JP4375954B2 - バルブ装置の充填用接続具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルブ装置の充填用接続具に関し、さらに詳しくは、残圧保持用逆止弁を備えたバルブ装置に適用できる、充填用接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】
バルブ装置には、ガス容器内に所定の残圧を保持する残圧保持機能や、ガス取出口からの逆流を防止する逆流防止機能を持たせるため、残圧保持用逆止弁をガス取出口に設けたものがあり、このバルブ装置の充填用接続具としては、従来、例えば図7に示すように、いわゆるヨーク式の接続具に逆止解除ピンを設けたものがある(特許文献1参照)。
【0003】
即ち、この充填用接続具(51)は、フレーム本体(52)にバルブ装置(53)のハウジング(54)を収容する凹所(55)を有しており、この凹所(55)とフレーム本体(52)の一端との間に充填路(56)を形成してある。上記の充填路(56)の凹所側端部には、上記のバルブ装置(53)のガス取出口(57)と係合する充填口(58)を開口してあり、この充填口(58)の周囲にシール部(59)が形成してある。上記の凹所(55)を挟んで充填口(58)と対向するフレーム部分には、上記の凹所(55)に収容されたバルブ装置(53)のハウジング(54)を上記の充填口(58)側へ押圧する締付ネジ部(60)を設けてある。そして、上記の充填口(58)には逆止解除ピン(61)を突設してある。
【0004】
上記のバルブ装置(53)を付設したガス容器(62)にフレッシュガスを充填する場合、図7(b)に示すように、上記の凹所(55)にバルブ装置(53)のハウジング(54)を収容し、上記の締付ネジ部(60)を締め付けて、上記のハウジング(54)を充填口(58)側へ押し付ける。これによりバルブ装置(53)のガス取出口(57)が充填口(58)と係合し、上記のシール部(59)がハウジング(54)に密着してガス取出口(57)と充填口(58)とを外気に対し密封する。このとき、上記の逆止解除ピン(61)がガス取出口(57)内に突入して、バルブ装置(53)の残圧保持用逆止弁(63)を押し込み、これを強制的に開弁させる。そしてバルブ装置(53)の閉止弁を開き、図示しない充填装置からフレッシュガスを供給すると、このフレッシュガスは充填路(56)と充填口(58)とガス取出口(57)とバルブ装置(53)内のガス流路(64)とを順に経てガス容器(62)内に充填される。フレッシュガスの充填が完了すると、充填装置からのフレッシュガスの供給を停止し、バルブ装置(53)の閉止弁を閉じたのち、上記の締付ネジ部(60)を緩めて、バルブ装置(53)のハウジング(54)を上記の凹所(55)から取外す。
【0005】
【特許文献1】
実開平7−16099
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の充填用接続具にあっては、上記の逆止解除ピンが常に凹所内へ突出しているため、バルブ装置をこの凹所に収容したり凹所から取外したりする際に上記の逆止解除ピンがバルブ装置のハウジングに接触して、この逆止解除ピンやバルブ装置を傷つけてしまう惧れがあり、バルブ装置の着脱を慎重に行う必要があった。
本発明は上記の問題点を解消し、バルブ装置を着脱する際に、逆止解除ピンやバルブ装置を損傷する惧れがない充填用接続具を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するため、例えば本発明の実施の形態を示す図1から図6に基づいて説明すると、バルブ装置の充填用接続具を次のように構成したものである。
【0008】
即ち、本発明1は、フレーム本体(2)にバルブ装置(3)のハウジング(4)を収容する凹所(5)を形成し、この凹所(5)とフレーム本体(2)の一端との間に充填路(18)を形成し、この充填路(18)の凹所側端部に上記のバルブ装置(3)のガス取出口(11)と係合する充填口(12)を開口し、上記の凹所(5)を挟んで充填口(12)と対向するフレーム部分(2a)に、上記のハウジング(4)を上記の充填口(12)側へ押圧する締付手段(14)を備えたバルブ装置の充填用接続具であって、
