JP4373630B2 - ドットプリンタ - Google Patents

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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/23Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
    • B41J2/30Control circuits for actuators

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドットプリンタ、及び、印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドットプリンタの代表例がドットインパクトプリンタである。ドットインパクトプリンタにおいては、パソコン等のホストからのデータを元に、プリンタのイメージバッファに文字を構成するドットパターンを形成し、このドットパターンに従ってインパクトワイヤで紙等の被印字体を打刻して文字を印字する。
【0003】
ここで、主走査方向において被印字体に形成する単位長さ当たりのドット数と文字数との関係によっては、1文字当たりの平均のドット数が自然数にならない場合がある。たとえばドット密度90dpi(1インチ当たり90ドット)で12cpi(1インチ当たり12文字)で印字する場合には、平均すると被印字体において1文字当たり90÷12=7.5ドットとなる。
【0004】
しかしながら、実際には、ドットインパクトプリンタが被印字体に打刻できるドット数は自然数なので、文字と文字の間隔を調整する必要が生じる。たとえば前述した90dpi、12cpiという条件下で、同一文字を3文字印字する場合には、1文字目に割り当てられるスペースは7ドット(左側の非文字部分1ドット、文字部分5ドット、右側の非文字部分1ドット)、2文字目に割り当てられるスペースは8ドット(左側の非文字部分1ドット、文字部分5ドット、右側の非文字部分2ドット)、3文字目に割り当てられるスペースは7ドット(左側の非文字部分1ドット、文字部分5ドット、右側の非文字部分1ドット)というように不均一に割り振らざるを得ない。
【0005】
その結果、1文字目と2文字目の間隔(2ドット)と、2文字目と3文字目の間隔(3ドット)が異なることになってしまう。
【0006】
このように、単位長さ当たりのドット数と文字数との関係によって文字と文字の間隔が異なってしまうことは、印字品質という観点からは好ましいこととは言えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
印刷時に使用するイメージバッファの分解能を上げ、かつ印字のドット密度を上げれば、上記のような事態は回避できる。たとえばイメージバッファの分解能を1インチ当たり180とし、かつインパクトワイヤによるドットの打刻密度を180dpiとして12cpiになるように印字すれば、被印字体において1文字当たりに割り当てられるスペースは15ドット(180ドット/12文字)となるので、複数の同一文字を何文字印字しても被印字媒体上で等間隔に並べることができる。
【0008】
しかし、インパクトワイヤを打刻して印字するドットインパクトプリンタにおいて、イメージバッファの分解能を上げ且つ印字のドット密度を上げるには、ドットの大きさを縮小したり、同じ面積当たりに打刻する回数を増やしたりする必要がある。
【0009】
ここで、ドットの大きさを縮小するためにインパクトワイヤを細くしすぎると、インパクトワイヤの強度が低下して折れ易くなったり、インクリボンを突き破ったりする恐れがある。また、同じ面積当たりに打刻する回数を増やすと印刷紙が破れてしまう恐れがある。したがって、インパクトワイヤの細さや打刻回数には自ずと限界があり、文字の分解能やドット密度を自在に上げるわけにはいかない場合がある。
【0010】
