JPH06255343A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH06255343A
JPH06255343A JP6466393A JP6466393A JPH06255343A JP H06255343 A JPH06255343 A JP H06255343A JP 6466393 A JP6466393 A JP 6466393A JP 6466393 A JP6466393 A JP 6466393A JP H06255343 A JPH06255343 A JP H06255343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air conditioner
air conditioning
front seat
conditioning unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6466393A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Seiji
護 政氏
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP6466393A priority Critical patent/JPH06255343A/ja
Publication of JPH06255343A publication Critical patent/JPH06255343A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ツインタイプの空調装置において冷房能力に
見合った適切なインテークドア制御を行う。 【構成】 前席用空調ユニット、後席用空調ユニットの
稼働状態を検出する(ステップ201〜ステップ20
3)。前席側空調ユニットが稼働状態で後席側空調ユニ
ットが稼働状態の時、インテークドアの開度制御を行う
切換え設定温度を最も高く設定し、外気導入を抑制する
(ステップ204)。前席側のみ稼働状態の時、上記切
換え設定温度を低くし、両空調ユニット稼働時より外気
導入をし易くする(ステップ205)。後席側空調ユニ
ットのみが稼働状態の時、上記切換え設定温度を最も低
くし外気導入をさらにし易くする(ステップ206)。
前席、後席用空調ユニットが両方とも停止状態のときは
FRESHの位置に固定して外気導入量を最大にする
(ステップ207)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置のイン
テークドア制御に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車両の空調は窓を閉じた状態で実
行され、車両前部に位置するインテークドアの開度を制
御することによって車内への内気、外気の導入を調節す
る。ところで車内を速やかに設定温度にするためには外
気導入量は極力少なくした方が冷房効率がよいが、一方
準密室状態の車内の空調環境を清浄に保つためには逆に
外気導入量が多い方がよい。従来、これら2つの要求に
答えるため、種々の工夫がなされている。例えば目標吹
出温度に基づいてインテークドアの開度を制御する。目
標吹出温度は、設定温度、車内温度センサ、その他の環
境センサの検出値に基づいて演算される。この目標吹出
温度が低い場合、言い換えれば冷房のための熱負荷が大
きい場合、限られた冷房能力で冷房効率を上げるため、
外気導入量を抑制するようにインテークドアが制御され
る。これとは逆に目標吹出温度が高い場合には冷房能力
に余裕があるので、外気導入量を多くするようにインテ
ークドアが制御される。ところで近年、ワンボックスカ
ー等の一部の車両には、特開昭55ー123517号に
示すように、車両の前席側と後席側に二つの空調部を設
けたいわゆるツインタイプの車両用空調装置が用いられ
ている。このツインタイプだと車内の空調を均一に行う
ことができ、乗員全員が快適な空調環境を享受すること
ができる。このツインタイプの空調装置では、前席側の
空調部にインテークドアが設けられていて内気、外気の
導入量を制御する。後席側の空調部にはインテークドア
が設けられておらず、内気循環を行う。上記特開昭55
ー123517号には、前席側の空調部のインテークド
ア制御について詳細に記載されていないが、通常このツ
インタイプではインテークドアは後席側の空調部の稼働
状態と無関係に前席側の空調部の目標吹出温度に基づい
て制御されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ツインタイプの空調装
置では後席側が稼働している場合とそうでない場合で
は、前席の空調部の冷房能力に差が生じる。2つの空調
部の冷房サイクルが1つのコンプレッサを共有している
からである。そのため、上記のようなインテークドアの
制御には次のような欠点があった。前席側の空調部のみ
が稼働している場合、コンプレッサが前席側の空調部の
冷房サイクルだけのために働くので、前席側の空調部の
冷房能力に余力があるにも拘わらず、外気導入量が冷房
能力に見合った量よりも低く抑えられてしまう。一方後
席側の空調部が稼働状態であれば、コンプレッサが両方
の空調部の冷房サイクルのために働くので前席側の空調
部の冷房能力が低いにも拘わらず、この冷房能力を超え
て外気を導入してしまい、前席において満足すべき冷房
環境を速やかに提供できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、図1に
示すように、車両内に複数の空調部100を備えた車両
用空調装置において、上記複数の空調部100の稼働状
