JPH10289586A - メモリ・セルのセンス方法およびビット線等化回路 - Google Patents

メモリ・セルのセンス方法およびビット線等化回路

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JPH10289586A JP10110126A JP11012698A JPH10289586A JP H10289586 A JPH10289586 A JP H10289586A JP 10110126 A JP10110126 A JP 10110126A JP 11012698 A JP11012698 A JP 11012698A JP H10289586 A JPH10289586 A JP H10289586A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATD回路を使用せずに、メモリ・セルの状
態をセンスし、ビット線電圧を等化する方法および装置
を提供する。 【解決手段】 本発明は、一対のビット線に結合したメ
モリ・セルと、ビット線に結合したビット線負荷回路
と、ビット線に結合した等化回路と、ビット線に結合し
た入力および等化回路に結合した出力を有するセンス増
幅回路とを有する。等化回路は相互結合していない一対
のインバータを有するSRAMセルでよい。等化回路の
インバータの入力は、センス増幅回路が出力した信号を
受け取ることができ、インバータの出力は一対のビット
線に結合することができる。センス増幅器は、メモリ・
セルがビット線に出力したデータをセンスし、出力信号
を生成する。等化回路は、出力信号を受け取り、ビット
線を等化するために、メモリ・セルが出力したデータと
は反対のデータでビット線を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には、半導体
メモリ・デバイス分野に関する。より具体的には本発明
は、アドレス遷移検出(ATD)回路を使用せずにビッ
ト線電圧を等化する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スタティック・ランダム・アクセス・メ
モリ(SRAM)セルなどのメモリ・セルにアクセスす
る際の遅延を低減するために、多くのメモリ・デバイス
が、アドレス遷移検出(ATD)回路を備えている。ア
ドレス遷移検出回路は、メモリ・デバイスに供給された
アドレス変化を検出し、選択される前の特定の状態に差
動ノードを復元する等化パルスを生成するものである。
【0003】ATD回路を含む従来のメモリ・デバイス
10の1例を図1に示す。ATD18は、ワード線WL
0およびWL1を監視し制御信号を読み出す。メモリ・
デバイス10が、WL0を低レベルに引き下げてメモリ
・セル12の選択を解除し、WL1を高レベルに引き上
げてメモリ・セル14を選択すると、ATD18は、ワ
ード線の変化を検出して、等化パルスをトランジスタ1
6に送り、ビット線BLとビット線BLBを等化する、
すなわち両方の線を短絡する。一般に、ビット線を等化
すると等化しない場合よりも高速に、メモリ・セル14
に記憶されたデータをセンスすることができるようにな
る。
【0004】ATD回路は一般に、メモリ・セルに記憶
されたデータを読み出す際のアクセス時間またはセンス
経路を短縮させるが、不利な点もいくつかある。第1
に、各新世代のメモリ製品ではより優秀で高速な性能が
期待されているため、ATD回路の複雑さが増し、より
多くの設計時間およびダイ面積が必要となる。第2に、
等化パルスを生成しなかったり、または等化パルスを誤
ったタイミングで生成するなど、ATD回路が故障した
場合には、メモリ・デバイス全体が故障する恐れがあ
る。いくつかのメモリ設計は、ATD故障からデバイス
を回復させる追加回路を含んでいるが、これらの設計
は、メモリ・セルのアクセス時間を20〜40%も押し
上げる。第3に、ATD回路がアドレス変化を検出する
まで等化パルスは生成されない。等化がもっと早くに実
施されるならば、センス経路の速度は増大するはずであ
る。第4に、等化パルスの終わりでのWL0の選択解除
とWL1の選択の間の必要な信号マージン保護帯域に起
因する「不動作時間(deadtime)」のためにメ
モリ・セルのセンス経路が遅延させられる。理想的に
は、トランジスタ16に適用された等化パルスの終わり
に、WL0が選択解除され、WL1が選択されるのが好
ましい。しかし、実施上の考慮事項(例えば、信号遅延
など)から、ある量の保護帯域が、WL0の選択解除お
よびWL1の選択と等化パルスの終わりとの間に含まれ
る。この保護帯域は、一般に1〜2ナノ秒(ns)の遅
延をセンス経路に与える。
【0005】したがって、設計の複雑さを減らし、メモ
リ・デバイスの大きさを低減し、ATD故障が生じる可
能性のある設計に関係する遅延を排除し、アドレス線ま
たはワード線の最初の変化を検出することなくビット線
を等化し、ワード線選択とATDが生成する等化パルス
の終わりとの間の信号マージン保護帯域に起因する不動
作時間の設計の必要をなくすために、メモリ・デバイス
のセンス経路からATD回路を取り去ることが望まし
い。
【0006】ATD回路を取り去り、WL0およびWL
1にパルスを与え、ラッチング・センス増幅器をビット
線BLおよびBLBに結合して、より高速なメモリ・デ
バイスとすることが以前に試みられた。しかし、ビット
線に結合したセンス増幅回路が故障し(例えば、雑音が
多い動作条件による)、誤ったデータを出力する場合に
は、これらの方式は、故障から回復させることができな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、必要とさ
れるのは、ビット線を等化し、センス増幅器が出力した
誤った状態を回復できる方法および回路である。
【0008】本発明は、ATD回路を使用することな
く、メモリ・セルの状態をセンスし、ビット線電圧を等
化する方法および装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施態様は、
一対のビット線に結合したメモリ・セルと、ビット線に
結合したビット線負荷回路と、ビット線に結合した等化
回路と、ビット線に結合した入力および等化回路に結合
した出力を有するセンス増幅回路とを含むメモリ・デバ
イスである。メモリ・セルは、相互結合した一対のイン
バータを有するSRAMセルでよい。等化回路は、相互
結合していない一対のインバータを有するSRAMセル
でよい。等化回路のインバータの入力は、センス増幅回
路が出力した信号を受け取ることができ、インバータの
出力は一対のビット線に結合することができる。センス
増幅器は、メモリ・セルがビット線に出力したデータを
センスし、出力信号を生成する。等化回路は、出力信号
を受け取り、ビット線を等化するために、メモリ・セル
が出力したデータとは反対のデータでビット線を駆動す
る。
【0010】本発明のその他の特徴および利点は、添付
の図面および以下の詳細な説明から明白となろう。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の特徴および利点は例示的
なものであり、本発明の範囲を提示する特定の実施形態
に限定することを目的としたものでは決してない。
【0012】ATD回路を使用することなく、メモリ・
セルの状態をセンスし、ビット線電圧を等化する方法お
よび装置を開示する。以下の説明では、説明の目的上、
本発明を十分に理解できるように、具体的な材料、厚
さ、パラメータなどの具体的な詳細を記載する。しか
し、これらの具体的な詳細が、本発明の実施に必要でな
い場合があることは、当業者には明白であろう。また、
本発明が不明瞭とならないよう、周知の工程段階、装置
などを特に詳細に説明することはしなかった。
【0013】本発明は、外部ATD回路を使用せずにビ
