JP3143683B2 - 逆止弁付きボンベバルブ - Google Patents

逆止弁付きボンベバルブ

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JP3143683B2 JP02043901A JP4390190A JP3143683B2 JP 3143683 B2 JP3143683 B2 JP 3143683B2 JP 02043901 A JP02043901 A JP 02043901A JP 4390190 A JP4390190 A JP 4390190A JP 3143683 B2 JP3143683 B2 JP 3143683B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、圧縮ガスや液化ガスを貯蔵するガスボンベ
に取り付けられるボンベバルブのうちでも、逆止弁を内
装することにより、空気や雨水等の異物がガスボンベ内
に侵入してガス純度を低下させることを防止できるよう
にした逆止弁付きボンベバルブに関する。
《従来の技術》 この種の逆止弁付きボンベバルブには、従来では、本
出願人が先に提案した実公昭56−50234号公報に記載さ
れたものがある。
これは、弁箱内でガス入口穴をガス入口路・止め弁弁
室・逆支弁座・逆止弁室を順に介してガス出口穴に連通
し、逆止弁室に挿入した逆止弁体を逆止バネで逆止弁座
に閉弁弾圧させたものである。逆止弁体には、ガス出口
穴に臨ませて開弁用差圧室を凹入形成してある。上記の
開弁用差圧室に、ガス充填金具の先端に設けた逆止弁体
開弁具をOリングを介して保密状に挿入可能に構成する
と共に、閉弁用差圧室の保密摺動部分の断面積を逆止弁
体の弁面の内側断面積よりも大きくしてある。
このボンベバルブは次のように作動する。
ガス取出し時には、逆止弁体の弁面に作用するガス圧
が逆止バネの閉弁力に抗して逆止弁体を閉弁させるのに
対し、ガスボンベの残圧が設定圧にまで低下すると、逆
止バネの閉弁力が弁面に作用するガス圧に打ち勝って逆
止弁体を開弁させる。また、ガス出口穴からガスが逆流
してきた場合には、その逆流ガス圧が逆止バネと連動し
て逆止弁体を開弁させるのである。
また、空になったガスボンベにガスを再充填する場合
には、ガス出口ノズルにガス充填金具を接続すると、逆
止弁体の開弁用差圧室に逆止弁体開弁具が保密状に挿入
され、この状態でガス充填金具のガス充填路からガスを
充填していく。すると、逆止弁体には、その充填ガスの
圧力によって、開弁用差圧室の保密摺動部分の断面積と
逆止弁体の弁面の内側断面積との断面積差に相当する開
弁力が働いて、逆止弁体を開弁させる。そして、ガスの
充填が終了して、出口ノズルからガス充填金具を取り外
すと、逆止弁体開弁具が開弁用差圧室から抜き取られ、
逆止弁体が開弁解除状態に復帰するのである。
《発明が解決しようとする課題》 上記の従来例は、ボンベバルブの出口ノズルに対して
ガス充填金具を着脱すると同時に逆止弁体を開弁又は開
弁解除できるので、ガス充填時の操作が容易である点で
優れるが、次の点で改善の余地が残されていた。
(1)ガス充填時の充填時間が長い。
ガス充填金具は、寸法が狭く限られたガス出口穴内に
挿入されるので、金具先端部内のガス充填路の流路断面
積が狭くならざるを得ない。そのうえ、逆止弁体は、開
弁用差圧室の保密摺動部分の断面積を弁面の内側断面積
よりも大きくする必要があることから、逆止弁体開弁具
の外形寸法が大きくならざるを得ず、ガス出口穴の内周
面と開弁具外周面との間の流路断面積を狭められる。
このように、充填時の流路断面積が狭いので、ガスの
充填時間が長い。この問題は、充填するガスが液化ガス
である場合には、流動抵抗が大きくなるので、さらに顕
著な弊害となって現れる。
(2)充填作業時の作業能率が低い。
開弁用差圧室の保密摺動面と逆止弁体開弁具の外周面
との間には、Oリング等の封止具を介在させる必要があ
る。この封止具が塵埃等の異物のかみ混み等で損傷する
と、充填ガスが開弁用差圧室に侵入して開弁ミスを引き
起こすので、充填時の作業能率を低下させる。
本発明は、ガス充填時の充填時間を短縮すること、及
び、充填作業時の作業能率を向上することを目的とす
る。
《課題を解決するための手段》 本発明は、上記の目的を達成するために、ボンベバル
ブに逆止弁を組み込む部分の構造を、次の(A)項又は
(B)項に示すように構成したことを特徴としている。
(A).例えば第1図から第7図に示すように、 止め弁弁室9の周囲のうちの、止め弁用開閉操作装置
17側と異なり且つガス出口穴11側と異なる部分に、逆止
弁室41を形成する。逆支弁室41の入口41aを、ガス入口
路8・止め弁弁室9・止め弁用開閉操作装置17及びガス
出口穴11のいずれも設けていない方向へ向けて開口す
る。逆止弁体42を開弁操作する逆止弁体開弁具51を、逆
止入弁室41の入口41a側から逆止弁体42に臨ませて設け
る。逆止弁体開弁具51は、逆止弁室41側へ前進して逆止
弁体42を押圧し開弁する開弁位置Yと、逆止弁室41の入
口41aの外側に向かって後退して逆止弁体42から離間す
る開弁解除位置Xとに切換移動可能に設ける。
なお、逆止弁室41を形成する箇所としては、ボンベバ
ルブ3を縦向きにしてガス出口穴11を前側にして見た状
態で、次の場合が考えられる。
逆止弁室41は、止め弁弁室9を上向き開口状に形成し
たときには、止め弁弁室9の横外側部分と後ろ外側部分
とに形成する場合とがあり、横外側部分に形成した場合
には、ガス出口穴11と同軸上又は平行に形成する場合・
ガス出口穴11と直交するように形成する場合・ガス出口
穴11に対して斜め下向きに形成する場合が考えられる。
また、逆止弁室41は、止め弁弁室9の後ろ外側部分に形
