JP4367048B2 - 不揮発性記憶装置およびこれを用いた電子機器 - Google Patents
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Description
この不揮発性記憶装置は、図24に示すように、インバータINV12,INV13からなる通常のラッチ回路と、2つの強誘電体キャパシタC11,C12との他に、インバータINV11と、MOSトランジスタM21,M22からなる電子スイッチと、MOSトランジスタM23,M24からなる電子スイッチと、を備えている。
強誘電体キャパシタC11,C12には、ポンプ信号PUMP信号が供給されるようになっている。インバータINV11には、入力データDINが供給されるようになっている。MOSトランジスタM21,M24はクロック信号CLKによりオンオフ制御が行われ、MOSトランジスタM22,M23はクロック信号CLKXによりオンオフ制御が行われるようになっている。
まず、この従来装置の通常動作について、図24および図25を参照して説明する。この通常動作に先立って、電源オンオフ信号PWRLはLレベル、電源オンオフ信号PWRHはHレベルであるので、MOSトランジスタM25,M26はオンの状態にある。このため、インバータINV12,INV13に電源電圧VDDが供給されている。この状態は、以後維持される。
図25の期間T1では、入力データDINの入力動作を行う。
この期間T1では、入力データDINはHレベルとなっている。また、この期間T1では、クロック信号CLKはHレベル、クロック信号CLKXはLレベルであるので、MOSトランジスタM21,M22がオン、MOSトランジスタM23,M24がオフとなる。さらに、ポンプ信号PUMPはLレベルである。
また、このときには、Hレベルの出力データDOUTは、インバータINV12で反転され、インバータINV12の出力データQ1はLレベルとなる。このとき、強誘電体キャパシタC11の両端には、その出力データQ1のLレベルとポンプ信号PUMPのLレベルが印加されており、その両端の電位差がないので、分極方向は不定のままである。一方、強誘電体キャパシタC12の両端には、出力データDOUTのHレベルとポンプ信号PUMPのLレベルが印加されている。このときの強誘電体キャパシタC12の分極方向を、図25に示すように、下向き(図25では「↓」と表すものとする)とする。
図25の期間T2では、入力データDINのラッチ回路へのラッチ動作、および強誘電体キャパシタC11,C12の分極方向の書き込み動作を行う。
この期間T2では、入力データDINはHレベルとなっている。また、この期間T2では、クロック信号CLKはLレベル、クロック信号CLKXはHレベルであるので、MOSトランジスタM21,M22がオフ、MOSトランジスタM23,M24がオンとなる。さらに、ポンプ信号PUMPはHレベルである。
図25の期間T3は、入力データDINのラッチ回路および強誘電体キャパシタC11,C12でのラッチ状態を示し、その期間T3と期間T2の各部の波形では、ポンプ信号PUMPのレベルが異なっている。
ここで、期間T4〜期間T6の各動作は、期間T1〜期間T3の各動作に対応するので、ここではその説明は省略する。なお、この場合には、入力データDINがLレベルであるので、図25の期間T5からわかるように、強誘電体キャパシタC11,C12の書き込まれた分極方向が、期間T2に比べて逆になっていることがわかる。
ここで、図26は、データ「1」の読み出し時の各部の動作波形を示す。また、図27は、データ「0」の読み出し時の各部の動作波形例を示す。
このデータの読み出し時には、以下のように設定する必要がある。すなわち、入力データDINはLレベル、クロック信号CLKはLレベル、クロック信号CLKXはHレベルとする。このため、MOSトランジスタM21,M22がオフ、MOSトランジスタM23,M24がオンの状態になる。
このときには、強誘電体キャパシタC11,C12にはデータ「1」が保持されているものとしているので、その分極方向は、図26の期間T1に示すようになる。
図26の期間T3では、電源オンオフ信号PWRLがLレベル、電源オンオフ信号PWRHがHレベルとする。このため、インバータINV12,INV13は、電源電圧VDDが供給される状態となる。これにより、出力データDOUTとQ1の電圧の差が広げられるので、出力データDOUTはHレベルに、Q1(Q2)はLレベルになる。
