JP4368107B2 - 資産管理システム並びに資産管理用端末装置および資産管理装置 - Google Patents

資産管理システム並びに資産管理用端末装置および資産管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、企業において資産品(固定資産品,リース品,レンタル品,遊休資産品などの物品)を管理すべく棚卸しを行なうための資産管理システムに関するとともに、その資産管理システムにおいて用いられる資産管理用端末装置および資産管理装置に関する。
一般に、企業では、その企業内で使用される、固定資産品,リース品,レンタル品,遊休資産品などの物品(以下、資産管理品あるいは単に資産品と呼ぶ場合がある)を管理する必要がある。そのために、年に数回の棚卸しが行なわれている。
この棚卸しでは、通常、商品を保存する倉庫や商品販売を行なう店舗などにおいて行なわれる在庫管理(商品の数の管理)のための棚卸しとは異なり、資産品の一つ一つについての状況を確認し、各資産品を管理している。例えば、設置部署(設置フロア),設置場所,使用者,使用状況(未使用か使用中か),棚卸し状況(棚卸し実施済か未実施か),棚卸し日などを、資産品の一つ一つについて確認する。
なお、資産管理品としては、企業内で使用される備品、例えば、パーソナルコンピュータの本体,ディスプレイ,キーボードやマウスのほか、ソフトウェア,プリンタ,スキャナ,コピー機,ファクシミリ,電話機,机,椅子,書棚など種々のものが考えられる。
従来、棚卸しは、全て手作業で行なわれていた。この場合、固定資産品の一覧などの台帳を予め作成しておき、この台帳と全ての固定資産品との突き合わせを行なうことで、棚卸しを行なっていた。
しかし、このような手作業では、時間や労力が必要となるだけではなく、一年の特定時期、例えば年末などに集中する傾向があるため、棚卸し作業を効率的に行なえるようにすることが強く望まれている。
また、紙ベースの台帳を用いた棚卸しは、例えば遊休資産品の管理・検索へ応用し難いなど、台帳自体の活用範囲が狭かった。
さらに、人手による棚卸しでは、チェックミスや台帳への記入/転記ミスなどの人的なミスが発生する可能性が高い。より具体的に説明すると、棚卸しを行なう作業者は、棚卸し対象の資産品を目視で確認するとともに、台帳における、その資産品に対応する項目(記録欄)をやはり目視で確認してから、その記録欄に、今回の棚卸しに関する情報を手書きで記入することになる。従って、作業者は、チェックミスにより、情報を記入すべき項目(記録欄)を誤る可能性があるほか、記入/転記ミスにより、項目(記録欄)に記入すべき情報自体を誤る可能性もある。
そこで、ホストPC(PC:パーソナルコンピュータ;以下、単にホストという場合がある)と、モバイルコンピュータ(ハンディターミナル)とを相互に通信可能に接続して構成した、資産管理システムが提案されている。この資産管理システムにおいて、ホストは、システムの中心となるものであり、資産管理品に関する情報である資産管理マスタデータを保持する資産管理マスタデータベース(以下、単にマスタデータベースという場合がある)を有している。また、モバイルコンピュータは、実際に棚卸しなどの作業を行なう際に使用される携帯端末装置(携帯型情報処理装置)である。
この資産管理システムを採用するに当たっては、管理対象となる資産品(資産管理品)には、それぞれ、各資産品固有の管理番号をコード化したバーコードが予め貼付されるとともに、資産管理マスタデータベースには、各資産品の管理番号に対応させて、その資産品についての棚卸し情報(例えば棚卸し状況や棚卸し日)が資産管理マスタデータとして予め登録されている。
このような資産管理システムでは、ホストの資産管理マスタデータベースからモバイルコンピュータに、資産管理マスタデータと同じ形式の棚卸し用データを送信し棚卸し用データベースとして登録してから、棚卸し作業が開始される。モバイルコンピュータにはバーコードリーダ(スキャナ)が接続されており、棚卸し作業時には、そのバーコードリーダにより、各資産管理品に貼付されたバーコードを読み取り、コード化されていた管理番号をモバイルコンピュータに入力する。
そして、入力された管理番号が、モバイルコンピュータに登録された棚卸し用データベースから検索され、その管理番号を割り当てられた資産管理品についての棚卸し情報が更新される。このようにして更新された棚卸し用データベースの内容は、棚卸し作業終了後にホストに送信され、資産管理マスタデータベースの内容に反映されるようになっている。
棚卸し担当者が上述のような資産管理システムを用いて棚卸しを行なうことにより、台帳を用いる必要がなくなり、チェックミスや記入/転記ミスといった人的ミスを発生させることなく棚卸しの作業を簡易に行なうことが可能となる。また、資産管理品に関する情報が資産管理マスタデータベースにおいて保管されるため、遊休資産の管理・検索を容易に行なうことができる。
上述した資産管理システムでは、棚卸し作業中に、バーコードリーダによって読み取られたバーコード(管理番号)に対応するデータが、棚卸し用データベースや資産管理マスタデータベースに登録されていなかった場合、つまり、棚卸し用データベースや資産管理マスタデータベースに登録されていない資産品が検出された場合、従来、棚卸し担当者は、その資産品に貼付されているバーコード情報(管理番号)とともに、その資産品についての設備名,設置部署,設置場所,使用者,使用状況,棚卸し状況,棚卸し日などの詳細情報のメモを取り、その情報を、資産管理責任者に随時、もしくは、棚卸し終了後にまとめて報告している。そして、資産管理責任者は棚卸し担当者から報告された情報を元に、資産管理マスタデータの修正/新規登録を行なうことになる。
従って、棚卸し担当者がメモを取る際や資産管理責任者がデータ入力/転記を行なう際に、記入ミスやデータ入力ミスや転記ミスなどの人的ミスが発生し、資産管理マスタデータの修正/新規登録を正確に行なえない可能性がある。また、棚卸し担当者は、上述したように資産品の詳細情報のメモを取らなければならず、その作業に手間を要するなどの課題もある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、資産品の棚卸し時に特定データベースやマスタデータベースに存在しない資産品を検出した場合に、正確かつ迅速にマスタデータベースに対する更新もしくは新規登録を行なえるようにして、正確な資産管理を行なうことのできる、資産管理システム並びに資産管理用端末装置および資産管理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の資産管理システムは、資産品に関する情報を格納するマスタデータベースを有する資産管理装置と、該資産管理装置とデータ通信可能に接続される端末装置とをそなえ、該端末装置を用いて前記資産品の棚卸しを行なうものであって、該端末装置が、前記棚卸しに必要なデータを格納する特定データベースと、前記資産品を特定するための特定情報を前記資産品から読み取る読取手段と、該読取手段により読み取られた前記特定情報に基づいて該特定データベースから前記資産品に関する情報を検索する検索手段と、該検索手段により該特定データベースに存在しないと認識された資産品に関する情報を入力する入力手段と、該検索手段により該特定データベースに存在しないと認識された資産品について、前記特定情報に対応する前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在するか否かを該資産管理装置に問い合わせる照会手段と、該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在する旨の回答があった場合に、緊急登録データを蓄積する緊急登録データベースと、該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在しない旨の回答があった場合に、緊急新規登録データを蓄積する緊急新規登録データベースと、該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在する旨の回答があった場合に、その回答としての該マスタデータベースの検索結果を、該入力手段から入力された前記資産品に関する情報に基づいて訂正してから、前記緊急登録データとして該緊急登録データベースに蓄積する緊急登録手段と、該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在しない旨の回答があった場合に、該入力手段から入力された前記資産品に関する情報を、前記緊急新規登録データとして該緊急新規登録データベースに蓄積する緊急新規登録手段とを有するとともに、該資産管理装置が、前記棚卸しに先立って該マスタデータベースから前記棚卸しに必要なデータを抽出し該特定データベースとして該端末装置に登録する抽出・登録手段と、該照会手段からの問い合わせに応じて、該マスタデータベースから前記資産品に関する情報を検索した結果を該端末装置に回答する回答手段と、前記棚卸しに際して該入力手段から入力された前記資産品に関する情報を、該マスタデータベースに反映させる反映手段とを有し、該反映手段が、該緊急登録データベースに蓄積された前記緊急登録データに基づいて、該マスタデータベースを更新するとともに、該緊急新規登録データベースに蓄積された前記緊急新規登録データを、該マスタデータベースに追加することを特徴としている。