ット線電圧を等化する。後により詳細に説明するよう
に、メモリ・アレイ中の各メモリ・セル列に等化セルが
設けられる。メモリ・セルから一対のビット線にデータ
が出力されると、このデータは、等化セルに結合したセ
ンス増幅器によってセンスされる。等化セルは、センス
増幅器の出力を受け取り、ビット線の電圧を等しくする
ために、メモリ・セルが出力したデータと反対のデータ
でビット線を駆動する。等化セルは、センス増幅器が判
断を下した後に、ビット線を駆動することができ、選択
されたメモリ・セルがビット線を駆動するのと同時にビ
ット線を駆動することができる。したがって、メモリ・
デバイスは、次のアドレス線またはワード線の変化を待
って、ビット線を等化する必要がない。
【0014】図2に、本発明を含めることができるメモ
リ・デバイス200を示す。メモリ・デバイス200
は、SRAMデバイスの一実施形態である。他の構成の
SRAMデバイスに本発明を組み込むこともできる。
【0015】メモリ・デバイス200は、SRAMセル
を含むことができるメモリ・アレイ204を含む。メモ
リ・セルへのアクセスは、バス216にアドレスを供給
することによって実施する。このアドレスは、行デコー
ダ202および列デコーダ212によってデコードされ
る。行デコーダ202は、デコードされた行アドレスを
ワード線218でメモリ・アレイ204に結合し、列デ
コーダ212は、デコードされた列アドレスをバス22
8でメモリ・アレイ204に結合する。
【0016】データは、データ入力バス232から、入
力バッファ206およびバス220を介してメモリ・ア
レイ204に書き込むことができる。データは、メモリ
・アレイ204から、バス226、センス増幅器21
0、バス230および出力バッファ214を介してデー
タ出力バス234に読み出すことができる。データの読
出しおよび書込みは、読出し/書込み制御回路208に
よって制御することができる。この回路は、制御信号で
あるチップ・イネーブル信号CEB、出力イネーブル信
号OEBおよび書込みイネーブル信号WEBを受け取
り、バス236を介して入力バッファ206を、バス2
38を介してセンス増幅器210を、バス250を介し
て出力バッファ214をそれぞれ制御する。他の制御信
号を供給してもよい。
【0017】メモリ・アレイ204は、SRAMセルの
行および列、またはSRAMセルの行および列のブロッ
クを含む。図3に、ワード線WL0およびビット線B
L、BLBに結合したメモリ・セル302と、ワード線
WL1およびビット線BL、BLBに結合した304を
含むメモリ・セル300の例示的な列を示す。ビット線
BLおよびBLBは、ビット線負荷回路310によって
電源VCCの方へ引っ張られる。図3には、2つのメモ
リ・セル302および304のみが示されているが、列
300は、メモリ・セルをいくつ含んでもよい。
【0018】WL0を、高レベル電圧すなわち高レベル
状態にアサートし、BLおよびBLBを所定の反対の論
理状態に駆動することによって、メモリ・セル302に
データを書き込むことができる。WL0を、高レベル電
圧すなわち高レベル状態にアサートし、メモリ・セル3
02からデータまたは電圧をBLおよびBLBに出力さ
せることによって、メモリ・セル302からデータを読
み出すことができる。BLおよびBLBに出力されたデ
ータは、センス増幅器308によってセンスされる。メ
モリ・セル304の読出しおよび書込みも同様の方法で
実施される。
【0019】センス増幅回路308は、BLBに結合し
た非反転入力およびBLに結合した反転入力を有する。
メモリ・アレイ204中の各列300に1つのセンス増
幅器308を置くことができる。センス増幅器308
は、BLおよびBLB上の信号に応答してOUT+およ
びOUT−を生成する差動出力を有することができる。
例えば、BLBの電圧がBLより高い場合には、センス
増幅器308は、OUT+を論理「1」状態に、OUT
−を論理「0」状態に増幅することができる。反対に、
BLの電圧がBLBより高い場合には、センス増幅器3
08は、OUT−を論理「1」状態に、OUT+を論理
「0」状態に増幅することができる。OUT+およびO
UT−を出力バッファ214に結合することができる。
【0020】列300はさらに、等化セルCELLEQ
306を含む。等化セルCELLEQ306は、選択信
号SELEQを受け取るように構成された入力、ある電
圧をBLに出力するように構成された出力EQ、ある電
圧をBLBに出力するように構成された出力EQB、セ
ンス増幅器308からOUT+を受け取るように構成さ
れた真の入力INT、およびセンス増幅器308からO
UT−を受け取るように構成された相補入力INCを有
する。等化セル306は、SELEQに応答して使用可
能状態となる。SELEQは、外部信号、行デコーダ2
02、または読出し/書込み制御回路208によって生
成することができる。
【0021】等化セル306は、センス増幅器308の
出力に応答して、メモリ・セル302または304によ
って駆動された電圧とは反対の電圧をビット線BLおよ
びBLBに駆動させる等化回路である。例えば、メモリ
・セル302が、BLの論理状態を高レベルに、BLB
の論理状態を低レベルに駆動した場合には、等化セル3
06は、BLの論理状態を低レベルに、BLBの論理状
態を高レベルに駆動する。等化セル306はセンス増幅
器308と、負のフィードバック配置に結合される。
【0022】選択されたメモリ・セル、等化セル306
およびビット線負荷回路310は、BLおよびBLB
を、ほぼ同じ電圧レベルの等化電圧に駆動する。後に詳
述するように、ビット線負荷回路310は、BLおよび
BLBの等化電圧を、メモリ・セル302および304
のDCトリップ点から十分に離れたレベルまで引き上げ
るのを助けることができる。一実施形態では、ビット負
荷回路310は、BLおよびBLBにVCCをそれぞれ
結合する2つのpチャネル・ダイオード接続トランジス
タを含む。
【0023】図3に示したビット線等化方式は、ビット
線BLおよびBLBを読出しの前に等化するATD回路
を使用するのではなく、BLおよびBLB上のデータを
センスした後に、センス増幅器308と等化セル306
の間の負のフィードバック配置によって、等化セル30
6が、ビット線BLおよびBLB上に電圧を生成し、B
LおよびBLBの電圧を等化する。
【0024】図3に示した方式は、BLおよびBLBを
等化する前に、アドレス変化またはワード線変化を検出
する必要もなく、選択されたメモリ・セルを読み出す
と、続いて、BLおよびBLBが等化される。
【0025】メモリ・アレイ204中の各列は等化セル
を含むことができるので、メモリ・アレイ204中の各
メモリ・ブロックは、SELEQに結合した等化セル行
を含むことができる。
【0026】他の実施形態では、センス増幅器308が
単一の出力端子を含む。単一端子上の電圧はBLとBL
Bの大小を示す。単一端子は、等化セル306のINT
またはINCのいずれかに結合することができる。イン
バータを、INTとINCの間に結合し、反転信号を生
成させて他方の入力としてもよい。別の実施形態とし
て、等化セル306の入力を、INTまたはINCのい
ずれか1つとし、内部のインバータで他方の入力信号を
生成させることもできる。
【0027】選択されたメモリ・セル、等化セル306
およびビット線負荷回路310で、BLおよびBLBの
電圧を等化した後は、センス増幅器308が検出すべき
差動電圧は存在しない。これによって、センス増幅器3
08は、OUT+およびOUT−に適正な電圧をより長
く生成することができる。一実施形態として、BLおよ
びBLBの電圧が等化されていても、センス増幅器30
8が、等化された電圧を差動情報として解釈し、正しい
状態のOUT+およびOUT−を出力することができる
ようなヒステリシスをセンス増幅器308に持たせるこ
とができる。一般に、センス増幅器308の入力(すな
