JP4367149B2 - フラットケーブル用導体及びその製造方法並びにフラットケーブル - Google Patents

フラットケーブル用導体及びその製造方法並びにフラットケーブル Download PDF

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Description

本発明は、表面にはんだ膜を有するフラットケーブル用導体及びその製造方法並びにフラットケーブルに関するものである。
現在、小型プリンター、パソコン等の各種外部記憶装置(CD-ROMドライブ、DVD-ROMドライブ等)、ゲーム機器などの各種電子機器製品の内部配線材として、フレキシブルフラットケーブル(以下、FFCと示す)が用いられている。
図3にFFCの基本構造を示す。FFC30は、その内部に、厚さ数十μmのフラットケーブル用導体32を複数本並行に配列してなる導体群を有する厚さ100〜300μmの薄く柔軟性に富んだテープ状のケーブル、電線である。このFFC30は、並行に配列したフラットケーブル用導体32の導体群を、片面に接着剤層34を有する絶縁性のプラスチックフィルム33a,33bで挟み、熱ロールで連続圧着することにより製造される。導体32の平角導体としてはんだめっき平角軟銅線が、接着剤として難燃性のポリエステルが、絶縁性のプラスチックフィルム33a,33bとしてポリエチレンテレフタレートが主に使用される(非特許文献1参照)。
フラットケーブル用導体32は、前述したように、はんだめっき平角軟銅線が使用されており、その製造方法の一例は以下の通りである。まず、母材となる純銅線(φ0.6mm)の外周に、はんだ(Sn-5wt%Pb)めっき膜を6μm程度の厚さで電気めっきする。その後、はんだめっき純銅線をφ0.1mmまで冷間伸線し、その後、圧延して所定サイズ(例えば、厚さ0.05mm、幅0.32mm)の精密平角線に形成する。最後に、精密平角線に焼鈍処理を施すことで、はんだめっき平角軟銅線が得られる(特許文献1参照)。
また、近年は環境対応の観点から、Pbフリー材(非鉛材)、ノンハロゲン材の使用が求められており、FFCに使用される各種材料に対してもその対応が求められている。
以上の理由からフラットケーブル用導体32の表面のはんだめっき膜についても、Pbフリー化が求められている。現状のはんだめっき膜においては、一般的に、錫(Sn)に1〜10wt%の鉛(Pb)を添加した組成のはんだが使用されている。SnにPbを添加する理由は、Snめっきの融点の低減のため、及び純Snめっき膜表面からのウィスカ(髭状単結晶)発生防止のためとされている。したがって、Pbフリー化に対応するために、従来のめっき組成からPbを排除して純Snめっきを採用しようとすると、融点の上昇およびウィスカの発生が懸念される。ウィスカ発生は、FFCの導体間の短絡を招く一因となるため、好ましくない。
そこで、Pbフリーはんだめっきに用いるはんだ用Sn合金として、例えば、
Sn−Bi系,Sn−Ag系,Sn−Cu系合金などが開発され、それに対応するための電気めっき液の開発が行われ、一部実用化されている。これらのはんだめっきでは、融点、はんだ濡れ性、耐ウィスカ性などの各種信頼性について、従来品と同等であることが求められている。これらのPbフリーはんだめっき平角導体を使用したFFCが、いくつか提案されている(特許文献2〜4参照)。
また、純Snからなるはんだめっき膜を調質してはんだ濡れ性を維持し、ウィスカの発生を抑制させたFFCが、いくつか提案されている(特許文献5〜7参照)。
特許第2942458号公報 特開2001−43743号公報 特開2001−43744号公報 特開2001−43745号公報 特開2001−73186号公報 特開2000−173364号公報 特開2002−42556号公報 山野辺 寛、外3名,「フレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)の耐屈曲信頼性」,日立電線技報,日立電線株式会社,2000,No.19,2000-1,p.53-56
ところで、これらのPbフリーはんだめっきは、電気めっきの容易性、製造コストの点において、従来のSn−Pbめっきよりも劣ることから、これらの点について更なる改善が求められている。