また、本発明の資産管理用端末装置は、資産品に関する情報を格納するマスタデータベースを有する資産管理装置とデータ通信可能に接続され、前記資産品の棚卸しに用いられるものであって、上述した特定データベース,読取手段,検索手段入力手段,照会手段,緊急登録データベース,緊急新規登録データベース,緊急登録手段および緊急新規登録手段を有することを特徴としている。
さらに、本発明の資産管理装置は、資産品に関する情報を格納するマスタデータベースを有し、前記資産品の棚卸しに用いられる端末装置とデータ通信可能に接続されるものであって、前記棚卸しに先立って、該マスタデータベースから前記棚卸しに必要なデータを抽出し特定データベースとして該端末装置に登録する抽出・登録手段該特定データベースに存在しないと認識された資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在するか否かについての問い合わせが該端末装置からあった場合に、その問い合わせに応じて、該マスタデータベースから前記資産品に関する情報を検索した結果を該端末装置に回答する回答手段と、前記棚卸しに際し該端末装置において該特定データベースに存在しないと認識された資産品について入力された、その資産品に関する情報を、該マスタデータベースに反映させる反映手段を有し、該反映手段が、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在する旨の回答を該回答手段が該端末装置に対して行なった場合に、該端末装置において入力された前記資産品に関する情報に従って前記回答としての検索結果を訂正して得られ緊急登録データベースに蓄積された緊急登録データに基づいて、該マスタデータベースを更新するとともに、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在しない旨の回答を該回答手段が該端末装置に対して行なった場合に、該端末装置において前記資産品に関する情報として新規に入力され緊急新規登録データベースに蓄積された緊急新規登録データを、該マスタデータベースに追加することを特徴としている。
このとき、該資産管理装置が、各種情報を表示する表示部と、該表示部の表示状態を制御する表示制御部とを有し、該反映手段が前記資産品に関する情報を該マスタデータベースに反映させる前に、該表示制御部が、該反映手段によって該マスタデータベースに反映される前記資産品に関する情報を、該表示部において強調的に表示するように、該表示部の表示状態を制御してもよい。
またさらに、前記棚卸しに先立ち該入力手段による入力動作の有効/無効を設定する設定手段をそなえてもよいし、該資産管理装置において、該抽出・登録手段が、所定の条件に従った条件検索を行なうことにより該マスタデータベースから該特定データベースを抽出するように構成してもよい。
上述のごとく構成された本発明の資産管理システム並びに資産管理用端末装置および資産管理装置では、棚卸しに先立って、資産管理装置の抽出・登録手段により、棚卸しに必要なデータがマスタデータベースから抽出され特定データベースとして端末装置に登録される。このように、特定データベースを登録された端末装置を用いて棚卸しが行なわれる。
その際、端末装置においては、読取手段により、棚卸し対象の資産品から特定情報が読み取られ、その特定情報をキーにして検索手段により特定データベースからその資産品に関する情報が検索される。検索を行なった結果、特定データベースに存在しない資産品が検出された場合、棚卸し担当者は、入力手段を用いてその資産品に関する情報を入力する。このようにして入力された情報は、資産管理装置において反映手段によりマスタデータベースに反映される。
このとき、特定データベースに存在しないと認識された資産品については、端末装置の照会手段により資産管理装置に対する照会が行なわれ、資産管理装置では、その照会(問い合わせ)に応じてマスタデータベースの検索が行なわれ、その資産品に関する情報がマスタデータベースに存在するか否かについての検索結果が、回答手段によって端末装置に回答される。
その回答に応じて、資産品に関する情報が特定データベースには存在しないがマスタデータベースに存在する場合、端末装置では、その回答としてのマスタデータベースからの検索結果が、入力手段から入力された、その資産品に関する情報に基づいて訂正され、緊急登録データとして緊急登録データベースに蓄積される。また、資産品に関する情報が特定データベースにもマスタデータベースにも存在しない場合、端末装置では、入力手段から入力された、その資産品に関する情報が、緊急新規登録データとして緊急新規登録データベースに蓄積される。
そして、資産管理装置において、マスタデータベースは、反映手段により、緊急登録データベースに蓄積された緊急登録データに基づいて更新されるほか、緊急新規登録データベースに蓄積された緊急新規登録データは、反映手段により、マスタデータベースに追加される。
また、反映手段により資産品に関する情報をマスタデータベースに反映させる前に、その情報を表示部において強調的に表示することができる。これにより、資産管理責任者に対し、マスタデータベースに反映される情報(変更情報や追加情報)を目視により確認することが促される。
さらに、棚卸しに先立ち、設定手段によって、入力手段による資産品に関する情報の入力動作の有効/無効を設定することができる。これにより、有効を設定した場合には上述した動作が実現される一方、無効を設定した場合には、端末装置において資産品に関する情報の入力動作が無効となり、つまりはマスタデータベースへの情報の反映(変更や追加)が禁止されることになり、マスタデータベースの内容を保護することができる。
またさらに、資産管理装置の抽出・登録手段において、所定の条件に従った条件検索を行ないマスタデータベースから特定データベースを抽出することにより、前記所定の条件を満たすデータだけを含む特定データベースを作成することができる。例えば部署毎,フロア毎あるいは部屋毎に棚卸しを行なう場合には、その部署,フロアあるいは部屋に属するものとして予め登録された資産品の情報のみを抽出して特定データベースを作成することで、必要最小限の特定データベースを作成することができるとともに、棚卸しに関係のないデータを保護することができる。
このように、本発明の資産管理システム並びに資産管理用端末装置および資産管理装置によれば、特定データベースに存在しない資産品が検出された場合、その資産品に関する情報が、端末装置において入力手段により入力され、資産管理装置において反映手段によりマスタデータベースに反映される。これにより、特定データベースに存在しない資産品が検出された場合の緊急登録機能(緊急新規登録機能)が提供されることになる。
特定データベースに存在しない資産品が検出された場合、従来、棚卸し担当者がその資産品の詳細情報をメモとして書き取った後、資産管理責任者がそのメモ書きを参照しながらマスタデータベースに対して修正更新や新規登録を行なうという2段階の処理が必要であるため、入力ミスや転記ミスが生じる可能性が高くなっていた。しかし、上述した本発明では、棚卸し担当者が入力手段を用いて端末装置で資産品の情報を入力するだけで、マスタデータベースに対する修正更新や新規登録を行なうことが可能になる。
