JP5848173B2 - ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置及び方法 - Google Patents

ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5848173B2
JP5848173B2 JP2012059751A JP2012059751A JP5848173B2 JP 5848173 B2 JP5848173 B2 JP 5848173B2 JP 2012059751 A JP2012059751 A JP 2012059751A JP 2012059751 A JP2012059751 A JP 2012059751A JP 5848173 B2 JP5848173 B2 JP 5848173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
hole
hook
posture
hooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012059751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013193139A (ja
Inventor
晃太郎 貫井
晃太郎 貫井
隆 矢嶋
隆 矢嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2012059751A priority Critical patent/JP5848173B2/ja
Priority to US13/788,690 priority patent/US9358681B2/en
Priority to CN201310085067.5A priority patent/CN103303658B/zh
Publication of JP2013193139A publication Critical patent/JP2013193139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5848173B2 publication Critical patent/JP5848173B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0093Programme-controlled manipulators co-operating with conveyor means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1694Programme controls characterised by use of sensors other than normal servo-feedback from position, speed or acceleration sensors, perception control, multi-sensor controlled systems, sensor fusion
    • B25J9/1697Vision controlled systems
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39102Manipulator cooperating with conveyor
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39107Pick up article, object, measure, test it during motion path, place it
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39394Compensate hand position with camera detected deviation, new end effector attitude
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/40Robotics, robotics mapping to robotics vision
    • G05B2219/40607Fixed camera to observe workspace, object, workpiece, global
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S901/00Robots
    • Y10S901/02Arm motion controller
    • Y10S901/06Communication with another machine
    • Y10S901/07Conveyor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S901/00Robots
    • Y10S901/02Arm motion controller
    • Y10S901/09Closed loop, sensor feedback controls arm movement
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S901/00Robots
    • Y10S901/30End effector
    • Y10S901/31Gripping jaw

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

本発明は、自動車用のスタビライザ等をハンガ・ラインのハンガに引掛けるため等に供するハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置及び方法に関する。
従来、特許文献1にハンガ・ラインへのワーク供給装置及び方法が開示されている。このハンガ・ラインへのワーク供給装置及び方法は、ワークを把持するハンドを有し、ハンドを3次元的に移動可能なロボットと、ロボットを制御するロボット制御装置と、ハンガ・ライン内を移動するハンガの画像を撮影する撮像装置と、ロボット制御装置へハンドの手先軌道を出力するリアルタイム計算機とを備えている。
撮影画像に基づきハンガに設けられたフックの位置と姿勢とを検出し、この検出結果に基づいてロボットをフィードバック制御し、ワークを把持したハンドをフックの移動に追従させて移動させ、ワークをフックに吊下げるようにしている。
したがって、ハンガ・ラインにおいて移動する複数のハンガのフックに、ハンガの移動を停止することなく、かつフックの方向を制限することなく、特別な付帯設備を用いずに、ワークを安全かつ確実に吊下げることができる。これにより人手に頼らずにハンガ・ラインへのワーク供給が可能となるとともに、ハンガ・ラインの速度を高めることができる。