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、印字の大きさやドット密度を変えることなく、1文字当たりの平均ドット数が自然数でない場合にも文字を被印字媒体上に均等に配置して印字するドットプリンタ、及び、印字方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、主たる本発明は、被印字体にドットを形成するためのドット形成部と、印字すべき文字列が所定の分解能のデータにて示された被参照データ部であって、前記ドット形成部の移動中に参照される被参照データ部を有し、被印字体に印字を行うドットプリンタにおいて、M、Nを自然数とし、前記ドット形成部の移動方向において単位長さ当たりM個のドットを被印字体に形成可能な状態で、前記単位長さ当たりN個の文字列を印字する際に、(M÷N)が自然数とならない場合には、前記Mと前記Nの最小公倍数をLとし、前記移動方向における前記分解能を、前記N個の文字列につき前記Lとし、前記ドット形成部が単位長さ移動する間に前記被参照データ部をL回参照しながら印字を行うことを特徴とするドットプリンタである。
【0012】
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の開示により、少なくとも次のことが明らかにされる。
【0014】
被印字体にドットを形成するためのドット形成部と、印字すべき文字列が所定の分解能のデータにて示された、前記ドット形成部の移動中に参照される被参照データ部を有し、被印字体に印字を行うドットプリンタにおいて、M、Nを自然数とし、前記ドット形成部の移動方向において単位長さ当たりM個のドットを被印字体に形成可能な状態で、前記単位長さ当たりN個の文字列を印字する際に、(M÷N)が自然数とならない場合には、前記Mと前記Nの最小公倍数をLとし、前記移動方向における前記分解能を、前記N個の文字列につき前記Lとし、前記ドット形成部が単位長さ移動する間に前記被参照データ部をL回参照しながら印字を行うことを特徴とするドットプリンタ。
【0015】
このようにすれば、ドットプリンタにおいて、1文字の印字スペースに割り当てられるドット形成部移動方向のドット数の平均(M÷N)が自然数にならない場合にも、その移動方向における被参照データ部の文字列データの分解能をN個の文字列につきLとし、ドット形成部が単位長さ移動する間に被参照データ部をL回参照することによって、N個の文字列に関して1文字の印字につき平均の参照回数を自然数(L÷N)回とすることができる。
【0016】
このとき、前記文字列を構成する文字を均等な間隔で印字するように、前記文字列が前記分解能のデータにて、前記被参照データ部に示されているようにしてもよい。
【0017】
このようにすれば、文字列を構成する文字を均等な間隔で印刷することにより、印刷の品質を向上させることが可能になる。
【0018】
またこのとき、単位長さ当たりM個のドットを被印字体に形成可能な状態でN個の文字列を印字する際に、前記被参照データ部のデータの分解能をN個の文字列につきLとし、前記ドット形成部が単位長さ移動する間での前記被参照データ部の参照回数をL回としても、前記ドット形成部が単位長さ移動するのに要する時間は、前記被参照データ部のデータの分解能がN個の文字列につきMである場合と同じであるようにしてもよい。
【0019】
このようにすれば、前記被参照データ部のデータの分解能をN個の文字列につきLとし、ドット形成部が単位長さ移動する間での前記被参照データ部の参照回数をL回としても、ドット形成部が単位長さ移動するのに要する時間は、前記被参照データ部のデータの分解能がN個の文字列につきMである場合と同じであるから、被参照データ部のデータの分解能がN個の文字列につきMである場合と同じ印字スピードで文字の間隔が均等となるように文字列を印字することができる。
【0020】
また、被印字体にドットを形成するためのドット形成部と、印字すべき文字列が所定の分解能のデータにて示された、前記ドット形成部の移動中に参照される被参照データ部を有し、被印字体に印字を行うドットプリンタによる印字方法において、M、Nを自然数とし、前記ドット形成部の移動方向において単位長さ当たりM個のドットを被印字体に形成可能な状態で、前記単位長さ当たりN個の文字列を印字する際に、(M÷N)が自然数とならない場合には、前記Mと前記Nの最小公倍数をLとし、前記移動方向における前記分解能を、前記N個の文字列につき前記Lとし、前記ドット形成部が単位長さ移動する間に前記被参照データ部をL回参照しながら印字を行うことを特徴とするドットプリンタによる印字方法。
【0021】
