JP4370767B2 - Ea材の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はEA材(衝撃エネルギー吸収材)の取付構造に係り、特に自動車の天井材の取付に適用するのに好適なEA材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の天井やドアトリム等のトリムには、乗員が当ったときの衝撃エネルギー吸収(Energy Absorption:EA)のために、硬質ウレタンフォームよりなるEA材を取り付けている。このトリムに対し、硬質ウレタンフォーム製EA材を取り付ける方法として、特開2001−322507号には、図3,4に示す構造が記載されている。図3は同号公報の図7に記載されたEA材の取付構造を示す断面図、図4(a)はこの構造に用いられている筒状体20の斜視図、図4(b)はこの筒状体20の断面斜視図である。
【0003】
この筒状体20は筒部21及び張出部22を一体に備えている。この筒部21の先端からは内向きに爪部23が設けられている。トリム31から突設されたロッド26の外周面に凹部27が周設されており、爪部23が該凹部27に係合している。
【0004】
なお、筒部21には先端から筒部21の軸心線と平行方向にスリット24が延設されており、筒部21はその拡径方向に弾性的に変形可能となっている。
【0005】
EA材33をトリム31に取り付けるには、EA材33の取付孔34にロッド26が挿入されるようにEA材33をトリム31の面に沿わせ、次いで筒状体20をロッド26に嵌合させて押し込み、爪部23を凹部27に係合させる。これにより、張出部22はEA材33の取付孔34の周縁部を押さえつける。
【0006】
なお、この筒部21は先細形のテーパ形状となっており、取付孔34に挿入し易いものとなっている。筒状体20をロッド26に装着した状態にあっては、筒部21の外周面が取付孔34の内周面に密着している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のEA材の取付構造にあっては、EA材をトリム31に取り付けるに際しては、EA材をトリム31に当てがう作業と、その後ロッド26に筒状体20を嵌着させる作業との2作業工程が必要となり、作業に手間がかかる。本発明は、EA材のトリム等の部材への取り付け作業性が著しく改善されたEA材の取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のEA材の取付構造は、被取付面に硬質ウレタンフォームよりなるEA材を取り付けた構造において、該被取付面に不織布が着され、該EA材表面に平面ファスナがEA材の発泡成形時に一体に固着されており、該平面ファスナは、平板状のベース部と、該ベース部の表側から突設された係合突起と、ベース部の裏側から突設されたアンカーとを有しており、該係合突起は、基端側が細棒状であり、先端側に拡大頭部が設けられており、この拡大頭部は、基端側の細棒部から側方に張り出した後、先端に向って徐々に縮径する尖頭形テーパ状となっており、該アンカーの先端側にフランジ状拡大部が設けられており、該アンカーはEA材に対し非貫通状に埋設されており、該アンカーの高さは該EA材の厚さの50%以下であり、該係合突起を不織布に絡ませることにより該EA材が被取付面に取り付けられており、前記被取付面は自動車の天井材裏面であり、前記係止部は、EA材の成形用金型に対し磁気的に吸着保持可能であることを特徴とするものである。
【0009】
かかるEA材の取付構造にあっては、平面ファスナがEA材と一体化されてEA材表面に設けられているので、この平面ファスナ付きのEA材を被取付面に押し当て、平面ファスナを被取付面の不織布に絡ませるという1作業工程にてEA材を取り付けることができる。
【0010】
また、平面ファスナのアンカーがEA材を貫通しないように該平面ファスナを設けることにより、EA材の衝撃吸収特性を高めることができる。
【0011】
本発明は、自動車のルーフトリムへのEA材の取り付けに適用される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係るEA材の取付構造の分解図、図2は平面ファスナ付きEA材の製造方法を説明する断面図である。
【0013】
図1の通り、トリム1の表面に不織布2がホットメルト接着剤等の接着剤により接着されている。EA材3は、この実施の形態では硬質ウレタンフォームよりなり、その表面には平面ファスナ4が設けられている。この平面ファスナ4は、平板状のベース部4aと、該ベース部4aの表側から突設された係合突起4bと、ベース部4aの裏側から突設されたアンカー4cとを有する。
【0014】