従って、端末装置において緊急登録あるいは緊急新規登録した情報を、マスタデータベースに正確に反映させて、正確かつ迅速にマスタデータベースに対する修正更新や新規登録を行なうことができるので、マスタデータベースの登録内容と資産品の実際の使用状態とが常に一致するようになり、正確な資産管理を行なうことができる。
図1は、本発明の一実施形態としての資産管理システムのハードウェア構成および機能構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態の資産管理システムの機能および動作を説明するための模式図である。 3は、本実施形態の資産管理システムによる棚卸し作業手順を説明するためのフローチャートである。 図4は、本実施形態の資産管理システムによる棚卸し作業手順を説明するためのフローチャートである。 図5(A)は、本実施形態のマスタデータベースにおける、棚卸し前のデータ例を示す図であり、図5(B)は、本実施形態のマスタデータベースにおける、棚卸し結果反映後のデータ例を示す図である。 図6(A)は、本実施形態において、マスタデータベースから抽出して作成された、棚卸し前の特定データベースのデータ例を示す図であり、図6(B)は、本実施形態における、棚卸し後の特定データベースのデータ例を示す図である。 図7(A)は、本実施形態において、マスタデータベースから緊急登録データベースに読み出されたデータ例を示す図であり、図7(B)は、本実施形態の緊急登録データベースにおいて訂正を施された緊急登録データ例を示す図である。 図8は、本実施形態における緊急新規登録データベースに登録された緊急新規登録データ例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の資産管理システム1は、ホストPC(資産管理装置;以下、単にホストという場合がある)10と、モバイルコンピュータ(資産管理用端末装置)20とを相互にデータ通信可能に接続して構成されている。
ホスト10とモバイルコンピュータ20との間でのデータ通信手法としては、例えば電波や赤外線を用いた無線通信のほかに、モバイルコンピュータ20を通信用アダプタ(図示省略)に接続しこの通信用アダプタを介してホスト10とモバイルコンピュータ20との間でデータ通信を行なう手法方法などが採られる。いずれにせよ、これらの通信手法は以前より広く知られているものである。
資産管理システム1において、ホスト10は、システム1の中心となるものであり、資産管理品100に関する情報である資産管理マスタデータを保持する資産管理マスタデータベース(以下、単にマスタデータベースという場合がある;詳細については後述)121を有している。また、モバイルコンピュータ20は、実際に、資産管理品100の棚卸し作業を行なう際に使用される携帯端末装置(携帯型情報処理装置,ハンディターミナル)である。
本実施形態の資産管理システム1を採用するに当たっては、図1に示すように、管理対象つまり棚卸し対象となる資産品(資産管理品)100に、それぞれ、各資産品固有の管理番号(識別情報)をコード化したバーコード101が予め貼付されている。
ホスト10における資産管理マスタデータベース121には、図5(A)に示すごとく、各資産品100の管理番号に対応させて、その資産品100に関する情報が資産管理マスタデータとして予め登録されている。
この資産管理マスタデータには、資産品100の識別用の情報として管理番号が設定されている。この管理番号は、上述した資産品100に付されたバーコード101のデータが用いられる。図5(A)に示す例では、管理番号“XXXXXXXX”,“XXXXXXXY”および“XXXXXXYY”を与えられた3つの資産品100についての管理マスタデータが登録されている。
そして、図5(A)に示す本実施形態の資産管理マスタデータにおいては、管理番号に続いて、例えば、設備名,設置部署(設置フロア),設置場所,使用状況,使用者,棚卸し状況,棚卸し日,棚卸し担当者,備考などが資産品毎に登録されている。
設備名は、資産品100の種類を具体的に示すもので、図5(A)では全て“PC(パーソナルコンピュータの本体)”となっている。なお、資産管理品100の具体的な種類(設備名)としては、企業内で使用される備品、パーソナルコンピュータの本体,ディスプレイ,キーボードやマウスのほか、ソフトウェア,プリンタ,スキャナ,コピー機,ファクシミリ,電話機,机,椅子,書棚など種々のものがある。
設置部署(設置フロア)としては、各資産品100を使用(所有)している部署名が登録される。具体的には、部課名やフロア名が登録される。図5(A)に示す具体例では、課名“AA課”や“AB課”が登録されている。なお、登録される名称は、実際の名称であっても、部署を識別しうる識別記号でもよい。
設置場所としては、上述した設置部署(設置フロア)において各資産品100が設置されている場所名が登録される。具体的には、部屋の名称が登録される。図5(A)に示す具体例では、部屋の名称“B1室”,“B2室”,“C1室”が登録されている。なお、登録される名称は、実際の名称であっても、設置場所を識別しうる識別記号でもよい。
使用状況としては、各資産品100が“未使用”のものであるか“使用中”のであるかについての情報が登録され、“使用中”であれば、次の使用者の欄に、その資産品100の使用者の氏名が登録される。図5(A)に示す具体例では、使用者の氏名として“CC”や“FF”が登録されている。なお、“未使用”の資産品100の使用者欄には、例えば図5(A)に示すごとく、不定を意味する“−”を記入・登録しておく。
棚卸し状況としては、各資産品100が棚卸し実施済のものであるか未実施のものであるかについての情報が棚卸し時に登録される。実施済の場合には“済”が未実施の場合には“未”が登録される。図5(A)では、棚卸し直前のデータを格納しマスタデータベース121が示されており、棚卸し状況の欄には、各資産品100について最後に棚卸しを行なった時の状況“済”が登録されている。
棚卸し日としては、実際に棚卸しが行なわれた日付が棚卸し時に記録される。図5(A)では、前述した通り、棚卸し直前のデータを格納しマスタデータベース121が示されており、棚卸し日の欄には、各資産品100について最後に棚卸しを行なった時の日付“000630”(西暦2000年6月30日)が記録されている。
棚卸し担当者としては、実際に棚卸し作業を行なった者の氏名、あるいは、その者を特定しうる識別記号などが、棚卸しの作業の際に記録される。図5(A)では、前述した通り、棚卸し直前のデータを格納しマスタデータベース121が示されており、棚卸し担当者の欄には、各資産品100について最後に棚卸しを行なった者の氏名(もしくは識別記号)“DE”が記録されている。
なお、備考欄には必要に応じて入力される情報が記録される。この備考欄に記録される情報は、その状況、あるいは個別の資産管理の仕方に応じて色々と変わってくるため、ここでは特に詳細な説明は行なわない。
マスタデータベース121における上述の各種データは、各資産品100の棚卸しが行なわれる都度、その棚卸し時の状況に応じて訂正・更新されていくもので、例えば、図5(A)に示すようなデータ内容は、後述するごとく棚卸し結果を反映した後には、図5(B)に示すようなデータ内容に更新される。
また、新規の資産品100が追加される場合には、その都度、新規の資産品100に割り当てられる管理番号(バーコードデータ)と、その資産品100についての各種情報とが資産管理マスタデータベース121に追加・登録される。そして、その新規の資産品100に該当する管理番号をコード化したバーコード101をホスト10のバーコードプリンタ(図示省略)で印刷し、作業者はそのバーコード101を資産品100に貼付する。
さらに、資産品100が廃棄処分された場合には、資産管理マスタデータベース121から、該当する資産品100に関する情報が削除されることになる。
そして、棚卸し作業を行なう際には、このようにホスト10における資産管理マスタデータベース121に記録された情報が、後述するごとく、モバイルコンピュータ20に対し、特定データベース221としてダウンロードされるようになっている。