また、これらのPbフリーはんだめっき平角導体を使用したFFCは、それ自体における耐ウィスカ性の信頼性は高い。しかし、近年、FFCと嵌合されるコネクタの金属端子のめっきがPbフリー化されるのに伴って、FFCとコネクタとの嵌合、接続時の圧縮応力が増大する傾向にある。この圧縮応力の増大に伴って、FFCにおけるフラットケーブル用導体のPbフリーはんだめっき膜表面から、ウィスカが発生することがあり、Pbフリーはんだめっきの信頼性の更なる向上が求められている。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、導体周囲のはんだめっき膜表面からウィスカが発生するおそれのないフラットケーブル用導体及びその製造方法並びにフラットケーブルを提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明に係るフラットケーブル用導体は、フラットケーブル内部に配設される導体において、Cu又はCu合金で構成される導体の周囲に、SnとCuとの合金で構成される内層部と、SnとAg又はSnとZnの合金で構成され、最表面でのAg又はZnの濃度が0.01〜80wt%である外層部からなるはんだ膜を設けたものである。
ここで、内層部が内周側から外周側に向かってSnの濃度が高くなる傾斜膜であり、外層部が内周側から外周側に向ってAg又はZnの濃度が高くなる傾斜膜であることが好ましい。
また、導体が平角導体であることが好ましい。
一方、本発明に係るフラットケーブル用導体の製造方法は、フラットケーブル内部に配設される導体の製造方法において、Cu又はCu合金で構成される導体の周囲にSnめっき膜を形成し、そのSnめっき膜の周囲にAg又はZnのめっき膜を形成し、その後、拡散処理を施し、導体とSnめっき膜との間およびSnめっき膜とAg又はZnのめっき膜との間で元素を相互拡散させ、上記導体の周囲に、SnとCuとの合金で構成される内層部と、SnとAg又はSnとZnの合金で構成される外層部を形成するものである。
ここで、外層部の最表面でのAg又はZnの濃度が0.01〜80wt%となるように拡散処理の処理条件を制御することが好ましい。
他方、本発明に係るフラットケーブルは、上述したフラットケーブル用導体を複数本並行に配列してなる導体群の両面に絶縁層を設けたものである。
ここで、絶縁層を、片面に接着層を有するプラスチックフィルム材で構成することが好ましい。
本発明によれば、Pbフリーで、耐ウィスカ性の信頼性の高いフラットケーブル用導体を得ることができるという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
フラットケーブル用導体のPbフリー化対応には、経済性、つまり低製造コストであることを考慮すると、純Snめっきが最も効果的である。しかし、導体のはんだめっき膜として純Snを適用すると、はんだめっき膜表面でのウィスカ発生が懸念される。実際、これまでに、純Snめっき膜のウィスカ感受性の高さは、各電子機器製品分野における懸念問題となっている。そこで、純Snめっき膜のウィスカ感受性を抑える必要がある。これには、前述したように、Sn合金めっき膜を適用することで解決できるが、製造コストの上昇を招くため、経済性が劣ってしまう。
発明者らが鋭意研究した結果、Snめっき導体の周囲に、SnとAg又はSnとZnの合金で構成される外層部を設け、その外層部の最表面におけるAg又はZnの濃度を制御することで、フラットケーブル用導体のPbフリー化と低ウィスカ感受性の両方を達成できるということを見出した。
本発明の好適一実施の形態に係るフラットケーブル用導体の横断面図を図1に、図1の要部Aの拡大図を図2に示す。
図1に示すように、本実施の形態に係るフラットケーブル用導体10は、Cu又はCu合金で構成される平角導体11の周囲にCuとSnとの合金で構成される内層部12と、SnとAg又はSnとZnの合金で構成される外層部13を設けてなり、その外層部13における最表面でのAg又はZnの濃度を0.01〜80wt%、好ましくは1.0〜50wt%に制御したものである。内層部12及び外層部13が、フラットケーブル用導体10のはんだ膜14を構成する。
内層部12は、内周側から外周側に向かってSn濃度が連続的に高くなり、Cu濃度が連続的に低くなる傾斜膜である。また、外層部13は、内周側から外周側に向かってAg又はZnの濃度が連続的に高くなり、Sn濃度が連続的に低くなる傾斜膜である。