図26の期間T4では、読み出したデータの書き込みを行う。図26の期間T3において、強誘電体キャパシタC11の分極は、図中の丸印で示すように実際には分極方向に変化はないが、分極量(電荷の保存量)に変化があり、このままでは、次回の読み出し時にデータを正常に読み出せないおそれがある。そこで、図26の期間T4で、データの書き込みを行うようにしている。
図27は、データ「0」の読み出し時の各部の動作波形例を示す。
この場合には、強誘電体キャパシタC11,C12にはデータ「0」が保持されている点が、上記の場合と異なり、その読み出しの制御は上記の場合と基本的に同様であるので、その動作説明については省略する。なお、図27の期間T1〜T5は、図26の期間T1〜T5に対応する。
日経マイクロデバイス 2002年12月号 P140
(1)強誘電体キャパシタを2つ使用しているので、製造の際の歩留りが低下する。
(2)データのラッチ時に、2つの強誘電体キャパシタに電圧が常に印加された状態になるので、強誘電体キャパシタの寿命が短くなり、この結果、装置の寿命が短くなる。
(3)装置の構成上、ラッチしているデータ以外のデータを、強誘電体キャパシタに保持することができないので、電源の投入後の出力に自由度がない。
そこで、本発明の目的は、歩留りの向上、寿命の長期化、データ処理の自由度の増加、およびデータの記憶処理などの制御動作の容易化が実現できるようにした不揮発性記憶装置を提供することにある。
すなわち、第1の発明は、強誘電体キャパシタを含む強誘電体メモリと、前記強誘電体キャパシタへ書き込む入力データまたは前記強誘電体キャパシタから読み出す出力データに基づく第1のデータをラッチするラッチ回路と、前記出力データに基づく第2のデータが入力され、前記第1のデータを出力するクロックドインバータと、を備え、前記入力データを前記強誘電体キャパシタに書き込むときには、前記入力データを前記出力データとして前記第1のデータをラッチ回路がラッチすることが可能となっており、前記入力データを前記強誘電体キャパシタの一端に印加し、前記入力データを反転させた反転入力データを前記強誘電体キャパシタの他端に印加し、前記出力データを前記強誘電体キャパシタから読み出すときには、前記他端に読み出し用の信号を印加するとともに前記一端から前記出力データを読み出し、前記クロックドインバータを動作させて前記第1のデータを前記ラッチ回路がラッチするようになっている。
第5の発明は、第1乃至第4のうちのいずれかの発明において、前記ラッチ回路の出力データを前記強誘電体キャパシタに帰還自在に構成し、前記ラッチ回路の出力データを前記強誘電体キャパシタに再書き込みするようになっている。
第7の発明は、第3の発明である不揮発性記憶装置を複数個備えるとともに、前記複数の不揮発性記憶装置がそれぞれ有する前記制御回路を共通の制御信号生成回路に置き換え、前記制御信号生成回路は、データの書き込み、データの保持、またはデータの読み出しの動作のうちのいずれか1つを設定する2ビットの動作設定信号が入力されると、その動作設定信号に従って前記各不揮発性記憶装置の前記クロックドインバータおよび前記第1スイッチ乃至第4スイッチをそれぞれオンオフ制御するようになっている。
第10の発明は、第8または第9の発明において、前記クロックドインバータを、インバータと電子スイッチに置き換えるようにした。
上記のような構成からなる本発明の不揮発性記憶装置によれば、歩留りの向上、寿命の長期化、データ処理の自由度の増加、またはデータの記憶処理などの制御動作の容易化が実現できる。
図1は、本発明の不揮発性記憶装置の第1実施形態の構成を示す回路図である。
この第1実施形態に係る不揮発性記憶装置1は、図1に示すように、1つの強誘電体キャパシタCを含み、その強誘電体キャパシタCに対して1ビットの入力データDINの書き込みまたは読み出しが可能な強誘電体メモリ2と、入力データDINまたは強誘電体メモリ2からの読み出しデータの記憶(ラッチ)が可能なラッチ回路5と、データの2値化を行うコンパレータ3と、強誘電体メモリ2とラッチ回路5との間にコンパレータ3を介して介在されるクロックドインバータ4と、強誘電体メモリ2の制御やクロックドインバータ4のオンオフ制御を行う各種の制御信号を生成する制御回路(図示せず)と、を備えている。
