JP4372513B2 - 硬貨収納繰出装置 - Google Patents

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本発明は、硬貨を取り扱う硬貨処理機に設けられる硬貨収納繰出装置に関する。
上辺部上に硬貨を載置させて搬送する正逆回転可能なエンドレスベルトと、エンドレスベルトの搬送方向に直交する方向の両側部に沿って立設される一対の側壁面と、エンドレスベルトの搬送方向における上流側の縁部に沿って立設される後壁面と、エンドレスベルトの搬送方向における下流側にあって停止ピンを進退させることで上辺部上の硬貨の通過つまり硬貨の繰り出しを制御するソレノイドとを有する硬貨収納繰出装置がある。このような硬貨収納繰出装置においては、複数の硬貨が横倒状態にあってエンドレスベルトの上辺部上において両側壁面と後壁面と停止ピンとの間に隙間無く敷き詰められた状態になると、エンドレスベルトを正転および逆転させても硬貨が動かなくなってしまうことがあった。このような状態では停止ピンに硬貨から荷重が加わることから、ソレノイドを駆動して停止ピンを退避させようとしても停止ピンが動かなくなり、硬貨の繰り出しができなくなってしまう可能性がある。このため、エンドレスベルトの上辺部の下側に偏心カムを設け、この偏心カムを回転させることで上辺部を部分的に持ち上げて硬貨の敷き詰められた状態を崩すようにする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2539581号公報
上記のような硬貨収納繰出装置では、硬貨がエンドレスベルト上に敷き詰められることによる不具合を解消することはできるが、偏心カムおよびこれを回転駆動するための機構が必要であり、コストが増大してしまうという問題があった。
したがって、本発明は、硬貨がエンドレスベルト上に敷き詰められることによる不具合を低コストで解消することができる硬貨収納繰出装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、上辺部上に硬貨を載置させて搬送する正逆回転可能な直線状のエンドレスベルトと、該エンドレスベルトの搬送方向に直交する方向の両側部に沿って立設される一対の直線状の側壁面と、前記エンドレスベルトの搬送方向における上流側に立設される後壁面と、前記エンドレスベルトの搬送方向における下流側にあって前記上辺部上の硬貨を停止可能な停止手段とを有する硬貨収納繰出装置において、前記エンドレスベルトの前記上辺部の下側に該上辺部を支持するように底板を重ね合わせて配置するとともに、前記上辺部に凸状部を出現させる複数の突起部を前記底板に一体に形成してなり、前記複数の突起部が、前記搬送方向に間隔をあけ、前記搬送方向に対し直交する横方向にずれた複数位置に設けられていることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記複数の突起部のすべてが、前記上辺部の搬送方向における中央位置よりも前記後壁面側に設けられていることを特徴としている。
請求項に係る発明は、請求項または2に係る発明において、前記複数の突起部のうちの少なくとも一つが、前記後壁面の直下近傍に設けられていることを特徴としている。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれか一項に係る発明において、前記複数の突起部が、それぞれ球面形状に形成されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、底部材に形成された複数の突起部がエンドレスベルトの上辺部に複数の凸状部を出現させることになるため、これら凸状部でその上に存在する硬貨を部分的に押し上げて上辺部に対し傾斜させることになり、その結果、隣り合う硬貨の対向する端部同士を上下にずらし上辺部に複数の硬貨が敷き詰められた状態になるのを防止することができる。しかも底部材に突起部を形成するのみであるため、コストを低減することができる。したがって、硬貨がエンドレスベルト上に敷き詰められることによる不具合を低コストで解消することができる。