成した場合にも、上記と同様に種々の箇所に形成するこ
とが可能である。
これに対して、止め弁弁室9を横向き開口状に形成し
たときには、逆止弁室41は、止め弁弁室9の上外側部分
・後ろ外側部分・横外側部分のうちで開閉操作装置17や
ガス出口穴11とは異なる部分、さらに、下側部分のうち
でガス入口路8の形成箇所とは異なる部分に形成する場
合が考えられる。
なお、逆止弁体開弁具51の開弁用操作手段61として
は、圧縮空気などの流体圧を利用するものや、手動操作
によるものが考えられる。
また、止め弁用開閉操作装置17としては、手動操作式
のものと、電動や油圧駆動等による自動操作式のものと
がある。
(B).上記(A)項に記載したごとく操作手段61で逆
止弁体開弁具51を切換操作して逆止弁体42を開閉操作す
ることに代えて、例えば、第30図に示すように、逆止弁
体開弁棒617とプラグ616とを着け代えて逆止弁体642を
開閉操作するのである。
即ち、上記逆止弁体開弁棒617を装着する開弁棒装着
部653を逆止弁室入口641aの開口方向に設け、この開弁
棒装着部653の上記逆止弁室入口641aに臨む端壁650に、
開弁棒挿入孔652を逆支弁室入口641aに向けてある。開
弁棒装着部653に逆止弁体開弁棒617とプラグ616とを着
け代え可能にする。開弁棒装着部653に逆止弁体開弁棒6
17を取り付けた状態では、逆止弁体開弁棒617が開弁棒
挿入孔652へ挿入されて、逆止弁体642を押圧し開弁させ
る開弁状態となる。これに対して、開弁棒装着部653に
プラグ616を取り付けた状態では、逆止弁体642の開弁が
解除されて、開弁棒挿入孔652がプラグ616で閉じられた
開弁解除状態となるように構成する。
《作用》 本発明は次のように作用する。
(A)項の発明 空になったガスボンベにガスを再充填する場合には、
第7図に示すように、弁箱4の外側から開弁用操作手段
61を操作して逆止弁体開弁具51を開弁位置Yへ進出させ
て、逆止弁体42を開弁させるとともに、ガス出口ノズル
13にガス充填金具66を接続し、その後、止め弁用開閉操
作装置17で止め弁弁体16を開けて、充填ガスをボンベバ
ルブ1へ圧送する。すると、その充填ガスは、ガス出口
穴11から逆止弁室41・止め弁弁室9・ガス入口穴7を順
に経てガスボンベ1内に充填される。
このガス充填が終了した後は、止め弁弁体16を閉じ
て、ガス出口ノズル13からガス充填金具66を取り外し、
開弁用操作手段61を開弁解除操作して、第2図に示すよ
うに、逆止弁体開弁具51を開弁解除位置Xへ後退させ
て、逆止弁体42を逆止状態に戻しておく。
(B)項の発明 ガス取出し時には、第30図(a)に示すように、開弁
棒装着部653にプラグ616が取り付けられ、逆止弁体642
が開弁解除される。
これに対し、ガス充填時には第30図(b)に示すよう
に、上記プラグ616に代えて、開弁棒装着部653に逆止弁
対開弁棒617を取り付け、逆止弁対642を開弁させる。こ
の開弁状態でガスが充填される。
そのガス充填が終了すると、前記の第30図(a)に示
すように、逆止弁体開弁棒617に代えて、プラグ616を再
び取り付けて、逆止弁体642を開弁解除状態に復帰させ
る。
この場合、逆止弁体642が開弁状態であるか開弁解除
状態であるかの判断は、例えば、プラグ616を支持する
袋ナット618と逆止弁体開弁棒617を支持する袋ナット61
9との外観形状を代えておけば、その外観形状を見るだ
けで容易に判別できるので、充填作業時の作業能率が高
まる。
《発明の効果》 これら(A)項又は(B)項の発明は、上記のように
構成され作用することから次の効果を奏する。
(1)ガス充填時の充填時間を短縮できる。
ガスの充填時における逆止弁体の開弁操作は、弁箱の
外側から開弁用操作手段で逆止弁体開弁具を開弁位置に
切換え移動させたり、開弁棒装着部に装着していたプラ
グを逆止弁体開弁棒に着け代えるだけでよい。
このように、ガス充填金具の先端部をガス出口穴内に
挿入しなくてすむうえ、逆止弁体開弁具をもガス出口穴
内に挿入しなくてすむので、ガス出口穴の流路断面積が
狭められない。その結果、ガス充填時の流動抵抗が小さ
くてすみ、充填時間を短縮できる。
(2)充填作業時の作業能率が高まる。
充填作業時には、逆止弁体開弁具の押圧力で逆止弁体
を強制的に開弁させるので、Oリング等の封止具の損傷
に起因する開弁ミスが防止され、作業能率が高まる。
なお、(A)項の発明によれば、さらに次の効果が得
られる。
(3)ガス充填時のガスボンベの汚染を防止できる。
逆止弁体開弁具を弁箱内に常時装着しておけるので、
塵埃等の異物が逆止弁体開弁具に付着するのを防止でき
る。これにより、ボンベバルブ外の異物が充填ガスの流
れに乗ってガスボンベ内に流入することが抑制され、ガ
ス充填時のガスボンベ内の汚染を防止できる。
《実施例》 以下、本発明の実施例を図面で説明する。
(第1実施例) 第1図から第7図は第1実施例を示している。
第1図と第2図において、ガスボンベ1の首部2にボ
ンベバルブ3の弁箱4がネジ止め固定されている。弁箱
4は縦長に造られており、その脚ネジ部5の下面にガス
入口穴7が形成される。このガス入口穴7が縦向きのガ
ス入口路8・止め弁弁室9・ガス出口路10を順に介して
ガス出口穴11に連通される。ガス入口路8と止め弁弁室
9とは同軸上に形成されている。ガス出口穴11は、弁箱
4の途中高さ部に前向き(第2図上で左向き)に開口さ
れており、その周肉壁の出口ノズル13にガス取出し用金
具14が接続可能とされる。
上記の止め弁弁室9は、弁箱4の上寄り部内に上向き
開口状に形成されている。止め弁弁室9に上から挿入し
た止め弁弁体16が、手動式の止め弁用開閉操作装置17で
止め弁弁座18に開閉操作される。即ち、弁蓋20に対して
