JP4367888B2 - 低温倉庫荷捌き室結露抑制装置 - Google Patents

低温倉庫荷捌き室結露抑制装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物流型低温倉庫の荷捌き室の荷役時に、プラットホームに設けたシェルターより侵入する外気中に含まれる水分を除去してプラットホームより荷捌き室の手前で湿り空気の侵入を食い止め、荷捌き室の結露を抑制する低温倉庫荷捌き室結露抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の冷蔵倉庫は、単に、冷凍、冷蔵品を保管する保管型から頻繁な物流型低温倉庫物流型にかわってきている。
保管型冷蔵庫では、荷捌きは外気開放型のプラットホームで行なわれていたが、物流型低温倉庫においては、頻繁な入出庫作業に対応するとともに、食品衛生上要求される、HACCP(食品の危害分析・重要管理点方式)対策や品温維持等の品質対策から、広い面積が必要とされるとともに低温化と密室化された荷捌き室を備える傾向にある。
【0003】
前記HACCP対策としては、食品を扱う施設や運搬機の衛生管理があり、前記施設の衛生管理項目としては、落下細菌による汚染防止、周辺施設に対する床、壁天井、空間等を含む衛生ゾーンの区分け遮断確立、室温の適否等が挙げられている。
また、物流上の品質対策としては、品質変化の原因を形成する品温維持と荷捌き時間(特に積降ろし時間)の短縮が要求されている。
そして、品温に対しては、低温管理をする場合、物流の結節点における低温の切れ目を生じないことが強く要求され、この点からも荷役時、荷捌き時には荷捌き室の室温管理をそれぞれの取り扱い品種に応じた設定温度に対し所定変動範囲に厳しく設定してあっても、荷役時のプラットホームよりの荷役時の暖気の侵入を完全に防止することは困難で荷役時の低温の途切れは避けられない状況に置かれている。
【0004】
前記食品衛生面及び品温維持等の品質保持の点から、低温化、密閉化が要求されている荷捌き室には、荷捌き用エアクーラやプラットホームの入り口に設けた入庫車両と壁面の間隙をなくして外気を遮断するドックシェルタや車両の側面との間の隙間よりの外気の侵入を遮断するエアシェルタや荷捌き室よりプラットホームへの入り口開口部を閉鎖するオーバースライダ、オーバードア、暖簾、エアカーテン等が設けられいる。
【0005】
しかし、その反面取り扱い量は急増の傾向にあり、例えば、4万トンの物流型低温倉庫では、1日約2000トンの入出庫があり、入出庫のピーク時には前記荷捌き室の入り口は開放されたままの状態に置かれることが多く、この点からも前記した低温の切れ目を形成を余儀なくさせられ、低温管理上好ましくない状況にある。
則ち、荷捌き室の開口部手前で外気の侵入を断ち前記低温の途切れを防止する構成が要求されている。
【0006】
また、荷役中の外気による暖気の侵入は、前記したドックシェルタ、エアシェルタ等では防止できない状況にあり、また暖簾等にはこれと言った除湿機能がなく、また荷捌き室用エアクーラでも暖気による湿り空気の除去は困難で、その湿り空気は低温の荷捌き室全体で結露し、その結露水が品物や床、パレット等に垂れ落ち、前記した落下細菌による汚染、床、壁、等の汚染の原因を形成し、前記食品衛生上の衛生管理面からも上記対策が特に強く望まれている。
【0007】
上記対策としては、従来より提案がなされており、例えば、特開平2−115676号公報には、発明の名称「冷凍冷蔵庫用エアーシャッタ装置」に関わる提案が開示されている。
本提案は、冷蔵庫の出入り口の熱遮断のために設けられているエアカーテンに関わるもので、従来のエアカーテンが、カーテンの厚さが薄いために起きる、渦流によりエアカーテンの破れの問題、及び風速が速いために起きる、室内の低温空気を多量に捲き込み外へ排出する等のため惹起されている低遮断効率の改善のためになされたもので、この提案では、