MOSトランジスタM1,M2の各ゲートには、制御端子10に供給されるオンオフ信号DSが印加され、これによりMOSトランジスタM1,M2がオンオフ制御されるようになっている。MOSトランジスタM3のゲートには、制御端子11に供給されるオンオフ信号SPが印加され、これによりMOSトランジスタM3がオンオフ制御されるようになっている。MOSトランジスタM4のゲートには、制御端子14に供給されるオンオフ信号PPONが印加され、これによりMOSトランジスタM4がオンオフ制御されるようになっている。
コンパレータ3は、入力データDINまたは強誘電体メモリ2(強誘電体キャパシタC)からの読み出しデータを、基準電圧供給端子13に供給される基準電圧VREFと比較して、そのデータが基準電圧VREF以上の場合にはHレベルを出力し、そのデータが基準電圧VREF以下の場合にはLレベルを出力するようになっている。コンパレータ3の出力Q1は、クロックドインバータ4に入力されるようになっている。
すなわち、MOSトランジスタM6のゲートには、制御端子8に供給されるオンオフ信号LTHが印加され、これによりMOSトランジスタM6がオンオフ制御されるようになっている。MOSトランジスタM7のゲートには、制御端子9に供給されるオンオフ信号LTHXが印加され、これによりMOSトランジスタM7オンオフ制御されるようになっている。
ラッチ回路5は、入力端子6に供給される入力データDIN、または強誘電体キャパシタCの読み出しデータを、コンパレータ3およびクロックドインバータ4を介して一時的に記憶するものである。このために、このラッチ回路5は、図1に示すように、2つのインバータINV1とインバータINV2の入力と出力を相互に接続させたフリップフロップからなる。このラッチ回路5の出力が、出力データDOUTとして出力端子7から取り出されるようになっている。
次に、このような構成からなる第1実施形態の動作について、図1〜図7を参照して説明する。
図2において、期間T20,T21では、データの書き込み(強誘電体キャパシタCへの分極方向データの書き込み)と出力動作を行う。また、期間T10,T11,T12では、その書き込んだデータの保持動作(ラッチ動作)を行う。以下に、これら動作について詳述する。
図2の期間T10では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1,M2はオフの状態にあり、入力データDINは強誘電体メモリ2には入力されない。このとき、オンオフ信号SPはHレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオン状態にあり、MOSトランジスタM1とMOSトランジスタM3の共通接続点であるノードQは、グランドGNDに接続されてLレベルにある。このとき、ポンプ信号PUMPは、Lレベルにある。
さらに、期間T10では、オンオフ信号LTHはLレベル、オンオフ信号LTHXはHレベルであるので、MOSトランジスタM6,M7はいずれもオフとなり、クロックドインバータ4は電源電圧VDDが供給されない動作がオフの状態となる。また、このときには、出力データDOUTは、前の状態が定義されていないので、図示のように不定である。
以上述べた図2の期間T10における動作の等価回路は、図3に示すようになる。
次に、図2の期間T20の動作について、図4を参照して説明する。
図2の期間T20では、オンオフ信号DSはHレベルであるので、MOSトランジスタM1,M2はオンになる。このため、入力データDINは、MOSトランジスタM1を介して強誘電体キャパシタCの一端側に印加され、その入力データDINはインバータINV3で反転されて強誘電体キャパシタCの他端側に印加される。
さらに、期間T20では、オンオフ信号LTHはHレベル、オンオフ信号LTHXはLレベルであるので、MOSトランジスタM6,M7はいずれもオンとなり、クロックドインバータ4は電源電圧VDDが供給されて動作状態にある。このときの等価回路は、図4に示すようになる。
ここで、クロックドインバータ4の出力Q2の駆動能力は、ラッチ回路5を構成するインバータINV2の駆動能力よりも高く設定されている。すなわち、クロックドインバータ4の出力インピーダンス値は、インバータINV1の出力インピーダンス値より、小さな値となっている。このため、ラッチ回路5の入力は、クロックドインバータ4の出力Q2に従い、出力Q2がLレベルであるので、ラッチ回路5の出力である出力データDOUTはHレベルとなる。