上記の充填路(18)に逆止解除ピン(19)を進退可能に配置して、この逆止解除ピン(19)を上記の凹所(5)側から遠ざかる待機姿勢(W)と、凹所(5)側へ進出して上記のバルブ装置(3)に設けた残圧保持用逆止弁(20)を強制開弁させる充填姿勢(C)とに切り換え可能に構成し、上記の逆止解除ピン(19)を上記の待機姿勢(W)側へ押圧する付勢手段(21)を設け、上記のフレーム本体(2)に、上記の凹所(5)側から装着孔(8)を形成して、この装着孔(8)に姿勢切換手段(9)を進退可能に配置し、この姿勢切換手段(9)は上記の凹所(5)に収容されたバルブ装置(3)のハウジング(4)に当接し、この姿勢切換手段(9)の進退移動に対応して逆止解除ピン(19)を逆方向へ進退移動させる連係手段(23)を設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明2は、フレーム本体(2)にバルブ装置(3)のハウジング(4)を収容する凹所(5)を形成し、この凹所(5)とフレーム本体(2)の一端との間に充填路(18)を形成し、この充填路(18)の凹所側端部に上記のバルブ装置(3)のガス取出口(11)と係合する充填口(12)を開口し、上記の凹所(5)を挟んで充填口(12)と対向するフレーム部分(2a)に、上記のハウジング(4)を上記の充填口(12)側へ押圧する締付手段(14)を備えた充填用接続具であって、
上記の充填路(18)に逆止解除ピン(19)を進退可能に配置して、この逆止解除ピン(19)を上記の凹所(5)側から遠ざかる待機姿勢(W)と、凹所(5)側へ進出して上記のバルブ装置(3)に設けた残圧保持用逆止弁(20)を強制開弁させる充填姿勢(C)とに切り換え可能に構成し、上記の逆止解除ピン(19)を上記の待機姿勢(W)側へ押圧する付勢手段(21)を設け、上記の逆止解除ピン(19)に、充填圧力を受けて充填姿勢(C)側へ押圧される受圧面(35)を形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本発明では、フレーム本体の凹所にバルブ装置を装着する前は、上記の逆止解除ピンは付勢手段に押圧されて凹所から遠ざかった待機姿勢に切り換えられている。そして充填操作では、バルブ装置のハウジングを凹所に収容したのち、上記の締付手段を締め付けてバルブ装置のハウジングを上記の充填口側へ押圧する。これによりバルブ装置のガス取出口が上記の充填口に係合するとともに、バルブ装置のハウジングが固定される。
【0011】
このとき、本発明1にあっては、ハウジングに押圧されて姿勢切換手段が凹所側から後退する。この姿勢切換手段の後退移動に伴い、上記の連係手段を介し、上記の逆止解除ピンが付勢手段の押圧力に抗して凹所側へ進出し、待機姿勢から充填姿勢に切換わる。充填姿勢となった逆止解除ピンはバルブ装置のガス取出口に突入し、その先端で残圧保持用逆止弁を押圧して、これを強制的に開弁する。そしてフレッシュガスの充填が完了すると、上記の締付手段が緩められ、バルブ装置のハウジングが充填口から離れようとする。これにより姿勢切換手段が凹所側へ進出するとともに、付勢手段に押圧された逆止解除ピンが連係手段を介して凹所側から後退し、待機姿勢に切換わる。その後、バルブ装置が上記の凹所から取外される。
【0012】
ここで、上記の本発明1において、上記の姿勢切換手段は、筒体で構成して、この姿勢切換手段内に上記の充填路を形成するとともに、凹所側端部に上記の充填口を開口すると、ハウジングを充填口側へ押圧することで姿勢切換手段を押圧でき、簡単な構造で確実に作動させることができるのでより好ましい。
また、上記の連係手段は、筒体が凹所側から後退すると逆止解除ピンを充填姿勢に切り換え、筒体が凹所側へ進出すると逆止解除ピンを待機姿勢に切り換えるものであればよく、レバー構造など任意の構造のものを採用することができる。しかし、筒体に形成した第1傾斜面と、逆止解除ピンに形成した第2傾斜面と、フレーム本体に形成した支持面に支持され上記の両傾斜面にそれぞれ当接する球体とで構成すると、筒体と上記の逆止解除ピンとの間に球体を付加するだけの簡単な構造で両者を確実に連係できるので、より好ましい。
【0013】
また、本発明2にあっては、フレーム本体の凹所にバルブ装置のハウジングが固定されたのち、バルブ装置の閉止弁を開いて充填装置からフレッシュガスを供給する。すると、このフレッシュガスの充填圧力が上記の受圧面に加わり、逆止解除ピンは付勢手段の押圧力に抗して凹所側へ進出し、待機姿勢から充填姿勢に切換わる。充填姿勢となった逆止解除ピンはバルブ装置のガス取出口に突入し、その先端で残圧保持用逆止弁を押圧して、これを強制的に開弁させる。そしてフレッシュガスの充填が完了すると、閉止弁が閉じられ、充填装置からのフレッシュガスの供給が停止されたのち、締付手段が緩められる。このとき、上記の受圧面に加わっていた充填圧力がなくなるので、上記の逆止解除ピンは付勢手段に押圧されて充填姿勢から後退し、待機姿勢に切換わる。その後、バルブ装置が上記の凹所から取外される。
【0014】
上記の本発明1は、上記の連係手段の作動を停止するロック姿勢と、この連係手段の作動を許容するロック解除姿勢とに切換可能な、ロック手段を設けることができる。
