JP4374432B2 - メモリ・セルのセンス方法およびビット線等化回路 - Google Patents

メモリ・セルのセンス方法およびビット線等化回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的には、半導体メモリ・デバイス分野に関する。より具体的には本発明は、アドレス遷移検出(ATD)回路を使用せずにビット線電圧を等化する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)セルなどのメモリ・セルにアクセスする際の遅延を低減するために、多くのメモリ・デバイスが、アドレス遷移検出(ATD)回路を備えている。アドレス遷移検出回路は、メモリ・デバイスに供給されたアドレス変化を検出し、選択される前の特定の状態に差動ノードを復元する等化パルスを生成するものである。
【0003】
ATD回路を含む従来のメモリ・デバイス10の1例を図1に示す。ATD18は、ワード線WL0およびWL1を監視し制御信号を読み出す。メモリ・デバイス10が、WL0を低レベルに引き下げてメモリ・セル12の選択を解除し、WL1を高レベルに引き上げてメモリ・セル14を選択すると、ATD18は、ワード線の変化を検出して、等化パルスをトランジスタ16に送り、ビット線BLとビット線BLBを等化する、すなわち両方の線を短絡する。一般に、ビット線を等化すると等化しない場合よりも高速に、メモリ・セル14に記憶されたデータをセンスすることができるようになる。
【0004】
ATD回路は一般に、メモリ・セルに記憶されたデータを読み出す際のアクセス時間またはセンス経路を短縮させるが、不利な点もいくつかある。第1に、各新世代のメモリ製品ではより優秀で高速な性能が期待されているため、ATD回路の複雑さが増し、より多くの設計時間およびダイ面積が必要となる。第2に、等化パルスを生成しなかったり、または等化パルスを誤ったタイミングで生成するなど、ATD回路が故障した場合には、メモリ・デバイス全体が故障する恐れがある。いくつかのメモリ設計は、ATD故障からデバイスを回復させる追加回路を含んでいるが、これらの設計は、メモリ・セルのアクセス時間を20〜40%も押し上げる。第3に、ATD回路がアドレス変化を検出するまで等化パルスは生成されない。等化がもっと早くに実施されるならば、センス経路の速度は増大するはずである。第4に、等化パルスの終わりでのWL0の選択解除とWL1の選択の間の必要な信号マージン保護帯域に起因する「不動作時間(dead time)」のためにメモリ・セルのセンス経路が遅延させられる。理想的には、トランジスタ16に適用された等化パルスの終わりに、WL0が選択解除され、WL1が選択されるのが好ましい。しかし、実施上の考慮事項(例えば、信号遅延など)から、ある量の保護帯域が、WL0の選択解除およびWL1の選択と等化パルスの終わりとの間に含まれる。この保護帯域は、一般に1〜2ナノ秒(ns)の遅延をセンス経路に与える。
【0005】
したがって、設計の複雑さを減らし、メモリ・デバイスの大きさを低減し、ATD故障が生じる可能性のある設計に関係する遅延を排除し、アドレス線またはワード線の最初の変化を検出することなくビット線を等化し、ワード線選択とATDが生成する等化パルスの終わりとの間の信号マージン保護帯域に起因する不動作時間の設計の必要をなくすために、メモリ・デバイスのセンス経路からATD回路を取り去ることが望ましい。
【0006】
ATD回路を取り去り、WL0およびWL1にパルスを与え、ラッチング・センス増幅器をビット線BLおよびBLBに結合して、より高速なメモリ・デバイスとすることが以前に試みられた。しかし、ビット線に結合したセンス増幅回路が故障し(例えば、雑音が多い動作条件による)、誤ったデータを出力する場合には、これらの方式は、故障から回復させることができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、必要とされるのは、ビット線を等化し、センス増幅器が出力した誤った状態を回復できる方法および回路である。
【0008】
本発明は、ATD回路を使用することなく、メモリ・セルの状態をセンスし、ビット線電圧を等化する方法および装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施態様は、一対のビット線に結合したメモリ・セルと、ビット線に結合したビット線負荷回路と、ビット線に結合した等化回路と、ビット線に結合した入力および等化回路に結合した出力を有するセンス増幅回路とを含むメモリ・デバイスである。メモリ・セルは、相互結合した一対のインバータを有するSRAMセルでよい。等化回路は、相互結合していない一対のインバータを有するSRAMセルでよい。等化回路のインバータの入力は、センス増幅回路が出力した信号を受け取ることができ、インバータの出力は一対のビット線に結合することができる。センス増幅器は、メモリ・セルがビット線に出力したデータをセンスし、出力信号を生成する。等化回路は、出力信号を受け取り、ビット線を等化するために、メモリ・セルが出力したデータとは反対のデータでビット線を駆動する。
【0010】
本発明のその他の特徴および利点は、添付の図面および以下の詳細な説明から明白となろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴および利点は例示的なものであり、本発明の範囲を提示する特定の実施形態に限定することを目的としたものでは決してない。
【0012】
ATD回路を使用することなく、メモリ・セルの状態をセンスし、ビット線電圧を等化する方法および装置を開示する。以下の説明では、説明の目的上、本発明を十分に理解できるように、具体的な材料、厚さ、パラメータなどの具体的な詳細を記載する。しかし、これらの具体的な詳細が、本発明の実施に必要でない場合があることは、当業者には明白であろう。また、本発明が不明瞭とならないよう、周知の工程段階、装置などを特に詳細に説明することはしなかった。
【0013】
本発明は、外部ATD回路を使用せずにビット線電圧を等化する。後により詳細に説明するように、メモリ・アレイ中の各メモリ・セル列に等化セルが設けられる。メモリ・セルから一対のビット線にデータが出力されると、このデータは、等化セルに結合したセンス増幅器によってセンスされる。等化セルは、センス増幅器の出力を受け取り、ビット線の電圧を等しくするために、メモリ・セルが出力したデータと反対のデータでビット線を駆動する。等化セルは、センス増幅器が判断を下した後に、ビット線を駆動することができ、選択されたメモリ・セルがビット線を駆動するのと同時にビット線を駆動することができる。したがって、メモリ・デバイスは、次のアドレス線またはワード線の変化を待って、ビット線を等化する必要がない。
【0014】
図2に、本発明を含めることができるメモリ・デバイス200を示す。メモリ・デバイス200は、SRAMデバイスの一実施形態である。他の構成のSRAMデバイスに本発明を組み込むこともできる。
【0015】
メモリ・デバイス200は、SRAMセルを含むことができるメモリ・アレイ204を含む。メモリ・セルへのアクセスは、バス216にアドレスを供給することによって実施する。このアドレスは、行デコーダ202および列デコーダ212によってデコードされる。行デコーダ202は、デコードされた行アドレスをワード線218でメモリ・アレイ204に結合し、列デコーダ212は、デコードされた列アドレスをバス228でメモリ・アレイ204に結合する。
【0016】
