JP4368073B2 - 自走車両の排気システム懸垂取付け装置と該装置を備えた車両 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走車両の排気システム懸垂取付け装置と、そしてこの装置を取り付けられている車両とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自走車両の排気システム懸垂取付け装置は、車両の車体フレームに固定されるのに適している上部剛性部材と、そして第1の軸にほぼ平行に縦方向に延びている排気システムに固定されるのに適している下部剛性部材とが含まれており、これら2つの剛性部材は、エラストマから作られている弾性エラストマ部材によって互いに連結されている。
【0003】
この弾性エラストマ部材は、第1に、第1の軸に直交する第2の軸(Z)に沿った引張り力を支え、上部および下部剛性部材の間の相対的な振動運動を濾過しかつ減衰させるようになっている中央支持アームであって、第1の軸(X)に直交して配置され、かつ上部剛性部材に固定されている上部と、下部剛性部材に固定されている下部との間を、第1の軸、および第2の軸(X,Z)に直交する第3の軸(Y)に対して斜めに延びている中央支持アームと、第2に、支持アームを囲み、支持アームが延びている向きに一致する方向での2つの剛性部材の相対的移動を制限するために2つの剛性部材に連結されている可撓性の制限リングと、を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このタイプの懸垂取付け装置は、特に仏国特許文書FR−A−2 761 730号によって、公知である。それは、機能的観点よりすれば、ほぼ満足できるものであるが、その複雑さのために製造費用がかさむという問題がある。
【0005】
本発明は特に、あらゆる動作要求条件に合致し、そして簡単かつ低コストで製造することができる懸垂取付け装置を提案することによって、従来技術の懸垂取付け装置の欠点を緩和することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的のために、本発明の懸垂取付け装置は、単一の支持アームしか有しておらず、そして上部剛性部材および下部剛性部材は、それぞれ剛性を有する突き出し部を備えており、該突き出し部は、下部剛性部材の、上部剛性部材に向かう、中央支持アームが延びる方向の相対的移動を制限するために、互いに突き当たるように第3の軸(Y)に沿って互いに対面して配置されていることを特徴とする。
【0007】
こうした構成によって、単一の支持アームの存在と、そして簡単な構造の突き当たり部材の存在のために、特に第3の軸に沿った比較的に低い剛性のために、第3の軸に沿った移動を効果的に制限しつつ、低コストで、かつ振動の濾過に優れた特性を示す懸垂取付け装置が得られる。
【0008】
この懸垂取付け装置は、向かい合って取り付けられる対で用いられるとき、特に効果的である。
【0009】
有利な実施態様では、以下の幾つかの配置のうちの1つ以上を用いることができる。即ち、
2つの剛性部材の突き出し部は、第1の軸(X)に沿って測定して2センチメートル(cm)以上の重複幅によって互いに重なり合い、そして第1の軸(X)に沿った1cmの相対的な移動の後においても、重複幅がやはり少なくとも2cmになるように、2つの突き出し部が配置されている。
【0010】
下部剛性部材の突き出し部の第1の軸(X)に沿った幅が、上部剛性部材の突き出し部の第1の軸(X)に沿った幅よりも小さい。
【0011】
上部剛性部材および下部剛性部材の突き出し部は、支持アームおよび制限リングのエラストマと一体になっているエラストマの層で被覆されている。
【0012】
各剛性部材の各突き出し部は、第2の軸(Z)に沿って支持アームが圧縮される向きに一致する方向で、他方の剛性部材の各水平部分と突き当たるようになっている。
【0013】
上部剛性部材の突き出し部は、中央支持アームが延びる方向において支持アームの下部と突き当たるようになっている。
【0014】
可撓性の制限リングは、250Hz(ヘルツ)から350Hzまでの範囲にある周波数の近辺におけるその懸垂取付け装置の動的剛性を減少させるために、その周波数で共振するようになっている。
【0015】
可撓性の制限リングは、その外周面に多数の切り欠きを備えている。