また、上記の本発明2は、上記の逆止解除ピンの進出移動を停止するロック姿勢と、この逆止解除ピンの進出移動を許容するロック解除姿勢とに切換可能な、ロック手段を設けることができる。
これらのロック手段を設けた場合、このロック手段をロック姿勢に切り換えておくと、バルブ装置のハウジングで姿勢切換手段を押圧し、あるいはフレッシュガスの充填圧力を加えても、逆止解除ピンが凹所側へ進出することがない。
【0015】
また本発明において、上記の待機姿勢での逆止解除ピンは、バルブ装置の着脱時にバルブ装置に突き当ったり引っ掛かったりしなければよく、バルブ装置に対面する凹所側端部が上記の充填口よりも凹所内側へ多少進出していてもよいが、この凹所側端部を、上記の充填口よりも充填路内側へ後退させておくと、バルブ装置のハウジングとの接触を確実に防止することができ、より好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1と図2は本発明の第1実施形態を示し、図1はバルブ装置の充填用接続具の一部破断平面図、図2はバルブ装置のハウジングを収容した状態の充填用接続具の一部破断立面図である。
【0017】
図1に示すように、この充填用接続具(1)は、C型のフレーム本体(2)にバルブ装置(3)のハウジング(4)を収容する凹所(5)を形成してある。このフレーム本体(2)の一端には、図示しない充填装置に接続される接続端部(6)を備えたニップル部(7)が形成してある。
【0018】
上記のフレーム本体(2)には、上記の凹所(5)側から上記の接続端部(6)に向けて装着孔(8)を形成してあり、この装着孔(8)に筒状の姿勢切換手段(9)を進退可能に配置し、第1付勢バネ(10)でこの姿勢切換手段(9)を凹所(5)側へ押圧してある。この姿勢切換手段(9)の凹所側端部には上記のバルブ装置(3)のガス取出口(11)と係合可能な充填口(12)を開口してあり、この充填口(12)の周囲にシール部(13)を形成してある。
【0019】
また、上記のフレーム本体(2)には、上記の凹所(5)を挟んで充填口(12)と対向するフレーム部分(2a)に締付ネジ部(14)を設けてあり、図2に示すように、この締付ネジ部(14)で締め付けることにより、上記のハウジング(4)が上記の充填口(12)側へ押圧されるように構成してある。なお、符号(15)はガスの種類に応じて設けられた位置決めピンを示し、この位置決めピン(15)がバルブの係合穴(16)に係合することで、正しいガス種のフレッシュガスがガス容器(17)内に充填される。
【0020】
上記の充填口(12)と上記の接続端部(6)との間には、上記の姿勢切換手段(9)内を通過する充填路(18)を形成してある。この充填路(18)には逆止解除ピン(19)が進退可能に配置してあり、この逆止解除ピン(19)は、図1に示すように、上記の凹所(5)側から遠ざかった待機姿勢(W)と、図2に示すように、凹所(5)側へ進出して上記のバルブ装置(3)に設けた残圧保持用逆止弁(20)を強制開弁させる充填姿勢(C)とに切り換え可能に構成してある。この逆止解除ピン(19)は、第2付勢バネ(21)により、上記の待機姿勢(W)側へ弾圧してある。なお図1に示すように、この待機姿勢(W)では、上記の逆止解除ピン(19)の凹所側端部(22)は、上記の充填口(12)よりも充填路(18)内側へ後退させてある。
【0021】
充填用接続具(1)は、姿勢切換手段(9)の進退移動に対応して逆止解除ピン(19)を逆方向へ進退移動させる連係手段(23)を備えている。この連係手段(23)は、上記の姿勢切換手段(9)に形成した第1傾斜面(24)と、逆止解除ピン(19)に形成した第2傾斜面(25)と、フレーム本体(2)に形成した支持面(26)に支持され上記の両傾斜面(24・25)に当接する球体(27)とから構成されている。
【0022】
次に、上記の充填用接続具(1)を用いて、上記のバルブ装置(3)を付設したガス容器(17)へフレッシュガスを充填する手順について説明する。
フレーム本体(2)の凹所(5)にバルブ装置(3)を装着する前は、図1に示すように、上記の筒状の姿勢切換手段(9)は第1付勢バネ(10)に押圧されて凹所(5)側へ進出している。一方、上記の逆止解除ピン(19)は第2付勢バネ(21)に弾圧されて凹所(5)から遠ざかった待機姿勢(W)に切り換えられており、この逆止解除ピン(19)の凹所側端部(22)は、上記の充填口(12)よりも充填路(18)内側へ後退している。
【0023】
充填操作では、上記の凹所(5)にバルブ装置(3)のハウジング(4)を収容し、上記の締付ネジ部(14)を締め付けてハウジング(4)を上記の充填口(12)側へ押圧する。これによりバルブ装置(3)のガス取出口(11)が上記の充填口(12)に係合するとともに、姿勢切換手段(9)が第1付勢バネ(10)の弾圧力に抗してハウジング(4)に押圧され、後退する。そして姿勢切換手段(9)の後退が停止すると、ハウジング(4)がフレーム本体(2)に確りと固定され、上記のシール部(13)がハウジング(4)に密着してガス取出口(11)と充填口(12)が外気に対し密封される。