また、複数の突起部が、搬送方向に対し直交する横方向にずれた複数位置に設けられているため、凸状部もエンドレスベルトの上辺部において同様にずれた複数位置に出現することになる。したがって、これら凸状部で複数の硬貨を異なる向きに傾斜させることになり、隣り合う硬貨の対向する端部同士を上下に確実にずらすことができる。よって、上辺部に複数の硬貨が敷き詰められた状態になるのを確実に防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、複数の突起部のすべてを、上辺部の搬送方向における中央位置よりも後壁面側つまり上流側に設け、搬送方向下流側には設けないため、搬送方向下流側に設けられる繰り出しのための機構に影響を及ぼすことがない。したがって、良好に硬貨を繰り出すことができる。しかも、エンドレスベルトを逆転させると、搬送方向上流側つまり逆転時の下流側に集中配置された複数の突起部による複数の凸状部が、近接する後壁面と協働して効果的に硬貨を崩すことになる。
複数の硬貨がエンドレスベルトの上辺部上に立ち上がった状態で側壁面同士を結ぶ方向に集積され後壁面で支承されるブリッジ状態となってエンドレスベルトの回転でもこれらが空転して搬送できない状態を生じてしまう可能性があるが、請求項に係る発明によれば、複数の突起部のうちの少なくとも一つが、後壁面の直下近傍に設けられているため、上記のようなブリッジ状態の硬貨をこの突起部により出現する凸状部で下側から部分的に持ち上げて不安定な状態とすることができる。よって、上記のようなブリッジ状態の硬貨をエンドレスベルトの回転で崩すことができる。
請求項に係る発明によれば、複数の突起部が、それぞれ球面形状に形成されているため、その上側で移動するエンドレスベルトの上辺部を円滑に滑らせることができる。
本発明の一実施形態の硬貨収納繰出装置を図面を参照して以下に説明する。
図1は、硬貨入出金装置11と紙幣入出金装置12とが一体に並設されるとともにPOSレジ等の上位機に接続されて用いられる貨幣入出金機13を示している。なお、以下の説明において、前は貨幣入出金機13の操作者側、後は貨幣入出金機13の操作者に対し反対側、左は貨幣入出金機13の操作者から見て左、右は貨幣入出金機13の操作者から見て右である。
硬貨入出金装置11は貨幣入出金機13の左右方向における一側具体的には右側に設けられており、紙幣入出金装置12は左右方向における逆側具体的には左側に設けられている。
硬貨入出金装置11には、前側つまり操作者側の上部に、外からバラ硬貨が金種が混在する状態で一括して投入される入金口15と、操作入力が行われる操作部16とが左右方向に並設されており、具体的にはその右側であって貨幣入出金機13における右側の端部となる位置に入金口15が設けられ、その左隣りに操作部16が設けられている。また、硬貨入出金装置11には、これら入金口15および操作部16の下側つまり前側の下部に、内部からバラ硬貨が金種が混在する状態で一括して出金される出金口17と、入金時に排除されたリジェクト硬貨が排出されるリジェクト口18とが左右方向に並設されており、具体的にはその右側であって貨幣入出金機13における右側の端部となる位置に出金口17が設けられ、その左隣りにリジェクト口18が設けられている。
紙幣入出金装置12は、前側つまり操作者側の上部に、バラ紙幣が金種が混在する状態で外から一括して投入される入金口19が設けられており、その下側つまり前側の下部に内部からバラ紙幣が金種が混在する状態で一括して出金される出金口20が設けられている。
硬貨入出金装置11には、図示は略すが入金口15に投入された硬貨の真偽および金種を識別して計数するとともに金種別に選別し分離する入金搬送選別部が上部に設けられている。そして、硬貨入出金装置11には、その下部であって入金搬送選別部の下側となる位置に入金搬送選別部によって金種別に選別された硬貨を金種別に分離した状態で貯留させる第1実施形態の硬貨収納繰出装置22が設けられている。
本実施形態の硬貨収納繰出装置22は、図2に示すように、それぞれが前後方向に沿う状態で左右方向に並べられた各金種別の複数具体的には六カ所の出金収納部24を有している。