【0016】
本発明のもう一つの態様においては、車体フレームと排気システムとを備え、その排気システムは、上述のように定義された懸垂取付け装置の少なくとも1つにより車体フレームに連結されている車両が提供される。
【0017】
排気システムは、向かい合って取り付けられている少なくとも2つの懸垂取付け装置によって車体フレームに連結され、2つの懸垂取付け装置は、それぞれの可撓性の制限リングが、互いに向かいあって下方に収束している2つの傾斜面に配置されていると有利である。
【0018】
本発明のその他の特徴および利点は、いささかも限定的ではない1つの実施の形態を示す添付の幾つかの図面を参照しながら行われる以下の説明によって、明らかになろう。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照していかに説明するが、各図面において懸垂取付装置の3次元における方向は、3つの相互に直交する軸、即ち垂直方向のZ軸、水平の横断方向のY軸、水平の軸線方向のX軸(即ち、実質的に排気システムの全般的な軸線と同一直線上にある車両の主軸に沿った方向)で示される。
【0020】
図1、2および4において、符号1は車両の車体フレームを示し、そしてそれは特にその側方の部材またはレールによって構成されることができる。符号2はその消音器またはマフラーの近辺における排気システムを示し、そして符号3は、車両の車体フレームに排気システムを連結する懸垂取付け装置を示す。
【0021】
懸垂取付け装置3は、
車両の車体フレーム1への連結のための上部剛性部材4と、
排気システム2への連結のための下部剛性部材5と、そして
2つの剛性部材4および5を互いに連結する弾性エラストマ部材6と、によって構成される。
【0022】
上部剛性部材4は、金属板材料を折り曲げるか、または打ち抜くことによって作られ、そして車両の車体フレーム1にボルト止めするための第1のブラケットから構成される。車両の車体フレームとの連結は、このブラケット(上部剛性部材)4の上部水平延長部4bの1つに形成された開口、スロット、またはこれらと同様なものによって、実施することができ、この開口は、車体フレームとの連結のための第1の締結具を通すために設けられている。
【0023】
このブラケット4は、上部水平延長部4bとそこから下方に延長されている2つの側面突き出し部4aおよび4cを有する。更に、側面突き出し部の1つである4cは、この側面突き出し部に隣接する上部水平延長部4bに対して少なくとも90°以上の角度を成している。
【0024】
側面突き出し部4cは、第2の軸Zおよび第3の軸Yによって規定され、かつ第1の軸Xに直交する平面に対して、ほぼ平行に延びている。側面突き出し部4aは、軸X、Zによって規定され、かつ第3の軸Yに直交する平面に平行な面にある。
【0025】
本発明のもう一つの特徴としては、上部剛性部材4の傾斜している側面突き出し部4cは、その上を成型されたエラストマの層で被覆されており、この層の水平方向の内面(即ち、懸垂取付け装置が車両に取り付けられるとき、排気システム2に面している面)は、空間領域8に近接している。
【0026】
この空間領域8は、下部剛性部材5の突き出し部5aに実質的に面して設けられている。
【0027】
同様に、金属板材料を折り曲げるか、または打ち抜くことによって作られた下部剛性部材5は、車両の排気システム2にボルト止めされるのに適している第2のブラケットから構成される。この第2のブラケットは、ほぼL字形を成しており、そして下側水平延長部5bとその端部から上方に延長されている突き出し部5aとを有する。下側水平延長部5bは、それぞれ第1および第3の軸XおよびYによって規定される水平な平面に大体配置されているが、突き出し部5aは、この平面に直交しており、そして第2の軸Zに沿って垂直に延びている。下側水平延長部5bは排気システムへの連結のための第2の締結具を有する。図1および4に示されているように、それは、ねじ込みピンまたはこれと同様なものにより構成されることができる。
【0028】
エラストマ内の空間領域8の近傍で上部剛性部材4の側面突き出し部4cに面している突き出し部5aは、その端末部にエラストマの弾性パッド9が被せられており、上部および下部剛性部材4および5が、圧縮による軸Zに沿ったその相対的移動の限界に達したとき、このパッド9は水平な空間領域8の中で突き当たることができる。