このようにすれば、1文字当たりの印字に割り当てられるドット形成部移動方向の制御回数の平均(M÷N)が自然数にならない場合にも、その移動方向における被参照データ部の文字列データの分解能をN個の文字列につきLとし、ドット形成部が単位長さ移動する間に被参照データ部をL回参照することによって、N個の文字列に関して1文字の印字につき平均の参照回数を自然数(L÷N)回として印字制御することができる。
【0022】
===ドットインパクトプリンタの概略===
まず、ドットインパクトプリンタの概略について図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明の主な適用対象であるドットインパクトプリンタの外形の概要を示した斜視図であり、図2はドットインパクトプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【0023】
ドットインパクトプリンタは、直径0.2〜0.3mm程度の細いインパクトワイヤを突出させてインクリボン5を被印字体である印刷用紙6に打ち付けて小さなドットを形成する方式のプリンタである。ひとつの文字を縦横十数ドットの点の集合で表現する。日本では漢字の印字品質をあげるため24本のインパクトワイヤを備えた24ドットプリンタが普及している。
【0024】
このプリンタには、ドットを印刷用紙6に形成するドット形成部としての印字ヘッド1と、この印字ヘッド1の制御回路27と、所定の位置に印刷を行うために印字ヘッド1を動かすキャリッジモータ2と、キャリッジモータの制御回路21と、紙送りを行うフィードモータ3と、フィードモータの制御回路22と、外部のパソコンなどから印刷データを受け取るインタフェース23と、このインタフェース23を介して入力された印刷データに基づいてプリンタを制御するCPU24と、各種制御用プログラムが格納されたROM25と、印刷データを一時的に格納するRAM26とを備えている。
【0025】
===印字ヘッドの構成===
次にプリンタヘッドの構成について、図3を参照して説明する。図3はドットインパクトプリンタの印字ヘッド1を中央で縦半分に切ったところを示す図である。
【0026】
印字ヘッド1は図3に示したように、複数(本実施例にかかる24ドットプリンタでは24個)のヘッドコイル31が環状に配置されている。それぞれのヘッドコイル31が、一体となって動作する可動片32・インパクトワイヤ33を備えている。すなわち、基台に取り付けられた可動片32の先端にインパクトワイヤ33を固定し、この可動片32に対向してヘッドコイル31を配置し、ヘッドコイル31に駆動電流を供給することにより磁気吸引力でインパクトワイヤ33をプラテン4に打ち付けるように構成されている。前述のヘッド制御回路27には、各ヘッドコイル31への通電を制御するヘッドドライバが設けられている。
【0027】
なお、24本のインパクトワイヤ33は、印刷用紙6に対して一度に最大24個のドットを縦一列に形成できるように配置されている。
【0028】
===ドットインパクトプリンタの印字制御===
次に本発明によるドットインパクトプリンタにおける印字制御について説明する。
【0029】
まず図4を参照しながら、ドットインパクトプリンタ内部での印刷データの処理方法について説明する。図4はCPU24、RAM26、ヘッド制御回路27等により実現されるヘッド駆動の制御ブロック図である。
【0030】
プリンタに印刷指令を与えるホスト41において、各種アプリケーションソフトにより作成された文書などのデータは、プリンタ専用のプリンタドライバによって、プリンタが処理可能な形式の印刷データに変換される。インタフェース部42を介してプリンタに転送された印刷データは、受信バッファ43に一時的に保存される。
【0031】
イメージ変換手段44は、受信バッファ43に保存されている印刷データを読み出し、所定の分解能のデータ、すなわち主走査方向における所定間隔毎にドットを形成するか形成しないかを示した所定分解能のドットパターン形式のデータに変換し、このデータをイメージバッファ45に保存する。
【0032】
基準周期生成手段46は、クロック信号に基づいて所定の基準周期の制御パルスを生成する。なお、この基準周期の長さ、すなわち何クロックで1周期を構成するかということは、制御手段47により任意に設定できる構成となっている。
【0033】