データは、データ入力バス232から、入力バッファ206およびバス220を介してメモリ・アレイ204に書き込むことができる。データは、メモリ・アレイ204から、バス226、センス増幅器210、バス230および出力バッファ214を介してデータ出力バス234に読み出すことができる。データの読出しおよび書込みは、読出し/書込み制御回路208によって制御することができる。この回路は、制御信号であるチップ・イネーブル信号CEB、出力イネーブル信号OEBおよび書込みイネーブル信号WEBを受け取り、バス236を介して入力バッファ206を、バス238を介してセンス増幅器210を、バス250を介して出力バッファ214をそれぞれ制御する。他の制御信号を供給してもよい。
【0017】
メモリ・アレイ204は、SRAMセルの行および列、またはSRAMセルの行および列のブロックを含む。図3に、ワード線WL0およびビット線BL、BLBに結合したメモリ・セル302と、ワード線WL1およびビット線BL、BLBに結合した304を含むメモリ・セル300の例示的な列を示す。ビット線BLおよびBLBは、ビット線負荷回路310によって電源VCCの方へ引っ張られる。図3には、2つのメモリ・セル302および304のみが示されているが、列300は、メモリ・セルをいくつ含んでもよい。
【0018】
WL0を、高レベル電圧すなわち高レベル状態にアサートし、BLおよびBLBを所定の反対の論理状態に駆動することによって、メモリ・セル302にデータを書き込むことができる。WL0を、高レベル電圧すなわち高レベル状態にアサートし、メモリ・セル302からデータまたは電圧をBLおよびBLBに出力させることによって、メモリ・セル302からデータを読み出すことができる。BLおよびBLBに出力されたデータは、センス増幅器308によってセンスされる。メモリ・セル304の読出しおよび書込みも同様の方法で実施される。
【0019】
センス増幅回路308は、BLBに結合した非反転入力およびBLに結合した反転入力を有する。メモリ・アレイ204中の各列300に1つのセンス増幅器308を置くことができる。センス増幅器308は、BLおよびBLB上の信号に応答してOUT+およびOUT−を生成する差動出力を有することができる。例えば、BLBの電圧がBLより高い場合には、センス増幅器308は、OUT+を論理「1」状態に、OUT−を論理「0」状態に増幅することができる。反対に、BLの電圧がBLBより高い場合には、センス増幅器308は、OUT−を論理「1」状態に、OUT+を論理「0」状態に増幅することができる。OUT+およびOUT−を出力バッファ214に結合することができる。
【0020】
列300はさらに、等化セルCELLEQ306を含む。等化セルCELLEQ306は、選択信号SELEQを受け取るように構成された入力、ある電圧をBLに出力するように構成された出力EQ、ある電圧をBLBに出力するように構成された出力EQB、センス増幅器308からOUT+を受け取るように構成された真の入力INT、およびセンス増幅器308からOUT−を受け取るように構成された相補入力INCを有する。等化セル306は、SELEQに応答して使用可能状態となる。SELEQは、外部信号、行デコーダ202、または読出し/書込み制御回路208によって生成することができる。
【0021】
等化セル306は、センス増幅器308の出力に応答して、メモリ・セル302または304によって駆動された電圧とは反対の電圧をビット線BLおよびBLBに駆動させる等化回路である。例えば、メモリ・セル302が、BLの論理状態を高レベルに、BLBの論理状態を低レベルに駆動した場合には、等化セル306は、BLの論理状態を低レベルに、BLBの論理状態を高レベルに駆動する。等化セル306はセンス増幅器308と、負のフィードバック配置に結合される。
【0022】
選択されたメモリ・セル、等化セル306およびビット線負荷回路310は、BLおよびBLBを、ほぼ同じ電圧レベルの等化電圧に駆動する。後に詳述するように、ビット線負荷回路310は、BLおよびBLBの等化電圧を、メモリ・セル302および304のDCトリップ点から十分に離れたレベルまで引き上げるのを助けることができる。一実施形態では、ビット負荷回路310は、BLおよびBLBにVCCをそれぞれ結合する2つのpチャネル・ダイオード接続トランジスタを含む。
【0023】
図3に示したビット線等化方式は、ビット線BLおよびBLBを読出しの前に等化するATD回路を使用するのではなく、BLおよびBLB上のデータをセンスした後に、センス増幅器308と等化セル306の間の負のフィードバック配置によって、等化セル306が、ビット線BLおよびBLB上に電圧を生成し、BLおよびBLBの電圧を等化する。
【0024】
図3に示した方式は、BLおよびBLBを等化する前に、アドレス変化またはワード線変化を検出する必要もなく、選択されたメモリ・セルを読み出すと、続いて、BLおよびBLBが等化される。
【0025】
メモリ・アレイ204中の各列は等化セルを含むことができるので、メモリ・アレイ204中の各メモリ・ブロックは、SELEQに結合した等化セル行を含むことができる。
【0026】
他の実施形態では、センス増幅器308が単一の出力端子を含む。単一端子上の電圧はBLとBLBの大小を示す。単一端子は、等化セル306のINTまたはINCのいずれかに結合することができる。インバータを、INTとINCの間に結合し、反転信号を生成させて他方の入力としてもよい。別の実施形態として、等化セル306の入力を、INTまたはINCのいずれか1つとし、内部のインバータで他方の入力信号を生成させることもできる。
【0027】
選択されたメモリ・セル、等化セル306およびビット線負荷回路310で、BLおよびBLBの電圧を等化した後は、センス増幅器308が検出すべき差動電圧は存在しない。これによって、センス増幅器308は、OUT+およびOUT−に適正な電圧をより長く生成することができる。一実施形態として、BLおよびBLBの電圧が等化されていても、センス増幅器308が、等化された電圧を差動情報として解釈し、正しい状態のOUT+およびOUT−を出力することができるようなヒステリシスをセンス増幅器308に持たせることができる。一般に、センス増幅器308の入力(すなわち、BLおよびBLB)でのヒステリシスの量が大きいほど、メモリ・セル302または304から新しいデータが読み出されたときに、OUT+およびOUT−を新しい状態に切り換える時間が長くなる。一実施形態として、BLの電圧とBLBの電圧の間のヒステリシスの量を、約400〜800ミリボルトとすることができる。これは、増幅された信号OUT+およびOUT−では約1.5〜2.5ボルトに相当する。
【0028】
図4に、図3の列300の一実施形態である列400を示す。列400は、ワード線WL0およびビット線BL、BLBに結合したメモリ・セル402と、ワード線WL1およびビット線BL、BLBに結合したメモリ・セル404を含む。メモリ・セル402は、図3のメモリ・セル302の一実施形態であり、メモリ・セル404は、図3のメモリ・セル304の一実施形態である。
【0029】
メモリ・セル402は、2つのアクセス・トランジスタまたはパス・トランジスタ424および426、および2つの相互結合したインバータ回路416および418を含む。アクセス・トランジスタ424は、ゲートがWL0に、ドレイン(ソース)がBLに、ソース(ドレイン)がノード420に結合される。アクセス・トランジスタ426は、ゲートがWL0に、ドレイン(ソース)がBLBに、ソース(ドレイン)がノード422に結合される。インバータ418の入力はノード420に結合され、インバータ418の出力はノード422に結合される。インバータ416の入力はノード422に結合され、インバータ416の出力はノード420に結合される。
