JP4367950B2 - ワークの組立方法及びワークの組立装置 - Google Patents

ワークの組立方法及びワークの組立装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4367950B2
JP4367950B2 JP2005303366A JP2005303366A JP4367950B2 JP 4367950 B2 JP4367950 B2 JP 4367950B2 JP 2005303366 A JP2005303366 A JP 2005303366A JP 2005303366 A JP2005303366 A JP 2005303366A JP 4367950 B2 JP4367950 B2 JP 4367950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
reaction force
screw
pressing
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005303366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007111794A (ja
Inventor
成志 礒谷
健一 大野
義人 大竹
陵 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005303366A priority Critical patent/JP4367950B2/ja
Priority to US11/581,571 priority patent/US8122578B2/en
Priority to DE102006049176A priority patent/DE102006049176A1/de
Priority to CN200610135726A priority patent/CN100586642C/zh
Publication of JP2007111794A publication Critical patent/JP2007111794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4367950B2 publication Critical patent/JP4367950B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D65/00Designing, manufacturing, e.g. assembling, facilitating disassembly, or structurally modifying motor vehicles or trailers, not otherwise provided for
    • B62D65/02Joining sub-units or components to, or positioning sub-units or components with respect to, body shell or other sub-units or components
    • B62D65/06Joining sub-units or components to, or positioning sub-units or components with respect to, body shell or other sub-units or components the sub-units or components being doors, windows, openable roofs, lids, bonnets, or weather strips or seals therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49764Method of mechanical manufacture with testing or indicating
    • Y10T29/49771Quantitative measuring or gauging
    • Y10T29/49776Pressure, force, or weight determining

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

本発明は、第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するワークの組立技術に関する。
従来、第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するワークの組立装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平4−210346号公報(図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図22は従来の技術の基本構成を説明する図であり、第1の部材である自動車のドア201は、オーバヘッドコンベヤ202によってワーク積み部203に送られ、このワーク積み部203で、ハンガ205ごと自走キャリア204に移載される。
そして、移載されたドア201を保持する自走キャリア204は、順次組立ゾーン206〜208を移動し、組立ゾーン206〜208に配置された作業者210が、第2の部材及びその他複数の部品を、順次、ドア201に組付ける。
なお、ドア201に組立てられる第2の部材及びその他複数の部品は、ドア201が自走キャリア204に移載される前に、部品配膳ゾーン211において、自走キャリア204に積載される。
ところで、ドア201に第2の部品をクリップ及びボルトで固定する場合がある。ボルトはナットランナでトルクを検知させれば、締付け状態を管理することが可能である。
一方、クリップは、穴に押込み、この穴を通過して自由になった先端部が広がって、穴の縁に掛合する部品であるため、穴に良好に装着できたか否かを検出することが難しく、従来は、作業員の目視確認に頼っていた。
目視確認の分だけ、作業時間が延びるとともに、作業員が見落す虞もあるという問題がある。