制御手段47は、この制御パルスに従ってイメージバッファ45を参照し、イメージバッファ45に保存されているドットパターン形式のデータに基づいて、ヘッドドライバ48に対してヘッドコイル31の駆動指令を行う。
【0034】
次に図5を参照して、本実施の形態に係る印字制御について説明する。図5は、イメージバッファ45に保存されたドットパターン形式のデータを例示した図である。図5(A)は参考例のドットパターン形式のデータであり、図5(B)は本実施の形態によるドットパターン形式のデータである。
【0035】
図5は、前述したように、イメージバッファ45に保存されたドットパターン形式のデータを例示したものであるが、さらに、印刷用紙6に実際に形成されるドットの配置も示している。すなわち、図5(A)、及び、図5(B)における黒丸の位置関係は、印刷用紙6に実際に形成されるドットの位置関係と一致する。したがって、図(A)においてドットの集合により表される「A」という文字そのものと、図(B)においてドットの集合により表される「A」という文字そのものは、印刷用紙6上、同じ大きさであり、かつ、同じドット配置により実現されている。
【0036】
図5(A)及び図5(B)において、縦軸は各インパクトワイヤ33の位置を示している。
【0037】
また、図5(A)及び図5(B)において、横軸は、イメージバッファ45(RAM26に設けられている)内のドットパターン形式のデータをプリンタの制御手段47(CPU24に設けられている)が参照するタイミングを示しており、図5(A)及び図5(B)における横軸の目盛り毎に、制御手段47がイメージバッファ45内のドットパターン形式のデータを参照する。また、図5(A)及び図5(B)における横軸の目盛り間隔は、前述の制御パルスの基準周期に対応している。
【0038】
図5(A)に示した例では、「A」という文字12個により構成される文字列を、制御手段47がイメージバッファ45内のドットパターン形式のデータを90回参照しており、図5(B)に示した例では、「A」という文字12個により構成される文字列を、制御手段47がイメージバッファ45内のドットパターン形式のデータを、180回参照している。
【0039】
なお、図5(A)に示した例においても、図5(B)に示した例においても、「A」という文字12個により構成される文字列を、同じ時間で、且つ、印刷用紙6上同じ長さ(1インチ)で印字するから、図5(B)に示した例では、図5(A)に示した例に比べて、制御手段47がイメージバッファ45内のドットパターン形式のデータを倍の速さ(図5(A)に示した例の周期の1/2の周期)で参照する。
【0040】
また、図5(A)及び図5(B)において、座標点(a、b)に黒丸がある場合には、a回目にイメージバッファ45を参照したときにb番目のインパクトワイヤ33でドットを形成することを示す。言い換えれば、CPU24は一度にドットパターン形式のデータの縦1列ずつを参照し、格子点に黒丸があれば、そこに対応するインパクトワイヤ33にドットを打刻させる。このことからも、図の格子点でのみ印刷用紙6にドットを形成することができることがわかる。
【0041】
ここでは、印刷用紙6上のドット密度を90dpiとし、12cpi(1インチ当たりに12文字)として印字する場合について説明する。この場合、印刷用紙6に1インチ分印字する間に最大90個のドットを形成するドット密度で12文字を印字するから、1文字当たりの平均ドット数は7.5ドットである。例えば、「A」という文字を連続して印字する場合に、文字「A」の幅を5ドットとすると、文字の両端にスペースを挿入して1文字当たり7.5ドットになるように配置できれば、各文字が等間隔に印字されることになる。
【0042】
参考例においては、イメージバッファ45の分解能をN個の文字列につきMとしている。また印字ヘッド1が1インチ移動する間にイメージバッファ45をM回参照する。すなわち、印字ヘッド1は1インチに形成するドット数だけ、イメージバッファ45を参照する構成となっている。
【0043】
したがって、前述の90dpi、12cpiにて印字する場合のイメージバッファ45の分解能は、図5(A)に示すように、12個の文字列につき90となる。また印字ヘッド1は、12個の文字列を印字する間、すなわち1インチ移動する間にイメージバッファ45を90回参照する。
【0044】