【0030】
メモリ・セル402は、ノード420および422にデータを記憶する。ノード420に記憶されたデータは、ノード422に記憶されたデータとは反対のデータである。データは、WL0の電圧を引き上げてアクセス・トランジスタ424および426をオンにし、BLおよびBLBから適当な電圧を結合することによって、ノード420および422に書き込むことができる。BLの電圧は、BLBの電圧とは反対の論理状態を表す。データは、WL0の電圧を引き上げてアクセス・トランジスタ424および426をオンにし、ノード420および422の電圧がそれぞれ、BLおよびBLBに結合されるようにすることによって、ノード420および422から読み出すことができる。その後、センス増幅器308が、BLおよびBLBの電圧をセンスすることができる。
【0031】
メモリ・セル404は、2つのアクセス・トランジスタまたはパス・トランジスタ436および438、および2つの相互結合インバータ回路428および430を含む。アクセス・トランジスタ436は、ゲートがWL0に、ドレイン(ソース)がBLに、ソース(ドレイン)がノード432に結合される。アクセス・トランジスタ438は、ゲートがWL0に、ドレイン(ソース)がBLBに、ソース(ドレイン)がノード434に結合される。インバータ428の入力はノード432に結合され、インバータ428の出力はノード434に結合される。インバータ430の入力はノード434に結合され、インバータ430の出力はノード432に結合される。
【0032】
メモリ・セル404は、ノード432および434にデータを記憶する。ノード432に記憶されたデータは、ノード434に記憶されたデータとは反対のデータである。データは、WL0の電圧を引き上げてアクセス・トランジスタ436および438をオンにし、BLおよびBLBから適当な電圧を結合することによって、ノード432および434に書き込むことができる。データは、WL0の電圧を引き上げてアクセス・トランジスタ436および438をオンにし、ノード432および434の電圧がそれぞれ、BLおよびBLBに結合されるようにすることによって、ノード432および434から読み出すことができる。その後、センス増幅器308が、BLおよびBLBの電圧をセンスすることができる。
【0033】
等化セル406は、図3の等化セル306の一実施形態である。等化セル406は、メモリ・セル402および404と非常に似ているが、インバータ回路間の相互接続が取り去られている点が異なる。
【0034】
等化セル406は、2つのアクセス・トランジスタまたはパス・トランジスタ444および446、および2つのインバータ回路440および442を含む。インバータ440の入力は、センス増幅器308からOUT−を受け取るように構成された入力INCに結合される。インバータ440の出力は、アクセス・トランジスタ444に結合される。インバータ442の入力は、センス増幅器308からOUT+を受け取るように構成された入力INTに結合される。インバータ442の出力は、アクセス・トランジスタ446に結合される。アクセス・トランジスタ444は、ゲートがSELEQに、ドレイン(ソース)がBLに、ソース(ドレイン)がインバータ440の出力に結合される。アクセス・トランジスタ446は、ゲートがSELEQに、ドレイン(ソース)がBLBに、ソース(ドレイン)がインバータ442の出力に結合される。
【0035】
SELEQが高レベルのとき、アクセス・トランジスタ444は反転されたOUT−信号をBLに結合し、アクセス・トランジスタ446は反転されたOUT+信号をBLBに結合する。
【0036】
インバータ416、418、428、430、440および442は、CMOSインバータ、NMOSインバータ、またはPMOSインバータでよく、能動負荷(例えばトランジスタ)または受動負荷(例えば抵抗)を含んでもよい。
【0037】
図5に、インバータ416および418がCMOSインバータであるメモリ・セル402の一実施形態を示す。インバータ416は、ソースがVCCに、ドレインがノード420に、ゲートがノード422に結合したpチャネル・トランジスタ450を含む。インバータ416はさらに、ドレインがノード420に、ソースがグラウンドに、ゲートがノード422に結合したnチャネル・トランジスタ452を含む。インバータ418は、ソースがVCCに、ドレインがノード422に、ゲートがノード420に結合したpチャネル・トランジスタ454を含む。インバータ418はさらに、ドレインがノード422に、ソースがグラウンドに、ゲートがノード420に結合したnチャネル・トランジスタ456を含む。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネル・トランジスタ450および454の幅と長さの比は、約0.5/0.55であり、nチャネル・トランジスタ452および456のそれは、0.8/0.5である。その他の大きさのトランジスタを使用する他の実施形態も可能である。
【0038】
図6に、インバータ440および442がCMOSインバータである等化セル406の一実施形態を示す。インバータ440は、ソースがVCCに、ドレインが、ノード460およびアクセス・トランジスタ444に、ゲートがINCに結合したpチャネル・トランジスタ458を有する。インバータ440はさらに、ドレインがノード460に、ソースがグラウンドに、ゲートがINCに結合したnチャネル・トランジスタ462を含む。インバータ442は、ソースがVCCに、ドレインが、ノード466およびアクセス・トランジスタ446に、ゲートがINTに結合したpチャネル・トランジスタ464を有する。インバータ442はさらに、ドレインがノード466に、ソースがグラウンドに、ゲートがINTに結合したnチャネル・トランジスタ468を含む。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネル・トランジスタ458および464の幅と長さの比は、約0.5/0.55であり、nチャネル・トランジスタ462および468のそれは、0.8/0.5である。その他の大きさのトランジスタを使用する他の実施形態も可能である。
【0039】
メモリ列400はさらに、ダイオードとして構成されたpチャネル・トランジスタ412および414を含むビット線負荷回路410を含む。pチャネル・トランジスタ412は、ソースが電源VCCに、ゲートおよびドレインがBLに結合される。pチャネル・トランジスタ414は、ソースが電源VCCに、ゲートおよびドレインがBLBに結合される。
【0040】
図4の回路の動作を図7を参照して説明する。時刻t0では、WL0、WL1およびSELEQは全て低レベルであり、列400、またはブロック400を含むメモリ・ブロックは選択されていない。時刻t0ではまた、センス増幅器308は使用禁止状態であり、OUT+およびOUT−は低レベルである。時刻t1で、SELEQが高レベル状態に変化して、アクセス・トランジスタ444および446を使用可能状態にし、インバータ440および442が、それぞれビット線BLおよびBLBに高レベル電圧を結合することができるようになる。時刻t2で、WL0が、高レベル状態に変化して、アクセス・トランジスタ424および426が使用可能状態となり、ノード420および422に記憶されたデータを、メモリ・セル402から読み出すことができるようになる。一実施形態では、時刻t1とt2の間の間隔は、約0ns〜5nsである。その他の時間間隔を使用してもよい。