上下方向へ進退調節自在に螺合した弁棒21をハンドル車
22で下向きに進出操作することにより、金属製ダイヤフ
ラム23を介して止め弁弁体16が止め弁弁座18に封止接当
される。これとは逆に、弁棒21をハンドル車22で上向き
に後退操作することにより、開弁バネ24の弾圧力で止め
弁弁体16が止め弁弁座18から離間される。
上記の弁箱4の下寄り部に安全弁26が設けられるとと
もに、弁箱4の上寄り部の横側膨出部分28に逆止弁27が
内装される。このように逆止弁27の装着部分を選定する
ことにより、ボンベバルブ3は、全体がコンパクトに造
られ、ガスボンベ1の首部2にネジ止め固定される保護
キャップ(図示せず)内に容易に収容されるので、既存
のガスボンベ及び保護キャップをそのまま利用できる。
上記の安全弁26は次のように構成される。
ガス入口路8の途中高さ部から順にガス導出路29・安
全弁座30・安全弁室31が形成される。安全弁室31に挿入
した安全弁体32が安全作動圧力設定バネ33で安全弁座30
に封止接当される。そのバネ33の弾圧力調節ネジ34にガ
ス噴出孔35が形成される。符号36は防塵キャップであ
る。なお、この安全弁26は、バネ式のものに代えて、破
裂板式等の他の形式のものであってもよい。
また、逆止弁27は次のように構成される。
横側膨出部分28内で止め弁弁室9の横外側部に、前後
方向(第2図上で左右方向)へ延びる逆止弁装着孔37
が、後ろ向き(同図上で右向き)開口状に形成される。
逆止弁装着孔37に筒状カセット38が着脱自在に保密状に
挿入され、筒状カセット38が押圧リング40を介して筒押
え39で押圧固定される。筒押え39は、その周壁に形成し
たネジ回し用カッター溝39aで横側膨出部分28に対して
進退自在になっている。
筒状カセット38内に形成した逆止弁室41に逆止弁体42
が挿入される。この逆止弁体42は、逆止弁室41内の逆止
バネ43で、逆止弁座44に向けて弾圧される。逆止弁体42
の周肉壁には少なくとも1つの流路溝42Bが前後方向に
形成され、その後部には弁面用パッキン45が嵌着されて
いる。止め弁弁室9と逆止弁室41とは、中間連通孔47・
押圧リング40の外周側空間・押圧リング40周壁の複数の
切欠き溝46・押圧リング40の内側空間を順に介して連通
される。逆止弁27は、カセット式に構成することによ
り、筒状カセット38を横側膨出部分28に対して着脱する
だけで取付け・取外しができるので、メンテナンスが容
易である。
また、逆止弁体42を逆止弁座44から強制的に離間操作
させる逆止弁体開弁具51が横側膨出部分28に付設され
る。
即ち、上記逆止弁室入口41aの開口方向にある上記筒
押え39の内部に開弁具収容部53が設けられ、この開弁具
収容部53内に逆止弁体開弁具51が収容される。上記開弁
具収容部53の前側端壁50には、逆止弁体開弁具51の開弁
具挿入孔52が、逆止弁体42とほぼ同軸上でその開弁用被
操作部42aに臨ませて貫通形成される。この挿入孔52に
逆止弁体開弁具51がUパッキン及び0リングを介して前
後方向へ進退調節自在で保密状に挿入される。上記の逆
止弁体開弁具51は、その入力部51aを流体圧作動式ピス
トンで構成してなり、後側に形成した開弁作動室55内に
圧縮空気等の圧力流体を導入することにより、開弁解除
バネ56の弾圧力に抗して前側へ押圧駆動される。開弁具
51は、バネ56の弾圧力による後退移動距離が所定量以上
とならないように開弁具挿入孔52の後端壁57で受け止め
てある。その後端壁57に、圧力流体の流路からなる逆止
弁体開弁操作用入力孔58が形成してある。
この入力孔58は、逆止弁体開弁具51の入力部51aの軸
心に対して傾く状態に形成されている。これにより、後
端壁57側に他物が衝突したり何らかのミスで後端壁57が
押棒などで前向きに押圧された場合であっても、入力部
51aが前向きに押圧されるのを防止でき、その結果、逆
止弁体42が誤って開弁してしまうことを防止できる。
上記の逆止弁付きボンベバルブ3は次のように作動す
る。
ガス取出し時には、止め弁用開閉操作装置17で止め弁
弁体16を開き操作する。この開弁状態でガスボンベ1の
残圧が設定圧を越えているときには、第5図に示すよう
に、中間連通孔47から押圧リング40内に流入してきたガ
スの圧力で、逆支弁体42が逆止バネ43の閉弁力に抗して
逆止弁座44から離間される。これにより、ガスボンベ1
内のガスが逆止弁室入口41aから逆止弁体42の流路溝42b
を通ってガス出口穴11へ流出される。これに対して、ガ
スの取出しにつれて、ガスボンベ1の残圧が設定圧にま
で低下してきたときには、逆止弁体42が逆止バネ43の閉
弁力で逆止弁座44に封止接当される。これにより、ガス
ボンベ1の残圧が設定圧に保持される。また、逆流ガス
がガス出口穴11から逆止弁室41内に流入してきたときに
は、逆止バネ43の閉弁力に加えて、その逆流ガス圧が逆
止弁体42に閉弁力として作用して、逆止弁体42を逆止弁
座44に封止接当させる。これにより、逆流ガスが逆止弁
座44から止め弁弁室9を経てガス入口穴7へ逆流するこ
とが阻止される。
また、第6図の平面図と第7図の縦断面図に示すよう
に、空になったガスボンベ1の真空引きやガス充填時に
は、ボンベバルブ3の筒押え39に、逆止弁体開弁流体圧
式操作手段61の圧力流体給排用金具62の口金部63を外嵌
して後端壁57の外端面にOリング64で保密状に接当させ
るとともに、ガス充填金具66の口金部67をボンベバルブ
3の出口ノズル13に外嵌してガスケット68を介して保密
状に接当させる。この状態でガス充填金具66と圧力流体
給排用金具62とを、第6図中の矢印で示すように押圧装
置(図示せず)で左右両側から内側へ押圧する。