係合突起4bは、基端側が細棒状であり、先端側に拡大頭部が設けられたものである。この拡大頭部は、基端側の細棒部から側方に張り出した後、先端に向って徐々に縮径する尖頭形テーパ状のものである。この尖頭形拡大頭部が細棒部から側方に張り出しているので、該係合突起4bを不織布2中に押し込むと、拡大頭部が不織布2内の繊維に絡まり、係合突起4bが不織布2から不抜状となる。
【0015】
この平面ファスナ4は、ベース部4aの表側の面がEA材3の表面と面一状となるように設けられている。アンカー4cはEA材3中に埋設されている。このアンカー4cは、先端側にフランジ状拡大部が設けられたものであり、EA材3から抜け出すことが阻止される。
【0016】
この平面ファスナ4付きのEA材3をトリム1の表面の不織布2に押し付け、係合突起4を該不織布2内にめり込ませる。係合突起4は、尖頭形であるので、不織布2内にスムーズに押し込まれる。このように押し込まれた係合突起4が不織布2の繊維に絡まり、平面ファスナ4を介してEA材が不織布2に結合される。なお、当然ながら、係合突起4bの高さは不織布2の厚みよりも小さい。
【0017】
この平面ファスナ4の数及び配置は、EA材3の大きさや形状に応じて選定される。
【0018】
このように、この実施の形態によると、平面ファスナ4付きのEA材3をトリム1の表面の不織布2に押し付けるだけで該EA材3をトリムに取り付けることができ、取り付け作業効果がきわめて良い。
【0019】
また、図1の通り、平面ファスナ4のアンカー4cはEA材3に対し非貫通状となっている。即ち、EA材3の厚みに比べアンカー4cの高さが十分に小さいものとなっている。アンカー4cの高さは、EA材3の厚さの50%以下とされる。このようなことから、平面ファスナ4を設けた付近でもEA材3は十分な厚みを有しており、この付近でも衝撃吸収特性が十分に高いものとなる。
【0020】
この平面ファスナ4付きのEA材3を製造するには、図2のように、係合突起収容用の凹部11がキャビティ面に設けられた金型10を用いる。この凹部11内に係合突起4bを配置し、ベース部4aで該凹部11を塞いだ状態とする。この状態で、金型10内にウレタン原液を供給し、発泡させる。
【0021】
なお、この平面ファスナ4は合成樹脂製である。この合成樹脂中にフェライト等の磁性粒子を混合しておくと共に、金型に磁石を設けておくことにより、平面ファスナ4を金型10に磁気的に吸着保持させることが好ましい。このようにすれば、平面ファスナ4のベース部4aが凹部11を確実に塞ぐので、該凹部11内にウレタンが侵入することが防止される。また、発泡圧を受けたりしても、平面ファスナ4が金型10の表面でずれ動くことが防止される。
【0022】
上記実施の形態では、トリム1及びEA材3は平面状に図示されているが、曲面であってもよい
【0023】
図1では、平面ファスナ4のベース部4aは、その係合突起4b側の面が周囲のEA材3と面一となっているが、ベース部4aの係合突起4b側の面は周囲のEA材3の表面よりも若干突出してもよく、また逆に若干後退してもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、EA材をトリム等の部材に対し容易に取り付けることが可能となる。本発明によると、EA材による衝撃吸収特性を向上させたり、種々の形状、大きさ、硬度のEA材であっても部材に対ししっかりと取り付けたりすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るEA材の取付構造を示す断面図である。
【図2】平面ファスナ付きEA材の製造方法を説明する断面図である。
【図3】従来のEA材の取付構造を示す断面図である。
【図4】図3の構造の説明図である。
【符号の説明】
1 トリム
2 不織布
3 EA材
4 平面ファスナ
4a ベース部
4b 係合突起
4c アンカー
10 金型
11 凹部

Claims (1)

  1. 被取付面に硬質ウレタンフォームよりなるEA材を取り付けた構造において、該被取付面に不織布が着され、該EA材表面に平面ファスナがEA材の発泡成形時に一体に固着されており、
    該平面ファスナは、平板状のベース部と、該ベース部の表側から突設された係合突起と、ベース部の裏側から突設されたアンカーとを有しており、
    該係合突起は、基端側が細棒状であり、先端側に拡大頭部が設けられており、この拡大頭部は、基端側の細棒部から側方に張り出した後、先端に向って徐々に縮径する尖頭形テーパ状となっており、
    該アンカーの先端側にフランジ状拡大部が設けられており、
    該アンカーはEA材に対し非貫通状に埋設されており、該アンカーの高さは該EA材の厚さの50%以下であり、
    該係合突起を不織布に絡ませることにより該EA材が被取付面に取り付けられており、
    前記被取付面は自動車の天井材裏面であり、
    前記係止部は、EA材の成形用金型に対し磁気的に吸着保持可能であることを特徴とするEA材の取付構造。
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