しかし、自動車のスタビライザ等をハンガに引掛けるときは、スタビライザの小さな穴部をハンガのハンガ・フックに引掛けることになり、ハンガ・フックの位置と姿勢とを検出するだけでは、正確な引掛けを行わせることに限界があった。
特に自動車のスタビライザ等は、高い精度が要求されず、ロボットに把持されたスタビライザの穴部位置も厳密には一定していない。しかも、スタビライザ等の塗装用のハンガ・ラインでは、繰り返しの塗装工程によりハンガに付着した塗料を焼いて溶かし、落とす工程を経るため、ハンガが劣化により変形し易く、前記不安定な穴部位置との併存により正確な引掛けを行わせることの困難さが増し、生産性の低下を招いていた。
特開2011−161616号公報
解決しようとする問題点は、高い精度の要求されないワークの穴部を、経年による変形があり得るハンガに引掛けるとき、正確な引掛けを行わせることの困難さが増し、生産性の低下を招いていた点である。
本発明は、高い精度の要求されないワークの穴部を、経年による変形があり得るハンガに引掛けるとき、正確な引掛けを行わせることの困難さの抑制を可能とするため、図1のように、ハンガ・フックを有する複数のハンガを連続して搬送するハンガ・ラインCL1と、穴部を有するワークをハンドに把持させ前記ハンガ・ライン上に設定された引掛け設定位置まで移動させるロボットCL2と、前記引掛け設定位置で前記ハンガ・フックに前記穴部を引掛けるように前記ハンドの移動を制御する制御部CL3と、前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にする穴部位置に対し前記穴部のずれ量を前記ワークの移動の途中に設けられた穴部測定位置で検出する穴ずれ検出部CL4と、前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にするハンガ姿勢に対し前記ハンガの姿勢変位量を前記引掛け設定位置の手前に設定した姿勢測定位置で検出する姿勢変位量検出部CL5と、
前記穴部のずれ量と前記ハンガの姿勢変位量とに基づき前記ハンドの移動を補正し前記引掛け設定位置で前記穴部を前記ハンガ・フックに引掛けるように前記制御部の制御を補正する補正部CL6とを備えたことをハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置の特徴とする。
本発明は、ハンガ・フックを有する複数のハンガを連続して搬送するハンガ・ラインに対し穴部を有するワークを前記ハンガ・ラインに設定された引掛け設定位置まで移動させ前記ハンガの引掛け設定位置で前記ハンガ・フックに前記穴部を引掛けるハンガ・ラインのワーク引掛け方法であって、前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にする穴部位置に対し前記穴部のずれ量を前記ワークの移動の途中に設定された穴部測定位置で求め、前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にするハンガ姿勢に対し前記ハンガの姿勢変位量を前記引掛け設定位置の手前に設定した姿勢測定位置で求め、前記穴部のずれ量と前記ハンガの姿勢変位量とに基づき前記ハンガ・フックに対し前記ワークの移動を補正し前記引掛け設定位置で前記穴部を前記ハンガ・フックに引掛けることをハンガ・ラインのワーク引掛け方法の特徴とする。
本発明のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置は、上記構成であるから、精度の高くないワークの穴部の位置ずれとハンガの変形等によるハンガの姿勢変位とがあっても、穴ずれ検出部が検出する穴部のずれ量と姿勢変位量検出部が検出するハンガの姿勢変位量とに基づき制御部の制御を補正することができ、穴部を有するワークをハンドに把持させてハンガ・ライン上に設定された引掛け設定位置まで移動させ、引掛け設定位置でハンガのハンガ・フックにワークの穴部を正確に引掛けるようにハンドを移動させることができる。
かかる補正を伴った移動により、ハンガのハンガ・フックにワークの穴部を正確に引掛けることができ、ワークの塗装等を効率よく行わせ、生産性を向上させることができる。
本発明のハンガ・ラインのワーク引掛け方法は、上記構成であるから、精度の高くないワークの穴部の位置ずれとハンガの変形等によるハンガの姿勢変位とがあっても、穴部のずれ量とハンガの姿勢変位量とに基づきワークの移動を補正することができる。
かかる補正により、ハンガのハンガ・フックにワークの穴部を正確な引掛けることができ、ワークの塗装等を効率よく行わせ、生産性を向上させることができる。
本発明のクレーム対応図である。 ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置の平面構成図である。(実施例1) ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置の側面構成図である。(実施例1) スタビライザの穴部を示す部分断面図である。(実施例1) 穴部のずれ量を示す平面図である。(実施例1) ハンガを示す正面図である。(実施例1) ハンガを示す側面図である。(実施例1) 姿勢変位量検出部を示す正面図である。(実施例1) ワークの引掛け制御のフローチャートである。(実施例1) ハンガの駆動構造を示す拡大断面図である。(実施例1) ハンガ・ラインへの吊り下げ構造を示す拡大図である。(実施例1) ハンガの変位を示す正面図である。(実施例1) ガイド部によるハンガのガイドを示す正面図である。(実施例1) ガイド部によるハンガのガイドを示す側面図である。(実施例1) ガイド部によるハンガのガイドを示す要部拡大側面図である。(実施例1) 図13のXVI−XVI線矢視断面図である。(実施例1) ハンガのガイドを示す要部拡大断面図である。(実施例1)
精度の高くないワークの穴部を、変形があり得るハンガのハンガ・フックに引掛けることによる正確な引掛けを行わせることの困難さの抑制を可能にするという目的を、ハンガ・フック33を有する複数のハンガ5を連続して搬送するハンガ・ラインCL1と、穴部29を有するスタビライザ21をハンド17に把持させハンガ・ラインCL1上に設定された引掛け設定位置13まで移動させるロボットCL2と、引掛け設定位置13でハンガ・フック33に穴部29を引掛けるようにハンド17の移動を制御する制御部CL3と、引掛け設定位置13での引掛けを可能にする穴部位置に対し穴部29のずれ量を検出する穴ずれ検出部CL4と、引掛け設定位置13での引掛けを可能にするハンガ姿勢に対しハンガ5の姿勢変位量を検出する姿勢変位量検出部CL5と、穴部29のずれ量とハンガ5の姿勢変位量とに基づき制御部CL3の制御を補正する補正部CL6とを備えることにより実現した。
穴ずれ検出部CL4は、穴部測定位置27でスタビライザ21の穴部29を撮影し画像データを出力する撮像部23と、引掛け設定位置13での引掛けを可能にする穴部位置に対応する穴部測定位置27での穴部位置(マスタ穴位置Mh)に対し撮影された穴部29のずれ量を演算する穴ずれ演算部25とを備え、姿勢変位量検出部CL5は、ハンガ5の吊り下げ方向中間部に配置した測定位置検出センサ35と同下部に配置された変位センサ37とを備え、測定位置検出センサ35がハンガ5を検出したとき変位センサ37はハンガ・フック33が変位していないマスタ突部位置Mpからの変位量を検出する。
[ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置]
図2は、ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置の平面構成図、図3は、ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置の側面構成図である。
図2、図3のように、本発明実施例1のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置1は、ハンガ・ラインCL1と、ロボットCL2と、穴ずれ検出部CL4と、姿勢変位量検出部CL5とを備えている。ロボットCL2は、制御部CL3及び補正部CL6としての機能も備えている。
ハンガ・ラインCL1は、精度の高くない穴部を有するワークの一例として、自動車のスタビライザを搬送し、塗装工程等に備えられ、塗装前処理工程2、粉体塗装工程3、焼付工程4、完成品降ろし工程6を有している。このハンガ・ラインCL1は、ハンガ・フック(後述)を有する複数のハンガ5を一定間隔で連続して搬送するものであり、駆動モータ7の駆動によりハンガ5が走行レール9に沿って移動する。このハンガ・ラインCL1は、姿勢変位量検出部CL5とガイド部11とを備えている。
塗装前処理工程2は、ハンガ5に引っ掛けられたスタビライザの洗浄等を行う。粉体塗装工程3は、塗装前処理工程2後のスタビライザに粉体塗装を行う。焼付工程4は、スタビライザの塗装を焼付定着させる。完成品降ろし工程6は、塗装が完成したスタビライザをハンガ・ラインCL1から荷降ろしする。
姿勢変位量検出部CL5は、ハンガ・ラインCL1の引掛け設定位置13での引掛けを可能にするハンガ姿勢に対しハンガ5の姿勢変位量を検出し、検出結果をコンピュータ25へ出力するものである。本実施例において、姿勢変位量検出部CL5は、ハンガ5の姿勢を引掛け設定位置13の手前に設定した姿勢測定位置15で検出するものであり、詳細は後述する。
ガイド部11は、姿勢測定位置15から引掛け設定位置13までハンガ5を同一姿勢で搬送するためのものであり、詳細は後述する。なお、ガイド部11は、省略することもできる。この場合、姿勢測定位置15から引掛け設定位置13までの間で姿勢が変化しないことが条件となる。
ロボットCL2は、ハンド17にピッキング台車19からスタビライザ21を把持し、このハンド17に把持したスタビライザ21をハンガ・ラインCL1上に設定された引掛け設定位置13まで移動させるものである。
制御部CL3は、ロボットCL2が備えており、ピッキング台車19からハンド17に把持したスタビライザ21を移動制御し、引掛け設定位置13でハンガ5のハンガ・フック(後述)にスタビライザ21の穴部(後述)を引掛けるようにハンド17の移動を制御する。本実施例では、穴部の後述するずれ量に基づき後述する補正部CL6の補正を受けながら引掛け設定位置13の手前に設定された中間位置へスタビライザ21を事前に移動させる。
本実施例では、引掛け設定位置13の手前の中間位置まで穴部のずれ量に応じた補正をしながらハンド17によりスタビライザ21を移動させ、この中間位置からハンガ5の姿勢変位量に応じて補正しながら引掛け設定位置13まで同スタビライザ21を移動させる。
穴ずれ検出部CL4は、引掛け設定位置13での引掛けを可能にする穴部位置に対しスタビライザ21の穴部のずれ量を検出し、検出結果をロボット座標軸上の座標値として出力するものである。穴ずれ検出部CL4は、本実施例において撮像部としてのカメラ23及び穴ずれ演算部としてPLC接続されたコンピュータ25からなっている(図1)。
カメラ23は、ロボットCL2のハンド17により把持したスタビライザ21の移動の途中に設けられた穴部測定位置27でスタビライザ21の穴部29を撮影し画像データを出力する。コンピュータ25は、カメラ23が受領した画像データから穴部のずれ量を、ロボット座標軸上の座標値として演算し、演算したずれ量の座標値を検出結果として出力する。
補正部CL6は、ロボットCL2が備えており、穴部29のずれ量とハンガ5の姿勢変位量とに基づき制御部CL3としての制御を補正する。
図4は、スタビライザの穴部を示す部分断面図、図5は、穴部のずれ量を示す平面図である。
図4のように、スタビライザ21の穴部29は、両端部21aに形成されており、この穴部29は、スタビライザ21がハンド17に把持された状態で上下に向く。但し、両端部21aの穴部29の向きは、製品により様々であり、ハンガ5へ引っ掻ける姿勢(水平方向の回転位置)も様々である。スタビライザ21は、両端部21aの穴部29に自動車の左右サスペンションメンバの雄ねじ部を挿通させ、締結結合するものである。
図5のように、穴部29のずれ量は、引掛け設定位置13(図2)での引掛けを可能にする穴部位置に対応する穴部測定位置27での穴部位置(マスタ穴位置Mh)に対し撮影された穴部29のずれ量をロボット座標軸上の座標値(X、Y)として演算したものである。座標値Yが、ハンガ・ラインCL1上のハンガ5の搬送方向でのものである。
図6は、ハンガを示す正面図、図7は、ハンガを示す側面図である。
図6、図7のように、ハンガ5は、上端に吊り下げフック31が形成され、下端部側に塗装工程用のハンガ・フック33を上向きに有している。吊り下げフック31が後述するようにハンガ・ラインCL1に吊り下げられる。
図8は、姿勢変位量検出部を示す正面図である。
図2、図3、図8のように、姿勢変位量検出部CL5は、ハンガ5の姿勢を引掛け設定位置13の手前(間隔L)に設定した姿勢測定位置15で検出する。
この姿勢変位量検出部CL5は、測定位置検出センサ35及び変位センサ37を有している。測定位置検出センサ35は、ハンガ5の吊り下げ方向中間部に配置され、ハンガ・フレーム39に取り付けられている。変位センサ37は、同下部に配置されている。変位センサ37は、発光部37a及び受光部37bからなる透過型レーザ変位センサで構成され、ハンガ・フレーム39、41に分けて取り付けられている。
変位センサ37は、測定位置検出センサ35がハンガ5を検出したとき、ハンガ5が変形していない実線図示の位置とハンガ5が変形した鎖線図示の位置との間の距離を、ロボット座標軸上の姿勢変位量の座標値Yとして検出する。
この姿勢変位量の座標値Yは、ハンガ・フック33が変位していないマスタ突部位置Mpからのハンガ・フック33のロボット座標軸での姿勢変位量の座標値Yとなる。
引掛け設定位置13には、ハンガ・フレーム39側に引掛け位置検出センサ40が設けられている。
[ワークの引掛け制御及び方法]
ここで、ハンガ・ラインCL1の駆動構造及びガイド部11を説明する前に、ワークの引掛け制御について説明する。
図9は、ワークの引掛け制御のフローチャートである。