態を検出する稼働検出手段200と、少なくとも一方の
空調部100において内気および外気の導入を調節する
インテークドア400の開度を上記稼働検出手段200
の検出結果に基づいて制御をする開度制御手段300
と、を有することを特徴とする車両用空調装置である。
【0005】
【作用】複数の空調部100の稼働状態に基づいてイン
テークドア400の開度制御を行うことにより、空調部
100の空調能力に見合った量の外気を導入することが
でき、より快適な空調環境を実現する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2、図3、図4
を参照しながら説明する。図2は、前席用空調ユニット
1(一つの空調部)と後席用空調ユニット2(別の空調
部)とを備えた車両用空調装置の概略構成を示してい
る。前席用空調ユニット1は、ダクト10と、このダク
ト10に下流側に向かって順に設けられたインテークド
ア11、ブロア12、エバポレータ13、エアミックス
ドア14、ヒータ15とを備えている。インテークドア
11は内気入口10aと外気入口10bの境界に配置さ
れている。このインテークドア11を開閉制御すること
により、ダクト10内に導入すべき空気を選択すること
ができる。このインテークドア11は、アクチュエータ
16により開度制御される。
【0007】ブロア12により内気入口10aまたは外
気入口10bから導入された空気は、エバポレータ13
を通過し、エアミックスドア14により、ヒーター15
をバイパスする空気と通過する空気に振り分けられる。
ヒータ15を通過した空気はヒータ15をバイパスした
空気とヒーター15の下流側で混合され、吹出口(図示
しない)から前席側に吹き出される。吹き出される空気
の温度はエアミックスドア14の開度により決定され
る。エアミックスドア14の開度はアクチュエータ17
により制御される。
【0008】後席用空調ユニット2は、ダクト20と、
このダクト20に下流側に向かって順に設けられた、ブ
ロア22、エバポレータ23、エアミックスドア24、
ヒータ25とを備えている。ダクト20の最上流側には
内気入口20aを有している。エアミックスドア24は
アクチュエータ27により制御される。後席用空調ユニ
ット2はインテークドアを有さず、内気循環を行う。
【0009】上述した前席用空調ユニット1および後席
用空調ユニット2のための冷房サイクル30は、図3に
示すように、主配管30aと、この主配管30aに共通
に接続された互いに並列をなす2つの分岐配管30b、
30cを備えている。主配管30aにはコンプレッサ3
1、コンデンサ32、リキッドタンク33、が下流側に
向かって順に設けられている。一方の分岐配管30bに
は電磁弁34、エクスパンションバルブ35、前席用空
調ユニット1のエバポレータ13が下流側に向かって順
に設けられており、他方の分岐配管30cには電磁弁3
6、エクスパンジョンバルブ37、後席用空調ユニット
2のエバポレータ23が順に設けられている。上記コン
プレッサ31は、車両のエンジン38に電磁クラッチ3
9を介して連結され、このエンジン38を駆動源として
いる。
【0010】さらに空調装置は、図2に示すように、マ
イクロコンピュータや駆動回路を内蔵したコントロール
ユニット40を有している。マイクロコンピュータは、
車内の前席、後席での温度をそれぞれ設定する2つの温
度設定器(図示しない)、車内の前席、後席での温度を
それぞれ検出する2つの車内温度センサ(図示しな
い)、車外の外気温度を検出する外気温度センサ(図示
しない)、日射量を検出する日射センサ(図示しない)
からの情報に基づき、上記インテークドア11のアクチ
ュエータ16、エアミックスドア14、24のアクチュ
エータ17、27、モードドアのアクチュエータ、ブロ
ア12、22を制御する。また、マイクロコンピュータ
には、前席用空調ユニット1、後席用空調ユニット2を
オン、オフするための稼働指令スイッチ50a、50b
からの信号が入力される。
【0011】上記コントロールユニット40のマイクロ
コンピュータによる制御を図4、図5のフローチャート
に基づいて詳しく説明する。
【0012】図4のメインルーチンはイグニションキー
スイッチ(図示しない)がオンされると開始される。ま
ずステップ101〜105で前席用空調ユニット1の制
御を行う。ステップ101で前席目標吹出温度Xmが以
下の式で演算される。 Xm=A・Tdc−B・Tr−C・Ta−D・Q+E ここで、Tdcは設定温度、Aはそのゲイン、Trは車
内温度センサの示す車内温度、Bはそのゲイン、Taは
外気温度センサの示す外気温度、Cはそのゲイン、Qは
日射センサにより検出された日射量、Dはそのゲインで
あり、Eは補正項である。次のステップ102では上記
目標吹出温度Xmに基づいて前席ミックスドア14の開
度を演算し、アクチュエータ17の駆動回路へ制御信号
を出力する。ステップ103でモードスイッチ(図示し
ない)の設定に基づいてモードドア(図示しない)の開
度制御を行う。ステップ104でブロア12の風量を演
算し、次のステップ105でインテークドア11の開度
制御(後述する)を行う。ステップ106では上記ステ
ップ101〜104と同様の制御を後席用空調ユニット
2について行う。
【0013】インテークドア11は目標吹出温度に基づ
いて、外気のみを取り込むFRESHの位置、外気と内
気がほぼ一定の割合で混合されるMIXの位置、及び外
気を取り込まず内気のみ循環させるRECの位置の3つ
の位置のいずれかに開度制御される。より具体的には、
冷房時、上記目標吹出温度が高ければ冷房のための熱負
荷が小さいので、インテークドア11は外気導入量を多
