その検知温度が所定の温度より高くなった場合には圧接部材である圧接ローラ106a,106bを解除状態から圧接状態に切り換える、或いは既に圧接状態であれば圧力を高める制御を、たとえば制御装置121で行うことにより(圧接制御手段)、画像の光沢度の安定化が可能となる。
図8、図9は、定着装置11の参考の形態の構成例を示す説明図である。図8、図9において、図6、図7と共通の構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。この定着装置11においては、加熱装置104a,104bに代えて定着ローラ101a,101b内に加熱装置(ハロゲンヒータ)107a,107bを設け、定着ローラ101a,101bの外部に巻き付けられた定着ベルト103a,103bを加熱する構成である。定着ローラ101a,101bのニップ部の入口の直前位置には定着ベルト103a,3bの表面をトナー画像の定着に必要な所定の温度に制御するため、定着ベルト103a,103bの温度を検出する温度センサである入口サーミスタ109a,109bが設けられている。
この定着装置11においては、定着ローラ101a,101bにより構成されるニップ部Aから、定着ベルト103a,103bに挟持搬送されるニップ部Bまでの区間でトナー画像T1が加熱され、溶融したトナーが記録シートSの紙繊維中に浸透して定着工程が完了する。
定着ローラ101a,101b及び定着ベルト103a,103bにより記録シートS上のトナー画像を加熱する構成の場合には、加熱ニップ時間を十分に確保することができるため,定着ローラ101a,101b及び定着ベルト103a,103b間の接触圧力は0.5kgf/cm以下程度の低面圧でも十分な定着性が得られる。
定着ローラ101a,101b、及び定着ベルト103a,103bを加熱する手段としては、上記のように加熱装置107a,107bを定着ローラ101a,101bの内部に設ける例の他に、
(a)定着ローラ101a,101bの外部に位置し、かつ定着ベルト103a,103bに近接して加熱装置(ハロゲンヒータ)107a,107bを設けて,外部から輻射熱で定着ベルト103a、103bの表面を加熱する構成(図10参照)
(b)定着ローラ101a,101bの内部又は外部に誘導コイルからなる発熱装置111a,111bを設け、定着ローラ101a,101bの表面に設けられた発熱層を発熱させる構成(図11参照)
等が挙げられる。
なお、冷却工程、圧接工程、分離工程の構成・作用は、前述の図2〜図9を参照して説明した例と同様である。
また、前述の各例では、冷却装置105a,105bを設けて冷却工程を実施し、加熱定着後のトナー画像の表面温度を制御していたが、他の例としては、
(a)圧接ローラ106a,106b自体が冷却工程の作用をする構成、例えば、圧接ローラ106a,106bがヒートパイプで構成されており、定着ベルト103a,103bの裏面側に接触させて端部にフィンを設けて冷却ファンで放熱させる構成
(b)圧接ローラ106a,106b自体が中空パイプで構成されており、定着ベルト103a,103bの裏面側に接触させて中空パイプの内部にエアーを循環させて冷却させる構成
等を用いることができる。
以上説明したように、定着装置11によれば、図5の処理により(冷却制御手段)、ユーザが光沢モードを選択するか否かに応じてトナー画像T2の冷却強度を変えることができるので、ユーザの所望に応じた画像の光沢を得ることができる。しかも、この場合には、ユーザの光沢モードを選択の有無のみならず、トナー画像T2の温度も考慮して冷却強度を変えることができるので、ユーザの所望に応じた画像の光沢を常に適切に実現することができる。
また、圧接ローラ105a,105bを設けたことにより、特に画像の高光沢度が欲しい場合には、圧接ローラ105a,105bを圧接させる、高強度で圧接させることにより、加熱・定着後のトナー画像T1が圧延されるため、種々の紙種の記録シートSに対して高光沢画像が得られる。また、加熱・定着後のトナー粘度が高い状態でベルト103a,103bと記録シートSとを分離できるため、全面画像においても確実な分離性が得られる。
この場合に、圧接ローラ105a,105bの圧接とその解除や、その圧接の強度を、トナー画像T2の温度を考慮して切り替えることにより(圧接制御手段)、連続通紙条件等により冷却による温度制御が追従しなくなった場合でも、圧接ローラの105a,105bの圧接力を切り換えることで、画像の光沢度の切り換えが確実に行える。また加熱・定着後のトナー粘度が高い状態で分離できるため、全面画像においても確実な分離性が得られる。