【0041】
説明の目的から、メモリ・セル402は、ノード420に論理「1」状態を、ノード422に論理「0」状態を記憶する、すなわち、WL0が高レベル状態に変化したときに、負荷トランジスタ412およびインバータ416、440がBLを駆動する電圧は、負荷トランジスタ414およびインバータ418、442がBLBを駆動する電圧よりも高いと仮定する。時刻t2とt3の間で、センス増幅器308が、BLとBLBの電圧差をセンスし、OUT+の論理状態を低レベルに、OUT−の論理状態を高レベルに駆動させる。OUT+の低レベル論理状態は、等化セル406のインバータ442の入力に結合される。インバータ442は、この低レベル論理状態を高レベル論理状態に反転する。SELEQは高レベルなので、メモリ・セル402がBLBの論理状態を低レベルに駆動している間に、アクセス・トランジスタ446は、インバータ442の高レベル論理状態をBLBに結合する。したがって、メモリ・セル402、等化セル406および負荷トランジスタ414が、BLBの最終的な電圧を決定する。
【0042】
同様に、OUT−の高レベル論理状態は、等化セル406のインバータ440の入力に結合される。インバータ440は、この高レベル論理状態を低レベル論理状態に反転する。SELEQは高レベルなので、メモリ・セル402がBLの論理状態を高レベルに駆動している間に、アクセス・トランジスタ444はインバータ440の低レベル論理状態をBLに結合する。したがって、メモリ・セル402、等化セル406および負荷トランジスタ412が、BLの最終的な電圧を決定する。pチャネル・トランジスタ412および414がほぼ同じ幾何学的形状を有し、インバータ416、418、440および442が、ほぼ同じ駆動能力を有するような大きさである場合には、BLとBLBは、ほぼ同じ電圧に落ちつく、すなわちこれらは、センス増幅器308と等化セル406との負のフィードバック配置によって等化される。
【0043】
時刻t3で、WL0が低レベル状態に変化して、メモリ・セル402を選択解除する。時刻t3ではさらに、WL1が高レベル状態に変化して、メモリ・セル404が選択され、ノード432および434に記憶されたデータをそれぞれ、ビット線BLおよびBLBに出力できるようになる。このデータが、メモリ・セル402から読み出したデータと同じである場合、すなわち、ノード432が高レベル論理状態を記憶し、ノード434が低レベル論理状態を記憶している場合は、ビット線は、等化されたまま残り、センス増幅器308は、線OUT+およびOUT−に正しい出力を出力し続ける。したがって、メモリ・セル404のデータを読み出すアクセス時間は非常に高速となり、これを、約0〜3ナノ秒程度にすることができる。
【0044】
ノード432および434に記憶されたデータがメモリ・セル402から読み出したデータと異なる場合、例えば、ノード432がBLに、低レベル論理状態を、ノード434がBLBに高レベル論理状態を出力する場合には、センス増幅器308の出力が変化する必要がある。メモリ・セル404から読み出された新しい状態に応答して、センス増幅器308が切り換わる前に、センス増幅器308と等化セル406の間のフィードバック配置が、負のフィードバック配置から、BLおよびBLBの新しい状態をセンス増幅器308が高速に検出する正のフィードバック配置に変化する。例えば、WL1が高レベル状態に変化すると、センス増幅器308の出力が状態を変化させる前に、メモリ・セル404および等化セル406が、BLを、低レベル論理状態に、BLBを、高レベル論理状態に駆動する。これによって、BLおよびBLB上で駆動されたデータのスルー・レート(dV/dt)はほぼ2倍になる。これは、メモリ・セル404だけではなく、2つのセル(メモリ・セル404および等化セル406)が並行して、BLおよびBLBを同じ状態に駆動するからである。BLBの電圧がBLの電圧より高くなると、センス増幅器308はOUT+を、高レベル論理状態に変化させ、OUT−を低レベル論理状態に変化させる。OUT+が高レベルのとき、インバータ442は低レベル論理状態を出力し、この出力は、アクセス・トランジスタ446によってBLBに結合される。等化セル406による低レベルの論理状態出力、選択されたメモリ・セル404による高レベルの論理状態出力および負荷トランジスタ414が、BLBを最終的な電圧にする。同様に、OUT−が低レベルのとき、インバータ440は、高レベル論理状態を出力し、この出力は、アクセス・トランジスタ444によってBLに結合される。等化セル406による高レベル論理状態出力、選択されたメモリ・セル404による低レベル論理状態出力および負荷トランジスタ412が、BLを、BLBの最終的な電圧とほぼ等しい最終的な電圧にする。このように、BLおよびBLBは等しい電圧に駆動される。
【0045】
時刻t4で、WL1が低レベル状態に変化して、列400の別のメモリ・セルを選択できるようになる。選択されたメモリ・セルに書き込むためには、SELEQを低レベル状態にアサートして、等化セル406を使用禁止にする。
【0046】
センス増幅器308が偶発的に、選択したメモリ・セルに関して誤った状態に変化した場合にも、センス増幅器308と等化セル406の間の負のフィードバック配置が、正のフィードバック配置に変化して、センス増幅器308が自体を修正する。例えば、メモリ・セル402が選択されて、BLに、高レベル論理状態を、BLBに、低レベル論理状態を出力したが、ノイズまたは別の何らかの現象のために、センス増幅器308が、高レベル論理状態のOUT+、および低レベル論理状態のOUT−を出力した場合、等化セル406とメモリ・セル402が、BLを高レベルに、BLBを低レベルに駆動し、これによって、センス増幅器がすぐに、OUT+を低レベル論理状態に、OUT−を高レベル論理状態に変化させる。このようにして、センス増幅器308が誤った状態を出力しても、本発明はすぐに回復する。複数のセルが、BLおよびBLBを一度に正しい状態に駆動することによってスルー・レートが向上するため、所与のメモリ・セルを読み出す際にアクセス時間のプッシュアウトがほとんど(例えば約1〜10%)または全く生じない。
【0047】
インバータ416、418、428および430のDCトリップ点に、これらのインバータの静的雑音余裕度を加えたものよりもBLおよびBLBの等化された最終的な電圧が大きくなるように設計することができる。こうして、メモリ・セル402および404に記憶されたデータが誤った状態に切り換わらないような十分な余裕を等化電圧に与えることによって、メモリ・セル402および404の安定性を向上させることができる。
【0048】
一実施形態では、インバータ416、418、428および430のDCトリップ点が、(VCC−グラウンド)/2とメモリ・セル402および404の静的雑音余裕度との差より小さくなるように設計する。この実施形態では、BLおよびBLBの等化電圧が、ほぼ(VCC−グラウンド)/2になるように設計してもよい。
【0049】
メモリ・セルの静的雑音余裕は、メモリ・セルの特性試験またはシミュレーションを実施し、当技術分野で周知のバタフライ線図を作成することによって容易に決定することができる。図8に、図5に示したCMOSインバータを有するメモリ・セル402のバタフライ線図の一実施形態を示す。このCMOSインバータは、ミクロンで表したpチャネル・トランジスタ450および454の幅と長さの比が約0.5/0.55であり、nチャネル・トランジスタ452および456のそれは0.8/0.5である。このバタフライ線図には、ノード420および422における電圧変化(垂直軸)および、これ対するビット線BLおよびBLBにおける電圧変化(水平軸)がプロットされている。波形Aがノード420に対応し、波形Bがノード422に対応する。この実施形態の最大静的雑音余裕は、−1.25ボルトの縦線で計測される約242ミリボルトである。バタフライ線図は、温度約−10℃、VCC電源電圧約3.7ボルトでシミュレートされた。したがって、一実施形態として、等化電圧を、インバータ418および420のDCトリップ点に242ミリボルトを加えた値より大きくなるように設計すればよい。