さて、図1に示すように、本システム1におけるホスト10は、CPU11,メモリ12,キーボード(マウス)13,ディスプレイ14およびインタフェース部(I/F)15を相互に通信可能に接続して構成されるとともに、本システム1におけるモバイルコンピュータ20は、CPU21,メモリ22,キーボード(マウス)23,ディスプレイ24,タッチパネル241,インタフェース部(I/F)25およびバーコードリーダ(スキャナ)26を相互に通信可能に接続して構成されている。
ホスト10において、CPU11は、ホスト10の動作を制御するもので、後述する抽出・登録手段111,検索手段112,設定手段113,回答手段114,反映手段115および表示制御部116としての機能を果たすものである。
また、メモリ12は、各種データのほか、CPU11が前記機能を果たすために必要なプログラム等を格納するもので、図5(A)を参照しながら前述した資産管理マスタデータベース121を保持している。なお、マスタデータベース121は、図2に示すごとく、ホスト10に対して外付けの記憶装置に格納してもよい。
さらに、キーボード(マウス)13は、数値等のデータを入力する機能や動作指示機能を果たすべくオペレータ(資産管理責任者等)によって操作されるものである。ディスプレイ14は、各種情報を表示する表示部としての機能を果たすもので、例えばLCD(Liquid Crystal Display),CRT(Cathode Ray Tube),PDP(Plasma Display Panel)等によって構成される。また、インタフェース部15は、モバイルコンピュータ20との通信を行なうためのものである。
一方、モバイルコンピュータ20において、CPU21は、モバイルコンピュータ20の動作を制御するもので、後述する検索手段211,更新手段212,照会手段213,緊急登録手段214および緊急新規登録手段215としての機能を果たすものである。
また、メモリ22は、各種データのほか、CPU21が前記機能を果たすために必要なプログラム等を格納するもので、後述する特定データベース221,緊急登録データベース222および緊急新規登録データベース223を保持している。このメモリ22(データベース221〜223)には、後述するキーボード(マウス)23やタッチパネル241から入力された情報が格納・登録されるようになっている。
キーボード(マウス)23は、数値等のデータを入力する機能や動作指示機能を果たすべくオペレータ(棚卸し担当者等)によって操作されるものである。
ディスプレイ24は、ディスプレイ14と同様、各種情報を表示する表示部としての機能を果たすもので、例えばLCD,CRT,PDP等によって構成される。このディスプレイ24には、データを入力するためのタッチパネル241も設けられており、棚卸し担当者がディスプレイ24に表示された項目に触れることで、該当する項目に関する情報入力が行なわれるようになっている。このタッチパネル241は、キーボード(マウス)23とともに後述する入力手段としての機能を果たすものである。
さらに、インタフェース部25は、ホスト10との通信を行なうためのものである。また、バーコードリーダ(スキャナ)26は、前述のごとく資産品100に貼付されたバーコード101を読み取ることにより、棚卸し対象の資産品100を特定するための特定情報(管理番号)を資産品100から読み取る読取手段としての機能を果たすものである。
そして、ホスト10のCPU11において、抽出・登録手段111は、資産品100の棚卸し作業に先立って、マスタデータベース121から棚卸しに必要なデータを抽出し特定データベース221としてモバイルコンピュータ20のメモリ22に登録(ダウンロード)するもので、後述する検索手段112を用いて所定の条件に従った条件検索を行なうことにより、マスタデータベース121から特定データベース221を抽出するように構成されている。なお、上述の条件は、キーボード(マウス)13によって入力されるようになっている。
例えば棚卸し作業を所定部署内で行なう場合、抽出・登録手段111は、検索手段112を用いて、マスタデータベース121の設置部署欄に、所定部署を登録されているデータ(レコード)を検索することにより、その所定部署に設置されているものとして登録された資産品100のデータをマスタデータベース121から抽出し、特定データベース221を作成するようになっている。
より具体的に説明すると、図6(A)に示す特定データベース221は、図5(A)に示すマスタデータベース121から、設置部署名“AA課”を検索条件(キー)にして検索を行なった結果得られたもので、図6(A)では、“AA課”における2つの資産品100のデータ(管理番号XXXXXXXXとXXXXXXXY)が示されている。抽出・登録手段111により作成された直後(棚卸し前)の特定データベース221においては、図6(A)に示す例のごとく、棚卸し状況として“未”を設定するとともに、棚卸し日および棚卸し担当者として不定状態(“−”)を設定しておく。
検索手段112は、前述したように抽出・登録手段111と連動してマスタデータベース121に対する検索処理を行なうほか、後述する回答手段114からの指示に応じて、マスタデータベース121に対する検索処理を行なうものである。
設定手段113は、資産品100の棚卸し作業に先立ち、モバイルコンピュータ20側での入力動作の有効/無効、つまり、後述する緊急登録動作および緊急新規登録動作を有効にするか無効にするかを設定するためのものである。この有効/無効は、キーボード(マウス)13による入力操作に応じて設定され、その設定情報(有効/無効)は、特定データベース221に付加され、この特定データベース221とともに、モバイルコンピュータ20に通知され登録・設定されるようになっている。
回答手段114は、モバイルコンピュータ20の照会手段212(後述)からの問い合わせに応じて、マスタデータベース121から資産品100に関する情報を検索してモバイルコンピュータ20に回答するもので、マスタデータベース121を検索する際には、前述した検索手段112の機能を用いる。
反映手段115は、資産品100の棚卸しに際してモバイルコンピュータ20において入力された資産品100に関する情報を、マスタデータベース121に反映させるためのもので、本実施形態では、棚卸し終了後に、モバイルコンピュータ20からアップロードされたデータベース221〜223(後述)に蓄積されたデータを、マスタデータベース121に反映させるように動作する。
より具体的に説明すると、反映手段115は、特定データベース221に蓄積されたデータ〔図6(B)参照〕を、対応する管理番号のデータとして上書き・更新するほか、緊急登録データベース222に蓄積された緊急登録データ〔図7(B)参照〕に基づいてマスタデータベース121を更新するとともに、緊急新規登録データベース223に蓄積された緊急新規登録データ(図8参照)を、マスタデータベース121に新規に追加登録するように動作する。なお、緊急登録データに基づくマスタデータベース121の更新は、実際には、緊急登録データを、対応する管理番号のデータとして上書きすることによって行なわれる。
例えば、図6(B)に示す特定データベース221や図7(B)に示す緊急登録データベース222や図8に示す緊急新規登録データベース223を、反映手段115が図5(A)に示すマスタデータベース121に反映させることによって、図5(A)に示すマスタデータベース121は、図5(B)に示すように更新される。
表示制御部116は、ディスプレイ14の表示状態を制御するためのもので、反映手段115が資産品100に関する情報をマスタデータベース121に反映させる前に、反映手段115によってマスタデータベース121に反映される情報を、ディスプレイ14において強調的に表示するように、ディスプレイ14の表示状態を制御する機能を有している。強調表示の手法としては、例えば、ディスプレイ14上での、その情報(変更・追加情報)の表示箇所を、反転表示あるいはブリンク表示する手法などがある。