なお、冷却装置105a,105bは、圧接部材である圧接ローラ10a,10bに設けるようにしてもよい。これにより、圧接ローラ10a,10bが冷却工程も実現する複合機能を果たすことで、部品点数とコスト低減を図れる。また加熱・定着後のトナー粘度が高い状態で分離できるため、全面画像においても確実な分離性が得られる。
また、複写機1で使用するトナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤、及びワックスを含有したオイルレストナーである。これにより、分離性に優れ、画像の光沢の安定と光沢度の切り換えを両立させることができる。
本実施の形態のデジタルカラー複写機の全体構成の説明図である。 本実施の形態の定着装置の説明図である。 定着装置の制御系のブロック図である。 定着装置の制御処理のフローチャートである。 定着装置の制御処理の別の例(冷却制御手段)のフローチャートである。 本実施の形態の定着装置の別の構成例で圧接ローラが閉じた状態の説明図である。 図6の例で圧接ローラが開いた状態の説明図である。 参考の形態の定着装置の構成例で圧接ローラが閉じた状態の説明図である。 図8の例で圧接ローラが開いた状態の説明図である。 参考の形態の定着装置の別の構成例の説明図である。 参考の形態の定着装置の別の構成例の説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11 定着装置
103a,103b ベルト
101a,101b 加圧部材
104a,104b 加熱装置
105a,105b 冷却装置
106a,106b 圧接部材
107a,107b 加熱装置
108a,108b 温度センサ
111a,111b 加熱装置
S 媒体
T1、T2 トナー画像

Claims (8)

  1. トナー画像の形成された媒体を挟持して搬送する一対のベルトと、
    前記媒体を前記一対のベルトに挟持された状態で当該ベルトを介して前記トナー画像が乱れない程度の圧力で加圧してトナー画像を前記媒体上に仮定着する加圧部材と、
    前記加圧部材と前記一対のベルトを架け渡す回転部材と、
    前記一対のベルトが架け渡された前記加圧部材と前記回転部材との間、前記トナー画像が仮定着された前記媒体を前記一対のベルトに挟持された状態で当該ベルトを介して加熱して該トナー画像のトナーを溶融させ、該媒体の紙繊維中に浸透させて前記トナー画像の該媒体上への本定着を完了させる加熱装置と、
    前記一対のベルトが架け渡された区間の、前記加熱装置より前記媒体搬送方向の下流側で媒体を一対のベルトに挟持された状態で当該ベルトを介して冷却する冷却装置と、
    ユーザの選択に応じて前記冷却の強度を制御する冷却制御手段と、
    を備えている定着装置。
  2. 記冷却装置より前記媒体搬送方向の下流側で前記ベルトの温度を検出する温度センサと、前記冷却制御手段は、この検出温度及び前記ユーザの選択に応じて前記冷却の強度を制御する、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記一対のベルトが架け渡された区間の、前記加熱装置と前記冷却装置との間で前記一対のベルトを介して前記媒体を圧接する圧接部材を備えている、請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記一対のベルトが架け渡された区間の、前記加熱装置より前記媒体搬送方向の下流側で前記一対のベルトを介して前記媒体を圧接する圧接部材を備え、該圧接部材に前記冷却装置が形成されている、請求項1又は2に記載の定着装置。
  5. 前記圧接部材は、所定の駆動機構により駆動されて前記圧接とその解除を行なう複数のローラである、請求項3又は4に記載の定着装置。
  6. 前記検出温度に応じて前記圧接を行なうときの当該圧接の強度を切り替える制御を行なう圧接制御手段を備えている、請求項3〜5のいずれか一に記載の定着装置
  7. 定着装置として請求項1〜のいずれかの一に記載の定着装置を備えている、電子写真方式の画像形成装置。
  8. 少なくとも結着樹脂、着色剤、及びワックスを含有したトナーを用いて画像形成を行う、請求項に記載の画像形成装置。
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