JP4375754B2 - 食肉の解体、脱骨方法及びその装置 - Google Patents

食肉の解体、脱骨方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、骨付き腿肉、肩肉、腕肉、頭部等部分等の骨付き肉若しくはと殺後の動物と体の食肉と体の脱骨設備等に適用され、食肉と体を吊り下げた吊り具を支持レールに沿って移動させながら前記食肉と体を解体、脱骨する発明に関する。
豚肉、鶏肉、牛肉等の食肉と体を解体、脱骨して食肉ブロックを生成する技術として、特許文献1(特開2000−83575公報)、特許文献2(特開2000−125752公報)等の技術が提案されている。
特許文献1の技術においては、豚と体を吊り下げた吊下部材を移動せしめる解体ラインレールの一側に、上端が軸支され下端部が前記解体ラインレールの搬送方向と直交する方向に上向き傾斜回動し、かつ前面上下方向に豚と体の背側を嵌入保定する背溝を形成したプレートを配設し、傾斜した前記プレート上に自重を利用して前記豚と体が傾斜姿勢で固定し得るようにし、作業者が前記プレート上の豚と体を解体、脱骨するように構成している。
また、特許文献2の技術においては、と殺した牛などの動物の頭部から肉を回収する装置であって、前記頭部を支柱の上部に取り付けられた吊下手段で吊り下げるとともに、該顎部をクランプする顎支えと、頭蓋骨の口蓋と接触して頭部の開いた口の頬をクランプする口部開口突起と、前記クランプを備えた頬引張り具とを備え、さらに、前記頬引張り具が頭部の口部付近の頬に係合してこれを保持し、前記頬引張り具を外側へ互いに離すように移動させる側方駆動装置、及び前記頬引張り具を後方へ移動させる後方駆動装置を備えている。
特許文献1に開示されている豚と体の解体、脱骨のための保定装置にあっては、作業者は目の前にあるプレート上の豚と体について該プレートの作業者側への傾斜を変化させるのみの調整で以って豚と体の解体、脱骨作業を行わなければならず、また作業者は刃物を持たない片手で豚と体を押さえながら解体、脱骨作業を行わなければならないため、該豚と体全体に亘っての解体、脱骨作業が煩雑で時間を要し、作業工数が増大する。
また、かかる従来技術にあっては、扁平なプレート上に豚と体を載せて解体、脱骨作業を行うため、豚と体とプレートとが面接触となって接触面積が広くなり、該プレート側からの雑菌等によって豚と体が汚染され易い。
また、特許文献1に開示されている屠殺した牛などの動物の頭部から肉を回収する装置にあっては、と体頭部を吊下手段によって吊り下げた状態で、該吊下手段の下端に装着され駆動装置によって移動可能にされた頬引張り具等の解体用具で該と体頭部の顎部、頬部等を引張り支持しながら解体、脱骨を行うようにしているにとどまるため、と体頭部を吊り下げたままの不安定な状態で解体、脱骨を行うこととなり、解体、脱骨作業能率が低く作業工数が増大する。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、雑菌等による汚染を回避しかつ作業を簡単化し短い作業時間で以って食肉と体の解体、脱骨作業を可能とする食肉の解体、脱骨方法及びその装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、作業工程方向に延在する支持レールに沿って移動自在に吊り下された支持棒の下端にクランプ機構を介して食肉と体を把持し該食肉と体を支持レールに沿って移動させながら前記食肉と体を解体、脱骨する食肉の解体、脱骨方法において、
前記支持棒を含み、かつ該支持棒の上端側と前記支持レールとの間に該支持レールと直交する方向に揺動する第1の関節部を有するとともに、前記支持軸の下端側と前記クランプ機構との間に前記支持レールと平行に揺動する第2の関節部を有する吊り具と、前記クランプ機構に把持された前記食肉と体の作業者の加工方向と反対側の面が実質的に線接触にて当接されるように、前記支持レールと平行に延設された管状あるいは棒状のガイド部材とを用意し、前記第1の関節部もしくは第2の関節部の揺動方向が前記ガイド部材によって位置規制された状態で、前記支持棒の支持レールに沿う移動に追従して前記食肉と体を移動させながら解体、脱骨することを特徴とする。
かかる発明によれば、食肉と体を吊り具にて吊り下げ、該食肉と体の背面若しくは底面側の作業者の加工方向と反対側の面が実質的に線接触にて当接されそしてガイド部材は前記支持レールと平行に延設されているために、支持棒の上端側と支持レールとの間に設けられて支持レールと直交する方向に揺動する第1の関節部及び支持軸の下端側とクランプ機構との間に設けられて支持レールと平行に揺動する第2の関節部によって位置規制された状態で、該吊り具を支持レールに沿って移動させながら、肉加工や脂肪除去等の解体、脱骨作業を行うので、前記ガイド部材の延在方向の支持レール方向に沿う姿勢変化に従い(第1実施例)若しくはガイド部材の作業者との離間間隔(第2実施例)を調整しながら前記食肉と体の傾き度合いあるいは水平度合いを自在に調整して解体、脱骨作業を行うことができる。
