JP4367841B2 - ゴム混練機の制御方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばタイヤの製造において、タイヤ構成部材の原料となるゴム材料を混練するゴム混練機の制御方法及びその装置に関するものである。
従来、タイヤの製造においてタイヤ構成部材の原料となるゴム材料を混練する場合は、天然ゴムや合成ゴム等のゴム材料を他の配合剤と共に混練機内に投入し、混練機本体内に配置された一対のロータを回転させることにより、混練機本体内のゴム材料を各ロータによって所定の終了条件に達するまで混練している。
ところで、前記ゴム材料の混練においては、混練開始からの経過時間、混練機の積算電力量またはゴム材料の温度が所定の規定値に達すると混練を終了するようにしているが、混練開始時のゴム材料の粘度にはバラツキがあり、常に一定の条件で混練を終了すると、混練終了時の粘度がゴム材料ごとに不均一になり、後工程であるタイヤ構成部材の加工において加工性や寸法精度の低下を来すという問題点がある。
そこで、混練機本体に取付けた温度センサによって混練開始時のゴム材料の温度を検出するとともに、検出温度を所定の基準温度と比較し、その比較結果に基づいて混練時間や積算電力量を増加または減少させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−24412号公報
しかしながら、混練開始時のゴム材料の温度を混練機本体に取付けた温度センサによって検出するようにしたものでは、ゴム材料の表面側の温度と内部側の温度とが異なる場合など、ゴム材料全体の温度を正確に把握することができず、混練時間や積算電力量を適正に増加または減少させることが困難である。また、ゴム材料の粘度は混練開始時の温度のみに起因するとは限らず、例えば天然ゴムのように天然素材自体の粘度のバラツキなど、他の要因が混練終了時のゴム材料の粘度に影響を与える場合もあり、何れにしてもゴム材料の温度に基づいて混練時間や積算電力量を制御する場合は、混練終了時のゴム材料の粘度を常に均一にすることができないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、混練開始時のゴム材料の粘度にバラツキがある場合でも、混練終了時のゴム材料の粘度を常に均一にすることのできるゴム混練機の制御方法及びその装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、混練機本体内に配置された一対のロータを回転させることにより、混練機本体内に投入されたゴム材料を各ロータによって混練するゴム混練機の制御方法において、前記混練機本体内のゴム材料を上方から加圧する加圧部材を上下動させた後にゴム混練機の混練中の電力値を検出するとともに、混練中の所定時間当たりの合計電力値が所定の基準値よりも大きい場合は混練開始から終了までに要するロータ駆動量を増加させ、合計電力値が基準値よりも小さい場合は前記ロータ駆動量を減少させ、前記合計電力値を検出した際の電力値が加圧部材を上下動させる前の電力値よりも大きい場合は、合計電力値に基づくロータ駆動量の増加または減少を行わずにゴム材料を混練するようにしている。
また、請求項では、混練機本体内に配置された一対のロータを回転させることにより、混練機本体内に投入されたゴム材料を各ロータによって混練するゴム混練機の制御装置において、前記混練機本体内のゴム材料を上方から加圧する加圧部材を上下動させた後にゴム混練機の混練中の電力値を検出する電力値検出手段と、混練中の所定時間当たりの合計電力値が所定の基準値よりも大きい場合は混練開始から終了までに要するロータ駆動量を増加させ、合計電力値が基準値よりも小さい場合は前記ロータ駆動量を減少させ、前記合計電力値を検出した際の電力値が加圧部材を上下動させる前の電力値よりも大きい場合は、合計電力値に基づくロータ駆動量の増加または減少を行わずにゴム材料を混練する制御手段とを備えている。
これにより、混練中の所定時間当たりの合計電力値が所定の基準値よりも大きい場合はゴム材料の混練時間が増加され、合計電力値が所定の基準値よりも小さい場合はゴム材料の混練時間が減少されることから、混練開始時のゴム材料の粘度にバラツキがある場合でも、混練終了時のゴム材料の粘度を常に均一にすることが可能となる。この場合、所定時間当たりの合計電力値が基準値と比較されることから、瞬間的な電力値の変動による影響が少なくなる。また、加圧部材を上下動させた後に検出した合計電力値に基づいてゴム材料の混練量が増加または減少されることから、加圧部材の上下動によって粘度が安定した際の電力値を検出することができる。この場合、所定時間当たりの合計電力値を検出した際の電力値が加圧部材を上下動させる前の電力値よりも大きい場合は、合計電力値に基づく混練量の増加または減少が行われずにゴム材料が混練されることから、加圧部材の上下動を行った後、ゴム材料の粘度の安定により各ロータの負荷が減少して電力値が低下したときのみ合計電力値に基づくロータ駆動量の制御が行われる。
