JP2003036479A - Rfidを用いた店員および業務の管理のための販売支援装置 - Google Patents
Rfidを用いた店員および業務の管理のための販売支援装置Info
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Landscapes
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 店員に負担をかけることなく、ドロアの安全
性を確保したり、業務を円滑かつ正確に遂行するように
管理することを可能にするRFIDを用いた店員および
業務の管理のための販売支援装置を提供する。 【解決手段】 情報を記憶したRFIDが内蔵された名
札1からRFID読取部28が情報を読取り、POS端
末2のCPU20やサーバ4のCPU40がその情報を
処理して店員および業務を管理したり、処理した情報に
基づいてPOS外部デバイス制御部27がPOS外部デ
バイス3の使用を制御する。またPOS端末2のCPU
20がRFID読取部28で読取られた情報に基づいて
RFID通信範囲内での店員の存否を確認し、POS外
部デバイス制御部27がPOS外部デバイス3であるド
ロアから開閉状況を知得し、その情報と店員の存否の情
報とに応じてドロアの開閉を制御し、必要に応じて開閉
状況を他の装置に通知する。
性を確保したり、業務を円滑かつ正確に遂行するように
管理することを可能にするRFIDを用いた店員および
業務の管理のための販売支援装置を提供する。 【解決手段】 情報を記憶したRFIDが内蔵された名
札1からRFID読取部28が情報を読取り、POS端
末2のCPU20やサーバ4のCPU40がその情報を
処理して店員および業務を管理したり、処理した情報に
基づいてPOS外部デバイス制御部27がPOS外部デ
バイス3の使用を制御する。またPOS端末2のCPU
20がRFID読取部28で読取られた情報に基づいて
RFID通信範囲内での店員の存否を確認し、POS外
部デバイス制御部27がPOS外部デバイス3であるド
ロアから開閉状況を知得し、その情報と店員の存否の情
報とに応じてドロアの開閉を制御し、必要に応じて開閉
状況を他の装置に通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路チ
ップおよびアンテナを備え、無線電波を介して非接触で
記憶されている情報の読出しや書込みを行うRFID
(Radio FrequencyIDentification)を用いた店員およ
び業務の管理のための販売支援装置に関する。
ップおよびアンテナを備え、無線電波を介して非接触で
記憶されている情報の読出しや書込みを行うRFID
(Radio FrequencyIDentification)を用いた店員およ
び業務の管理のための販売支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、小売店などの店舗において、
売上金および釣銭などの現金は、販売時点で売上および
在庫の管理などを行うPOS(Point Of Sales)システ
ムに用いるPOS端末や、様々な機能を備えた電子レジ
スタ(ECR:ElectronicCash Register)に付属する
ドロアに入れられて管理されている。このように現金が
入っているドロアは、本来、金庫並に厳重に管理して盗
難から守る必要がある。そのため、ドロアに物理的な鍵
をかけたり、ドロアを店舗の奥まった場所のレジの傍に
設置するなどして、安全性を確保することが行われてい
る。
売上金および釣銭などの現金は、販売時点で売上および
在庫の管理などを行うPOS(Point Of Sales)システ
ムに用いるPOS端末や、様々な機能を備えた電子レジ
スタ(ECR:ElectronicCash Register)に付属する
ドロアに入れられて管理されている。このように現金が
入っているドロアは、本来、金庫並に厳重に管理して盗
難から守る必要がある。そのため、ドロアに物理的な鍵
をかけたり、ドロアを店舗の奥まった場所のレジの傍に
設置するなどして、安全性を確保することが行われてい
る。
【0003】しかし、ドロアはPOS端末やECRに付
属するので、そのPOS端末やECRの使用頻度を考え
ると、使用の度に鍵をかけることは手間がかかりすぎ、
店員の負担となる。またPOS端末やECRの設置場所
として、店舗の奥まった場所は必ずしも適切ではない。
属するので、そのPOS端末やECRの使用頻度を考え
ると、使用の度に鍵をかけることは手間がかかりすぎ、
店員の負担となる。またPOS端末やECRの設置場所
として、店舗の奥まった場所は必ずしも適切ではない。
【0004】店員などの操作者に負担をかけずに安全性
を確保することに関して、特開平9−245138号公
報に許容者以外の使用自体を制御する技術が開示されて
いる。この技術では、名札に本人の識別データを記憶し
たRFIDと呼ばれる無線タグを添付し、セキュリティ
端末が無線タグと交信することにより使用が許容か拒絶
かを判断し、使用許容者以外の使用を防止することによ
って、安全性の高いセキュリティを実現している。した
がって、この技術のようにRFIDを用いることで、自
動でドロアの開閉を制御すれば、店員に負担をかけるこ
となく、ドロアの安全性を確保することができる。
を確保することに関して、特開平9−245138号公
報に許容者以外の使用自体を制御する技術が開示されて
いる。この技術では、名札に本人の識別データを記憶し
たRFIDと呼ばれる無線タグを添付し、セキュリティ
端末が無線タグと交信することにより使用が許容か拒絶
かを判断し、使用許容者以外の使用を防止することによ
って、安全性の高いセキュリティを実現している。した
がって、この技術のようにRFIDを用いることで、自
動でドロアの開閉を制御すれば、店員に負担をかけるこ
となく、ドロアの安全性を確保することができる。
【0005】このようなドロアの安全性の確保以外に、
店舗において店員は種々の業務を行い、これらの業務
は、複数の店員間で引継がれて行われるものである。こ
の業務の引継ぎは、主に、各店員自身の記憶をもとにし
て店員が直接会話によって伝える伝言に頼っている。こ
の場合、手書きのメモがあっても、伝える内容を忘れて
しまうことや間違えることが多く、記憶違いなどの伝達
ミスが起こり得る。端末を操作するなどして記録に残す
方法もあるが、この場合、人間の操作が必要であり、店
員の負担が大きい。また、引継ぎの際に説明や端末操作
が必要な場合、直接人間がその場に行かなければなら
ず、店員にとって無視できない負担となる。
店舗において店員は種々の業務を行い、これらの業務
は、複数の店員間で引継がれて行われるものである。こ
の業務の引継ぎは、主に、各店員自身の記憶をもとにし
て店員が直接会話によって伝える伝言に頼っている。こ
の場合、手書きのメモがあっても、伝える内容を忘れて
しまうことや間違えることが多く、記憶違いなどの伝達
ミスが起こり得る。端末を操作するなどして記録に残す
方法もあるが、この場合、人間の操作が必要であり、店
員の負担が大きい。また、引継ぎの際に説明や端末操作
が必要な場合、直接人間がその場に行かなければなら
ず、店員にとって無視できない負担となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、店員
に負担をかけることなく、ドロアの安全性を確保した
り、業務を円滑かつ正確に遂行するように管理すること
を可能にするRFIDを用いた店員および業務の管理の
ための販売支援装置を提供することである。
に負担をかけることなく、ドロアの安全性を確保した
り、業務を円滑かつ正確に遂行するように管理すること
を可能にするRFIDを用いた店員および業務の管理の
ための販売支援装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、店員に携帯さ
れ、情報を記憶したRFIDが内蔵されたIDカード
と、金銭登録を行う装置本体とを有する販売支援装置で
あって、前記装置本体は、RFIDに記憶された情報を
読取るRFID読取手段と、店員によって処理される業
務の少なくとも一部を処理する外部装置と、前記RFI
D読取手段で読取られた情報を処理して店員および業務
を管理する制御手段とを含んで構成されることを特徴と
するRFIDを用いた店員および業務の管理のための販
売支援装置である。
れ、情報を記憶したRFIDが内蔵されたIDカード
と、金銭登録を行う装置本体とを有する販売支援装置で
あって、前記装置本体は、RFIDに記憶された情報を
読取るRFID読取手段と、店員によって処理される業
務の少なくとも一部を処理する外部装置と、前記RFI
D読取手段で読取られた情報を処理して店員および業務
を管理する制御手段とを含んで構成されることを特徴と
するRFIDを用いた店員および業務の管理のための販
売支援装置である。
【0008】本発明に従えば、RFID読取手段によっ
て読取られたIDカードのRFIDの情報を、制御手段
で処理し、処理した情報に基づいて外部装置の使用を制
御するので、IDカードには、店員および業務を管理す
るための情報を記憶させることができ、その情報を自動
で正確に読取って処理し、店員および業務を管理するこ
とができたり、その処理した情報に基づいて、店員に外
部装置の使用を許可または不許可とすることも可能であ
る。これによって、店員に負担をかけることなく、業務
を円滑かつ正確に遂行するように管理することができ
る。特に、外部装置がドロアの場合には、IDカードに
そのIDカードを所持する店員を識別する情報を記憶さ
せ、その識別情報からその店員を把握し、その店員にド
ロアの開閉を許可または不許可とすることができるの
で、店員に負担をかけることなく、ドロアの開閉を制御
し、金銭を格納するドロアの安全性を確保することが可
能である。またRFIDを用いていることによって、店
員がドロアの傍にいるか否かについても判断することが
できるので、ドロアの安全性をさらに向上することがで
きる。
て読取られたIDカードのRFIDの情報を、制御手段
で処理し、処理した情報に基づいて外部装置の使用を制
御するので、IDカードには、店員および業務を管理す
るための情報を記憶させることができ、その情報を自動
で正確に読取って処理し、店員および業務を管理するこ
とができたり、その処理した情報に基づいて、店員に外
部装置の使用を許可または不許可とすることも可能であ
る。これによって、店員に負担をかけることなく、業務
を円滑かつ正確に遂行するように管理することができ
る。特に、外部装置がドロアの場合には、IDカードに
そのIDカードを所持する店員を識別する情報を記憶さ
せ、その識別情報からその店員を把握し、その店員にド
ロアの開閉を許可または不許可とすることができるの
で、店員に負担をかけることなく、ドロアの開閉を制御
し、金銭を格納するドロアの安全性を確保することが可
能である。またRFIDを用いていることによって、店
員がドロアの傍にいるか否かについても判断することが
できるので、ドロアの安全性をさらに向上することがで
きる。
【0009】また本発明は、前記販売支援装置が、複数
の装置本体を有し、各装置本体は、他の装置本体と通信
回線を介して接続されていることを特徴とする。
の装置本体を有し、各装置本体は、他の装置本体と通信
回線を介して接続されていることを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、複数の装置本体が、通信
回線を介して他の装置本体に接続されているので、各装
置本体で処理した情報や外部装置の使用状況を店内の他