【0024】
このとき、上記の姿勢切換手段(9)の後退により、前記の連係手段(23)の球体(27)が第1傾斜面(24)に押圧され、内方の逆止解除ピン(19)側へ移動する。この球体(27)の移動により前記の第2傾斜面(25)が押圧されるので、上記の逆止解除ピン(19)は凹所(5)側へ進出移動し、図2に示す充填姿勢(C)に切換わる。この充填姿勢(C)の逆止解除ピン(19)は、その凹所側端部(22)がバルブ装置(3)のガス取出口(11)内に突入し、バルブ装置(3)の残圧保持用逆止弁(20)を押し込んで強制的に開弁させる。
【0025】
その後、バルブ装置(3)の閉止弁を開き、図示しない充填装置からフレッシュガスを供給すると、このフレッシュガスは充填路(18)と充填口(12)とガス取出口(11)とバルブ装置(3)内のガス流路(28)とを順に経てガス容器(17)内に充填される。このとき、上記の姿勢切換手段(9)はフレッシュガスの充填圧力で凹所(5)側へ押圧されるので、前記のシール部(13)はハウジング(4)に確りと密着し、ガス取出口(11)と充填口(12)が外気に対し確実に密封される。また、このフレッシュガスの充填圧力は逆止解除ピン(19)にも加わり、この逆止解除ピン(19)を充填姿勢(C)側に押圧する。
【0026】
フレッシュガスの充填が完了すると、充填装置からのフレッシュガスの供給を停止し、バルブ装置(3)の閉止弁を閉じたのち上記の締付ネジ部(14)を緩める。これにより姿勢切換手段(9)に対するハウジング(4)の押圧力が除かれ、姿勢切換手段(9)が第1付勢バネ(10)に弾圧されて凹所(5)側へ進出するとともに、球体(27)が第2傾斜面(25)から離れる方向へ移動し、逆止解除ピン(19)が第2付勢バネ(21)に弾圧されて凹所(5)側から後退して図1に示す待機姿勢(W)に切換わる。この状態では逆止解除ピン(19)の凹所側端部(22)が充填口(12)よりも充填路(18)内側へ後退しているので、バルブ装置(3)のハウジング(4)は、この逆止解除ピン(19)に引っ掛かることなく、上記の凹所(5)から取り外される。
【0027】
なお、この実施形態では、フレッシュガスを充填しなくても、バルブ装置(3)のハウジング(4)を締付ネジ部(14)で締め付けるだけで逆止解除ピン(19)により残圧保持用逆止弁(20)を強制的に開弁できるので、例えばこのバルブ装置(3)を装着したガス容器(17)内から残留ガスを真空引きする場合にも用いることができる。この場合には、前記のニップル部(7)に図示しない真空吸引装置が接続されて、上記の充填操作と同様にバルブ装置(3)のハウジング(4)が凹所(5)に固定される。
【0028】
また、上記の第2付勢バネ(21)は、逆止解除ピン(19)と連係手段(23)とを介して姿勢切換手段(9)を凹所(5)側へ弾圧している。従って、本発明では上記の第1付勢バネ(10)を省略することが可能であるが、但し、締付ネジ部(14)を締め付ける際にシール部(13)をハウジング(4)に確りと密着させるため、また、逆止解除ピン(19)を待機姿勢(W)に切り換える際に姿勢切換手段(9)を凹所(5)側へ進出させて連係手段(23)を円滑に作動させるため、第2付勢バネ(21)よりも弾圧力の強い第1付勢バネ(10)を設けるのが好ましい。
【0029】
図3は本発明の第2実施形態を示し、図3(a)はロック手段をロック解除姿勢に切り換えた状態の充填用接続具の平面図、図3(b)は図3(a)のB−B線矢視断面図である。
この第2実施形態の充填用接続具(1)は、上記の第1実施形態と同様のフレーム本体(2)や姿勢切換手段(9)、逆止解除ピン(19)等を備えており、更に上記の姿勢切換手段(9)にロック手段(29)が設けてある。このロック手段(29)は、図3(a)と図3(b)に示すように、上記の姿勢切換手段(9)の凹所側突出部の外周面に径方向へ突出させて固定した一対の係止ロッド(39)で構成してある。
【0030】
図3(b)に示すように、上記の姿勢切換手段(9)の周囲のフレーム本体(2)の凹所側端面(2b)には一対の制限ピン(40)が設けてあり、上記の係止ロッド(39)はこの制限ピン(40)間で、姿勢切換手段(9)の軸心周りを、この姿勢切換手段(9)とともに回動することができる。
また、上記のフレーム本体(2)の凹所側端面(2b)には、2箇所に段落ち部(41)が形成してある。
【0031】