そして、ガス充填時には、前述のごとく止め弁用開閉
操作装置17で止め弁弁体16を開き操作し、その後、圧力
流体給排用金具62から圧力流体である圧縮空気を入力孔
58から開弁作動室55へ供給する。すると、その圧縮空気
の圧力で逆止弁体開弁具51が左側へ押圧されて開弁位置
Yへ切換わり、逆止弁体42を押圧し開弁させる。これに
より、ガス充填金具66からの充填ガスがガス出口穴11か
ら逆止弁室41・その入口41a・押圧リング40を経て中間
連通孔47に流入し、ここから止め弁弁室9・ガス入口路
8を経てガス入口穴7からガスボンベ1内へ充填され
る。
ガス充填の終了後は、開弁作動室55から圧縮空気を排
出する。すると、逆止弁体開弁具51が開弁解除バネ56で
右側へ押圧されて逆止弁体42から離間した開弁解除位置
X(第2図参照)へ切換わり、逆止弁体42の逆止作用が
許容される。
上記構成の逆止弁付きボンベバルブは、前記効果の項
で述べた効果(1)・(2)・(3)のほかに、次の効
果が得られる。
即ち、前記の従来技術では、ガス出口穴内に逆止弁体
開弁具を挿入する必要があることから、出口ノズルは外
径寸法の大きいものに造らざるを得ず、その出口ノズル
の外周に形成した接続用ネジ部は大径ネジのものしか実
用化できない。これに対して、上記構成によれば、逆止
弁体開弁具51がガス出口穴11の反対側位置から操作され
て、その開弁具51及びガス充填金具66の先端部をガス出
口穴11内に挿入しなくてすむので、出口ノズル13の外径
寸法を小さくでき、その接続用ネジ部が小径ネジのもの
をも実用化できる。
なお、圧力流体給排用金具62へ供給する圧力流体は、
圧縮空気に代えて、窒素ガス等の不活性ガスや液圧を利
用することも可能であり、また、これら充填しようとす
る充填ガスを分岐させて圧力流体給排金具62へ供給する
ことにより、その充填ガス自体の圧力を利用することも
可能である。
また、前記の逆止弁室41は、止め弁弁室9の周囲のう
ちの、止め弁用開閉操作装置17側と異なり且つガス出口
穴11側と異なる部分に設ければよく、開閉操作装置17を
水平方向に配置した場合には、逆止弁室41を止め弁弁室
9の上側に設けることも可能である。
第8図と第9図は、上記第1実施例の第1変形例を示
している。開弁作動室155は、逆止弁体開弁具151のピス
トン式入力部151aの後部内に形成されている。また、筒
押え139の外側端面にはネジ回し用ピン穴71が3箇所形
成されている。
第10図は、同上第1実施例の第2変形例を示してい
る。これは、開弁具収容部153の後端壁150に、圧力流体
給排用金具162の接続用ネジ穴73を形成し、このネジ穴7
3に防塵キャップ74を嵌着したものである。なお、防塵
キャップ74に代えて、ネジ穴73にプラグをネジ止めする
ことも可能である。
第11図から第32図は、第2から第4の実施例を示し、
上記の第1実施例とは異なる構成について説明する。
(第2実施例) 第11図から第16図は、第2実施例を示している。
第11図に示すように、ボンベバルブ203は、弁箱204内
でガス入口路208を斜めに形成することにより、ガス入
口穴207の中心と止め弁弁室209の軸心とを偏心させてあ
る。
また、第12図に示すように、横側膨出部分228に形成
した逆止弁装着孔237に、逆止弁体242が筒状カセット無
しで直接に挿入される。逆止弁体242は、弁座筒238を介
して筒押え239で受け止められている。逆止弁体開弁具2
51は、手動操作で右側の開弁解除位置Xから左側の開弁
位置Y(第14図(b)参照)へ切換えられる。開弁具収
容部253の後端壁257の中央部に、逆止弁体開弁操作用入
力孔258が貫通形成されている。この入力孔258は、カバ
ー用袋ナット259で覆われている。
なお、上記の袋ナット259においては、横側膨出部分2
28へのネジ止め部分を熱収縮性チューブなどで封印する
ことが好ましい。即ち、空になったガスボンベ201の回
収時において、封印が破損しているか否かを判断するこ
とにより、袋ナット259が取り外されて逆止弁体開弁具2
51が開弁操作されたか否かを容易に判断して、汚染した
ガスボンベを排除できるので、ガス充填時の作業効率を
高められる。
第13図に示すガス取り出し時には、ガスボンベ201内
のガスは、ガス入口穴207・止め弁弁室209・中間連通孔
247を経て弁座筒238内に流入し、その圧力で、逆止弁体
242を開弁して、ガス出口穴211からガス取出し用金具21
4へ流出する。
そして、空になったガスボンベ201へのガス充填時に
は、前記のカバー用袋ナット259に代えて、第14図に示
すように、逆止弁体開弁具251の操作手段261が弁箱204
に装着される。
この操作手段261は、第14図から第16図で示すように
構成される。第14図(a)は開弁解除状態を示し、第14
図(b)は開弁状態を示している。
即ち、操作手段261は、支持筒262・開弁用押圧棒263
・押圧用操作具264・棒後退バネ265・取付け具266を備
えている。支持筒262の筒孔268に押圧棒263が前後方向
へ進退自在に挿入される。そして、支持筒262の前面側
を取付け具266でボンベバルブ203の弁箱204に固定した
状態では、支持筒262の筒孔268がボンベバルブ203の逆
止弁体開弁操作用入力孔258に直列状に並ぶとともに、
押圧棒263の出力部263bが逆止弁体開弁具251の入力部25
1aに接当隙間Kをあけて対向するようになっている。ま
た、支持筒262の筒孔268の後部には、進出用受止め面26
9とガイド溝270とが前後に形成され、ガイド溝270に押
圧用操作具264のガイドピン271が嵌合される。
押圧用操作具264は、第14図(a)に示すように、ガ
イドピン271がガイド溝270の後部に位置する開弁解除用