わち、BLおよびBLB)でのヒステリシスの量が大き
いほど、メモリ・セル302または304から新しいデ
ータが読み出されたときに、OUT+およびOUT−を
新しい状態に切り換える時間が長くなる。一実施形態と
して、BLの電圧とBLBの電圧の間のヒステリシスの
量を、約400〜800ミリボルトとすることができ
る。これは、増幅された信号OUT+およびOUT−で
は約1.5〜2.5ボルトに相当する。
【0028】図4に、図3の列300の一実施形態であ
る列400を示す。列400は、ワード線WL0および
ビット線BL、BLBに結合したメモリ・セル402
と、ワード線WL1およびビット線BL、BLBに結合
したメモリ・セル404を含む。メモリ・セル402
は、図3のメモリ・セル302の一実施形態であり、メ
モリ・セル404は、図3のメモリ・セル304の一実
施形態である。
【0029】メモリ・セル402は、2つのアクセス・
トランジスタまたはパス・トランジスタ424および4
26、および2つの相互結合したインバータ回路416
および418を含む。アクセス・トランジスタ424
は、ゲートがWL0に、ドレイン(ソース)がBLに、
ソース(ドレイン)がノード420に結合される。アク
セス・トランジスタ426は、ゲートがWL0に、ドレ
イン(ソース)がBLBに、ソース(ドレイン)がノー
ド422に結合される。インバータ418の入力はノー
ド420に結合され、インバータ418の出力はノード
422に結合される。インバータ416の入力はノード
422に結合され、インバータ416の出力はノード4
20に結合される。
【0030】メモリ・セル402は、ノード420およ
び422にデータを記憶する。ノード420に記憶され
たデータは、ノード422に記憶されたデータとは反対
のデータである。データは、WL0の電圧を引き上げて
アクセス・トランジスタ424および426をオンに
し、BLおよびBLBから適当な電圧を結合することに
よって、ノード420および422に書き込むことがで
きる。BLの電圧は、BLBの電圧とは反対の論理状態
を表す。データは、WL0の電圧を引き上げてアクセス
・トランジスタ424および426をオンにし、ノード
420および422の電圧がそれぞれ、BLおよびBL
Bに結合されるようにすることによって、ノード420
および422から読み出すことができる。その後、セン
ス増幅器308が、BLおよびBLBの電圧をセンスす
ることができる。
【0031】メモリ・セル404は、2つのアクセス・
トランジスタまたはパス・トランジスタ436および4
38、および2つの相互結合インバータ回路428およ
び430を含む。アクセス・トランジスタ436は、ゲ
ートがWL0に、ドレイン(ソース)がBLに、ソース
(ドレイン)がノード432に結合される。アクセス・
トランジスタ438は、ゲートがWL0に、ドレイン
(ソース)がBLBに、ソース(ドレイン)がノード4
34に結合される。インバータ428の入力はノード4
32に結合され、インバータ428の出力はノード43
4に結合される。インバータ430の入力はノード43
4に結合され、インバータ430の出力はノード432
に結合される。
【0032】メモリ・セル404は、ノード432およ
び434にデータを記憶する。ノード432に記憶され
たデータは、ノード434に記憶されたデータとは反対
のデータである。データは、WL0の電圧を引き上げて
アクセス・トランジスタ436および438をオンに
し、BLおよびBLBから適当な電圧を結合することに
よって、ノード432および434に書き込むことがで
きる。データは、WL0の電圧を引き上げてアクセス・
トランジスタ436および438をオンにし、ノード4
32および434の電圧がそれぞれ、BLおよびBLB
に結合されるようにすることによって、ノード432お
よび434から読み出すことができる。その後、センス
増幅器308が、BLおよびBLBの電圧をセンスする
ことができる。
【0033】等化セル406は、図3の等化セル306
の一実施形態である。等化セル406は、メモリ・セル
402および404と非常に似ているが、インバータ回
路間の相互接続が取り去られている点が異なる。
【0034】等化セル406は、2つのアクセス・トラ
ンジスタまたはパス・トランジスタ444および44
6、および2つのインバータ回路440および442を
含む。インバータ440の入力は、センス増幅器308
からOUT−を受け取るように構成された入力INCに
結合される。インバータ440の出力は、アクセス・ト
ランジスタ444に結合される。インバータ442の入
力は、センス増幅器308からOUT+を受け取るよう
に構成された入力INTに結合される。インバータ44
2の出力は、アクセス・トランジスタ446に結合され
る。アクセス・トランジスタ444は、ゲートがSEL
EQに、ドレイン(ソース)がBLに、ソース(ドレイ
ン)がインバータ440の出力に結合される。アクセス
・トランジスタ446は、ゲートがSELEQに、ドレ
イン(ソース)がBLBに、ソース(ドレイン)がイン
バータ442の出力に結合される。
【0035】SELEQが高レベルのとき、アクセス・
トランジスタ444は反転されたOUT−信号をBLに
結合し、アクセス・トランジスタ446は反転されたO
UT+信号をBLBに結合する。
【0036】インバータ416、418、428、43
0、440および442は、CMOSインバータ、NM
OSインバータ、またはPMOSインバータでよく、能
動負荷(例えばトランジスタ)または受動負荷(例えば
抵抗)を含んでもよい。
【0037】図5に、インバータ416および418が
CMOSインバータであるメモリ・セル402の一実施
形態を示す。インバータ416は、ソースがVCCに、
ドレインがノード420に、ゲートがノード422に結
合したpチャネル・トランジスタ450を含む。インバ
ータ416はさらに、ドレインがノード420に、ソー
スがグラウンドに、ゲートがノード422に結合したn
チャネル・トランジスタ452を含む。インバータ41
8は、ソースがVCCに、ドレインがノード422に、
ゲートがノード420に結合したpチャネル・トランジ
スタ454を含む。インバータ418はさらに、ドレイ
ンがノード422に、ソースがグラウンドに、ゲートが
ノード420に結合したnチャネル・トランジスタ45
6を含む。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネ
ル・トランジスタ450および454の幅と長さの比
は、約0.5/0.55であり、nチャネル・トランジ
スタ452および456のそれは、0.8/0.5であ
る。その他の大きさのトランジスタを使用する他の実施
形態も可能である。
【0038】図6に、インバータ440および442が
CMOSインバータである等化セル406の一実施形態
を示す。インバータ440は、ソースがVCCに、ドレ
インが、ノード460およびアクセス・トランジスタ4
44に、ゲートがINCに結合したpチャネル・トラン
ジスタ458を有する。インバータ440はさらに、ド
レインがノード460に、ソースがグラウンドに、ゲー
トがINCに結合したnチャネル・トランジスタ462
を含む。インバータ442は、ソースがVCCに、ドレ
インが、ノード466およびアクセス・トランジスタ4
46に、ゲートがINTに結合したpチャネル・トラン
ジスタ464を有する。インバータ442はさらに、ド
レインがノード466に、ソースがグラウンドに、ゲー
トがINTに結合したnチャネル・トランジスタ468
を含む。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネル
・トランジスタ458および464の幅と長さの比は、
約0.5/0.55であり、nチャネル・トランジスタ
462および468のそれは、0.8/0.5である。
その他の大きさのトランジスタを使用する他の実施形態