図2の期間T11の各部の制御波形は、すでに説明した同図の期間T10の各部の制御波形と同じになり、また期間T11における等価回路は図3に示すようになる。
このため、期間T11では、強誘電体キャパシタCの両端はLレベル(グランド電位)になっているので、電位差のない状態になっている。従って、強誘電体キャパシタCは、期間T20での下向きの分極方向が保持される。また、ノードQがLレベルのため、コンパレータ3の出力信号Q1はLレベルとなる。
次に、図2の期間T21の動作について説明する。
ただし、この期間T21では、入力データDINがLレベルであるので、強誘電体キャパシタCにはLレベルの分極方向データが書き込まれ、出力端子7から出力される出力データDOUTはLレベルとなる点が、期間T20の場合の動作とは異なる。
図2の期間T12の各部の制御波形は、すでに説明した同図の期間T10,T11の各部の制御波形と同じになり、また期間T12における等価回路は図3に示すようになる。
このため、期間T12では、強誘電体キャパシタCは、期間T21での上向きの分極方向が保持される。また、ラッチ回路5の出力データDOUTは期間T21の状態が維持され、その出力データDOUTはLレベルとなる。
図5(a)は、強誘電体キャパシタCの保持データが「1」の場合の読み出し動作時の各部の波形を示し、図5(b)はその保持データが「0」の場合の読み出し動作時の各部の波形を示す。
次に、図5(a)の期間T10,T11,T12,T13の各動作を以下に詳述する。
次に、図5(a)の期間T11の動作について説明する。
この期間T11では、電源がオンされ、ラッチ状態にあり、このときの等価回路は図3に示すようになる。期間T11は電源投入直後でデータの設定はされていないので、出力データDOUTは不定になっている。
次に、図5(a)の期間T12の動作について、図6を参照して説明する。
この期間T12では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1、M2はオフ状態にある。このため、入力データDINとその入力データDINがインバータINV3で反転されたデータは、強誘電体キャパシタCには入力されない。このとき、オンオフ信号SPはLレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオフ状態にある。
次に、図5(b)の期間T20,T21,T22,T23の各動作について、以下に詳述する。
まず、図5(b)の期間T20は電源がオフの状態である。この場合には、強誘電体キャパシタCの保持データは「0」であるので、その分極方向は上向きである。
この期間T21では、電源がオンされ、ラッチ状態にあり、このときの等価回路は図3に示すようになる。期間T21は電源投入直後でデータの設定はされていないので、出力データDOUTは不定になっている。
このとき、強誘電体キャパシタCの両端の電圧は、図2のラッチ状態と同様にLレベルになっているので、強誘電体キャパシタCの両端の電位差はなく、分極方向の変化はない。このため、その分極方向は上向きのままである。
この期間T22では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1、M2はオフ状態にある。このため、入力データDINとその入力データDINがインバータINV3で反転されたデータは、強誘電体キャパシタCには入力されない。このとき、オンオフ信号SPはLレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオフ状態にある。
この結果、強誘電体キャパシタCは、ノードQ側がLレベルでノードQX側がHレベルの電圧が印加されることになるので、その分極方向は上向きとなる。このように、期間T21から期間T22への遷移では、強誘電体キャパシタCの分極方向に変化がないので、ノードQは低い電圧となる。コンパレータ3には、そのノードQの低電圧が入力され、これが基準電圧VREF以下であるので、コンパレータ3の出力Q1はLレベルとなる。
次に、強誘電体キャパシタCからのデータ出力動作について、図7を参照して説明する。
図7(a)に示すように、図1のノードQには、配線パターンやMOSトランジスタM1,M3等とグランドとの間に、浮遊容量C1が存在する。また、この浮遊容量C1は、管理され、回路動作に最適化された値になるように設計されている。