操作位置Mと、第14図(b)に示すように、ガイドピン
271が進出用受止め面269に後ろから受け止められる開弁
用操作位置Nとに切換え可能とされる。また、押圧棒26
3が棒後退バネ265で後ろ向きに弾圧され、押圧棒263の
入力部263aが押圧用操作具264の出力部264aに連接され
る。
そして、押圧用操作具264を開弁解除用操作位置Mに
切換えた状態では、押圧棒263が棒後退バネ265で後退駆
動されるのに対し、押圧用操作具264を開弁用操作位置
Nに切換えた状態では、押圧用操作具264の出力部264a
が押圧棒263を棒後退バネ265に抗して進出駆動する。
上記の押圧棒263は、後退ストロークSから接当隙間
Kを差し引いた開弁用押圧長さAが、逆止弁体開弁具25
1の逆止弁体全開用進出長さBよりも小さい寸法に設定
される。そして、第14図(b)に示すように、押圧用操
作具264を開弁用操作位置Nに切換えることにより、押
圧棒263が逆止体開弁具251を開弁位置Yに切換えて、逆
止弁体242を開弁させた状態では、逆止弁体242の前側に
開弁余裕隙間Cが形成されている。
第17図から第29図は、上記第2の実施例の各種変形例
を示している。
第17図は、第1変形例で、操作手段261は、下端をピ
ン274で枢支した揺動レバー275を備え、その下寄り部に
設けた出力部275aを押圧棒263の入力部263aに接当させ
てある。揺動レバー275は、支持ピン276で開弁解除用操
作位置Mに保持され、ロックピン277で開弁用操作位置
Nに保持される。
第18図は、第2変形例で、操作手段261は、ピン279で
枢支した操作レバー280の揺動端部にカム形出力部281を
固定してなる。操作レバー280を上向きの開弁解除用操
作位置Mに操作すると、後退用カム面282が押圧棒263を
後退させ、操作レバー280を横向きの開弁用操作位置N
に操作すると、進出用カム面283が押圧棒263を進出させ
るようになっている。
第19図から第21図は、第3変形例を示し、操作手段26
1のさらに別の変形例を示している。第19図(a)は開
弁操作の開始状態を示し、第19図(b)図は開弁操作の
終了状態を示している。
上記操作手段261は次のように用いられる。
まず、第19図(a)に示すように、押圧棒287の前端
(左端)の押圧用出力部292及び開弁用挿入部293を逆止
弁体開弁用入力孔258内に挿入し、回転操作筒286を前向
きに進出させる。すると、第21図の上半図中の実線図で
示すように、棒伸長バネ288の弾圧力で押圧棒287を介し
て逆止弁体開弁具251が開弁位置Yへ進出される。この
逆止弁体開弁具251は、逆止弁体を全開して逆止弁室の
前端壁に受け止められ(ここでは図示せず)、逆止弁体
全開用進出長さBだけ進出する。
引き続いて、第21図の上半図中の一点鎖線図に示すよ
うに、回転操作筒286を押圧棒287に対して押圧棒用収縮
許容隙間Dだけ収縮操作する。すると、押圧用出力部29
2に押圧棒用接当部294が接当し、挿入ロック部295の後
面と逆止弁体開弁用入力孔258の受止め面297との間にロ
ック操作用余裕隙間Fが形成される。この状態で回転操
作筒286を押圧棒287の回りに回転させ、回転操作筒286
から手を離す。
すると、第21図の下半図に示すように、棒伸長バネ28
8の弾圧力で回転操作筒286が押圧棒287に対してロック
操作用余裕隙間Fだけ伸長して、挿入ロック部295の後
面が逆止弁体開弁用入力孔258の受止め面297に受け止め
られる。この状態では、押圧棒287の伸長ストッパー部2
90と、回転操作筒286の伸長受止め部291との間には、伸
長余裕隙間Gが形成されている。これにより、棒伸長バ
ネ288が押圧棒287を介して逆止弁体を全開状態に保持す
る。
なお、棒伸長バネ288のバネ力は、逆止弁体介弁具251
の開弁解除バネ256のバネ力と、前記の逆止バネのバネ
力との合力よりも大きい値に設定されることにより、逆
止弁体開弁具251の開弁用反力よりも大きい値になって
いる。また、第21図の上半図中の実線図に示すように、
押圧棒287の伸長状態では、押圧用出力部292の前面と挿
入ロック部295の後面との間の開弁用進出長さEは、逆
止弁体開弁具251の逆止弁体全開用進出長さBよりも大
きい寸法に設定してある。
上記の操作手段261は、開弁操作を行うにあたり、回
転操作筒286及び押圧棒287の前部を逆止弁体開弁用入力
孔258に挿入するだけですみ、ボンベバルブの弁箱204に
ネジ止め等で固定する操作を省略できるので、その開弁
操作が容易である。また、開弁状態では、棒伸長バネ28
8が逆止弁体開弁具251を進出側へ常時弾圧しておくこと
ができるので、製作誤差や組み立て誤差の累積で逆止弁
の寸法に固体差がある場合でも、その累積誤差を吸収し
て逆止弁体を常に全開させることができる。
第22図と第23図は、第4変形例を示している。
開弁具収容部313の後端壁302は、逆止弁体開弁具303
の移動を制限する第1壁304と、筒押え305の開口部にネ
ジ止め固定した第2壁306とを備えている。開弁具303か
ら入力部307が第1壁304を貫通して後ろ向き(右向き)
に突設されるとともに、第2壁306には弓形の開弁操作
用入力孔308・308が上下に形成される。
逆止弁体の開弁操作時には、まず、操作手段309の上
下一対のつまみ部310を引張りバネ311に抗して内側へ押
圧することにより、上下2つの操作部312を入力孔308か
ら筒押え305内に挿入し、この状態でつまみ部310から手
を離す。すると、引張バネ311の弾圧力で操作部312が入
力部307に係合し、この係合状態で操作手段309で開弁具
303を前側(左側)へに押圧するのである。
このように、入力孔308を、開弁具303の入力部307に