も可能である。
【0039】メモリ列400はさらに、ダイオードとし
て構成されたpチャネル・トランジスタ412および4
14を含むビット線負荷回路410を含む。pチャネル
・トランジスタ412は、ソースが電源VCCに、ゲー
トおよびドレインがBLに結合される。pチャネル・ト
ランジスタ414は、ソースが電源VCCに、ゲートお
よびドレインがBLBに結合される。
【0040】図4の回路の動作を図7を参照して説明す
る。時刻t0では、WL0、WL1およびSELEQは
全て低レベルであり、列400、またはブロック400
を含むメモリ・ブロックは選択されていない。時刻t0
ではまた、センス増幅器308は使用禁止状態であり、
OUT+およびOUT−は低レベルである。時刻t1
で、SELEQが高レベル状態に変化して、アクセス・
トランジスタ444および446を使用可能状態にし、
インバータ440および442が、それぞれビット線B
LおよびBLBに高レベル電圧を結合することができる
ようになる。時刻t2で、WL0が、高レベル状態に変
化して、アクセス・トランジスタ424および426が
使用可能状態となり、ノード420および422に記憶
されたデータを、メモリ・セル402から読み出すこと
ができるようになる。一実施形態では、時刻t1とt2
の間の間隔は、約0ns〜5nsである。その他の時間
間隔を使用してもよい。
【0041】説明の目的から、メモリ・セル402は、
ノード420に論理「1」状態を、ノード422に論理
「0」状態を記憶する、すなわち、WL0が高レベル状
態に変化したときに、負荷トランジスタ412およびイ
ンバータ416、440がBLを駆動する電圧は、負荷
トランジスタ414およびインバータ418、442が
BLBを駆動する電圧よりも高いと仮定する。時刻t2
とt3の間で、センス増幅器308が、BLとBLBの
電圧差をセンスし、OUT+の論理状態を低レベルに、
OUT−の論理状態を高レベルに駆動させる。OUT+
の低レベル論理状態は、等化セル406のインバータ4
42の入力に結合される。インバータ442は、この低
レベル論理状態を高レベル論理状態に反転する。SEL
EQは高レベルなので、メモリ・セル402がBLBの
論理状態を低レベルに駆動している間に、アクセス・ト
ランジスタ446は、インバータ442の高レベル論理
状態をBLBに結合する。したがって、メモリ・セル4
02、等化セル406および負荷トランジスタ414
が、BLBの最終的な電圧を決定する。
【0042】同様に、OUT−の高レベル論理状態は、
等化セル406のインバータ440の入力に結合され
る。インバータ440は、この高レベル論理状態を低レ
ベル論理状態に反転する。SELEQは高レベルなの
で、メモリ・セル402がBLの論理状態を高レベルに
駆動している間に、アクセス・トランジスタ444はイ
ンバータ440の低レベル論理状態をBLに結合する。
したがって、メモリ・セル402、等化セル406およ
び負荷トランジスタ412が、BLの最終的な電圧を決
定する。pチャネル・トランジスタ412および414
がほぼ同じ幾何学的形状を有し、インバータ416、4
18、440および442が、ほぼ同じ駆動能力を有す
るような大きさである場合には、BLとBLBは、ほぼ
同じ電圧に落ちつく、すなわちこれらは、センス増幅器
308と等化セル406との負のフィードバック配置に
よって等化される。
【0043】時刻t3で、WL0が低レベル状態に変化
して、メモリ・セル402を選択解除する。時刻t3で
はさらに、WL1が高レベル状態に変化して、メモリ・
セル404が選択され、ノード432および434に記
憶されたデータをそれぞれ、ビット線BLおよびBLB
に出力できるようになる。このデータが、メモリ・セル
402から読み出したデータと同じである場合、すなわ
ち、ノード432が高レベル論理状態を記憶し、ノード
434が低レベル論理状態を記憶している場合は、ビッ
ト線は、等化されたまま残り、センス増幅器308は、
線OUT+およびOUT−に正しい出力を出力し続け
る。したがって、メモリ・セル404のデータを読み出
すアクセス時間は非常に高速となり、これを、約0〜3
ナノ秒程度にすることができる。
【0044】ノード432および434に記憶されたデ
ータがメモリ・セル402から読み出したデータと異な
る場合、例えば、ノード432がBLに、低レベル論理
状態を、ノード434がBLBに高レベル論理状態を出
力する場合には、センス増幅器308の出力が変化する
必要がある。メモリ・セル404から読み出された新し
い状態に応答して、センス増幅器308が切り換わる前
に、センス増幅器308と等化セル406の間のフィー
ドバック配置が、負のフィードバック配置から、BLお
よびBLBの新しい状態をセンス増幅器308が高速に
検出する正のフィードバック配置に変化する。例えば、
WL1が高レベル状態に変化すると、センス増幅器30
8の出力が状態を変化させる前に、メモリ・セル404
および等化セル406が、BLを、低レベル論理状態
に、BLBを、高レベル論理状態に駆動する。これによ
って、BLおよびBLB上で駆動されたデータのスルー
・レート(dV/dt)はほぼ2倍になる。これは、メ
モリ・セル404だけではなく、2つのセル(メモリ・
セル404および等化セル406)が並行して、BLお
よびBLBを同じ状態に駆動するからである。BLBの
電圧がBLの電圧より高くなると、センス増幅器308
はOUT+を、高レベル論理状態に変化させ、OUT−
を低レベル論理状態に変化させる。OUT+が高レベル
のとき、インバータ442は低レベル論理状態を出力
し、この出力は、アクセス・トランジスタ446によっ
てBLBに結合される。等化セル406による低レベル
の論理状態出力、選択されたメモリ・セル404による
高レベルの論理状態出力および負荷トランジスタ414
が、BLBを最終的な電圧にする。同様に、OUT−が
低レベルのとき、インバータ440は、高レベル論理状
態を出力し、この出力は、アクセス・トランジスタ44
4によってBLに結合される。等化セル406による高
レベル論理状態出力、選択されたメモリ・セル404に
よる低レベル論理状態出力および負荷トランジスタ41
2が、BLを、BLBの最終的な電圧とほぼ等しい最終
的な電圧にする。このように、BLおよびBLBは等し
い電圧に駆動される。
【0045】時刻t4で、WL1が低レベル状態に変化
して、列400の別のメモリ・セルを選択できるように
なる。選択されたメモリ・セルに書き込むためには、S
ELEQを低レベル状態にアサートして、等化セル40
6を使用禁止にする。
【0046】センス増幅器308が偶発的に、選択した
メモリ・セルに関して誤った状態に変化した場合にも、
センス増幅器308と等化セル406の間の負のフィー
ドバック配置が、正のフィードバック配置に変化して、
センス増幅器308が自体を修正する。例えば、メモリ
・セル402が選択されて、BLに、高レベル論理状態
を、BLBに、低レベル論理状態を出力したが、ノイズ
または別の何らかの現象のために、センス増幅器308
が、高レベル論理状態のOUT+、および低レベル論理
状態のOUT−を出力した場合、等化セル406とメモ
リ・セル402が、BLを高レベルに、BLBを低レベ
ルに駆動し、これによって、センス増幅器がすぐに、O
UT+を低レベル論理状態に、OUT−を高レベル論理
状態に変化させる。このようにして、センス増幅器30
8が誤った状態を出力しても、本発明はすぐに回復す
る。複数のセルが、BLおよびBLBを一度に正しい状
態に駆動することによってスルー・レートが向上するた
め、所与のメモリ・セルを読み出す際にアクセス時間の
プッシュアウトがほとんど(例えば約1〜10%)また
は全く生じない。
【0047】インバータ416、418、428および
430のDCトリップ点に、これらのインバータの静的
雑音余裕度を加えたものよりもBLおよびBLBの等化
