JP4372273B2 - 角エルボ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビル、工場、プラント内等における保温工事の際の、保温材の屈曲部を保護する外装材として、簡単に成型や取り付けが出来る角エルボに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、保温を要する配管における屈曲部の外装材としての成型品は、部品の数も多く、成型するには作業工程が多いため効率も悪く、取り付けに関しても直管の外装材の大きさに切り合わせて、折り曲げてハゼを作り道具で締めて固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これは次のような欠点があった。
イ.屈曲部の外装材に関しては部品の数が多くて、成型するには作業工程も多く効率が悪い。
ロ.従来の屈曲部の取り付けは、道具を使いハゼを切り合わせて作るので面倒で、屈曲部のハゼの部分は狭いところが多く道具が使いにくい。
ハ.外装材の部品の数が多くなると、壊れやすく雨水も入りやすい。
ニ.大口径の配管の屈曲部の外装材は成型品も大きく、持ち運びも大変で、狭いところでは置き場所もなく、取り付けも難しく壊れやすくなる。
ホ.大口径の配管の場合、屈曲部のカーブが大きくなるので、どうしても外装材の内側に無駄な空間が出来てしまう為、強度が落ちる。
本発明は、以上の欠点を解決するためになされたものである
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、円筒形状を有する保温材(4, 4)が屈曲直交する屈曲部に被せる外装材であって、外装材A(1)と、2つの略同一対称形状の外装材B(2)との3つの部材から構成され、それぞれの外装材B(2)は、屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の両端部側の外側略半分を被覆する形状を有し、外装材A(1)は、屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の略中央部を被覆する部分と、前記両外装材B(2)が被覆する保温材(4)の内側略半分を被覆する部分とを有し、且つこの外装材A(1)の内側両端部位には屈曲直交する保温材(4)の内側部位で相互に固定される凸部(3)と切り込み口(5)をそれぞれ設け、前記外装材A(1)と両外装材B(2)の接合部位をリベット又は溶接等により接着し、前記凸部(3)を切り込み口に押し込み固定して形成することを特徴とする角エルボである。
ここで、上記「屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の両端部側の「外側」略半分を被覆する形状を有し」の記載における「外側」というのは、屈曲直交する略90度の内角の側を内側とし、その反対側の「外側」を意味する(以下同じである。)。
【0005】
本発明の第2のものは、円筒形状を有する保温材(4, 4)が屈曲直交する屈曲部に被せる外装材であって、この外装材はこの保温材の屈曲部を被覆する略同一対称形の2つの部分から構成され、それぞれの部分は外装材a(11, 16)と外装材b(12, 17)との2つの部材から構成され、外装材b(12, 17)は、屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の端部側の外側略半分を被覆する形状を有し、外装材a(11, 16)は、屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の略中央部を被覆する部分と、前記外装材b(12, 17)が被覆する保温材の内側略半分を被覆する部分とを有し、且つこの外装材a(11, 16)の内側両端部位には屈曲直交する保温材(4)の内側部位で相互に固定されるハゼ(15)をそれぞれ設け、前記外装材a(11, 16)と外装材b(12, 17)の接合部位をリベット、溶接等で接着して上記略同一対称形の2つの部分を形成し、これら2つの部分の外装材a(11, 16)の側同士を保温材の屈曲部略中央横断面部位で相互に接合して重ね合せ、前記ハゼ(15)同士を屈曲直交する保温材(4)の内側部位で固定して形成することを特徴とする角エルボである。
ここで、上記「保温材の「屈曲部略中央横断面部位」で相互に接合して重ね合わせ」における「屈曲部略中央横断面部位」というのは、屈曲直交する保温材の屈曲中心角がその一方の端部から略45度の部位における断面部位を意味する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)展開図(図2)の外装材A(1)と外装材B(2)を保温材(4)のサイズに合わせて裁断する。
(ロ)外装材A(1)の凸部(3)と切り込み口(5)が向かい合うような形で、曲げながら丸みをつけ、外装材B(2)と各々の曲線部分を重ね合わせ、さらに直線部(10)を重ね合わせて、リベット、溶接等(6)で接着する。
(ハ)配管(7)に保温材(4)を巻き付けて、外装材直管(13)部を取り付ける。