の場所にある他の装置本体に知らせたり、他の装置本体
から確認することができ、互いに情報をやり取りして業
務を円滑かつ正確に遂行するように管理することが可能
である。装置本体に、汎用されているECRを用い、通
信回線で接続すれば、各装置本体で処理した情報や外部
装置の使用状況を他のECRから確認することができ
る。
回線を介して他の装置本体に接続されているので、各装
置本体で処理した情報や外部装置の使用状況を店内の他
の場所にある他の装置本体に知らせたり、他の装置本体
から確認することができ、互いに情報をやり取りして業
務を円滑かつ正確に遂行するように管理することが可能
である。装置本体に、汎用されているECRを用い、通
信回線で接続すれば、各装置本体で処理した情報や外部
装置の使用状況を他のECRから確認することができ
る。
【0011】また本発明は、前記装置本体が、前記RF
ID読取手段および外部装置を含む1または複数の端末
装置と、前記制御手段を含むサーバとから成り、前記端
末装置は、前記サーバと通信回線を介して接続されてい
ることを特徴とする。
ID読取手段および外部装置を含む1または複数の端末
装置と、前記制御手段を含むサーバとから成り、前記端
末装置は、前記サーバと通信回線を介して接続されてい
ることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、装置本体は、端末装置が
通信回線を介してサーバに接続されている構成であるの
で、各端末装置で処理した情報や外部装置の使用状況を
離れた場所にあるサーバに知らせたり、サーバから確認
することができ、サーバによりすべての端末装置を管理
して、より円滑に業務を遂行させることが可能である。
装置本体の端末装置にPOSシステムのPOS端末を用
いれば、POSシステムのサーバから各端末装置で処理
した情報や外部装置の使用状況を確認でき、さらにPO
Sシステムに接続されて事務所などに設置された事務端
末などに必要に応じて通知することができる。
通信回線を介してサーバに接続されている構成であるの
で、各端末装置で処理した情報や外部装置の使用状況を
離れた場所にあるサーバに知らせたり、サーバから確認
することができ、サーバによりすべての端末装置を管理
して、より円滑に業務を遂行させることが可能である。
装置本体の端末装置にPOSシステムのPOS端末を用
いれば、POSシステムのサーバから各端末装置で処理
した情報や外部装置の使用状況を確認でき、さらにPO
Sシステムに接続されて事務所などに設置された事務端
末などに必要に応じて通知することができる。
【0013】また本発明は、前記外部装置が商品の売買
時に受渡しする現金を保管するドロアであり、前記制御
手段は、RFID読取手段で読取られた情報に基づいて
RFIDの通信範囲内での店員の存否を確認するととも
に、ドロアからドロアの開閉状況の情報を取得し、該情
報と店員の存否の情報とに応じて、ドロアの開閉を制御
し、必要に応じてドロアの開閉状況の情報を他の装置に
通知することを特徴とする。
時に受渡しする現金を保管するドロアであり、前記制御
手段は、RFID読取手段で読取られた情報に基づいて
RFIDの通信範囲内での店員の存否を確認するととも
に、ドロアからドロアの開閉状況の情報を取得し、該情
報と店員の存否の情報とに応じて、ドロアの開閉を制御
し、必要に応じてドロアの開閉状況の情報を他の装置に
通知することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、RFID読取手段によっ
て読取られたIDカードのRFIDの情報を、制御手段
で処理し、処理した情報に基づいて外部装置であるドロ
アの使用を制御するので、IDカードにそのIDカード
を所持する店員を識別する情報を記憶させ、自動で正確
に読取って処理し、その識別情報からその店員を把握
し、その店員にドロアの開閉を許可または不許可とする
ことができる。これによって、店員に負担をかけること
なく、ドロアの開閉を制御し、ドロアの安全性を確保す
ることができる。またRFIDを用いていることによっ
て、店員がドロアの傍にいるか否かについても判断する
ことができるので、ドロアの安全性をさらに向上するこ
とができる。さらに、ドロアが付属している装置本体が
通信回線を介して販売支援装置の他の装置本体と接続さ
れているので、ドロアの開閉を不許可としているにもか
かわらず、何らかの事情でドロアが開いていることを知
得した場合には、その状況を販売支援装置の他の装置本
体に通知してドロアの防犯対策を図ることができる。
て読取られたIDカードのRFIDの情報を、制御手段
で処理し、処理した情報に基づいて外部装置であるドロ
アの使用を制御するので、IDカードにそのIDカード
を所持する店員を識別する情報を記憶させ、自動で正確
に読取って処理し、その識別情報からその店員を把握
し、その店員にドロアの開閉を許可または不許可とする
ことができる。これによって、店員に負担をかけること
なく、ドロアの開閉を制御し、ドロアの安全性を確保す
ることができる。またRFIDを用いていることによっ
て、店員がドロアの傍にいるか否かについても判断する
ことができるので、ドロアの安全性をさらに向上するこ
とができる。さらに、ドロアが付属している装置本体が
通信回線を介して販売支援装置の他の装置本体と接続さ
れているので、ドロアの開閉を不許可としているにもか
かわらず、何らかの事情でドロアが開いていることを知
得した場合には、その状況を販売支援装置の他の装置本
体に通知してドロアの防犯対策を図ることができる。
【0015】また本発明は、前記RFID読取手段が、
前記制御手段で処理された情報をRFIDに書込むこと
を特徴とする。
前記制御手段で処理された情報をRFIDに書込むこと
を特徴とする。
【0016】本発明に従えば、RFID読取手段によっ
て、RFIDに店員が行った業務の内容などの業務の情
報を自動で書込むことができるので、店員に負担をかけ
ることなくその書込まれた情報を用いて業務処理を円滑
かつ正確に遂行するように管理することができる。ま
た、RFIDに種々の情報を書込むことができるので、
装置本体に記憶手段がなくても、そのRFIDに書込ま
れた情報を用いれば、業務処理を円滑かつ正確に遂行す
ることができる。
て、RFIDに店員が行った業務の内容などの業務の情
報を自動で書込むことができるので、店員に負担をかけ
ることなくその書込まれた情報を用いて業務処理を円滑
かつ正確に遂行するように管理することができる。ま
た、RFIDに種々の情報を書込むことができるので、
装置本体に記憶手段がなくても、そのRFIDに書込ま
れた情報を用いれば、業務処理を円滑かつ正確に遂行す
ることができる。
【0017】また本発明は、前記装置本体が、店員およ
び業務に関する情報を記憶する記憶手段を備え、前記制
御手段は、RFID読取手段で読取られた情報と記憶手
段に記憶された情報とを処理して店員および業務を管理
し、処理した情報を記憶手段に記憶することを特徴とす
る。
び業務に関する情報を記憶する記憶手段を備え、前記制
御手段は、RFID読取手段で読取られた情報と記憶手
段に記憶された情報とを処理して店員および業務を管理
し、処理した情報を記憶手段に記憶することを特徴とす
る。
【0018】本発明に従えば、制御手段が処理した店員
および業務に関する情報を記憶手段に記憶することがで
きるので、複数の店員が行った業務などを一括して管理
し、業務処理を円滑に遂行するように管理することがで
きる。
および業務に関する情報を記憶手段に記憶することがで
きるので、複数の店員が行った業務などを一括して管理
し、業務処理を円滑に遂行するように管理することがで
きる。
【0019】また本発明は、前記装置本体が、情報を表
示する表示手段を備え、前記制御手段は、前記表示手段
に、RFIDおよび記憶手段の少なくとも一方に記憶さ
れた情報を表示することを特徴とする。
示する表示手段を備え、前記制御手段は、前記表示手段
に、RFIDおよび記憶手段の少なくとも一方に記憶さ
れた情報を表示することを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、RFIDや記憶手段に記
憶された情報を、必要に応じて表示手段に表示させるこ
とができるので、店員は表示画面から業務に関連する詳
細な情報を得て、たとえば業務引継ぎ処理では、簡単に
業務の引継ぎを行うことができ、店員の負担が非常に軽
くなり、業務を円滑かつ正確に遂行することが可能であ
る。
憶された情報を、必要に応じて表示手段に表示させるこ
とができるので、店員は表示画面から業務に関連する詳
細な情報を得て、たとえば業務引継ぎ処理では、簡単に
業務の引継ぎを行うことができ、店員の負担が非常に軽
くなり、業務を円滑かつ正確に遂行することが可能であ
る。
【0021】また本発明は、前記装置本体が、タイマを
備え、前記制御手段は、前記タイマに基づいて、RFI
Dまたは記憶手段に記憶され、予定された未達成業務の
情報を、前記表示手段に表示することを特徴とする。
備え、前記制御手段は、前記タイマに基づいて、RFI
Dまたは記憶手段に記憶され、予定された未達成業務の
情報を、前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、タイマに基づいて未達成
業務の情報を表示手段に表示させることによって、設定
された開始時間前に行うべき業務の内容を店員に通知す
ることができるので、店員は業務を円滑かつ正確に遂行
することができる。
業務の情報を表示手段に表示させることによって、設定
された開始時間前に行うべき業務の内容を店員に通知す
ることができるので、店員は業務を円滑かつ正確に遂行
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるRFIDを用いた販売支援装置5の構成を示すブロ
ック図である。図2は図1の販売支援装置5を使用する
販売支援システムの構成を示す概観図である。販売支援
装置5は、各店員が別個に所持するRFIDを添付した
名札1と、店員が操作する複数のPOS端末2,6,7
と、各POS端末2,6,7にそれぞれ接続されている
複数のPOS外部デバイス3と、ネットワークを通じて
各POS端末2,6,7に接続され、店員および業務の
管理を行うサーバ4を含んで構成される。なお、POS
端末は1つであってもよい。
あるRFIDを用いた販売支援装置5の構成を示すブロ
ック図である。図2は図1の販売支援装置5を使用する
販売支援システムの構成を示す概観図である。販売支援
装置5は、各店員が別個に所持するRFIDを添付した
名札1と、店員が操作する複数のPOS端末2,6,7
と、各POS端末2,6,7にそれぞれ接続されている
複数のPOS外部デバイス3と、ネットワークを通じて
各POS端末2,6,7に接続され、店員および業務の
管理を行うサーバ4を含んで構成される。なお、POS
端末は1つであってもよい。
【0024】POS端末2は、当該端末内の他のすべて
の構成部分の制御およびデータの処理などを行う中央処
理装置(CPU)20と、ディスプレイなどの表示部2
1と、プログラムの格納、および売上や操作結果の一時
的な保存などを行う記憶部22と、キーボードなどの入
力部26と、業務の管理に使用するタイマ23と、サー
バ4と通信するLANやモデムなどの通信部25と、名
札1に添付されたRFIDの読取りおよび書込みを行う
RFID読取部28と、POS外部デバイス3を制御す
るPOS外部デバイス制御部27とを含んで構成され
る。POS端末6および7についても全く同様の構成で
ある。