図9のフローチャートは、例えば、ピッキング台車19にスタビライザ21(製品)があることをセンサが感知すると装置が稼働し、開始する。
ステップS1(以下、各ステップをSにより略称する。)では、「STBをピッキング&カメラ撮影位置へ搬送」の処理が実行される。この処理により、コンピュータ25によるロボットCL2の制御で、ハンド17がピッキング台車19上のスタビライザ21の中央を把持し、穴部測定位置27へ移動させ、S2へ移行する。
S2では、「撮影トリガ信号発行」の処理により、コンピュータ25がロボットCL2から制御信号を受け、スタビライザ21の穴部29が穴ずれ検出部CL4の穴部測定位置27へ移動したときカメラ23へ撮影指令のトリガ信号が出力され、S3へ移行する。
S3では、「トリガ信号受理&穴位置計測」の処理により、カメラ23がトリガ信号の受理によりシャッタ動作を行い、図5のような画像データを取得し、S4へ移行する。
S4では、「穴位置座標値出力」の処理が実行され、カメラ23で取得した画像データがコンピュータ25へ出力され、S5へ移行する。
S5では、「座標値受理&演算」の処理により、コンピュータ25が画像データから、穴部測定位置27でのマスタ穴位置Mhに対し撮影された穴部29のずれ量をロボット座標軸上の座標値(X、Y)として演算し、S6ヘ移行する。
S6では、「座標値転送」の処理により、演算された穴部29のずれ量の座標値(X、Y)が、ロボットCL2へ転送され、S7へ移行する。
S7では、「座標値受理&演算」の処理により、ロボットCL2の補正部CL6が座標値(X、Y)を受理し、この座標値(X、Y)から補正量を演算し、S8ヘ移行する。
S8では、「ロボット中間位置移動」の処理により、制御部CL3が補正部CL6の補正を受けながらハンド17に支持されたスタビライザ21を引掛け設定位置13手間の中間位置へ移動させ、S9へ移行する。したがって、中間位置では、穴部29のずれ量が補正されたものとなる。
S9では、「変位センサ・ハンガ変位量計測」の処理により、図8で示す姿勢変位量が計測され、S10へ移行する。
S10では、「変位センサ変位量出力」の処理により、検出された姿勢変位量がコンピュータ25へ出力され、S11へ移行する。
S11では、「変位量転送」の処理により、コンピュータ25からロボットCL2の補正部CL6へ姿勢変位量の座標値Yが転送され、S12へ移行する。
S12では、「変位量受理&演算」の処理が実行され、姿勢変位量の座標値Yに応じ前記中間位置から引掛け設定位置13で変位したハンガ・フック33上方へ穴部29を配置するための補正量を補正部CL6で演算し、S13ヘ移行する。
S13では、「ロボット引掛け上空位置移動」の処理により、制御部CL3が補正部CL6による補正を受けながらハンド17を中間位置から移動させ、引掛け設定位置13でのハンガ・フック33上方へスタビライザ21の穴部29を移動させ、S14へ移行する。したがって、この移動によりハンガ5の姿勢変位に係わらず、穴部29を正しく配置することができる。
S14では、「ハンガー引掛けタイミング信号受理」の処理により、ハンガ5が引掛け設定位置13で引掛け位置検出センサ40により検出された信号がコンピュータ25を経てロボットCL2へ転送、受理され、S15へ移行する。
S15では、「ロボット引掛け」の処理により、ロボットCL2のハンド17が制御され、スタビライザ21の穴部29が対応するハンガ・フック33に引掛けられ、S16へ移行する。
S16では、「次ワーク(STB)有り?」の処理が実行され、ピッキング台車19上のスタビライザ21の有無、すなわち、次ワークの有無が判断され、次ワークが有れば(Yes)、S1〜S15が繰り返され、次ワークが無ければ(No)、S17ヘ移行する。なお、この処理では、ピッキング台車19上のスタビライザ21の初期数の記憶に対しロボットCL2による取り出し数をカウントすることで次ワークの有無を判断することもでき、ピッキング台車19の全重量の読み込みによっても次ワークの有無を判断することができる。
S17では、「ロボット待機位置移動」の処理により、制御部CL3がロボットCL2を設定された待機位置へ動作させ、処理は終了する。
[ハンガの駆動構造]
図10は、ハンガの駆動構造を示す拡大断面図、図11は、ハンガ・ラインへの吊り下げ構造を示す拡大図である。
図10、図11のように、ハンガ5は、ハンガ・ラインCL1を走行するチェーン43の各吊り下げ具45にそれぞれ吊り下げられている。この吊り下げは、各吊り下げ具45のピン45aに吊り下げフック31が引掛けられることで行われている。
各吊り下げ具45は、走行レール9を転動する走行ローラ47によりガイド・レール49に沿って走行可能となっている。各吊り下げ具45には、ガイド・ローラ51が取り付けられ、ガイド・レール49に沿って転動ガイドされる構造となっている。
チェーン43は、電動モータ7により回転駆動されるスプロケット53に掛け回され、電動モータ7によりスプロケット53の回転を介し走行レール9に沿って走行駆動される。
この走行駆動により複数のハンガ5が、ハンガ・ラインCL1を連続して搬送され、引掛け設定位置13でハンガ5にスタビライザ21が引っ掛けられ、塗装前処理工程2、粉体塗装工程3、焼付工程4、完成品降ろし工程6が順次行われる。
[ガイド部]
図12は、ハンガの変位を示す正面図である。
本実施例では、図11のようなハンガ5の吊り下げ構造であり、図12のように、ハンガ5が搬送方向(矢印)に対し、前後に変位することがある。但し、必ず変位するということではない。
このため、図8のように、姿勢測定位置15で姿勢変位量検出部CL5によりハンガ5の姿勢を検出しても、引掛け設定位置13までの間に図12のように動作して姿勢が変化すると、前記の制御による正確な引掛け動作に影響する恐れがある。図12では、中央のハンガ5の姿勢が正常であり、白抜き矢印の方向へ搬送される。これに対し、両側のハンガ5は、矢印のように左変位又は右変位し、姿勢が変化したまま白抜き矢印の方向へ搬送されることになる。
このハンガ5の姿勢を姿勢測定位置15から引掛け設定位置13まで維持するためのガイド部11を設けている。
図13〜図17は、ガイド部に係り、図13は、ガイド部によるハンガのガイドを示す正面図、図14は、ガイド部によるハンガのガイドを示す側面図、図15は、ガイド部によるハンガのガイドを示す要部拡大側面図、図16は、図13のXVI−XVI線矢視断面図、図17は、ハンガのガイドを示す要部拡大断面図である。
ガイド部11は、姿勢測定位置15から引掛け設定位置13までハンガ5を同一姿勢で搬送するためのものであり、図13〜図15のように、ハンガ・フレーム39、41間に取り付けられている。このガイド部11は、姿勢測定位置15から引掛け設定位置13にまで渡っている。本実施例では、ガイド部11のガイド方向(ハンガ5の搬送方向と同方向)の途中に姿勢測定位置15及び引掛け設定位置13が位置する構成となっている。このガイド部11は、ハンガ5の上下中間部を挟持しながらハンガ・ラインCL1のチェーン43と同期して移動ガイドする。
図13〜図16のように、ガイド部11は、ガイド・プレート55とこのガイド・プレート55に沿って走行するガイド・ベルト57とからなっている。