冷凍冷蔵庫の出入り口に上側の内壁面に設けられ、且つ下面が開放された厚肉広幅の吹き出し口を形成するケーシングと、該ケーシングの上部には庫内側空気を吸引して前記ケーシング内に空気を吸引する空気吸引孔群と、前記庫内空気を吸引する広幅ドラム状ファンを水平状に設け、該ドラムファンにより、前記ケーシング内に設けた複数の一様調整板とハニカム状層流調整板を介して前記厚肉広幅の吹き出し口より、厚さの厚い均一層流よりなる低速の厚みのあるエアカーテンを形成するようにしたものである、
その結果、吹き出し口から吹き出される空気流により、吹き出しの全域にわたり流速及び方向の均一な低速且つ厚みのあるエアカーテンを得ている。
【0008】
また、特開2000−189313公報には、荷役用プラットホームにトラックを付け荷役作業を行なう際、建物の開口部とトラックボディとの間の隙間を遮蔽して屋内外の空気を遮断するための、前記プラットホーム側に装着するシェルタに関する提案が公開されている。
上記提案は、図5の側面図、及び図6の正面図に示すようにプラットホーム51の開口部53の外側上縁に沿って設けたガイドレール55に走行可能に設けた垂下状鉛直シールバー55a、55bと、前記開口部の内側側面に対向するシールバーに結合して両者の間の間隙を遮蔽する開口部の幅方向に伸縮自在の側方遮蔽幕54a、54bと、前記シールバー54a、55bを入庫トするラックボディ52に対し互いに近接する閉方向または互いに隔離する開方向に駆動させる後記する駆動装置とよりなるシェルパを形成させている。
【0009】
前記駆動装置により、図7(A)に示すように入庫したトラックボディ52の入庫位置の左右のズレAに対し、捲き取りドラム付き駆動モータ61bの作動により当初はシールバー55a、55bの両者は中央上部の構造物62に設けた固定コロ62a、62bと前記シールバー55a、55bのそれぞれに設けた滑動コロ63a、63bとを介して同時に矢印B、C方向に中央に向け近接移動するが、シールバー55bがトラックボディ52の左側面に当接してその移動を停止した後は、固定状態に入ったコロ62b、63bを介してシールバー55aのみが中央に向け移動して、両側のシールバー55a、55bがトラックボディ52の両側面に当接した後、索引ワイヤ64のテンションを検出して図示していない制御部により駆動モータ61bの駆動を停止するようにしてある。
上記構成により、シールバー55a、55bに着脱可能に結合している側方遮蔽幕54a、54bも同時に移動させ、その結果プラットホーム51の側壁とトラックボディ52との間の間隙はトラックの入庫位置がプラットホームの中心軸芯位置になくても遮蔽を可能とする構造にしてある。
【0010】
なお、図7(B)には、入庫したトラックが後部の扉52aを開き、荷役をするときのプラットホームにおける位置関係とシェルタが作動して間隙を遮蔽した状態を車両の上部より見た図により示してある。図に見るように、蛇腹状の側方遮蔽幕54aは結合しているシールバー55aに引っ張られてプラットホーム51の内壁51aとトラックボディ52の側面との間の間隙Dを遮蔽する構造にしている。
なお、この提案においては、シールバーと側方遮蔽幕とは着脱可能の構造にしてあるため、無理な外力の作用に対しては自動的に分離して大きな破損を生じないようにしてある。
なお、プラットホームの天井とトラックボディ52の上部との間隙は図6に示す昇降可能のカーテン56により行なうようにしてある。
【0011】
ところで、従来から使用されているドックシェルタ及びエアシェルタにはそれぞれ使用上の不具合点があり、
前者の場合は、建物の外壁面に開口部を包囲してパッドを設け、このパッドに向けトラックを後退させトラックの後端面を押しつけ開口部の隙間を塞ぐ構造になっており、トラックボディをプラットホームに対し正確な位置と角度で後退させる必要があり、またトラックの大きさにより数種類のパット構造を持つプラットホームを必要とする問題点がある。