本発明によれば、混練開始時のゴム材料の粘度にバラツキがある場合でも、混練終了時のゴム材料の粘度を常に均一にすることができるので、後工程であるタイヤ構成部材の加工における加工性及び寸法精度の安定化を図ることができる。この場合、瞬間的な電力値の変動による影響を少なくすることができるので、常に正確なデータを用いることができる。また、加圧部材の上下動によって粘度が安定した際の電力値を検出することができるので、混練量の制御の基準となる合計電力値を常に正確に検出することができる。この場合、加圧部材の上下動を行った後、ゴム材料の粘度の安定により各ロータの負荷が減少して電力値が低下したときのみ合計電力値に基づくロータ駆動量の制御が行われるので、不適正な合計電力値に基づく制御を確実に防止することができる。
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1及び図2はゴム混練機の概略正面断面図、図3は制御装置の構成を示すブロック図、図4は制御部の動作を示すフローチャート、図5は電力値の変化を示す図、図6はゴム材料の温度変化を示す図、図7は混練開始時と終了時のゴム材料の粘度を示す図である。
同図に示す混練機1は、ゴム材料A及び配合剤Bが投入される混練機本体2と、混練機本体2内に回動自在に設けられた一対のローラ3と、混練機本体2内のゴム材料Aを上方から加圧する加圧部材としてのラム4とからなる。
混練機本体2は各ローラ3を収容する混練部2aを有し、混練部2aの上面中央部には開口部2bが設けられている。混練機本体2の一側面には第1の投入口2cが設けられ、第1の投入口2cには第1のコンベア5によって搬送されるゴム材料Aが投入されるようになっている。混練機本体2の他側面には第2の投入口2dが設けられ、第2の投入口2dには第2のコンベア6によって搬送される配合剤Bが投入されるようになっている。また、混練機本体2の下面には、混練部2a内のゴム材料Aを下方に排出するドロップドア2eが設けられている。
各ローラ3は互いに混練機本体2の幅方向に配置され、図示しないモータによってそれぞれ所定方向に回転することにより、混練部2a内のゴム材料Aを混練するようになっている。
ラム4は混練部2aの開口部2bを閉塞可能な形状に形成され、その上端に連結されたシャフト4aにより、混練機本体2内を上下方向に移動可能に設けられている。また、ラム4は、混練部2aに下降することにより、その自重またはスプリングによって混練部2a内のゴム材料Aを加圧するようになっている。
本実施形態の制御装置10は、混練機1の電力値を検出する電力値検出器11と、混練機1内のゴム材料Aの温度を検出する温度センサ12と、混練機1に投入されるゴム材料Aの重量を測定する第1の重量測定器13と、混練機1に投入される配合剤Bの重量を測定する第2の重量測定器14と、ラム4の上下方向の位置を検知するラムセンサ15と、混練機1の動作を制御する制御部16とから構成されている。
電力値検出器11は、混練機1の電力供給回路の電圧及び電流に基づいて電力値を検出する周知の構成からなり、混練中の電力値を連続的に検出するようになっている。
温度センサ12はサーミスタ等の周知の機器からなり、混練部2aの壁面に取付けられている。
第1の重量測定器13はロードセル等の周知の機器からなり、第1のコンベア5に設けられている。
第2の重量測定器14はロードセル等の周知の機器からなり、第2のコンベア6に設けられている。
ラムセンサ15は光センサ等の周知の機器からなり、混練機本体2の上下方向所定位置に取付けられている。この場合、ラムセンサ15は所定の下限位置まで下降したラム4を検知するようになっている。
制御部16はマイクロコンピュータからなり、混練機1、電力値検出器11、温度センサ12、第1の重量測定器13、第2の重量測定器14及びラムセンサ15に接続されている。この制御部16は、電力値検出器11によって検出した所定時間当たりの合計電力値に基づいて、混練開始から終了までに要するロータ駆動量を増加させ、合計電力値が基準値よりも小さい場合はロータ駆動量を減少させるプログラムを備え、具体的には混練開始から終了までの混練時間を長くすることによりロータ駆動量を増加させ、混練開始から終了までの混練時間を短くすることによりロータ駆動量を減少させるようになっている。また、制御部16には、混練開始からの時間として、第1乃至第3の混練時間T1 〜T3 (T1 <T2 <T3 )が設定されており、第3の混練時間T3 は混練開始から終了までの通常の混練時間に設定されている。