図7(d)は強誘電体キャパシタCに分極方向の変化がある場合を示し、これは図5(a)の期間T11から期間T12に遷移する場合に相当する。このときの時間とノードQの電圧との関係は、図7(e)に示すようになる。
そこで、図7(c)(e)に示すように、例えばその電位差ΔVの中間に基準電圧VREFを設定すれば、コンパレータ3を使用してノードQの電圧を2値化できる。
次に、以上の説明を踏まえて、図5(a)(b)を参照してノードQの出力について説明する。
まず、保持データが「1」の場合の読み出しについて、図5(a)を参照して説明する。
この場合は図5(b)の期間T21から期間T22への遷移であって、分極方向に変化がないので、図7(c)の状態になり、ノードQの電圧は低電位となる。このノードQの電圧は、コンパレータ3で基準電圧VREFと比較され、その出力Q1はLレベルとなる。このとき、クロックドインバータ4は動作状態にあるので、その出力Q2はHレベルとなり、ラッチ回路5から出力される出力データDOUTはLレベルとなる。
また、第1実施形態によれば、強誘電体キャパシタにデータ書き込み後は、それに電圧を印加しなくても良いので、強誘電体キャパシタの寿命の長期化を図ることができる。
さらに、第1実施形態によれば、強誘電体キャパシタへのデータの書き込みとデータの入力を同時に行うことができるので、分極方向・データの書き込み、データのラッチ、データの読み出しの3つの設定になる。このため、その制御が容易となる。
次に、本発明の第2実施形態の構成について、図8を参照して説明する。
この第2実施形態に係る不揮発性記憶装置1Aは、図1に示す第1実施形態を基本とし、これに図8に示すようなオンオフ自在なスイッチ素子であるMOSトランジスタM9,M10を追加し、ラッチ回路5の出力データDOUTを強誘電体メモリ2に帰還できるようにし、これによりその出力データDOUTを強誘電体メモリ2(強誘電体キャパシタC)に再書き込みできるようにした。
次に、このような構成からなる第2実施形態の動作について、図8〜図11を参照して説明する。
図9は、この第2実施形態のデータの書き込み動作、およびその書き込んだデータの保持動作のときの各部の波形図である。この動作時には、オンオフ信号DSRはLレベルであり、MOSトランジスタM9,M10はオフ状態にある。
このため、第2実施形態のデータの書き込み動作、およびその書き込んだデータの保持動作は、上述した第1実施形態のデータの書き込み動作、およびその書き込んだデータの保持動作と同じになるので、その動作の説明はここでは省略する。
そこで、この第2実施形態では、MOSトランジスタM9,M10を利用して、その消えたデータをもう一度強誘電体キャパシタCに書き込むようにしたので、その動作について図10を参照して説明する。
まず、強誘電体キャパシタCの保持データ「1」のときに、これを読み出すとともに再書き込みする動作について、図10(a)を参照して説明する。
ここで、図10(a)の期間T10,T11,T12の各動作は、図5(a)の期間T10,T11,T12の各動作と同様であるので、その説明は省略し、期間T13,T14の動作について説明する。
この期間T13では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1、M2はオフ状態にある。このため、入力データDINとその入力データDINがインバータINV3で反転されたデータは、強誘電体キャパシタCには入力されない。このとき、オンオフ信号SPはLレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオフ状態にある。
図10(a)の期間T12から期間T13への遷移において、図8および図11に示すクロックドインバータ4はオフの状態になっている。このため、期間T13の出力データDOUTは、期間T12にラッチ回路5でラッチされたHレベルとなる。
図10(a)の期間T14では、期間T12にラッチ回路5で記憶された読み出しデータのラッチ動作が行われる。
次に、強誘電体キャパシタCの保持データ「0」のときに、これを読み出すとともに再書き込みする動作について、図10(b)を参照して説明する。
ここで、図10(b)の期間T20,T21,T22の各動作は、図5(b)の期間T20,T21,T22の各動作と同様であるので、その説明は省略し、期間T23,T24の動作について説明する。