また、前記食肉と体は上部をクランプ機構を介して吊り具により吊り下げられ、底面(第1実施例)若しくは背面側の下部(作業者が加工する面の背面側:第2実施例)をガイド部材により位置規制された状態で、該ガイド部材に沿って支持レール方向に摺動自在に加工方向に対向する面側を支持しているので、作業員自身が加工方向に力を加えるだけで、安定した位置保持が可能で、特許文献1に開示されている従来技術のように片手で食肉と体(豚と体)を押さえながら解体、脱骨作業を行う必要がなく、両手で解体、脱骨作業を行うことができる。
これにより、従来技術に比べて食肉と体の解体、脱骨作業が簡単化されるとともに、作業時間を短縮することができる。
また、ガイド部材は棒状若しくは管状に形成されているために、吊り具により吊り下げられた食肉と体の加工方向に対向する面側を線接触にて支持されることとなり、特許文献1に開示されている従来技術に係る食肉と体(豚と体)が面接触で支持されているもののように、雑菌等によって食肉と体が汚染されるのを抑制でき、高い衛生度を保持して解体、脱骨作業を行うことができる。
また、本発明において、具体的には次の2つの方法によるのが好ましい。
即ち、第1の方法は、前記ガイド部材を、前記支持レールと平行に延設され食肉と体が載置可能な離間幅をもって配置された2本のガイド部材により構成し、前記食肉と体を該2本のガイド部材上に載置した状態で前記支持レールに沿って移動させながら、該平行な2本のガイド部材により該食肉と体の姿勢を維持するとともに前記支持レールと平行に揺動する前記第2の関節部の揺動に従い該食肉と体の傾き度合い及び水平度合いを変化させながら解体、脱骨する。
即ち第1の方法においては、前記ガイド部材を、作業者側寄りの内ガイドと該内ガイドよりも外側に配置された外ガイドとにより構成し、言い換えれば前記ガイド部材を、前記支持レールと平行に延設され食肉と体が載置可能な離間幅をもって配置された二本のガイド部材により構成し、前記食肉と体を該2本のガイド部材上に載置した状態で支持レール方向に移動させながら、その食肉加工手順に従って該平行な2本のガイド部材の傾斜度合いと水平度合いを変化させ、該平行な二本のガイド部材の姿勢維持と支持レールと平行に揺動する第2の関節部の揺動に従いその上面に載置されている食肉と体の傾き度合いと水平度合いを変化させながら解体、脱骨することができる。
またかかる第1の方法においては、好ましくは前記2本のガイド部材が立ち上がり傾斜部と水平延在部と好ましくはたち下がり傾斜部を具えていることから、前記立ち上がり傾斜部に沿って食肉と体上部側(クランプ機構に把持されている側)の初期加工を行い、次に、食肉と体を水平延在部に導き、該水平延在部で食肉と体の主要部の加工を行うことが可能となる。
また、前記水平延在部から、食肉と体をたち下がり傾斜部に移行させた場合でも前記レールとクランプ機構間の高さは支持棒によって規定されているために、水平延在部より立ち上がり方向に起立しながら作業位置から離脱させることができる。
また、かかる第1の方法を実施する装置は、前記ガイド部材を、前記支持レールと平行に延設され食肉と体が載置可能な離間幅をもって配置された2本のガイド部材により構成し、前記2本のガイド部材が、前記食肉と体の作業領域への導入側を該食肉と体を下方より上方に向けて立ち上げるように形成した立ち上げ傾斜部と、該立ち上げ傾斜部に連接されて前記支持レールと平行に延びる水平延在部とを有してなることを特徴とする。
かかる第1の方法、装置によれば、支持レールと直交する方向に揺動する第1の関節部及び第2の関節部を介してクランプ機構に把持された食肉と体が、その初期加工時には、前記平行に延在する2本の固定ガイド部材の立ち上がり傾斜部に、食肉と体の底面側は安定的に姿勢保持された状態で載置されることができ、しかもクランプ機構の直上部は、支持レールと平行に揺動する第2の関節部に支持されているために、食肉と体が立ち上がり傾斜部に沿って前記ある程度立てた状態で位置保持することが出来、その状態で食肉と体の上部等の初期加工が容易となる。
次に該食肉と体が支持レールの移動に沿って水平部に移行することにより、該食肉と体を水平に安定して位置保持された状態での食肉と体主要部の加工を行うことができる。