本発明は、第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するに当たり、クリップの装着確認を自動化することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するワークの組立方法において、このワークの組立方法は、第1の部材にクリップの基部を取付けた状態で第2の部材に臨ませる準備工程と、第2の部材に第1部材を押圧することで、第2の部材に備えるクリップ穴にクリップを嵌合するクリップ嵌合工程と、ねじで第2の部材に第1の部材を連結するねじ締付け工程とからなり、クリップ嵌合工程では、第2の部材に第1部材を押圧するときの押圧反力を検出し、1回目に検出される押圧反力の第1のピーク値(f1)とこの第1のピーク値(f1)が検出された直後に検出される押圧反力の第1の底値(f2)との差(f1−f2)と、2回目に検出される押圧反力の第2のピーク値(f3)とこの第2のピーク値(f3)が検出された直後に検出される押圧反力の第2の底値(f4)との差(f3−f4)と、を和した累積値((f1−f2)+(f3−f4))が第1の所定値を超え第2の所定値未満である場合に、クリップが正しく嵌合されたと判定することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するワークの組立装置において、このワークの組立装置は、第1の部材へ第2の部材を移動させる部材移動手段と、この部材移動手段に備え、第1の部材に第2の部材を合わせるときに発生する押圧反力を検出する反力検出手段と、この反力検出手段で検出した反力を読込み、1回目に検出される押圧反力の第1のピーク値(f1)とこの第1のピーク値(f1)が検出された直後に検出される押圧反力の第1の底値(f2)との差(f1−f2)と、2回目に検出される押圧反力の第2のピーク値(f3)とこの第2のピーク値(f3)が検出された直後に検出される押圧反力の第2の底値(f4)との差(f3−f4)と、を和した累積値((f1−f2)+(f3−f4))が第1の所定値を超え第2の所定値未満である場合に、クリップが正しく嵌合されたと判定するクリップ嵌合判定手段と、このクリップ嵌合判定手段で合格の情報を得たときにねじを締付けるねじ締付け手段と、からなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、クリップ嵌合工程では、第2の部材に第1部材を押圧するときの押圧反力を検出し、この押圧反力低下の累積値が第1の所定値を超え第2の所定値未満である場合に、クリップが正しく嵌合されたと判定する。
すなわち、第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するに当たり、クリップの装着確認を自動化することができ、作業員の負担を軽減することができると共に、装着確認の信頼性を一層高めることができる。
さらには、押圧反力は安価な圧力センサで検出することができ、押圧力の変化は安価な制御部で判定することができるため、本発明は安価な費用で実施することができる。
請求項2に係る発明では、ワークの組立装置は、反力検出手段で検出した反力を読込んで1回目に検出される押圧反力の第1のピーク値(f1)とこの第1のピーク値(f1)が検出された直後に検出される押圧反力の第1の底値(f2)との差(f1−f2)と、2回目に検出される押圧反力の第2のピーク値(f3)とこの第2のピーク値(f3)が検出された直後に検出される押圧反力の第2の底値(f4)との差(f3−f4)と、を和した累積値((f1−f2)+(f3−f4))が第1の所定値を超え第2の所定値未満である場合に、クリップが正しく嵌合されたと判定するクリップ嵌合判定手段を備えるので、ワークの組立確認を作業者の目視で行う必要はない。
さらには、反力検出手段は安価な圧力センサを充てることができ、クリップ嵌合判定手段は安価な制御部を充てることができるため、本発明は安価な装置で実施することができる。
すなわち、ワークの組立装置は、部材移動手段と、この部材移動手段に備える反力検出手段と、クリップ嵌合判定手段で合格したときにねじを締付けるねじ締付け手段とを備えるため、第1の部材と第2の部材との組立を全自動で行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るワークの組立工程を説明する平面図であり、ワークの組立工程10は、コンベヤ11上に設けた工程であり、コンベヤ11上に複数の支持治具12・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を備える。そして、この支持治具12・・・にワーク14・・・を載せる。
ここで、1つのワーク14は、組立ワークである第1の部材15と被組立ワークである第2の部材17とからなる。
ワークの組立工程10は、第2の部材17に第1の部材15を臨ませる準備工程21と、第2の部材17に第1の部材15を押圧する押圧工程22と、第2の部材17に第1の部材15を連結するねじ締付け工程23とからなる。
ワークの組立装置30は、押圧工程22及びねじ締付け工程23で共通に利用するものであるため、押圧工程22とねじ締付け工程23とを同一の工程に設けることができる。そして、この工程にワーク14の1つである第2の部材17を搭載した支持治具12を位置決めし、ワークの組立装置30を利用して、第1の部材15を第2の部材17に組立てる。具体的には、ワーク14を押圧して所定位置に嵌合させ、ねじの締付けを行う。
31はワークの組立装置30の周囲を囲う安全柵、32はワークの組立装置30をワークの組立工程10に対して前後又は平行に移動可能にするレール、33a、33bはワークの組立装置10への作業者の出入口である。
床面上にはワークの組立工程10に直角及び平行にレール32を設け、このレール32上に多関節ロボット36L、36Rを移動可能に配置する。
図2は本発明に係るワークを示す斜視図であり、本実施例において、ワークを構成する第1の部材15はドアトリム16であり、第2の部材17はドアパネル18である。
ドアパネル18にドアトリム16(又は、ライニング部材16)の位置を合わせ、ドアトリム16の表面を押圧して、ドアトリム16にあらかじめ取付けた複数のクリップ37・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)をドアパネル18に開けた穴38・・・に嵌合させ、その後、ねじ84を締付けることによりドアパネル18とドアトリム16とを組立てる。
具体的には、クリップ結合部41・・・とねじ結合部42とを有するドアトリム16を、クリップ穴38・・・とねじ穴39とを有するドアパネル18に取付ける。
以下、第2の部材17であるドアパネル18に第1の部材15であるドアトリム16を押圧する工程において、ドアトリム16に取付けたクリップ37・・・をドアパネル18に開けた穴38・・・に嵌合させることから、押圧工程22をクリップ嵌合工程24と云う。
図1に戻り、準備工程21において、支持治具12を載せたドアパネル18のその内側の面18bにドアトリム16を被せ、ドアパネル18にドアトリム16をセットする。なお、ドアトリム16のセットは、作業者Pが行う。
図3は本発明に係るワークの組立装置を説明する斜視図であり、ワークの組立装置30は、ロボットの基部となるロボット基板44を設け、このロボット基板44の上に2台の多関節ロボット36L、36Rを並べて配置するものである。
左の多関節ロボット36Lは、ロボットアーム51Lを備え、このロボットアーム51Lの先端部に押圧パッド54Lを備える。