対面する位置から外れる位置に形成することにより、開
弁具303が誤って押圧操作されるのを防止できる。
第24図と第25図は、第5変形例を示し、上記の第4変
形例と同様に、開弁操作用入力孔320が逆止弁体開弁具3
26と直接に対面しないようになっている。
即ち、開弁具収容部327の後端壁316は、筒押え317に
固定した第1壁318と、筒押え317に対して回転自在に支
持した第2壁319とを備えている。開弁操作用入力孔320
は、第1壁318に貫通形成した一対の第1入力孔321と、
第2壁319に貫通形成した一対の第2入力孔322とからな
る。
逆止弁体を開弁操作するときには、まず、操作手段32
4の一対の操作棒325を第2入力孔322に挿入して第2壁3
19を回転させて両入力孔321・322の位置を合わせ、引き
続いて、操作棒325を第1入力孔321内に挿入して開弁具
326を左側へ押圧するのである。
第26図と第27図は、第6変形例を示している。第26図
は第22図に相当する図で、第27図は、操作手段329を回
転操作する前の状態を示す断面図である。逆止弁体の開
弁操作時には、まず、操作手段329のT字状の操作部330
を入力孔331から挿入して開弁具332に係合させ、開弁具
332を少しだけ押圧しながら旋回させて、開弁具332のス
トッパー面333を受止めピン334で受け止める。その旋回
位置では、開弁具332の前進許容溝335が前進阻止ピン33
6と対面し、開弁具332の左向きの前進を許容するように
なっている。
第28図は、第7変形例を示し、逆止弁および開弁具を
カセット式に構成してある。即ち、弁箱404の横側膨出
部分428に逆止弁装着孔437がガス出口穴411とは反対側
の位置に開口され、装着孔437に筒状カセット438が着脱
可能に保密状に固定される。筒状カセット438内に逆止
弁室441と開弁具収容部453が前から順に形成される。逆
止弁室441に逆止弁体442及び逆止ばね443が装着され
る。また、開弁具収容部453に逆止弁体開弁具451が収容
され開弁解除バネ456が装着される。逆止弁は、このよ
うに構成することにより、弁箱404からカバー用袋ナッ
ト459を取り外した後、筒状カセット438を着脱するだけ
で取付け又は取外しができるので、メンテナンスが容易
である。
第29図は、第8変形例を示し、ガス充填状態を示す部
分図である。
これは、ガス充填時において、充填ガスの流動抵抗を
小さくすることにより、充填時間をさらに短縮できるよ
うにしたもので、弁座筒538と筒押え539との間に、前す
ぼまり状のガイト筒540を装着し、弁座筒538の後部に
は、ガイド筒540の全面に沿って複数の周壁溝548を前す
ぼまり状に形成したものである。さらに、逆止弁体開弁
具551の前部も前すぼまり状のテーパ面になっている。
これにより、逆止弁体開弁具551で逆止弁体542を開弁さ
せた状態では、矢印に示すように充填ガスが円滑に流れ
るので、流動抵抗が小さくてすみ、ガス充填時間を短縮
できる。
(第3実施例) 第30図は、第3実施例を示し、第30図(a)は第2図
に相当する図で、第30図(b)は第7図に相当する図で
ある。
これは、逆止弁室641の入口641aの開口方向に開弁棒
装着部653を設け、この開弁棒装着部653の上記逆止弁室
入口641aに臨む端壁650に、開弁棒挿入孔652を逆止弁室
入口641aに向けて形成し、上記開弁棒装着部653に、短
尺の孔閉止用プラグ616と、長尺の逆止弁体開弁棒617と
を選択的に取り付け可能に構成したものである。
(a)図に示すガス取出状態では、弁箱604の横側膨
出部分628の後部にガス取出し用袋ナット618が装着さ
れ、その前部に設けたプラグ616が開弁棒装着部653に取
り付けられ開弁棒挿入孔652に挿入される。
また、(b)図に示す開弁状態では、上記のガス取出
し用袋ナット618に代えて、横側膨出部分628の後部に開
弁用袋ナット619が装着され、その中央部に設けた開弁
棒617が開弁棒装着部653に装着され開弁棒挿入孔652に
挿入されて逆止弁体642を押圧し開弁させる。開弁棒617
は、伸長バネ620で前側へ弾圧されて、逆止弁体642を全
開状態に保持している。
(第4実施例) 第31図と第32図は第4実施例を示している。第31図
は、ボンベバルブの縦断面図で、第32図は、その右側面
視の部分図である。
このボンベバルブ703は、比較的大形のガスボンベに
用いられ、ガスボンベを正立状態に保ったままで、ガス
取出しと液取出しとを一つのバルブで兼用できるように
したものであり、弁箱704にガス取出し用止め弁705と液
取出し用止め弁706とを備えている。
これら各止め弁705・706は、前記のボンベバルブとほ
ぼ同様に構成されている。即ち、弁箱704の上部にガス
用止め弁弁室709が上向き開口状に形成されるととも
に、弁箱704の途中高さ部に液用止め弁弁室710が横上向
き開口状に形成され、これら両弁室709・710の間に逆止
弁装着孔737が形成されている。弁箱704の脚ネジ部の底
面にガス入口穴707と液入口穴708が開口される。液入口
穴708には、ガスボンベ内に延びる液導出管(図示せ
ず)が取り付けられている。
ガス取出し用止め弁705のハンドル車715で止め弁弁体
716を開弁操作することにより、ガスボンベ内のガス
が、ガス入口穴707からガス用止め弁弁室709・ガス出口
路711・逆止弁727の経路で出口ノズル713のガス出口穴
から取り出される。
また、液取出し用止め弁706のハンドル車718で止め弁
弁体719を開弁操作することにより、ガスボンベ内の液
が、液入口穴708から液用止め弁弁室710・液出口路720
・逆止弁727の経路で出口ノズル713内の液出口穴から取