従ってかかる第1の方法、装置によれば、食肉と体を、外部から格別の操作をすることなく2本の固定ガイド部材に沿って支持レール上に沿って案内させるのみで、2本の固定ガイド部材の支持レール方向に沿う姿勢変化に従い、該食肉と体を傾けて立てた状態あるいは水平に横たえた状態で、食肉と体の姿勢を所定姿勢に維持して加工することができ、簡単な装置で以ってかつ短時間で食肉と体の解体、脱骨を行うことができる。
従ってこのように構成すれば、作業者が、最も作業が容易な方向に食肉と体の姿勢を維持して該食肉と体の解体、脱骨作業を行うことができ、作業能率が向上する。
また、第2の方法は、主として吊り除骨作業に適用される場合を示し、前記食肉と体の背面側が当接されるように配置された前記支持レールと平行な方向に延在する管状若しくは棒状のガイド部材を具え、該ガイド部材が前記作業者と対向しかつ該作業者と離隔、接近する方向に変位可能に支持されており、該ガイド部材の変位量に対応して前記吊り具の第1の関節部の揺動角度を規制しかつ調整しながら該食肉と体を解体、脱骨することを特徴とする。
即ち第2の方法においては、前記食肉と体の背面側が当接されるように配置され前記支持レールと平行な方向に延在する管状若しくは棒状のガイド部材を具え、該ガイド部材が前記作業者と対向しかつ該作業者と離隔、接近する方向に変位可能に支持されるとともに、前記支持レールと直交する方向に揺動する第1の関節部による食肉と体の揺動変位を前記ガイド部材により受けて該食肉と体の位置規制を可能としている。
従って前記ガイド部材が、作業者と離隔、接近する離接方向に変位可能に支持されているために、該ガイド部材の変位量に対応して前記第1の関節部の揺動角度を規制して、食肉と体の傾き角度を自在に設定できる。
又、前記第1の関節部と支持棒、又は支持棒と第2の関節部との間、若しくは第2の関節部とクランプ機構との間を支持棒の軸心廻りに回転可能に連結させれば、前記ガイド部材により位置規制された状態での食肉と体を軸廻りに回転させることが出来、これにより食肉と体の脂肪整形等の縦方向加工が容易、かつ該食肉と体の表裏両面側の処理が容易で、吊り除骨作業に特に有効である。
また、かかる第2の方法を実施する装置として、前記食肉と体の背面側が当接されるように配置された前記支持レールと平行な方向に延在する管状若しくは棒状のガイド部材を具え、該ガイド部材が前記作業者と対向しかつ該作業者と離隔、接近する方向に変位可能に支持されていることを特徴とする食肉の解体、脱骨装置を提案する。
またかかる装置において、好ましくは、前記ガイド部材が1本で構成され、該1本のガイド部材を基台上より支軸を介して起立するリンクに取り付けて該支軸廻りに揺動可能に構成するとともに、前記ガイド部材に、該ガイド部材を作業者と離隔あるいは接近する方向に往復駆動するガイド部材駆動手段を連結してなる。
また、かかる食肉と体の解体、脱骨装置において、前記ガイド部材駆動手段は、空気圧シリンダ、及び水圧シリンダを含む流体圧シリンダからなり、前記流体圧シリンダにより前記移動ガイド部材を、基台より支軸により揺動自在に起立させた支持リンク上端に連結して、リンク基側の支軸廻りに揺動可能に構成するのがよい。
かかる第2の方法、装置によれば、1本のガイド部材を好ましくは流体圧シリンダからなるガイド部材駆動手段によって前記作業者の前後方向に変位させるのみという、きわめて簡単な手段で、支持レールと直交する方向に揺動する第1の関節部、支持棒、支持レールと平行に揺動する第2の関節部と、及びクランプ機構に把持された支持レールより吊り下げられて吊り状態にある食肉と体の傾き角及び該食肉と体と作業者との距離を自在に変化させることが可能となり、能率良く食肉と体の解体、脱骨を行うことができる。
以上記載のごとく本発明によれば、吊り具にて吊り下げられた食肉と体を吊り具の支持レールと平行に延設されたガイド部材に案内させて、該吊り具を支持レールに沿って移動させながら食肉と体の解体、脱骨作業を行うので、前記ガイド部材の延在方向の支持レール方向に沿う姿勢変化に従い前記食肉と体の傾き度合いあるいは水平度合いを自在に調整して解体、脱骨作業を行うことができる。
また、吊り具に吊り下げられた食肉と体の下部を管状あるいは棒状のガイド部材の表面に当接させて、該ガイド部材に沿って移動させながら食肉と体の解体、脱骨作業を行うので、該食肉と体はガイド部材に線接触で以って支持されることとなり、雑菌等によって食肉と体が汚染されるのを抑制でき、高い衛生度を保持して解体、脱骨作業を行うことができる。
第1図は、本発明の第1実施例に係る豚肉の解体、脱骨装置の正面図である。
第2図は、第1図のA−A線矢視図である。
第3図は、第2図のB−B線矢視図である。
第4図は、第2実施例に係る豚肉の解体、脱骨装置の正面図である。
第5図(A)、(B)は第1のクランプ機構の斜視図である。