上記の充填用接続具(1)を、残圧保持用逆止弁を備えたバルブ装置にフレッシュガスを充填する場合は、図3(b)の実線で示すように、上記の係止ロッド(39)を上記の段落ち部(41)に対面するロック解除姿勢(U)に切り換える。この状態では係止ロッド(39)はフレーム本体(2)の凹所側端面(2b)から段落ち分だけ離隔しているので、姿勢切換手段(9)は係止ロッド(39)とともに進退移動することができる。このため、連係手段は姿勢切換手段(9)の進退移動に対応して逆止解除ピン(19)を逆方向へ進退移動させる。従って、この状態で第1実施形態と同様に操作され、フレッシュガスが充填される。
【0032】
一方、上記の充填用接続具(1)を、残圧保持用逆止弁を備えないバルブ装置に用いてフレッシュガスを充填する場合、上記の係止ロッド(39)を上記の段落ち部(41)から外れた位置まで回動させ、図3(b)の仮想線に示すロック姿勢(L)に切り換える。このロック姿勢(L)では、係止ロッド(39)はフレーム本体(2)の凹所側端面(2b)に受止められている。この状態で、凹所(5)に収容したバルブ装置のハウジング(4)を締付ネジ部(14)で締め付けると、ハウジング(4)は姿勢切換手段(9)に押し付けられるが、上記の係止ロッドがフレーム本体(2)の凹所側端面(2b)に受止められているので、姿勢切換手段(9)は進退不能となっており、凹所(5)側に進出した状態のまま上記のハウジング(4)が固定される。この結果、連係手段は作動せず、逆止解除ピン(19)は待機姿勢(W)に維持され、その凹所側端部がバルブ装置(3)内へ突入することがないので、この充填用接続具(1)をこの種のバルブ装置(3)に容易に適用することができる。
【0033】
なお、この第2実施形態のロック手段(29)は、姿勢切換手段(9)の進退移動を停止することで連係手段の作動を停止させた。しかし本発明ではこれに代えて、例えば前記の第1実施形態において、球体(27)の移動を停止させることにより連係手段(23)の連係を遮断したり、逆止解除ピン(19)の移動を停止させるなど、他の構成でロック手段により連係手段の作動を停止させてもよい。
【0034】
図4と図5は本発明の第3実施形態を示し、図4はバルブ装置の充填用接続具の一部破断面図、図5はバルブ装置のハウジングを収容した状態の充填用接続具の一部破断面図である。
【0035】
図4に示すように、この充填用接続具(1)は、前記の第1実施形態と同様、C型のフレーム本体(2)に凹所(5)と、接続端部(6)を備えたニップル部(7)と、締付ネジ部(14)とを備えている。
【0036】
上記のフレーム本体(2)には、上記の凹所(5)側から上記の接続端部(6)に向けて装着孔(8)を形成してあり、この装着孔(8)に第1筒体(33)が螺着固定してあり、この第1筒体(33)の凹所側部分に第2筒体(34)が進退可能に配置され、この第2筒体(34)が第1付勢バネ(10)で凹所(5)側へ押圧されている。この第2筒体(34)の凹所側端部には、バルブ装置(3)のガス取出口(11)と係合可能な充填口(12)を開口してあり、この充填口(12)の周囲にシール部(13)を形成してある。
【0037】
上記の充填口(12)と上記の接続端部(6)との間には、上記の第1筒体(33)及び第2筒体(34)内を通過する充填路(18)を形成してある。この充填路(18)には、逆止解除ピン(19)が進退摺動可能に配置してあり、この逆止解除ピン(19)は、図4に示すように、上記の凹所(5)側から遠ざかった待機姿勢(W)と、図5に示すように、凹所(5)側へ進出して上記のバルブ装置(3)の残圧保持用逆止弁(20)を強制開弁させる充填姿勢(C)とに切り換え可能に構成してある。
【0038】
上記の逆止解除ピン(19)は、前記の第1実施形態と同様、第2付勢バネ(21)により待機姿勢(W)側へ弾圧してあり、この待機姿勢(W)では、上記の逆止解除ピン(19)の凹所側端部(22)は上記の充填口(12)よりも充填路(18)内側へ後退させてある。また、上記の逆止解除ピン(19)には、接続端部(6)側、即ち、凹所(5)とは反対側の端部に受圧面(35)を形成してあり、この受圧面(35)に充填圧力を受けると逆止解除ピン(19)が充填姿勢(C)側へ押圧されるように構成してある。
【0039】
上記の逆止解除ピン(19)内には連通路(36)が形成してあり、この連通路(36)の後端側開口(37)を上記の受圧面(35)に設けるとともに、先端側開口(38)を逆止解除ピン(19)の凹所側端部(22)近傍に開口してある。従って、上記の接続端部(6)内の充填路(18)は、上記の連通路(36)を介して前記の充填口(12)に連通されている。なお、上記の連通路(36)の先端側開口(38)は、逆止解除ピン(19)が待機姿勢(W)にあると第1筒体(33)の内面でほぼ閉塞され、逆止解除ピン(19)が充填姿勢(C)に切換わると充填路(18)内に開放されるように構成してある。