【0029】
上部剛性部材4と同様な方法で、下部剛性部材5を形成するブラケットも、特に側面突き出し部4cに面している下側水平延長部5bの上面および突き出し部5bの面がエラストマ層で被覆されている。
【0030】
更に、上部剛性部材4は上部10を有し、この上部は、上部剛性部材4の上面4bとほぼ同じ平面に延びており、そしてその上に成型されそして接着されている中央支持アーム6aを有し、このアームはエラストマから作られ、弾性エラストマ部材6の一部を形成している。
【0031】
単一の支持アーム6aは、第1の軸Xに直交して配置され、そして剛性部材4に固定されている上部10と、下部剛性部材5の下側水平延長部5bの上面に接着されている下部との間において、第2の軸Zと第3の軸Yに対して斜めに延びている。
【0032】
より正確には、この支持アーム6aはその上部からその下部まで軸Yに沿った第1の方向に延びている。このアームは排気システムの重量を支え、そして軸YおよびZに沿って比較的に低い剛性を有するので、排気システム2と車両の車体フレーム1との間で振動を減衰させ、そして濾過する。
【0033】
中央のこの支持アーム6aにはまた、制限リング6bが挿入されており、このリングは、上記支持アーム6aと同じ平面にあり、そして一般的には、可撓性で非伸長性の環状コアをエラストマで被覆することによって作られる。
【0034】
この制限リング6bはまた、上部剛性部材4を下部剛性部材5に連結し、そして弾性エラストマ部材6の第2の要素を構成する。
【0035】
この弾性エラストマ部材は、懸垂取付け装置を形成するように、剛性部材に組み込まれる。その形状、特に支持アーム6aおよび制限リング6bが同じ平面にあることと、そして支持アーム6aが1つしかないことを考慮すると、懸垂取付け装置3のエラストマ部分全てを、一体構成品として、一回の成型作業で成型することができる。
【0036】
制限リング6bは、支持アーム6aが延長されている向きに一致する方向における2つの剛性部材間の相対的移動を制限するために、この2つの剛性部材4および5に連結される。
【0037】
この制限リング6bは可撓性であり、そして「ビーター」効果によりほぼ250Hzから350Hzまでの範囲にある周波数の近辺における懸垂取付け装置の動的剛性を減少させるために、その周波数で共振するようになっている。
【0038】
この現象は図5を参照しながら説明されるが、この図では、250Hzから350Hzまでに含まれる周波数fに対して、剛性kは、立上り前に約10ニュートン/ミリメートル(N/mm)だけ低下する。
【0039】
可撓性の制限リング6bの撓(たわ)みを増大させるために、このリングにはその外周面に多数の切り欠きが設けられている。
【0040】
本発明のもう一つの特徴としては、上部および下部剛性部材4および5は、下部剛性部材5が上部剛性部材4に対して軸Yに沿って横方向に片寄るように、取り付けられる。したがって、中央支持アーム6aは、上部剛性部材の側面突き出し部4cに平行な平面にほぼ配置されており、下部剛性部材5の突き出し部5aとの間には間隙が設けられる。この間隙内において、側面突き出し部4cは軸X、YおよびZに沿って移動することができるが、軸YおよびZに沿った振幅は、以下のときに制限される。即ち
1)側面突き出し部4cが軸Zに沿って降下し下部剛性部材5の下側水平延長部5bに達したとき、および/または突き出し部5aが軸Zに沿って上部剛性部材4の突き出し部4cを覆うエラストマ層に達したとき。
2)側面突き出し部4aおよび突き出し部5aが第1の方向に反対の第2の方向において軸Yに沿って互いに突き当たったとき。
3)上部剛性部材4の側面突き出し部4cが軸Yに沿った第1の方向において支持アーム6aの下部に突き当たったとき。(図4を参照しながら、下記により詳細に説明されるように、懸垂取付け装置が反対方向に取り付けられている第2の懸垂取付け装置と共働しているとき、上記方向の移動はまた、第2の懸垂取付け装置の突き出し部5aおよび4cの突き当たりによって制限される。)
2つの剛性部材間の相対的運動の振幅に対して、突き当たりによって生じるこうした制限は、エラストマによって、そして特に被覆層によって、与えられる必要がある最大変形量が規定され、これによって懸垂取付け装置に長い寿命が与えられる。