このような分解能を有するイメージバッファ45を用いて印字を行う場合、図5(A)のようにイメージバッファ45を1ドット当たり1回参照してドットを形成するから、1文字当たり7.5回イメージバッファ45を参照して印刷用紙6にドットを形成すれば特に問題は生じない。
【0045】
しかし、前述のように図の格子点でしかイメージバッファ45を参照することもドットを形成することもできない。したがって、図5(A)に示すように、1文字目については、1文字目の右側及び左側にそれぞれ1ドット分ずつのスペースを設けて1文字目全体で7ドット(すなわちイメージバッファ45の参照回数7回)を割り当て、2文字目については、2文字目の左側に1ドット分、右側に2ドット分のスペースを設けて2文字目全体で8ドット(すなわちイメージバッファ45の参照回数8回)を割り当て、3文字目については、3文字目の右側及び左側にそれぞれ1ドット分ずつのスペースを設けて3文字目全体で7ドット(すなわちイメージバッファ45の参照回数7回)を割り当て、4文字目については、4文字目の左側に1ドット分、右側に2ドット分のスペースを設けて2文字目全体で8ドット(すなわちイメージバッファ45の参照回数8回)を割り当てるなど、印刷データをドットパターン形式のデータに変換する時に、印字すべき位置に応じて、同一文字「A」であっても各文字の両側のスペースを異ならせるという調整が必要となる。
【0046】
その結果、図5(A)に示すように、例えば、1文字目と2文字目との間隔が2ドット分(参照回数2回分)のスペースであるのに対して、2文字目と3文字目との間隔が3ドット分(参照回数3回分)のスペースとなり、文字列を構成する各文字の間隔が不均一になってしまう。
【0047】
これに対して、本実施の形態においては、同じくMdpi、Ncpiにて印字する場合のイメージバッファ45の分解能を、N個の文字列につきL(LはMとNの最小公倍数である)としている。また、印字ヘッド1が1インチ移動する間に、イメージバッファ45をL回参照する。すなわち、印字ヘッド1は1インチに形成するドット数に対して(L÷M)倍の回数だけ、イメージバッファ45を参照する構成をとっている。
【0048】
したがって、前述の90dpi、12cpiにて印字する場合のイメージバッファの分解能は、図5(B)に示すように、12個の文字列につき180となる。また印字ヘッド1は、12個の文字列を印字する間、すなわち1インチ移動する間にイメージバッファ45を180回参照する。また、印字ヘッド1の移動速度は、参考例における移動速度と同じであるから、本実施の形態においては、参考例に比べて、制御手段47がイメージバッファ45内のドットパターン形式のデータを倍の速さ(参考例の周期の1/2の周期)で参照する。
【0049】
イメージバッファ45の分解能をこのように2倍にして印字を行うと、図5(B)に示すように、1文字当たりのイメージバッファ45の参照回数を15回、すなわち自然数にすることができる。
【0050】
したがって、すべての文字につき、例えば図5(B)に示すように、各文字に割り当てられた15回の参照のうち、第1回目の参照から第3回目の参照(合計参照回数3回)を左側スペースの形成に用い、第4回目から第12回目の参照(合計参照回数9回)を「A」という文字の実際の印字に用い、第13回目から第15回目の参照(合計参照回数3回)を右側スペースの形成に用いることができる。この場合、各文字の間隔は、すべて参照回数6回分(該間隔の右側文字の左側スペースについての参照回数3回と、左側文字の右側スペースについての参照回数3回の和)となる。
【0051】
その結果、印刷データをドットパターン形式のデータに変換する時に、参考例にて行ったような同一文字でも印字すべき位置によって各文字の両側のスペースを違えるというような調整が不要となり、図5(B)に示すように、各文字を印刷用紙6上に等間隔にて印字することが可能となる。
【0052】
なお、図5(A)の参考例の場合と図5(B)の本実施の形態の場合とでは、前述したように印字ヘッド1の移動速度が同じであるから、印刷用紙6に文字を印字する速度は同一である。
【0053】
また、1つのインパクトワイヤ33によるドットの形成は、図5(A)においては多くてもイメージバッファ45参照の1回おき、図5(B)においては多くてもイメージバッファ45参照の3回おきである。これは、インパクトワイヤ33の打刻の開始から終了にかかる時間による制限であるが、図5(A)と図5(B)を比較してみれば、印字のドット密度が同一(90dpi)であることがわかる。