一方、モバイルコンピュータ20のCPU21において、検索手段211は、バーコードリーダ26により読み取られたバーコード101の情報(管理番号)に基づいて、特定データベース221から、そのバーコード101を貼付された資産品100に関する情報を検索するものである。つまり、検索手段211は、管理番号をキーにして検索することにより、特定データベース221内において同じ管理番号をもつデータを探索するものである。
更新手段212は、検索手段211により特定データベース221に存在すると認識された資産品100のデータに対し、更新を行なうものである。このとき、更新手段212は、棚卸し状況として“済”を設定するとともに、棚卸し日および棚卸し担当者を記録する。これらの棚卸し状況,棚卸し日や棚卸し担当者は、キーボード(マウス)23やタッチパネル241を操作して入力設定してもよいし、人手による入力操作を行なうことなく自動的に入力設定してもよい。また、各資産品100について設置場所,使用状況,使用者について変更がある場合には、その変更情報をキーボード(マウス)23やタッチパネル241から入力し、更新手段212が、その入力情報に基づいて、特定データベース221のデータを訂正・更新するようになっている。
例えば、バーコードリーダ26により管理番号XXXXXXXXやXXXXXXXYが読み取られた場合、これらの管理番号XXXXXXXXやXXXXXXXYに対応するデータは、図6(A)に示す特定データベース221には存在しているので、更新手段212は、各データにおける棚卸し状況,棚卸し日や棚卸し担当者の欄に、例えば図6(B)に示すごとく、“済”,“001012”,“DD”をそれぞれ記録する。これにより、管理番号XXXXXXXXやXXXXXXXYの資産品100については、2000年10月12日に“DD”によって棚卸しが行なわれた旨が登録される。
また、図6(A)および図6(B)に示す管理番号XXXXXXXYのデータでは、設置場所,使用状況や使用者が変更されている。棚卸し前には、図6(A)に示すごとく、設置場所として“B2室”、使用状況として“未使用”、使用者として不定状態を設定されていたデータが、棚卸し後には、図6(B)に示すごとく、設置場所として“B1室”、使用状況として“使用中”、使用者として“EE”を設定されたデータに変更されている。このようなデータ変更は、前述した通り、キーボード(マウス)23やタッチパネル241からの入力情報に基づいて、更新手段212によって行なわれる。
照会手段213は、検索手段211により該特定データベース221に存在しないと認識された資産品100(つまり、特定データベース221に存在しない資産品100)について、バーコードリーダ26により読み取られたバーコード101の情報(管理番号)に対応する資産品100に関する情報がマスタデータベース121に存在するか否かをホスト10に問い合わせるものである。
なお、前述したホスト10における回答手段114は、照会手段212からの問い合わせに応じて、検索手段112の機能を用いて管理番号をキーにして検索することにより、マスタデータベース121内において同じ管理番号をもつデータを探索し、その管理番号に対応するデータが存在しなければその旨を回答する一方、その管理番号に対応するデータが存在する場合には、そのデータを読み出して検索結果として回答するようになっている。
緊急登録手段214は、資産品100に関する情報(管理番号に対応するデータ)がマスタデータベース121に存在する旨の回答が回答手段114からあった場合、つまり、管理番号に対応するデータが特定データベース221には存在しないがマスタデータベース121に存在する場合に動作するものである。このような場合、緊急登録手段214は、管理番号に対応するデータ(回答手段114からの回答)を受け取ると、そのデータを、緊急登録データベース222に登録した後、キーボード(マウス)23もしくはタッチパネル241を利用して棚卸し担当者が入力した情報に基づいて訂正し、その訂正データを緊急登録データとして緊急登録データベース222に蓄積させるものである。その際、緊急登録手段214は、更新手段212と同様、棚卸し状況として“済”を設定するとともに、棚卸し日および棚卸し担当者を記録する機能も果たす。
例えば、バーコードリーダ26により管理番号XXXXXXYYが読み取られた場合、この管理番号XXXXXXYYに対応するデータは、図6(A)に示す特定データベース221には存在せず、図5(A)に示すマスタデータベース121には存在している。従って、マスタデータベース121における管理番号XXXXXXYYに対応するデータが、ホスト10(回答手段114)からモバイルコンピュータ20へ送られ、図7(A)に示すごとく、緊急登録データベース222に登録される。このとき、マスタデータベース121における管理番号XXXXXXYYに対応するデータは、設置部署を“AB課”と設定していたために、特定データベース221として抽出されていなかったものである。そこで、棚卸し担当者は、キーボード(マウス)23もしくはタッチパネル241を操作し設置部署として“AA課”を入力する。これに応じて、緊急登録手段214は、図7(B)に示すごとく、設置部署を“AB課”から“AA課”に訂正するとともに、棚卸し状況,棚卸し日や棚卸し担当者の欄に“済”,“001012”,“DD”をそれぞれ記録する。これにより、管理番号XXXXXXYYの資産品100のデータは、緊急登録データベース222に緊急登録データとして登録されるとともに、そのデータには、2000年10月12日に“DD”によって棚卸しが行なわれた旨が登録される。
緊急新規登録手段215は、資産品100に関する情報(管理番号に対応するデータ)がマスタデータベース121に存在しない旨の回答が回答手段114からあった場合、つまり、管理番号に対応するデータが特定データベース221にもマスタデータベース121にも存在しない場合に動作するものである。このような場合、緊急新規登録手段215は、回答手段114からの回答を受け取ると、キーボード(マウス)23もしくはタッチパネル241を利用して棚卸し担当者が新規入力した情報を、その管理番号を有する資産品100についての緊急新規登録データとして緊急新規登録データベース223に蓄積させるものである。その際、緊急新規登録手段215は、更新手段212と同様、棚卸し状況として“済”を設定するとともに、棚卸し日および棚卸し担当者を記録する機能も果たす。
例えば、バーコードリーダ26により管理番号XXXXXYYYが読み取られた場合、この管理番号XXXXXYYYに対応するデータは、図6(A)に示す特定データベース221にも図5(A)に示すマスタデータベース121にも存在していない。従って、ホスト10(回答手段114)からモバイルコンピュータ20に対し、マスタデータベース121にデータが存在しない旨の回答が返される。これに応じて、棚卸し担当者は、キーボード(マウス)23もしくはタッチパネル241を操作して、その管理番号XXXXXYYYの資産品100についての各種情報(設備名,設置部署,設置場所,使用状況等)を新規入力する。そして、緊急新規登録手段215は、図8に示すごとく、その新規入力情報を、管理番号XXXXXXYYに対応させ、緊急新規登録データとして緊急新規登録データベース223に登録する。図8に示す例では、設備名,設置部署,設置場所,使用状況としてそれぞれ“PC”,“AA課”,“B1室”,“使用中”,“HH”が緊急新規登録データとして登録されるとともに、そのデータにおける棚卸し状況,棚卸し日や棚卸し担当者の欄には、“済”,“001012”,“DD”がそれぞれ記録される。
なお、本実施形態のモバイルコンピュータ20におけるキーボード(マウス)23やタッチパネル241は、上述のごとく、検索手段211により特定データベース221に存在しないと認識された資産品100に関する情報を入力するための入力手段として機能する。
また、ホスト10の設定手段113により、緊急登録動作および緊急新規登録動作が無効設定されている場合、モバイルコンピュータ20における照会手段213,緊急登録手段214および緊急新規登録手段215としての機能は、無効となり使用することができないように構成されている。
ここで、上述した本実施形態の資産管理システム1の機能および動作をまとめて図2に示す。この図2に示すごとく、本実施形態の資産管理システム1は、(1)(9)〔ただし図2中において(1)〜(9)はそれぞれ丸付き数字1〜9として表記〕の機能もしくは動作を実行するように構成されている。