また、外層部13の膜厚は内層部12の膜厚の1/100〜1/2、好ましくは1/10〜1/3とされる。例えば、平角導体11の厚さが0.05mmの時、外層部13の膜厚は0.1〜0.5μm、好ましくは0.1〜0.3μm、内層部12の膜厚は0.5〜5.0μm、好ましくは1.0〜2.0μmである。
ここで、外層部13の最表面におけるAg又はZnの濃度を0.01wt%以上としたのは、それ未満だとAg又はZnによるウィスカ感受性の抑制効果が得られず、コネクタと嵌合した際に、FFC30(図3参照)のフラットケーブル用導体10における外層部13の表面からウィスカが発生し易くなるためである。また、同じくAg又はZnの濃度を80wt%以下としたのは、それを超えると外層部13を構成するはんだ(SnとAg又はSnとZnとの合金)の濡れ性低下、及びフラットケーブル用導体10の耐屈曲性低下が生じるためである。
平角導体11を構成するCu又はCu合金としては、フラットケーブル用導体の導体材料として慣用的に用いられているものが全て適用可能であり、特に限定するものではない。
内層部12は、傾斜膜だけで構成される他に、外層部13との間に、実質的にCu、Ag又はZnを含有していない純Sn領域を介在する構造であってもよい。つまり、外層部13の表面から内周側に向かってAg又はZnの拡散濃度が次第に低下する領域と、導体11の表面から外周側に向かってCuの拡散濃度が次第に低下する領域との間に純Sn領域が存在し、それらの領域が互いに連続するように形成されてもよい。
次に、本実施の形態に係るフラットケーブル用導体10の製造方法を添付図面に基づいて説明する。
先ず、Cu又はCu合金で構成される導体(例えば、純銅線)の周囲にSnめっき膜を形成し、そのSnめっき膜の周囲にAg又はZnのめっき膜を形成する。
次に、Ag又はZnのめっき膜を被覆した純銅線に、伸線加工(例えば、冷間引抜き加工)、圧延加工(例えば、ロール圧延加工)を施し、フラットケーブル用導体10の最終形状・寸法と同形状・寸法の精密平角線を作製する。
次に、その精密平角線に拡散処理を施す。これによって、導体とSnめっき膜との間およびSnめっき膜とAg又はZnのめっき膜との間で元素が相互拡散され、内層部12と外層部13が形成される。この時、外層部13の最表面でのAg又はZnの濃度が0.01〜80wt%、好ましくは1〜50wt%となるように、拡散処理の処理条件(印加電圧と印加時間、又は熱処理温度と熱処理時間)を制御する。
この相互拡散によって、導体の外周側の部分及びSnめっき膜の内周側の部分、すなわち導体とSnめっき膜の界面及びその近傍に、内層部(Sn−Cu合金)12が形成される。この内層部12は、Sn濃度が、内周側か外周側に向かって連続的に推移して高くなる傾斜膜である。また、Snめっき膜の外周側の部分及びAg(又はZn)のめっき膜の内周側の部分、すなわちSnめっき膜とAg又はZnのめっき膜の界面及びその近傍に、外層部(SnとAg又はSnとZnの合金)13が形成される。外層部13は、Ag又はZnの濃度が内周側から外周側に向かって連続的に推移して高くなる傾斜膜である。
その結果、平角導体11の周囲に、順に内層部12、外層部13を有する図1に示したフラットケーブル用導体10が得られる。
拡散処理は、例えば、通電アニーラを用い、精密平角線をラインスピード100m/minで走行させながら、電圧8.5〜12.0V、電流5.0〜6.5Aを印加して行う。この場合、この通電条件において、印加電圧が低い時は印加電流を高めに、印加電圧が高い時は印加電流を低めにする。また、拡散処理は、焼鈍炉を用い、精密平角線を走行させながら、還元雰囲気下、800〜1000℃×5〜10m/minの温度条件で熱処理により行ってもよい。この場合、この熱処理条件において、熱処理温度が低い時は処理時間を長めに、熱処理温度が高い時は処理時間を短めにする。拡散処理の各種処理条件は、精密平角線のサイズ、Ag又はZnのめっき膜を構成する元素の種類、めっき膜の膜厚、及び精密平角線の走行速度などに応じて適宜変更される。
一方、本実施の形態に係るフラットケーブル用導体10を複数本並行に配列してなる導体群の両面に、片面に接着層を有するプラスチックフィルム材を貼り合わせて絶縁層を形成することで、本発明の好適一実施の形態に係るFFC(図示せず)が得られる。つまり、本実施の形態に係るFFCは、図3に示したFFC30における各フラットケーブル用導体32をフラットケーブル用導体10で置き換えたものである。FFCは、フラットケーブル用導体10の長手方向両端部におけるプラスチックフィルム材を片面だけ剥離し、フラットケーブル用導体10の両端部を片面だけ露出させたものであってもよい。また、接着層を構成する接着剤としては難燃性のポリエステルが、プラスチックフィルムとしてはポリエステルやポリエチレンテレフタレートが適用可能である。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