各金種別の出金収納部24は、それぞれの底部を形成するように前後方向に延在する状態で左右方向に並設されるとともにそれぞれ載置させた硬貨を正転時に出金口17側に搬送する無端のエンドレスベルト25と、各エンドレスベルト25の隣り合うものとの間および硬貨収納繰出装置全体の両外側に設けられ、各エンドレスベルト25同士を区画する壁部26と、各エンドレスベルト25の搬送方向上流側となる後側に立設された後壁部27と、エンドレスベルト25の上側に左右方向に軸線を配置して設けられ、正転時に、正転するエンドレスベルト25の搬送方向とは逆方向に対向部分を移動させるようにエンドレスベルト25と同方向に回転する分離ローラ28と、エンドレスベルト25および分離ローラ28を正逆駆動する共通の駆動源である図3に示す出金用モータ29とを有している。
各金種別のエンドレスベルト25は、搬送方向下流側が上側に位置するように傾斜しており、その搬送方向下流側かつ上部側の所定位置に上記した分離ローラ28が配置されている。
ここで、各エンドレスベルト25のそれぞれにおいて、図2に示すように、搬送方向に直交する方向の両側に隣り合って設けられた壁部26は、互いに対向するそれぞれの内面が各エンドレスベルト25の搬送方向に直交する方向の両側部に沿って立設される側壁面30を形成する。また、各エンドレスベルト25のそれぞれにおいて、出金口17に対し反対側となる後部に設けられる後壁部27は、その前面が出金口17に対し反対側つまりエンドレスベルト25の搬送方向における上流側に立設される後壁面31を形成する。ここで、各後壁面31はエンドレスベルト25の搬送方向に直交する横方向の中央位置が最も後側に位置するように半円筒状をなして凹んでいる。
そして、各金種別の出金収納部24は、出金用モータ29の駆動力によりすべてのエンドレスベルト25を一度に正転させ上辺部32を出金口17側つまり前側へ移動させることでバラ硬貨を下流側に搬送することになり、このとき出金用モータ29の駆動力ですべてのエンドレスベルト25に共通の分離ローラ28を正転させることで、出金口17側に搬送されるバラ硬貨を横倒状態で一枚ずつに分離する。つまり、エンドレスベルト25と分離ローラ28との間には、軸線をエンドレスベルト25の上面に直交させる横倒状態の硬貨が一枚のみ通過可能な隙間が形成されており、この隙間を通過する際に硬貨が一枚ずつに分離される。
各金種別の出金収納部24は、分離ローラ28より下流側に設けられ各エンドレスベルト25の出金口17側の上面に向けて突出・引込可能で突出する下降時に硬貨の通過を規制し引込む上昇時に硬貨の通過を許容する停止ピン38を有するソレノイド(停止手段)39と、ソレノイド39が停止ピン38を引込状態とすることでエンドレスベルト25からシュート部40を介して出金口17に出金される硬貨を計数する硬貨検出センサ41とをそれぞれが有している。そして、共用の出金用モータ29ですべてのエンドレスベルト25および分離ローラ28を正転させるとエンドレスベルト25と分離ローラ28との間を横倒状態で硬貨が通過することになるが、ソレノイド39が停止ピン38を突出状態とすると硬貨は停止ピン38の位置を通過できず、よって停止ピン38よりも搬送方向下流側にある出金口17に繰り出されることはない。逆にソレノイド39が停止ピン38を引込状態とすると硬貨は停止ピン38の位置を通過でき、よって停止ピン38よりも搬送方向下流側にある出金口17に繰り出される。
そして、本実施形態において、各エンドレスベルト25の上面を形成する上辺部32の下側には、この上辺部32を支持するように底板(底部材)33が上辺部32のほぼ全面と重ね合わせられるように配置されている。
この底板33には、各エンドレスベルト25のそれぞれに対し複数具体的には四カ所ずつ、上辺部32側に突出することで、重なり合うエンドレスベルト25の上辺部32に上方に盛り上がる形状の凸状部34を出現させる突起部35が形成されている。これら突起部35は、プレス成形等で底板33と一体に形成されており、すべて同じ大きさの球面形状をなしている。
一つのエンドレスベルト25に設けられる四つの突起部35のうち、一つの突起部35(35A)は後壁面31の直下近傍に設けられている。具体的に、突起部35(35A)は、エンドレスベルト25に対し搬送方向に直交する横方向の中央に設けられており、しかもエンドレスベルト25の上辺部32上に立った状態で後壁面31に当接する対応金種の硬貨の下端部と搬送方向の位置が重なるように設けられている。