の構成部分の制御およびデータの処理などを行う中央処
理装置(CPU)20と、ディスプレイなどの表示部2
1と、プログラムの格納、および売上や操作結果の一時
的な保存などを行う記憶部22と、キーボードなどの入
力部26と、業務の管理に使用するタイマ23と、サー
バ4と通信するLANやモデムなどの通信部25と、名
札1に添付されたRFIDの読取りおよび書込みを行う
RFID読取部28と、POS外部デバイス3を制御す
るPOS外部デバイス制御部27とを含んで構成され
る。POS端末6および7についても全く同様の構成で
ある。
【0025】名札1にはRFIDが添付され、そのRF
IDは、各POS端末2,6,7のRFID読取部28
と通信する通信部10と、その名札を所持する店員の店
員IDおよび業務IDなどを記憶する記憶部11とを含
む。店員IDは店員一人に付き1つ与えられた店員を識
別するための番号である。業務IDは一回の売上処理業
務およびそれに付随する業務などを1つの単位として与
えられた業務を識別するための番号である。
IDは、各POS端末2,6,7のRFID読取部28
と通信する通信部10と、その名札を所持する店員の店
員IDおよび業務IDなどを記憶する記憶部11とを含
む。店員IDは店員一人に付き1つ与えられた店員を識
別するための番号である。業務IDは一回の売上処理業
務およびそれに付随する業務などを1つの単位として与
えられた業務を識別するための番号である。
【0026】POS外部デバイス3は、レシートや領収
書などを印字するPOSプリンタ、金銭を格納するドロ
ア、および磁気カードリーダ・ライタなど、店員が行う
業務の一部を処理するための外部装置であり、その本体
部分のPOS外部デバイス本体30と、POS外部デバ
イス3がたとえばドロアである場合には、その開閉を検
知するセンサ31とを含む。
書などを印字するPOSプリンタ、金銭を格納するドロ
ア、および磁気カードリーダ・ライタなど、店員が行う
業務の一部を処理するための外部装置であり、その本体
部分のPOS外部デバイス本体30と、POS外部デバ
イス3がたとえばドロアである場合には、その開閉を検
知するセンサ31とを含む。
【0027】サーバ4は、POS端末2と同様の構成で
あり、中央処理装置(CPU)40、表示部41、記憶
部42、入力部46、タイマ43、および各POS端末
2,6,7と通信する通信部45を含んで構成される。
ただし、記憶部42は、プログラムの格納、および後述
する業務管理テーブルや店員管理テーブルなどのデータ
の保存などを行い、それらのテーブルのデータの処理は
CPU40が行う。
あり、中央処理装置(CPU)40、表示部41、記憶
部42、入力部46、タイマ43、および各POS端末
2,6,7と通信する通信部45を含んで構成される。
ただし、記憶部42は、プログラムの格納、および後述
する業務管理テーブルや店員管理テーブルなどのデータ
の保存などを行い、それらのテーブルのデータの処理は
CPU40が行う。
【0028】なお、本実施形態の販売支援装置5ではP
OS端末を用いているが、POS端末に代えてECRを
用いてもよい。その場合、ECR自体にサーバの機能を
持たせることができるので、サーバ4として別個に設け
る必要はなく、すなわち、ECRの構成部分に相当する
POS端末2の記憶部22が各テーブルのデータの保存
などを行い、その処理をCPU20が行う構成となる。
OS端末を用いているが、POS端末に代えてECRを
用いてもよい。その場合、ECR自体にサーバの機能を
持たせることができるので、サーバ4として別個に設け
る必要はなく、すなわち、ECRの構成部分に相当する
POS端末2の記憶部22が各テーブルのデータの保存
などを行い、その処理をCPU20が行う構成となる。
【0029】このように構成される販売支援装置5は、
図2に示すような販売支援システムに使用される。この
販売支援システムでは、店員が所持している名札1のR
FIDに格納されている情報を、各POS端末2,6,
7が取得し、この情報がネットワークを通じて接続され
ているサーバ4に送信され、サーバ4は情報を処理し、
必要に応じて各POS端末2,6,7に情報を通知す
る。
図2に示すような販売支援システムに使用される。この
販売支援システムでは、店員が所持している名札1のR
FIDに格納されている情報を、各POS端末2,6,
7が取得し、この情報がネットワークを通じて接続され
ているサーバ4に送信され、サーバ4は情報を処理し、
必要に応じて各POS端末2,6,7に情報を通知す
る。
【0030】図3は、図1および図2に示した名札1に
添付されたRFID内の記憶部11に記憶されたデータ
構造の一例を示す図である。データは、前述の店員ID
であって、後述する店員管理テーブルで管理される店員
ID80と、前述の業務IDであって、後述する業務管
理テーブルで管理される業務ID81,82,83など
を含んで構成される。その他、業務管理テーブルの中に
記録すべき情報、すなわち、業務を行った店員の店員I
D、店員が後で実行する予定の業務の業務ID、その業
務の業務開始期限時刻、業務種別および業務内容などの
業務の詳細な内容をRFID内の記憶部11に書込むよ
うにしてもよい。
添付されたRFID内の記憶部11に記憶されたデータ
構造の一例を示す図である。データは、前述の店員ID
であって、後述する店員管理テーブルで管理される店員
ID80と、前述の業務IDであって、後述する業務管
理テーブルで管理される業務ID81,82,83など
を含んで構成される。その他、業務管理テーブルの中に
記録すべき情報、すなわち、業務を行った店員の店員I
D、店員が後で実行する予定の業務の業務ID、その業
務の業務開始期限時刻、業務種別および業務内容などの
業務の詳細な内容をRFID内の記憶部11に書込むよ
うにしてもよい。
【0031】図4は、図1および図2に示したサーバ4
内の記憶部42に格納するテーブルのデータ構成を示す
図である。図4(a)は、各店員の情報を記録する店員
管理テーブルのデータ構成を示す図である。図4(b)
は、各店員が行うすべての業務を管理するために使用す
る業務管理テーブルのデータ構成を示す図である。図4
(c)は、ある特定の業務がどの業務に付随して生じた
かという業務間の関連を記録する業務間関連管理テーブ
ルのデータ構成を示す図である。
内の記憶部42に格納するテーブルのデータ構成を示す
図である。図4(a)は、各店員の情報を記録する店員
管理テーブルのデータ構成を示す図である。図4(b)
は、各店員が行うすべての業務を管理するために使用す
る業務管理テーブルのデータ構成を示す図である。図4
(c)は、ある特定の業務がどの業務に付随して生じた
かという業務間の関連を記録する業務間関連管理テーブ
ルのデータ構成を示す図である。
【0032】図4(a)の店員管理テーブルには、前述
の店員IDと、各店員IDに対応する、店員の姓名、担
当フロアまたは担当売り場、役職および主担当業務など
の情報を記録する。これらのデータはサーバ4の入力部
46からの入力によって随時更新可能であり、担当フロ
アおよび主担当業務についてはサーバ4からだけでなく
各POS端末2,6,7からも更新できる。また、各店
員が最後に操作した端末である最終操作端末およびその
端末で最後に業務を行った時刻である最終操作時刻など
の項目を追加すれば、各店員の現在の所在をある程度把
握することができるので、サーバ4側から店員に対して
様々な通知を行うことも可能である。
の店員IDと、各店員IDに対応する、店員の姓名、担
当フロアまたは担当売り場、役職および主担当業務など
の情報を記録する。これらのデータはサーバ4の入力部
46からの入力によって随時更新可能であり、担当フロ
アおよび主担当業務についてはサーバ4からだけでなく
各POS端末2,6,7からも更新できる。また、各店
員が最後に操作した端末である最終操作端末およびその
端末で最後に業務を行った時刻である最終操作時刻など
の項目を追加すれば、各店員の現在の所在をある程度把
握することができるので、サーバ4側から店員に対して
様々な通知を行うことも可能である。
【0033】図4(b)の業務管理テーブルには、前述
の業務IDと、各業務IDに対応する、担当店員ID、
業務終了時刻、業務開始期限時刻、業務種別、業務内容
および対応相手先などの情報を記録する。業務終了時刻
は、業務が終了した時点の時刻のデータであり、各PO
S端末2,6,7内のタイマ23またはサーバ4内のタ
イマ43から取得した時刻に基づいて記録する。業務開
始期限時刻は、ある業務に付随して生じた、後で実行す
る予定の業務である付随業務を開始すべき時刻のデータ
である。このデータは、付随業務の情報を記録する際に
店員がPOS端末2などを通じて登録する。業務種別
は、業務の種類を示すデータであり、例として、売上、
宅配便手配、工事依頼、注文商品取寄せ手配、配送商品
納品、サービス出張、修理品受付および修理品配送手配
などを記録する。業務内容には任意に文字を入力するこ
とが可能であり、備考として業務の詳細な内容を記録す
る。伝票のやりとりが発生するような一部の業務につい
ては、この業務内容欄に伝票番号などを登録し、業務を
円滑に進める助けとする。対応相手先は各業務を請け負
う対応相手先の名称のデータであり、業務種別によって
必要な場合に登録する。宅配便手配を例にとると、対応
相手先として運送会社名が登録される。テーブル中の丸
印は、現在時刻から予め定められた一定の時間以内に開
始しなければならない業務であることを示し、星印は、
業務開始期限時刻を過ぎているにもかかわらず業務終了
時刻が入力されていない未達成業務であることを示す。
たとえば、現在時刻が2001年3月2日午前10時
(2001/3/2,10:00)であるとすると、3
0分後に開始しなければならない業務ID9001の欄
には丸印が付けられ、業務開始期限時刻を過ぎているが
業務終了時刻が入力されていない業務ID9002の欄
には星印が付けられる。
の業務IDと、各業務IDに対応する、担当店員ID、
業務終了時刻、業務開始期限時刻、業務種別、業務内容
および対応相手先などの情報を記録する。業務終了時刻
は、業務が終了した時点の時刻のデータであり、各PO
S端末2,6,7内のタイマ23またはサーバ4内のタ
イマ43から取得した時刻に基づいて記録する。業務開
始期限時刻は、ある業務に付随して生じた、後で実行す
る予定の業務である付随業務を開始すべき時刻のデータ
である。このデータは、付随業務の情報を記録する際に
店員がPOS端末2などを通じて登録する。業務種別
は、業務の種類を示すデータであり、例として、売上、
宅配便手配、工事依頼、注文商品取寄せ手配、配送商品
納品、サービス出張、修理品受付および修理品配送手配
などを記録する。業務内容には任意に文字を入力するこ
とが可能であり、備考として業務の詳細な内容を記録す
る。伝票のやりとりが発生するような一部の業務につい
ては、この業務内容欄に伝票番号などを登録し、業務を
円滑に進める助けとする。対応相手先は各業務を請け負
う対応相手先の名称のデータであり、業務種別によって
必要な場合に登録する。宅配便手配を例にとると、対応
相手先として運送会社名が登録される。テーブル中の丸
印は、現在時刻から予め定められた一定の時間以内に開
始しなければならない業務であることを示し、星印は、
業務開始期限時刻を過ぎているにもかかわらず業務終了
時刻が入力されていない未達成業務であることを示す。
たとえば、現在時刻が2001年3月2日午前10時
(2001/3/2,10:00)であるとすると、3
0分後に開始しなければならない業務ID9001の欄
には丸印が付けられ、業務開始期限時刻を過ぎているが