ガイド・プレート55は、ガイド部11のガイド方向に沿って長く形成され、ガイドブラケット59によりハンガ・フレーム41に固定されている。このガイド・プレート55は、ハンガ・フレーム39、41間の中央でガイド・ベルト57に対面している。ガイド・プレート55の両端55aは、誘い込みガイドのために若干傾斜設定されている。 ガイド・プレート55の表面は、ハンガ5を滑り易くするテフロン(登録商標)加工等を施すことも可能である。
図13〜図17のように、ガイド・ベルト57は、ゴムなどで形成され、ガイド・プレート55への対向面57aに凹部57bを連続的に有している。対向面57aは、ガイド・プレート55に対して僅かな隙間を有して対向設定され、凹部57bによりガイド・プレート55及びガイド・ベルト57間に、ハンガ5を位置決めて挟持できるようになっている。ガイド・ベルト57の内周面には、駆動用の凹凸部61が形成されている。
ガイド・ベルト57は、一対の歯付きのタイミング・プーリ63、65に掛け回されている。タイミング・プーリ63、65は、回転軸67、69に支持されている。回転軸67、69は、軸受けブロック71、73に回転自在に支持され、軸受けブロック71、73は、ハンガ・フレーム39に固定されている。
一方のタイミング・プーリ63の回転軸67は、ガイド・モータ75に結合され、ガイド・モータ75により回転駆動されるようになっている。
ガイド・モータ75は、電動モータ7の駆動に応じて駆動され、ガイド・ベルト57がチェーン43と同期して走行駆動されるように制御される。
したがって、チェーン43の走行により姿勢測定位置15へ近づいたハンガ5は、ガイド・ベルト57の走行駆動と共にそのままの姿勢でガイド・プレート55及びガイド・ベルト57間へ移動し、図17のように、凹部57bによりガイド・プレート55及びガイド・ベルト57間に挟持される。
挟持されたハンガ5は、チェーン43と同期して走行するガイド・ベルト57と共にガイド・プレート55及びガイド・ベルト57間を移動し、姿勢測定位置15で姿勢変位量検出部CL5により前記姿勢検出が行われる。
ハンガ5は、姿勢検出後もチェーン43と同期して走行するガイド・ベルト57と共にガイド・プレート55及びガイド・ベルト57間を移動するから、ハンガ5の姿勢は変化せず、そのままの姿勢で引掛け設定位置13にまで移動できる。
こうして、ハンガ5の姿勢を姿勢測定位置15から引掛け設定位置13まで維持させることができ、前記スタビライザ21の穴部29のハンガ・フック33への正確な引掛けを補助することができる。
引掛け設定位置13での引掛けが終了すると、ハンガ5はガイド部11から抜け出て、塗装工程等へ搬送される。
なお、ガイド部11は、ハンガ5を挟持しチェーン43と同期して搬送できれば良く、ガイド・プレート55及びガイド・ベルト57の組み合わせに限らず、内周面側がガイド・プレートにより支えられた一対のガイド・ベルトを対向配置する構成にすることもできる。この場合、双方のガイド・ベルトを実施例のガイド・ベルト57のように凹部57bを有する構成にすることもでき、一方のガイド・ベルトを、平ベルトで構成することもできる。
[作用効果]
本発明実施例のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置は、ハンガ・フック33を有する複数のハンガ5を連続して搬送するハンガ・ラインCL5と、穴部29を有するスタビライザ21をハンド17に把持させハンガ・ラインCL1上に設定された引掛け設定位置13まで移動させるロボットCL2と、引掛け設定位置13でハンガ・フック33に穴部29を引掛けるようにハンド17の移動を制御する制御部CL3と、引掛け設定位置13での引掛けを可能にする穴部位置に対し穴部29のずれ量の座標値(X、Y)を検出する穴ずれ検出部CL4と、引掛け設定位置13での引掛けを可能にするハンガ姿勢に対しハンガ5の姿勢変位量の座標値Yを検出する姿勢変位量検出部CL5と、穴部29のずれ量の座標値(X、Y)とハンガ5の姿勢変位量の座標値Yとに基づき制御部CL3の制御を補正する補正部CL6とを備えた。
したがって、精度の高くないスタビライザ21の穴部29の位置ずれとハンガ5の変形等によるハンガ5の姿勢変位とがあっても、穴ずれ検出部CL4が検出する穴部29のずれ量の座標値(X、Y)と姿勢変位量検出部CL5が検出するハンガ5の姿勢変位量の座標値Yとに基づき制御部CL3の制御を補正することができ、穴部29を有するスタビライザ21をハンド17に把持させてハンガ・ラインCL1上に設定された引掛け設定位置13まで移動させ、引掛け設定位置13でハンガ5のハンガ・フック33にスタビライザ21の穴部29を引掛けるようにハンド5を移動させることができる。
かかる補正した移動により、ハンガ5のハンガ・フック33にスタビライザ21の穴部29を正確に引掛けることができ、スタビライザ21の塗装等を効率よく行わせ、生産性を向上させることができる。
穴ずれ検出部CL4は、ハンド17によるスタビライザ21の移動の途中に設けられた穴部測定位置27で穴部29のずれ量の座標値(X、Y)を検出する。
このため、穴部29のずれ量の座標値(X、Y)をハンガ・ラインCL1とは離れた場所で、予め検出し、検出を無理なく正確に行わせることができる。
なお、ハンガ5の姿勢を先に検出し、その後スタビライザ21の穴部29の引っ掻けのための座標値(X、Y)を検出する構成にすることもできる。
制御部CL3は、穴部29のずれ量の座標値(X、Y)に基づき補正部CL6の補正を受けながら引掛け設定位置13の手前に設定された中間位置へスタビライザ21を事前に移動させる。
このため、穴部29のずれ量(X、Y)を事前に補正し、姿勢変位量に応じることができ、ずれ量(X、Y)の補正を正確に行わせることができる。
穴ずれ検出部CL4は、移動の途中に設けられた穴部測定位置27でスタビライザ21の穴部29を撮影し画像データを出力するカメラ23と、引掛け設定位置13での引掛けを可能にする穴部位置に対応する穴部測定位置27での穴部位置(マスタ穴位置Mh)に対し撮影された穴部29のずれ量の座標値(X、Y)を演算するコンピュータ25とを備えた。
このため、マスタ穴位置Mhに対する穴部29のずれ量の座標値(X、Y)を画像データに基づき無理なく正確に検出することができる。
姿勢変位量検出部CL5は、ハンガ5の姿勢を引掛け設定位置13の手前に設定した姿勢測定位置15で検出する。
このため、引掛け設定位置13に対し穴部29のずれ量の座標値(X、Y)及び姿勢変位量の座標値Yを考慮した補正を正確に行わせることができる。
姿勢変位量検出部CL5は、ハンガ5の吊り下げ方向中間部に配置した測定位置検出センサ35と同下部に配置された変位センサ37とを備え、測定位置検出センサ35がハンガ5を検出したとき変位センサ37はハンガ・フック33が変位していないマスタ突部位置Mpからのハンガ・フック33の変位量を、ハンガ5の下部の変位量Yとして検出する。
このため、ハンガ・フック33の変位量を、ハンガ5の下部の変位量として無理なく正確に検出することができる。