第6図(A)は第2のクランプ機構の斜視図、(B)は(A)におけるZ−Z断面図である。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
第1図は本発明の第1実施例に係る豚肉の解体、脱骨装置の正面図、第2図は第1図のA−A線矢視図、第3図は第2図のB−B線矢視図である。第4図は第2実施例に係る豚肉の解体、脱骨装置の正面図である。第5図(A)、(B)はクランプ機構の斜視図である。
第1図〜3において、20は解体、脱骨対象となる豚肉、鶏肉等の骨付き処理肉、4は該処理肉20を後述する手段により移動させるために天井側に架設したレールである。前記レール4は、作業者6の上方に、前記処理肉20の解体、脱骨設備の長手方向つまり該処理肉20の解体、脱骨作業工程に沿う作業工程方向(作業者6の左右方向)に沿って直線状若しくは曲線状に延設されている。
5は前記レール4上を転動可能に設けられたローラで、前記レール4を挟む上向きコの字状のローラ支え5aの上部にピン5bを介して回転可能に支持され前記レール4に沿って移動可能となっている。3bは前記ローラ支え5aの下部にピン3aを介して、作業者6に離隔あるいは接近する方向(第1図のY矢方向、以下離接方向という)に揺動可能に支持されたブラケットで(該ブラケット3b及びピン3aにより第1の関節部03aを構成する)、該ブラケット3bの下部には支持棒3の上端部が固定されている。
かかる構成により、前記ローラ支え5aは第2図のX矢のように前記ピン5b回りに前記レール4の敷設方向に揺動自在となるとともに、前記支持棒3は第1図のY矢のように前記ピン3a回りに、作業者6に対して離接する方向(前記レール4と直交する方向)に揺動自在となる。
前記支持棒3の下端部には、前記ピン3aに対して直交する方向に貫設されたピン9aに軸支された第2のブラケット9(第2の関節部)が取り付けられている(該第2のブラケット9及びピン9a、3aにより第2の関節部03bを構成する)。
また、前記第2のブラケット9には連結棒3dの一端が固定され、該連結棒3dの他端には作業者6と平行な面内に沿って(第2図のZ矢方向)に回動可能にクランプ機構08が取り付けられている。
前記クランプ機構08は、第2図のように、クランパー8により前記処理肉20の根元の骨関節部を把持している。
そして該クランプ機構08は、第5図(A)、(B)のように、クランパー8の上面に固定された前記連結棒3dを介して、前記第2関節部として機能する基端部のブラケット9に連結されており(この例では固定連結であるが、該クランプ機構08と連結棒3dとを回転可能に連結してもよい)、これにより該クランプ機構08は、第2図のように、前記支持棒3の下端部に作業者と平行な面内方向(第2図のZ矢方向)に揺動可能に連結されることとなる。
前記クランプ機構08の詳細を示す第5図(A)、(B)において、前記クランパー8は側面が開口されたコの字状に形成されて、上面側に前記連結棒3dが連結される(前記のように、この例では固定連結であるが、該クランプ機構08と連結棒3dとを回転可能に連結してもよい)とともに、底部にU字状溝8aを凹設して該U字状溝8aに前記処理肉20の根元の骨関節部が嵌合、把持される構成となっている。
31は前記クランパー8の開口部を封止するストッパーで、前記クランパー8の開口端面にピン32を介して回転可能に装着されている。33は前記クランパー8の上面に取り付けられた板ばねで、第5図(A)のように前記処理肉20がU字状溝8aに把持されてストッパー31を閉じたときには、そのばね力により前記ストッパー31の上端面を押圧し該ストッパー31を閉状態に保持せしめて前記処理肉20が抜け出すのを阻止し、第5図(B)のようにストッパー31をピン32廻りに矢印Y1方向に回動させて開いたときには、そのばね力により前記ストッパー31の側端面を押圧して該ストッパー31を開状態に保持せしめるようになっている。
第1図において、10は処理肉ガイドで、作業者6側寄りに配置された内ガイド2と該内ガイド2よりも作業者6の外側寄りに配置された外ガイド1とを、前記レール4と平行になるように基台21上に立設して設置した固定ガイドにて構成される。第1図のように、前記外ガイド1と内ガイド2との間の隙間の距離Rは、前記処理肉20が該隙間から落下せずに安定して載置可能な間隔に設定される。
また、前記外ガイド1及び内ガイド2は、管材あるいは丸棒材の外周を熱収縮性樹脂で被覆したものが好適であるが、これに限られることなく、食肉に安全な例えばステンレスや樹脂からなる管状あるいは棒状の材料であればよい。
