JP4370562B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、外気導入口から導入される外気と内気導入口から導入される内気との導入割り合いを調節するインテークドアを駆動制御する制御ユニットを備えた車両用空気調和装置に関する。
この主の空気調和装置にあっては、外気のガス濃度が高まると、汚染された外気が車室内に侵入して車室内の環境が害されることから、外気のガス濃度を検出するガスセンサを設け、このガスセンサの出力値に基づきインテークドアの目標位置を演算し、この目標位置となるようにインテークドアを駆動制御する構成が考えられている。
実開平3−57111号公報 特開2002−127733号公報 特開2002−347427号公報
しかしながら、上述したインテークドアの制御ロジック(制御プログラム)は、インテークドアや送風機などを駆動制御する制御ユニット(AUTO A/C ECU)に組み込まれているので、ガスセンサを利用した内外気切換え機能を設計段階で削除又は追加する場合は、制御ユニットに組み込まれる制御プログラムを削除又は追加する作業に加え、プログラムのデバッグを要し、作業工数がかかるものであった。また、既存のオートエアコンシステムにガスセンサを利用した内外気切換え機能を後から追加することは、制御ユニットの交換を余儀なくされ、容易に追加することができなかった。
そこで、この発明においては、ガスセンサを利用した内外気切換え機能を後付けで追加する場合でも、新規にプログラムを作成する必要がなく、既存の制御ユニットに係る機能を容易に後付けすることができ、プログラムの開発工数や検査工数を低減して開発コストを低減することが可能な車両用空気調和装置を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、この発明にかかる車両用空気調和装置は、車室内と連通する内気導入口および外気導入口と、前記内気導入口から導入される内気と前記外気導入口から導入される外気との導入割合を調節するインテークドアと、前記インテークドアを駆動させるアクチュエータを駆動制御する制御ユニットとを備えた構成において、空気のガス濃度に応じて出力信号が変動するガスセンサを備えると共に、このガスセンサの出力信号に基づき前記インテークドアを制御する制御情報を形成する制御ロジックが組み込まれたガスセンサアセンブリを設け、前記制御ユニットは、前記ガスセンサアセンブリからの制御情報の入力の有無を判定する判定手段と、前記判定手段により前記ガスセンサアセンブリからの制御情報の入力が判定された場合に、前記制御情報を加味して前記インテークドアを駆動制御する制御手段とを有し、前記ガスセンサアセンブリは、前記制御ユニットからの処理の要請に対して、対応した処理を実行する処理手段を備えていることを特徴としている(請求項1)。
ここで、制御情報は、インテークドアの目標位置としてもよく、また、制御ユニットからの処理の要請は、たとえば、制御ユニットからのガスセンサの感度を調整する要請(請求項3)や、制御ユニットからのガスセンサの自己診断の要請(請求項4)とし、前記処理手段を、制御ユニットからのガスセンサの感度調整要請に対して、ガスセンサアセンブリによりガスセンサの感度調整を行う構成としたり、制御ユニットからのガスセンサの自己診断要請に対して、ガスセンサアセンブリにより自己診断を行う構成としてもよい。
したがって、このような構成においては、ガスセンサを利用した内外気切換え機能を追加するためにガスセンサアセンブリを後付けすれば、ガスセンサアセンブリによってガスセンサの出力信号に基づきインテークドアを制御するための制御情報が形成され、制御ユニットにおいて、判定手段によってこの情報の入力の有無を判定し、ガスセンサアセンブリからの制御情報の入力が判定された場合には、制御手段によってガスセンサアセンブリで形成された制御情報を加味してインテークドアが制御されることになる。このため、制御ユニットでインテークドアを制御する制御情報を形成する必要がなくなるので、ガスセンサの有無で制御プログラムを変更する必要がなくなり、汎用性を高めることが可能となる。また、ガスセンサアセンブリは、制御ユニットからの処理の要請に対して、対応した処理を実行する手段を備えているので、制御ユニットによる演算負荷を低減することが可能となる。
また、ガスセンサアセンブリは、前記処理手段で実行された処理の結果を制御ユニットに出力する結果出力手段を有するものであってもよい(請求項2)
たとえば、前述した制御ユニットからのガスセンサの自己診断要請に対して行われるガスセンサアセンブリによる自己診断の結果を制御ユニットへ出力する構成としてもよい。
したがって、このような構成とすることで、制御ユニットによるガスセンサアセンブリの管理が容易となる。