この期間T23では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1、M2はオフ状態にある。このため、入力データDINとその入力データDINがインバータINV3で反転されたデータは、強誘電体キャパシタCには入力されない。このとき、オンオフ信号SPはLレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオフ状態にある。
図10(b)の期間T22から期間T23への遷移において、図8および図11に示すクロックドインバータ4はオフの状態になっている。このため、期間T23の出力データDOUTは、期間T22にラッチ回路5でラッチされたLレベルになる。
次に、図10(b)の期間T24では、期間T22にラッチ回路5で記憶された読み出しデータのラッチ動作が行われる。
以上説明したように、第2実施形態によれば、強誘電体キャパシタへのデータの書き込みとデータの入力を同時に行うことができるので、分極方向・データの書き込み、データのラッチ、データの読み出し、およびデータの再書き込みの4つの動作の設定で足りる。このため、その制御が容易となる。
図8に示す第2実施形態に係る不揮発性記憶装置1Aは、1ビットの入力データDINが記憶できるにすぎず、複数ビットの入力データを記憶できる不揮発性記憶装置が望まれる。さらに、その記憶処理の際に、その制御が容易にできる上にその誤制御がないことが望まれる。
このため、第3実施形態は、図12に示すように、8ビットの入力データDIN0、DIN1・・・・DIN7を記憶するために、図8に示す不揮発性記憶装置1Aを8つ備えるとともに、その8つの不揮発性記憶装置1に共通に使用する制御信号を生成する制御信号生成回路21を備えるようにした。
図8に示す不揮発性記憶装置1Aの動作をまとめると、次の(1)〜(4)の4種類となる。
(1)データの書き込みと出力動作
(2)データの読み出し動作(強誘電体キャパシタCへの分極方向データの読み出し動作)
(3)ラッチ動作(分極方向の保持と出力データの保持)
(4)分極方向の再書き込み動作
これらの4つの動作と、その各動作に対応する各部のオンオフ信号SP,DS、ポンプ信号PUMP、オンオフ信号PPON,LTH,LTHX,DSRの状態を、図9及び図10を参照してまとめると、図13に示す表のようになる。
図8に示す不揮発性記憶装置1Aは、上記のように、分極方向の書き込みとデータの書き込みとを同時に行えるようにしたので、必要な動作は上記の4種類で実現できる。その4種類の動作の設定は、2種類(2ビット)の動作設定信号TRG,MEMの組み合わせで実現できる。
また、その2ビットの動作設定信号TRG,MEMに基づき、これに対応するオンオフ信号SP,DS、ポンプ信号PUMP、オンオフ信号PPON,LTH,LTHX,DSRを生成することは、論理回路の使用により容易に可能である。
具体的には、制御信号生成回路21は、図14に示すように、インバータ211、212と、ノア回路213〜217と、インバータ218とから構成するようにした。
次に、このような構成からなる第3実施形態の動作について、図15および図16を参照して説明する。
ここで、図15によれば、データの書き込み動作、およびその書き込んだデータの保持動作のときには、動作設定信号TRGの設定動作のみで、その動作の制御ができる。このため、その制御がきわめて容易である。
次に、本発明の第4実施形態の構成について、図17を参照して説明する。
この第4実施形態に係る不揮発性記憶装置1Bは、図8に示す第2実施形態を基本とし、図17に示すように、図8のコンパレータ3を省略するとともに、図8のラッチ回路5をラッチ回路5Aに置き換えたものである。
次に、このような構成からなる第4実施形態の動作について、図面を参照して説明する。
図9において、期間T20,T21では、データの書き込み(強誘電体キャパシタCへの分極方向データの書き込み)と出力動作を行う。また、期間T10,T11,T12では、その書き込んだデータの保持動作(ラッチ動作)を行う。以下に、これら動作について詳述する。