また、後者のエアシェルタの場合は、袋状に縫製及び溶着したシートに空気をブロワにより吹き込み膨らませてボディの側面及び上面に押し当て遮蔽を図る構造で、この場合は蛇腹部よりのエア漏れ等により前記ブロワを常に運転して空気の供給を行なう必要があり、またシートの破れが起きやすく修復に時間を要する問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前記提案は上記従来から使用されているドックシェルタやエアシェルタの問題点解決のためになされたものであるが、プラットホーム側壁とトラックボディとの側面との間隙はシールバーとの当接により見かけ上は遮蔽できるが、密着気密機能は付与されていないため、前記外気の完全遮断は困難で暖気の侵入による結露の問題は解決できない状態にある。
【0013】
本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、低温密閉化されている荷捌き室への外気特に暖気の侵入を熱力学的に遮断し、荷捌き室内での結露の発生を抑制し、物流型低温倉庫として、頻繁な入出庫作業に対応するとともに、食品衛生上要求される、HACCP(食品の危害分析・重要管理点方式)対策や品温維持等の品質対策に好適に対応出来る低温倉庫荷捌き室結露抑制装置の提供を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の低温倉庫荷捌き室結露抑制装置は、
低温倉庫荷捌き室のプラットホーム入り口より湿気侵入を防ぐ結露抑制装置において、
プラットホームに設けたシェルターと荷捌き室の入り口に設けたオーバースライダーとの間で、前記シェルター部位より侵入する外気を捕捉して低温空気よりなる雰囲気を前記開口部手前に形成させる除湿手段を備えた除湿室を設ける構成とし、前記除湿手段は、外部より侵入した外気の上昇温流を吸引し荷捌き室の温度に近い低温に冷却し前記オーバースライダーの手前に下降気流を形成する空気冷却器を前記除湿室の上方域に設ける構成としたことを特徴とする。
【0015】
上記請求項1記載の発明は、前記本発明の目的である荷捌き室への外気、特に暖気による湿気の侵入を荷捌き室の開口部のオーバースライダの手前で完全に遮断するために設けた結露抑制装置に関わるもので、
前記オーバースライダの手前に除湿室を設け、該室内に備えた除湿手段により、入庫したトラックボディとシェルタとの隙間から侵入する暖気を、低温空気に換え、前記荷捌き室の手前の荷役雰囲気を前記形成された低温空気よりなる雰囲気に変換して荷捌き室との湿度差及び水蒸気分圧の差を小さくして湿気の荷捌き室への侵入を防止するようにしたものである。
【0017】
更に本発明は、前記侵入外気は荷役作業の雰囲気空気より暖かい暖気流であるため侵入と同時に上昇気流を形成する。この上昇気流を利用して侵入外気の殆どを吸引する空気冷却器をプラットホームの天井等の上方域に設け、該冷却器により例えば乾球温度約10℃以下、好ましくは約7℃、相対湿度約90%以上の低温湿り空気に変換し、前記荷捌き室開口部の手前に下降気流を形成させ、低温空気の荷役雰囲気を形成させ、湿気の荷捌き室へ侵入を大幅に削減するようにしたものである。
【0018】
例えば、夏期において、乾球温度32℃、相対湿度70%の外気と乾球温度5℃、相対湿度90%の荷捌き室の間に乾球温度10℃、相対湿度90%の空間を設けることにより、低温化、密閉化の荷捌き室の手前で10℃の中間冷却空間を設け、侵入熱量及び侵入湿気量の削減を図っている。
【0019】
また、前記下降気流は前記荷捌き室開口部への外気を遮断をするエアカーテンを形成する構成としたことを特徴とする。
【0020】
前記請求項記載の発明は、前記空気冷却器よりの低温空気に帯状の下降気流を形成させ、該気流により前記荷捌き室の開口部に厚みの厚いエアカーテン効果を構成させ、開口部と前記除湿室との間の空気移動の遮断も併せて行なうようにしたものである。
