JP4375701B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、カーオーディオなどの電子機器は、内部の電子部品の動作時に発せられた熱を電子機器外に放出するための放熱器を備えている。
このような放熱器は、放熱効果をより高めるため電子機器の外壁の外面に設けられたり、或いは外壁自体が放熱器により構成されていた。
また、例えば、特開平9−27690号公報に記載された発明のように、放熱器(ヒートシンク)を筐体内部に備えたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電子機器では以下に掲げる問題を有していた。
放熱器が外壁の外面に設けられている場合、電子機器の外形設計の自由度が低下するという問題があった。
更に、放熱器が外壁の外面に設けられた電子機器を所定の取付場所に取り付ける場合、放熱器と取付場所の取付部とが接触して取付部に熱影響を与えてしまうという問題もあった。
加えて、外壁が放熱器により熱を持つため、この外壁にゴム材等の熱に弱い材質のものを取り付けることができなかった。
また、放熱器が外壁に取り付けられる場合、有る程度の強度が必要とされるので重くなり、その取付には多くのビス等を要するため、取付作業が面倒であるという問題があった。
【0004】
一方、放熱器が内側に設けられている場合、放熱器が外壁の外側に設けられている場合に比べて、放熱効果が劣るという問題があった。
更に、放熱器には高い熱が発生するため、放熱器や放熱器近傍に他の部材を取り付けることが困難となって内部設計許容範囲が狭いという問題もあった。
【0005】
本発明の課題は、このような従来技術の問題点を解決することであり、具体的には、放熱効果を損なうことなく、外形設計の自由度をより大きくする電子機器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、内部に電子部品を備える電子機器において、第1の外壁部材としての第1背面板と第2の外壁部材としての第2背面板とが隙間を有して並設され、前記第1背面板の内面側に当該第1背面板と離間して配置される内側配置部と、前記内側配置部の前記第2背面板側の側端から背面側に屈曲した屈曲部と、前記屈曲部の先端から前記内側配置部と反対側に略平行に前記隙間から突出し、前記第2背面板の外面側に配置される外側配置部とを有する板状の放熱器を備え、前記内側配置部は、前記外側配置部に比べて面積が広く形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子機器の実施の形態について、車輌に取り付けられる電子機器を例として図面を用いて説明する。
【0010】
図1〜3に示す電子機器1は、車輌のダッシュボード(図示なし)に取り付けられるカーオーディオ、カーナビゲーション等として用いられるものである。
電子機器1は、図1に示すように、天板2、底板(図示なし)、側板3および第1の外壁部材としての第1背面板4と、第2の外壁部材としての第2背面板5と、前面板6と、によって箱状体に形成されている。
【0011】
底板の上面にはPC基板7が取り付けられている。PC基板7の第1背面板4側には、電子部品としてのアナログIC8が配設されている。
第1背面板4と第2背面板5は、平面視において段差(隙間)を有して並設され、第1背面板4の内側から第2背面板5の外側に繋がるように放熱器9が配置されている。
【0012】
より具体的には、放熱器9は、第1背面板4の内面側にこの第1背面板4と離間して配置される内側配置部9aと、この内側配置部9aの第2背面板5側の側端から背面側に屈曲した屈曲部9bと、この屈曲部9bの先端から内側配置部9aと反対側に略平行に突出し、第2背面板5の外側に位置する外側配置部9cと、を備えている。内側配置部9aは、外側配置部9cに比べて面積が広く形成されている。
内側配置部9aの前面にはアナログIC8が取り付けられ、背面には取付金具10が取り付けられている。外側配置部9cは第2背面板5の後面にビス11により固定されている。
【0013】
取付金具10は、放熱器9の内側配置部9aの後面に当接する平面部10aと、この平面部10aの両側端から第1背面板4側に起立した起立部10b、10bとを備えており、起立部10b、10bの先端側には、平面部10aと略平行に第1背面板4が配置されている。そして、この取付金具10は、PC基板7に固定される。
【0014】
第1背面板4には、図示しないスタットに座金12、フランジナット13が取り付けられ、スタット表面にはゴム製のブッシュ14が被覆されている。
【0015】
次に、上記のように構成された電子機器1に備えられた放熱器9による放熱動作について説明する。
電子機器1が動作されるとアナログIC8は発熱し、その熱は放熱器9の内側配置部9aへと伝達される。内側配置部9aに伝達された熱は、屈曲部9bを介して外側配置部9cに伝達され、電子機器1の外部へと放出される。この際、内側配置部9aと第1背面板4とは離間されて配置されており、内側配置部9aの熱は第1背面板4に直接伝達されることがないように構成されている。
従って、第1背面板4に熱に弱いゴム製のブッシュ13を取り付けることができる。
【0016】
以上説明した本発明に係る電子機器1によれば、放熱器9のうち、外壁の外面に設けられている部分は外側配置部9cのみで、内側配置部9aは電子機器1の内部に配置されているので、放熱器全体が外壁の外側に設けられているものに比べて、外形設計の自由度が向上する。しかも、外側配置部9cにより熱を効果的に電子機器1の外に放出することができる。