右の多関節ロボット36Rは、ロボットアーム51Rを備え、このロボットアーム51Rの先端部に押圧パッド54Rを備える。
以下、各ロボットアーム51L、51Rの先端部に備える押圧パッド54L、54R、ねじ締付け治具50及びねじ締付け駆動部115の構造について説明する。
図4は本発明に係るねじ締付用治具などを装着した治具ベースの側面図であり、ロボットアーム51Lの先端部に治具ベース52Lを取付け、この治具ベース52Lにねじ締付け治具50A〜50C(手前側の50A、50Bのみ示す。)を装着すると共にステー部材53Lを介して押圧パッド54Lを装着する。
ねじ締付け治具50A〜50Cは、その先端にねじを吸着保持し、そのままの状態でねじをワークへ移動してワークの締付け位置に臨ませるものである。
また、押圧パッド54Lは、ワークにねじを締付ける前において、所定の力で組立ワークであるドアトリム(図3の符号16)を押圧し、被組立ワークであるドアパネル(図3の符号18)の所定位置にドアトリムを組付けるものである。
すなわち、押圧パッド54Lによって、第1の部材15(ドアトリム16)を第2の部材17(ドアパネル18)に移動させる。
加えて、押圧パッド54Lに備え、ドアトリム16をドアパネル18に合わせるときに発生する押圧反力を検出する図示せぬ反力検出手段を設ける。
図5は図4の5矢視図であり、ロボットアーム51Lの先端部から図左方、上方及び下方に十字状の治具ベース52Lを延ばし、この治具ベース52Lの左端52m、上端52t、及び下端52bに3つのねじ締付け治具50A〜50Cを取付ける。ねじ締付け治具50A〜50Cの仕様は同一の仕様とした。また、治具ベース52Lの右端52rにステー部材53Lを介して押圧パッド54Lを取付ける。
55Lはワーク位置を認識するためのCCDカメラユニットである。
図6は本発明に係るねじ締付用治具の側面図である。
ねじ締付け治具50は、治具ベース52Lに備え、この治具ベース52Lにねじ締付け治具50を保持するホルダ部材61と、このホルダ部材61を貫通して上下に延ばし、締付力を伝達する回転筒62と、この回転筒62の上端部に設け図示せぬ駆動手段から締付け力を受ける凹チャック部63と、同じく、回転筒62の下方から回転筒62に挿通し回転筒62の軸方向に前進、後退、及び旋回可能に設ける回転軸64と、この回転軸64に連結部材65を介して図下方に延ばしたドライバービット66と、このドライバービット66の周囲に被せる筒部材71と、この筒部材71に連通しねじを吸着する真空引き管67を含むねじ吸着・保持機構70とを主要な構成要素とする。
すなわち、ロボットアーム51に取付ける治具ベース52Lに軸方向移動可能に回転筒62を設け、この回転筒62に軸方向移動可能に回転軸64を設け、この回転軸64に軸方向移動可能に棒状のドライバービット66を取付け、このドライバービット66に軸方向移動可能に筒部材71を取付け、この筒部材71に真空引き管67を接続した。
図7は本発明に係るねじ締付用治具の要部断面図である。
ねじ締付け治具50は、治具ベース52Lの下方からホルダ部材61をボルト73、73を介して取付け、このホルダ部材61に下方から回転筒62を嵌入し、この回転筒62の内側に下方から第2ばね部材75を嵌め、同じく、下方から半径方向の動きを規制する中心軸76を第2ばね部材75に通して嵌め、この中心軸76の下端部に設けたおねじ部77に回転軸64のめねじ部78をねじ込み、中心軸76と回転軸64とを一体化させると共に、回転筒62に回転軸64を嵌入する。
このとき、回転筒62の側面には螺旋溝81を形成し、この螺旋溝81に嵌合すると共に回転軸64にピン82を設けることで、回転筒62に対して回転軸64が後退するときに、回転軸64が旋回するように、回転筒62と回転軸64との間に回転軸旋回機構80を設ける。
以下、ねじ締付け治具50の主要な機構である回転軸旋回機構80と、ねじ吸着・保持機構70と、回転筒の回転・送り機構110とについて詳しく説明する。
最初に、回転軸旋回機構80について説明する。
回転軸旋回機構80は、ねじ84の頭84tに備える締付け溝84mにドライバービット66の先端部66tを嵌合させる役割を担う。そして、ねじの頭84tにドライバービットの先端部66tを当て、回転軸64に上方向きの力が加わるとき、回転軸64は、螺旋溝81に沿って後方に移動しつつ旋回するように構成する。
なお、回転軸64は、第2ばね部材75により上方から付勢されている部材のため、ねじの頭84tからドライバービット66が離れ、上方向きの力がなくなると、回転軸64はもとの位置に戻ろうとする。
すなわち、回転軸旋回機構80は、回転筒62に設けた螺旋溝81と、回転軸64に設けると共に螺旋溝81に嵌合するピン82とからなり、この回転軸旋回機構80を回転筒62と回転軸64との間に設け、回転筒62に対して回転軸64が相対的に後退する動作により、回転筒62に対して回転軸64を回転させる。
回転軸旋回機構80は、回転筒62に設けた螺旋溝81と、回転軸64に設けると共に螺旋溝81に嵌合するピン82とからなる簡便な構造であるため、ねじ締付け治具50の製造コストを抑えることができるという利点がある。
次に、ねじ吸着・保持機構70について説明する。
ねじ吸着・保持機構70は、ドライバービット66の上部に締結部材91、91を介して固定する筒ホルダ92と、この筒ホルダ92に保持される筒ボデイ部材93と、この筒ボデイ部材93に内蔵すると共にボデイ部材93の内部を軸方向に摺動可能に設けスライダー94と、このスライダー94に付勢する第1ばね部材95と、第1ばね部材95に付勢され筒ホルダ92に対してドライバービット66の軸方向に進退自在に設けるスライダー94と、このスライダー94に一体的に取付けその先端部でねじの頭84tを吸着する筒部材71と、この筒部材71の内部に連通させると共に、筒ボデイ部材93の側部に設ける真空引き管67とからなる。
真空引き管67は、配管96を通じて図示せぬ真空ポンプなどに連結される。
筒部材71の先端部71tは、ドライバービット66の先端部66tに対して軸方向に進退自在に設け、ドライバービット66は、治具ベース52に対して旋回及び進退自在に設ける。
最後に、回転筒の回転・送り機構110について説明する。
図6に戻って、回転筒62の回転・送り機構110は、ドライバービット66を所定の締付けトルクで回転させると共に図下向きに所定の力を加え、治具ベース52に対して回転筒62を下方に移動させるという役割を担う。
ホルダ部材61に回転筒62を貫通させ、ホルダ部材61に対して回転筒62をその軸方向に移動可能に設け、この回転筒62に治具ベース52Lの上方から第3ばね部材111を嵌めた後、回転筒62に次図で説明するねじ締付け駆動部と連結する凹チャック部63を取付ける。62aは回転筒62に備える鍔部であり、この鍔部62aがその上方に設けたホルダ部材61に当たることで回転筒62が一定以上上方に移動することを規制することができる。