り出されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第32図は本発明の実施例を示している。 第1図から第7図は、第1実施例を示している。第1図
は、ボンベバルブの縦断面図、 第2図は、第1図のII−II線矢視断面図、 第3図は、第2図のIII−III線矢視縮小図、 第4図は、第1図のIV−IV線矢視断面図、 第5図は、ガス取出し状態を示す図、 第6図は、ガス充填状態を示す平面図、 第7図は、第6図のVI−VI線矢視拡大断面図である。 第8図から第10図は、上記第1実施例の複数の変形例を
示している。 第8図と第9図は、第1変形例を示し、 第8図は、第2図に相当する部分図、 第9図は、第3図に相当する図である。 第10図は、第2変形例を示し、第7図に相当する部分図
である。 第11図から第16図は、第2実施例を示している。 第11図は、第1図に相当する図、 第12図は、第2図に相当する図、 第13図は、第5図に相当する図、 第14図は、ボンベバルブに逆止弁体開弁具の操作手段を
取り付けた状態を示す図、 第15図は、第14図(a)のXV−XV線矢視断面図で、 第16図は、第14図(b)のXVI−XVI線矢視断面図であ
る。 第17図から第29図は、上記第2実施例の各種の変形例を
示している。 第17図は、第1変形例を示し、第14図に相当する図であ
る。 第18図は、第2変形例を示し、第14図に相当する図であ
る。 第19図から第21図は、第3変形例を示し、 第19図は、第14図に相当する図、 第20図は、第19図(a)のXX−XX線矢視断面図で、 第21図は作動説明図である。 第22図と第23図は、第4変形例を示し、 第22図は、第14図に相当する図で、 第23図は、第22図のXXIII−XXIII線矢視断面図である。 第24図と第25図は、第5変形例を示し、 第24図は、第14図に相当する図で、 第25図は、第24図のXXV−XXV線矢視断面図である。 第26図と第27図は、第6変形例を示し、 第26図は、第22図に相当する図で、 第27図は、第26図のXXVII−XXVII線矢視断面図である。 第28図は、第7変形例を示し、第12図に相当する図であ
る。 第29図は、第8変形例を示し、第14図(b)に相当する
図である。 第30図は、第3実施例を示し、 第30図(a)は、第2図に相当する図で、 第30図(b)は、第7図に相当する図である。 第31図と第32図は、第4実施例を示している。 第31図は、第1図に相当する図で、 第32図は、第31図の右側面図である。 1……ガスボンベ、4……弁箱、7……ガス入口穴、8
……ガス入口路、 9……止め弁弁室、10……ガス出口路、11……ガス出口
穴、 16……止め弁弁体、17……止め弁用開閉操作装置、18…
…止め弁弁座、 41……逆止弁室、41a……入口、42……逆止弁体、43…
…逆止バネ、 44……逆止弁座、51……逆止弁体開弁具、X……開弁解
除位置、 Y……開弁位置、616……プラグ、617……逆止弁体開弁
棒、 641……逆止弁室、641a……逆止弁室入口、642……逆止
弁体、 650……端壁、652……開弁棒挿入孔、653……開弁棒装
着部。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボンベバルブ(3)の弁箱(4)内で、ガ
    ス入口穴(7)を、ガス入口路(8)・止め弁弁室
    (9)・ガス出口路(10)を順に介してガス出口穴(1
    1)に連通し、止め弁弁室(9)に挿入した止め弁弁体
    (16)を止め弁用開閉操作装置(17)で止め弁弁座(1
    8)に開閉操作可能に構成し、 止め弁弁室(9)からガス出口路(10)を経てガス出口
    穴(11)に至るまでの間に逆止弁室(41)を形成し、逆
    止弁室(41)に挿入した逆止弁体(42)を逆止バネ(4
    3)で逆止弁座(44)に向けて弾圧し、 止め弁用開閉操作装置(17)で止め弁弁体(16)を開き
    操作した状態では、 ガスボンベ(1)の残圧が設定圧を越えているときに
    は、その残圧が逆止バネ(43)の閉弁力に抗して逆止弁
    体(42)を逆止弁座(44)から離間させることにより、
    ガスボンベ(1)内のガスを逆止弁座(44)からガス出
    口穴(11)へ流出させるのに対し、 ガスボンベ(1)の残圧が設定圧にまで低下してきたと
    きには、逆止バネ(43)の閉弁力で逆止弁体(42)を逆
    止弁座(44)に封止接当させることにより、ガスボンベ
    (1)の残圧を設定圧に保持し、 一方、逆流ガスがガス出口穴(11)から逆止弁室(41)
    内に流入してきたときには、逆止バネ(43)の閉弁力に
    加えて逆流ガス圧が逆止弁体(42)に閉弁力として作用
    して、逆止弁体(42)を逆止弁座(44)に封止接当させ
    ることにより、逆流ガスが逆止弁座(44)から止め弁弁
    室(9)を経てガス入口穴(7)へ逆流するのを阻止す
    るように構成した、逆止弁付きボンベバルブにおいて、 止め弁弁室(9)の周囲のうちの、止め弁用開閉操作装
    置(17)側と異なり且つガス出口穴(11)側と異なる部
    分に、逆止弁室(41)を形成し、 逆止弁室(41)の入口(41a)を、ガス入口路(8)・
    止め弁弁室(9)・止め弁用開閉操作装置(17)及びガ
    ス出口穴(11)のいずれも設けていない方向へ向けて開
    口し、 上記の逆止弁体(42)を開弁操作する逆止弁体開弁具
    (51)を、逆止弁室(41)の入口(41a)側から逆止弁
    体(42)に臨ませて設け、 逆止弁体開弁具(51)は、逆止弁室(41)側へ前進して