(1)バーコード101とバーコードリーダ(スキャナ)26とを利用した資産管理。
(2)無線またはLAN機能を搭載したモバイルコンピュータ20を用いた棚卸し作業(モバイルコンピュータ20の機能)。
(3)全資産管理品100についての情報をマスタデータベース121として登録する機能(ホストPC10の機能)。
(4)マスタデータベース121から資産品100の棚卸し確認用の特定データべース221を条件抽出する機能(ホストPC10の機能;抽出・登録手段111,検索手段112)。
(5)モバイルコンピュータ20で、特定データベース221に存在ないがマスタデータベース121に存在する資産管理品100を検出した時の緊急登録機能(緊急登録データベース222,緊急登録手段214)。
(6)モバイルコンピュータ20で、特定データベース221にもマスタデータベース121にも存在しない資産管理品100を検出した時の緊急新規登録機能(緊急新規登録データベース223,緊急新規登録手段215)。
(7)特定データベース221に存在しない資産管理品100を検出した場合のマスタデータベースへの問い合わせ機能(照会機能;照会手段213)。
(8)緊急登録データや緊急新規登録データをマスタデータベース121に反映・更新させる機能(データベースの同期機能;反映手段115)。
(9)モバイルコンピュータ20での緊急登録機能や緊急新規登録機能の有効/無効を設定する機能(動作環境設定機能;設定手段113)。
次に、図3および図4を参照しながら、本実施形態の資産管理システム1による棚卸しの作業手順について説明する。図3および図4は、その作業手順をを説明するためのフローチャート(ステップS11〜S29)であり、これらの図3および図4により、一連の処理手順が示されている。
まずはじめに、固定資産品を新規購入したりリース品,レンタル品を新規契約した場合、これらの固定資産品,リース品,レンタル品などを、ホスト10において、資産管理品100としてマスタデータベース121に登録する(ステップS11)。この登録作業は、ホスト10のキーボード(マウス)13を用いて資産管理責任者によって行なわれる。このとき、各資産管理品100に割り当てられる管理番号が登録されるとともに、その管理番号に対応させて、その資産管理品100の設備名,設置部署,設置場所,使用状況,使用者などの各種情報も登録される。なお、新規の資産品100については、未だ一度も棚卸しは行なわれていないので、棚卸し状況,棚卸し日や棚卸し担当者についての情報は不定に設定される。
管理番号は、資産品毎にユニークなものであって、その管理番号をコード化されたバーコード101が、ホスト10のバーコードプリンタ(図示せず)で印刷され、資産管理責任者は、そのバーコード101を資産品100に貼付する(ステップS12)。これによって、資産品100の登録作業が完了する。全ての資産品100が登録済であり、且つ、バーコード101が貼付済である場合には、上述したステップS11およびS12の登録作業は不要になる。
資産管理の調査を要する時(資産品100の棚卸し時)、資産管理責任者は、資産品100の確認範囲(例えばフロア毎,部署毎)をキーボード(マウス)13等によって指定し、抽出・登録手段111および検索手段112に条件抽出を実行させることによりマスタデータベース121〔図5(A)参照〕から特定データベース221〔図6(A)参照〕を作成し(ステップS13)、モバイルコンピュータ20のメモリ22にダウンロードさせる(ステップS15)。このとき、設定手段113を用いて、モバイルコンピュータ20での緊急登録機能や緊急新規登録機能を有効/無効にする情報が特定データベース221に付加される(ステップS14)。
この後、上述のごとく特定データベース221および有効/無効情報を設定・登録されたモバイルコンピュータ20を用いて、棚卸し担当者が実際の棚卸し作業(ステップS15〜S29)を開始する。
棚卸しを実施する棚卸し担当者による基本操作は、大きく分けて、各資産管理品100に貼付してあるバーコード101をモバイルコンピュータ20のバーコードリーダ26によって読み取る操作(ステップS16)と、各資産管理品100についての各種情報(資産管理者,設置場所,使用状況,使用者,棚卸し状況,棚卸し日,棚卸し担当者等)をキーボード(マウス)23やタッチパネル241から入力する操作との2つである。
バーコード101を読み取った結果、特定データベース221に存在する資産品100を検出した場合(ステップS17のYESルート)、特定データベース221において、バーコード101(管理番号)に対応するデータの棚卸し状況,棚卸し日や棚卸し担当者を、更新手段212により更新してから(ステップS18)、後述のステップS25へ移行する。
ステップS18においては、その資産品100について設置場所,使用状況,使用者に何ら変更がなければ、図6(A)および図6(B)に示す管理番号XXXXXXXXのデータのごとく、棚卸し状況,棚卸し日や棚卸し担当者を更新するだけである。これに対し、その資産品100について設置場所,使用状況や使用者に変更がある場合には、図6(A)および図6(B)に示す管理番号XXXXXXXYのデータのごとく、設置場所,使用状況や使用者を変更するとともに、棚卸し状況,棚卸し日や棚卸し担当者を更新する。
バーコード101を読み取った結果、特定データベース221に存在しない資産品100を検出した場合(ステップS17のNOルート)、緊急登録機能/緊急新規登録機能の有効/無効設定を認識する(ステップS19)。
無効設定されている場合(ステップS19のNOルート)、従来と同様の対処を行なってから(ステップS20)、後述のステップS25へ移行する。つまり、特定データベース221に存在しない資産品100について、棚卸し担当者は、その資産品100に貼付されているバーコード101の情報(管理番号)とともに、その資産品100についての設備名,設置部署,設置場所,使用者,使用状況,棚卸し状況,棚卸し日などの詳細情報のメモを取り(ステップS20)、その情報を、資産管理責任者に随時、もしくは、棚卸し終了後にまとめて報告する。そして、資産管理責任者は棚卸し担当者から報告された情報を元に、資産管理マスタデータの修正/新規登録を行なうことになる。
一方、有効設定されている場合(ステップS19のYESルート)、照会手段213により、その資産品100についての問い合わせをホスト10のマスタデータベース121に対して行なう(ステップS21)。具体的には、バーコード101から読み取った管理番号を、無線や社内LAN機能を使用してホスト10へ送信し、ホスト10において、検索手段112および回答手段114の機能を用い、管理番号をキーとしたマスタデータベース121の検索を行なう。その検索結果は、回答手段114により、ホスト10からモバイルコンピュータ20へ返信される。
そして、問い合わせた結果、その資産品100のデータがマスタデータベース121に登録されている場合は、その旨が、マスタデータベース121に登録されているデータを送信することにより、モバイルコンピュータ20に通知される(ステップS22のYESルート)。このような状況の発生要因としては、例えばマスタデータベース121の設置部署情報が正しく設定されていない場合などが考えられる。
この場合、ホスト10から送信されてきたデータ〔図7(A)参照〕は、緊急登録手段214により、管理番号に対応させて緊急登録データベース222に登録された後、キーボード(マウス)23もしくはタッチパネル241を利用して棚卸し担当者が入力した情報に基づいて訂正され、その訂正データ〔図7(B)参照〕が緊急登録データとして緊急登録データベース222に蓄積される。その際、緊急登録手段214により、棚卸し状況として“済”が設定されるとともに、棚卸し日および棚卸し担当者も記録される(ステップS23)。この後、ステップS25へ移行する。
また、問い合わせた結果、その資産品100のデータがマスタデータベース121に登録されていない場合は、その旨が、ホスト10からモバイルコンピュータ20に通知される(ステップS22のNOルート)。このような状況の発生要因としては、マスタデータベース121のデータ登録をミスした場合や、マスタデータベース121から誤ってデータを削除した場合などが考えられる。