【0017】
また、第1背面板4は放熱器9と直接接しないため、電子機器1を所定の取付場所に取り付ける場合、第1背面板4と取付場所の取付部とが接触しても取付部に熱影響を与えてしまうことを防止することができる。この際、第2背面板5には、放熱器9の外側配置部9cが固定されるので、熱が伝達される。しかし、第1背面板4が第2背面板5よりも外側に位置して出っ張っているため、第2背面板5は取付場所の取付部に接触しにくく、取付部に熱影響を与えてしまう可能性がより低くなる。
加えて、第1背面板4は放熱器9と直接接しないため、この第1背面部にゴム材等の熱に弱い材質のものを取り付けることができる。
【0018】
また、放熱器9は、内側配置部9aが取付金具10によりPC基板8に取り付けられ、第2背面板5に一つのビス11のみで取り付けることができるため、取付作業が容易となる。
更に、放熱器を機器内部にのみ配置した電子機器に比べて放熱効果が高いので、放熱器や放熱器近傍に他の部材を取り付ける設計許容範囲が広くなる。
【0019】
また、放熱器9は、屈曲部9bにより内側配置部9aと外側配置部9cとが段差になっているので、第1背面板4と第2背面板5の段差を大きくすることなく、第1背面板と内側配置部9aとの離間距離をとることができるとともに、第1背面板4と第2背面板5の段差をなくすことも可能となって、外観形状をよりシンプルにすることができる。
【0020】
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限るものではない。即ち、第1配置板4と第2配置板5とは、前後方向に段差して並設されているが、段差のない構造にしてもよい。
また、放熱器9は、屈曲部9bにより内側配置部9aと外側配置部9cが段差になっているが、段差のない平面板であってもよい。
また、電子機器として、車載用のカーオーディオ、カーナビゲーション等を例示したが、特に、限定されるものでなく、電子部品を備え、動作時に発熱するものであればどのような電子機器であってもよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、電子機器には、第1の外壁部材の内面側に配置される内側配置部と、第2の外壁部材の外面側に配置される外側配置部とを有する放熱器が備えられているので、放熱効果を損なうことなく、外形設計の自由度をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器の外観斜視図である。
【図2】図1の電子機器の要部構成を示す分解斜視図である。
【図3】図1の電子機器の背面要部を上面から見た透視図である。
【符号の説明】
1 電子機器
4 第1背面板(第1の外壁部材)
5 第2背面板(第2の外壁部材)
7 PC基板
8 アナログIC(電子部品)
9a 内側配置部
9b 屈曲部
9c 外側配置部
Claims (1)
- 内部に電子部品を備える電子機器において、
第1の外壁部材としての第1背面板と第2の外壁部材としての第2背面板とが隙間を有して並設され、
前記第1背面板の内面側に当該第1背面板と離間して配置される内側配置部と、前記内側配置部の前記第2背面板側の側端から背面側に屈曲した屈曲部と、前記屈曲部の先端から前記内側配置部と反対側に略平行に前記隙間から突出し、前記第2背面板の外面側に配置される外側配置部とを有する板状の放熱器を備え、
前記内側配置部は、前記外側配置部に比べて面積が広く形成されていることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
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JP2002211073A JP4375701B2 (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | 電子機器 |
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JP2004055817A JP2004055817A (ja) | 2004-02-19 |
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ID=31934406
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JP2002211073A Expired - Lifetime JP4375701B2 (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | 電子機器 |
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JP (1) | JP4375701B2 (ja) |
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2002
- 2002-07-19 JP JP2002211073A patent/JP4375701B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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