業務終了時刻が入力されていない業務ID9002の欄
には星印が付けられる。
【0034】図4(c)の業務間関連管理テーブルに
は、図4(b)の業務管理テーブルに記録された業務の
うち、業務開始期限時刻が登録された付随業務の業務I
Dと、その業務IDを有する付随業務を発生させる元に
なった関連業務の業務IDである関連業務IDを記録す
る。このテーブルは、ある業務に続けてすぐにそれに付
随した業務を行ったり、以前行った業務に付随する業務
を新たに行う場合、たとえば、売上後に宅配便を手配す
る場合、売上に付随して工事の依頼を行う業務が発生す
る場合、および注文商品取寄せ手配に基づいて売上が生
じる場合などに記録される。
は、図4(b)の業務管理テーブルに記録された業務の
うち、業務開始期限時刻が登録された付随業務の業務I
Dと、その業務IDを有する付随業務を発生させる元に
なった関連業務の業務IDである関連業務IDを記録す
る。このテーブルは、ある業務に続けてすぐにそれに付
随した業務を行ったり、以前行った業務に付随する業務
を新たに行う場合、たとえば、売上後に宅配便を手配す
る場合、売上に付随して工事の依頼を行う業務が発生す
る場合、および注文商品取寄せ手配に基づいて売上が生
じる場合などに記録される。
【0035】本実施形態における販売支援システムで
は、図4(a)〜(c)のテーブルを用いることで、店
員および業務の管理を簡単に行うことが可能である。図
4(a)を用いて各店員を識別し、図4(b)を検索し
て業務の実行を促すことができる。各業務間に関連があ
る場合には、図4(c)を用いて関連業務を導き出し、
図4(b)から業務の詳細な内容を調べ、業務を行う上
で有益な情報を得ることができる。
は、図4(a)〜(c)のテーブルを用いることで、店
員および業務の管理を簡単に行うことが可能である。図
4(a)を用いて各店員を識別し、図4(b)を検索し
て業務の実行を促すことができる。各業務間に関連があ
る場合には、図4(c)を用いて関連業務を導き出し、
図4(b)から業務の詳細な内容を調べ、業務を行う上
で有益な情報を得ることができる。
【0036】図5は、図2の概観図に示した販売支援シ
ステムにおける店員、POS端末2,6,7およびサー
バ4間の全体的な処理の流れを示すチャートである。通
常業務処理として、通常の業務において、たとえば店員
AまたはBによって売上処理が行われると(s10,s
20)、POS端末2,6または7からネットワークを
通じてサーバ4に売上処理業務を行ったことが記録され
る。この通常業務処理が行われている間、店員AやBの
名札1のRFIDはPOS端末2などのRFID読取部
28によって認識されており、この間、POS端末2な
どは店員AやBがPOS端末2などの傍にいると判断す
る。外部デバイス3であるドロア3は安全のため、その
間のみ開くようにCPU20およびPOS外部デバイス
制御部27によって制御される。この際、RFID読取
部28では名札1のRFIDを読取るだけなので、RF
ID読取部28に書込機能がなくてもドロア3の制御が
可能である。したがって、RFID読取部28には必ず
しも書込機能を付与する必要はない。この通常業務処理
である売上処理に付随する付随業務処理として、店員A
が付随業務付売上処理を行うと(s11)、それに伴っ
てその付随業務の業務IDが店員Aの名札1のRFID
に書込まれる。
ステムにおける店員、POS端末2,6,7およびサー
バ4間の全体的な処理の流れを示すチャートである。通
常業務処理として、通常の業務において、たとえば店員
AまたはBによって売上処理が行われると(s10,s
20)、POS端末2,6または7からネットワークを
通じてサーバ4に売上処理業務を行ったことが記録され
る。この通常業務処理が行われている間、店員AやBの
名札1のRFIDはPOS端末2などのRFID読取部
28によって認識されており、この間、POS端末2な
どは店員AやBがPOS端末2などの傍にいると判断す
る。外部デバイス3であるドロア3は安全のため、その
間のみ開くようにCPU20およびPOS外部デバイス
制御部27によって制御される。この際、RFID読取
部28では名札1のRFIDを読取るだけなので、RF
ID読取部28に書込機能がなくてもドロア3の制御が
可能である。したがって、RFID読取部28には必ず
しも書込機能を付与する必要はない。この通常業務処理
である売上処理に付随する付随業務処理として、店員A
が付随業務付売上処理を行うと(s11)、それに伴っ
てその付随業務の業務IDが店員Aの名札1のRFID
に書込まれる。
【0037】また、付随業務通知処理として、店員Aが
ある業務を開始しようとしてPOS端末2を操作したと
き、店員Aの名札1に書込まれた業務IDに基づいて店
員Aが行うべき業務が検索され、POS端末2内のタイ
マ23またはサーバ4内のタイマ43から取得した現在
時刻とあらかじめ指定された付随業務の業務開始期限時
刻との比較によって、付随業務の業務開始期限時刻が迫
っている、または過ぎていると判断されると、画面に表
示して行うべき付随業務が通知される(s30)。
ある業務を開始しようとしてPOS端末2を操作したと
き、店員Aの名札1に書込まれた業務IDに基づいて店
員Aが行うべき業務が検索され、POS端末2内のタイ
マ23またはサーバ4内のタイマ43から取得した現在
時刻とあらかじめ指定された付随業務の業務開始期限時
刻との比較によって、付随業務の業務開始期限時刻が迫
っている、または過ぎていると判断されると、画面に表
示して行うべき付随業務が通知される(s30)。
【0038】また、業務引継ぎ処理として、店員Aが別
の店員Bに名札1を手渡し(s12)、店員BがPOS
端末2などを操作して業務引継ぎ処理を行うと(s2
1)、サーバ4との交信によってサーバ4内の記憶部4
2に店員Aから店員Bへの業務の引継ぎが記録され、前
述の付随業務通知処理で店員Aに対して付随業務を通知
する場合と同様にして、業務通知処理が行われ(s3
1)、店員Aの業務を別の店員Bが引継ぐことができ
る。
の店員Bに名札1を手渡し(s12)、店員BがPOS
端末2などを操作して業務引継ぎ処理を行うと(s2
1)、サーバ4との交信によってサーバ4内の記憶部4
2に店員Aから店員Bへの業務の引継ぎが記録され、前
述の付随業務通知処理で店員Aに対して付随業務を通知
する場合と同様にして、業務通知処理が行われ(s3
1)、店員Aの業務を別の店員Bが引継ぐことができ
る。
【0039】このような3種類の処理が行われる販売支
援システムにおける販売支援装置5の動作について、各
処理ごとに詳しく説明する。
援システムにおける販売支援装置5の動作について、各
処理ごとに詳しく説明する。
【0040】図6は、売上処理および売上処理に付随す
る付随業務処理の流れの詳細を示すチャートである。図
7は、図6の処理の流れにおける販売支援装置5の動作
を説明するフローチャートである。
る付随業務処理の流れの詳細を示すチャートである。図
7は、図6の処理の流れにおける販売支援装置5の動作
を説明するフローチャートである。
【0041】図6に示すような流れで、通常業務処理で
ある売上処理が行われる。すなわち、店員がPOS端末
2の操作を開始すると(s110)、POS端末2がR
FIDから店員IDを認識し(s120)、POS外部
デバイス制御部27を通じてドロア3のオープンを許可
する(s121)。店員が売上金額などを入力すると
(s111)、サーバ4が売上を記録(s130)して
業務IDを通知し(s131)、POS端末2が店員に
対して付随業務の有無を確認し(s122)、店員が付
随業務なしと判断すると(s116)、POS端末2の
操作を終了する(s117)。その後、店員がPOS端
末2から離れると(s115)、POS端末2はRFI
Dから店員を認識することができなくなり(s12
5)、POS外部デバイス制御部27がドロア3のオー
プンを不許可とする(s126)。
ある売上処理が行われる。すなわち、店員がPOS端末
2の操作を開始すると(s110)、POS端末2がR
FIDから店員IDを認識し(s120)、POS外部
デバイス制御部27を通じてドロア3のオープンを許可
する(s121)。店員が売上金額などを入力すると
(s111)、サーバ4が売上を記録(s130)して
業務IDを通知し(s131)、POS端末2が店員に
対して付随業務の有無を確認し(s122)、店員が付
随業務なしと判断すると(s116)、POS端末2の
操作を終了する(s117)。その後、店員がPOS端
末2から離れると(s115)、POS端末2はRFI
Dから店員を認識することができなくなり(s12
5)、POS外部デバイス制御部27がドロア3のオー
プンを不許可とする(s126)。
【0042】このような流れで売上処理が行われると
き、販売支援装置5では、図7に示すように動作する。
き、販売支援装置5では、図7に示すように動作する。
【0043】まず、店員がPOS端末2の操作を開始す
ると、POS端末2では、RFID読取部28が名札1
のRFIDを読取り、RFID内の記憶部11に格納さ
れたデータを読取ったか否かをCPU20が判断する
(s501)。RFIDのデータが読取られなかったと
判断されると、POS外部デバイス制御部27がドロア
3のオープンを不許可とし(s517)、再度ステップ
s501を実行する。一方、ステップs501でRFI
Dのデータが読取られたと判断された場合には、通信部
25がRFID読取部28で読取ったデータの中の店員
IDをサーバ4に送信して問合せる(s502)。この
際、複数の店員が1つのPOS端末2の傍に立っている
場合、および後述する業務引継ぎ処理の際などに一人の
店員が複数の名札1を付けている場合などには、RFI
D読取部28は複数の店員IDを読取るので、読取った
すべての店員IDをサーバ4に送信する。
ると、POS端末2では、RFID読取部28が名札1
のRFIDを読取り、RFID内の記憶部11に格納さ
れたデータを読取ったか否かをCPU20が判断する
(s501)。RFIDのデータが読取られなかったと
判断されると、POS外部デバイス制御部27がドロア
3のオープンを不許可とし(s517)、再度ステップ
s501を実行する。一方、ステップs501でRFI
Dのデータが読取られたと判断された場合には、通信部
25がRFID読取部28で読取ったデータの中の店員
IDをサーバ4に送信して問合せる(s502)。この
際、複数の店員が1つのPOS端末2の傍に立っている
場合、および後述する業務引継ぎ処理の際などに一人の
店員が複数の名札1を付けている場合などには、RFI
D読取部28は複数の店員IDを読取るので、読取った
すべての店員IDをサーバ4に送信する。
【0044】次いで、サーバ4では、通信部45が店員
IDを受信し、CPU40が記憶部42に格納された図
4(a)の店員管理テーブルのデータから、その店員I
Dに該当する店員を検索し、通信部45が検索結果をP
OS端末2に通知する(s503)。通信部45が受信
した店員IDが複数の場合、各店員IDに該当する店員
をすべて検索してPOS端末2に通知する。
IDを受信し、CPU40が記憶部42に格納された図
4(a)の店員管理テーブルのデータから、その店員I
Dに該当する店員を検索し、通信部45が検索結果をP
OS端末2に通知する(s503)。通信部45が受信
した店員IDが複数の場合、各店員IDに該当する店員
をすべて検索してPOS端末2に通知する。
【0045】次いで、POS端末2では、通信部25が
検索結果を受信し、ステップs501で読取った店員I
Dが店員管理テーブルの中にあって、店員を識別できた