一つのエンドレスベルト25に設けられる四つの突起部35のうち、残りの複数具体的には三つの突起部35(35B),35(35C),35(35D)は、搬送方向に対し直交する横方向にずれた複数位置に設けられている。具体的に、突起部35(35B)は、突起部35(35A)よりも搬送方向における下流側にあってエンドレスベルト25の搬送方向に直交する横方向の中央位置よりも一側(右側)にずれて設けられており、突起部35(35C)は、突起部35(35B)よりも搬送方向における下流側にあってエンドレスベルト25の搬送方向に直交する横方向の中央位置よりも逆側(左側)にずれて設けられていて、突起部35(35D)は、突起部35(35C)よりも搬送方向における下流側にあってエンドレスベルト25の搬送方向に直交する横方向の中央位置よりも一側(右側)にずれて設けられている。
ここで、エンドレスベルト25の搬送方向に直交する横方向の中央位置に対する突起部35(35B),35(35C),35(35D)のそれぞれのずれ量は等しくされている。また、突起部35(35B),35(35C),35(35D)の搬送方向の間隔も等しくされている。さらに、すべての突起部35(35A),35(35B),35(35C),35(35D)は、エンドレスベルト25の上辺部32の搬送方向における中央位置よりも後壁面27側に設けられている。
以上に述べた本実施形態の硬貨収納繰出装置22によれば、図4に示すように、底板33に形成された複数の突起部35(35A),35(35B),35(35C),35(35D)が、エンドレスベルト25の上辺部32に複数の凸状部34を出現させることになるため、これら凸状部34でその上に存在する硬貨Cを部分的に押し上げて上辺部32に対し傾斜させることになり、隣り合う硬貨Cの対向する端部同士を上下にずらすことで、複数の硬貨が横倒状態にあって上辺部32上において両側壁面30と後壁面31と突出状態にある停止ピン38との間に隙間無く敷き詰められた状態になるのを防止することができる。よって、エンドレスベルト25を正転および逆転させても硬貨が動かなくなり停止ピン38に荷重が加わって停止ピン38の動きを阻害してしまうという不具合を生じることがなく、硬貨の繰り出しが良好に行えることになる。しかも底板33に突起部35(35A),35(35B),35(35C),35(35D)を形成するのみであるため、コストを低減することができる。したがって、硬貨がエンドレスベルト25上に敷き詰められることによる不具合を低コストで解消することができる。
また、複数の突起部35(35A),35(35B),35(35C),35(35D)のすべてを、上辺部32の搬送方向における中央位置よりも後壁面31側つまり搬送方向上流側に設け、搬送方向下流側には設けないため、搬送方向下流側に設けられる繰り出しのための機構に影響を及ぼすことがない。つまり、相互間のクリアランスによって硬貨を一枚ずつに分離する分離ローラ28とエンドレスベルト25とのクリアランスに影響を及ぼすことがない。したがって、良好に硬貨を繰り出すことができる。
しかも、上記のように、複数の突起部35(35A),35(35B),35(35C),35(35D)のすべてを、上辺部32の搬送方向における中央位置よりも後壁面31側に集中して設けることで、エンドレスベルト25を逆転させると、搬送方向上流側つまり逆転時の下流側に集中配置された突起部35(35A),35(35B),35(35C),35(35D)で形成された各凸状部34が、近接する後壁面31と協働して硬貨を効果的に崩すことになる。
加えて、複数の突起部35(35A),35(35B),35(35C),35(35D)が、搬送方向に対し直交する横方向にずれた複数位置に設けられているため、凸状部34もエンドレスベルト25の上辺部32において同様にずれた複数位置に出現することになる。したがって、これら凸状部32で複数の硬貨を異なる向きに傾斜させることになり、隣り合う硬貨の対向する端部同士を上下に確実にずらすことができる。よって、上辺部32に複数の硬貨が敷き詰められた状態になるのを確実に防止することができる。