図9の期間T10では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1はオフの状態にあり、入力データDINは強誘電体メモリ2には入力されない。このとき、オンオフ信号SPはHレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオン状態にあり、MOSトランジスタM1とMOSトランジスタM3の共通接続点であるノードQは、グランドGNDに接続されてLレベルにある。このとき、ポンプ信号PUMPは、Lレベルにある。
さらに、期間T10では、オンオフ信号LTHはLレベル、オンオフ信号LTHXはHレベルである。このため、MOSトランジスタM6,M7はいずれもオフとなり、クロックドインバータ4は電源電圧VDDが供給されず動作がオフの状態となる。また、MOSトランジスタM11,M12はオンとなり、電子スイッチ22はオンとなる。
このように、期間T10はデータのラッチ状態であるが、ラッチしているデータを定義していないので、出力データDOUTは図示のように不定になる。
次に、図9の期間T20の動作について、図18を参照して説明する。
図9の期間T20では、オンオフ信号DSはHレベルであるので、MOSトランジスタM1,M2はオンになる。このため、入力データDINは、MOSトランジスタM1を介して強誘電体キャパシタCの一端側に印加され、その入力データDINはインバータINV3で反転されて強誘電体キャパシタCの他端側に印加される。
さらに、期間T20では、オンオフ信号LTHはHレベル、オンオフ信号LTHXはLレベルである。このため、MOSトランジスタM6,M7はいずれもオンとなり、クロックドインバータ4は電源電圧VDDが供給されて動作状態にある。また、MOSトランジスタM11,M12はオフとなり、電子スイッチ22はオフとなる。このとき、オンオフ信号DSRはLレベルであるので、MOSトランジスタM9,M10はオフである。
期間T20では、入力データDINがHレベルであるので、ノードQはHレベルとなる。このときには、クロックドインバータ4は動作状態であるので、インバータとして動作することになる。従って、ノードQの電位がHレベルであり、この電位が基準電圧VREF(クロックドインバータ4の有するしきい値電圧)を上回るので、そのHレベルの電位はクロックドインバータ4で反転されて、クロックドインバータ4の出力Q1はLレベルとなる。
次に、図9の期間T11の動作について説明する。
図9の期間T11の各部の制御波形は、すでに説明した同図の期間T10の各部の制御波形と同じになり、また期間T11における等価回路は図19に示すようになる。
さらに、クロックドインバータ4は電源電圧VDDが供給されない動作がオフ状態にあるので、そのノードQのLレベルがクロックドインバータ4の出力信号Q1に影響を与えることはない。このため、ラッチ回路5Aの入力信号Q1と出力データDOUTは期間T20の状態を維持し、その出力データDOUTはHレベルとなり、ラッチ動作が行われる。
図9の期間T21の各部の制御波形は、すでに説明した同図の期間T20の各部の制御波形と同じになり、また期間T21における等価回路は図18に示すようになる。
ただし、この期間T21では、入力データDINがLレベルであるので、強誘電体キャパシタCにはLレベルの分極方向データが書き込まれ、出力端子7から出力される出力データDOUTはLレベルとなる点が、期間T20の場合の動作とは異なる。
また、期間T21では、入力データDINがLレベルであるので、ノードQはLレベルとなる。このため、クロックドインバータ4の出力Q1はHレベルとなり、ラッチ回路5Aの出力である出力データDOUTはLレベルとなる。
図9の期間T12の各部の制御波形は、すでに説明した同図の期間T10,T11の各部の制御波形と同じになり、また期間T12における等価回路は図19に示すようになる。
このため、期間T12では、強誘電体キャパシタCは、期間T21での上向きの分極方向が保持される。また、ラッチ回路5の出力データDOUTは期間T21の状態が維持され、その出力データDOUTはLレベルとなる。
まず、強誘電体キャパシタCの保持データが「1」のときに、これを読み出すとともに再書き込みする動作について、図10(a)を参照して説明する。
図10(a)において、期間T10は電源がオフの状態、期間T11では強誘電体キャパシタCがデータ保持の動作を行い、期間T12では強誘電体キャパシタCの分極方向データの読み出し動作を行い、期間T13ではその読み出したデータの再書き込み動作を行い、期間T14ではデータの保持動作を行う。