以上述べたように、この発明によれば、インテークドアを制御ユニットによって駆動制御する車両用空気調和装置において、ガスセンサとこのガスセンサの出力信号に基づきインテークドアを制御する制御情報を形成する制御ロジックとが組み込まれたガスセンサアセンブリを設け、制御ユニットに、ガスセンサアセンブリからの制御情報の入力の有無を判定する判定手段と、ガスセンサアセンブリからの制御情報の入力が判定された場合に、その制御情報を加味してインテークドアを駆動制御する制御手段とを設けたので、ガスセンサを利用した内外気切換え機能を追加する場合でも、制御ユニットにおいてインテークドアを制御する制御情報を形成する必要がないので、制御ユニットのプログラムを新規に作り直す必要がなくなる。このため、従来必要であったプログラムの開発工数や検査工数がなくなり、開発コストが軽減でき、汎用性を高めることが可能となる。また、ガスセンサアセンブリはそれ自体独立して製品化することが可能となるので、後付けに適し、メンテナンスも容易となる。
さらに、ガスセンサアセンブリは、制御ユニットからの処理の要請に対して、対応した処理を実行する手段を備えているので、制御ユニットによる演算負荷を低減することが可能となる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
以下、この発明の実施の形態を図面により説明する。図1において、車両に搭載される空調ユニット1の一部が示されており、この空調ユニット1は、空調ケース2の最上流側に外気導入口3と内気導入口4とを備えたインテーク装置5を有し、外気導入口3から導入される外気と内気導入口4から導入される内気との導入割り合いをインテークドア6によって調節するようになっている。空調ケース2には、モータ7によって回転する送風機8が前記インテーク装置5の外気導入口3及び内気導入口4に臨むように設けられており、送風機8の回転によって導入口から導入される空気を下流側のエバポレータ9へ圧送するようにしている。
エバポレータ9の下流側には、図示しないヒータコアやヒータコアの通気量を調節するエアミックスドア、最下流側に設けられたモードドアなどが配置され、エバポレータ9やヒータコアによって温調された空気は、空調ユニット1の最下流側に設けられた吹出口から車室へ供給されるようになっている。
前記インテークドア6は、空調ケース2に取り付けられたアクチュエータ10によって内気導入口4を閉塞する位置から外気導入口3を閉塞する位置までの範囲で任意の位置に動かされるようになっており、アクチュエータ10は、オートエアコンECU(AUTO A/C ECU) 11からの制御信号によって制御されるようになっている。
21は車室内温度を検出する室内温度センサ、22は外気温を検出する外気温度センサ、23は日射量を検出する日射センサ、24はエバポレータを通過した空気温度を検出するエバ後温度センサであり、これら各センサからの検出信号はオートエアコンECU11に入力されるようになっている。また、下記するガスセンサアセンブリ25からの信号もオートエアコンECU11に入力されるようになっている。
このオートエアコンECU11は、図示しない中央演算処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力ポート(I/O)等を備えると共に、インテークドア6を動かすアクチュエータ10を駆動制御する制御回路等を有して構成され、メモリに与えられた所定のプログラムに従い各種入力信号を処理し、インテークドア6の位置や送風機8の送風能力(モータ7への印加電圧)、エアミックスドアを駆動するアクチュエータ12、モードドアを駆動するアクチュエータ13などを制御するようにしている。
このうち、インテークドアの制御についてみると、図2に示されるように、オートエアコンECU11には、予め記憶された所定のプログラムに従い、前述した各センサからの入力信号に基づき車室内の熱負荷に応じた目標インテークドア開度(空調用目標インテークドア開度)を演算するオートエアコン制御ロジック(ブロック30)が組み込まれている。また、オートエアコンECU11は、ガスセンサアセンブリ25によって演算された空気のガス濃度との関係で決定される目標インテークドア開度(清浄用目標インテークドア開度)の信号を入力回路(ブロック32)を介して入力し、これら目標インテークドア開度から諸条件に合致した開度を決定し(ブロック33)、決定された目標インテークドア開度となるよう駆動制御部(ブロック34)にてインテークドア6のアクチュエータ10をフィードバック制御するようにしている。
前記ガスセンサアセンブリ25は、ガスセンサ40と、このガスセンサ40の出力信号に基づきインテークドア6を制御する制御情報(この例では、清浄用目標インテークドア開度)を形成するための内外気制御ロジック(ブロック35)が組み込まれており、内外気制御ロジック(ブロック35)で形成された制御情報は、出力回路(ブロック36)を介してオートエアコンECU11へ出力される。
