JP4566448B2 - ガス充填装置、および、減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液化ガスや圧縮ガスのフレッシュガスを、減圧弁のガス出口からガス入口へ逆方向へ供給するガス充填装置、および、減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せに関し、さらに詳しくは、上記のガス出口から作動室へのフレッシュガスの流入を、小形で構造が簡単な封止具によって封止し、このガス充填装置が適用される減圧弁をコンパクトに構成できるガス充填装置、および、減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せに関する。
【0002】
【発明の背景】
減圧弁はそのガス出口を作動室へ連通してあり、ガス出口の圧力が高くなると作動室の圧力による閉じ力で減圧部材を閉じ方向へ移動させ、これにより減圧弁のガス出口から取り出されるガスを減圧する。このため、高圧のフレッシュガスを減圧弁のガス出口からガス入口へ逆方向へ流入させようとすると、ガス出口内の高圧のガスが上記作動室に流入して減圧部材が閉じ方向へ移動し、減圧弁が閉弁する。そこで、この種の減圧弁を備えたガスボンベに高圧のフレッシュガスを供給する場合、フレッシュガスが減圧弁を通過しないように、例えば減圧弁を迂回するガス充填路を形成したり、減圧弁に連通するガス取出し口とは別にガス充填口を設けたりする必要があった。
【0003】
【従来の技術】
従来、上記の問題点を解消し、ガス出口から減圧弁を経てガスボンベへフレッシュガスを充填できるように構成した減圧弁として、例えば特開平9−170672号公報に開示の減圧弁がある。
【0004】
即ち、上記の減圧弁は、ハウジング内に、減圧弁室と、この減圧弁室に取出しガスを流入させる入口路と、減圧弁室から取出しガスを排出させる出口路と、出口路からのガスの流出を制御するため減圧弁室内に挿入された減圧部材とを有している。上記の減圧部材は、近位部の第1ピストンとこれより大径で遠位部の第2ピストンとからなるピストン部材を有している。さらにこのピストン部材を開弁方向へ付勢する付勢手段を有している。また、上記第2ピストンの遠位部側に作動室が形成され、この作動室は連通路を介して上記出口路に連通されている。
【0005】
そして、上記入口路から流入する取出しガスは、上記付勢手段とともにピストン部材を開弁方向へ移動させ、上記減圧部材とこれに対面する減圧弁座との隙間から出口路へ流出することで減圧される。この出口路の取出しガスの圧力は、上記連通路を介して作動室に伝わり、この作動室内の圧力が上記第2ピストンを押圧してピストン部材を閉弁方向へ押し戻す。上記連通路内には、可動手段が保密摺動可能に配置されており、バネで出口路側へ付勢されている。
【0006】
この減圧弁を備えたガスボンベ内へ高圧のフレッシュガスを充填する場合、先端に押圧部を設けた充填金具を上記の出口路に装着し、この出口路に挿入した上記押圧部で上記の可動手段を押圧する。この押圧により、上記の可動手段は上記バネの付勢力に抗して作動室側へ移動し、その端部は上記の移動でハウジングに接当して作動室へのフレッシュガスの流入を阻止する。これにより、上記第2ピストンに閉弁方向の力が加わることが阻止され、減圧弁が開弁状態に維持されるので、高圧のフレッシュガスは減圧弁を通過してガスボンベ内に流入する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術は、減圧弁を通してフレッシュガスを充填でき、減圧弁を迂回させた充填路等を設ける必要がない点で優れてはいるが、次の問題点がある。
(1) 充填時にガス出口から作動室へのフレッシュガスの流入を阻止するため、連通路内に可動手段を保密摺動可能に設ける必要があり、減圧弁の構造が複雑になる。
これを解消するため、ピストン部材の一部で可動手段を構成することも考えられる。しかしながら、上記可動手段は開弁方向への移動により作動室へのガスの流入を阻止するものであり、一方、ピストン部材は付勢手段で開弁方向に付勢されている。従って、このピストン部材の一部で上記可動手段を構成すると、ガスボンベからガスを取出す際にピストン部材が開弁側に移動しており、取出しガスが作動室へ流入しないため、減圧できない。