された最終的な電圧が大きくなるように設計することが
できる。こうして、メモリ・セル402および404に
記憶されたデータが誤った状態に切り換わらないような
十分な余裕を等化電圧に与えることによって、メモリ・
セル402および404の安定性を向上させることがで
きる。
【0048】一実施形態では、インバータ416、41
8、428および430のDCトリップ点が、(VCC
−グラウンド)/2とメモリ・セル402および404
の静的雑音余裕度との差より小さくなるように設計す
る。この実施形態では、BLおよびBLBの等化電圧
が、ほぼ(VCC−グラウンド)/2になるように設計
してもよい。
【0049】メモリ・セルの静的雑音余裕は、メモリ・
セルの特性試験またはシミュレーションを実施し、当技
術分野で周知のバタフライ線図を作成することによって
容易に決定することができる。図8に、図5に示したC
MOSインバータを有するメモリ・セル402のバタフ
ライ線図の一実施形態を示す。このCMOSインバータ
は、ミクロンで表したpチャネル・トランジスタ450
および454の幅と長さの比が約0.5/0.55であ
り、nチャネル・トランジスタ452および456のそ
れは0.8/0.5である。このバタフライ線図には、
ノード420および422における電圧変化(垂直軸)
および、これ対するビット線BLおよびBLBにおける
電圧変化(水平軸)がプロットされている。波形Aがノ
ード420に対応し、波形Bがノード422に対応す
る。この実施形態の最大静的雑音余裕は、−1.25ボ
ルトの縦線で計測される約242ミリボルトである。バ
タフライ線図は、温度約−10℃、VCC電源電圧約
3.7ボルトでシミュレートされた。したがって、一実
施形態として、等化電圧を、インバータ418および4
20のDCトリップ点に242ミリボルトを加えた値よ
り大きくなるように設計すればよい。
【0050】図9に、センス増幅器308の一実施形態
と、基準電圧発生器774を含むその他の支援回路とを
含むメモリ・デバイス700を示す。
【0051】メモリ・デバイス700は、pチャネル・
ダイオード接続トランジスタ710および712を有す
るビット線負荷回路を含む。トランジスタ710は、ゲ
ートおよびドレインがBLに、ソースが、列選択トラン
ジスタ770のドレインに結合される。トランジスタ7
12は、ゲートおよびドレインがBLBに、ソースが、
列選択トランジスタ770のドレインに結合される。列
選択トランジスタ770は、ゲートが信号SELBに、
ソースがVCCに結合される。メモリ・セル302およ
び304を含む列が選択されているとき、SELBは低
レベルであり、トランジスタ770がpチャネル・トラ
ンジスタ710および712のソースにVCCを結合す
る。メモリ・セル302および304を含む列が選択解
除されているときには、SELBは高レベルであり、ト
ランジスタ770は、pチャネル・トランジスタ710
および712のソースにVCCを結合しない。一実施形
態では、ミクロンで表したトランジスタ770の幅と長
さの比は約10/0.5である。他の大きさのものを使
用することもできる。
【0052】pチャネル負荷トランジスタ710および
712は、メモリ・セル302、304および等化セル
306とともに動作し、図4のpチャネル負荷トランジ
スタ412および414に関して一般的に説明したよう
に、ビット線BLおよびBLBに等化電圧を発生させ
る。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネル・ト
ランジスタ710および712の幅と長さの比は約4/
0.55である。他の大きさのものを使用することもで
きる。
【0053】メモリ・デバイス700は、電流センス増
幅器であるセンス増幅器308の一実施形態を示す。セ
ンス増幅器308は、pチャネル・トランジスタ720
および728、nチャネル・トランジスタ724および
732、pチャネル・トランジスタ726を含む。pチ
ャネル・トランジスタ720は、pチャネル・トランジ
スタ720のゲートがpチャネル・トランジスタ710
のゲートおよびBLに結合される電流ミラー構成でpチ
ャネル負荷トランジスタ710に接続される。pチャネ
ル・トランジスタ720のソースは列選択トランジスタ
748のドレインに結合され、トランジスタ720のド
レインは、nチャネル・トランジスタ724のドレイン
に結合される。pチャネル・トランジスタ728は、p
チャネル・トランジスタ728のゲートがpチャネル・
トランジスタ712のゲートおよびBLBに結合される
電流ミラー構成でpチャネル負荷トランジスタ712に
接続される。pチャネル・トランジスタ728のソース
は列選択トランジスタ750のドレインに結合され、ト
ランジスタ728のドレインは、nチャネル・トランジ
スタ732のドレインに結合される。一実施形態では、
ミクロンで表したpチャネル・トランジスタ720およ
び728の幅と長さの比が4/0.5である。他の大き
さのものを使用することもできる。
【0054】nチャネル・トランジスタ724および7
32のソースはグラウンドに結合される。トランジスタ
724のゲートは、線746で、pチャネル・トランジ
スタ726のドレイン(ソース)に、ノード766で、
トランジスタ732のドレインに結合される。トランジ
スタ732のゲートは、線744で、pチャネル・トラ
ンジスタ726のソース(ドレイン)に、ノード768
で、トランジスタ724のドレインに結合される。トラ
ンジスタ726のゲートはグラウンドに結合される。一
実施形態では、ミクロンで表したnチャネル・トランジ
スタ724および732の幅と長さの比が1.1/0.
6である。他の大きさのものを使用することもできる。
【0055】メモリ・セル302または304に記憶さ
れたデータが、ビット線BLおよびBLBに読み出され
るとき、pチャネル・トランジスタ726は、ノード7
66と768の電圧不均衡が、所定の量を超えて拡大す
るのを防ぐ。例えば、pチャネル・トランジスタ726
は、この電圧不均衡が、約300〜700ミリボルトよ
り大きくなることを防ぐ。この不均衡の量は、トランジ
スタ726の駆動強度を制御することによって制御でき
る。pチャネル・トランジスタ726の駆動強度を調整
することは、センス増幅回路のヒステリシスの量を制御
する機能を実行することでもある。一般に、トランジス
タ726の駆動強度が大きいほど(すなわち相互コンダ
クタンスが大きいほど)、BLおよびBLBの電圧に関
するヒステリシスの量は小さくなる。一実施形態では、
ミクロンで表したトランジスタ726の幅と長さの比は
約1.1/0.55である。他の大きさのものを使用す
ることもできる。
【0056】メモリ・デバイス700はさらに、ノード
764および762のアナログ電圧をノード768およ
び766のCMOS論理レベルにそれぞれ変換する2つ
の回路を含む。第1の回路は、pチャネル・トランジス
タ718およびnチャネル・トランジスタ722を含
む。pチャネル・トランジスタ718は、pチャネル・
トランジスタ710と電流ミラー構成で結合される。p
チャネル・トランジスタ718は、ソースが、列選択ト
ランジスタ748のドレインに、ドレインがノード76
4でnチャネル・トランジスタ722のドレインに、ゲ
ートがBLに結合される。nチャネル・トランジスタ7
22は、ソースがグラウンドに、ゲートが、線746お
よびノード766でトランジスタ732のドレインに結
合される。第2の回路は、pチャネル・トランジスタ7
30およびnチャネル・トランジスタ734を含む。p
チャネル・トランジスタ730は、pチャネル・トラン
ジスタ712と電流ミラー構成で結合される。pチャネ
ル・トランジスタ730は、ソースが、列選択トランジ
スタ750のドレインに、ドレインがノード762で、
nチャネル・トランジスタ734のドレインに、ゲート
がBLBに結合される。nチャネル・トランジスタ73