第3ばね部材111を、凹チャック部63と治具ベース52Lとの間に設けることで、凹チャック部63に軸方向下方に力を加えると、回転筒62は第3ばね部材111の力に抗して下方に移動することができる。併せて、凹チャック部63を回転するトルクを加えることで、回転筒62を回転させることができる。
図7に戻って、ねじ締付治具50は、治具ベース52Lに取付けるホルダ部材61と、このホルダ部材61に嵌入すると共にその周囲に螺旋溝81を有する回転筒62と、この回転筒62に嵌入すると共にピン82を有する回転軸64と、この回転軸64に付勢する第2ばね部材75とを備える。そして、筒ホルダ92に対してスライダー94が移動することで、筒部材71が進退動すると共に、螺旋溝81に沿ってピン82が移動することで、ホルダ部材61に対して筒部材71の先端部71tが進退動及びドライバービット66と共に回動するようにしたものである。
図8は本発明に係るねじ締付駆動部などを備える治具ベースの側面図であり、ロボットアーム51Rの先端部に治具ベース52Rを取付け、この治具ベース52Rにねじ締付駆動手段114を含むねじ締付駆動部115を装着すると共に治具ベース52Rに部材移動手段45としての押圧パッド54Rを装着する。
ねじ締付駆動部115は、ねじ締付駆動手段114を備え、このねじ締付駆動手段114でねじ締付治具(図7の符号50)に備えるドライバービットに所定のトルク及び所定の力を付与するものである。
また、ねじ締付駆動部115は、シリンダユニット117とスプリング118とを備え、このねじ締付駆動部115でワークに臨ませたねじを前方に送り、このねじを締付けるという役割を有する。
押圧パッド54Rは、ワークにねじを締付ける前において、所定の力で組立ワークであるドアトリム(図3の符号16)に力を加えて、被組立ワークであるドアパネル(図3の符号18)の所定位置にドアトリムを組付けるというものである。
すなわち、押圧パッド54Rによって、第1の部材15(ドアトリム16)を第2の部材17(ドアパネル18)に移動させる。
加えて、押圧パッド54Rに備え、ドアトリム16をドアパネル18に合わせるときに発生する押圧反力を検出する図示せぬ反力検出手段を設ける。
図9は図8の9矢視図であり、ロボットアーム51Rの先端部から治具ベース52Rを延ばし、この治具ベース52Rの左端52mにねじ締付駆動手段114を取付ける。また、治具ベース52Rの右端52rに押圧パッド54Rを取付ける。55Rはワーク位置を認識するためのCCDカメラユニットである。
図10は図3の10部拡大図であり、左の多関節ロボット36Lは、ワークの周囲を自在に移動するロボットアーム51Lと、押圧パッド54Lを備えワークを押圧するワーク押圧手段57と、このワーク押圧手段57に備えワーク押圧手段57に加わる反力を検出する図示せぬ反力検出手段と、ねじ締付け手段49の一方となるねじ締付け治具50とから構成する。
また、右の多関節ロボット36Rは、ワークの周囲を自在に移動するロボットアーム51Rと、押圧パッド54Rを備えワークを押圧するワーク押圧手段57と、このワーク押圧手段57に備えワーク押圧手段57に加わる反力を検出する図示せぬ反力検出手段とを備える。また、ロボットアーム51Rの先端部には、ねじ締付け駆動部(図8の符号115)を備える。
ねじ締付け手段49は、左のロボットアーム51Lの先端部に備えるねじ締付け治具50と、右のロボットアーム51Rの先端部に備えるねじ締付け駆動部115とからなり、2つのロボットアーム51L、51Rに分割して設ける。
図11は本発明に係るワークの組立装置のブロック図であり、ワークの組立装置30は、ワークの周囲を自在に移動可能にする移動手段131L、131Rであるロボット36L、36Rを備え、これらのロボット36L、36Rに、組立ワークを被組立ワークに押圧するためのワーク押圧手段57L、57Rを備え、このワーク押圧手段57L、57Rに加わる反力を検出する反力検出手段132L、132Rを備え、この反力検出手段132L、132Rの検出反力によりクリップ結合部(図2の符号41)の正常又は異常を判定するクリップ嵌合判定手段135L、135Rを備え、このクリップ嵌合判定手段135L、135Rでクリップ結合部41の結合状態が正常なねじ結合部(図2の符号42)にねじ(図2の符号84)を締め付けるねじ締付け手段49を備える。
図12は第1の部材側に備えるクリップが第2の部材に嵌合することを説明する作用図であり、ドアトリム16の所定箇所又はクリップ37の一部を押圧パッド54で矢印y方向に押圧することを示す。
(a)は、準備工程(図1の符号21)におけるクリップ37を示すものであり、ドアトリム16にクリップ37の基部141を取付けた状態でドアパネル18に臨ませる。
(b)及び(c)は、クリップ嵌合工程(図1の符号24)におけるクリップ37を示すものであり、ドアトリム16側に備えるクリップ37を、押圧パッド54で矢印yの方向に押圧することで、ドアパネル18に備えるクリップ穴38にクリップ37を嵌合する。
(b)において、クリップ37は、その先端部37aをとがらせると共に、この先端部37aから後方に徐々に太く形成した胴部143を設け、その後部37bにクリップ穴38と嵌合する嵌合部144を設ける。胴部143は半径方向に弾性変形可能に形成する。従って、押圧パッド54による押圧力によって、クリップ37の胴部143は、クリップ挿入時に、挿入方向に対し略直角な向きに伸縮可能にする。
(c)において、クリップ37の後部37bに、クリップ穴38とクリップ37とが嵌合する嵌合部144を設ける。なお、この嵌合部144の太さは、通常、胴部143の最大の太さよりも小さい。
押圧パッド54で、矢印yの方向に第1の部材15をさらに押圧すると、嵌合部144が第2の部材17が有するクリップ穴38に達することで、嵌合が終了する。
クリップ穴38に嵌合部144が嵌合した瞬間に、嵌合部144の太さは、胴部143の最大の太さよりも小さい。このため、嵌合した瞬間に、縮んでいた胴部143が開放され元の位置である矢印zの方向に戻り、嵌合が終了する。
図13はクリップがクリップ穴に嵌合する場合における押圧反力の時間的推移を説明する作用説明図であり、クリップの数が1つのときの押圧反力の特性を示す。
曲線Gは、クリップ(図12の符号37)がクリップ穴(図12の符号38)に正常に嵌合するときの押圧反力の特性を示す曲線であり、曲線Nは、クリップ(図12の符号37)がドアトリム(図12の符号16)に取付けられていないときの押圧反力の特性を示す曲線である。
曲線Gについて、時間t0で押圧パッドは、ドアトリム16に当り押圧を始め、その反力として反力検出手段により押圧反力を受け、時間t1で押圧反力の第1ピーク値であるf1となり、時間t2で押圧反力は低下しf2となり、時間t3で押圧反力の第2のピーク値であるf3となり、時間t4で押圧反力は低下しf4となり、最終的に定常値であるf5となる。なおt0〜t4までの時間は、300ms前後である。