【0008】
(2) フレッシュガスの充填時に連通路内の上記可動手段を押圧するため、出口路には充填金具の先端に設けた押圧部が挿入される。上記可動手段は出口路から作動室へのフレッシュガスの流入を阻止するため確りと押圧される必要があり、このため上記の押圧部は所定の太さを必要とする。この押圧部が挿入される出口路は、挿入された押圧部との間にガス充填路を確保できるように、その断面積を押圧部よりも大きくする必要があり、この出口路を封止する前記減圧部材の封止面積も大きくなる。そして、前記第1ピストンは、ガス取出し時に減圧弁室へ流入するガス圧力で開弁方向へ移動できるように、その断面積を減圧部材の封止面積よりも大きく形成してあり、さらに、第2ピストンは第1ピストンよりも大径であることから、結局、上記押圧部の太さに応じて減圧弁がかなり大形化することになる。
【0009】
本発明の目的は、上記のガス出口から作動室へのフレッシュガスの流入を、小形で構造が簡単な封止具によって封止し、このガス充填装置が適用される減圧弁をコンパクトに構成することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、例えば図1から図3に示すように、減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せを次のように構成した。
即ち、この減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せは、充填ノズル(34)からのフレッシュガスを、減圧弁(7)のガス出口(7b)からガス入口(7a)へ逆方向へ供給する、前記減圧弁(7)が設けられたガスボンベ(1)とガス充填装置との組合せであって、上記減圧弁(7)の減圧部材(17)は、上記ガス入口(7a)の近位部にある第1ピストン(26)と、これより大径で遠位部にある第2ピストン(27)とを備え、上記減圧弁(7)は上記第1ピストン(26)に作用する上記ガス入口(7a)の圧力によって上記減圧部材(17)を減圧弁座(18)から離間させると共に、上記減圧部材(17)が開いたとき上記第2ピストン(27)に作用する作動室(29)の圧力によって上記の減圧部材(17)を上記減圧弁座(18)に近接させるように構成してあり、上記の減圧部材(17)は上記ガス出口(7b)を上記作動室(29)へ連通させるための連通路(30)を有し、この連通路(30)はその周壁(30a)の端面に上記ガス出口(7b)に対面する被シール部(43)を備えており、上記の充填ノズル(34)内には充填路(35)を形成して、この充填路(35)を上記ガス出口(7b)に連通させ、上記の充填ノズル(34)に押圧部材(37)を取付けるとともに、この押圧部材(37)に上記の充填ノズル(34)のノズル先端部(45)よりも前記の減圧部材(17)へ向けて突出する突出部(40)を設け、この突出部(40)に封止具(41)を設けて、その封止具(41)を前記の被シール部(43)に、前記のガス出口(7b)から上記作動室(29)へ向けて封止接当させることにより、前記ガス出口(7b)へ供給された前記フレッシュガスが前記の作動室(29)へ流れるのを阻止するように構成したことを特徴とする。
または、このガス充填装置は、充填ノズル(34)を備え、前記充填ノズル(34)からのフレッシュガスを、減圧弁(7)のガス出口(7b)からガス入口(7a)へ逆方向へ供給するガス充填装置であって、上記減圧弁(7)が、前記ガス出口(7b)の開口周縁に形成されている減圧弁座(18)と、この減圧弁座(18)に向かって進退可能に配置される減圧部材(17)とを備えており、前記減圧部材(17)が、上記ガス入口(7a)の近位部にある第1ピストン(26)と、これより大径で遠位部にある第2ピストン(27)とを備えており、上記減圧弁(7)のうち前記第2ピストンの遠位側には作動室(29)が形成されており、上記減圧弁(7)は上記第1ピストン(26)に作用する上記ガス入口(7a)の圧力によって上記減圧部材(17)を上記減圧弁座(18)から離間させると共に、上記減圧弁(7)が開いたとき上記第2ピストン(27)に作用する上記作動室(29)の圧力によって上記の減圧部材(