ここで、制御装置10における制御部16の動作について、図4のフローチャートにしたがって説明する。
まず、混練機1に投入されるゴム材料Aの重量を第1の重量測定器13によって測定するとともに(S1)、混練機1に投入される配合剤Bの重量を第2の重量測定器14によって測定する(S2)。尚、混練機1には、ゴム材料Aとして天然ゴムまたは合成ゴムが投入されるとともに、配合剤Bとしてカーボン、酸化亜鉛、老化防止剤等が投入される。
次に、ゴム材料A及び配合剤Bの投入が完了したならば(S3)、図2に示すようにラム4を下降してゴム材料Aを加圧し(S4)、各ロータ3を回転させて混練を開始するとともに(S5)、タイマによる計時を開始する(S6)。尚、この時点ではゴム材料A内に存在する空間によってゴム材料Aの見かけ上の体積が大きくなっているため、ラム4は所定の下限位置まで達していないが、混練が進行するにしたがってゴム材料A内の空間が解消されるため、ラム4は徐々に下降する。
この後、ラム4を上下動させ(S7)、第1の混練時間T1 に達したならば(S8)、その時点の電力値を第1の電力値P1 として検出し(S9)、その時点のゴム材料Aの温度を第1の温度t1 として検出する(S10)。次に、ラム4を再び上下動させた後(S11)、第2の混練時間T2 に達したならば(S12)、その時点の電力値を第2の電力値P2 として検出し(S13)、その時点のゴム材料Aの温度を第2の温度t2 として検出する(S14)。
ここで、以下のステップS15〜S17の各条件を全て満たす場合は、所定時間Δtあたりの合計電力値ΔPを検出し(S18)、ステップS15〜S17の何れかの条件を満たさない場合は、ステップS18には移行せず、第3の混練時間T3 に達したならば(S19)、混練を終了する(S20)。
即ち、ステップS15において第2の電力値P2 が第1の電力値P1 よりも小さく、ステップS16において第2の温度t2 が第1の温度t1 よりも高く(S16)、ステップS17においてラム4が前記下限位置に達している場合は(S17)、ステップS18において所定時間Δt(例えば3秒)あたりの合計電力値ΔPを検出し、混練を終了する第4の混練時間T4 を設定する(S21)。
この場合、前記合計電力値ΔPを予め記憶されている所定の基準電力値と比較し、合計電力値ΔPが基準電力値の所定の許容範囲よりも大きい場合には、第4の混練時間T4 を第3の混練時間T3 よりも長い時間に設定し、合計電力値ΔPが基準電力値の許容範囲よりも小さい場合には、第4の混練時間T4 を第3の混練時間T3 よりも短い時間に設定する。また、合計電力値ΔPが基準電力値の許容範囲内の場合は、第4の混練時間T4 を第3の混練時間T3 と等しい時間とする。尚、図5では第4の混練時間T4 を第3の混練時間T3 よりも長い時間に設定した場合を示す。また、第4の混練時間T4 の設定は、例えば予め記憶しておいたデータテーブルの複数のデータの中から対応する値を選択するようにしたり、或いは第3の混練時間T3 に合計電力値ΔPに応じた所定の増加率または減少率を乗じて算出するようにしてもよい。
次に、前述のようにして設定した第4の混練時間T4 をゴム材料Aと配合剤Bの合計重量に基づいて補正する(S22)。即ち、ゴム材料Aと配合剤Bの合計重量を所定の基準重量と比較し、合計重量が基準重量の所定の許容範囲よりも大きい場合には、第4の混練時間T4 を前記設定値よりも長くなるように補正し、合計重量が基準重量の許容範囲よりも小さい場合には、第4の混練時間T4 を前記設定値よりも短くなるように補正する。また、合計重量が基準重量の許容範囲内の場合は、第4の混練時間T4 の補正は行わない。尚、この補正値は、例えば予め記憶しておいたデータテーブルの複数のデータの中から対応する値を選択するようにしたり、或いは第4の混練時間T4 に合計重量に応じた所定の補正率を乗じて算出するようにしてもよい。