くするように制御される。逆に上記目標吹出温度が低け
れば外気導入量を少なくするように制御され、冷房効率
が上げられる。なお、インテークドアのチャタリングを
回避するため、ヒステリシス制御を行う。すなわち、図
5に示すように、切換のためにA、B、C、Dの温度が
設定されている。目標吹出温度が低下して温度Bに達し
た時にはインテークドア11はFRESHからMIXへ
切り換わり、目標吹出温度が上昇して温度Aに達した時
にはMIXからFRESHに切り換わる。ここでA>B
である。同様にMIXからRECへの切換え設定温度D
はRECからMIXへの切換え設定温度Cより低い。本
実施例では上記切換え設定温度A〜Dとして、空調ユニ
ット1、2の稼働状態に応じて異なる値を用いている。
詳述すると、切換え設定温度AとしてA1〜A3(A3
2>A1)が用いられ同様に切り換え設定温度B、C、
Dとして、それぞれB1〜B3(B3>B2>B1)、C1
C3(C3>C2>C1)、D1〜D3(D3>D2>D1)が
用いられる。
【0014】図5を参照しながらインテークドア7の制
御ルーチンを説明する。ステップ201で前席用空調ユ
ニット1が稼働状態にあるか否かが判断される。具体的
には、稼働指令スイッチ50aがオンかオフかが判断さ
れる。ステップ201で肯定判断されると、ステップ2
02で後席用空調ユニット2が稼働状態にあるか否かが
判断される。具体的には、稼働指令スイッチ50bがオ
ンかオフか判断される。ステップ202で肯定判断され
た場合、すなわち両方の空調ユニット1、2がともに稼
働していると判断された場合には、もっとも高い切換え
設定温度A3、B3、C3、D3を用い、上記吹出温度Xm
に応じてインテークドア11を制御することにより、外
気導入を抑制して内気循環を選択する傾向にする(ステ
ップ204)。これは、共有のコンプレッサ31が2つ
の空調ユニット1、2のために利用されて前席用空調ユ
ニット1での冷房能力が制約をうけることを考慮したも
のである。外気導入量を抑制すると、前席用空調ユニッ
ト1での実際の吹出温度を早く目標吹出温度Xmに到達
させることができる。ステップ202で否定判断された
場合、すなわち前席用空調ユニット1だけが稼働してい
ると判断された場合、低めの切換え設定温度A2、B2
2、D2を用い、上記前席目標吹出温度Xmに応じてイ
ンテークドア11を制御することにより、外気導入量を
多くする。これは上記共有のコンプレッサ31が前席用
空調ユニット1のみで利用可能になったため、外気を多
く導入してもそれを補償するだけの冷房能力を前席用空
調ユニット1が有しているからである。ステップ201
で否定判断されると、ステップ203で後席用空調ユニ
ット2が稼働状態にあるか否かが判断される。ステップ
203で肯定判断されるとこれは後席用空調ユニット2
のみが稼働している状態と判断したことになる。この場
合、前席は前席用空調ユニット1を稼働させる必要のな
い程の比較的良好な環境にあるので、最も低い切換え設
定温度A1、B1、C1、D1を用い、後席目標吹出温度に
応じてインテークドアを制御することにより、外気をよ
り一層取り込み易くなるようにし、車内の空気を清浄に
保持する(ステップ206)。ここでも、否定判断され
るとインテークドア11は外気をもっとも多く取り込む
位置(FRESHの位置)に固定される(ステップ20
7)。
【0015】
【発明の効果】上述したように、複数の空調部を有する
空調装置において複数の空調部の稼働状態に対応したイ
ンテークドアの開度制御をするため、車内の温度環境を
良好に維持できるとともに車内を清浄に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の空調装置の実施例を示す概略図であ
る。
【図3】上記空調装置に用いられる冷房サイクルを示す
ブロック図である。
【図4】マイクロコンピュータで実行されるメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図5】図4のメインルーチンにおけるインテークドア
制御のためのサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 前席用空調ユニット(空調部) 2 後席用空調ユニット(空調部) 11 インテークドア 16 アクチュエータ 100 空調部 200 稼働検出手段 300 開度制御手段 400 インテークドア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両内に複数の空調部を備えた車両用空調
    装置において、(イ)上記複数の空調部の稼働状態を検
    出する稼働検出手段と、(ロ)少なくとも一方の空調部
    において内気および外気の導入を調節するインテークド
    アの開度を、上記稼働検出手段の検出結果に基づいて制
    御する開度制御手段と、を有することを特徴とする車両
    用空調装置。
JP6466393A 1993-03-01 1993-03-01 車両用空調装置 Pending JPH06255343A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5771702A (en) * 1996-01-11 1998-06-30 Denso Corporation Air conditioner for vehicle
JP2008517822A (ja) * 2004-10-21 2008-05-29 本田技研工業株式会社 車両における再循環空気と新鮮な空気との混合物を制御する装置及び方法

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