この場合、棚卸し担当者は、資産管理品100の新規登録データ情報(緊急新規登録データ)を、キーボード(マウス)23やタッチパネル241により入力する。このように入力された情報が、緊急新規登録手段215により、図8に示すごとく、管理番号に対応させて緊急新規登録データベース223に蓄積される。その際、緊急新規登録手段215により、棚卸し状況として“済”が設定されるとともに、棚卸し日および棚卸し担当者も記録される(ステップS24)。この後、ステップS25へ移行する。
ステップS25において、棚卸し作業対象の全ての資産品100について棚卸しを終了したか否かを判断し、終了していない場合(NOルート)、ステップS15に戻る。終了している場合(YESルート)、棚卸し担当者は、モバイルコンピュータ20の操作を終了し、特定データベース221の更新後データと、緊急登録データベース222および緊急新規登録データベース223に蓄積されたデータとを、モバイルコンピュータ20のメモリ22から、ホスト10にアップロードする(ステップS26)。なお、緊急登録機能/緊急新規登録機能が無効状態に設定されている場合には、特定データベース221の更新後データのみがアップロードされる。
そして、ホスト10においては、アップロードされた特定データベース221とマスタデータベース121との同期がとられ、反映手段115により、特定データベース221のデータが、マスタデータベース121内の対応するデータとして上書きされ、マスタデータベースが更新される(ステップS27)。このとき、ホスト10は、特定データベース221を無条件にマスタデータベース121に反映させるのを防止するためのチェック機能を有している。
つまり、本実施形態では、反映手段115が資産品100に関する情報をマスタデータベース121に反映させる前に、反映手段115によってマスタデータベース121に反映される情報(変更・追加情報)が、ディスプレイ14において反転表示やブリンク表示によって強調的に表示される。これにより、資産管理責任者は、マスタデータベース121に反映される情報(変更情報や追加情報)を目視により確認することができる。この強調表示を参照した資産管理責任者は、その情報をマスタデータベース121に反映させるか否かを判断し、その判断結果をキーボード(マウス)13から入力し、マスタデータベース121への更新情報の反映を行なうか否かを指示する。
以下、同様に、ホスト10においては、反映手段115により、アップロードされた緊急登録データベース222のデータがマスタデータベース121に反映され(ステップS28)、緊急新規登録データベース223のデータがマスタデータベース121に追加される(ステップS29)。なお、緊急登録機能/緊急新規登録機能が無効状態に設定されている場合、ステップS28およびステップS29の処理は省略される。
これにより、図5(A)に示すマスタデータベース121は、棚卸し作業完了後には、図5(B)に示すように更新される。
このように、本発明の一実施形態としての資産管理システム1によれば、特定データベース221に存在しない資産品100が検出された場合、その資産品100に関する情報が、モバイルコンピュータ20において入力され、ホスト10において反映手段115によりマスタデータベース121に反映される。これにより、特定データベース221に存在しない資産品100が検出された場合の緊急登録機能/緊急新規登録機能が提供されることになる。
特定データベース221に存在しない資産品100が検出された場合、従来、棚卸し担当者がその資産品100の詳細情報をメモとして書き取った後、資産管理責任者がそのメモ書きを参照しながらマスタデータベース121に対して修正更新や新規登録を行なうという2段階の処理が必要であるため、入力ミスや転記ミスが生じる可能性が高くなっていた。しかし、本実施形態では、棚卸し担当者がモバイルコンピュータ20においてキーボード23等を用いて資産品100の情報を入力するだけで、マスタデータベース121に対する修正更新や新規登録を行なうことが可能になる。
従って、モバイルコンピュータ20において緊急登録あるいは緊急新規登録した情報を、マスタデータベース121に正確に反映させて、正確かつ迅速にマスタデータベース121に対する修正更新や新規登録を行なうことができるので、マスタデータベース121の登録内容と資産品100の実際の使用状態とが常に一致するようになり、正確な資産管理を行なうことができる。
また、反映手段115により資産品100に関する情報をマスタデータベース121に反映させる前に、その情報をディスプレイ14において強調的に表示することができるので、資産管理責任者は、マスタデータベース121に反映される情報(変更情報や追加情報)を目視によって容易に確認することができ、マスタデータベース121に対する変更や追加を行なってよいかどうかの判断が可能になる。
さらに、棚卸しに先立って、設定手段113により、緊急登録機能/緊急新規登録機能の有効/無効を設定することができるので、有効設定をした場合には上述した緊急登録動作/緊急新規登録動作が実現される一方、無効設定をした場合には、モバイルコンピュータ20において資産品100に関する情報の入力動作が無効となり、つまりはマスタデータベース121への情報の反映(変更や追加)が禁止されることになり、マスタデータベース112の内容を保護することができる。
またさらに、ホスト10の抽出・登録手段111において、所定の条件に従った条件検索を行ないマスタデータベース121から特定データベース221を抽出することにより、前記所定の条件を満たすデータだけを含む特定データベース121を作成することができる。例えば部署毎,フロア毎あるいは部屋毎に棚卸しを行なう場合には、その部署,フロアあるいは部屋に属するものとして予め登録された資産品100の情報のみを抽出して特定データベース221を作成することで、必要最小限の特定データベース221を作成することができるとともに、棚卸しに関係のないデータを保護することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、マスタデータベース121,特定データベース221,緊急登録データベース222および緊急新規登録データベース223として、図5(A)〜図8に示すような具体例を示したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、資産品(管理番号)毎に登録されるデータも、図5(A)〜図8に示した例(設備名,設置部署,設置場所,使用状況,使用者,棚卸し状況,棚卸し日,棚卸し担当者,備考)に限定されるものではない。
以上のように、本発明によれば、特定データベースに存在しない資産品が検出された場合、その資産品に関する情報が、端末装置において入力手段により入力され、資産管理装置において反映手段によりマスタデータベースに反映される。これにより、端末装置において緊急登録あるいは緊急新規登録した情報が、マスタデータベースに正確に反映され、正確かつ迅速にマスタデータベースに対する修正更新や新規登録を行なうことができるので、マスタデータベースの登録内容と資産品の実際の使用状態とが常に一致するようになり、正確な資産管理を行なうことができる。
従って、本発明は、企業における資産品(固定資産品,リース品,レンタル品,遊休資産品などの物品)を管理する棚卸しに用いて好適であり、その有用性は極めて高いものと考えられる。

Claims (9)

  1. 資産品に関する情報を格納するマスタデータベースを有する資産管理装置と、該資産管理装置とデータ通信可能に接続される端末装置とをそなえ、該端末装置を用いて前記資産品の棚卸しを行なう資産管理システムであって、
    該端末装置が
    前記棚卸しに必要なデータを格納する特定データベースと
    前記資産品を特定するための特定情報を前記資産品から読み取る読取手段と
    該読取手段により読み取られた前記特定情報に基づいて、該特定データベースから前記資産品に関する情報を検索する検索手段と
    該検索手段により該特定データベースに存在しないと認識された資産品に関する情報を入力する入力手段と、