ここで、ガスセンサ40は、例えば、特開2000−247134号公報に示されるガスセンサを利用しているもので、エンジンルームのコンデンサ付近等の通気性のいい車両前端部などに配置され、HCやCOなどの還元性ガスを検出する還元性ガス検知素子41と、NOx などの酸化性ガスを検出する酸化性ガス検知素子42とを直列に接続して構成されている。直列に接続されたこれらの検知素子41,42には、定電圧回路37からの電圧が供給され、還元性ガス検知素子41と酸化性ガス検知素子42との間の分圧Vout を内外気制御ロジックに入力し、この内外気制御ロジックにおいて、定電圧回路37からの入力電圧Vinとの比(Vout /Vin)をガスセンサ40の分圧比(Pmint)として読み取るようにしている。このガスセンサ40の分圧比(Pmint)は外気の汚れ度合いに相関しているもので、Pmintは外気の汚れ度合いが大きいほど小さくなり、外気の汚れ度合いが小さいほど大きくなる特性を有している。尚、43は各検知素子の周囲を加熱するためのヒータである。
図3に、上記オートエアコンECU11によるインテークドアの制御動作例がフローチャートとして示されており、以下、このフローチャートに基づいて説明すると、オートエアコンECU11は、空調ユニット1による空調制御が開始された後に、図示しない初期化処理などを経てこの制御ルーチンに入り、ステップ50において送風機がOFF(停止)しているか否かを、ステップ52において、エアコンスイッチ(A/C SW)がOFFであるか否かを、ステップ54において、DEFスイッチが押されてオフからオンへ切り替わった状態か否かをそれぞれ判定し、送風機8がOFF、エアコンスイッチがOFF、又はDEFスイッチがONであると判定された場合には、インテークドア6を外気導入口3を開放し、内気導入口4を閉塞する外気導入モード(FRESH)に設定する(ステップ56)。
これに対して、送風機がON(稼動)しており、エアコンスイッチがON、DEFスイッチがOFFであると判定された場合には、図示しないインテーク切替スイッチ(REC SW, FRESH SW) により吸入モードが内気循環モードにマニュアル設定されたか外気導入モードにマニュアル設定されたかを判定し(ステップ58,60)、内気循環モードに設定されたと判定された場合には、インテークドア6を内気導入口4を開放し、外気導入口3を閉塞する内気導入モード(REC)に設定し(ステップ62)、外気導入モードに設定されたと判定された場合には、インテークドア6を外気導入口3を開放し、内気導入口4を閉塞する外気導入モード(FRESH)に設定する(ステップ56)。
ステップ58,60において、吸入モードがマニュアル設定されていないと判定された場合には、前記各センサからの信号に基づいて演算された目標吹出温度TAOから、インテーク装置5を自動内外気制御モード(AUTO) に設定するか内気循環モードに設定する状態Aであるかが選択され(ステップ64)、状態Aが選択された場合には、インテーク装置5を内気導入モード(REC)に設定し(ステップ66.62)、自動内外気制御モードが選択された場合には、DEFスイッチが押されて外気導入モードに設定されない限り(ステップ68,56)、ステップ70において、ガスセンサアセンブリ25から信号入力があったか否かを判定し、ガスセンサアセンブリ25からの入力信号がないと判定された場合には現状を維持し、入力信号があると判定された場合には、ステップ72において、ガスセンサアセンブリ25からの目標インテークドア開度によりインテークドア6を目標開度となるようにフィードバック制御する。
このステップ72のガスセンサアセンブリ25による目標インテークドア開度は、図4に示されるように、ガスセンサ40の分圧比(Pmint)に応じて車室外空気と車室内空気との導入割り合い(インテークドアの開度)を調節するもので、ステップ80に示されるように、分圧比(Pmint)の大きさに応じて車室外空気の汚染状態を状態1〜状態5までの5段階に振り分け、ステップ82〜88において、ステップ80で振り分けられた状態を判定し、この状態に応じて設定される。
即ち、ステップ82において、外気の汚染度が最も大きい状態5であると判定された場合には、ステップ90へ進み、インテークドア6の位置を車室内空気の導入割り合いを100%とする内気導入(REC)モード位置に設定し、ステップ84において、状態5よりも汚染度が小さい状態4であると判定された場合には、ステップ92へ進み、インテークドア6の位置を車室内空気の導入割り合いを90%とする10%FRESHモード位置に設定し、ステップ86において、状態4よりも汚染度が小さい状態3であると判定された場合には、ステップ94へ進み、インテークドア6の位置を車室内空気の導入割り合いを70%とする30%FRESHモード位置に設定し、ステップ88において、状態3よりも汚染度が小さい状態2であると判定された場合には、ステップ96へ進み、インテークドア6の位置を車室内空気の導入割り合いを50%とする50%FRESHモード位置に設定し、ステップ88において、状態2でないと判定された場合、即ち、汚染度が最も小さい状態1であると判定された場合には、ステップ98へ進み、車室内空気の導入割り合いを0%とする外気導入(FRESH)モードに設定するようにしている。