【0054】
===その他===
以上、実施の形態に基づき本発明に係るドットプリンタ等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
【0055】
例えば、実施の形態においてはインパクトプリンタを例にとって説明したが、インパクトプリンタに限らず、ノンインパクトプリンタにおいても本発明を適用することが可能である。
【0056】
また、被印字体は、印刷用紙6に限らず布やフィルム等であってもよい。
【0057】
また、前述の実施形態に係るドットプリンタ、コンピュータ本体、CRT等の表示装置、マウスやキーボード等の入力装置、フレキシブルドライブ装置、及び、CD−ROMドライブ装置を備えたコンピュータシステムも実現可能であり、このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0058】
【発明の効果】
本発明にかかるドットプリンタによれば、印字の大きさやドット密度を変えることなく、1文字当たりの平均ドット数が自然数でない場合にも文字を均等に配置して印字するプリンタ及び印字方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるドットインパクトプリンタの斜視図である。
【図2】本発明の一実施例にかかるプリンタの概略構成を示した内部ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例にかかるドットインパクトプリンタの印字ヘッドを中央で縦半分に切ったところを示す図である。
【図4】図2に示した概略構成により実現されるドットインパクトプリンタの機能の一部を示した図である。
【図5】イメージバッファ45に保存されたドットパターン形式のデータを例示した図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド
2 キャリッジモータ
3 フィードモータ
4 プラテン
5 インクリボン
6 印刷用紙
7 制御回路
21 キャリッジモータ制御回路
22 ペーパーフィードモータ制御回路
23 インタフェース
24 CPU
25 ROM
26 RAM
27 ヘッド制御回路
31 ヘッドコイル
32 可動片
33 インパクトワイヤ
41 ホスト
42 インタフェース部
43 受信バッファ
44 イメージ変換手段
45 イメージバッファ
46 基準周期生成部
47 制御手段
48 ヘッドドライバ

Claims (1)

  1. インパクトワイヤにより被印字体にMdpiのドット密度でドットを形成することができるドット形成部と、印字すべき文字列が所定の分解能のドットパターン形式のデータにて示されたイメージバッファとを有し、前記ドット形成部が主走査方向に移動しつつ前記所定の分解能のドットパターン形式のデータに基づいて、被印字体に印字を行うインパクトドットプリンタにおいて、
    受信した印刷データを保存する受信バッファと、
    前記印刷データを変換するイメージ変換手段と、
    所定周期の制御パルスを生成する基準周期生成手段と、
    前記制御パルスに従って前記ドット形成部に駆動指令を行う制御手段と、を備え、
    M、Nを自然数とし、前記ドット形成部が前記主走査方向に移動しつつMdpiのドット密度、かつNcpiで文字列を印字する際に、(M÷N)が自然数とならない場合に、前記印刷データを、前記主走査方向における前記分解能dpi(前記Lは前記Mと前記Nの最小公倍数)のドットパターン形式のデータに変換するとき、
    前記イメージ変換手段は、該文字列を構成する各文字均等な間隔で、かつMdpiで印字されるように、文字をなす印字ドットおよびスペースをなす非印字ドットに非印字ドットを補って、前記イメージバッファに示し、
    前記ドット形成部が1インチ移動する間にL回生成されるべき前記制御パルスに従って、前記ドット形成部は、前記Ldpiの前記ドットパターン形式のデータのうち、対応するデータを参照しながら、Mdpiのドット密度で前記各文字の印字を行うことを特徴とするインパクトドットプリンタ。
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