【0050】
図9に、センス増幅器308の一実施形態と、基準電圧発生器774を含むその他の支援回路とを含むメモリ・デバイス700を示す。
【0051】
メモリ・デバイス700は、pチャネル・ダイオード接続トランジスタ710および712を有するビット線負荷回路を含む。トランジスタ710は、ゲートおよびドレインがBLに、ソースが、列選択トランジスタ770のドレインに結合される。トランジスタ712は、ゲートおよびドレインがBLBに、ソースが、列選択トランジスタ770のドレインに結合される。列選択トランジスタ770は、ゲートが信号SELBに、ソースがVCCに結合される。メモリ・セル302および304を含む列が選択されているとき、SELBは低レベルであり、トランジスタ770がpチャネル・トランジスタ710および712のソースにVCCを結合する。メモリ・セル302および304を含む列が選択解除されているときには、SELBは高レベルであり、トランジスタ770は、pチャネル・トランジスタ710および712のソースにVCCを結合しない。一実施形態では、ミクロンで表したトランジスタ770の幅と長さの比は約10/0.5である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0052】
pチャネル負荷トランジスタ710および712は、メモリ・セル302、304および等化セル306とともに動作し、図4のpチャネル負荷トランジスタ412および414に関して一般的に説明したように、ビット線BLおよびBLBに等化電圧を発生させる。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネル・トランジスタ710および712の幅と長さの比は約4/0.55である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0053】
メモリ・デバイス700は、電流センス増幅器であるセンス増幅器308の一実施形態を示す。センス増幅器308は、pチャネル・トランジスタ720および728、nチャネル・トランジスタ724および732、pチャネル・トランジスタ726を含む。pチャネル・トランジスタ720は、pチャネル・トランジスタ720のゲートがpチャネル・トランジスタ710のゲートおよびBLに結合される電流ミラー構成でpチャネル負荷トランジスタ710に接続される。pチャネル・トランジスタ720のソースは列選択トランジスタ748のドレインに結合され、トランジスタ720のドレインは、nチャネル・トランジスタ724のドレインに結合される。pチャネル・トランジスタ728は、pチャネル・トランジスタ728のゲートがpチャネル・トランジスタ712のゲートおよびBLBに結合される電流ミラー構成でpチャネル負荷トランジスタ712に接続される。pチャネル・トランジスタ728のソースは列選択トランジスタ750のドレインに結合され、トランジスタ728のドレインは、nチャネル・トランジスタ732のドレインに結合される。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネル・トランジスタ720および728の幅と長さの比が4/0.5である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0054】
nチャネル・トランジスタ724および732のソースはグラウンドに結合される。トランジスタ724のゲートは、線746で、pチャネル・トランジスタ726のドレイン(ソース)に、ノード766で、トランジスタ732のドレインに結合される。トランジスタ732のゲートは、線744で、pチャネル・トランジスタ726のソース(ドレイン)に、ノード768で、トランジスタ724のドレインに結合される。トランジスタ726のゲートはグラウンドに結合される。一実施形態では、ミクロンで表したnチャネル・トランジスタ724および732の幅と長さの比が1.1/0.6である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0055】
メモリ・セル302または304に記憶されたデータが、ビット線BLおよびBLBに読み出されるとき、pチャネル・トランジスタ726は、ノード766と768の電圧不均衡が、所定の量を超えて拡大するのを防ぐ。例えば、pチャネル・トランジスタ726は、この電圧不均衡が、約300〜700ミリボルトより大きくなることを防ぐ。この不均衡の量は、トランジスタ726の駆動強度を制御することによって制御できる。pチャネル・トランジスタ726の駆動強度を調整することは、センス増幅回路のヒステリシスの量を制御する機能を実行することでもある。一般に、トランジスタ726の駆動強度が大きいほど(すなわち相互コンダクタンスが大きいほど)、BLおよびBLBの電圧に関するヒステリシスの量は小さくなる。一実施形態では、ミクロンで表したトランジスタ726の幅と長さの比は約1.1/0.55である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0056】
メモリ・デバイス700はさらに、ノード764および762のアナログ電圧をノード768および766のCMOS論理レベルにそれぞれ変換する2つの回路を含む。第1の回路は、pチャネル・トランジスタ718およびnチャネル・トランジスタ722を含む。pチャネル・トランジスタ718は、pチャネル・トランジスタ710と電流ミラー構成で結合される。pチャネル・トランジスタ718は、ソースが、列選択トランジスタ748のドレインに、ドレインがノード764でnチャネル・トランジスタ722のドレインに、ゲートがBLに結合される。nチャネル・トランジスタ722は、ソースがグラウンドに、ゲートが、線746およびノード766でトランジスタ732のドレインに結合される。第2の回路は、pチャネル・トランジスタ730およびnチャネル・トランジスタ734を含む。pチャネル・トランジスタ730は、pチャネル・トランジスタ712と電流ミラー構成で結合される。pチャネル・トランジスタ730は、ソースが、列選択トランジスタ750のドレインに、ドレインがノード762で、nチャネル・トランジスタ734のドレインに、ゲートがBLBに結合される。nチャネル・トランジスタ734は、ソースがグラウンドに、ゲートが、線744およびノード768でトランジスタ724のドレインに結合される。センス増幅器の出力OUT+およびOUT−はノード764および762にそれぞれ現れる。
【0057】
センス増幅回路の1つの出力をノード764でインバータ756の入力に結合することができる。インバータ756の出力OUT1を、出力バッファ214またはその他の回路に結合することができる。センス増幅回路のもう一方の出力をノード762で、別のインバータ(図示せず)の入力に結合することができる。このインバータは、出力バッファ214またはその他の回路に別の信号を出力することができる。
【0058】