姿勢測定位置15から引掛け設定位置13までハンガ5を同一姿勢で搬送するためのガイド部11を備えた。
このため、姿勢測定位置15で検出したハンガ5の姿勢変位量の座標値Yを引掛け設定位置13で正確に反映させることができる。
ガイド部11は、姿勢測定位置15から引掛け設定位置13にまで渡りハンガ5を挟持しながらハンガ・ラインCL1と同期してハンガ5を移動ガイドする。
このため、ハンガ5の挟持及び同期とにより、姿勢測定位置15から引掛け設定位置13までハンガ5を同一姿勢で正確に搬送することができ、姿勢変位量Yに基づく補正を正確に行わせることができる。
ガイド部11は、ガイド・プレート55とこのガイド・プレート55に沿って走行するガイド・ベルト57とからなり、ガイド・ベルト57は、ガイド・プレート55への対向面に凹部57bを連続的に有し、ハンガ5をガイド・プレート55及びガイド・ベルト57間で凹部57bの何れかへ納めて移動ガイドを行う。
このため、ガイド部11によりハンガ5を挟持したガイドを確実に行わせることができ、ハンガ・フック33にスタビライザ21の穴部29をより正確に引つ掛けることができる。
ハンガ・フック33を有する複数のハンガ5を連続して搬送するハンガ・ラインCL1に対し穴部29を有するスタビライザ21をハンガ・ラインCL1に設定された引掛け設定位置13まで移動させハンガ5の引掛け設定位置13でハンガ・フック33に穴部29を引掛けるスタビライザ21の引掛け方法であって、引掛け設定位置13での引掛けを可能にする穴部位置に対し穴部29のずれ量の座標値(X、Y)を求め、引掛け設定位置13での引掛けを可能にするハンガ姿勢に対しハンガ5の姿勢変位量の座標値Yを求め、穴部29のずれ量の座標値(X、Y)とハンガ5の姿勢変位量の座標値Yとに基づきスタビライザ21の移動を補正することができる。
スタビライザ21の引掛け方法により、穴部29のずれ量の座標値(X、Y)は、ハンド17の移動途中に設定された穴部測定位置27で予め求めることができる。
スタビライザ21の引掛け方法により、穴部29のずれ量の座標値(X、Y)に基づき補正を受けながら引掛け設定位置13の手前に設定された中間位置へスタビライザ21を事前に移動させることができる。
スタビライザ21の引掛け方法により、ハンガ5の姿勢変位量の座標値Yは、引掛け設定位置13の手前に設定した姿勢測定位置15で検出することができる。
[その他]
姿勢変位量検出部CL5は、カメラによる画像検出で行わせることもできる。
制御部CL3、補正部CL6は、コンピュータ25に機能させることもできる。
ワークは、必ずしもスタビライザ21に限定されず、穴部を有したワークをハンガ・フックに引掛けるものであれば、同様に適用し、正確な引掛けを行わせることができる。
上記制御では、穴部29のマスタ穴位置Mhからのずれ量の座標値(X、Y)に基づき、ハンド17によりスタビライザ21を補正しながら中間位置まで移動させたが、中間位置までは補正せずに移動させ、ハンガ5の検出された姿勢変位量と併せて中間位置において補正し、この補正値に基づき中間位置からスタビライザ21を引掛け位置へ移動させる構成にすることもできる。
5 ハンガ
13 引掛け設定位置
15 姿勢測定位置
21 スタビライザ(ワーク)
25 コンピュータ(演算部)
29 穴部
33 ハンガ・フック
35 測定位置検出センサ
37 変位センサ
37a 発光部
37b 受光部
CL1 ハンガ・ライン
CL2 ロボット
CL3 制御部
CL4 穴ずれ検出部
CL5 姿勢変位量検出部
CL6 補正部

Claims (9)

  1. ハンガ・フックを有する複数のハンガを連続して搬送するハンガ・ラインと、
    穴部を有するワークをハンドに把持させ前記ハンガ・ライン上に設定された引掛け設定位置まで移動させるロボットと、
    前記引掛け設定位置で前記ハンガ・フックに前記穴部を引掛けるように前記ハンドの移動を制御する制御部と、
    前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にする穴部位置に対し前記穴部のずれ量を前記ワークの移動の途中に設けられた穴部測定位置で検出する穴ずれ検出部と、
    前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にするハンガ姿勢に対し前記ハンガの姿勢変位量を前記引掛け設定位置の手前に設定した姿勢測定位置で検出する姿勢変位量検出部と、
    前記穴部のずれ量と前記ハンガの姿勢変位量とに基づき前記ハンドの移動を補正し前記引掛け設定位置で前記穴部を前記ハンガ・フックに引掛けるように前記制御部の制御を補正する補正部と、
    を備えたことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置。
  2. 請求項記載のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置であって、
    前記制御部は、前記穴部のずれ量に基づき前記補正部の補正を受けながら前記引掛け設定位置の手前に設定された中間位置へ前記ワークを事前に移動させる、
    ことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置。
  3. 請求項1又は2記載のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置であって、
    前記穴ずれ検出部は、前記移動の途中に設けられた穴部測定位置で前記ワークの穴部を撮影し画像データを出力する撮像部と、前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にする穴部位置に対応する前記穴部測定位置での穴部位置に対し前記撮影された穴部のずれ量を演算する穴ずれ演算部と、
    を備えたことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置であって、
    前記姿勢変位量検出部は、前記ハンガの吊り下げ方向中間部に配置した測定位置検出センサと同下部に配置された変位センサとを備え、
    前記測定位置検出センサが前記ハンガを検出したとき前記変位センサは前記ハンガ・フックが変位していないマスタ突部位置からのハンガ・フックの変位量を前記ハンガの下部の変位量として検出する、
    ことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置。
  5. 請求項項記載のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置であって、
    前記姿勢測定位置から前記引掛け設定位置まで前記ハンガを同一姿勢で搬送するためのガイド部を備えた、
    ことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置。
  6. 請求項記載のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置であって、