    該検索手段により該特定データベースに存在しないと認識された資産品について、前記特定情報に対応する前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在するか否かを該資産管理装置に問い合わせる照会手段と、
    該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在する旨の回答があった場合に、緊急登録データを蓄積する緊急登録データベースと、
    該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在しない旨の回答があった場合に、緊急新規登録データを蓄積する緊急新規登録データベースと、
    該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在する旨の回答があった場合に、その回答としての該マスタデータベースの検索結果を、該入力手段から入力された前記資産品に関する情報に基づいて訂正してから、前記緊急登録データとして該緊急登録データベースに蓄積する緊急登録手段と、
    該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在しない旨の回答があった場合に、該入力手段から入力された前記資産品に関する情報を、前記緊急新規登録データとして該緊急新規登録データベースに蓄積する緊急新規登録手段とを有するとともに、
    該資産管理装置が
    前記棚卸しに先立って、該マスタデータベースから前記棚卸しに必要なデータを抽出し該特定データベースとして該端末装置に登録する抽出・登録手段と
    該照会手段からの問い合わせに応じて、該マスタデータベースから前記資産品に関する情報を検索した結果を該端末装置に回答する回答手段と、
    前記棚卸しに際して該入力手段から入力された前記資産品に関する情報を、該マスタデータベースに反映させる反映手段とを有し
    該反映手段が、該緊急登録データベースに蓄積された前記緊急登録データに基づいて、該マスタデータベースを更新するとともに、該緊急新規登録データベースに蓄積された前記緊急新規登録データを、該マスタデータベースに追加することを特徴とする、資産管理システム。
  2. 該資産管理装置が、各種情報を表示する表示部と、該表示部の表示状態を制御する表示制御部とを有し、
    該反映手段が前記資産品に関する情報を該マスタデータベースに反映させる前に、該表示制御部が、該反映手段によって該マスタデータベースに反映される前記資産品に関する情報を、該表示部において強調的に表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項1に記載の資産管理システム。
  3. 前記棚卸しに先立ち該入力手段による入力動作の有効/無効を設定する設定手段をそなえたことを特徴とする、請求項1または2に記載の資産管理システム。
  4. 該資産管理装置において、該抽出・登録手段が、所定の条件に従った条件検索を行なうことにより該マスタデータベースから該特定データベースを抽出することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の資産管理システム。
  5. 資産品に関する情報を格納するマスタデータベースを有する資産管理装置とデータ通信可能に接続され、前記資産品の棚卸しに用いられる資産管理用端末装置であって、
    該マスタデータベースから抽出された、前記棚卸しに必要なデータを格納する特定データベースと
    前記資産品を特定するための特定情報を前記資産品から読み取る読取手段と
    該読取手段により読み取られた前記特定情報に基づいて、該特定データベースから前記資産品に関する情報を検索する検索手段と
    該検索手段により該特定データベースに存在しないと認識された資産品に関する情報を入力する入力手段と、
    該検索手段により該特定データベースに存在しないと認識された資産品について、前記特定情報に対応する前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在するか否かを該資産管理装置に問い合わせる照会手段と、
    該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在する旨の回答があった場合に、緊急登録データを蓄積する緊急登録データベースと、
    該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在しない旨の回答があった場合に、緊急新規登録データを蓄積する緊急新規登録データベースと、
    該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在する旨の回答があった場合に、その回答としての該マスタデータベースの検索結果を、該入力手段から入力された前記資産品に関する情報に基づいて訂正してから、前記緊急登録データとして該緊急登録データベースに蓄積する緊急登録手段と、
    該照会手段の問い合わせに応じた該資産管理装置からの回答として、前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在しない旨の回答があった場合に、該入力手段から入力された前記資産品に関する情報を、前記緊急新規登録データとして該緊急新規登録データベースに蓄積する緊急新規登録手段とを有することを特徴とする、資産管理用端末装置。
  6. 資産品に関する情報を格納するマスタデータベースを有し、前記資産品の棚卸しに用いられる端末装置とデータ通信可能に接続される資産管理装置であって、
    前記棚卸しに先立って、該マスタデータベースから前記棚卸しに必要なデータを抽出し特定データベースとして該端末装置に登録する抽出・登録手段と
    該特定データベースに存在しないと認識された資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在するか否かについての問い合わせが該端末装置からあった場合に、その問い合わせに応じて、該マスタデータベースから前記資産品に関する情報を検索した結果を該端末装置に回答する回答手段と、
    前記棚卸しに際し該端末装置において該特定データベースに存在しないと認識された資産品について入力された、その資産品に関する情報を、該マスタデータベースに反映させる反映手段とを有し、
    該反映手段が、
    前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在する旨の回答を該回答手段が該端末装置に対して行なった場合に、該端末装置において入力された前記資産品に関する情報に従って前記回答としての検索結果を訂正して得られ緊急登録データベースに蓄積された緊急登録データに基づいて、該マスタデータベースを更新するとともに、
    前記資産品に関する情報が該マスタデータベースに存在しない旨の回答を該回答手段が該端末装置に対して行なった場合に、該端末装置において前記資産品に関する情報として新規に入力され緊急新規登録データベースに蓄積された緊急新規登録データを、該マスタデータベースに追加することを特徴とする、資産管理装置。
  7. 各種情報を表示する表示部と
    該表示部の表示状態を制御する表示制御部とを有し、
    該反映手段が前記資産品に関する情報を該マスタデータベースに反映させる前に、該表示制御部が、該反映手段によって該マスタデータベースに反映される前記資産品に関する情報を、該表示部において強調的に表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項6に記載の資産管理装置。
  8. 前記棚卸しに先立ち、該端末装置における、前記資産品に関する情報の入力動作の有効/無効を設定する設定手段を有していることを特徴とする、請求項6または7に記載の資産管理装置。
  9. 該抽出・登録手段が、所定の条件に従った条件検索を行なうことにより該マスタデータベースから該特定データベースを抽出することを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載の資産管理装置。
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