メモリ・デバイス700はさらに、列選択pチャネル・トランジスタ748および750を含む。これらのトランジスタは、pチャネル・トランジスタ718、720、728および730に電力を供給するか否かを制御することによって、メモリ・セル302および304を含む列の選択を制御する。pチャネル・トランジスタ748は、ゲートがCOLBに、ソースがVCCに、ドレインが、pチャネル・トランジスタ718および720のソースに結合される。COLBが低レベルのとき、VCCが、pチャネル・トランジスタ718および720のソースに結合され、センス増幅回路への1つの入力が使用可能状態になる。COLBが高レベルのときには、VCCが、pチャネル・トランジスタ718および720のソースに結合されず、センス増幅回路への1つの入力が事実上、使用禁止状態になる。同様に、pチャネル・トランジスタ750は、ゲートがSELBに、ソースがVCCに、ドレインが、pチャネル・トランジスタ728および730のソースに結合される。SELBが低レベルのとき、VCCが、pチャネル・トランジスタ728および730のソースに結合され、センス増幅回路への1つの入力が使用可能状態になる。SELBが高レベルのときには、VCCが、pチャネル・トランジスタ728および730のソースに結合されず、センス増幅回路への1つの入力が事実上、使用禁止状態になる。COLBおよびSELBは、列デコーダ212または読出し/書込み制御回路208によって生成することができる。
【0059】
メモリ・デバイス700はさらに、センス増幅回路内の内部ノードを等化する回路を含んでもよい。例えば、nチャネル・トランジスタ790および792をセンス増幅回路に含めることもできる。トランジスタ790は、ドレイン(ソース)が線740に、ソース(ドレイン)が線742に、ゲートがSELBに結合される。トランジスタ792は、ソース(ドレイン)が線736に、ドレイン(ソース)が線738に、ゲートがSELBに結合される。センス増幅回路を含む列またはブロックが選択解除されているとき、SELBは高レベルであり、トランジスタ790は線742を線740に短絡し、トランジスタ792は線738を線736に短絡している。SELBが低レベルのとき、トランジスタ790および792はオフ状態となる。一実施形態では、ミクロンで表したトランジスタ790および792の幅と長さの比は約1.1/0.5である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0060】
メモリ・デバイス700はさらに、トランジスタ752および754などの書込み回路を含んでもよい。トランジスタ752は、ドレイン(ソース)がDATAに、ソース(ドレイン)がBLに、ゲートが書込み制御信号WRTに結合される。書込み制御信号WRTは、読出し/書込み制御回路208によって生成することができる。同様に、トランジスタ754は、ドレイン(ソース)がDATABに、ソース(ドレイン)がBLBに、ゲートがWRTに結合される。WRTが論理高レベルであるとき、トランジスタ752および754は、DATAおよびDATABをそれぞれ、BLおよびBLBに結合する。WRTが論理低レベルであるとき、トランジスタ752および754はオフ状態となり、DATAおよびDATABをそれぞれBLおよびBLBに結合しない。DATABには、DATAと反対の論理状態を有するデータを含めることができる。一実施形態では、ミクロンで表したトランジスタ752および754の幅と長さの比は約5/0.5である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0061】
書込み回路はさらに、パス・トランジスタ760を含むことができる。パス・トランジスタ760は、ドレイン(ソース)がBLに、ソース(ドレイン)がBLBに、ゲートが、書込み終了信号EOWに結合される。DATAおよびDATABがBLおよびBLBにそれぞれ書き込まれると、BLおよびBLBの電圧は、異なる電圧レベルに変化する。パス・トランジスタを組み込むと、書込み操作の後の次の読出しの前にBLおよびBLBを素速く等化することができる。EOWが高レベルのとき、パス・トランジスタ760はBLをBLBに結合し、BLおよびBLBは等化されてほぼ同じ等化電圧になる。EOWは、読出し/書込み制御回路208によって、書込みサイクルの終わり(例えば、WEBがロー状態に変化するとき)に生成することができる。一実施形態では、ミクロンで表したトランジスタ760の幅と長さの比は約5/0.5である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0062】
メモリ・セル302および304を含む列が選択解除されているとき、またはこの列を含むメモリ・ブロックが選択解除されているときに、BLおよびBLBを選択されたメモリ・ブロックに対してほぼ同じ等化電圧に維持するため、トランジスタ714および716によってBLおよびBLBにそれぞれ結合される等化電圧VREFを生成する基準電圧発生器774を含めることができる。パス・トランジスタ714および716は、ゲートがVCCなどの高レベル論理状態に、ドレイン(ソース)が線772でVREFに、ソース(ドレイン)がそれぞれ、BLおよびBLBに結合される。トランジスタ714および716は、選択されたメモリ・ブロックのビット線BLおよびBLBの動作を一般には妨害しないが、選択解除されたメモリ・ブロックのビット線にVREFを結合することはできる弱いパス・トランジスタでよい。一実施形態では、ミクロン単位で表したトランジスタ714および716の幅と長さの比は約1.1/5である。
【0063】
一実施形態では、メモリ・デバイス1つにつき基準電圧発生器が1つだけ必要である。この1つの基準電圧発生器を、すべてのメモリ・ブロックのすべての列の各ビット線対に結合することができる。他の実施形態では、2つ以上の基準電圧発生器をメモリ・デバイスに含め、これらを、1つまたは複数のビット線対に結合することができる。
【0064】
図10に、基準電圧発生器744の一実施形態である基準電圧発生器800を示す。基準電圧発生器800は等化セル802を含む。等化セル802は、図3の等化セル306または図4の等化セル406と同一のものでよい。等化セル802は、自体のEQB出力に線806で結合されたEQ出力、VCCなどの高レベル論理状態に結合されたINT入力、およびグラウンドなどの低レベル論理状態に結合されたINC入力を有する。別の実施形態として、INTを、低レベル論理状態に、INCを高レベル論理状態に結合してもよい。
【0065】
基準電圧発生器800はさらに、電源VCCと線806の間に結合された負荷回路804を含む。負荷回路804および等化セル802は協動して、メモリ・セル302、304、等化セル306、およびビット線負荷トランジスタ710、712がBLおよびBLBを駆動する等化電圧とほぼ同じ電圧の基準電圧VREFに線806を駆動する。
【0066】
一実施形態では、負荷回路804はpチャネル・ダイオード接続トランジスタである。このpチャネル・ダイオード接続トランジスタを基準電圧発生器800に含めると、ビット線負荷トランジスタ710および712と同じ機能が提供される。例えば、SELBが低レベル状態にアサートされて、メモリ・セル302および304を含む列が選択解除されたときには、トランジスタ770はオフ状態であり、ビット線BLおよびBLBはVCCに結合されない。そのため、BLおよびBLB上の等化電圧を複製するために、トランジスタ710および712とほぼ同じ幾何学的形状を有するpチャネル・ダイオード接続トランジスタを基準電圧発生器800に含めることができる。
【0067】
一実施形態として、等化セル802は、図4の等化セル406に示されているような2つのインバータ回路および2つのアクセス・トランジスタを有することができる。このアクセス・トランジスタは、SELEQがVCCに結合されているときには常にオン状態となる。この実施形態では、INTの高レベル論理状態は、インバータによって反転され、これによってEQBが、線806に低レベル論理状態を出力する。また、INCの高レベル論理状態は、インバータによって反転され、これによってEQが、線806に低レベル論理状態を出力する。INCにおける低論理状態がインバータによって反転され、EQが線806に高論理状態を出力する。したがって、EQが、線806を1つの論理状態に駆動すると、EQBは、反対の論理状態に線806を駆動し、負荷回路804は、線806をVCCよりに引き上げる。この機構は、図3の列300および図4の列400で示したBLおよびBLBを等化電圧に駆動する機構と同じである。負荷回路804が、トランジスタ710および712とほぼ同じ駆動能力を有するように設計され、等化セル802が、メモリ・セル302および304とほぼ同じ駆動能力を有する(すなわち、トランジスタ部品がほぼ同じ寸法比率を有する)ように設計されている場合には、VREFは、図3のメモリ・セル302、304および等化セル306がBLおよびBLBを駆動する等化電圧とほぼ同じ等化電圧を有する。
【0068】
メモリ・デバイス700の動作を図11の例示的な波形図に関して説明する。時刻t0では、COLBおよびSELBは高レベルであり、メモリ・セル302および304があるメモリ列またはメモリ・ブロックが選択解除されていることを示している。時刻t0ではまた、SELEQが低レベルであり、等化セル306は、EQおよびEQBからBLおよびBLBにそれぞれ電圧を出力することが禁止されている。時刻t0からt1までは、VREFが、BLおよびBLBに結合されているため、これらのビット線は、ほぼ同じ等化電圧に維持されている。一実施形態として、メモリ・デバイスが約100℃で動作し、およびVCCが約2.9ボルトであるときに、VREFを、約1.2〜1.5ボルトとすることができる。
【0069】
時刻t1で、COLBおよびSELBが低レベル状態に変化し、これによって、pチャネル・トランジスタ748、750および770がオン状態となり、pチャネル・トランジスタ710、712、718、720、728および730のソースにVCCが結合される。時刻t1ではまた、SELEQが高レベル状態に変化し、これによって、等化セル306が、出力EQおよびEQBからBLおよびBLBに高レベル電圧をそれぞれ出力することができるようになる。
【0070】
時刻t2とt3の間は、メモリ・セル302が読出しのために選択されている。時刻t2で、ワード線WL0が高レベル状態に変化し、メモリ・セル302に記憶されたデータをBLおよびBLBに出力することが可能となる。一実施形態として、時刻t1とt2の間の時間差を約0〜5nsとすることができる。BLおよびBLB上の電流がセンス回路によってセンスされ、OUT+およびOUT−の該当する電圧が等化セル306のINTおよびINCに結合される。次いで、等化セル306が、メモリ・セル302によって出力されたデータとは反対の電圧をEQおよびEQBからBLおよびBLBに出力し、BLおよびBLBが等化される。
【0071】
例えば、メモリ・セル302が、BLに論理「0」を、BLBに論理「1」を出力する場合には、BLには、BLBより大きな量の電流が流れる。BLBを流れる電流は、pチャネル・トランジスタ712、728および730の電流ミラー構成によって、線738および742にミラーされる。BLを流れる電流は、pチャネル・トランジスタ710、718および720の電流ミラー構成によって、線736および740にミラーされる。BLおよび線736を流れる電流が増大するので、ノード768の電圧は増大し、これは、トランジスタ732がオンになるまで続く。同様に、BLBおよび線738を流れる電流が低減するので、ノード766の電圧は低下し、これは、トランジスタ724がオフになるまで続く。トランジスタ724がオフ、トランジスタ732がオンになると、ノード768の電圧はノード766の電圧より高くなるが、それぞれの電圧は、トランジスタ726によって制限される。一実施形態では、ノード768とノード766の電圧差は、トランジスタ726によって約300〜700ミリボルトに制限される。
【0072】
線740は、トランジスタ732のゲートにも、トランジスタ724のゲートにも結合されていなので、ノード764の出力OUT+は、トランジスタ726によって制限されない電圧レベルにまで上昇することができる。同様に、線742は、トランジスタ724のゲートに結合されていないので、ノード762の出力OUT−は、トランジスタ726によって制限されない電圧レベルにまで低下することができる。一実施形態では、等化セル306は、図6のようなCMOSインバータを含み、ノード764での電圧は、CMOS「1」論理レベルに上昇し、ノード762の電圧はCMOS「0」論理レベルに低下することができる。INCの論理「1」レベルによって、等化セル306は、出力EQからBLに論理低レベルを出力する。INTの論理「0」レベルによって、等化セル306は、出力EQBからBLBに論理高レベルを出力する。こうして、ビット線BLおよびBLBは、等化セル306、メモリ・セル302およびビット線負荷トランジスタ710および712によって等化電圧に駆動される。
【0073】
時刻t3で、WL0が低レベル状態に変化してメモリ・セル302を選択解除し、WL1が高レベル状態に変化して、メモリ・セル304の内容をBLおよびBLBに読み出すことができるようになる。時刻t4で、WL1が低レベル状態に変化してメモリ・セル304を選択解除し、WL0が高レベル状態に変化して、メモリ・セル302の内容をBLおよびBLBに読み出すことができるようになる。
【0074】
時刻t5で、SELEQが低レベル状態に、WRTが高レベル状態に変化し、DATAを、BLおよびメモリ・セル302に書き込むことと、DATABを、BLBおよびメモリ・セル302に書き込むことができるようになる。時刻t6で、WRTパルスが終了し、SELEQが高レベルに変化して等化セル706を使用可能にする。時刻t6から時刻t7までの間、短いEOWパルスが、パス・トランジスタ760に結合され、BLおよびBLBの等化を助ける。一実施形態として、時刻t6とt7の間の時間差を約2〜7nsとすることができる。
【0075】
EOWパルスが時刻t7で終了したとき、WL0はまだ高レベル状態にあり、そのため、メモリ・セル302に書き込まれたデータを、直後の時刻t7〜t8の間にメモリ・セル302からの読み出すことができる。時刻t9で、WL0が低レベル状態に変化してメモリ・セル302を選択解除し、WL1が高レベル状態に変化して、WL1を選択しメモリ・セル304の内容をBLおよびBLBに出力することができるようになる。
【0076】
図12に、図11に示した例示的な波形に対応する実際にシミュレートしたメモリ・デバイス700の波形を示す。波形AはOUT1に、波形BはBLに、波形CはBLBに、波形DはSELBおよびCOLBに、波形EはEOWに、波形FはSELEQに、波形GはWL0に、波形HはWL1に、波形IはWRTにそれぞれ対応する。図11の時刻t0、t1、t2、t3、t4、t5、t6、t7、t8およびt9は、図12の時刻0ns、4ns、5ns、20ns、35ns、50ns、60ns、65ns、80nsおよび95nsにほぼ対応する。図12に示した信号は、温度約100℃、VCC約2.9ボルトでシミュレートしたものである。