前記外ガイド1及び内ガイド2は、第2図及び第3図に示されるように、前記処理肉20の導入側つまり初期処理側を、該処理肉20を斜め上方向に案内する立ち上げ傾斜部1a及び2aに形成し、該傾斜部1a及び2aに連接して前記レール4と平行に延びる水平部1b及び2bを形成し、さらに処理肉20の導出側つまり最終処理側を、前記水平部1b及び2bに連接し該処理肉20を斜め下方向に案内する下向き傾斜部1c及び2cに形成している。
尚、第1図において、6aは作業者6が把持する処理刃物、7は作業台である。該作業台7は、不図示ではあるが上下に移動可能となっていて、不図示の高さ調節機構により、該作業台7の高さを変えることにより、作業者6と処理肉20との相対高さを調整するようになっている。
かかる構成からなる、食肉と体の解体、脱骨装置による食肉と体の解体、脱骨作業時において、処理肉20である前記骨付きと体例えばもも肉と体は、根元骨部を前記クランパー8の溝8aに把持された状態で、前記レール4上を転動するローラ5にローラ支え5a、第1の間節部03a、支持棒3、第2の間節部03b、及び連結棒3dを介して吊り下げ支持された状態で、前記処理肉ガイド10の内ガイド2及び外ガイド1の立ち上げ傾斜部1a及び2aに載置され、かかる吊り下げ状態で、初期加工が施される。
即ち、前記処理肉20の解体、脱骨の初期加工時には、前記のようにして吊り下げ支持された処理肉20は、第2図の二点鎖線のように、前記ピン5b回りのX矢方向の揺動、及び前記第1の間節部03aにおけるY矢方向(第1図参照)の揺動の、直角な2方向の揺動により、前記内ガイド2及び外ガイド1からなる2本の処理肉ガイド10の立ち上げ傾斜部1a及び2a上に載せられて、前記クランプ機構08のストッパー31側が上になるようにある程度起立された上向き傾斜状態で、斜め上方に移動しながら初期加工が施される。
そして前記初期加工後の処理肉20は、前記のように、ローラ5、ローラ支え5a、第1の間節部03a、支持棒3、第2の間節部03b、及び連結棒3d、及びクランプ機構08によって吊り下げられ、前記ローラ5の移動によって前記レール4と平行に延びる前記外ガイド1及び内ガイド2の水平部1b及び2bまで移動せしめられた後、第2図の実線のように、クランパー8側が水平位置になるように該水平部1b及び2b上に横たえられた状態で、該水平部1b及び2bに沿って前記作業工程方向(第2図のS矢方向)に、作業順序に従って移動せしめられながら、作業者6が把持する処理刃物6aによって肉加工、脂肪取り加工等の主要部加工が施される。
即ち、前記のようにしてローラ5、ローラ支え5a、第1の間節部03a、支持棒3、第2の間節部03b、連結棒3d、及びクランプ機構08を介して吊り下げ支持された処理肉20は、前記ローラ5の回転により前記レール4に沿って前記内ガイド2及び外ガイド1の延在方向に移動しながら所定の処理がおこなわれる訳であるが、かかる処理時においては、処理肉20は、前記ローラ5、ローラ支え5a、第1の間節部03a、支持棒3、第2の間節部03b、連結棒3d、及びクランプ機構08を介して第1図Y矢のように作業者6に対して離接する前後方向(前記レール4と直角方向に)に揺動自在に吊り下げ支持され、かつ、平行に配設した外ガイド1及び内ガイド2の幅内で重量を支持された状態で、作業者6と平行な面内方向(第2図のZ矢方向)に揺動自在に連結されたクランプ機構08により位置を保持されて前記のような加工が施されることとなる。
この結果、前記処理肉20は、前記のように、作業者6と平行な面内に設けられたレール4に沿う方向(第2図のX矢方向)と、第1の間節部03aにおける作業者6に対して離接する方向(第1図のY矢方向)との直角な2方向に揺動自在となって前記のような処理加工が施されるので、解体、脱骨時の作業者6の自由度が極めて増大した状態での安定支持が可能となる。
さらに、前記処理肉20の加工時において、該処理肉20を前記のように、第1の間節部03aにおける作業者6に対して離接する方向(第1図のY矢方向)に揺動可能に支持し、かつ該処理肉20を把持するクランプ機構08が、前記第2の間節部03bにおいて上下方向(第2図のZ矢方向)に揺動可能に支持されているので、作業者6は処理肉20を前後方向あるいは回転方向にある程度動かしながら加工できて、最も作業が容易な方向に置いて該処理肉20解体、脱骨作業を行うことができ、作業能率が向上する。
前記のようにして主要部加工がなされた処理肉20は、前記水平部1b及び2bに連接した導出側の傾斜部1c及び2c上に移行せしめられ、クランパー8側が下になるように、ある程度倒立した状態で斜め下方に移動しなが処理肉の下端部の最終加工が施される。