さらに、各後壁面31が半円筒状をなすことでエンドレスベルト25の上辺部32上に立ち上がった状態の硬貨を横倒状態とするように案内することになるが、図2および図3に二点鎖線で示すように複数の硬貨Cがエンドレスベルト25の上辺部32上に立ち上がった状態で側壁面30同士を結ぶ方向に集積され後壁面31で支承されるブリッジ状態となってエンドレスベルト25の回転でもこれらが空転して搬送できない状態が生じてしまう可能性がある。しかし、本実施形態においては、一つの突起部35(35A)が、後壁面31の直下近傍に設けられているため、図5に示すように、上記のようなブリッジ状態の硬貨をこの突起部35(35A)により出現する凸状部34で下側から部分的に持ち上げて不安定な状態とすることができる。よって、上記のようなブリッジ状態の硬貨をエンドレスベルト25の回転で崩すことができる。
加えて、複数の突起部35(35A),35(35B),35(35C),35(35D)が、それぞれ球面形状に形成されているため、その上側で移動するエンドレスベルト25の上辺部32を円滑に滑らせることができる。ここで、突起部35は、上辺部32の硬貨を持ち上げることにより敷き詰められた状態になるのを防止することができれば、矩形状等の他の形状を採用することも可能である。
本実施形態においては、プレス成形等で底板33を直接加工することにより突起部35を形成したが、そのように形成する以外に、別部品を底板33上に接合させる等して突起部35を形成しても良い。また、各突起部35の大きさは、必ずしも同じ大きさである必要はなく、個々に別の大きさに形成しても良い。そうすることで凸状部34の形状をより複雑に出現させることになり、その上に存在する硬貨Cも複雑に押し上げて上辺部32に対し傾斜させることになり、より効果的に隣り合う硬貨Cの対向する端部同士を上下にずらすことが可能になる。
本発明の一実施形態の硬貨収納繰出装置を含む貨幣入出金装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の硬貨収納繰出装置を示す平面図である。 本発明の一実施形態の硬貨収納繰出装置を示す側断面図である。 本発明の一実施形態の硬貨収納繰出装置を示す要部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態の硬貨収納繰出装置を示す部分正断面図であって、硬貨のブリッジ状態を示すものである。
符号の説明
22 硬貨収納繰出装置
25 エンドレスベルト
30 側壁面
31 後壁面
32 上辺部
33 底板(底部材)
34 凸状部
35 突起部
39 ソレノイド(停止手段)

Claims (4)

  1. 上辺部上に硬貨を載置させて搬送する正逆回転可能な直線状のエンドレスベルトと、該エンドレスベルトの搬送方向に直交する方向の両側部に沿って立設される一対の直線状の側壁面と、前記エンドレスベルトの搬送方向における上流側に立設される後壁面と、前記エンドレスベルトの搬送方向における下流側にあって前記上辺部上の硬貨を停止可能な停止手段とを有する硬貨収納繰出装置において、
    前記エンドレスベルトの前記上辺部の下側に該上辺部を支持するように底板を重ね合わせて配置するとともに、前記上辺部に凸状部を出現させる複数の突起部を前記底板に一体に形成してなり、
    前記複数の突起部が、前記搬送方向に間隔をあけ、前記搬送方向に対し直交する横方向にずれた複数位置に設けられていることを特徴とする硬貨収納繰出装置。
  2. 前記複数の突起部のすべてが、前記上辺部の搬送方向における中央位置よりも前記後壁面側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の硬貨収納繰出装置。
  3. 前記複数の突起部のうちの少なくとも一つが、前記後壁面の直下近傍に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の硬貨収納繰出装置。
  4. 前記複数の突起部が、それぞれ球面形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項記載の硬貨収納繰出装置。
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