17)を上記減圧弁座(18)に近接させるように構成してあり、上記の減圧部材(17)は上記ガス出口(7b)を上記作動室(29)へ連通させるための連通路(30)を有し、この連通路(30)はその周壁(30a)の端面に上記ガス出口(7b)に対面する被シール部(43)を備えており、上記の充填ノズル(34)内には充填路(35)を形成して、この充填路(35)を上記ガス出口(7b)に連通させ、上記の充填ノズル(34)に押圧部材(37)を取付けるとともに、この押圧部材(37)に上記の充填ノズル(34)のノズル先端部(45)よりも前記の減圧部材(17)へ向けて突出する突出部(40)を設け、この突出部(40)に封止具(41)を設けて、その封止具(41)を前記の被シール部(43)に、前記のガス出口(7b)から上記作動室(29)へ向けて封止接当させることにより、上記減圧部材(17)を上記減圧弁座(18)から離間させると共に、前記ガス出口(7b)へ供給された前記フレッシュガスが前記の作動室(29)へ流れるのを阻止するように構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本発明は、次のように作用する。
ガスを取り出す際、上記ガス入口から減圧弁室に取出しガスが流入すると、そのガス圧力で上記減圧部材が減圧弁座から離間する。これにより、取出しガスが上記減圧部材と減圧弁座との隙間からガス出口へ減圧されながら流出する。このガス出口に流出した取出しガスの圧力は、上記連通路を介して作動室に伝わり、この作動室内の圧力で減圧部材を押圧して減圧弁座側へ押し戻す。この作動室内のガス圧力による閉じ力と、上記ガス入口のガス圧力による開き力とで減圧部材が減圧弁座に近接又は減圧弁座から離間し、上記ガス出口から流出する取出しガスの圧力が減圧される。
【0012】
一方、減圧弁のガス出口からガス入口へフレッシュガスを供給する場合は、上記の充填ノズルに設けた上記封止具を、上記連通路の周壁の端面に設けた上記被シール部に、上記ガス出口から作動室ヘ向けて接当させる。これにより、連通路が封止具で蓋された状態に封止され、ガス出口から作動室へのフレッシュガスの流入が阻止される。この結果、減圧部材はガス出口内のフレッシュガスの圧力に押圧されて開弁側へ移動し、フレッシュガスは減圧弁室のガス入口へ供給される。
【0013】
上記の押圧部材は、上記の充填ノズルに、上記の減圧部材へ向けて進退自在に支持し、付勢手段により上記の減圧部材へ付勢することができる。この場合には、押圧部材が付勢手段で押圧されるので、上記封止具が上記の被シール部へ確りと押圧でき、上記の連通路を確実に封止することができる。上記の付勢手段としては、バネ等の弾性体を用いても良く、或いはフレッシュガス等のガス圧力を用いても良いし、さらにこれらを組合せて用いてもよい。
【0014】
上記充填ノズル内の充填路を上記ガス出口へ連通させるためのガス吐出口は、上記ノズル先端部に設けてもよく、この場合は上記の押圧部材の突出部を棒状に形成することができる。また、上記の突出部を筒状に形成した場合には、この筒状壁にガス吐出口を設けて、上記充填路を上記の筒状突出部の内部とガス吐出口を経て上記のガス出口に連通させてもよい。
【0015】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は本発明の第1実施形態を示し、図1はバルブ装置に設けた減圧弁の断面図であり、図2は、減圧弁に充填金具を装着した状態の、ガス充填装置の断面図である。
【0016】
図1に示すように、ガスボンベ(1)に固定されたバルブ装置(2)は、ハウジング(3)の外面に入口穴(4)と出口穴(5)と備えており、この入口穴(4)と出口穴(5)との間に減圧弁(7)が設けられている。この減圧弁(7)はガス入口(7a)が入口路(6)を介して上記の入口穴(4)に連通され、ガス出口(7b)が出口路(8)を介して上記の出口穴(5)に連通されている。
【0017】
上記入口路(6)には上記の入口穴(4)と上記ガス入口(7a)との間に止め弁(9)が設けられており、この止め弁(9)と入口穴(4)との間が一次安全弁(10)のガス噴出孔(11)に連通されている。また、上記出口穴(5)は、ハウジング(3)の一側に形成した出口ノズル(12)の端面に設けてあり、この出口ノズル(12)にガス取出し用金具(図示せず)が接続可能となっている。