4は、ソースがグラウンドに、ゲートが、線744およ
びノード768でトランジスタ724のドレインに結合
される。センス増幅器の出力OUT+およびOUT−は
ノード764および762にそれぞれ現れる。
【0057】センス増幅回路の1つの出力をノード76
4でインバータ756の入力に結合することができる。
インバータ756の出力OUT1を、出力バッファ21
4またはその他の回路に結合することができる。センス
増幅回路のもう一方の出力をノード762で、別のイン
バータ(図示せず)の入力に結合することができる。こ
のインバータは、出力バッファ214またはその他の回
路に別の信号を出力することができる。
【0058】メモリ・デバイス700はさらに、列選択
pチャネル・トランジスタ748および750を含む。
これらのトランジスタは、pチャネル・トランジスタ7
18、720、728および730に電力を供給するか
否かを制御することによって、メモリ・セル302およ
び304を含む列の選択を制御する。pチャネル・トラ
ンジスタ748は、ゲートがCOLBに、ソースがVC
Cに、ドレインが、pチャネル・トランジスタ718お
よび720のソースに結合される。COLBが低レベル
のとき、VCCが、pチャネル・トランジスタ718お
よび720のソースに結合され、センス増幅回路への1
つの入力が使用可能状態になる。COLBが高レベルの
ときには、VCCが、pチャネル・トランジスタ718
および720のソースに結合されず、センス増幅回路へ
の1つの入力が事実上、使用禁止状態になる。同様に、
pチャネル・トランジスタ750は、ゲートがSELB
に、ソースがVCCに、ドレインが、pチャネル・トラ
ンジスタ728および730のソースに結合される。S
ELBが低レベルのとき、VCCが、pチャネル・トラ
ンジスタ728および730のソースに結合され、セン
ス増幅回路への1つの入力が使用可能状態になる。SE
LBが高レベルのときには、VCCが、pチャネル・ト
ランジスタ728および730のソースに結合されず、
センス増幅回路への1つの入力が事実上、使用禁止状態
になる。COLBおよびSELBは、列デコーダ212
または読出し/書込み制御回路208によって生成する
ことができる。
【0059】メモリ・デバイス700はさらに、センス
増幅回路内の内部ノードを等化する回路を含んでもよ
い。例えば、nチャネル・トランジスタ790および7
92をセンス増幅回路に含めることもできる。トランジ
スタ790は、ドレイン(ソース)が線740に、ソー
ス(ドレイン)が線742に、ゲートがSELBに結合
される。トランジスタ792は、ソース(ドレイン)が
線736に、ドレイン(ソース)が線738に、ゲート
がSELBに結合される。センス増幅回路を含む列また
はブロックが選択解除されているとき、SELBは高レ
ベルであり、トランジスタ790は線742を線740
に短絡し、トランジスタ792は線738を線736に
短絡している。SELBが低レベルのとき、トランジス
タ790および792はオフ状態となる。一実施形態で
は、ミクロンで表したトランジスタ790および792
の幅と長さの比は約1.1/0.5である。他の大きさ
のものを使用することもできる。
【0060】メモリ・デバイス700はさらに、トラン
ジスタ752および754などの書込み回路を含んでも
よい。トランジスタ752は、ドレイン(ソース)がD
ATAに、ソース(ドレイン)がBLに、ゲートが書込
み制御信号WRTに結合される。書込み制御信号WRT
は、読出し/書込み制御回路208によって生成するこ
とができる。同様に、トランジスタ754は、ドレイン
(ソース)がDATABに、ソース(ドレイン)がBL
Bに、ゲートがWRTに結合される。WRTが論理高レ
ベルであるとき、トランジスタ752および754は、
DATAおよびDATABをそれぞれ、BLおよびBL
Bに結合する。WRTが論理低レベルであるとき、トラ
ンジスタ752および754はオフ状態となり、DAT
AおよびDATABをそれぞれBLおよびBLBに結合
しない。DATABには、DATAと反対の論理状態を
有するデータを含めることができる。一実施形態では、
ミクロンで表したトランジスタ752および754の幅
と長さの比は約5/0.5である。他の大きさのものを
使用することもできる。
【0061】書込み回路はさらに、パス・トランジスタ
760を含むことができる。パス・トランジスタ760
は、ドレイン(ソース)がBLに、ソース(ドレイン)
がBLBに、ゲートが、書込み終了信号EOWに結合さ
れる。DATAおよびDATABがBLおよびBLBに
それぞれ書き込まれると、BLおよびBLBの電圧は、
異なる電圧レベルに変化する。パス・トランジスタを組
み込むと、書込み操作の後の次の読出しの前にBLおよ
びBLBを素速く等化することができる。EOWが高レ
ベルのとき、パス・トランジスタ760はBLをBLB
に結合し、BLおよびBLBは等化されてほぼ同じ等化
電圧になる。EOWは、読出し/書込み制御回路208
によって、書込みサイクルの終わり(例えば、WEBが
ロー状態に変化するとき)に生成することができる。一
実施形態では、ミクロンで表したトランジスタ760の
幅と長さの比は約5/0.5である。他の大きさのもの
を使用することもできる。
【0062】メモリ・セル302および304を含む列
が選択解除されているとき、またはこの列を含むメモリ
・ブロックが選択解除されているときに、BLおよびB
LBを選択されたメモリ・ブロックに対してほぼ同じ等
化電圧に維持するため、トランジスタ714および71
6によってBLおよびBLBにそれぞれ結合される等化
電圧VREFを生成する基準電圧発生器774を含める
ことができる。パス・トランジスタ714および716
は、ゲートがVCCなどの高レベル論理状態に、ドレイ
ン(ソース)が線772でVREFに、ソース(ドレイ
ン)がそれぞれ、BLおよびBLBに結合される。トラ
ンジスタ714および716は、選択されたメモリ・ブ
ロックのビット線BLおよびBLBの動作を一般には妨
害しないが、選択解除されたメモリ・ブロックのビット
線にVREFを結合することはできる弱いパス・トラン
ジスタでよい。一実施形態では、ミクロン単位で表した
トランジスタ714および716の幅と長さの比は約
1.1/5である。
【0063】一実施形態では、メモリ・デバイス1つに
つき基準電圧発生器が1つだけ必要である。この1つの
基準電圧発生器を、すべてのメモリ・ブロックのすべて
の列の各ビット線対に結合することができる。他の実施
形態では、2つ以上の基準電圧発生器をメモリ・デバイ
スに含め、これらを、1つまたは複数のビット線対に結
合することができる。
【0064】図10に、基準電圧発生器744の一実施
形態である基準電圧発生器800を示す。基準電圧発生
器800は等化セル802を含む。等化セル802は、
図3の等化セル306または図4の等化セル406と同
一のものでよい。等化セル802は、自体のEQB出力
に線806で結合されたEQ出力、VCCなどの高レベ
ル論理状態に結合されたINT入力、およびグラウンド
などの低レベル論理状態に結合されたINC入力を有す
る。別の実施形態として、INTを、低レベル論理状態
に、INCを高レベル論理状態に結合してもよい。
【0065】基準電圧発生器800はさらに、電源VC
Cと線806の間に結合された負荷回路804を含む。
負荷回路804および等化セル802は協動して、メモ
リ・セル302、304、等化セル306、およびビッ
ト線負荷トランジスタ710、712がBLおよびBL
Bを駆動する等化電圧とほぼ同じ電圧の基準電圧VRE
Fに線806を駆動する。
【0066】一実施形態では、負荷回路804はpチャ
ネル・ダイオード接続トランジスタである。このpチャ
ネル・ダイオード接続トランジスタを基準電圧発生器8
00に含めると、ビット線負荷トランジスタ710およ
び712と同じ機能が提供される。例えば、SELBが