【0077】
以前の高速ATDベースのSRAMデバイスと比較すると、メモリ・デバイス700は、約30〜35%高速なセンス経路を有し、ほぼ同じ量の電流を消費し、メモリ・セル302および304を除く図9に示したセンス増幅回路およびその他の回路を含む支援回路のゲートの面積が約20〜25%少ない。以前の高速ATDベースのSRAMデバイスは、8列のメモリ・セルが共有するはるかに大きいセンス増幅回路を含む。表1に、測定結果を集計したものを示す。センス経路の速度は、図12に示すように、ワード線(例えば、WL0)の変化から、OUT1がVCC/2に変化するまでを測定する。
表1
パラメータ 高速ATD SRAM メモリ・デバイス700
速度 3.75ns 2.84ns
1列当たり電流 0.578mA 0.590mA
総ゲート面積 52.58μm2 40.69μm2
【0078】
図13に、図9のメモリ・デバイス700の代替実施形態であるメモリ・デバイス900を示す。メモリ・デバイス900は、メモリ・セル302および304を含む列が選択解除されているときに、等化電圧VREFをBLおよびBLBに駆動する基準電圧発生器744およびパス・トランジスタ714、716を含まない。対照的に、メモリ・デバイス900は、トランジスタ770と並列に結合されたpチャネル・トランジスタ902を含む。pチャネル・トランジスタ902は、ゲートおよびドレインがpチャネル・トランジスタ710および712のソースに結合され、ソースがVCCに結合されたダイオード構成に構成される。
【0079】
SELBが高レベルのとき、メモリ・セル302および304は選択解除され、pチャネル・トランジスタ770はオフになる。pチャネル・トランジスタ902はオンのままで残り、トランジスタ902および710のためにBLは、pチャネルしきい値の約2倍分、VCCより低い等化電圧に落ちつく。同様に、トランジスタ902および712のためにBLBは、pチャネルしきい値の約2倍分、VCCより低い等化電圧に落ちつく。
【0080】
SELBが低レベルのとき、メモリ・セル302および304が選択され、pチャネル・トランジスタ770はオンになる。pチャネル・トランジスタ770がオンのとき、このトランジスタは、トランジスタ902を事実上、短絡させ、トランジスタ902は、BLおよびBLBの等化電圧の決定を助けないようになる。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネル・トランジスタ902の幅と長さの比は約2/0.5であり、pチャネル・トランジスタ770のそれは約10/0.5である。
他の大きさのものを使用することもできる。
【0081】
他の実施形態として、BLおよびBLB上に所望の等化電圧を生成させるために、2つ以上のダイオード接続トランジスタを、トランジスタ902とは直列に、トランジスタ770とは並列に結合することができる。
【0082】
本発明を、具体的で例示的な実施形態に関して説明してきたが、前記特許請求の範囲に記載した本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、当業者が、各種変更および代替形態を実施できることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ATD回路を含む従来のメモリ・デバイスのブロック図である。
【図2】 本発明を含めることができるメモリ・デバイスの一実施形態を示すブロック図である。
【図3】 メモリ・セル、等化セル、ビット線負荷およびセンス増幅器を含むメモリ列の一実施形態を示すブロック図である。
【図4】 図3のメモリ・セル、ビット線負荷および等化回路の一実施形態を示す回路図である。
【図5】 図4のメモリ・セルの一実施形態を示す回路図である。
【図6】 図4の等化セルの一実施形態を示す回路図である。
【図7】 図4の回路の信号波形図である。
【図8】 メモリ・セルの一実施形態のバタフライ線図である。
【図9】 図3の実施形態をより詳細に示す回路図である。
【図10】 基準電圧発生器の一実施形態を示す回路図である。
【図11】 図9の回路の信号波形図である。
【図12】 図11の波形図に対応するシミュレーション信号である。
【図13】 図3の実施形態をより詳細に示す回路図である。
【符号の説明】
300 メモリ・セル列
302 メモリ・セル
304 メモリ・セル
306 等化セル
308 センス増幅器
310 ビット線負荷回路

Claims (6)

  1. 第1のビット線と、
    第2のビット線と、
    第1および第2のビット線に結合したビット線負荷回路と、
    第1および第2のビット線に結合したメモリ・セルと、
    第1のビット線に結合した第1の出力、第2のビット線に結合した第2の出力、および第1の入力を有する第1の等化回路と、
    第1のビット線に結合した第1の入力、第2のビット線に結合した第2の入力、および第1の等化回路の第1の入力に結合した出力を有するセンス増幅回路とを含み、
    前記第1の等化回路及び前記センス増幅回路は、前記第1の等化回路が前記メモリ・セルによって出力されるデータとは反対のデータでビット線を駆動するように構成されることを特徴とするメモリ・デバイス。
  2. メモリ・セルに結合したワード線と、
    等化回路に結合した選択線とをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のメモリ・デバイス。
  3. メモリ・セルが選択解除されているときに、第1および第2のビット線に基準電圧を供給する基準電圧発生器をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のメモリ・デバイス。
  4. 第1のビット線と、
    第2のビット線と、
    第1および第2のビット線に結合し、第1および第2のビット線を電源電圧の方に引っ張る手段と、
    第1および第2のビット線に結合したデータ記憶手段と、
    第1および第2のビット線に結合し、記憶手段に記憶されたデータをセンスする手段と、
    センス手段、第1のビット線、および第2のビット線に結合し、記憶手段に記憶されたデータとは反対のデータで前記第1及び第2のビット線の各々を駆動することによって、第1および第2のビット線の電圧を等化する電圧を生成する手段とを含むことを特徴とするメモリ・デバイス。
  5. 第1のビット線と、
    第2のビット線と、
    第1および第2のビット線に結合したビット線負荷回路と、
    第1および第2のビット線に結合し、第1および第2のビット線に第1のデータを出力するメモリ・セルと、
    第1および第2のビット線に結合した等化回路と、
    第1および第2のビット線に結合し、等化回路と、負のフィードバック配置に結合したセンス増幅回路であって、等化回路が、第1のデータとは論理的に反対の第2のデータを第1および第2のビット線に出力するようにするセンス増幅回路とを含むことを特徴とするメモリ・デバイス。
  6. メモリ・デバイスの第1および第2のビット線の電圧を等化する方法において、
    メモリ・セルに記憶された第1のデータを第1および第2のビット線に出力する段階と、
    ビット線上の第1のデータをセンスする段階と、
    センス段階に応答して、第1のデータとは論理的に反対の第2のデータを第1および第2のビット線に出力する段階とを含むことを特徴とする方法。
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