かかる実施例によれば、前記処理肉20(食肉と体)を、その根元骨部を前記クランパー8の溝8aに把持された状態で、前記レール4上を転動するローラ5にローラ支え5a、第1の間節部03a、支持棒3、第2の間節部03b、及び連結棒3dを介して吊り下げ支持することにより、レール4の方向(第2図のX矢方向)、作業者6の前後方向(第2図のY矢方向)、及び上下方向(第2図のZ矢方向)の互いに直角な3方向に揺動可能に支持し、前記レール4と平行に延設された内ガイド2及び外ガイド1からなる2本の処理肉ガイド10の表面に当接させ該処理肉ガイド10に案内させて、レール4に沿って移動させながら処理肉20の解体、脱骨作業を行うので、前記処理肉ガイド10の延在方向の支持レール方向に沿う姿勢変化に従い前記処理肉20の傾き度合いと水平度合いが位置規制された状態で解体、脱骨作業を行うことができる。
また、前記処理肉20は、その根元骨部を前記クランパー8に把持され、前記のように互いに直角な3方向に揺動可能に支持された状態で、外ガイド1及び内ガイド2により該処理肉20の下面がレール4の延在方向に摺動自在に安定的に支持されているので、作業員6は自らの手で処理肉20を固定する必要がなく、両手で処理肉20の解体、脱骨作業を容易に行うことができる。これにより、処理肉20の解体、脱骨作業が簡単化されるとともに作業時間を短縮することができる。
また、前記のようにして吊り下げられた処理肉20の下部を管状あるいは棒状の外ガイド1及び内ガイド2の表面に当接させて、該外ガイド1及び内ガイド2に沿って移動させながら解体、脱骨作業を行うので、該処理肉20は外ガイド1及び内ガイド2に線接触で以って支持されることとなり、従来技術のような処理肉(食肉と体)20が面接触で支持されているもののように、雑菌等によって処理肉20が汚染されるのを抑制できる。
また、かかる実施例によれば、処理肉20を、外部から格別の操作をすることなく、クランプ機構08で把持し、内ガイド2及び外ガイド1からなる2本の処理肉ガイド10に沿って案内させるのみで、2本の内ガイド2及び外ガイド1のレール4方向に沿う姿勢変化に従い、該処理肉20を傾けて立てた状態あるいは水平に横たえた状態で、自在に加工することができる。
また、かかる実施例によれば、処理肉20の骨部をクランプ機構08で把持し、レール4に沿って連続的に移動させながら加工処理するため、作業工程を分割して作業員が複数タクトになっても処理肉20が前後で入れ替わることがなく、トレーサビリティーが容易になる。さらに、前記クランプ機構08及び吊り下げ機構は、処理肉20の処理を終えた後、ピン9を外すだけで簡単に取り外して、洗浄することができる。
次に第2実施例について説明する。
第4図、第6図に示される第2実施例においては、管状あるいは棒状に形成され前記レール4と平行に延びる処理肉ガイド30をレール4の方向に1本延在して配置し、該処理肉ガイド30を該処理肉ガイド30と直角方向つまり作業者6の離接方向(第4図のW矢方向)に変位可能な誘導式処理肉ガイドに構成し、前記処理肉ガイド30の表面に前記処理肉20の背面が位置規制された状態で線接触にて当接可能となっている。
即ち、第4図において、前記1本の処理肉ガイド30は、基台21上の支持軸26廻りに作業者6の離接方向に揺動可能に設けられた起立リンク41の上端部に支持されている。該処理肉ガイド30の水平部は水平リンク23を介して空気圧シリンダ、水圧シリンダ等の流体圧シリンダ24に連結されている。
また、第4図に示す処理肉の吊り下げ機構において、4は該処理肉20を移動させるために天井側に架設したレールである。前記レール4は、作業者6の上方に、前記処理肉20の解体、脱骨設備の長手方向つまり該処理肉20の解体、脱骨作業工程に沿う作業工程方向(作業者6の左右方向)に沿って直線状若しくは曲線状に延設されている。
5は前記レール4上を転動可能に設けられたローラで、前記レール4を挟む上向きコの字状のローラ支え5aの上部にピン5bを介して回転可能に支持され前記レール4に沿って移動可能となっている。3bは前記ローラ支え5aの下部にピン3aを介して、作業者6の離接方向(第1図のY矢方向)に揺動可能に支持されたブラケットで(該ブラケット3b及びピン3aにより第1の関節部03aを構成する)、該ブラケット3bの下部には支持棒3の上端部が固定されている。かかる構成により、前記ローラ支え5aは第2図のX矢のように前記ピン5b回りに前記レール4の敷設方向に揺動自在となるとともに、前記支持棒3は第1図のY矢のように前記ピン3a回りに、作業者6に対して離接する方向(前記レール4と直交する方向)に揺動自在となる。
前記支持棒3の下端部には、前記ピン3aに対して直交する方向に貫設されたピン9aに軸支された第2のブラケット9(第2の関節部)が取り付けられている(該第2のブラケット9及びピン9a3aにより第2の関節部03bを構成する)。