更に、前述のようにして設定(必要に応じて補正)した第4の混練時間T4 を第2の電力値P2 の検出時の温度(第2の温度t2 )に基づいて補正する(S22)。即ち、第2の温度t2 を所定の基準温度と比較し、第2の温度t2 が基準温度の所定の許容範囲よりも高い場合には、第4の混練時間T4 を前記設定値よりも短くなるように補正し、第2の温度t2 が基準温度の許容範囲よりも低い場合には、第4の混練時間T4 を前記設定値よりも長くなるように補正する。また、第2の温度t2 が基準温度の許容範囲内の場合は、第4の混練時間T4 の補正は行わない。尚、この補正値は、例えば予め記憶しておいたデータテーブルの複数のデータの中から対応する値を選択するようにしたり、或いは第4の混練時間T4 に第2の温度t2 に応じた所定の補正率を乗じて算出するようにしてもよい。
この後、第4の混練時間T4 に達したならば(S23)、混練を終了する(S20)。
このように、本実施形態によれば、混練中の混練機1の電力値を検出するとともに、混練中の所定時間当たりの合計電力値が所定の基準値よりも大きい場合はゴム材料Aの混練時間を長くすることによってロータ駆動量を増加させ、合計電力値が所定の基準値よりも小さい場合はゴム材料Aの混練時間を短くすることによってロータ駆動量を減少させるようにしたので、図7に示すように混練開始時のゴム材料Aの粘度にバラツキがある場合でも、混練終了時のゴム材料Aの粘度を常に均一にすることができ、後工程であるタイヤ構成部材の加工における加工性及び寸法精度の安定化を図ることができる。この場合、所定時間当たりの合計電力値を基準値と比較するようにしているので、瞬間的な電力値の変動による影響を少なくすることができ、常に正確なデータを用いることができる。
また、ラム4を上下動させた後に検出した合計電力値に基づいてゴム材料Aの混練量を増加または減少させるようにしたので、ラム4の上下動によって粘度が安定した際の電力値を検出することができ、混練量の制御の基準となる合計電力値を常に正確に検出することができる。
この場合、所定時間当たりの合計電力値を検出した際の電力値がラム4を上下動させる前の電力値よりも大きい場合は、合計電力値に基づく混練量の増加または減少を行わずにゴム材料Aを混練するようにしたので、ラム4の上下動を行った後、ゴム材料Aの粘度の安定により各ロータ3の負荷が減少して電力値が低下したときのみ合計電力値を検出することができ、不適正な合計電力値に基づく制御を確実に防止することができる。
また、所定時間当たりの合計電力値を検出した際のゴム材料Aの温度がラム4を上下動させる前の温度よりも小さい場合は、合計電力値に基づく混練量の増加または減少を行わずにゴム材料Aを混練するようにしたので、ラム4の上下動を行った後、粘度の安定によりゴム材料Aの温度が上昇したときのみ合計電力値を検出することができ、不適正な合計電力値に基づく制御を確実に防止することができる。
更に、所定時間当たりの合計電力値を検出した際のラム4の位置が所定の下限位置まで下降していない場合は、合計電力値に基づく混練量の増加または減少を行わずにゴム材料Aを混練するようにしたので、ラム4の上下動を行った後、ゴム材料Aの粘度の安定によりラム4が十分下降したときのみ合計電力値を検出することができ、不適正な合計電力値に基づく制御を確実に防止することができる。
また、ゴム材料Aの混練量を混練機本体10内に投入されるゴム材料A及び配合剤Bの合計重量に応じて補正するようにしたので、ゴム材料A及び配合剤Bの合計重量にバラツキがある場合でもゴム材料Aの混練時間を常に適正にすることができる。この場合、ゴム材料Aのみの合計重量に応じて混練量を補正するようにしてもよい。
更に、ゴム材料Aの混練量を前記合計電力値を検出した際のゴム材料Aの温度に応じて補正するようにしたので、ゴム材料Aの温度にバラツキがある場合でもゴム材料Aの混練時間を常に適正にすることができる。
尚、前記実施形態では、ゴム材料Aの混練量を、ゴム材料Aの混練を開始してから終了するまでの混練時間を長くすることにより増加させ、混練時間を短くすることにより減少させるようにしたものを示したが、例えばゴム材料Aの混練を開始してから終了するまでの合計電力値を多くすることにより混練量を増加させ、合計電力値を少なくすることにより混練量を減少させるようにしたり、或いはゴム材料Aの混練を終了する温度を高くすることにより混練量を増加させ、混練を終了する温度を低くすることにより混練量を減少させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態を示すゴム混練機の概略正面断面図 ラムを下降させた状態を示すゴム混練機の概略正面断面図 制御装置の構成を示すブロック図 制御部の動作を示すフローチャート 電力値の変化を示す図 ゴム材料の温度変化を示す図 混練開始時と終了時のゴム材料の粘度を示す図
符号の説明