本実施の形態に係るフラットケーブル用導体10の製造方法は、純銅線等で構成される導体の周囲に形成するはんだめっき膜として、合金からなるめっき膜ではなく、純Snめっき膜及びAg又はZnのめっき膜を用いている。このため、特殊な電気メッキ液などを用いることなく、容易にはんだめっき膜を形成することができ、その結果、製造コストが安価となり、経済性に優れる。
これらの純Snめっき膜とAg又はZnのめっき膜が被覆された導体を、最終形状・寸法に形成して精密平角線を作製した後、拡散処理を施すことで、導体とSnめっき膜との間及びSnめっき膜とAg又はZnのめっき膜との間で元素が相互拡散する。その結果、平角導体11の周囲に、順に、Sn濃度が内周側から外周側に向かって連続的に推移して高くなる内部層12、及びAg又はZnの濃度が内周側から外周側に向かって連続的に推移して高くなる外層部13が形成される。外層部13の最表面でのAg又はZnの濃度を0.01〜80wt%に制御することで、フラットケーブル用導体10におけるはんだ膜14のウィスカ感受性を抑えることができ、ウィスカ発生を防止することができる。
以上より、本実施の形態に係るフラットケーブル用導体10によれば、Pbフリー化の要求に応じつつ、耐ウィスカ性に実績のあるSn−Pbはんだめっきと同等の耐ウィスカ性が得られる。よって、本実施の形態に係るフラットケーブル用導体10をPbフリー化が要求される電子機器製品等のFFCに適用することで、これらのFFCをコネクタに嵌合、接続する際に、FFCに大きな圧縮応力が負荷されたとしても、フラットケーブル用導体10におけるはんだめっき膜14の表面にウィスカが発生しにくくなる。よって、このFFCは、ウィスカ発生に伴う導体短絡などのトラブルを回避できる。
また、本実施の形態に係るフラットケーブル用導体10は、FFCの他に、FFCと嵌合、接続されるコネクタの端子や半導体部品のリードフレームなどのよう
に、耐ウィスカ性について高い信頼性が要求される導体部材にも適用することができる。
さらに、フラットケーブル用導体10は、相組織の観点から捉えると、平角導体11とはんだ膜14が略一体に形成されていることから、両者の密着性が良好である。よって、このフラットケーブル用導体10を用いたFFCを屈曲させた時に、導体10において、平角導体11からはんだ膜14が剥離するおそれは殆どない。
次に、本発明について、実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
φ0.6mmのCu線の周囲に、電気メッキにより厚さ6μmのSnめっき膜を成膜形成してなるSnめっきCu線に、フラッシュめっきにより厚さ1μmの純Agめっき膜を成膜形成した。その後、AgめっきCu線をφ0.1mmまで冷間伸線した後、圧延ロールで厚さ0.05mm、幅0.32mmの精密平角線に形成した。
この精密平角線に通電アニーラを使用して拡散処理を施し、フラットケーブル用導体を作製した。この時、通電条件を電圧10V、電流5.8A、ラインスピード100m/minに制御して、拡散処理後のはんだ膜表面のAg濃度を28wt%に制御した。はんだめっき膜表面のAg濃度の定量分析には、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)を使用した。
これらアニーラ焼鈍を実施した20本のフラットケーブル用導体を、0.5mmピッチで並行に配列して導体群を形成した。その後、導体群の両面を、片面にポリエステル系接着剤層を有するポリエステルフィルムでラミネートし、FFCを作製した。その後、FFCを所定長さに切断した後、導体長手方向端部におけるポリエステルフィルムを片面だけ剥離してフラットケーブル用導体を片面だけ露出させ、図3に示した構造のFFCを製造した。FFCのフラットケーブル用導体を構成するはんだ膜は、内周側のSn−Cu合金部と、外周側のSn−Ag合金部とで構成される。
(実施例2)