(ニ)上記(ロ)で出来た角エルボを保温材(4)の屈曲部にかぶせて、凸部(3)を切り込み口(5)に押し込めるところまで押し込み、つめ(9)や返りつめ(8)で引っかけて固定する。
(ホ)大口径の配管(7)の場合は、まず外装材a1(11)と外装材b1(12)を保温材(4)のサイズに合わせて裁断し、それぞれの直線部(10)と曲線部を合わせるような形で組立て接着して出来た角エルボと、さらに外装材a2(16)と外装材b2(17)においても同様の角エルボを作り、出来たもの二つを、つなぎ線(14)で重ね合わせて保温材(4)にかぶせハゼ等(15)によって固定する。
本発明は、以上の構成よりなっている。本発明を使用するときは、次のように保温材の屈曲部にかぶせ、止めるだけで簡単に出来る。配管(7)に保温材(4)を巻き付け、外装材直管(13)を取り付ける。角エルボを上にかぶせ、固定は凸部(3)のつめ(9)又は返りつめ(8)を切り込み口(5)に入れる。切り込み口(5)の幅の長さは、凸部(3)と同じ幅にしておくと、つめ(9)又は返りつめ(8)に引っかかり、止まるまで押し込むだけで道具も必要なく簡単に固定する事ができる。大口径の配管(7)の場合は(図7)のように二つ割りに分割した外装材でそれぞれ角エルボを組立て、その二つの角エルボをつなぎ線(14)で重ね合わせハゼ等(15)によって固定する。
【0007】
【発明の効果】
本発明を使用することによって、保温材の屈曲部における外装材の成型が容易に出来て、取り付け作業も簡単なので効率よくはかどり、狭い作業場所での固定も簡単に行える。また大口径の配管の場合、二つの角エルボを使用するため、屈曲部の内側の曲線部分の無駄な空間が少なくなり、強度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の展開図
【図3】本発明の使用状態図
【図4】本発明の角エルボ取り付け部の使用説明図
【図5】本発明の角エルボのつめの引っかけ部の側面図
【図6】本発明の角エルボ取り付け部の使用説明図
【図7】本発明における大口径の配管の場合の角エルボ使用状態図
【図8】本発明における大口径の配管の場合の角エルボ展開図
【図9】本発明におけるハゼ部の取り付け方法の斜視図
【図10】本発明の角エルボ取り付け部のその他使用例の説明図
【符号の説明】
1 外装材A
2 外装材B
3 凸部
4 保温材
5 切り込み口
6 リベット、溶接等
7 配管
8 返りつめ
9 つめ
10 直線部
11 外装材a1
12 外装材b1
13 外装材直管
14 つなぎ線
15 ハゼ等
16 外装材a2
17 外装材b2
Claims (2)
- 円筒形状を有する保温材(4, 4)が屈曲直交する屈曲部に被せる外装材であって、外装材A(1)と、2つの略同一対称形状の外装材B(2)との3つの部材から構成され、
それぞれの外装材B(2)は、屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の両端部側の外側略半分を被覆する形状を有し、
外装材A(1)は、屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の略中央部を被覆する部分と、前記両外装材B(2)が被覆する保温材(4)の内側略半分を被覆する部分とを有し、且つこの外装材A(1)の内側両端部位には屈曲直交する保温材(4)の内側部位で相互に固定される凸部(3)と切り込み口(5)をそれぞれ設け、
前記外装材A(1)と両外装材B(2)の接合部位をリベット又は溶接等により接着し、前記凸部(3)を切り込み口に押し込み固定して形成することを特徴とする角エルボ。 - 円筒形状を有する保温材(4, 4)が屈曲直交する屈曲部に被せる外装材であって、この外装材はこの保温材の屈曲部を被覆する略同一対称形の2つの部分から構成され、
それぞれの部分は外装材a(11, 16)と外装材b(12, 17)との2つの部材から構成され、
外装材b(12, 17)は、屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の端部側の外側略半分を被覆する形状を有し、
外装材a(11, 16)は、屈曲直交する保温材(4)の屈曲周面の略中央部を被覆する部分と、前記外装材b(12, 17)が被覆する保温材の内側略半分を被覆する部分とを有し、且つこの外装材a(11, 16)の内側両端部位には屈曲直交する保温材(4)の内側部位で相互に固定されるハゼ(15)をそれぞれ設け、
前記外装材a(11, 16)と外装材b(12, 17)の接合部位をリベット、溶接等で接着して上記略同一対称形の2つの部分を形成し、これら2つの部分の外装材a(11, 16)の側同士を保温材の屈曲部略中央横断面部位で相互に接合して重ね合せ、前記ハゼ(15)同士を屈曲直交する保温材(4)の内側部位で固定して形成することを特徴とする角エルボ。
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-
1999
- 1999-06-22 JP JP21412799A patent/JP4372273B2/ja not_active Expired - Fee Related
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