1…混練機、2…混練機本体、3…ロータ、4…ラム、10…制御装置、11…電力値検出器、12…温度センサ、13…第1の重量測定器、14…第2の重量測定器、15…ラムセンサ、16…制御部、A…ゴム材料、B…配合剤。

Claims (11)

  1. 混練機本体内に配置された一対のロータを回転させることにより、混練機本体内に投入されたゴム材料を各ロータによって混練するゴム混練機の制御方法において、
    前記混練機本体内のゴム材料を上方から加圧する加圧部材を上下動させた後にゴム混練機の混練中の電力値を検出するとともに、
    混練中の所定時間当たりの合計電力値が所定の基準値よりも大きい場合は混練開始から終了までに要するロータ駆動量を増加させ、合計電力値が基準値よりも小さい場合は前記ロータ駆動量を減少させ
    前記合計電力値を検出した際の電力値が加圧部材を上下動させる前の電力値よりも大きい場合は、合計電力値に基づくロータ駆動量の増加または減少を行わずにゴム材料を混練す
    ことを特徴とするゴム混練機の制御方法。
  2. 前記ロータ駆動量を、混練開始から終了までの混練時間を長くすることにより増加させ、混練開始から終了までの混練時間を短くすることにより減少させる
    ことを特徴とする請求項1記載のゴム混練機の制御方法。
  3. 前記ロータ駆動量を、混練開始から終了までの合計電力値を多くすることにより増加させ、混練開始から終了までの合計電力値を少なくすることにより減少させる
    ことを特徴とする請求項1記載のゴム混練機の制御方法。
  4. 前記ロータ駆動量を、ゴム材料の混練を終了する温度を高くすることにより増加させ、混練を終了する温度を低くすることにより減少させる
    ことを特徴とする請求項1記載のゴム混練機の制御方法。
  5. 前記合計電力値を検出した際のゴム材料の温度が加圧部材を上下動させる前の温度よりも低い場合は、合計電力値に基づくロータ駆動量の増加または減少を行わずにゴム材料を混練する
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のゴム混練機の制御方法。
  6. 前記合計電力値を検出した際の加圧部材の位置が所定位置まで下降していない場合は、合計電力値に基づくロータ駆動量の増加または減少を行わずにゴム材料を混練する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のゴム混練機の制御方法。
  7. 前記ロータ駆動量を混練機本体内に投入されるゴム材料の合計重量またはゴム材料及び他の配合物の合計重量に応じて補正する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載のゴム混練機の制御方法。
  8. 前記ロータ駆動量を前記合計電力値を検出した際のゴム材料の温度に応じて補正する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載のゴム混練機の制御方法。
  9. 混練機本体内に配置された一対のロータを回転させることにより、混練機本体内に投入されたゴム材料を各ロータによって混練するゴム混練機の制御装置において、
    前記混練機本体内のゴム材料を上方から加圧する加圧部材を上下動させた後にゴム混練機の混練中の電力値を検出する電力値検出手段と、
    混練中の所定時間当たりの合計電力値が所定の基準値よりも大きい場合は混練開始から終了までに要するロータ駆動量を増加させ、合計電力値が基準値よりも小さい場合は前記ロータ駆動量を減少させ、前記合計電力値を検出した際の電力値が加圧部材を上下動させる前の電力値よりも大きい場合は、合計電力値に基づくロータ駆動量の増加または減少を行わずにゴム材料を混練する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするゴム混練機の制御装置。
  10. 前記制御手段を、合計電力値を検出した際のゴム材料の温度が加圧部材を上下動させる前の温度よりも小さい場合は、合計電力値に基づくロータ駆動量の増加または減少を行わずにゴム材料を混練するように構成した
    ことを特徴とする請求項9記載のゴム混練機の制御装置。
  11. 前記制御手段を、合計電力値を検出した際の加圧部材の位置が所定位置まで下降していない場合は、合計電力値に基づくロータ駆動量の増加または減少を行わずにゴム材料を混練するように構成した
    ことを特徴とする請求項9または10記載のゴム混練機の制御装置。
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