低レベル状態にアサートされて、メモリ・セル302お
よび304を含む列が選択解除されたときには、トラン
ジスタ770はオフ状態であり、ビット線BLおよびB
LBはVCCに結合されない。そのため、BLおよびB
LB上の等化電圧を複製するために、トランジスタ71
0および712とほぼ同じ幾何学的形状を有するpチャ
ネル・ダイオード接続トランジスタを基準電圧発生器8
00に含めることができる。
【0067】一実施形態として、等化セル802は、図
4の等化セル406に示されているような2つのインバ
ータ回路および2つのアクセス・トランジスタを有する
ことができる。このアクセス・トランジスタは、SEL
EQがVCCに結合されているときには常にオン状態と
なる。この実施形態では、INTの高レベル論理状態
は、インバータによって反転され、これによってEQB
が、線806に低レベル論理状態を出力する。また、I
NCの高レベル論理状態は、インバータによって反転さ
れ、これによってEQが、線806に低レベル論理状態
を出力する。INCにおける低論理状態がインバータに
よって反転され、EQが線806に高論理状態を出力す
る。したがって、EQが、線806を1つの論理状態に
駆動すると、EQBは、反対の論理状態に線806を駆
動し、負荷回路804は、線806をVCCよりに引き
上げる。この機構は、図3の列300および図4の列4
00で示したBLおよびBLBを等化電圧に駆動する機
構と同じである。負荷回路804が、トランジスタ71
0および712とほぼ同じ駆動能力を有するように設計
され、等化セル802が、メモリ・セル302および3
04とほぼ同じ駆動能力を有する(すなわち、トランジ
スタ部品がほぼ同じ寸法比率を有する)ように設計され
ている場合には、VREFは、図3のメモリ・セル30
2、304および等化セル306がBLおよびBLBを
駆動する等化電圧とほぼ同じ等化電圧を有する。
【0068】メモリ・デバイス700の動作を図11の
例示的な波形図に関して説明する。時刻t0では、CO
LBおよびSELBは高レベルであり、メモリ・セル3
02および304があるメモリ列またはメモリ・ブロッ
クが選択解除されていることを示している。時刻t0で
はまた、SELEQが低レベルであり、等化セル306
は、EQおよびEQBからBLおよびBLBにそれぞれ
電圧を出力することが禁止されている。時刻t0からt
1までは、VREFが、BLおよびBLBに結合されて
いるため、これらのビット線は、ほぼ同じ等化電圧に維
持されている。一実施形態として、メモリ・デバイスが
約100℃で動作し、およびVCCが約2.9ボルトで
あるときに、VREFを、約1.2〜1.5ボルトとす
ることができる。
【0069】時刻t1で、COLBおよびSELBが低
レベル状態に変化し、これによって、pチャネル・トラ
ンジスタ748、750および770がオン状態とな
り、pチャネル・トランジスタ710、712、71
8、720、728および730のソースにVCCが結
合される。時刻t1ではまた、SELEQが高レベル状
態に変化し、これによって、等化セル306が、出力E
QおよびEQBからBLおよびBLBに高レベル電圧を
それぞれ出力することができるようになる。
【0070】時刻t2とt3の間は、メモリ・セル30
2が読出しのために選択されている。時刻t2で、ワー
ド線WL0が高レベル状態に変化し、メモリ・セル30
2に記憶されたデータをBLおよびBLBに出力するこ
とが可能となる。一実施形態として、時刻t1とt2の
間の時間差を約0〜5nsとすることができる。BLお
よびBLB上の電流がセンス回路によってセンスされ、
OUT+およびOUT−の該当する電圧が等化セル30
6のINTおよびINCに結合される。次いで、等化セ
ル306が、メモリ・セル302によって出力されたデ
ータとは反対の電圧をEQおよびEQBからBLおよび
BLBに出力し、BLおよびBLBが等化される。
【0071】例えば、メモリ・セル302が、BLに論
理「0」を、BLBに論理「1」を出力する場合には、
BLには、BLBより大きな量の電流が流れる。BLB
を流れる電流は、pチャネル・トランジスタ712、7
28および730の電流ミラー構成によって、線738
および742にミラーされる。BLを流れる電流は、p
チャネル・トランジスタ710、718および720の
電流ミラー構成によって、線736および740にミラ
ーされる。BLおよび線736を流れる電流が増大する
ので、ノード768の電圧は増大し、これは、トランジ
スタ732がオンになるまで続く。同様に、BLBおよ
び線738を流れる電流が低減するので、ノード766
の電圧は低下し、これは、トランジスタ724がオフに
なるまで続く。トランジスタ724がオフ、トランジス
タ732がオンになると、ノード768の電圧はノード
766の電圧より高くなるが、それぞれの電圧は、トラ
ンジスタ726によって制限される。一実施形態では、
ノード768とノード766の電圧差は、トランジスタ
726によって約300〜700ミリボルトに制限され
る。
【0072】線740は、トランジスタ732のゲート
にも、トランジスタ724のゲートにも結合されていな
ので、ノード764の出力OUT+は、トランジスタ7
26によって制限されない電圧レベルにまで上昇するこ
とができる。同様に、線742は、トランジスタ724
のゲートに結合されていないので、ノード762の出力
OUT−は、トランジスタ726によって制限されない
電圧レベルにまで低下することができる。一実施形態で
は、等化セル306は、図6のようなCMOSインバー
タを含み、ノード764での電圧は、CMOS「1」論
理レベルに上昇し、ノード762の電圧はCMOS
「0」論理レベルに低下することができる。INCの論
理「1」レベルによって、等化セル306は、出力EQ
からBLに論理低レベルを出力する。INTの論理
「0」レベルによって、等化セル306は、出力EQB
からBLBに論理高レベルを出力する。こうして、ビッ
ト線BLおよびBLBは、等化セル306、メモリ・セ
ル302およびビット線負荷トランジスタ710および
712によって等化電圧に駆動される。
【0073】時刻t3で、WL0が低レベル状態に変化
してメモリ・セル302を選択解除し、WL1が高レベ
ル状態に変化して、メモリ・セル304の内容をBLお
よびBLBに読み出すことができるようになる。時刻t
4で、WL1が低レベル状態に変化してメモリ・セル3
04を選択解除し、WL0が高レベル状態に変化して、
メモリ・セル302の内容をBLおよびBLBに読み出
すことができるようになる。
【0074】時刻t5で、SELEQが低レベル状態
に、WRTが高レベル状態に変化し、DATAを、BL
およびメモリ・セル302に書き込むことと、DATA
Bを、BLBおよびメモリ・セル302に書き込むこと
ができるようになる。時刻t6で、WRTパルスが終了
し、SELEQが高レベルに変化して等化セル706を
使用可能にする。時刻t6から時刻t7までの間、短い
EOWパルスが、パス・トランジスタ760に結合さ
れ、BLおよびBLBの等化を助ける。一実施形態とし
て、時刻t6とt7の間の時間差を約2〜7nsとする
ことができる。
【0075】EOWパルスが時刻t7で終了したとき、
WL0はまだ高レベル状態にあり、そのため、メモリ・
セル302に書き込まれたデータを、直後の時刻t7〜
t8の間にメモリ・セル302からの読み出すことがで
きる。時刻t9で、WL0が低レベル状態に変化してメ
モリ・セル302を選択解除し、WL1が高レベル状態
に変化して、WL1を選択しメモリ・セル304の内容
をBLおよびBLBに出力することができるようにな
る。
【0076】図12に、図11に示した例示的な波形に
対応する実際にシミュレートしたメモリ・デバイス70
0の波形を示す。波形AはOUT1に、波形BはBL
に、波形CはBLBに、波形DはSELBおよびCOL