また、前記第2のブラケット9には連結棒3dの一端が固定され、該連結棒3dの他端には作業者6と平行な面内に沿って(第2図のZ矢方向)に回動可能にクランプ機構08が取り付けられている。
以上に示す処理肉の吊り下げ機構の構成は、前記第1実施例と同様である。
また、08は処理肉サポート手段03を構成するクランプ機構である。
第6図(A)、(B)は該クランプ機構08の詳細を示し、図において、8はクランパーで、該クランパー8は側面が開口されたコの字状に形成されて、上面側に前記連結棒3dが連結される。即ち、該クランパー8の嵌合孔8cには前記連結棒3dの嵌合部3eが回転自在に嵌合され、従って該クランプ機構08とは前記連結棒3dとは該連結棒3dの軸心3g回りにNのように相対回転可能に連結されることとなる。34は前記連結棒3dの先端のねじ3fにねじ込まれた抜け止め用のナットである。
また前記クランパー8の底部にはU字状溝8aが凹設され、該U字状溝8aに前記処理肉20の根元の骨関節部が嵌合、把持される構成となっている。
31は前記クランパー8の開口部を封止するストッパーで、前記クランパー8の開口端面にピン32を介して回転可能に装着されている。33は前記クランパー8の上面に取り付けられた板ばねで、第6図(A)のように前記処理肉20がU字状溝8aに把持されてストッパー31を閉じたときには、そのばね力により前記ストッパー31の上端面を押圧し該ストッパー31を閉状態に保持せしめて前記処理肉20が抜け出すのを阻止し、第5図(B)(第1実施例)のようにストッパー31をピン32廻りに矢印Y1方向に回動させて開いたときには、そのばね力により前記ストッパー31の側端面を押圧して該ストッパー31を開状態に保持せしめるようになっている。
かかる第2実施例において、前記のようにして、レール4上を転動するローラ5、ローラ支え5a、第1の間節部03a、支持棒3、第2の間節部03b、及び連結棒3dを介して吊り下げ支持され、クランプ機構08に把持された処理肉20は、前記第2の間節部03bにおいて作業者6の離接方向(第1図のY矢方向)に揺動可能に支持されているので、前記クランプ機構08に把持された処理肉20は、前記流体圧シリンダ24により処理肉ガイド30を作業者6の離接方向に揺動させると、前記第1の間節部03aにてピン3a廻りに(第4図のY矢方向)回動することにより、作業者6との間の間隔を変化させることができる。
また、かかる第2実施例においては、処理肉ガイド30は起立リンク41を介して前記支軸26廻りに軸支されているために、前記流体圧シリンダ24をW矢のように往復動させて、水平リンク23を介して処理肉ガイド棒30を第4図の矢印のように作業者6の離接方向に揺動させることにより、前記第1の間節部03aのピン3a回りに揺動して、該処理肉ガイド30に当接している処理肉20の傾き度合い及び該処理肉20と作業者6との距離を自在に変化させながら、処理肉20の解体、脱骨作業を行うことができる。
従って、かかる第2実施例によれば、1本の処理肉ガイド30を流体圧シリンダ24によって該処理肉ガイド30の直角方向つまり作業者6の離接する方向に変位させるのみという、きわめて簡単な手段で、処理肉20の傾き度合い及び該処理肉20と作業者6との距離を自在に変化させて処理肉20の解体、脱骨を行うことができる。
又、前記クランプ機構08は、第6図(A)のように、前記クランパー8底部に凹設されたU字状溝8aに前記処理肉20の根元部が嵌合、把持され、かつクランパー8の嵌合孔8cに連結棒3dの嵌合部3eが回転自在に嵌合されているため、該クランプ機構08を連結棒3dの軸心3g回りにNのように自在に回転させて、該処理肉2に、脂肪整形等の縦方向加工を施すことができる。
本発明によれば、雑菌等による汚染を回避しかつ作業を簡単化し短い作業時間で以って食肉と体の解体、脱骨作業を可能とする食肉の解体、脱骨方法及びその装置を提供できる。

Claims (11)

  1. 作業工程方向に延在する支持レールに沿って移動自在に吊り下された支持棒の下端にクランプ機構を介して食肉と体を把持し該食肉と体を支持レールに沿って移動させながら前記食肉と体を解体、脱骨する食肉の解体、脱骨方法において、
    前記支持棒を含み、かつ該支持棒の上端側と前記支持レールとの間に該支持レールと直交する方向に揺動する第1の関節部を有するとともに、前記支持軸の下端側と前記クランプ機構との間に前記支持レールと平行に揺動する第2の関節部を有する吊り具と、前記クランプ機構に把持された前記食肉と体の作業者の加工方向と反対側の面が実質的に線接触にて当接されるように、前記支持レールと平行に延設された管状あるいは棒状のガイド部材とを用意し、前記第1の関節部もしくは第2の関節部の揺動方向が前記ガイド部材によって位置規制された状態で、前記支持棒の支持レールに沿う移動に追従して前記食肉と体を移動させながら解体、脱骨することを特徴とする食肉の解体、脱骨方法。