時間t1からt2の間に起きる反力の低下値(f1−f2)と、時間t3からt4の間に起きる反力の低下値(f3−f4)は、各々、クリップ37の嵌合部144がクリップ穴38に到達したときに発生する値であり、反力が低下する理由は、押圧により、挿入部本体がクリップ穴に入ると共に嵌合部144がクリップ穴38に到達し、嵌合した瞬間に胴部142が解放されるためである。このとき、押圧反力低下の累積値Xmは((f1−f2)+(f3−f4))となる。
曲線Nについて、クリップ37が、ドアトリム16に取付けられていないとき、一貫して押圧反力は上昇し、時間の経過と共に定常値f5に達する。このとき、押圧反力の低下はゼロであり、押圧反力低下の累積値はゼロである。
図14はクリップが第2の部材に正常に嵌合しなかった場合における押圧反力の時間的推移を説明する作用説明図である。
(a)において、クリップ(図12の符号37)がクリップ穴(図12の符号38)にずれて入るときの押圧反力の特性を示す。
図のa1領域における反力の低下は、クリップ穴にクリップが挿入を開始した直後に胴部(図12の符号143)がクリップ穴に片当たりした後、胴部が解放されることによるものである。この反力の低下に加えて、前図に示したように、クリップが嵌合部に嵌合するときの反力が加わるため、正常に嵌合したときの押圧反力低下の累積値Xmに比較すると、押圧反力低下の累積値Xaは高くなる。従って、Xm<Xaとなる。
(b)において、クリップ(図12の符号37)がクリップ穴(図12の符号38)にずれて入りきらなかったときの押圧反力の特性を示す。
図のb1領域における反力の低下は、クリップ穴にクリップが挿入を開始した直後に胴部143がクリップ穴に片当たりした後、胴部143が解放されることによるものである。また、b2領域において、押圧反力の低下がみられないのは、クリップの嵌合部(図12の符号144)がクリップ穴38に到達していないためである。このため、正常な嵌合に比較して押圧反力低下の累積値Xbは低くなり、Xb<Xmとなる。
以上、クリップのセット位置不良による押圧反力低下の累積値が変わることを説明したが、クリップ自体の不良、仕様違いやクリップ穴の位置ずれ、大きさの違いなどによっても、押圧反力低下の累積値は大きく変動する。
従って、これらの要因を考慮に入れ、押圧時における押圧反力低下の累積値Xを把握し、この累積値Xの値により、クリップが正しく嵌合されたか否か(以下、嵌合の正否とも云う。)を判定することが可能となる。
具体的には、押圧反力低下の累積値Xの許容範囲を、例えば、Xmin<X<Xmax
に設定することで、嵌合の正否を判定することができる。すなわち、XがXminよりも小さい値のときには、クリップは正しく嵌合さていないと判断し、XがXmaxよりも大きい値のときには、クリップは正しく嵌合されていないと判断する。
Xmin及びXmaxは、実験及び経験により設定することができる値である。
図において、クリップの数が1つのときの押圧反力の時間的推移を説明したが、実施例において、クリップの数は8つである。
そこで、クリップの数及び押圧パッドにより押圧する位置について具体的に説明する。
図2に戻って、146a〜146dは、ドアパネル18へのドアトリム16の組立の際に、左右の押圧パッド54L、54Rがドアトリム16を押圧する位置である。
本実施例において、1つの押圧パッドが1回の押圧あたり担当するクリップの数は2つであり、各押圧パッドの2回の押圧動作において、押圧反力を検出する
クリップの数が1つのとき多関節ロボットの先端に取付けた押圧パッドでクリップの近傍を押圧する場合と同様な考え方で左右同時に押圧し、1回の押圧あたり担当するクリップの数が2つの場合についても、クリップの嵌合の正否を判定することができる。
クリップの数が2つの場合において、反力検出手段132により反力の特性を把握し、この反力の特性をもとに、Xmin、Xmaxを設定し、これらの値をクリップの嵌合の判定を行うクリップ判定手段135L、135Rにもたせる。
すなわち、クリップ嵌合工程24において、第2の部材17に第1の部材15を押圧するときの押圧反力を検出し、この押圧反力の変化に基づいて、クリップ37が正しく嵌合されたか否かを判定する。
図10に戻って、クリップ嵌合工程24において、左右2つの多関節ロボット36L、36Rの先端部に設けた押圧パッド54L、54Rで第1の部材15であるドアトリム16を押圧するときの押圧反力を検出し、この押圧反力の変化に基づいて、クリップ(図2の符号37)が正しく嵌合されたか否かを判定するようにしたので、第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するに当たり、クリップの装着確認を自動化することができ、作業員の負担を軽減することができると共に、装着確認の信頼性を高めることができる。
さらには、押圧反力は安価な圧力センサで検出することができ、押圧力の変化は安価な制御部で判定することができるため、本発明は安価な費用で実施することができる。
クリップ(図2の符号37)が正しく嵌合されたと判定したときは、ねじの締付けを行う。そこで、以下に、ねじ締付け手段の作用を述べる。
ねじ締付け工程23において、クリップ嵌合判定手段で合格したときに、ねじ84で第2の部材17に第1の部材15を連結するねじ84を締付ける。
図15はねじの頭に筒部材の先端部を当てることを説明する作用図であり、ねじ締付け治具50に備えるねじ吸着・保持機構70により、ねじ置き部171に備えるねじを吸着保持することを説明する。
(a)において、ロボットアーム51の先端部に取付けたねじ締付け治具50を、ねじ置き部171に配置するねじ84に臨ませる。具体的には、筒部材71の先端部71tをねじの頭84tに近づける。
(b)において、ねじ締付け治具50を(a)の位置よりも、さらに矢印S方向に移動させ、ねじ84に近づけ、筒部材71の先端部71tをねじの頭84tに当てる。
(c)は(b)部の拡大断面図であり、筒部材71の先端部71tは、ねじの頭84tに接触しているが、ドライバービット66の先端部66tは、ねじの頭84tに接触していないことを示す。
(d)において、ねじ締付け治具50を(b)の位置よりもさらに矢印S方向に移動させ、ねじ締付け治具50をねじ84に近づけて、ドライバービット66の先端部66tを、ねじの頭84tに接触させる。
(e)は(d)部の拡大断面図であり、ドライバービット66の先端部66tが、ねじの頭84tに接触していることを示す。
図16はねじの頭にドライバービットを噛合わせることを説明する作用図であり、回転軸旋回機構80により、ねじの頭84tに形成した締付け溝84mにドライバービット66を噛合わせる。
(a)において、ドライバービット66の先端部66tが、ねじの頭84tに接触している状態であるが、ドライバービット66の先端部66tには反力は加わっていないため、回転軸64は旋回しない。