Bに、波形EはEOWに、波形FはSELEQに、波形
GはWL0に、波形HはWL1に、波形IはWRTにそ
れぞれ対応する。図11の時刻t0、t1、t2、t
3、t4、t5、t6、t7、t8およびt9は、図1
2の時刻0ns、4ns、5ns、20ns、35n
s、50ns、60ns、65ns、80nsおよび9
5nsにほぼ対応する。図12に示した信号は、温度約
100℃、VCC約2.9ボルトでシミュレートしたも
のである。
【0077】以前の高速ATDベースのSRAMデバイ
スと比較すると、メモリ・デバイス700は、約30〜
35%高速なセンス経路を有し、ほぼ同じ量の電流を消
費し、メモリ・セル302および304を除く図9に示
したセンス増幅回路およびその他の回路を含む支援回路
のゲートの面積が約20〜25%少ない。以前の高速A
TDベースのSRAMデバイスは、8列のメモリ・セル
が共有するはるかに大きいセンス増幅回路を含む。表1
に、測定結果を集計したものを示す。センス経路の速度
は、図12に示すように、ワード線(例えば、WL0)
の変化から、OUT1がVCC/2に変化するまでを測
定する。 表1 パラメータ 高速ATD SRAM メモリ・デバイス700 速度 3.75ns 2.84ns 1列当たり電流 0.578mA 0.590mA 総ゲート面積 52.58μm2 40.69μm2
【0078】図13に、図9のメモリ・デバイス700
の代替実施形態であるメモリ・デバイス900を示す。
メモリ・デバイス900は、メモリ・セル302および
304を含む列が選択解除されているときに、等化電圧
VREFをBLおよびBLBに駆動する基準電圧発生器
744およびパス・トランジスタ714、716を含ま
ない。対照的に、メモリ・デバイス900は、トランジ
スタ770と並列に結合されたpチャネル・トランジス
タ902を含む。pチャネル・トランジスタ902は、
ゲートおよびドレインがpチャネル・トランジスタ71
0および712のソースに結合され、ソースがVCCに
結合されたダイオード構成に構成される。
【0079】SELBが高レベルのとき、メモリ・セル
302および304は選択解除され、pチャネル・トラ
ンジスタ770はオフになる。pチャネル・トランジス
タ902はオンのままで残り、トランジスタ902およ
び710のためにBLは、pチャネルしきい値の約2倍
分、VCCより低い等化電圧に落ちつく。同様に、トラ
ンジスタ902および712のためにBLBは、pチャ
ネルしきい値の約2倍分、VCCより低い等化電圧に落
ちつく。
【0080】SELBが低レベルのとき、メモリ・セル
302および304が選択され、pチャネル・トランジ
スタ770はオンになる。pチャネル・トランジスタ7
70がオンのとき、このトランジスタは、トランジスタ
902を事実上、短絡させ、トランジスタ902は、B
LおよびBLBの等化電圧の決定を助けないようにな
る。一実施形態では、ミクロンで表したpチャネル・ト
ランジスタ902の幅と長さの比は約2/0.5であ
り、pチャネル・トランジスタ770のそれは約10/
0.5である。他の大きさのものを使用することもでき
る。
【0081】他の実施形態として、BLおよびBLB上
に所望の等化電圧を生成させるために、2つ以上のダイ
オード接続トランジスタを、トランジスタ902とは直
列に、トランジスタ770とは並列に結合することがで
きる。
【0082】本発明を、具体的で例示的な実施形態に関
して説明してきたが、前記特許請求の範囲に記載した本
発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、当業者
が、各種変更および代替形態を実施できることが理解さ
れよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ATD回路を含む従来のメモリ・デバイスの
ブロック図である。
【図2】 本発明を含めることができるメモリ・デバイ
スの一実施形態を示すブロック図である。
【図3】 メモリ・セル、等化セル、ビット線負荷およ
びセンス増幅器を含むメモリ列の一実施形態を示すブロ
ック図である。
【図4】 図3のメモリ・セル、ビット線負荷および等
化回路の一実施形態を示す回路図である。
【図5】 図4のメモリ・セルの一実施形態を示す回路
図である。
【図6】 図4の等化セルの一実施形態を示す回路図で
ある。
【図7】 図4の回路の信号波形図である。
【図8】 メモリ・セルの一実施形態のバタフライ線図
である。
【図9】 図3の実施形態をより詳細に示す回路図であ
る。
【図10】 基準電圧発生器の一実施形態を示す回路図
である。
【図11】 図9の回路の信号波形図である。
【図12】 図11の波形図に対応するシミュレーショ
ン信号である。
【図13】 図3の実施形態をより詳細に示す回路図で
ある。
【符号の説明】
300 メモリ・セル列 302 メモリ・セル 304 メモリ・セル 306 等化セル 308 センス増幅器 310 ビット線負荷回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のビット線と、 第2のビット線と、 第1および第2のビット線に結合したビット線負荷回路
    と、 第1および第2のビット線に結合したメモリ・セルと、 第1のビット線に結合した第1の出力、第2のビット線
    に結合した第2の出力、および入力を有する第1の等化
    回路と、 第1のビット線に結合した第1の入力、第2のビット線
    に結合した第2の入力、および第1の等化回路の第1の
    入力に結合した出力を有するセンス増幅回路とを含むこ
    とを特徴とするメモリ・デバイス。
  2. 【請求項2】 メモリ・セルに結合したワード線と、 等化回路に結合した選択線とをさらに含むことを特徴と
    する、請求項1に記載のメモリ・デバイス。
  3. 【請求項3】 メモリ・セルが選択解除されているとき
    に、第1および第2のビット線に基準電圧を供給する基
    準電圧発生器をさらに含むことを特徴とする、請求項1
    に記載のメモリ・デバイス。
  4. 【請求項4】 第1のビット線と、 第2のビット線と、 第1および第2のビット線に結合し、第1および第2の
    ビット線を電源電圧の方に引っ張る手段と、 第1および第2のビット線に結合したデータ記憶手段
    と、 第1および第2のビット線に結合し、記憶手段に記憶さ
    れたデータをセンスする手段と、 センス手段、第1のビット線、および第2のビット線に
    結合し、第1および第2のビット線の電圧を等化する電
    圧を生成する手段とを含むことを特徴とするメモリ・デ
    バイス。
  5. 【請求項5】 第1のビット線と、 第2のビット線と、 第1および第2のビット線に結合したビット線負荷回路
    と、 第1および第2のビット線に結合し、第1および第2の
    ビット線に第1のデータを出力するメモリ・セルと、 第1および第2のビット線に結合した等化回路と、 第1および第2のビット線に結合し、等化回路と、負の
    フィードバック配置に結合したセンス増幅回路であっ
    て、等化回路が、第1のデータとは論理的に反対の第2
    のデータを第1および第2のビット線に出力するように
    するセンス増幅回路とを含むことを特徴とするメモリ・
    デバイス。
  6. 【請求項6】 メモリ・デバイスの第1および第2のビ
    ット線の電圧を等化する方法において、 メモリ・セルに記憶された第1のデータを第1および第
    2のビット線に出力する段階と、 ビット線上の第1のデータをセンスする段階と、 センス段階に応答して、第1のデータとは論理的に反対
    の第2のデータを第1および第2のビット線に出力する
    段階とを含むことを特徴とする方法。
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