SnめっきCu線に、フラッシュめっきにより厚さ1μmの純Znめっき膜を成膜形成する以外は実施例1と同様にして、図3に示した構造のFFCを製造した。FFCのフラットケーブル用導体を構成するはんだ膜は、内周側のSn−Cu合金部と、外周側のSn−Zn合金部とで構成される。
(従来例1)
φ0.6mmのCu線の周囲に、電気メッキにより厚さ6μmの純Snめっき膜を成膜形成してなるSnめっきCu線をφ0.1mmまで冷間伸線した後、圧延ロールで厚さ0.05mm、幅0.32mmの精密平角線に形成した。その後は、実施例1と同様にして、図3に示した構造のFFCを製造した。FFCのフラットケーブル用導体を構成するはんだめっき膜は、純Snめっき膜である。
(従来例2)
φ0.6mmのCu線の周囲に、電気メッキにより厚さ10μmのSn−5wt%Pbめっき膜を成膜形成してなるSn−PbめっきCu線をφ0.1mmまで冷間伸線した後、圧延ロールで厚さ0.05mm、幅0.32mmの精密平角線に形成した。その後は、実施例1と同様にして、図3に示した構造のFFCを製造した。FFCのフラットケーブル用導体を構成するはんだめっき膜は、Sn−Pb合金めっき膜である。
実施例1,2及び従来例1,2の各FFCを、コネクタ(Pbフリーはんだめっき仕様)と嵌合させて室温放置試験(25℃)、熱衝撃試験(−55℃〜125℃)、および耐湿放置試験(55℃,95%RH)を、それぞれ1000hr実施した。その後、各FFCをコネクタから外し、はんだ膜表面のコネクタ嵌合部(接続部)におけるウィスカの発生状況を、それぞれ電子顕微鏡で観察した。各試験後のFFCの耐ウィスカ性及び各FFCの環境性の評価結果を表1に示す。
Figure 0004367149
表1に示すように、実施例1,2の各FFCは、いずれの試験条件においてもフラットケーブル用導体のはんだ膜表面にウィスカは確認されなかった。また、実施例1,2の各FFCは、Pbフリーであることから、環境性については全く問題がなかった。
これに対して、従来例1のFFCは、環境性については全く問題がなかった。しかし、いずれの試験条件においても、従来例1のFFCを構成するフラットケーブル用導体(純Snめっき平角導体)のはんだ膜表面には、ウィスカの発生が認められ、耐ウィスカ性があまり良好ではなかった。
また、従来例2のFFCは、いずれの試験条件においてもフラットケーブル用導体(Sn-Pb合金めっき平角導体)のはんだ膜表面にウィスカは確認されなかった。しかし、従来例2のFFCはPbを含んでいることから、環境性に問題があった。
以上より、実施例1,2の各FFCを構成するフラットケーブル用導体は、Pbフリーでありながら、これまでの実績で耐ウィスカ性の信頼性が高い従来例2のFFCを構成するフラットケーブル用導体と同等の耐ウィスカ性を有することが確認できた。
[実施例1]における実施例1のFFCについて、フラットケーブル用導体のはんだ膜表面のAg濃度測定を行った。
実施例1のFFCを構成するフラットケーブル用導体の、Sn−Ag合金から構成される外層部におけるAgとSnの定量分析結果を図4に示す。図4中の実線41はAg濃度(wt%)を、破線42はSn濃度(wt)を示している。
図4に実線41で示すように、Sn−Ag合金から構成される外層部の最表面におけるAg濃度は約3wt%であった。表面からの距離が0〜約50nmの範囲においては、距離が大きくなるにつれてAg濃度が徐々に上昇し、距離約50nmの時にAg濃度が最高(約28wt%)となった。距離が約50〜約250nmの範囲においては、距離が大きくなるにつれてAg濃度は徐々に減少し、距離約250nmの時にAg濃度はほぼゼロとなった。これに対して、図4に破線42で示すように、外層部の最表面におけるSn濃度は、約2wt%であった。表面からの距離が0〜約200nmの範囲においては、距離が大きくなるにつれてSn濃度が増加し、距離約200nmの時にSn濃度が最高(約98wt%)となった。このことから、はんだ膜表面の、距離が0〜約200nmの範囲においては、Sn−Ag合金の傾斜膜が形成されていることが確認できた。
表面において、合計が100wt%にならないのは、図示していないが、表面に酸化膜が形成されているためである。また、距離が約200nm以上の範囲においては、距離が大きくなるにつれてSn濃度は減少した。これは、図示していないが、平角導体に含まれるCu成分がはんだ膜に拡散しているため、距離が約200nm以上の範囲においてはCu濃度が徐々に増加していることに起因している。このことから、はんだ膜表面の距離が約200nm以上の範囲においては、Sn−Cu合金の傾斜膜が形成されていることが確認できた。
[実施例1]における実施例2のFFCについて、フラットケーブル用導体のはんだ膜表面のZn濃度測定を行った。
実施例2のFFCを構成するフラットケーブル用導体の、外層部におけるZnとSnの定量分析結果を図5に示す。図5中の実線51はZn濃度(wt%)を、破線52はSn濃度(wt)を示している。
図5に実線51で示すように、外層部の最表面におけるZn濃度は約3wt%であった。表面からの距離が0〜約70nmの範囲においては、距離が大きくなるにつれてZn濃度が徐々に上昇し、距離約70nmの時にZn濃度が最高(約36wt%)となった。距離が約70〜約300nmの範囲においては、距離が大きくなるにつれてZn濃度は徐々に減少し、距離が約300nmの時にZn濃度はほぼゼロとなった。これに対して、図5に破線52で示すように、外層部の最表面におけるSn濃度は、約2wt%であった。表面からの距離が0〜約230nmの範囲においては、距離が大きくなるにつれてSn濃度が増加し、距離約230nmの時にSn濃度が最高(約98wt%)となった。このことから、はんだ膜表面の、距離が0〜約230nmの範囲においては、Sn−Zn合金の傾斜膜が形成されていることが確認できた。
表面において、合計が100wt%にならないのは、図示していないが、表面に酸化膜が形成されているためである。また、距離が約230nm以上の範囲においては、距離が大きくなるにつれてSn濃度は減少した。これは、図示していないが、平角導体に含まれるCu成分がはんだ膜に拡散しているため、距離が約230nm以上の範囲においては、Cu濃度が徐々に増加していることに起因している。このことから、はんだ膜表面の距離が約230nm以上の範囲においては、Sn−Cu合金の傾斜膜が形成されていることが確認できた。
本発明の好適一実施の形態に係るフラットケーブル用導体の横断面図である。 図1の要部Aの拡大図である。 フレキシブルフラットケーブルの基本構造を示す斜視図である。 [実施例1]における実施例1のFFCを構成するフラットケーブル用導体の外層部のAgとSnの定量分析結果を示す図である。 [実施例1]における実施例2のFFCを構成するフラットケーブル用導体の外層部のZnとSnの定量分析結果を示す図である。
符号の説明
10 フラットケーブル用導体
11 平角導体(導体)
12 内層部
13 外層部
14 はんだ膜

Claims (6)

  1. フラットケーブル内部に配設される導体において、Cu又はCu合金で構成される導体の周囲に、CuとSnとの合金で構成される内層部と、SnとAg又はSnとZnの合金で構成される外層部とからなるはんだ膜が形成され、前記内層部は内周側から外周側に向ってSn濃度が連続的に高くなり、前記外層部は内周側から外周側に向ってAg又はZnの濃度が連続的に高くなっていて、前記外層部の最表面でのAg又はZnの濃度が0.01〜80wt%であることを特徴とするフラットケーブル用導体。
  2. 上記導体が平角導体である請求項1に記載のフラットケーブル用導体。
  3. フラットケーブル内部に配設される導体の製造方法において、Cu又はCu合金で構成される導体の周囲にSnめっき膜を形成し、そのSnめっき膜の周囲にAg又はZnのめっき膜を形成し、その後、拡散処理を施すことにより、導体とSnめっき膜との間およびSnめっき膜とAg又はZnのめっき膜との間で元素を相互拡散させ、上記導体の周囲に、SnとCuとの合金で構成され、内周側から外周側に向ってSn濃度が連続的に高くなる内層部と、SnとAg又はSnとZnの合金で構成され、内周側から外周側に向ってAg又はZnの濃度が連続的に高くなる外層部とからなり、前記外層部の最表面におけるAg又はZnの濃度が0.01〜80wt%であるはんだ膜を形成することを特徴とするフラットケーブル用導体の製造方法。
  4. Ag又はZnのめっき膜が形成された導体を平角に加工した後、その平角導体に拡散処理を施す請求項記載のフラットケーブル用導体の製造方法。
  5. 請求項1または2に記載のフラットケーブル用導体を複数本並行に配列してなる導体群の両面に、絶縁層を設けたことを特徴とするフラットケーブル。
  6. 上記絶縁層を、片面に接着層を有するプラスチックフィルム材で構成した請求項記載のフラットケーブル。
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