【0018】
ハウジング(3)の上記出口ノズル(12)とは反対側の側面に上記減圧弁(7)の装着孔(13)が凹設してあり、この装着孔(13)の内部に減圧弁室(14)が形成され、この装着孔(13)の奥壁に上記ガス出口(7b)が形成されている。上記の装着孔(13)には奥側から順に筒状フィルタ(15)と筒部材(16)とが装着され、この筒部材(16)の内方に減圧部材(17)が挿入されている。上記のガス出口(7b)の開口周縁には減圧弁座(18)が形成されている。上記減圧部材(17)はこの減圧弁座(18)に向かって進退可能に配置され、弾性手段であるバネ(19)で減圧弁座(18)側へ弾圧されている。
【0019】
上記の装着孔(13)はボルト状の蓋部材(20)で蓋されており、上記筒状フィルタ(15)と筒部材(16)はこの蓋部材(20)で固定されている。この蓋部材(20)の内面には凹部(21)が形成されており、この凹部(21)内にバネ受け(22)が配置され、上記バネ(19)が支持されている。なお、このバネ受け(22)の中央には、蓋部材(20)の外面に設けられた二次安全弁(23)に連通する連通孔(24)が形成されている。
【0020】
上記減圧部材(17)はガス入口(7a)の近位部にある第1ピストン(26)とこれより大径で遠位部にある第2ピストン(27)とを備える。上記第1ピストン(26)は前記筒部材(16)の内面に保密摺動し、第2ピストン(27)は蓋部材(20)の上記凹部(21)内面に保密摺動する。なお、符号(28)は上記第1ピストン(26)と第2ピストン(27)との間の減圧部材(17)の外面と、ハウジング(3)の外部とを連通する大気連通孔を示す。
上記第2ピストン(27)の遠位部側には、蓋部材(20)との間に作動室(29)が形成されている。また、上記減圧部材(17)を貫通する状態に連通路(30)が形成されており、この連通路(30)を介して上記作動室(29)と前記ガス出口(7b)とが連通している。
【0021】
次に、上記減圧弁(7)を通してガスボンベ(1)からガスを取り出す場合を説明する。
止め弁(9)を開くとガスボンベ(1)内のガスが入口路(6)を経てガス入口(7a)から減圧弁室(14)内へ流入し、前記の筒状フィルタ(15)の筒壁を透過して濾過される。このとき、上記のフィルタ(15)は筒状に形成されているので濾過面積が広く、細かなフィルタを採用できるうえ、上記の減圧部材(17)や減圧弁座(18)の近傍に配置されている。このため、減圧弁室(14)に流入する取出しガスから細かな異物が効果的に除去され、減圧部材(17)の弁面や減圧弁座(18)にこれらの異物が付着することが防止されて、減圧性能が長期に亘り高く維持される。
【0022】
上記のガス入口(7a)から流入する取出しガスの圧力が所定の残圧値よりも高いと、バネ(19)の押圧力に抗して上記第1ピストン(26)を押圧し、上記減圧部材(17)を減圧弁座(18)から離間させる。これにより減圧弁(7)が開弁し、取出しガスは、上記の減圧部材(17)と減圧弁座(18)との隙間からガス出口(7b)を経て上記の出口路(8)へ減圧されながら流出する。このガス出口(7b)の取出しガスの圧力は上記連通路(30)を介して作動室(29)に伝わり、この作動室(29)内の圧力が上記第2ピストン(27)を押圧して減圧部材(17)を減圧弁座(18)側へ押し戻す。これにより、上記ガス出口(7b)から流出する取出しガスの圧力は、第1ピストン(26)に加わる取出しガスの圧力と、第2ピストン(27)に加わる作動室(29)のガス圧力に上記バネ(19)の弾圧力を加えた合力とのバランスで減圧され、出口穴(5)から取り出される。
【0023】
なお、上記ガス出口(7b)内の圧力が異常に上昇して、前記二次安全弁(23)の設定圧力よりも高くなると、上記作動室(29)に流入したガスが連通孔(24)を通して二次安全弁(23)の安全部材(31)を押圧し、安全バネ(32)の押圧力に抗して二次安全弁(23)を開弁させる。これにより異常上昇したガスの一部が外部へ放出され、ガス出口(7b)や出口路(8)内の圧力が安全な設定値以下に低下する。
【0024】