【0021】
また、請求項1記載のシェルタはドックシェルタより構成したことを特徴とする。
【0022】
また、請求項1記載のシェルタはエアシェルタより構成したことを特徴とする。
【0023】
上記請求項、請求項記載の発明は、前記本発明の結露抑制装置が従来から荷役作業に使用されているドックシェルタやエアシェルタの何れにも適用できることを記載したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を、図示例と共に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。以下図面に基づいて本発明の詳細を説明する。
図1は本発明の結露抑制装置を備えた除湿室の概略の構成を示す図で、図2は図1の天井側より見た正面図で、図3は図1の別の実施例の概略の構成を示す図である。
【0025】
図1、図2に示すように、本発明の結露抑制装置を備えた除湿室10は、ドックシェルタ13と荷捌き室11の開口部に設けてあるオーバースライド11aとの間に設けてあり、結露抑制装置は、前記除湿室10の天井中央に設けたユニットクーラ15とその吸込み側に設けた漏斗型吸入口15aと吐出側に設けた広幅拡散型吐出ノズル15bとより構成し、例えば夏期においては、乾球温度約32℃、相対湿度約70%の侵入外気の上昇気流16を漏斗型吸入口15aより吸入し冷却して吐出側で、広幅拡散型吐出ノズル15bより乾球温度約10℃、相対湿度約90%の低温空気を吐出するようにしてある。
吐出された前記低温湿り空気は広幅帯状の下降気流17を形成して、除湿室10内に中間冷却した低温空気よりなる荷役雰囲気を形成させ、荷捌き室への侵入熱量と侵入湿気量の大幅削減をする構成にしてある。
なお、前記ユニットクーラ15では吸入空気を露点以下の温度に冷却するための冷却時に発生した凝縮液は排水管20を介して外部へ排出する。
【0026】
なお、前記下降気流17は前記ユニットクーラ15の吐出側に設けた吐出ノズル15bにより、前記荷捌き室11の開口部の全域を覆うエアカーテンを形成し、前記開口部が開口状態にあっても荷捌き室と除湿室10の荷役作業空間とを遮断する構成にしてある。
なお、前記荷役雰囲気の温度は荷捌き室の温度と同程度の低温に設定してあるため、前記エアカーテンの効果と相俟って荷捌き室での低温の途切れも防止する。
【0027】
図3は図1の別の実施例であるエアシェルタ14を使用した場合の概略の構成を示してあり、荷捌き室11の開口部にオーバースライド11aとエアシェルタ14との間に設けてある除湿室10は、天井中央に設けたユニットクーラ15とその吸込み側に設けた漏斗型吸入口15aと吐出側に設けた広幅拡散型ノズル15bとより構成し、例えば夏期においては、乾球温度約32℃、相対湿度約70%の外気空気の上昇気流16を漏斗型吸入口15aより吸入し冷却して吐出側で、広幅拡散型ノズル15bより乾球温度約10℃、相対湿度約90%の低温湿り空気を吐出するようにしてある。
吐出された前記低温湿り空気は広幅帯状の下降気流17を形成して、除湿室10内に、中間冷却した低温空気よりなる荷役雰囲気を形成させ、荷捌き室への侵入熱量と侵入湿気量の大幅削減をする構成にしてある。
なお、前記ユニットクーラ15では吸入空気を露点以下の温度に冷却するための冷却時に発生した凝縮液は排水管20を介して外部へ排出する。
なお、下降気流のエアカーテン機能形成は前記図1の場合と同一であるので説明を省略する。
【0028】
図4には、本発明の中間冷却による、エンタルピ、絶対湿度の低い低温湿り空気の形成の状況を空気線図により示してある。
図の空気線図に見るように、点Aは除湿室内へ侵入してユニットクーラ15へ吸入される前の暖気の状態を示し、点Bは前記ユニットクーラ15により中間冷却され、形成された荷役雰囲気の低温空気の状態を示し、点Cは低温化、密閉化された荷捌き室の低温空気の状態を示してある。