か否かをCPU20が判断する(s504)。店員を識
別できた場合、CPU20がその店員を認識し(s50
5)、POS外部デバイス制御部27を通じてドロア3
のオープンを許可する(s506)。
検索結果を受信し、ステップs501で読取った店員I
Dが店員管理テーブルの中にあって、店員を識別できた
か否かをCPU20が判断する(s504)。店員を識
別できた場合、CPU20がその店員を認識し(s50
5)、POS外部デバイス制御部27を通じてドロア3
のオープンを許可する(s506)。
【0046】一方、ステップs504で店員を識別でき
なかった場合、たとえば、サーバ4から通知された店員
が複数であった場合には、POS端末2では、通知され
た複数の店員のうち、現在操作しているのはどの店員か
という質問を表示部21に表示して操作している店員に
問合せる(s518)。店員が入力部26を用いて自身
を選択することにより、入力部26から店員IDが入力
され(s519)、CPU20が店員を認識し(s50
5)、POS外部デバイス制御部27を通じてドロア3
のオープンを許可し(s506)、同時に、通信部25
が入力された店員の店員IDをサーバ4に送信する。
なかった場合、たとえば、サーバ4から通知された店員
が複数であった場合には、POS端末2では、通知され
た複数の店員のうち、現在操作しているのはどの店員か
という質問を表示部21に表示して操作している店員に
問合せる(s518)。店員が入力部26を用いて自身
を選択することにより、入力部26から店員IDが入力
され(s519)、CPU20が店員を認識し(s50
5)、POS外部デバイス制御部27を通じてドロア3
のオープンを許可し(s506)、同時に、通信部25
が入力された店員の店員IDをサーバ4に送信する。
【0047】次いで、サーバ4では、通信部45がその
店員IDを受取り、記憶部42に格納された図4(a)
の店員管理テーブルに、その店員IDの店員が現在どの
POS端末2などの傍にいるかという情報を記録する。
店員IDを受取り、記憶部42に格納された図4(a)
の店員管理テーブルに、その店員IDの店員が現在どの
POS端末2などの傍にいるかという情報を記録する。
【0048】次いで、POS端末2では、ステップs5
06でドロア3のオープンが許可されると、店員がキー
ボードなどの入力部26、またはバーコードスキャナお
よびタッチパネルなどのPOS外部デバイス3を用い
て、商品の金額や種別を入力することにより、入力部2
6またはPOS外部デバイス3から売上データが入力さ
れ(s507)、ドロア3に格納された現金が出入れさ
れる。CPU20が入力されたデータを取得し、店員I
Dおよび現在時刻のデータを付加し、通信部25がそれ
らのデータをサーバ4に送信する(s508)。ここで
は、売上ごとにデータをサーバ4に送信しているが、一
日の業務の終了時などの決められたタイミングで送信す
るようにしてもよい。その場合はデータを一時的に記憶
部22に記憶しておく。
06でドロア3のオープンが許可されると、店員がキー
ボードなどの入力部26、またはバーコードスキャナお
よびタッチパネルなどのPOS外部デバイス3を用い
て、商品の金額や種別を入力することにより、入力部2
6またはPOS外部デバイス3から売上データが入力さ
れ(s507)、ドロア3に格納された現金が出入れさ
れる。CPU20が入力されたデータを取得し、店員I
Dおよび現在時刻のデータを付加し、通信部25がそれ
らのデータをサーバ4に送信する(s508)。ここで
は、売上ごとにデータをサーバ4に送信しているが、一
日の業務の終了時などの決められたタイミングで送信す
るようにしてもよい。その場合はデータを一時的に記憶
部22に記憶しておく。
【0049】次いで、サーバ4では、通信部45がその
データを受信し、CPU40が一回の売上に付き1つの
業務IDを与え、その業務の「業務終了時刻」、「担当
店員ID」および「業務種別」などの情報を記憶部42
に格納された図4(b)の業務管理テーブルに記録し、
通信部45が業務IDをPOS端末2に通知する(s5
09)。
データを受信し、CPU40が一回の売上に付き1つの
業務IDを与え、その業務の「業務終了時刻」、「担当
店員ID」および「業務種別」などの情報を記憶部42
に格納された図4(b)の業務管理テーブルに記録し、
通信部45が業務IDをPOS端末2に通知する(s5
09)。
【0050】次いで、POS端末2では、通信部25が
業務IDを受信し、RFID読取部28が名札1のRF
IDに受信した業務IDを書込む(s510)。CPU
20が表示部21に、この業務IDが与えられた売上処
理業務に、宅配便手配、工事依頼および注文商品取寄せ
手配などの付随業務が発生するかどうかの質問を表示し
て、店員に付随業務の有無を確認する(s511)。店
員が入力部26を用いて付随業務の有無を入力すること
により、入力部26から付随業務の有無が入力され、そ
のデータから付随業務があるか否かをCPU20が判断
する(s512)。付随業務がある場合は後述する操作
を行い、付随業務がない場合は、POS端末2の操作を
終了する(s516)。これによって一回の売上処理が
終了となる。
業務IDを受信し、RFID読取部28が名札1のRF
IDに受信した業務IDを書込む(s510)。CPU
20が表示部21に、この業務IDが与えられた売上処
理業務に、宅配便手配、工事依頼および注文商品取寄せ
手配などの付随業務が発生するかどうかの質問を表示し
て、店員に付随業務の有無を確認する(s511)。店
員が入力部26を用いて付随業務の有無を入力すること
により、入力部26から付随業務の有無が入力され、そ
のデータから付随業務があるか否かをCPU20が判断
する(s512)。付随業務がある場合は後述する操作
を行い、付随業務がない場合は、POS端末2の操作を
終了する(s516)。これによって一回の売上処理が
終了となる。
【0051】なお、販売支援装置5では、一回の売上処
理の間、ステップs501〜s506の動作を定期的に
繰返し、一定時間ごとにRFID読取部28で一定距離
内にあるRFIDの内容を読取る。店員がPOS端末2
を操作している間は、店員の所持する名札1がRFID
読取部28の認識範囲に入るため、名札1のRFID内
のデータが読取られるが、ステップs115で店員がP
OS端末2から離れると、名札1がRFID読取部28
の認識範囲に入らなくなるため、名札1のRFID内の
データは読取られず、POS外部デバイス制御部27が
ドロア3のオープンを不許可とする。
理の間、ステップs501〜s506の動作を定期的に
繰返し、一定時間ごとにRFID読取部28で一定距離
内にあるRFIDの内容を読取る。店員がPOS端末2
を操作している間は、店員の所持する名札1がRFID
読取部28の認識範囲に入るため、名札1のRFID内
のデータが読取られるが、ステップs115で店員がP
OS端末2から離れると、名札1がRFID読取部28
の認識範囲に入らなくなるため、名札1のRFID内の
データは読取られず、POS外部デバイス制御部27が
ドロア3のオープンを不許可とする。
【0052】この場合には、POS端末2では、センサ
31がドロア3の開閉を検知し、たとえば店員がPOS
端末2から離れる際に、ドロア3を閉め忘れたためにド
ロア3が開いているとCPU20が判断すると、音を出
したり、表示部21にドロア3が開いていることを表示
して報知し、通信部25がサーバ4に報知する。次い
で、サーバ4では、通信部45が、POSシステムに接
続されて事務所などに設置された事務端末などに報知す
る。
31がドロア3の開閉を検知し、たとえば店員がPOS
端末2から離れる際に、ドロア3を閉め忘れたためにド
ロア3が開いているとCPU20が判断すると、音を出
したり、表示部21にドロア3が開いていることを表示
して報知し、通信部25がサーバ4に報知する。次い
で、サーバ4では、通信部45が、POSシステムに接
続されて事務所などに設置された事務端末などに報知す
る。
【0053】このように定期的に店員の認識を行って店
員がドロア3の傍にいるか否かをチェックし、ドロア3
の開閉を制御するので、金銭を格納するドロア3の安全
性を確保することができる。
員がドロア3の傍にいるか否かをチェックし、ドロア3
の開閉を制御するので、金銭を格納するドロア3の安全
性を確保することができる。
【0054】次に、前記売上処理に付随する付随業務処
理がある場合、たとえば、宅配便依頼による売上処理業
務が行われた後に、その売上処理後に宅配便手配の業務
をするというように、ある業務に続けてすぐにそれに付
随した業務を行う場合には、図6に示すような流れで、
付随業務処理が行われる。すなわち、売上処理と同様に
ステップs110〜s122を行い、店員が付随業務あ
りと判断すると(s112)、その付随業務の内容を入
力し(s113)、POS端末2が店員ID、現在時刻
のデータ、および、付随業務が付随する元の売上処理業
務である関連業務の業務IDを付加(s123)してサ
ーバ4に送る。サーバ4は付随業務を登録(s132)
してその付随業務の業務IDをPOS端末2に通知し
(s133)、POS端末2が付随業務の業務IDを名
札1のRFIDに書込み(s124)、店員がPOS端
末2の操作を終了する(s114)。
理がある場合、たとえば、宅配便依頼による売上処理業
務が行われた後に、その売上処理後に宅配便手配の業務
をするというように、ある業務に続けてすぐにそれに付
随した業務を行う場合には、図6に示すような流れで、
付随業務処理が行われる。すなわち、売上処理と同様に
ステップs110〜s122を行い、店員が付随業務あ
りと判断すると(s112)、その付随業務の内容を入
力し(s113)、POS端末2が店員ID、現在時刻
のデータ、および、付随業務が付随する元の売上処理業
務である関連業務の業務IDを付加(s123)してサ
ーバ4に送る。サーバ4は付随業務を登録(s132)
してその付随業務の業務IDをPOS端末2に通知し
(s133)、POS端末2が付随業務の業務IDを名
札1のRFIDに書込み(s124)、店員がPOS端
末2の操作を終了する(s114)。
【0055】この付随業務処理は、販売支援装置5で、
図7に示すように動作する。前述のようにステップs5
12で付随業務があるか否かが判断され、入力された付
随業務のデータから付随業務ありと判断すると、CPU
20が入力部26から入力された付随業務のデータを取
得し、店員ID、現在時刻のデータ、および、ステップ
s510で得た関連業務の業務IDを付加し、通信部2
5がそれらのデータをサーバ4に送信する(s51
3)。
図7に示すように動作する。前述のようにステップs5
12で付随業務があるか否かが判断され、入力された付
随業務のデータから付随業務ありと判断すると、CPU
20が入力部26から入力された付随業務のデータを取
得し、店員ID、現在時刻のデータ、および、ステップ
s510で得た関連業務の業務IDを付加し、通信部2
5がそれらのデータをサーバ4に送信する(s51
3)。
【0056】次いで、サーバ4では、通信部45がその
データを受信し、CPU40が付随業務の業務IDを与
え、その付随業務の情報を関連業務とは別に記憶部42
に格納された図4(b)の業務管理テーブルに記録し、
通信部45が与えられた付随業務の業務IDをPOS端
末2に通知する(s514)。
データを受信し、CPU40が付随業務の業務IDを与
え、その付随業務の情報を関連業務とは別に記憶部42
に格納された図4(b)の業務管理テーブルに記録し、
通信部45が与えられた付随業務の業務IDをPOS端
末2に通知する(s514)。
【0057】次いで、POS端末2では、通信部25が
付随業務の業務IDを受信し、RFID読取部28が担
当店員の所持する名札1のRFID内の記憶部11に付
随業務の業務IDを書込み(s515)、POS端末2
の操作を終了する(s516)。これによって一回の付
随業務処理が終了となる。
付随業務の業務IDを受信し、RFID読取部28が担
当店員の所持する名札1のRFID内の記憶部11に付
随業務の業務IDを書込み(s515)、POS端末2
の操作を終了する(s516)。これによって一回の付
随業務処理が終了となる。
【0058】なお、ステップs514で図4(b)の業
務管理テーブルに付随業務の内容を記録する際には、同
時に図4(c)の業務間関連管理テーブルにも記録さ
れ、「関連業務ID」として、ステップs513で付加
した関連業務の業務IDが登録される。この業務間関連
管理テーブルは、店員が付随業務を行う際に使用され
る。このテーブルを用いれば、店員はPOS端末2を操
作してサーバ4に問合せるだけで、その業務がどのよう
な経過で発生したかを知ることができる。この場合に
は、サーバ4は業務間関連管理テーブルをたどって関連
業務を導き出し、それらの内容を業務管理テーブルから
検出してPOS端末2に送信し、POS端末2は受信し
た内容を画面に表示し、店員が業務を行う上での助けと
する。
務管理テーブルに付随業務の内容を記録する際には、同
時に図4(c)の業務間関連管理テーブルにも記録さ
れ、「関連業務ID」として、ステップs513で付加
した関連業務の業務IDが登録される。この業務間関連
管理テーブルは、店員が付随業務を行う際に使用され
る。このテーブルを用いれば、店員はPOS端末2を操
作してサーバ4に問合せるだけで、その業務がどのよう
な経過で発生したかを知ることができる。この場合に
は、サーバ4は業務間関連管理テーブルをたどって関連
業務を導き出し、それらの内容を業務管理テーブルから
検出してPOS端末2に送信し、POS端末2は受信し
た内容を画面に表示し、店員が業務を行う上での助けと
する。
【0059】また、店員が付随業務の内容を入力すると
きには、宅配便手配および注文商品取寄せ手配などの
「業務種別」、ならびに「業務開始期限時刻」は必須項
目として入力する。そのほかに備考として「業務内容」
や「対応相手先」も入力することができる。また、以前
に注文処理した商品の売上を行う場合のように、以前行
った関連業務に付随する業務を行う場合には、店員側か
ら付随業務の登録をPOS端末2に要求することも可能
である。この場合、関連業務が自分で行ったものであれ
ば、店員はPOS端末2を用いて自分の名札1のRFI
D内に書込まれている関連業務の業務IDに対して付随
業務を新たに登録する。また、関連業務が自分で行った
ものではなく、どの業務IDの業務であるか見当がつか
ないときには、POS端末2からサーバ4に問合せ、
「担当店員」、「業務種別」および「業務終了時刻」な
どの情報に基づいて図4(b)の業務管理テーブルを検
索した結果導き出された関連業務の業務IDに対して付
随業務を登録することができる。さらに、他の店員が注
文処理した商品の売上処理を行う場合も同様にして、他
の店員の名札1のRFID内に書込まれている業務ID
に対して付随業務を登録することもできる。この場合
は、サーバ4から以前に注文処理業務を行った店員に対
し、その店員が操作するPOS端末2の画面を通じて他
の店員によって売上処理業務が行われた旨の通知が行わ
れる。
きには、宅配便手配および注文商品取寄せ手配などの
「業務種別」、ならびに「業務開始期限時刻」は必須項
目として入力する。そのほかに備考として「業務内容」
や「対応相手先」も入力することができる。また、以前
に注文処理した商品の売上を行う場合のように、以前行
った関連業務に付随する業務を行う場合には、店員側か
ら付随業務の登録をPOS端末2に要求することも可能
である。この場合、関連業務が自分で行ったものであれ
ば、店員はPOS端末2を用いて自分の名札1のRFI
D内に書込まれている関連業務の業務IDに対して付随
業務を新たに登録する。また、関連業務が自分で行った
ものではなく、どの業務IDの業務であるか見当がつか
ないときには、POS端末2からサーバ4に問合せ、
「担当店員」、「業務種別」および「業務終了時刻」な
どの情報に基づいて図4(b)の業務管理テーブルを検
索した結果導き出された関連業務の業務IDに対して付
随業務を登録することができる。さらに、他の店員が注
文処理した商品の売上処理を行う場合も同様にして、他
の店員の名札1のRFID内に書込まれている業務ID
に対して付随業務を登録することもできる。この場合
は、サーバ4から以前に注文処理業務を行った店員に対
し、その店員が操作するPOS端末2の画面を通じて他
の店員によって売上処理業務が行われた旨の通知が行わ
れる。
【0060】図8は、付随業務通知処理の流れの詳細を
示したチャートである。図9は、図8の処理の流れにお
ける販売支援装置5の動作を説明するフローチャートで
ある。
示したチャートである。図9は、図8の処理の流れにお
ける販売支援装置5の動作を説明するフローチャートで
ある。
【0061】図8に示すような流れで、前述の売上処理
などの通常業務処理におけるステップs514でサーバ
4に記録された付随業務を、業務開始期限時刻に応じて
店員に通知する付随業務通知処理が行われる。すなわ
ち、店員がPOS端末2の操作を開始したり、POS端
末2に近づくと(s210)、POS端末2がRFID
から店員IDおよび業務IDを読取り(s220)、店
員を認識し、読取った業務IDをサーバ4に送信(s2
21)して、業務開始期限時刻の迫っている業務、また
は過ぎている業務を問合せ、サーバ4が該当する業務を
検索する(s230)。検索された業務の情報は、PO
S端末2に通知(s231)されて画面に表示され(s
222)、店員に業務の遂行を促す。特に業務開始期限
時刻を大幅に過ぎている業務については、店内のすべて
のPOS端末2などに通知して担当店員以外の店員に業
務の代行を促したり、POSシステムに接続されて事務
所などに設置された事務端末などに通知して管理職によ
る指示を仰ぐ(s232)。
などの通常業務処理におけるステップs514でサーバ
4に記録された付随業務を、業務開始期限時刻に応じて
店員に通知する付随業務通知処理が行われる。すなわ
ち、店員がPOS端末2の操作を開始したり、POS端
末2に近づくと(s210)、POS端末2がRFID
から店員IDおよび業務IDを読取り(s220)、店
員を認識し、読取った業務IDをサーバ4に送信(s2
21)して、業務開始期限時刻の迫っている業務、また
は過ぎている業務を問合せ、サーバ4が該当する業務を
検索する(s230)。検索された業務の情報は、PO
S端末2に通知(s231)されて画面に表示され(s
222)、店員に業務の遂行を促す。特に業務開始期限
時刻を大幅に過ぎている業務については、店内のすべて
のPOS端末2などに通知して担当店員以外の店員に業
務の代行を促したり、POSシステムに接続されて事務
所などに設置された事務端末などに通知して管理職によ
る指示を仰ぐ(s232)。
【0062】このような流れで付随業務通知処理が行わ
れるとき、販売支援装置5では、図9に示すように動作
する。
れるとき、販売支援装置5では、図9に示すように動作
する。
【0063】まず、店員がPOS端末2に近づいてRF
ID読取部28の認識範囲に入ると、POS端末2で
は、RFID読取部28が名札1のRFID内の記憶部
11に格納されたデータから店員IDおよび業務IDを
読取り(s601)、CPU20が前述の通常業務処理
におけるステップs501〜s505と同様にして店員
を認識し、通信部25が読取った業務IDをサーバ4に
送信する(s602)。
ID読取部28の認識範囲に入ると、POS端末2で
は、RFID読取部28が名札1のRFID内の記憶部
11に格納されたデータから店員IDおよび業務IDを
読取り(s601)、CPU20が前述の通常業務処理
におけるステップs501〜s505と同様にして店員
を認識し、通信部25が読取った業務IDをサーバ4に
送信する(s602)。
【0064】次いで、サーバ4では、通信部45が業務
IDを受信し、CPU40が記録部42に格納された図
4(b)の業務管理テーブルのデータを検索し(s60
3)、現在時刻に基づいて、業務開始期限時刻が迫って
いる、または過ぎている業務があるか否かを判断する
(s604)。そのような業務がないと判断すると終了
し、あると判断すると、さらにその業務が業務開始期限
時刻を大幅に過ぎているか否かを判断する(s60
5)。大幅には過ぎていないと判断されると、通信部4
5が検索された業務の情報をPOS端末2に通知する
(s606)。
IDを受信し、CPU40が記録部42に格納された図
4(b)の業務管理テーブルのデータを検索し(s60
3)、現在時刻に基づいて、業務開始期限時刻が迫って
いる、または過ぎている業務があるか否かを判断する
(s604)。そのような業務がないと判断すると終了
し、あると判断すると、さらにその業務が業務開始期限
時刻を大幅に過ぎているか否かを判断する(s60
5)。大幅には過ぎていないと判断されると、通信部4
5が検索された業務の情報をPOS端末2に通知する
(s606)。
【0065】次いで、POS端末2では、通信部25が
そのデータを受信し、CPU20が通知された業務の
「業務種別」および「業務内容」などの情報を表示部2
1に表示(s607)して店員に業務の遂行を促し、終
了する。
そのデータを受信し、CPU20が通知された業務の
「業務種別」および「業務内容」などの情報を表示部2
1に表示(s607)して店員に業務の遂行を促し、終
了する。
【0066】一方、ステップs605で大幅に過ぎてい
ると判断されると、通信部45が検索された業務の情報
を店内のすべてのPOS端末2,6,7およびPOSシ
ステムに接続されて事務所などに設置された事務端末な
どに通知する(s608)。
ると判断されると、通信部45が検索された業務の情報
を店内のすべてのPOS端末2,6,7およびPOSシ
ステムに接続されて事務所などに設置された事務端末な
どに通知する(s608)。
【0067】次いで、POS端末2などや事務端末など
では、通信部25などがそのデータを受信し、表示部2
1などに通知された業務の情報を表示(s609)し、
担当店員以外の店員に業務の代行を促したり、管理職に
よる指示を仰ぎ、終了する。
では、通信部25などがそのデータを受信し、表示部2
1などに通知された業務の情報を表示(s609)し、
担当店員以外の店員に業務の代行を促したり、管理職に
よる指示を仰ぎ、終了する。
【0068】また、記録部42に格納された図4(a)
の店員管理テーブルには、前述のように各店員が最後に
いずれのPOS端末2などを操作したかという「最終操
作端末」を記録することができるので、ステップs60
8で通信部45が検索された業務の情報を通知するとと
もに、サーバ4では、CPU40が店員管理テーブルの
データから担当店員が現在いると思われるフロアを検索
し、通信部45がそのフロアのすべてのPOS端末2な
どに検索された業務の情報を通知する。次いで、POS
端末2などでは、通信部25などがそのデータを受信
し、表示部21などに業務の情報を表示する。これによ
って担当店員に業務の遂行を促すことができる。
の店員管理テーブルには、前述のように各店員が最後に
いずれのPOS端末2などを操作したかという「最終操
作端末」を記録することができるので、ステップs60
8で通信部45が検索された業務の情報を通知するとと
もに、サーバ4では、CPU40が店員管理テーブルの
データから担当店員が現在いると思われるフロアを検索
し、通信部45がそのフロアのすべてのPOS端末2な
どに検索された業務の情報を通知する。次いで、POS
端末2などでは、通信部25などがそのデータを受信
し、表示部21などに業務の情報を表示する。これによ
って担当店員に業務の遂行を促すことができる。
【0069】なお、サーバ4は、店員がPOS端末2の
操作を開始したり、POS端末2に近づいたときだけで
なく、定期的に図4(b)の業務管理テーブルを検索
し、業務開始期限時刻を過ぎている業務があるか否かを
判断し、そのような業務がある場合は前述のステップs
605〜s609の動作を行う。
操作を開始したり、POS端末2に近づいたときだけで
なく、定期的に図4(b)の業務管理テーブルを検索
し、業務開始期限時刻を過ぎている業務があるか否かを
判断し、そのような業務がある場合は前述のステップs
605〜s609の動作を行う。
【0070】図10は、業務引継ぎ処理の流れの詳細を
示すチャートである。図11は、図10の処理の流れに
おける販売支援装置5の動作を説明するフローチャート
である。
示すチャートである。図11は、図10の処理の流れに
おける販売支援装置5の動作を説明するフローチャート
である。
【0071】図10に示すような流れで、店員Aが後で
行わなければならない業務を店員Bに引継ぐ際の業務引
継ぎ処理が行われる。すなわち、店員Aがすでに行った
業務に付随して生じ、後で行わなければならない業務で
ある付随業務を書込んである自分の名札1を店員Bに手
渡し(s310)、店員Bが自分の名札1と店員Aの名
札1の2つの名札1を所持してPOS端末2の操作を開
始すると(s311)、POS端末2が2つの名札1の
RFIDから店員IDおよび業務IDを読取り(s32
0)、店員を認識し、読取った業務IDを送信する。サ
ーバ4が受信した業務IDに該当する業務をすべて検索
(s330)して検索された業務の情報をPOS端末2
に通知し(s331)、POS端末2が通知された業務
の情報を画面に表示して店員に示す(s321)。店員
Bが自分の名札1および店員Aの名札1の2つの名札1
を所持したままPOS端末2に業務の引継ぎ操作を要求
し(s312)、POS端末2がサーバ4と交信し、店
員AおよびBの2つの名札1のRFIDに記録されてい
る全業務IDの業務の情報を画面に表示する(s32
2,s332)。店員BがPOS端末2上の操作で業務
の担当者を変更し(s313)、引継ぎ実行を要求する
と(s314)、その情報をPOS端末2から送信され
たサーバ4が、受信した内容に基づいて図4(b)の業
務管理テーブルのデータを変更し(s333)、POS
端末2が店員AおよびBの名札1のRFIDに記録され
ている業務IDを書換える(s323)。
行わなければならない業務を店員Bに引継ぐ際の業務引
継ぎ処理が行われる。すなわち、店員Aがすでに行った
業務に付随して生じ、後で行わなければならない業務で
ある付随業務を書込んである自分の名札1を店員Bに手
渡し(s310)、店員Bが自分の名札1と店員Aの名
札1の2つの名札1を所持してPOS端末2の操作を開
始すると(s311)、POS端末2が2つの名札1の
RFIDから店員IDおよび業務IDを読取り(s32
0)、店員を認識し、読取った業務IDを送信する。サ
ーバ4が受信した業務IDに該当する業務をすべて検索
(s330)して検索された業務の情報をPOS端末2
に通知し(s331)、POS端末2が通知された業務
の情報を画面に表示して店員に示す(s321)。店員
Bが自分の名札1および店員Aの名札1の2つの名札1
を所持したままPOS端末2に業務の引継ぎ操作を要求
し(s312)、POS端末2がサーバ4と交信し、店
員AおよびBの2つの名札1のRFIDに記録されてい
る全業務IDの業務の情報を画面に表示する(s32
2,s332)。店員BがPOS端末2上の操作で業務
の担当者を変更し(s313)、引継ぎ実行を要求する
と(s314)、その情報をPOS端末2から送信され
たサーバ4が、受信した内容に基づいて図4(b)の業
務管理テーブルのデータを変更し(s333)、POS
端末2が店員AおよびBの名札1のRFIDに記録され
ている業務IDを書換える(s323)。
【0072】このような流れで業務引継ぎ処理が行われ
るとき、販売支援装置5では、図11に示すように動作
する。
るとき、販売支援装置5では、図11に示すように動作
する。
【0073】まず、店員Aが自分の名札1を店員Bに手
渡し、店員BがPOS端末2の操作を開始すると、PO
S端末2では、RFID読取部28が2つの名札1のR
FID内の記憶部11に格納されたデータから店員ID
および業務IDを読取り(s701)、CPU20が前
述の通常業務処理におけるステップs501〜s505
と同様にして店員を認識し、通信部25が読取った業務
IDをサーバ4に送信する(s702)。このとき、店
員AおよびBの2つの名札1には図3に示したように業
務ID81,82,83などがそれぞれ書込まれている
ので、RFID読取部28は両方の名札1から業務ID
を読取り、読取ったすべての業務IDをサーバ4に送信
する。
渡し、店員BがPOS端末2の操作を開始すると、PO
S端末2では、RFID読取部28が2つの名札1のR
FID内の記憶部11に格納されたデータから店員ID
および業務IDを読取り(s701)、CPU20が前
述の通常業務処理におけるステップs501〜s505
と同様にして店員を認識し、通信部25が読取った業務
IDをサーバ4に送信する(s702)。このとき、店
員AおよびBの2つの名札1には図3に示したように業
務ID81,82,83などがそれぞれ書込まれている
ので、RFID読取部28は両方の名札1から業務ID
を読取り、読取ったすべての業務IDをサーバ4に送信
する。
【0074】次いで、サーバ4では、通信部45が業務
IDを受信し、CPU40が記憶部42に格納された図
4(b)の業務管理テーブルのデータから受信した業務
IDに該当する業務をすべて検索し(s703)、通信
部45が検索された業務の情報をPOS端末2に通知す
る(s704)。
IDを受信し、CPU40が記憶部42に格納された図
4(b)の業務管理テーブルのデータから受信した業務
IDに該当する業務をすべて検索し(s703)、通信
部45が検索された業務の情報をPOS端末2に通知す
る(s704)。
【0075】次いで、POS端末2では、通信部25が
そのデータを受信し、CPU20が通知された業務の
「担当店員」、「業務種別」および「業務内容」などの
情報を表示部21に表示する(s705)。このとき、
通知されたすべての業務の情報が画面に表示されるの
で、店員Bは店員Aから引継いだ業務の情報も自分の業
務と同様に通知してもらうことができる。この段階で
は、店員Bが引継いだ業務であっても、画面に表示され
る担当店員は店員Aのままなので、店員Bはどれが元か
ら自分の行わなければならない業務で、どれが店員Aか
ら引継いだ業務であるかを判別できる。また、引継いだ
業務やその関連業務の詳細な内容は、図4(c)の業務
間関連管理テーブルを用いて調べることができ、これに
よって業務を行う上で有益な情報を得ることができる。
そのデータを受信し、CPU20が通知された業務の
「担当店員」、「業務種別」および「業務内容」などの
情報を表示部21に表示する(s705)。このとき、
通知されたすべての業務の情報が画面に表示されるの
で、店員Bは店員Aから引継いだ業務の情報も自分の業
務と同様に通知してもらうことができる。この段階で
は、店員Bが引継いだ業務であっても、画面に表示され
る担当店員は店員Aのままなので、店員Bはどれが元か
ら自分の行わなければならない業務で、どれが店員Aか
ら引継いだ業務であるかを判別できる。また、引継いだ
業務やその関連業務の詳細な内容は、図4(c)の業務
間関連管理テーブルを用いて調べることができ、これに
よって業務を行う上で有益な情報を得ることができる。
【0076】ここで終了させることも可能であるが、さ
らに以下の操作を行うことも可能である。
らに以下の操作を行うことも可能である。
【0077】ステップs705に次いで、POS端末2
では、店員Bが入力部26を用いて業務の担当者を変更
し、引継ぎ実行を要求する操作を行うことにより、入力
部26から業務ごとに「担当店員ID」の変更が入力さ
れ、CPU20が入力されたデータを取得し、通信部2
5がそれらのデータをサーバ4に送信する(s70
6)。
では、店員Bが入力部26を用いて業務の担当者を変更
し、引継ぎ実行を要求する操作を行うことにより、入力
部26から業務ごとに「担当店員ID」の変更が入力さ
れ、CPU20が入力されたデータを取得し、通信部2
5がそれらのデータをサーバ4に送信する(s70
6)。
【0078】次いで、サーバ4では、通信部45がデー
タを受信し、受信した内容に基づいて記憶部42に格納
された図4(b)の業務管理テーブルの「担当店員I
D」を変更する(s707)。
タを受信し、受信した内容に基づいて記憶部42に格納
された図4(b)の業務管理テーブルの「担当店員I
D」を変更する(s707)。
【0079】次いで、POS端末2では、RFID読取
部28が、ステップs706で「担当店員ID」が変更
された業務の業務IDを店員Aの名札1のRFIDから
消去し、店員Bの名札1のRFIDに書込み(s70
8)、終了する。これによって、店員Aの名札1のRF
IDに書込まれている業務IDの業務のすべて、または
一部を店員Bの名札1に書移すことができる。本実施形
態では、店員Aの業務を店員Bだけで引継いでいるが、
複数の店員で分担して引継ぐことも可能である。この場
合には、ステップs706で業務ごとに「担当店員I
D」を変更する際に、業務を引継ぐ店員の店員IDにそ
れぞれ変更する。
部28が、ステップs706で「担当店員ID」が変更
された業務の業務IDを店員Aの名札1のRFIDから
消去し、店員Bの名札1のRFIDに書込み(s70
8)、終了する。これによって、店員Aの名札1のRF
IDに書込まれている業務IDの業務のすべて、または
一部を店員Bの名札1に書移すことができる。本実施形
態では、店員Aの業務を店員Bだけで引継いでいるが、
複数の店員で分担して引継ぐことも可能である。この場
合には、ステップs706で業務ごとに「担当店員I
D」を変更する際に、業務を引継ぐ店員の店員IDにそ
れぞれ変更する。
【0080】なお、本実施形態では、店員Aは自分の名
札1を店員Bに手渡しているが、たとえば、店員Aが店
内の他のPOS端末2などに移って引続き業務を行う場
合などには、名札1を手渡さないことも可能である。こ
の場合、店員Aは元のPOS端末2などにおいて、店員
Bとともに前述の業務引継ぎ処理を行った後、これから
業務を行うPOS端末2などに移動する。
札1を店員Bに手渡しているが、たとえば、店員Aが店
内の他のPOS端末2などに移って引続き業務を行う場
合などには、名札1を手渡さないことも可能である。こ
の場合、店員Aは元のPOS端末2などにおいて、店員
Bとともに前述の業務引継ぎ処理を行った後、これから
業務を行うPOS端末2などに移動する。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、RFID
読取手段によって読取られたIDカードのRFIDの情
報を、制御手段で処理し、処理した情報に基づいて外部
装置の使用を制御するので、IDカードには、店員およ
び業務を管理するための情報を記憶させることができ、
その情報を自動で正確に読取って処理し、店員および業
務を管理することができたり、その処理した情報に基づ
いて、店員に外部装置の使用を許可または不許可とする
ことも可能である。これによって、店員に負担をかける
ことなく、業務を円滑かつ正確に遂行するように管理す
ることができる。
読取手段によって読取られたIDカードのRFIDの情
報を、制御手段で処理し、処理した情報に基づいて外部
装置の使用を制御するので、IDカードには、店員およ
び業務を管理するための情報を記憶させることができ、
その情報を自動で正確に読取って処理し、店員および業
務を管理することができたり、その処理した情報に基づ
いて、店員に外部装置の使用を許可または不許可とする
ことも可能である。これによって、店員に負担をかける
ことなく、業務を円滑かつ正確に遂行するように管理す
ることができる。
【0082】特に、外部装置がドロアの場合には、ID
カードにそのIDカードを所持する店員を識別する情報
を記憶させ、その識別情報からその店員を把握し、その
店員にドロアの開閉を許可または不許可とすることがで
きるので、店員に負担をかけることなくドロアの開閉を
制御し、金銭を格納するドロアの安全性を確保すること
が可能である。またRFIDを用いていることによっ
て、店員がドロアの傍にいるか否かについても判断する
ことができるので、ドロアの安全性をさらに向上するこ
とができる。
カードにそのIDカードを所持する店員を識別する情報
を記憶させ、その識別情報からその店員を把握し、その
店員にドロアの開閉を許可または不許可とすることがで
きるので、店員に負担をかけることなくドロアの開閉を
制御し、金銭を格納するドロアの安全性を確保すること
が可能である。またRFIDを用いていることによっ
て、店員がドロアの傍にいるか否かについても判断する
ことができるので、ドロアの安全性をさらに向上するこ
とができる。
【図1】本発明の実施の一形態であるRFIDを用いた
販売支援装置5の構成を示すブロック図である。
販売支援装置5の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の販売支援装置5を使用する販売支援シス
テムの構成を示す概観図である。
テムの構成を示す概観図である。
【図3】図1および図2に示した名札1に添付されたR
FID内の記憶部11に記憶されたデータ構造の一例を
示す図である。
FID内の記憶部11に記憶されたデータ構造の一例を
示す図である。
【図4】図1および図2に示したサーバ4内の記憶部4
2に格納するテーブルのデータ構成を示す図である。
2に格納するテーブルのデータ構成を示す図である。
【図5】図2の概観図に示した販売支援システムにおけ
る店員、POS端末2,6,7およびサーバ4間の全体
的な処理の流れを示すチャートである。
る店員、POS端末2,6,7およびサーバ4間の全体
的な処理の流れを示すチャートである。
【図6】売上処理および売上処理に付随する付随業務処
理の流れの詳細を示すチャートである。
理の流れの詳細を示すチャートである。
【図7】図6の処理の流れにおける販売支援装置5の動
作を説明するフローチャートである。
作を説明するフローチャートである。
【図8】付随業務通知処理の流れの詳細を示したチャー
トである。
トである。
【図9】図8の処理の流れにおける販売支援装置5の動
作を説明するフローチャートである。
作を説明するフローチャートである。
【図10】業務引継ぎ処理の流れの詳細を示すチャート
である。
である。
【図11】図10の処理の流れにおける販売支援装置5
の動作を説明するフローチャートである。
の動作を説明するフローチャートである。
1 名札
2,6,7 POS端末
3 POS外部デバイス
4 サーバ
5 販売支援装置
10 通信部
11 記憶部
20,40 中央処理装置(CPU)
21,41 表示部
22,42 記憶部
23,43 タイマ
25,45 通信部
26,46 入力部
27 POS外部デバイス制御部
28 RFID読取部
30 POS外部デバイス本体
31 センサ
80 店員ID
81,82,83 業務ID
Claims (8)
- 【請求項1】 店員に携帯され、情報を記憶したRFI
Dが内蔵されたIDカードと、金銭登録を行う装置本体
とを有する販売支援装置であって、 前記装置本体は、 RFIDに記憶された情報を読取るRFID読取手段
と、 店員によって処理される業務の少なくとも一部を処理す
る外部装置と、 前記RFID読取手段で読取られた情報を処理して店員
および業務を管理する制御手段とを含んで構成されるこ
とを特徴とするRFIDを用いた店員および業務の管理
のための販売支援装置。 - 【請求項2】 前記販売支援装置は、複数の装置本体を
有し、 各装置本体は、他の装置本体と通信回線を介して接続さ
れていることを特徴とする請求項1記載のRFIDを用
いた店員および業務の管理のための販売支援装置。 - 【請求項3】 前記装置本体は、前記RFID読取手段
および外部装置を含む1または複数の端末装置と、前記
制御手段を含むサーバとから成り、 前記端末装置は、前記サーバと通信回線を介して接続さ
れていることを特徴とする請求項1記載のRFIDを用
いた店員および業務の管理のための販売支援装置。 - 【請求項4】 前記外部装置が商品の売買時に受渡しす
る現金を保管するドロアであり、 前記制御手段は、RFID読取手段で読取られた情報に
基づいてRFIDの通信範囲内での店員の存否を確認す
るとともに、ドロアからドロアの開閉状況の情報を取得
し、該情報と店員の存否の情報とに応じて、ドロアの開
閉を制御し、必要に応じてドロアの開閉状況の情報を他
の装置に通知することを特徴とする請求項2または3記
載のRFIDを用いた店員および業務の管理のための販
売支援装置。 - 【請求項5】 前記RFID読取手段は、前記制御手段
で処理された情報をRFIDに書込むことを特徴とする
請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載のRFIDを
用いた店員および業務の管理のための販売支援装置。 - 【請求項6】 前記装置本体は、店員および業務に関す
る情報を記憶する記憶手段を備え、 前記制御手段は、RFID読取手段で読取られた情報と
記憶手段に記憶された情報とを処理して店員および業務
を管理し、処理した情報を記憶手段に記憶することを特
徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載のR
FIDを用いた店員および業務の管理のための販売支援
装置。 - 【請求項7】 前記装置本体は、情報を表示する表示手
段を備え、 前記制御手段は、前記表示手段に、RFIDおよび記憶
手段の少なくとも一方に記憶された情報を表示すること
を特徴とする請求項6記載のRFIDを用いた店員およ
び業務の管理のための販売支援装置。 - 【請求項8】 前記装置本体は、タイマを備え、 前記制御手段は、前記タイマに基づいて、RFIDまた
は記憶手段に記憶され、予定された未達成業務の情報
を、前記表示手段に表示することを特徴とする請求項7
記載の販売支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224527A JP2003036479A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | Rfidを用いた店員および業務の管理のための販売支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224527A JP2003036479A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | Rfidを用いた店員および業務の管理のための販売支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003036479A true JP2003036479A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19057671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001224527A Pending JP2003036479A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | Rfidを用いた店員および業務の管理のための販売支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003036479A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292934A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Fujitsu Support & Service Kk | 現金取扱い装置における現金収納部取り外し通報装置 |
JP2007020863A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Takeya Co Ltd | スタッフ管理システム |
JP2009145980A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Toshiba Tec Corp | ワークスケジュール管理装置 |
JP2011175606A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Sii Data Service Kk | オーダーエントリーシステム、移動端末装置および移動端末装置の表示方法 |
CN102722944A (zh) * | 2011-12-19 | 2012-10-10 | 北京时代凌宇科技有限公司 | 一种购物结算系统及其方法 |
JP2013242901A (ja) * | 2013-07-22 | 2013-12-05 | Casio Comput Co Ltd | 表示端末、画面処理装置及びプログラム |
CN103729949A (zh) * | 2014-01-17 | 2014-04-16 | 成都理工大学 | 一种新型的便携式移动交易装置 |
-
2001
- 2001-07-25 JP JP2001224527A patent/JP2003036479A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292934A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Fujitsu Support & Service Kk | 現金取扱い装置における現金収納部取り外し通報装置 |
JP4549089B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-09-22 | 株式会社富士通エフサス | 現金取扱い装置における現金収納部取り外し通報装置 |
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JP2009145980A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Toshiba Tec Corp | ワークスケジュール管理装置 |
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