(b)において、ドライバービット66の先端部66tが、ねじの頭84tに接触している状態で、ねじ締付け治具50を、さらに矢印S方向に変位yだけ移動させて、ねじ締付け治具50をねじ84に近づけると、回転軸64は、回転筒62に対して後退すると共に、回転筒62に設けた螺旋溝81に沿って回転軸64が旋回し、この回転軸64の旋回と共にドライバービット66が旋回する。
ドライバービット66が旋回することで、ねじの締付け溝84mにドライバービット66の先端部66tを噛み合わせることができる。
このように、ねじ締付け治具50は、回転筒62に対して回転軸64が相対的に後退する動作により、回転筒62に対して回転軸64を回転させる回転軸旋回機構80を、回転筒62と回転軸64との間に設けるので、回転筒62を含む治具ベース52を軸方向に前進させ、回転軸64と一体であるドライバービット66の先端部66tをねじの締付け溝84mに当て、治具ベース52を軸方向にさらに前進させ、ドライバービット66を回転させ、ドライバービット66の先端部66tをねじの締付け溝84mに嵌合することができる。
また、回転軸64を回転筒62に対して軸方向に相対的に後退させるときに、回転軸64を回転させる回転軸旋回機構80を設けたので、ドライバービット66を回転させるために、例えば、モータなどの動力による駆動手段は不要である。
動力による駆動手段を使うことなく、回転軸64が旋回可能となり、ねじの締付け溝84mにドライバービット66の先端部66tを円滑に嵌合することができる。
加えて、動力による駆動手段を使わないため、省エネルギー化を図ることができる。
図17はねじの頭にドライバービットを噛合わせたことを示す作用図であり、ねじ置き部171に準備したねじの頭84tに、筒部材71の先端部71tを当てるとともにドライバービット66を噛合わせ、続いて筒部材71の内部71iを減圧することでねじを吸着保持することができる。
この後、ねじ84を吸着保持したねじ締付け治具50を移動させ、ワークに臨ませる。
ここで、ねじ84を吸着保持させたままねじ置き部171からねじを持ち上げると、第1ばね部材95が延びドライバービット66の先端部66tが、ねじの締付け溝84mから離れると共に、回転軸旋回機構80が有する第2ばね部材75が延び、回転軸64が旋回するので、一時的に、ねじの締付け溝84mの位置とドライバービット66の先端部66tの位置の間の位相はずれるが、筒部材71の先端部がワークに当り、締付けを開始する際に、再度、回転軸64及びこの回転軸64と一体で回転するドライバービット66の先端部66tは、ねじの締付け溝84mと噛み合う位置まで回転するため、ドライバービット66の先端部66tとねじの締付け溝84mとは一致する。
図18はワークの所定位置にねじを吸着したねじ締付け治具を臨ませると共にこのねじ締付け治具にねじ締付駆動部を装着し、回転筒の回転・送り機構により、ワーク14にねじを締め付けることを説明する作用図である。
(a)において、あらかじめ、ねじを吸着したねじ締付け治具50をワーク14上の締付け穴173に臨ませておく。そして、ねじ締付駆動部115をねじ締付け治具50に近づける。具体的には、凹チャック部63に凸チャック部174を近づける。
(b)において、凹チャック部63に凸チャック部174を連結する。
(c)において、一体化させたねじ締付駆動部115とねじ締付け治具50とをワークの締付け穴173にさらに近づけ、ねじ締付駆動手段114を回転させると共に、送り手段116を矢印t方向に送りワーク14の締付け穴にねじを締め付ける。
すなわち、ねじ締付け治具50は、筒部材71の内部を減圧することでねじ84を吸着保持し、この状態でねじ84をねじ置き部からワーク14へ移動してワーク14の所定位置に臨ませ、回転筒62を回転させることでワーク14にねじ84を締付けるという一連の作業に用いるものであり、ねじ締付駆動部115は、ねじ締付け治具50に付随してねじを締め付けるために必要な動力を供給するものである。
図19は締付駆動部でねじ締付け治具に吸着したねじをワークに締め付けることを説明する作用図であり、ねじ84の締付けが完了したことを示す図である。
ねじ84をワーク14に締付けた後、先ず、ねじ締付け駆動部115の凸チャック部174を戻した後、ねじ締付け駆動部115をねじ締付け治具50から離し、次いで、ねじ締付け治具50をねじ84から離すことで締付けの1サイクルが完了する。
図20は実際のねじ締付け作業を説明する図であり、一方の多関節ロボット175に備えるロボットアーム51の先端部に治具ベース52を介してねじ締付け治具50を取付ける。このねじ締付け治具50にはねじが吸着されている。一方の多関節ロボット175に備えるねじ締付け治具50と、他方の多関節ロボット176に備えるロボットアーム121の先端部に治具ベース52を介して取付けたねじ締付け駆動部115とを組み合わせ、ワーク14にねじ84を締め付けることを示す。
図21は図20の21部拡大図であり、ねじ締付け治具50に備えるねじ84・・・を吸着した複数の凹チャック部63・・・のうちの1つの凹チャック部63に、ねじ締付け駆動部115の凸チャック部174を噛合わせ、自動で締付け作業を行うことができる。1つのねじ84の締付けが完了した後に、順次、残りのねじ84・・・に該当する凹チャック部63、63に、凸チャック部174を噛合わせ、ねじ84・・・の締付け作業を全自動で行うことができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動車の組立に適用したが、自動車の組立に限定されるものではなく、一般の量産品の組立に広く適用可能である。
本発明は、自動車の組立に好適である。
本発明に係るワークの組立工程を説明する平面図である。 本発明に係るワークを示す斜視図である。 本発明に係るワークの組立装置を説明する斜視図である。 本発明に係るねじ締付用治具などを装着した治具ベースの側面図である。である。 図4の5矢視図である。 本発明に係るねじ締付用治具の側面図である。 本発明に係るねじ締付用治具の要部断面図である。 本発明に係るねじ締付駆動部などを備える治具ベースの側面図である。 図8の9矢視図である。 図3の10部拡大図である。 本発明に係るワークの組立装置のブロック図である。 第1の部材側に備えるクリップが第2の部材に嵌合することを説明する作用図である。 クリップがクリップ穴に嵌合する場合における押圧反力の時間的推移を説明する作用説明図である。 クリップが第2の部材に正常に嵌合しなかった場合における押圧反力の時間的推移を説明する作用説明図である。 ねじの頭に筒部材の先端部を当てることを説明する作用図である。 ねじの頭にドライバービットを噛合わせることを説明する作用図である。 ねじの頭にドライバービットを噛合わせたことを示す作用図である。 ワークの所定位置にねじを吸着したねじ締付け治具を臨ませると共にこのねじ締付け治具にねじ締付駆動部を装着し、回転筒の回転・送り機構により、ワークにねじを締め付けることを説明する作用図である。 締付駆動部でねじ締付け治具に吸着したねじをワークに締め付けることを説明する作用図である。 実際のねじ締付け作業を説明する図である。 図20の21部拡大図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…ワークの組立方法、15…第1の部材、17…第2の部材、21…準備工程、24…クリップ嵌合工程、30…ワークの組立装置、37…クリップ、38…クリップ穴、49…ねじ締付け手段、84…ねじ、131L、131R…部材移動手段、132L、132R…反力検出手段、135L、135R…クリップ嵌合判定手段、141…クリップの基部。