【0040】
次に、上記の充填用接続具(1)を用いて、上記のバルブ装置(3)を付設した図外のガス容器へフレッシュガスを充填する手順について説明する。
図4に示すように、フレーム本体(2)の凹所(5)にバルブ装置(3)を装着する前は、上記の第2筒体(34)は第1付勢バネ(10)に押圧されて凹所(5)側へ進出しており、上記の逆止解除ピン(19)は第2付勢バネ(21)に弾圧されて凹所(5)から遠ざかった待機姿勢(W)に切り換えられており、その凹所側端部(22)は、上記の充填口(12)よりも充填路(18)内へ後退している。
【0041】
充填操作では、上記の凹所(5)にバルブ装置(3)のハウジング(4)を収容し、上記の締付ネジ部(14)を締め付けてハウジング(4)を上記の充填口(12)側へ押圧する。これによりバルブ装置(3)のガス取出口(11)が上記の充填口(12)に係合するとともに、第2筒体(34)が第1付勢バネ(10)の弾圧力に抗してハウジング(4)に押圧され、後退する。そしてこの第2筒体(34)の後退が停止すると、ハウジング(4)がフレーム本体(2)に確りと固定され、上記のシール部(13)がハウジング(4)に密着してガス取出口(11)と充填口(12)が外気に対し密封される。
【0042】
次いで、バルブ装置(3)の閉止弁を開き、図示しない充填装置からフレッシュガスを充填路(18)内に供給すると、このフレッシュガスの充填圧力が上記の受圧面(35)に加わり、上記の逆止解除ピン(19)が凹所(5)側へ押圧される。凹所(5)側へ進出移動した上記の逆止解除ピン(19)は、図5に示す充填姿勢(C)に切換わり、その凹所側端部(22)がバルブ装置(3)のガス取出口(11)内に突入し、バルブ装置(3)の残圧保持用逆止弁(20)を押し込んで強制的に開弁させる。
【0043】
充填路(18)内に流入したフレッシュガスは、連通路(36)と充填口(12)とガス取出口(11)とバルブ装置(3)内のガス流路を順に経てガス容器内に充填される。
なお、上記のシール部(13)や充填口(12)は、フレーム本体(2)に固定されていてもよく、従って、上記の第1筒体(33)と第2筒体(34)と第1付勢バネ(10)を省略し、上記の充填路(18)を直接フレーム本体(2)に形成してもよい。しかしこの第3実施形態のように、上記の第2筒体(34)を進退可能に配置してこの第2筒体(34)に上記のシール部(13)を形成すると、この第2筒体(34)がフレッシュガスの充填圧力で凹所(5)側へ押圧され、シール部(13)がハウジング(4)に確りと密着してガス取出口(11)と充填口(12)が外気に対し一層確実に密封されるので、より好ましい。
【0044】
フレッシュガスの充填が完了すると、充填装置からのフレッシュガスの供給を停止し、バルブ装置(3)の閉止弁を閉じたのち上記の締付ネジ部(14)を緩める。これにより上記の受圧面(35)に加わっていた充填圧力が取り除かれ、逆止解除ピン(19)が第2付勢バネ(21)に弾圧されて凹所(5)側から後退し、図4に示す待機姿勢(W)に切換わる。従って、上記の第1実施形態と同様、バルブ装置(3)のハウジング(4)はこの逆止解除ピン(19)に引っ掛かることなく、上記の凹所(5)から取り外される。
【0045】
図6は本発明の第4実施形態を示し、図6(a)はロック手段をロック解除姿勢に切り換えた充填用接続具の一部破断面図、図6(b)はロック姿勢に切り換えたロック手段近傍の拡大図である。
この第4実施形態の充填用接続具(1)は、図6(a)に示すように、上記の第3実施形態と同様の充填用接続具(1)のフレーム本体(2)にロック手段(29)を設けてある。このロック手段(29)は、ニップル部(7)に外嵌した操作リング(30)と、この操作リング(30)の螺進により、逆止解除ピン(19)に対して進退するロックピン(31)とからなり、このロックピン(31)の内端は、逆止解除ピン(19)に形成した係合溝(32)に係脱できるように構成してある。その他の構成は上記の第3実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0046】
上記の充填用接続具(1)を、残圧保持用逆止弁を備えたバルブ装置にフレッシュガスを充填する場合は、操作リング(30)を接続端部(6)側に螺進させて、図6(a)に示すロック解除姿勢(U)にしておく。この状態ではロックピン(31)が上記の係合溝(32)に係止していないので、上記の逆止解除ピン(19)は進退移動が可能であり、この状態で前記の第3実施形態と同様に操作されてフレッシュガスが充填される。
【0047】