したがって、上述の構成においては、ガスセンサアセンブリ25によって、ガスセンサ40の出力信号に基づきインテークドア6を制御する制御情報(清浄用目標インテークドア開度)が形成され、この制御情報がオートエアコンECU11へ送信され、オートエアコンECU11によってこの制御情報を加味してインテークドア6が制御されるので、オートエアコンECU11においてガスセンサ40からの出力に基づきインテークドアを制御する制御情報を形成する必要がなくなる。このため、ガスセンサアセンブリ25の追加によって、オートエアコンECU11のプログラムを書き直す必要がなくなるので(制御情報を形成するためのプログラムを追加する必要がなくなるので)、ガスセンサ40によるインテークドア切換え機能を追加したことに伴うプログラムの開発工数や検査工数を削減することが可能となり、開発コストの軽減を図れ、汎用性を高めることが可能となる。また、ガスセンサアセンブリはオートエアコンECU11自体とは独立して製品化することが可能となるので、後付けに適し、メンテナンスが容易となる。
図5及び図6において、他の構成例が示されており、以下、前記構成例と異なる点を中心に説明すると、この構成例においては、オートエアコンECU11とガスセンサアセンブリ25との間で送受信が可能な構成となっている。具体的には、図6に示されるように、前記入力回路32と出力回路36の代わりに通信回路45,46が設けられ、この通信回路を介して、ガスセンサアセンブリ25からオートエアコンECU11に対して、前記清浄用目標インテークドア開度や下記する自己診断結果に相当する信号が送信され、オートエアコンECU11からガスセンサアセンブリ25に対して、自己診断を要求する信号やガスセンサ40のセンサ感度を調節する調整値に相当する信号が送信される。即ち、ガスセンサアセンブリ25は、オートエアコンECU11からの処理の要請に対して、対応した処理を実行する機能を備えており、また、ガスセンサ40からの出力信号に基づきインテークドア6を制御する制御情報(清浄用目標インテークドアドア開度)を形成すると共に、この制御情報や前記オートエアコンECU11からの要請で行われた処理の結果を送信するようになっている。
図7乃び図8において、その具体的な制御動作例がフローチャートとして示されており、以下これについて説明すると、図7で示されるフローチャートは、オートエアコンECU11で実行される動作例である。まず、図示しない操作パネルなどの操作によって所定の自己診断導入操作がなされた否かが判定され(ステップ100)、導入操作がなされたと判定された場合には、ガスセンサアセンブリ25に対して自己診断要求信号を送信する(ステップ102)。これを受けてガスセンサアセンブリ25で自己診断がなされた後に、ガスセンサアセンブリ25から自己診断結果信号を受信する(ステップ104)。そして、ガスセンサアセンブリ25からの自己診断結果信号を受信した後に、診断者の所定の操作によって、表示機能チェック、センサ入力チェック、アクチュエータ故障チェック、出力信号チェック、認識信号チェック、ユーザ対応調整機能などのオートエアコンECU11の診断を可能とする自己診断制御モードに入る(ステップ106)。その後、所定の終了操作がなされて自己診断の終了要求があるか否かが判定され(ステップ108)、終了操作がなされるまでは、上述したステップ102〜106の処理を行い、終了要求が判定されれば、ガスセンサアセンブリ25へ自己診断終了信号を送信し(ステップ110)、通常制御へ移行する(ステップ112)。尚、自己診断導入操作がなされていないと判定された場合には、通常制御が維持される。
これに対して、ガスセンサアセンブリ25においては、オートエアコンECU11から自己診断要求信号を受信したか否かを判定し(ステップ150)、受信していなければ、通常制御を維持し(ステップ158)、受信したことが判定されれば、ガスセンサ40の断線や短絡の有無の診断を可能とする自己診断制御へ移行し(ステップ152)、自己診断した結果をオートエアコンECU11へ送信する(ステップ154)。そして、所定の終了操作がなされて自己診断の終了要求があるか否かが判定され(ステップ156)、終了操作がなされるまでは、上述したステップ152〜154の処理を行い、終了要求が判定されれば、通常制御へ移行する(ステップ158)。