そこで、荷捌き室に長さ2m×巾0.1mの開口部を設け、下記点Cの状態を荷捌き室内の空間の状態に適用し、他の2点A、Bを除湿室の空間に適用した。
(a) 点C(5℃)の荷捌き室へ点A(32℃)の暖気が流入する場合
(b) 点C(5℃)の荷捌き室へ点B(10℃)の中間冷却した空気が流入する場合
このように、前記(a)(b)の場合について、前記図4の空気線図に示すエンタルピ、絶対湿度を使用し、荷捌き室への前記開口部を通過する空気流入量を求め、ついで流入熱量、流入湿気量を演算比較した。
【0029】
【表1】
Figure 0004367888
【0030】
前記演算結果が得られ、流入空気熱量Q及び流入湿気量Xともに、(b)は(a)に対し、略95%前後まで、大幅に削減でき、荷捌き室内の結露を抑制する。
【0031】
なお、前記Q、及びXは下記演算式により算出した。
=(i1−i3)×V×1.2
=(x1−x3)×V×1.2
=(i2−i3)×V×1.2
=(x2−x3)×V×1.2
前記i1、i2、i3、x1、x2、x3は前記図4に示す空気線図より、求めた値を使用した。
点Aの状態は、 t1=32℃、相対湿度70%に対し、
1=20.7kcal/Kg’(エンタルピ)
1=0.0213Kg/Kg’(絶対湿度)
点Bの状態は、 t2=10℃、相対湿度90%に対し、
2=6.4 Kcal/Kg’
2=0.0068Kg/Kg’
点Cの状態は、 t3=5℃、相対湿度90%に対し
3=4.1 Kcal/kg’
3=0.0048Kg/Kg’
【0032】
【発明の効果】
本発明は、上記構成により、荷捌き室での結露抑制と低温の途切れを防止し、物流型低温倉庫として、頻繁な入出庫作業に対応するとともに、食品衛生上要求される、HACCP(食品の危害分析・重要管理点方式)対策や品温維持等の品質対策に好適に対応出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の結露抑制装置を備えた除湿室の概略の構成を示す図である。
【図2】 図1の天井側より見た正面図である。
【図3】 図1の別の実施例の概略の構成を示す図である。
【図4】 本発明の結露抑制装置による除湿効果を空気線図を介して示す図である。
【図5】 従来の改善シェルタの概略構成を示す側面図である。
【図6】 図5のトラックの入庫方向から見た正面図である。
【図7】 (A)は図5の駆動装置によるシールバーの展開の模様を示す図で、(B)は図5のシェルタによる遮蔽の状況を示す部分図である。
【符号の説明】
10 除湿室
11 荷捌き室
12 プラットホーム
13 ドックシェルタ
14 エアシェルタ
15 ユニットクーラ
16 上昇気流
17 下降気流
20 排水管

Claims (4)

  1. 低温倉庫荷捌き室のプラットホーム入り口より湿気侵入を防ぐ結露抑制装置において、
    プラットホームに設けたシェルターと荷捌き室の入り口に設けたオーバースライダーとの間で、前記シェルター部位より侵入する外気を捕捉して低温空気よりなる雰囲気を前記開口部手前に形成させる除湿手段を備えた除湿室を設ける構成とし、前記除湿手段は、外部より侵入した外気の上昇温流を吸引し荷捌き室の温度に近い低温に冷却し前記オーバースライダーの手前に下降気流を形成する空気冷却器を前記除湿室の上方域に設ける構成としたことを特徴とする低温倉庫荷捌き室結露抑制装置。
  2. 前記下降気流は前記荷捌き室開口部への外気を遮断をするエアカーテンを形成する構成としたことを特徴とする請求項記載の低温倉庫荷捌き室結露抑制装置。
  3. 前記シェルターはドックシェルターより構成したことを特徴とする請求項1記載の低温倉庫荷捌き室結露抑制装置。
  4. 前記シェルターはエアシェルターより構成したことを特徴とする請求項1記載の低温倉庫荷捌き室結露抑制装置。
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