Claims (2)

  1. 第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するワークの組立方法において、
    このワークの組立方法は、第1の部材にクリップの基部を取付けた状態で第2の部材に臨ませる準備工程と、第2の部材に第1部材を押圧することで、第2の部材に備えるクリップ穴に前記クリップを嵌合するクリップ嵌合工程と、ねじで第2の部材に第1の部材を連結するねじ締付け工程とからなり、
    前記クリップ嵌合工程では、第2の部材に第1部材を押圧するときの押圧反力を検出し、 1回目に検出される前記押圧反力の第1のピーク値(f1)とこの第1のピーク値(f1)が検出された直後に検出される押圧反力の第1の底値(f2)との差(f1−f2)と、2回目に検出される前記押圧反力の第2のピーク値(f3)とこの第2のピーク値(f3)が検出された直後に検出される押圧反力の第2の底値(f4)との差(f3−f4)と、を和した累積値((f1−f2)+(f3−f4))が第1の所定値を超え第2の所定値未満である場合に、クリップが正しく嵌合されたと判定することを特徴とするワークの組立方法。
  2. 第1の部材と第2の部材とをクリップ及びねじで結合するワークの組立装置において、
    このワークの組立装置は、第1の部材へ第2の部材を移動させる部材移動手段と、
    この部材移動手段に備え、第1の部材に第2の部材を合わせるときに発生する押圧反力を検出する反力検出手段と、
    この反力検出手段で検出した反力を読込み、1回目に検出される前記押圧反力の第1のピーク値(f1)とこの第1のピーク値(f1)が検出された直後に検出される押圧反力の第1の底値(f2)との差(f1−f2)と、2回目に検出される前記押圧反力の第2のピーク値(f3)とこの第2のピーク値(f3)が検出された直後に検出される押圧反力の第2の底値(f4)との差(f3−f4)と、を和した累積値((f1−f2)+(f3−f4))が第1の所定値を超え第2の所定値未満である場合に、クリップが正しく嵌合されたと判定するクリップ嵌合判定手段と、
    このクリップ嵌合判定手段で合格の情報を得たときにねじを締付けるねじ締付け手段と、からなることを特徴とするワークの組立装置。
JP2005303366A 2005-10-18 2005-10-18 ワークの組立方法及びワークの組立装置 Expired - Fee Related JP4367950B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005303366A JP4367950B2 (ja) 2005-10-18 2005-10-18 ワークの組立方法及びワークの組立装置
US11/581,571 US8122578B2 (en) 2005-10-18 2006-10-17 Method and apparatus of integrating work
DE102006049176A DE102006049176A1 (de) 2005-10-18 2006-10-18 Verfahren und Vorrichtung zum Einbau eines Werkstücks
CN200610135726A CN100586642C (zh) 2005-10-18 2006-10-18 工件装配方法和工件装配装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005303366A JP4367950B2 (ja) 2005-10-18 2005-10-18 ワークの組立方法及びワークの組立装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007111794A JP2007111794A (ja) 2007-05-10
JP4367950B2 true JP4367950B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=37948686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005303366A Expired - Fee Related JP4367950B2 (ja) 2005-10-18 2005-10-18 ワークの組立方法及びワークの組立装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8122578B2 (ja)
JP (1) JP4367950B2 (ja)
CN (1) CN100586642C (ja)
DE (1) DE102006049176A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214701A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Honda Motor Co Ltd ドア取り外しシステム
JP4563462B2 (ja) * 2008-03-10 2010-10-13 本田技研工業株式会社 ボルト取り外し方法
WO2009113360A1 (ja) * 2008-03-10 2009-09-17 本田技研工業株式会社 ドア取り外しシステムおよびドア取り外し方法
JP4563463B2 (ja) * 2008-03-10 2010-10-13 本田技研工業株式会社 ドア取り外し方法
FR2929230B1 (fr) * 2008-03-26 2010-06-18 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de positionnement d'un element de fixation et de son outil de mise en place par rapport a une structure
GB2478101B (en) * 2008-12-16 2013-11-20 Honda Motor Co Ltd Fastening device