上記の充填用接続具(1)を、残圧保持用逆止弁を備えないバルブ装置に用いてフレッシュガスを充填する場合には、最初に操作リング(30)を凹所(5)側に螺進させてロックピン(31)を押込み、図6(b)に示すように、その内端を上記の係合溝(32)に係止させてロック手段(29)をロック姿勢(L)に切り換える。次いでこの充填用接続具(1)の凹所(5)にバルブ装置(3)のハウジング(4)を収容し、締付ネジ部(14)で締め付け、充填路(18)にフレッシュガスを供給する。このとき、逆止解除ピン(19)に形成した受圧面(35)に充填圧力が加わるが、逆止解除ピン(19)は凹所(5)側へ進出移動できず待機姿勢(W)に維持される。この結果、逆止解除ピン(19)の凹所側端部(22)がバルブ装置(3)のガス取出口(11)内へ突入することがないので、この充填用接続具(1)をこの種のバルブ装置(3)に容易に適用することができる。
【0048】
なお、上記の各実施形態では、いずれもバルブ装置のガス取出口からフレッシュガスを充填する場合について説明した。しかし本発明は充填ガス取入口を備えたバルブ装置にも接続することができ、この場合は、上記のガス取入口を備えたハウジング部分が上記の凹所に収容され、このガス取入口が上記の充填口に係合される。
また、上記の各実施形態では、いずれもC型のフレーム本体を備える場合について説明したが、本発明の充填用接続具は、前記従来技術のように矩形の門型枠からなるフレーム本体を備える場合にも適用できることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成され作用することから、次の効果を奏する。
【0050】
(1) 本発明1にあっては、バルブ装置を締付手段で充填口側へ締め付けた状態では逆止解除ピンが凹所側へ進出して充填姿勢に切換わり、バルブ装置の残圧保持用逆止弁を確実に開弁することができる。一方、バルブ装置を凹所に装着していない状態や、締付手段を緩めた状態では、逆止解除ピンが待機姿勢に後退しているので、凹所にバルブ装置を収容する際や凹所からバルブ装置を取外す際に、逆止解除ピンがバルブ装置のハウジングに突き当ったり引っ掛かったりすることがなく、この逆止解除ピンやバルブ装置を損傷する惧れがない。
【0051】
(2) 本発明2にあっては、バルブ装置を締付手段で充填口側へ締め付け固定し、フレッシュガスを充填する際の充填圧力を受けることで、逆止解除ピンが凹所側へ進出して充填姿勢に切換わり、バルブ装置の残圧保持用逆止弁を確実に開弁することができる。一方、バルブ装置を凹所に装着していない状態や、充填終了に伴って充填圧力を除去した状態では、逆止解除ピンが待機姿勢に後退しているので、凹所にバルブ装置を収容する際や凹所からバルブ装置を取外す際に、逆止解除ピンがバルブ装置のハウジングに突き当ったり引っ掛かったりすることがなく、この逆止解除ピンやバルブ装置を損傷する惧れがない。
【0052】
(3) 上記の連係手段の作動を停止するロック姿勢と、この連係手段の作動を許容するロック解除姿勢とに切換可能なロック手段を設けた場合、或いは、上記の逆止解除ピンの進出移動を停止するロック姿勢と、逆止解除ピンの進出移動を許容するロック解除姿勢とに切換可能なロック手段を設けた場合には、このロック手段をロック姿勢に切り換えておくと、バルブ装置のハウジングで姿勢切換手段を押圧し、あるいはフレッシュガスの充填圧力を加えても、逆止解除ピンが凹所側へ進出しないことから、残圧保持用逆止弁を備えていないバルブ装置のガス出入口に適用する場合に、逆止解除ピンの進出でハウジング等を損傷する惧れを無くすことができ、より好ましい。
【0053】
(4) 上記の待機姿勢では、上記の逆止解除ピンの凹所側端部を、上記の充填口よりも充填路内側へ後退させた場合には、バルブ装置の着脱時に、この逆止解除ピンとバルブ装置のハウジングとの接触が確実に防止されることから、バルブ装置のハウジング等を損傷する惧れを一層確実に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す、バルブ装置の充填用接続具の一部破断平面図である。
【図2】 第1実施形態の、バルブ装置のハウジングを収容した状態の充填用接続具の一部破断立面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態を示し、図3(a)はロック手段をロック解除姿勢に切り換えた充填用接続具の一部破断面図、図3(b)はロック姿勢に切り換えたロック手段近傍の拡大図である。
【図4】 本発明の第3実施形態を示す、バルブ装置の充填用接続具の一部破断面図である。
【図5】 第3実施形態の、バルブ装置のハウジングを収容した状態の充填用接続具の一部破断面図である。
【図6】 本発明の第4実施形態を示し、図6(a)はロック手段をロック解除姿勢に切り換えた充填用接続具の一部破断面図、図6(b)はロック姿勢に切り換えたロック手段近傍の拡大図である。
【図7】 従来技術を示し、図7(a)はバルブ装置の充填用接続具の一部破断平面図、図7(b)はバルブ装置のハウジングを収容した状態の充填用接続具の一部破断立面図である。
【符号の説明】
1…充填用接続具、2…フレーム本体、2a…フレーム部分、3…バルブ装置、4…ハウジング、5…凹所、8…装着孔、11…ガス取出口、12…充填口、14…締付手段(締付ネジ部)、18…充填路、19…逆止解除ピン、20…残圧保持用逆止弁、21…付勢手段(第2付勢バネ)、22…逆止解除ピンの凹所側端部、23…連係手段、24…第1傾斜面、25…第2傾斜面、26…支持面、27…球体、29…ロック手段、35…受圧面、C…逆止解除ピンの充填姿勢、W…逆止解除ピンの待機姿勢、L…ロック手段のロック姿勢、U…ロック手段のロック解除姿勢。
Claims (7)
- フレーム本体(2)にバルブ装置(3)のハウジング(4)を収容する凹所(5)を形成し、この凹所(5)とフレーム本体(2)の一端との間に充填路(18)を形成し、この充填路(18)の凹所側端部に上記のバルブ装置(3)のガス取出口(11)と係合する充填口(12)を開口し、上記の凹所(5)を挟んで充填口(12)と対向するフレーム部分(2a)に、上記のハウジング(4)を上記の充填口(12)側へ押圧する締付手段(14)を備えたバルブ装置の充填用接続具であって、
上記の充填路(18)に逆止解除ピン(19)を進退可能に配置して、この逆止解除ピン(19)を上記の凹所(5)側から遠ざかる待機姿勢(W)と、凹所(5)側へ進出して上記のバルブ装置(3)に設けた残圧保持用逆止弁(20)を強制開弁させる充填姿勢(C)とに切り換え可能に構成し、
上記の逆止解除ピン(19)を上記の待機姿勢(W)側へ押圧する付勢手段(21)を設け、
上記のフレーム本体(2)に、上記の凹所(5)側から装着孔(8)を形成して、この装着孔(8)に姿勢切換手段(9)を進退可能に配置し、この姿勢切換手段(9)は上記の凹所(5)に収容されたバルブ装置(3)のハウジング(4)に当接し、
この姿勢切換手段(9)の進退移動に対応して逆止解除ピン(19)を逆方向へ進退移動させる連係手段(23)を設けたことを特徴とする、バルブ装置の充填用接続具。 - 上記の姿勢切換手段(9)を筒状に構成して、この姿勢切換手段(9)内に上記の充填路(18)を形成するとともに、凹所側端部に上記の充填口(12)を開口した、請求項1に記載のバルブ装置の充填用接続具。
- 上記の連係手段(23)を、上記の筒状の姿勢切換手段(9)に形成した第1傾斜面(24)と、逆止解除ピン(19)に形成した第2傾斜面(25)と、フレーム本体(2)に形成した支持面(26)に支持され上記の両傾斜面(24・25)に当接する球体(27)とで構成した、請求項2に記載のバルブ装置の充填用接続具。
- 上記の連係手段(23)の作動を停止するロック姿勢(L)と、この連係手段(23)の作動を許容するロック解除姿勢(U)とに切換可能な、ロック手段(29)を設けた、請求項1から3のいずれか1項に記載のバルブ装置の充填用接続具。
- フレーム本体(2)にバルブ装置(3)のハウジング(4)を収容する凹所(5)を形成し、この凹所(5)とフレーム本体(2)の一端との間に充填路(18)を形成し、この充填路(18)の凹所側端部に上記のバルブ装置(3)のガス取出口(11)と係合する充填口(12)を開口し、上記の凹所(5)を挟んで充填口(12)と対向するフレーム部分(2a)に、上記のハウジング(4)を上記の充填口(12)側へ押圧する締付手段(14)を備えた充填用接続具であって、
上記の充填路(18)に逆止解除ピン(19)を進退可能に配置して、この逆止解除ピン(19)を上記の凹所(5)側から遠ざかる待機姿勢(W)と、凹所(5)側へ進出して上記のバルブ装置(3)に設けた残圧保持用逆止弁(20)を強制開弁させる充填姿勢(C)とに切り換え可能に構成し、
上記の逆止解除ピン(19)を上記の待機姿勢(W)側へ押圧する付勢手段(21)を設け、上記の逆止解除ピン(19)に、充填圧力を受けて充填姿勢(C)側へ押圧される受圧面(35)を形成したことを特徴とする、バルブ装置の充填用接続具。 - 上記の逆止解除ピン(19)の進出移動を停止するロック姿勢(L)と、この逆止解除ピン(19)の進出移動を許容するロック解除姿勢(U)とに切換可能な、ロック手段(29)を設けた、請求項5に記載のバルブ装置の充填用接続具。
- 上記の待機姿勢(W)では、上記の逆止解除ピン(19)の凹所側端部(22)を、上記の充填口(12)よりも充填路(18)内側へ後退させた、請求項1から6のいずれか1項に記載のバルブ装置の充填用接続具。
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