ガスの消費とともにガスボンベ(1)内のガス残量が少なくなって、前記入口路(6)から減圧弁室(14)へ流入する取出しガスの圧力が所定の残圧値よりも低くなると、上記第1ピストン(26)を押圧するガス圧力が上記バネ(19)の押圧力よりも弱くなる。これにより、上記減圧部材(17)が減圧弁座(18)に押し付けられて減圧弁(7)が閉弁し、ガスボンベ(1)内に所定の残圧を保持した状態でガスの取出しが停止される。
【0025】
次に、上記ガスボンベ(1)に液化ガスや圧縮ガスを充填するガス充填装置について説明する。
図2に示すように、ガス充填装置の充填金具(33)は上記ハウジング(3)の出口ノズル(12)に装着される。即ち、充填金具(33)の充填ノズル(34)が上記出口ノズル(12)内に螺着され、保密状に連結される。上記充填ノズル(34)内には充填路(35)が形成されており、上記連結によりこの充填路(35)が前記出口路(8)を介して上記ガス出口(7b)に連通される。
【0026】
上記充填ノズル(34)の先端部には装着孔(36)が凹設されており、この装着孔(36)に棒状の押圧部材(37)が進退自在に装着される。この押圧部材(37)は付勢バネ(38)で先端側(図2における右側)へ弾圧され、充填ノズル(34)のノズル先端部(45)に螺着したスリーブ(39)でその中間部が支持されている。この押圧部材(37)には突出部(40)が設けてあり、この突出部(40)を上記の減圧部材(17)に向けて上記ノズル先端部(45)から突出させてある。この突出部(40)の先端には弾性材料で構成された封止具(41)が固設してあり、この封止具(41)の先端側の肩部にシール部(44)が形成してある。
【0027】
上記の充填金具(33)が出口ノズル(12)に装着されると、上記突出部(40)は前記の出口路(8)内に挿入される。この突出部(40)は上記の出口路(8)の内径よりも小径であり、出口路(8)内でこの突出部(40)の周囲にフレッシュガスの流通路(42)が形成される。上記のスリーブ(39)にはノズル先端側にガス吐出口(46)が設けてあり、上記の充填路(35)はこのガス吐出口(46)と上記の流通路(42)とを介して前記のガス出口(7b)に連通する。
【0028】
前記減圧弁(7)の減圧部材(17)を貫通する上記連通路(30)は、上記出口路(8)と略同一直線上に形成されている。この連通路(30)の周壁(30a)には、ガス出口(7b)側の端面に出口路(8)の通路断面よりも小さな外拡がりの円錐面からなる被シール部(43)が、上記ガス出口(7b)に対面させて形成してある。
【0029】
上記充填金具(33)の装着により、上記突出部(40)の先端に固設した封止具(41)のシール部(44)が上記被シール部(43)に、ガス出口(7b)から前記の作動室(29)へ向けて接当し、連通路(30)を封止する。これとともに、上記付勢バネ(38)の押圧力で減圧部材(17)が図上右方向へ押し込まれ、減圧弁(7)が開弁する。この状態で前記止め弁(9)を開弁し、充填金具(33)の充填路(35)からフレッシュガスを流入させると、フレッシュガスは上記出口路(8)内の流通路(42)を通ってガス出口(7b)から減圧弁室(14)に流入する。このとき、押圧部材(37)は付勢バネ(38)の押圧力に加えてフレッシュガスの圧力を受けるので、封止具(41)のシール部(44)は上記被シール部(43)に確りと押圧され、連通路(30)が確実に封止される。
【0030】
上記減圧弁室(14)へ流入したフレッシュガスにより、上記第1ピストン(26)には開弁方向の圧力が加わる。このとき、上記連通路(30)は封止具(41)で封止されているため、作動室(29)へはフレッシュガスが流入せず、第2ピストン(27)には閉弁方向へ押し戻すガス圧力が加わらないので、減圧弁(7)は開弁状態に維持される。この結果、フレッシュガスは充填路(35)から上記ガス吐出口(46)、上記出口路(8)内の流通路(42)、ガス出口(7b)、減圧弁室(14)、ガス入口(7a)、及び入口路(6)と止め弁(9)を順に経てガスボンベ(1)内に流入し、充填される。
なお、ガス出口(7b)内がフレッシュガスで高圧になるが、上記連通路(30)が封止されており、作動室(29)へフレッシュガスが流入しないので、二次安全弁(23)がフレッシュガスの高圧で開弁することはない。