JP5466987B2 (ja) * 2010-04-19 2014-04-09 本田技研工業株式会社 加工システム及び加工方法
JP5426465B2 (ja) * 2010-04-19 2014-02-26 本田技研工業株式会社 加工システム及び加工方法
JP5837769B2 (ja) * 2011-07-08 2015-12-24 日東精工株式会社 自動ねじ締め装置
JP2013240857A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Azbil Corp 部品組み立て装置
JP2013240858A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Azbil Corp 部品組み立て装置
CN103286531B (zh) * 2013-06-20 2016-06-08 南车南京浦镇车辆有限公司 可调节式设备安装座的装配方法
JP6231902B2 (ja) * 2014-02-21 2017-11-15 日東精工株式会社 吸着機構
CN107486715B (zh) * 2017-08-18 2024-02-02 湛江市国诚饲料有限公司 猪饲料原料检测卡用自动装配机的装配方法
CN108267084A (zh) * 2017-12-29 2018-07-10 深圳市越疆科技有限公司 接触式装配自动测试方法和自动检测系统
CN108344387A (zh) * 2017-12-29 2018-07-31 深圳市越疆科技有限公司 压力式装配自动测试方法和自动检测系统
JP2023132975A (ja) 2022-03-11 2023-09-22 オムロン株式会社 ロボットシステムおよびその制御方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4674910A (en) * 1982-07-14 1987-06-23 Kitagawa Industries Co., Ltd. Securing unit
JP2524856B2 (ja) 1990-04-07 1996-08-14 トヨタ自動車株式会社 自動車用成形天井装着装置
JPH04210346A (ja) 1990-12-06 1992-07-31 Toyota Motor Corp 組立加工システム
JPH05200638A (ja) 1992-01-22 1993-08-10 Mazda Motor Corp 小物部品の組付方法および装置
JPH07212944A (ja) * 1994-01-14 1995-08-11 Fujikura Ltd クリップ
DE19650925A1 (de) 1995-12-15 1997-06-19 Volkswagen Ag Verfahren zur Montage eines Einpreßbauteils
US20020167187A1 (en) * 2001-05-10 2002-11-14 Patent Holding Company Mounting fastener and assembly
US6932416B2 (en) * 2003-01-09 2005-08-23 Lear Corporation Vehicular door trim having a molded-in substrate fastener

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007111794A (ja) 2007-05-10
CN100586642C (zh) 2010-02-03
DE102006049176A1 (de) 2007-07-05
US20070087609A1 (en) 2007-04-19
CN1951625A (zh) 2007-04-25
US8122578B2 (en) 2012-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4367950B2 (ja) ワークの組立方法及びワークの組立装置
DK2512755T3 (en) Method and apparatus for controlling a manipulator
CN110549116B (zh) 适用于火箭舱体铆接的自动钻铆执行机构与方法
JP4557146B2 (ja) 締結装置
US20080256779A1 (en) Hemming working method and hemming working device
JP4586698B2 (ja) 摩擦点接合装置
WO2004026670A3 (de) Verfahren und vorrichtung zur montage mehrerer anbauteile an ein werkstück
US7685700B2 (en) Compensating unit for a tool unit and method for inserting an element into a workpiece
EP4029644B1 (en) A robot for tightening a series of bolt nuts on a vehicle chassis and manufacturing process
KR100613191B1 (ko) 스핀들을 구비한 공작 기계에 있어서의 워크 위상 결정방법과, 그 장치
JP6146154B2 (ja) ボルト締結方法及びボルト締結装置
WO2020245310A1 (en) Setting tool for blind fasteners
JP4691118B2 (ja) 作業装置及び方法
JP4459152B2 (ja) ねじ締付け治具
JP5426465B2 (ja) 加工システム及び加工方法
US10875136B2 (en) Machine tool system and clamping method
JP4755535B2 (ja) 作業復帰方法
JP5466987B2 (ja) 加工システム及び加工方法
JP4543730B2 (ja) ボディーサイドパネル搬送装置及びボディーサイドパネルの位置決め方法
WO2018011240A1 (en) Joining head and joining device with reduced interfering contour
JP3928308B2 (ja) 製品組立方法
JP4100314B2 (ja) ワーク位置決め装置およびワーク位置決め方法
JP3718349B2 (ja) 自動ねじ締め機
JPS6346172Y2 (ja)
JP2006035295A (ja) 摩擦点接合方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140904

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees