JP4459152B2 - ねじ締付け治具 - Google Patents

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本発明は、ねじ置き部に準備したねじの頭に、筒部材の先端部を当てるとともにドライバービットを噛合わせ、このドライバービットを回転させてワークにねじを自動で締付ける作業に用いるねじ締付け治具に関する。
ワークにねじを自動で締付けるために、ロボットアームの先端部にねじ締付け治具を取付け、このねじ締付け治具によってねじの締付けを自動的に行うという技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3095028号公報(図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図14は従来の技術の基本構成を説明する図であり、ねじ締め装置200は治具ベース201によってロボットアームの先端部に保持される。
ねじの締付け作業を行う場合には、真空引き管202によって、筒部材203内を吸引して負圧にし、筒部材203の先端部によってねじ204を吸引保持し、ワークの所定位置に臨ませ、ねじ締め装置200を下方に移動し、ドライバービット205の前端部に保持されるねじ204をねじ込み位置に接触させる。
さらに、ロボットアームを下降させて、治具ベース201、保持筒210を下降させ、ばね208の変形による弾性復元力によって、ドライバービット205をねじ204に押圧させる。
このような状態で、モータ206を回転駆動し、ねじの溝にドライバービット205の先端部を嵌合させ、ねじ204を回転させてねじの締付け作業を行う。
しかし、特許文献1の技術によれば、ねじの溝にドライバービット205の先端部を嵌合させるためには、ドライバービット205をモータ206により駆動する必要がある。
このため、ねじの溝にドライバービット205の先端部が嵌合するまでに、ドライバービット205を必要以上に回転させることがあり、ねじ204やドライバービット205などを傷めることがある。
本発明は、ねじの溝やドライバービットなどを傷めることがないねじ締付け治具を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ロボットアームに取付ける治具ベースに軸方向移動可能に回転筒を設け、この回転筒に軸方向移動可能に回転軸を設け、この回転軸に棒状のドライバービットを取付け、このドライバービットに軸方向移動可能に筒部材を取付け、この筒部材に真空引き管を接続し、ねじ置き部に準備したねじの頭に、筒部材の先端部を当てるとともにドライバービットを噛合わせ、続いて筒部材の内部を減圧することでねじを吸着保持し、この状態でねじをねじ置き部からワークへ移動してワークの所定位置に臨ませ、回転筒を回転させることでワークにねじを締付けるという一連の作業に用いるねじ締付け治具において、このねじ締付け治具は、回転筒に対して回転軸が相対的に後退する動作により、回転筒に対して回転軸を回転させる回転軸旋回機構を備え、この回転軸旋回機構は、ねじを吸着保持するねじ吸着保持機構と治具ベースとの間で、且つ、回転筒と回転軸との間に設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、回転軸旋回機構は、回転筒に設けた螺旋溝と、回転軸に設けると共に螺旋溝に嵌合するピンとからなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ねじ締付け治具は、回転軸旋回機構を、回転筒と回転軸との間に設けるものである。そして、回転筒を含む治具ベースを軸方向に前進させ、回転軸と一体のドライバービットの先端部をねじの締付け溝に当て、回転軸旋回機構により回転軸と連結させたドライバービットを回転させ、ドライバービットの先端部をねじの締付け溝に円滑に嵌合することができる。
このように、回転軸をその軸方向に相対的に後退させるときに、回転軸を回転させる回転軸旋回機構を設けたので、ドライバービットでねじの締付け溝を傷めることがなく、ねじの締付け溝にドライバービットの先端部を円滑に嵌合することができる。
請求項2に係る発明では、回転軸旋回機構は、回転筒に設けた螺旋溝と、回転軸に設けると共に螺旋溝に嵌合するピンとからなる簡便な構造であるため、ドライバービットを回転するために、モータなどの動力は不要である。動力が不要となるため、ねじ締付け治具の製造コストを抑えることができる。
加えて、動力を使わないため、エネルギーの消費を抑えることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るねじ締付用治具などを装着した治具ベースの側面図であり、ロボットアーム51の先端部に治具ベース52を取付け、この治具ベース52にねじ締付け治具50A〜50C(手前側の50A、50Bのみ示す。)を装着すると共にステー部材53を介して押圧パッド54を装着する。
ねじ締付け治具50A〜50Cは、ねじを吸着保持し、そのままの状態でねじをワークへ移動してワークの締付け位置に臨ませるものである。
また、押圧パッド54は、ワークにねじを締付ける前において、所定の力でワークを押圧し、被取付けワークの所定位置にワークを組付けるものである。
図2は図1の2矢視図であり、ロボットアーム51の先端部から図左方、上方及び下方に十字状の治具ベース52を延ばし、この治具ベースの左端52m、上端52t、及び下端52bに3つのねじ締付け治具50A〜50Cを取付ける。ねじ締付け治具50A〜50Cの仕様は同一の仕様とした。また、治具ベースの右端52rにステー部材53を介して押圧パッド54を取付ける。
55はワーク位置を認識するためのCCDカメラユニットである。
図3は本発明に係るねじ締付用治具の側面図である。
ねじ締付け治具50は、治具ベース52に備え、この治具ベース52にねじ締付け治具50を保持するホルダ部材61と、このホルダ部材61を貫通して上下に延ばし、締付力を伝達する回転筒62と、この回転筒62の上端部に設け図示せぬ駆動手段から締付け力を受ける凹チャック部63と、同じく、回転筒62の下方から回転筒62に挿通し回転筒62の軸方向に前進、後退、及び旋回可能に設ける回転軸64と、この回転軸64に連結部材65を介して図下方に延ばしたドライバービット66と、このドライバービット66の周囲に被せる筒部材71と、この筒部材71に連通しねじを吸着する真空引き管67を含むねじ吸着・保持機構70とを主要な構成要素とする。
すなわち、ロボットアーム51に取付ける治具ベース52に軸方向移動可能に回転筒62を設け、この回転筒62に軸方向移動可能に回転軸64を設け、この回転軸64に棒状のドライバービット66を取付け、このドライバービット66に軸方向移動可能に筒部材71を取付け、この筒部材71に真空引き管67を接続した。
図4は本発明に係るねじ締付用治具の要部断面図である。
ねじ締付け治具50は、治具ベース52の下方からホルダ部材61をボルト73、73を介して取付け、このホルダ部材61に下方から回転筒62を嵌入し、この回転筒62の内側に下方から第2ばね部材75を嵌め、同じく、下方から半径方向の動きを規制する中心軸76を第2ばね部材75に通して嵌め、この中心軸76の下端部に設けたおねじ部77に回転軸64のめねじ部78をねじ込み、中心軸76と回転軸64とを一体化させると共に、回転筒62に回転軸64を嵌入する。
このとき、回転筒62の側面には螺旋溝81を形成し、この螺旋溝81に嵌合すると共に回転軸64にピン82を設けることで、回転筒62に対して回転軸64が後退するときに、回転軸64が旋回するように、回転筒62と回転軸64との間に回転軸旋回機構80を設ける。
以下、ねじ締付け治具50の主要な機構である回転軸旋回機構80と、ねじ吸着・保持機構70と、回転筒の回転・送り機構110とについて詳しく説明する。
最初に、回転軸旋回機構80について説明する。
回転軸旋回機構80は、ねじ84の頭84tに備える締付け溝84mにドライバービット66の先端部66tを嵌合させる役割を担う。そして、ねじの頭84tにドライバービットの先端部66tを当て、回転軸64に上方向きの力が加わるとき、回転軸64は、螺旋溝81に沿って後方に移動しつつ旋回するように構成する。
なお、回転軸64は、第2ばね部材75により上方から付勢されている部材のため、ねじの頭84tからドライバービット66が離れ、上方向きの力がなくなると、回転軸64はもとの位置に戻ろうとする。
すなわち、回転軸旋回機構80は、回転筒62に設けた螺旋溝81と、回転軸64に設けると共に螺旋溝81に嵌合するピン82とからなり、この回転軸旋回機構80を回転筒62と回転軸64との間に設け、回転筒62に対して回転軸64が相対的に後退する動作により、回転筒62に対して回転軸64を回転させる。
回転軸旋回機構80は、回転筒62に設けた螺旋溝81と、回転軸64に設けると共に螺旋溝81に嵌合するピン82とからなる簡便な構造であるため、ねじ締付け治具50の製造コストを抑えることができるという利点がある。
次に、ねじ吸着・保持機構70について説明する。
ねじ吸着・保持機構70は、ドライバービット66の上部に締結部材91、91を介して固定する筒ホルダ92と、この筒ホルダ92に保持される筒ボデイ部材93と、この筒ボデイ部材93に内蔵すると共にボデイ部材93の内部を軸方向に摺動可能に設けスライダー94と、このスライダー94に付勢する第1ばね部材95と、第1ばね部材95に付勢され筒ホルダ92に対してドライバービット66の軸方向に進退自在に設けるスライダー94と、このスライダー94に一体的に取付けその先端部でねじの頭84tを吸着する筒部材71と、この筒部材71の内部に連通させると共に、筒ボデイ部材93の側部に設ける真空引き管67とからなる。
真空引き管67は、配管96を通じて図示せぬ真空ポンプなどに連結される。
筒部材71の先端部71tは、ドライバービット66の先端部66tに対して軸方向に進退自在に設け、ドライバービット66は、治具ベース52に対して旋回及び進退自在に設ける。
最後に、回転筒の回転・送り機構110について説明する。
図3に戻って、回転筒62の回転・送り機構110は、ドライバービット66を所定の締付けトルクで回転させると共に図下向きに所定の力を加え、治具ベース52に対して回転筒62を下方に移動させるという役割を担う。
ホルダ部材61に回転筒62を貫通させ、ホルダ部材61に対して回転筒62をその軸方向に移動可能に設け、この回転筒62に治具ベース52の上方から第3ばね部材111を嵌めた後、回転筒62に次図で説明するねじ締付け駆動部と連結する凹チャック部63を取付ける。62aは回転筒62に備える鍔部であり、この鍔部62aがその上方に設けたホルダ部材61に当ることで回転筒62が一定以上上方に移動することを規制することができる。
第3ばね部材111を、凹チャック部63と治具ベース52との間に設けることで、凹チャック部63に軸方向下方に力を加えると、回転筒62は第3ばね部材111の力に抗して下方に移動することができる。併せて、凹チャック部63を回転するトルクを加えることで、回転筒62を回転させることができる。
図4に戻って、ねじ締付治具50は、治具ベース52に取付けるホルダ部材61と、このホルダ部材61に嵌入すると共にその周囲に螺旋溝81を有する回転筒62と、この回転筒62に嵌入すると共にピン82を有する回転軸64と、この回転軸64に付勢する第2ばね部材75とを備える。そして、筒ホルダ92に対してスライダー94が移動することで、筒部材71が進退動すると共に、螺旋溝81に沿ってピン82が移動することで、ホルダ部材61に対して筒部材71の先端部71tが進退動及びドライバービット66と共に回動するようにしたものである。
図5は本発明に係るねじ締付駆動部などを備える治具ベースの側面図であり、ロボットアーム121の先端部に治具ベース122を取付け、この治具ベース122にねじ締付駆動手段114を含むねじ締付駆動部115を装着すると共に治具ベース122に押圧パッド124を装着する。
ねじ締付駆動部115は、ねじ締付駆動手段114を備え、このねじ締付駆動手段114でねじ締付治具(図4の符号50)に備えるドライバービットに所定のトルク及び所定の力を付与する。
また、ねじ締付駆動部115は、シリンダユニット117とスプリング118とを備え、このねじ締付駆動部115でワークに臨ませたねじを前方に送り、このねじを締付けるという役割を有する。
押圧パッド124は、ワークにねじを締付ける前において、所定の力でワークに力を加えて、被取付けワークの所定位置にワークを組付けるという役割を有する。
図6は図5の6矢視図であり、ロボットアーム121の先端部から治具ベース122を延ばし、この治具ベースの左端122mにねじ締付駆動手段114を取付ける。また、治具ベース122の右端122rに押圧パッド124を取付ける。125はワーク位置を認識するためのCCDカメラユニットである。
以上に述べたねじ締付け治具の作用を次に述べる。
図7はねじの頭に筒部材の先端部を当てることを説明する作用図であり、ねじ吸着・保持機構70により、ねじ置き部171に備えるねじを吸着保持することを説明する。
(a)において、ロボットアーム51の先端部に取付けたねじ締付け治具50を、ねじ置き部171に配置するねじ84に臨ませる。具体的には、筒部材71の先端部71tをねじの頭84tに近づける。
(b)において、ねじ締付け治具50を(a)の位置よりも、さらに矢印S方向に移動させ、ねじ84に近づけ、筒部材71の先端部71tをねじの頭84tに当てる。
(c)は(b)部の拡大断面図であり、筒部材71の先端部71tは、ねじの頭84tに接触しているが、ドライバービット66の先端部66tは、ねじの頭84tに接触していないことを示す。
(d)において、ねじ締付け治具50を(b)の位置よりもさらに矢印S方向に移動させ、ねじ締付け治具50をねじ84に近づけて、ドライバービット66の先端部66tを、ねじの頭84tに接触させる。
(e)は(d)部の拡大断面図であり、ドライバービット66の先端部66tが、ねじの頭84tに接触していることを示す。
図8はねじの頭にドライバービットを噛合わせることを説明する作用図であり、回転軸旋回機構80により、ねじの頭84tに形成した締付け溝84mにドライバービット66を噛合わせる。
(a)において、ドライバービット66の先端部66tが、ねじの頭84tに接触している状態であるが、ドライバービット66の先端部66tには反力は加わっていないため、回転軸64は旋回しない。
(b)において、ドライバービット66の先端部66tが、ねじの頭84tに接触している状態で、ねじ締付け治具50を、さらに矢印S方向に変位yだけ移動させて、ねじ締付け治具50をねじ84に近づけると、回転軸64は、回転筒62に対して後退すると共に、回転筒62に設けた螺旋溝81に沿って回転軸64が旋回し、この回転軸64の旋回と共にドライバービット66が旋回する。
ドライバービット66が旋回することで、ねじの締付け溝84mにドライバービット66の先端部66tを噛合わせることができる。
このように、ねじ締付け治具50は、回転筒62に対して回転軸64が相対的に後退する動作により、回転筒62に対して回転軸64を回転させる回転軸旋回機構80を、回転筒62と回転軸64との間に設けるので、回転筒62を含む治具ベース52を軸方向に前進させ、回転軸64と一体であるドライバービット66の先端部66tをねじの締付け溝84mに当て、治具ベース52を軸方向にさらに前進させ、ドライバービット66を回転させ、ドライバービット66の先端部66tをねじの締付け溝84mに嵌合することができる。
また、回転軸64を回転筒62に対して軸方向に相対的に後退させるときに、回転軸64を回転させる回転軸旋回機構80を設けたので、ドライバービット66を回転させるために、例えば、モータなどの動力による駆動手段は不要である。
動力による駆動手段を使うことなく、回転軸64が旋回可能となり、ねじの締付け溝84mにドライバービット66の先端部66tを円滑に嵌合することができる。
加えて、動力による駆動手段を使わないため、省エネルギー化を図ることができる。
図9はねじの頭にドライバービットを噛合わせたことを示す作用図であり、ねじ置き部171に準備したねじの頭84tに、筒部材71の先端部71tを当てるとともにドライバービット66を噛合わせ、続いて筒部材71の内部71iを減圧することでねじを吸着保持することができる。
この後、ねじ84を吸着保持したねじ締付け治具50を移動させ、ワークに臨ませる。
ここで、ねじ84を吸着保持させたままねじ置き部171からねじを持ち上げると、第1ばね部材95が延びドライバービット66の先端部66tが、ねじの締付け溝84mから離れると共に、回転軸旋回機構80が有する第2ばね部材75が延び、回転軸64が旋回するので、一時的に、ねじの締付け溝84mの位置とドライバービット66の先端部66tの位置の間の位相はずれるが、筒部材71の先端部がワークに当り、締付けを開始する際に、再度、回転軸64及びこの回転軸64と一体で回転するドライバービット66の先端部66tは、ねじの締付け溝84mと噛合う位置まで回転するため、ドライバービット66の先端部66tとねじの締付け溝84mとは一致する。
図10はワークの所定位置にねじを吸着したねじ締付け治具を臨ませると共にこのねじ締付け治具にねじ締付駆動部を装着し、回転筒の回転・送り機構110により、ワークにねじを締め付けることを説明する作用図である。
(a)において、あらかじめ、ねじを吸着したねじ締付け治具50をワーク172上の締付け穴173に臨ませておく。そして、ねじ締付駆動部115をねじ締付け治具50に近づける。具体的には、凹チャック部63に凸チャック部174を近づける。
(b)において、凹チャック部63に凸チャック部174を連結する。
(c)において、一体化させたねじ締付駆動部115とねじ締付け治具50とをワークの締付け穴173にさらに近づけ、ねじ締付駆動手段114を回転させると共に、送り手段116を矢印t方向に送りワーク172の締付け穴にねじを締め付ける。
すなわち、ねじ締付け治具50は、筒部材71の内部を減圧することでねじ84を吸着保持し、この状態でねじ84をねじ置き部からワーク172へ移動してワーク172の所定位置に臨ませ、回転筒62を回転させることでワーク172にねじ84を締付けるという一連の作業に用いるものであり、ねじ締付駆動部115は、ねじ締付け治具50に付随してねじを締め付けるために必要な動力を供給するものである。
図11は締付駆動部でねじ締付け治具に吸着したねじをワークに締め付けることを説明する作用図であり、ねじ84の締付けが完了したことを示す図である。
ねじ84をワーク172に締付けた後、先ず、ねじ締付け駆動部115の凸チャック部174を戻した後、ねじ締付け駆動部115をねじ締付け治具50から離し、次いで、ねじ締付け治具50をねじ84から離すことで締付けの1サイクルが完了する。
図12は実際のねじ締付け作業を説明する図であり、一方の多関節ロボット175に備えるロボットアーム51の先端部に治具ベース52を介してねじ締付け治具50を取付ける。このねじ締付け治具50にはねじが吸着されている。一方の多関節ロボット175に備えるねじ締付け治具50と、他方の多関節ロボット176に備えるロボットアーム121の先端部に治具ベース52を介して取付けたねじ締付け駆動部115とを組み合わせ、ワーク172にねじ84を締め付けることを示す。
図13は図12の13部拡大図であり、ねじ締付け治具50に備えるねじ84・・・を吸着した複数の凹チャック部63・・・のうちの1つの凹チャック部63に、ねじ締付け駆動部115の凸チャック部174を噛合わせ、自動で締付け作業を行うことができる。1つのねじ84の締付けが完了した後に、順次、残りのねじ84・・・に該当する凹チャック部63、63に、凸チャック部174を噛合わせ、ねじ84・・・の締付け作業を全自動で行うことができる。
尚、発明は、実施の形態では自動車の組立に適用したが、自動車の組立に限定されるものではなく、一般の量産品の組立に広く適用可能である。
本発明は、自動車の組立に好適である。
本発明に係るねじ締付用治具などを装着した治具ベースの側面図である。 図1の2矢視図である。 本発明に係るねじ締付用治具の側面図である。 本発明に係るねじ締付用治具の要部断面図である。 本発明に係るねじ締付駆動部などを備える治具ベースの側面図である。 図5の6矢視図である。 ねじの頭に筒部材の先端部を当てることを説明する作用図である。 ねじの頭にドライバービットを噛合わせることを説明する作用図である。 ねじの頭にドライバービットを噛合わせたことを示す作用図である。 ワークの所定位置にねじを吸着したねじ締付け治具を臨ませると共にこのねじ締付け治具にねじ締付駆動部を装着することを説明する作用図である。 締付駆動部でねじ締付け治具に吸着したねじをワークに締付けることを説明する作用図である。 実際のねじ締付け作業を説明する図である。 図12の13部拡大図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
50、50A、50B、50C…ねじ締付け治具、51…ロボットアーム、52…治具ベース、62…回転筒、64…回転軸、66…ドライバービット、67…真空引き管、71…筒部材、71i…筒部材の内部、80…回転軸旋回機構、81…螺旋溝、82…ピン、84…ねじ、84t…ねじの頭、171…ねじ置き部、172…ワーク。

Claims (2)

  1. ロボットアームに取付ける治具ベースに軸方向移動可能に回転筒を設け、この回転筒に軸方向移動可能に回転軸を設け、この回転軸に棒状のドライバービットを取付け、このドライバービットに軸方向移動可能に筒部材を取付け、この筒部材に真空引き管を接続し、
    ねじ置き部に準備したねじの頭に、前記筒部材の先端部を当てるとともにドライバービットを噛合わせ、続いて筒部材の内部を減圧することでねじを吸着保持し、この状態でねじをねじ置き部からワークへ移動してワークの所定位置に臨ませ、前記回転筒を回転させることでワークにねじを締付けるという一連の作業に用いるねじ締付け治具において、
    このねじ締付け治具は、前記回転筒に対して前記回転軸が相対的に後退する動作により、前記回転筒に対して前記回転軸を回転させる回転軸旋回機構を備え、この回転軸旋回機構は、前記ねじを吸着保持するねじ吸着保持機構と前記治具ベースとの間で、且つ、前記回転筒と前記回転軸との間に設けられていることを特徴とするねじ締付け治具。
  2. 前記回転軸旋回機構は、前記回転筒に設けた螺旋溝と、前記回転軸に設けると共に前記螺旋溝に嵌合するピンとからなることを特徴とする請求項1記載のねじ締付け治具。
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