【0031】
上記第1実施形態では、被シール部(43)を減圧部材(17)のガス出口(7b)側端面に形成した外拡がりの円錐面で構成したが、この被シール部は、例えば連通路の開口周縁に形成した環状凸部で構成してもよく、また減圧部材(17)の内部に形成してもよい。
即ち、例えば図3に示す第2実施形態では、減圧部材(17)のガス出口(7b)側端面に、前記封止具(41)よりもやや大径の凹所(48)を設け、この凹所(48)の奥部にガス出口(7b)と作動室(29)とを連通する連通路(30)を形成してある。そしてこの連通路(30)の周壁(30a)の端面に、上記ガス出口(7b)側へ向けて拡がる円錐面を形成し、この円錐面で上記被シール部(43)を構成してある。そして充填金具(33)を出口ノズル(12)に装着した状態では、充填ノズル(34)に支持された押圧部材(37)の突出部(40)が出口路(8)内に挿入され、この突出部(40)の先端に付設された封止具(41)が上記凹所(48)に挿入され、封止具(41)の先端側の肩部に形成されたシール部(44)が上記被シール部(43)に接当され、これにより連通路(30)が封止される。
【0032】
この第2実施形態では上記突出部(40)が筒状に形成されており、この突出部(40)の内部にフレッシュガスの流通路(42)を形成され、筒状壁にガス吐出口(47)を形成してある。充填ノズル(34)内の充填路(35)は、上記流通路(42)とガス吐出口(47)を介して上記ガス出口(7b)に連通される。その他の構成は上記第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成され作用することから、次の効果を奏する。
(1)連通路の周壁の端面に被シール部を、ガス出口に対面させて設けてあるので、この被シール部に充填ノズルの封止具をガス出口から作動室に向けて接当させるだけで連通路を封止でき、これにより、減圧部材を閉じることなく減圧弁のガス出口からガス入口へフレッシュガスを供給することができる。従って、前記従来技術で必要とされた可動部材を設ける必要がなく減圧弁を簡単な構造にでき、可動部材の収容スペースを省略して減圧弁をコンパクトにすることができる。
【0034】
(2)しかも、上記連通路の周壁の端面に設けた被シール部は上記ガス出口に対面させてあり、封止具をガス出口から作動室へ向けてこの被シール部に封止接当させるだけで連通路を蓋する状態に封止できるので、突出部に設ける封止具を容易に小形化でき、従って、連通路を小径にして減圧部材を小形に構成することができるので、全体として減圧弁をコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す、バルブ装置に設けた減圧弁の断面図である。
【図2】 減圧弁に充填金具を装着した状態の、ガス充填装置の断面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態を示す、図2相当図である。
【符号の説明】
7…減圧弁、 7a…ガス入口、 7b…ガス出口、 17…減圧部材、 18…減圧弁座、 29…作動室、 30…連通路、 30a…連通路の周壁、 34…充填ノズル、 35…充填路、 37…押圧部材、 38…付勢手段(付勢バネ)、 40…突出部、 41…封止具、 43…被シール部、 45…ノズル先端部、 46…ガス吐出口、 47…ガス吐出口。
Claims (5)
- 充填ノズル(34)からのフレッシュガスを、減圧弁(7)のガス出口(7b)からガス入口(7a)へ逆方向へ供給する、前記減圧弁(7)が設けられたガスボンベ(1)とガス充填装置との組合せであって、
上記減圧弁(7)の減圧部材(17)は、上記ガス入口(7a)の近位部にある第1ピストン(26)と、これより大径で遠位部にある第2ピストン(27)とを備え、
上記減圧弁(7)は上記第1ピストン(26)に作用する上記ガス入口(7a)の圧力によって上記減圧部材(17)を減圧弁座(18)から離間させると共に、上記減圧部材(17)が開いたとき上記第2ピストン(27)に作用する作動室(29)の圧力によって上記の減圧部材(17)を上記減圧弁座(18)に近接させるように構成してあり、