【0041】
下部剛性部材5が上部剛性部材4に対して横方向に片寄っている、こうした構造では、車両に対して傾斜している平面に制限リング6bを配置することも可能になる。
【0042】
本発明の更にもう一つの特徴によれば、車体フレームに固定される剛性部材(この場合では、上部剛性部材4)は、排気システムと共働する剛性部材に比して、軸Xに沿って、はるかに長くなっている。
【0043】
特に、図2に示されている実施例では、上部剛性部材4の側面突き出し部4cは、(軸Xの方向において)下部剛性部材5の突き出し部5aに比して、はるかに長くなっている。
【0044】
排気システムが軸Xに沿って受ける恐れがある熱膨張量に係わらず、こうした配置によって、2つの剛性部材は、永久に対面している状態を維持することができるので、軸Yに沿った制限が保証される。
【0045】
この目的のために、2つの剛性部材4および5の側面突き出し部4cおよび突き出し部5aは、第1の軸に沿って測定して2cm以上になる、ある重複幅によって互いに重なり合うことができ、そしてこれらの両突き出し部は、第1の軸Xに沿った1cmの相対的移動の後においてさえも、その重複幅が少なくとも2cmになり続けるように、これらの2つの突き出し部は都合よく配置される。
【0046】
図4に示されているように、懸垂取付け装置は、同一の懸垂取付け装置と向かい合わせに取り付けられるように、設計されている。向かい合わせに取り付けられる2つの懸垂取付け装置3における上部剛性部材4は、例えば、車両の車体フレームの右側および左側の部材に取り付けることができ、一方、2つの懸垂取付け装置3における下部剛性部材5は、排気システムに属する剛体部材2aに固定することができるか、または排気システムそのものにしっかりと固定することができ、その剛体部材2aは、特に排気システムの消音器によって構成される場合もある。
【0047】
2つの懸垂取付け装置3の制限リング6bは、下方に向かって収束している平面上に互いに向かい合って配置することができ、一方、2つの懸垂取付け装置の突き出し部5aは、互いに向う向きに配置される。
【0048】
このような向かい合った取付けによって、懸垂取付け装置の一方の側面突き出し部4cおよび突き出し部5aは、互いに突き当たることによって共働して軸Yに沿った第1の方向における排気システムの移動を制限し、一方、懸垂取付け装置の他方の側面突き出し部4cおよび突き出し部5aは、互いに突き当たることによって共働して軸Yに沿った反対の方向における排気システムの移動を制限する。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、こうした構成によって、単一の支持アームの存在と、そして簡単な設計による突き当たり部材の存在から、特に第3の軸に沿った比較的に低い剛性のために、第3の軸に沿った移動を効果的に制限しつつ、低コストで、かつ振動の濾過に優れた特性を示す懸垂取付け装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の懸垂取付け装置の正面図である。
【図2】図1の懸垂取付け装置の平面図である。
【図3】図1および図2の懸垂取付け装置の斜視図である。
【図4】対向する位置に装着された2個の懸垂取付け装置によって車両に搭載された排気システムを示す正面図である。
【図5】図1から図3に示される懸垂取付け装置の垂直方向の動的剛性と周波数との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 車体フレーム
2 排気システム
2a 剛体部材
3 懸垂取付け装置
4 上部剛性部材
4a、4c 側面突き出し部
4b 上側水平延長部
5 下部剛性部材
5a 突き出し部
5b 下側水平延長部
6 弾性エラストマ部材
6a 中央支持アーム
6b 制限リング
7 内側面
8 空間領域
9 弾性パッド
10 上部
11 切り欠き
Claims (10)
- 自走車両の排気システム(2)のための懸垂取付け装置(3)であって、車両の車体フレーム(1)に固定されるのに適している上部剛性部材(4)と、第1の軸(X)にほぼ平行に縦方向に延びている、前記排気システムに固定されるのに適している下部剛性部材(5)とを有し、前記2つの剛性部材(4、5)は、エラストマから作られている弾性エラストマユニット(6)によって互いに連結されており、
該弾性エラストマユニット(6)は、
第1に、前記第1の軸(X)に直交する第2の軸(Z)に沿った引張り力を支え、前記上部および下部剛性部材(4、5)の間の相対的な振動運動を濾過しかつ減衰させるようになっている中央支持アーム(6a)であって、前記第1の軸(X)に直交して配置され、かつ前記上部剛性部材(4)に固定されている上部(10)と前記下部剛性部材(5)に固定されている下部との間を、前記第2の軸(Z)、および前記第1および第2の軸に直交する第3の軸(Y)に対して斜めに延びている中央支持アーム(6a)と、
第2に、前記支持アーム(6a)を囲み、かつ前記支持アーム(6a)が延びている向きに一致する方向での前記2つの剛性部材(4、5)の相対的移動を制限するために前記2つの剛性部材(4、5)に連結されている可撓性の制限リング(6b)と、
を有する、自走車両の排気システム(2)のための懸垂取付け装置(3)において、
該懸垂取付け装置(3)は単一の支持アーム(6a)しか有しておらず、そして前記上部および下部剛性部材(4、5)は、それぞれ剛性を有する突き出し部(4c、5a)を備えており、該突き出し部(4c、5a)は、前記下部剛性部材(5)の、前記上部剛性部材(4)に向かう、前記中央支持アーム(6a)が延びる方向の相対的移動を制限するために、互いに突き当たるように前記第3の軸(Y)に沿って互いに対面して配置されている、ことを特徴とする自走車両の排気システム懸垂取付け装置。 - 前記2つの剛性部材(4、5)の前記突き出し部(4c、5a)は、前記第1の軸(X)に沿って測定して2センチメートル(cm)以上の重複幅にわたって互いに重なり合い、そして前記第1の軸(X)に沿った1cmの相対的な移動の後においても、前記重複幅がやはり少なくとも2cmになるように、前記突き出し部(4c、5a)が配置されている、請求項1に記載の懸垂取付け装置。
- 前記下部剛性部材(5)の突き出し部(5a)の前記第1の軸(X)に沿った幅が、前記上部剛性部材(4)の突き出し部(4c)の前記第1の軸(X)に沿った幅よりも小さい、請求項1または2に記載の懸垂取付け装置。
- 前記上部および下部剛性部材(4、5)の前記突き出し部(4c、5a)は、前記支持アーム(6a)および前記制限リング(6b)のエラストマと一体になっているエラストマの層で被覆されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の懸垂取付け装置。
- 各前記剛性部材(4、5)の各突き出し部(4c、5a)は、前記第2の軸(Z)に沿って前記支持アーム(6a)が圧縮される向きに一致する方向に、他方の剛性部材の各水平部分(4b、5b)と突き当たるようになっている、請求項1から4のいずれか1項に記載の懸垂取付け装置。
- 前記上部剛性部材(4)の突き出し部(4c)は前記中央支持アーム(6a)が延びる方向において前記支持アーム(6a)の下部と突き当たるようになっている、請求項1から5のいずれか1項に記載の懸垂取付け装置。
- 前記可撓性の制限リング(6b)は、250Hz(ヘルツ)から350Hzまでの範囲にある周波数の近辺における該懸垂取付け装置(3)の動的剛性を減少させるために、前記周波数で共振するようになっている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の懸垂取付け装置。
- 前記可撓性の制限リング(6b)は、その外周面に多数の切り欠き(11)を備えている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の懸垂取付け装置。
- 車体フレーム(1)と排気システム(2)とを備え、該排気システム(2)は、請求項1から8のいずれか1項に記載の懸垂取付け装置の少なくとも1つにより前記車体フレーム(1)に連結されている、車両。
- 前記排気システム(2)は、向かい合って取り付けられている少なくとも2つの懸垂取付け装置(3)によって前記車体フレーム(1)に連結され、前記2つの懸垂取付け装置は、それぞれの前記可撓性の制限リング(6b)が、互いに向かいあって下方に収束している2つの傾斜面に配置されている、請求項9に記載の車両。
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