  2. 前記ガイド部材を、前記支持レールと平行に延設され食肉と体が載置可能な離間幅をもって配置された2本のガイド部材により構成し、前記食肉と体を該2本のガイド部材上に載置した状態で前記支持レールに沿って移動させながら、該平行な2本のガイド部材により該食肉と体の姿勢を維持するとともに前記支持レールと平行に揺動する前記第2の関節部の揺動に従い該食肉と体の傾き度合い及び水平度合いを変化させながら解体、脱骨することを特徴とする請求の範囲第1項記載の食肉の解体、脱骨方法。
  3. 前記2本のガイド部材が立ち上がり傾斜部と水平延在部とを具え、前記立ち上がり傾斜部に沿って移動する前記食肉と体を吊り下げる吊り具により前記第2の関節部の揺動を規制しながら該食肉と体を水平延在部に導き、該水平延在部において該食肉と体の高さ方向の姿勢安定を維持しながら該食肉と体を解体、脱骨することを特徴とする請求の範囲第2項記載の食肉の解体、脱骨方法。
  4. 前記食肉と体を支持レールに沿って移動させながら該食肉と体を作業者が解体、脱骨する請求の範囲第1項記載の食肉の解体、脱骨方法において、
    前記食肉と体の背面側が当接されるように配置された前記支持レールと平行な方向に延在する管状若しくは棒状のガイド部材を具え、該ガイド部材が前記作業者と対向しかつ該作業者と離隔、接近する方向に変位可能に支持されており、該ガイド部材の変位量に対応して前記吊り具の第1の関節部の揺動角度を規制しかつ調整しながら該食肉と体を解体、脱骨することを特徴とする食肉の解体、脱骨方法。
  5. 前記吊り具に、前記支持棒の軸心廻りに回転可能に連結される軸連結部を装着し、前記ガイド部材により位置規制された状態での前記食肉と体を前記支持棒の軸心廻りに所定角度回動させながら該食肉と体を解体、脱骨することを特徴とする請求の範囲第1項記載の食肉の解体、脱骨方法。
  6. 作業工程方向に延在する支持レールに沿って移動自在に吊り下された支持棒の下端にクランプ機構を介して食肉と体を把持し該食肉と体を支持レールに沿って移動させながら前記食肉と体を解体、脱骨する食肉の解体、脱骨装置において
    前記支持棒を含み、かつ該支持棒の上端側と前記支持レールとの間に該支持レールと直交する方向に揺動する第1の関節部を有するとともに、前記支持軸の下端側と前記クランプ機構との間に前記支持レールと平行に揺動する第2の関節部を有する吊り具と、前記クランプ機構に把持された前記食肉と体の作業者の加工方向と反対側の面が実質的に線接触にて当接されるように、前記支持レールと平行に延設された管状あるいは棒状のガイド部材とを備え、前記第1の関節部もしくは第2の関節部の揺動方向が前記ガイド部材によって位置規制されるように構成したこと特徴とする食肉の解体、脱骨装置。
  7. 前記ガイド部材を、前記支持レールと平行に延設され食肉と体が載置可能な離間幅をもって配置された2本のガイド部材により構成し、
    前記2本のガイド部材が、前記食肉と体の作業領域への導入側を該食肉と体を下方より上方に向けて立ち上げるように形成した立ち上げ傾斜部と、該立ち上げ傾斜部に連接されて前記支持レールと平行に延びる水平延在部とを有してなることを特徴とする請求の範囲第6項記載の食肉の解体、脱骨装置。
  8. 前記食肉と体の背面側が当接されるように配置された前記支持レールと平行な方向に延在する管状若しくは棒状のガイド部材を具え、該ガイド部材が前記作業者と対向しかつ該作業者と離隔、接近する方向に変位可能に支持されていることを特徴とする請求の範囲第6項記載の食肉の解体、脱骨装置。
  9. 前記ガイド部材が1本で構成され、該1本のガイド部材を基台上より支軸を介して起立するリンクに取り付けて該支軸廻りに揺動可能に構成するとともに、前記ガイド部材に、該ガイド部材を作業者と離隔あるいは接近する方向に往復駆動するガイド部材駆動手段を連結してなることを特徴とする請求の範囲第8項記載の食肉の解体、脱骨装置。
  10. 前記吊り具に前記支持棒の軸心廻りに回転可能に連結される軸連結部を備えたことを特徴とする請求の範囲第6項記載の食肉の解体、脱骨装置。
  11. 前記ガイド部材駆動手段は、空気圧シリンダ、及び水圧シリンダを含む流体圧シリンダからなり、前記流体圧シリンダにより前記移動ガイド部材をリンクを介して前記支軸廻りに揺動させ、前記作業者の前後方向に変位せしめるように構成したことを特徴とする請求の範囲第9項記載の食肉の解体、脱骨装置。
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