上記の減圧部材(17)は上記ガス出口(7b)を上記作動室(29)へ連通させるための連通路(30)を有し、この連通路(30)はその周壁(30a)の端面に上記ガス出口(7b)に対面する被シール部(43)を備えており、
上記の充填ノズル(34)内には充填路(35)を形成して、この充填路(35)を上記ガス出口(7b)に連通させ、
上記の充填ノズル(34)に押圧部材(37)を取付けるとともに、この押圧部材(37)に上記の充填ノズル(34)のノズル先端部(45)よりも前記の減圧部材(17)へ向けて突出する突出部(40)を設け、
この突出部(40)に封止具(41)を設けて、その封止具(41)を前記の被シール部(43)に、前記のガス出口(7b)から上記作動室(29)へ向けて封止接当させることにより、前記ガス出口(7b)へ供給された前記フレッシュガスが前記の作動室(29)へ流れるのを阻止するように構成したことを特徴とする、減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せ。 - 上記の押圧部材(37)を上記の充填ノズル(34)に上記の減圧部材(17)へ向けて進退自在に支持して、この押圧部材(37)を付勢手段(38)によって上記の減圧部材(17)へ付勢した、請求項1に記載の減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せ。
- 上記の充填ノズル(34)のノズル先端部(45)に、上記充填ノズル(34)内の上記の充填路(35)を前記ガス出口(7b)へ連通させるためのガス吐出口(46)を設けた、請求項1または請求項2に記載の減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せ。
- 前記の押圧部材(37)の前記の突出部(40)を筒状に形成して、その突出部(40)の筒状壁に、前記の充填ノズル(34)内の前記の充填路(35)を前記ガス出口(7b)へ連通させるためのガス吐出口(47)を設けた、請求項1または請求項2に記載の減圧弁が設けられたガスボンベとガス充填装置との組合せ。
- 充填ノズル(34)を備え、前記充填ノズル(34)からのフレッシュガスを、減圧弁(7)のガス出口(7b)からガス入口(7a)へ逆方向へ供給するガス充填装置であって、
上記減圧弁(7)が、前記ガス出口(7b)の開口周縁に形成されている減圧弁座(18)と、この減圧弁座(18)に向かって進退可能に配置される減圧部材(17)とを備えており、
前記減圧部材(17)が、上記ガス入口(7a)の近位部にある第1ピストン(26)と、これより大径で遠位部にある第2ピストン(27)とを備えており、
上記減圧弁(7)のうち前記第2ピストンの遠位側には作動室(29)が形成されており、
上記減圧弁(7)は上記第1ピストン(26)に作用する上記ガス入口(7a)の圧力によって上記減圧部材(17)を上記減圧弁座(18)から離間させると共に、上記減圧部材(17)が開いたとき上記第2ピストン(27)に作用する上記作動室(29)の圧力によって上記の減圧部材(17)を上記減圧弁座(18)に近接させるように構成してあり、
上記の減圧部材(17)は上記ガス出口(7b)を上記作動室(29)へ連通させるための連通路(30)を有し、この連通路(30)はその周壁(30a)の端面に上記ガス出口(7b)に対面する被シール部(43)を備えており、
上記の充填ノズル(34)内には充填路(35)を形成して、この充填路(35)を上記ガス出口(7b)に連通させ、
上記の充填ノズル(34)に押圧部材(37)を取付けるとともに、この押圧部材(37)に上記の充填ノズル(34)のノズル先端部(45)よりも前記の減圧部材(17)へ向けて突出する突出部(40)を設け、
この突出部(40)に封止具(41)を設けて、その封止具(41)を前記の被シール部(43)に、前記のガス出口(7b)から上記作動室(29)へ向けて封止接当させることにより、上記減圧部材(17)を上記減圧弁座(18)から離間させると共に、前記ガス出口(7b)へ供給された前記フレッシュガスが前記の作動室(29)へ流れるのを阻止するように構成したことを特徴とする、ガス充填装置。
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