    前記ガイド部は、前記姿勢測定位置から前記引掛け設定位置にまで渡り前記ハンガを挟持しながら前記ハンガ・ラインと同期して移動ガイドする、
    ことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置。
  7. 請求項記載のハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置であって、
    前記ガイド部は、ガイド・プレートとこのガイド・プレートに沿って走行するガイド・ベルトとからなり、
    前記ガイド・ベルトは、前記ガイド・プレートへの対向面に凹部を連続的に有し、
    前記ハンガを前記ガイド・プレート及びガイド・ベルト間で前記凹部の何れかへ納めて前記移動ガイドを行う、
    ことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置。
  8. ハンガ・フックを有する複数のハンガを連続して搬送するハンガ・ラインに対し穴部を有するワークを前記ハンガ・ラインに設定された引掛け設定位置まで移動させ前記ハンガの引掛け設定位置で前記ハンガ・フックに前記穴部を引掛けるハンガ・ラインのワーク引掛け方法であって、
    前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にする穴部位置に対し前記穴部のずれ量を前記ワークの移動の途中に設定された穴部測定位置で求め、
    前記引掛け設定位置での前記引掛けを可能にするハンガ姿勢に対し前記ハンガの姿勢変位量を前記引掛け設定位置の手前に設定した姿勢測定位置で求め、
    前記穴部のずれ量と前記ハンガの姿勢変位量とに基づき前記ワークの移動を補正し前記引掛け設定位置で前記穴部を前記ハンガ・フックに引掛ける、
    ことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け方法。
  9. 請求項記載のハンガ・ラインのワーク引掛け方法であって、
    前記穴部のずれ量に基づき前記補正を受けながら前記引掛け設定位置の手前に設定された中間位置へ前記ワークを事前に移動させる、
    ことを特徴とするハンガ・ラインのワーク引掛け方法。
JP2012059751A 2012-03-16 2012-03-16 ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置及び方法 Active JP5848173B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012059751A JP5848173B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置及び方法
US13/788,690 US9358681B2 (en) 2012-03-16 2013-03-07 Work hanging apparatus and work hanging method for hanging work on hanger through movement of work under correction
CN201310085067.5A CN103303658B (zh) 2012-03-16 2013-03-18 用于挂钩流水线的工件悬挂装置和工件悬挂方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012059751A JP5848173B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013193139A JP2013193139A (ja) 2013-09-30
JP5848173B2 true JP5848173B2 (ja) 2016-01-27

Family

ID=49129449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012059751A Active JP5848173B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9358681B2 (ja)
JP (1) JP5848173B2 (ja)
CN (1) CN103303658B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010060526A1 (de) * 2010-11-12 2012-05-16 Christian Hieronimi System zur Lagebestimmung und/oder -kontrolle von Gegenständen
CN105327809B (zh) * 2015-11-09 2018-07-27 四川长虹电器股份有限公司 一种固定挂具的设备和方法
CN108002007B (zh) * 2017-11-30 2019-07-16 苏州哈工众志自动化科技有限公司 一种机器人自动上挂系统
JP7129788B2 (ja) * 2018-02-16 2022-09-02 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボットの補正値算出方法
DE102018104208A1 (de) * 2018-02-23 2019-08-29 Eisenmann Se Dämpfungsstation für ein Hängebahnsystem sowie Verfahren zum Dämpfen von Schwingungen von Lastgut eines Hängebahnsystems
CN109625786A (zh) * 2019-01-09 2019-04-16 北京延锋北汽汽车内饰件有限公司 单向式悬挂输送装置
WO2021185247A1 (zh) * 2020-03-16 2021-09-23 三一海洋重工有限公司 起吊装置及其控制装置和方法、电子导板控制装置和方法
CN114322752B (zh) * 2020-09-30 2024-03-12 合肥欣奕华智能机器股份有限公司 一种玻璃自动化传输的方法、装置及设备
CN112619941B (zh) * 2020-12-10 2022-05-03 佛山市顺德区豫锐涂装设备有限公司 一种机电设备零部件加工用喷涂装置
CN112577289B (zh) * 2020-12-14 2022-04-05 北京宗合铁路轴承有限公司 一种轴承检修用干燥收集装置及干燥收集工艺
CN114408484B (zh) * 2021-12-06 2024-03-15 中国电器科学研究院股份有限公司 一种基于视觉识别检测的机器人工件自动上挂系统

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3127518B2 (ja) 1991-09-11 2001-01-29 旭化成工業株式会社 熱可塑性樹脂組成物
JPH0570682U (ja) * 1992-03-02 1993-09-24 日新電子工業株式会社 服飾品の検針のための高速搬送装置
JP3195689B2 (ja) * 1992-04-22 2001-08-06 松下電工株式会社 部材の移載方法およびその装置
DE4341634A1 (de) * 1993-12-07 1995-06-08 Leybold Ag Vorrichtung für den Transport von scheibenförmigen Substraten in einer Vakuumbeschichtungsanlage
JPH10329064A (ja) * 1997-05-29 1998-12-15 Mitsubishi Electric Corp 産業ロボット装置及び産業ロボットの制御方法
JP3703411B2 (ja) * 2001-07-19 2005-10-05 ファナック株式会社 ワーク取り出し装置
GB0125079D0 (en) * 2001-10-18 2001-12-12 Cimac Automation Ltd Auto motion:robot guidance for manufacturing
KR100485439B1 (ko) * 2001-10-19 2005-04-27 가부시키가이샤 다이후쿠 현수 반송설비와 그 학습장치
DE602004032145D1 (de) * 2003-08-27 2011-05-19 Maekawa Seisakusho Kk Ausschlachtungs-/ausbeinungsverfahren für fleisch und system dafür
US20060083888A1 (en) * 2004-10-01 2006-04-20 Terry Downes System and method for handling, organizing and storing mats
DE102005057852B4 (de) 2005-12-03 2009-12-03 Eisenmann Anlagenbau Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zur Förderung von Werkstücken
JP2007237394A (ja) * 2007-06-29 2007-09-20 Amada Co Ltd ワーク位置決め装置
JP2009241227A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Honda Motor Co Ltd ワーク取付システムおよびワーク取付方法
JP5402697B2 (ja) * 2009-10-26 2014-01-29 株式会社安川電機 ロボット装置及びワーク取り出しシステム並びにワーク取り出し方法
JP5428922B2 (ja) * 2010-02-15 2014-02-26 株式会社Ihi ハンガーラインへのワーク供給装置及び方法
JP5428921B2 (ja) * 2010-02-15 2014-02-26 株式会社Ihi ハンガーラインからのワーク回収装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9358681B2 (en) 2016-06-07
CN103303658B (zh) 2015-11-18
US20130245814A1 (en) 2013-09-19
CN103303658A (zh) 2013-09-18
JP2013193139A (ja) 2013-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5848173B2 (ja) ハンガ・ラインのワーク引掛け制御装置及び方法
JP5827585B2 (ja) 吊り下げ搬送対象の姿勢ガイド装置
JP6646026B2 (ja) 作業システム、物品に対する作業実施方法、およびロボット
US9908168B2 (en) Method and device to produce a shaped sheet metal part
US20170066133A1 (en) Coordinate system setting method, coordinate system setting apparatus, and robot system provided with coordinate system setting apparatus
CN109108959B (zh) 机器人系统
CN109384027A (zh) 机器人系统
JP5791286B2 (ja) 搬送装置
JP6608977B2 (ja) 物品搬送システム
ITMI20100517A1 (it) Metodo e sistema di rilevamento e di determinazione di caratteristiche geometriche, dimensionali e posizionali di prodotti trasportati da un trasportatore continuo, in particolare prodotti siderurgici grezzi, sgrossati, sbozzati o semilavorati
KR20130093041A (ko) 판상물의 절선 가공 장치 및 판상물의 절선 가공 방법, 및 유리판의 제조 장치 및 유리판의 제조 방법
JP2019025557A (ja) 物品搬送システム及び搬送システム制御装置
KR101724841B1 (ko) 보호필름 부착장치
US9156626B2 (en) Work method and work device
KR101878768B1 (ko) 프린트 기판용 반송장치
CN107777335B (zh) 在流水式挂板移动中使用机器人自动上挂的方法
JP2000292132A (ja) ワーク品質検査方法および装置
US20220371201A1 (en) Robot control system, robot control method, and program
JPH08155972A (ja) タイヤ用部材のゴムシート冷却装置
JP2010125583A (ja) ロボットアーム装置、ロボットアーム装置の制御方法および制御プログラム
JP6889216B2 (ja) 作業システム
JP7067309B2 (ja) ゴムシートの長さ測定装置及び当該ゴムシートの長さ測定方法
JPH06336328A (ja) コンベア搬送装置及びコンベア搬送装置の搬送対象物検出装置
KR101303604B1 (ko) 고무 프로파일 표면불량검사장치
JP2020111430A (ja) 上下搬送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5848173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250