    逆止弁体(42)を押圧し開弁する開弁位置(Y)と、逆
    止弁室(41)の入口(41a)の外側に向かって後退して
    逆止弁体(42)から離間する開弁解除位置(X)とに切
    換移動可能に設けた、ことを特徴とする逆止弁付きボン
    ベバルブ。
  2. 【請求項2】上記逆止弁体開弁具(51)を収容する開弁
    具収容部(53)を上記逆止弁室入口(41a)の開口方向
    に設け、この開弁具収容部(53)の上記逆止弁室入口
    (41a)に臨む端壁(50)に、開弁具挿入孔(52)を逆
    止弁室入口(41a)に向けて前後方向にあけ、 開弁具挿入孔(52)に、逆止弁体開弁具(51)を前側の
    開弁位置(Y)と後側の開弁解除位置(X)とに切換え
    移動可能に保密状に挿入し、 逆止弁体開弁具(51)を開弁解除バネ(56)で開弁解除
    位置(X)へ向けて後退弾圧するとともに、その後退移
    動距離が所定量以上となるのを阻止すべく開弁具収容部
    (53)の後端壁(57)で制限し、 その後端壁(57)に、逆支弁体開弁用操作手段(61)
    (261)の開弁操作用入力孔(58)(258)を形成した、 請求項1に記載の逆止弁付きボンベバルブ。
  3. 【請求項3】ボンベバルブ(3)を縦向きにした状態で
    見て、 弁箱(4)の下面にガス入口穴(7)を開口するととも
    に、弁箱(4)の上寄り部に止め弁弁室(9)を上向き
    開口状に形成し、 止め弁弁室(9)の横外側部に、逆止弁室(41)及びガ
    ス出口穴(11)をほぼ同軸上で水平方向に並べて設け
    た、 請求項2に記載の逆止弁付きボンベバルブ。
  4. 【請求項4】逆止弁体開弁具(51)は、逆止弁体開弁用
    流体圧式操作手段(61)で開弁位置(Y)と開弁解除位
    置(X)とに切換え可能に構成し、 逆止弁体開弁具(51)の入力部(51a)を流体圧作動式
    ピストンで構成し、 そのピストン式入力部(51a)と、開弁具収容部(53)
    の後端壁(57)との間に、開弁作動室(55)を形成し、 前記の逆止弁体開弁操作用入力孔(58)を、圧力流体の
    流路で構成し、 開弁作動室(55)を、流路からなる入力孔(58)を介し
    て後端壁(57)の外面に連通した、 請求項2に記載の逆止弁付きボンベバルブ。
  5. 【請求項5】流路からなる入力孔(58)を、逆止弁体開
    弁具(51)の入力部(51a)の軸心に対して傾く状態に
    形成した、 請求項4に記載の逆止弁付きボンベバルブ。
  6. 【請求項6】弁箱(4)内に逆止弁装着孔(37)をガス
    出口穴(11)とは反対側位置に開口させて形成し、逆止
    弁装着孔(37)に逆支弁装着用の筒状カセット(38)を
    着脱自在に保密状に挿入し、 筒状カセット(38)内に逆支弁室(41)を形成し、逆支
    弁室(41)内に逆止弁体(42)と逆止バネ(43)を装着
    した、 請求項2に記載の逆止弁付きボンベバルブ。
  7. 【請求項7】弁箱(404)内に逆止弁装着孔(437)をガ
    ス出口穴(411)とは反対側位置に開口させて形成し、
    装着孔(437)に筒状カセット(438)を着脱自在に保密
    状に挿入し、 筒状カセット(438)内に、逆止弁室(441)と開弁具収
    容部(453)とを形成し、 逆止弁室(441)に逆止弁体(442)と逆止バネ(443)
    を装着するとともに、上記開弁具収容部(453)に逆止
    弁体開弁具(451)と開弁解除バネ(456)とを装着し
    た、 請求項2に記載の逆止弁付きボンベバルブ。
  8. 【請求項8】逆止弁体開弁具(251)は、逆止弁体開弁
    用手動式操作手段(261)で開弁解除位置(X)と開弁
    位置(Y)とに切換え可能に構成し、 開弁操作用入力孔(258)は、操作手段(261)の出力部
    (263b)が後端壁(257)の後ろ外側から前内側へ挿抜
    自在となるように構成した、 請求項2に記載の逆止弁付きボンベバルブ。
  9. 【請求項9】開弁操作用入力孔(308)を、逆止弁体開
    弁具(303)の入力部(307)に対面する位置とは異なる
    位置に形成した、 請求項8に記載の逆止弁付きボンベバルブ。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の逆止弁付きボンベバル
    ブにおいて、 上記逆止弁体開弁具(51)に代えて、逆止弁体開弁棒
    (617)とプラグ(616)とを用い、 上記逆止弁体開弁棒(617)を装着する開弁棒装着部(6
    53)を逆止弁室入口(641a)の開口方向に設け、この開
    弁棒装着部(653)の上記逆止弁室入口(641a)に臨む
    端壁(650)に、開弁棒挿入孔(652)を逆止弁室入口
    (641a)に向けてあけ、開弁棒装着部(653)に逆止弁
    体開弁棒(617)とプラグ(616)とを着け代え可能に
    し、 開弁棒装着部(653)に逆止弁体開弁棒(617)を取り付
    けた状態では、逆止弁体開弁棒(617)が開弁棒挿入孔
    (652)へ挿入されて、逆止弁体(642)を押圧し開弁さ
    せる開弁状態となるのに対して、 開弁棒装着部(653)にプラグ(616)を取り付けた状態
    では、逆止弁体(642)の開弁が解除されて、開弁棒挿
    入孔(652)がプラグ(616)で閉じられた開弁解除状態
    となるように構成した、 逆止弁付きボンベバルブ。
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