前記ステップ122の通常制御は、図9に示されるようなもので、前記図3の処理と異なる点は、ガスセンサアセンブリ25からの信号入力があると判定された場合には、ガスセンサアセンブリ25に対してガスセンサの感度調整値を送信する処理がなされ(ステップ120)、ガスセンサアセンブリから目標開度を受信し(ステップ122)、この目標インテーク開度となるようにインテークドア6をフィードバック制御する(ステップ124)。
また、前記ステップ158のガスセンサアセンブリ25の通常制御は、図10に示されるように、オートエアコンECU11からガスセンサの感度調整値を受信し(ステップ160)、この感度調整値に基づき汚染状態の判定基準を調整し、この調整された判定基準に基づき、分圧比(Pmint)の大きさに応じて車室外空気の汚染状態を状態1〜状態5までの5段階に振り分ける(ステップ162)。そして、以下において、図4と同様に、ステップ82〜88において、ステップ162で振り分けられた状態がいずれの状態であるのかを判定し、車室外空気の汚染状態に応じた目標開度にインテークドア6の位置をフィードバック制御する。
よって、このような構成においては、オートエアコンECU11からガスセンサアセンブリ25のガスセンサ40のセンサ感度を調整でき、また、オートエアコンECU11からガスセンサアセンブリ25へ自己診断要求がなされると、これを受けてガスセンサアセンブリによって自己診断がなされ、その結果がオートエアコンECU11に送信されるので、オートエアコンECU11による演算負荷を低減できると共に、オートエアコンECU11によってガスセンサアセンブリ25を管理することが可能となる。
本発明は、ガスセンサアセンブリにセンサ素子と制御対象を制御する制御情報を形成する制御ロジックを組み込んだので、ガスセンサアセンブリにインテリジェント機能を持たせることが可能となり、種々の装置にガスセンサを利用した新たな機能を後付けする場合に利用可能である。
図1は、車両用空気調和装置の概略構成を示す図である。 図2は、図1のオートエアコンECU11とガスセンサアセンブリとの関係を示すブロックダイヤグラムである。 図3は、オートエアコンECU11による制御動作例を示すフローチャートである。 図4は、ガスセンサアセンブリの制御動作例を示すフローチャートである。 図5は、車両用空気調和装置の他の概略構成を示す図である。 図6は、図5のオートエアコンECU11とガスセンサアセンブリとの関係を示すブロックダイヤグラムである。 図7は、オートエアコンECU11による制御動作例を示すフローチャートである。 図8は、ガスセンサアセンブリの制御動作例を示すフローチャートである。 図9は、図7のステップ112の通常制御例を示すフローチャートである。 図10は、図8のステップ158の通常制御例を示すフローチャートである。
符号の説明
3 外気導入口
4 内気導入口
6 インテークドア
10 アクチュエータ
11 オートエアコンECU
25 ガスセンサアセンブリ
40 ガスセンサ

Claims (4)

  1. 車室内と連通する内気導入口および外気導入口と、前記内気導入口から導入される内気と前記外気導入口から導入される外気との導入割合を調節するインテークドアと、前記インテークドアを駆動させるアクチュエータを駆動制御する制御ユニットとを備えた車両用空気調和装置において、
    空気のガス濃度に応じて出力信号が変動するガスセンサを備えると共に、このガスセンサの出力信号に基づき前記インテークドアを制御する制御情報を形成する制御ロジックが組み込まれたガスセンサアセンブリを設け、
    前記制御ユニットは、前記ガスセンサアセンブリからの制御情報の入力の有無を判定する判定手段と、前記判定手段により前記ガスセンサアセンブリからの制御情報の入力が判定された場合に、前記制御情報を加味して前記インテークドアを駆動制御する制御手段とを有し、
    前記ガスセンサアセンブリは、前記制御ユニットからの処理の要請に対して、対応した処理を実行する処理手段を備えていることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 前記ガスセンサアセンブリは、前記処理手段で実行された処理の結果を前記制御ユニットに出力する結果出力手段を有することを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
  3. 前記制御ユニットからの処理の要請は、前記ガスセンサの感度を調整する要請であることを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
  4. 前記制御ユニットからの処理の要請は、前記ガスセンサの自己診断の要請であることを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
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