まず、図10(a)の期間T10は電源がオフの状態である。この場合には、強誘電体キャパシタCの保持データは「1」であるので、その分極方向は下向きである。
次に、図10(a)の期間T11の動作について説明する。
この期間T12では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1、M2はオフ状態にある。このため、入力データDINとその入力データDINがインバータINV3で反転されたデータは、強誘電体キャパシタCには入力されない。このとき、オンオフ信号SPはLレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオフ状態にある。
この期間T13では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1、M2はオフ状態にある。このため、入力データDINとその入力データDINがインバータINV3で反転されたデータは、強誘電体キャパシタCには入力されない。このとき、オンオフ信号SPはLレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオフ状態にある。
図10(a)の期間T12から期間T13への遷移において、クロックドインバータ4はオフの状態になっている。このため、期間T13の出力データDOUTは、期間T12にラッチ回路5AでラッチされたHレベルとなる。
図10(a)の期間T14では、期間T12にラッチ回路5で記憶された読み出しデータのラッチ動作が行われる。
次に、強誘電体キャパシタCの保持データが「0」のときに、これを読み出すとともに再書き込みする動作について、図10(b)を参照して説明する。
次に、図10(b)の期間T20,T21,T22,T23の各動作を以下に詳述する。
次に、図10(b)の期間T21の動作について説明する。
この期間T21では、電源がオンされ、ラッチ状態にあり、このときの等価回路は図19に示すようになる。期間T21は電源投入直後でデータの設定はされていないので、出力データDOUTは不定になっている。このとき、強誘電体キャパシタCの両端の電圧は、Lレベルになっているので、強誘電体キャパシタCの両端の電位差はなく、分極方向の変化はない。このため、その分極方向は上向きのままである。
この期間T22では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1、M2はオフ状態にある。このため、入力データDINとその入力データDINがインバータINV3で反転されたデータは、強誘電体キャパシタCには入力されない。このとき、オンオフ信号SPはLレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオフ状態にある。
この期間T23では、オンオフ信号DSはLレベルにあるので、MOSトランジスタM1、M2はオフ状態にある。このため、入力データDINとその入力データDINがインバータINV3で反転されたデータは、強誘電体キャパシタCには入力されない。このとき、オンオフ信号SPはLレベルにあるので、MOSトランジスタM3はオフ状態にある。
図10(b)の期間T22から期間T23への遷移において、クロックドインバータ4はオフの状態になっている。このため、期間T23の出力データDOUTは、期間T22にラッチ回路5AでラッチされたLレベルとなる。
図10(b)の期間T24では、期間T22にラッチ回路5で記憶された読み出しデータのラッチ動作が行われる。
次に、図17に示す第4実施形態の利点について、図8に示す第2実施形態と比較して説明する。
(1)第4実施形態は、第2実施形態よりも消費電力が少ない。
(2)第4実施形態では、第2実施形態で使用されるコンパレータ(図8参照)が不要である。
これからわかるように、第2実施形態でもインバータによりその出力電圧の検出(2値化)は可能であるが、第4実施形態の方が、インバータでの検出がより安定となる。このため、第4実施形態では、コンパレータを省略することができる。
この第5実施形態に係る不揮発性記憶装置1Cは、図17に示す第4実施形態を基本とし、図17のクロックドインバータ4を、図22に示すように、インバータ4Aおよび電子スイッチ4Bに置き換え、これらを強誘電体メモリ2とラッチ回路5Aとの間に設けるようにしたものである。
そこで、この第5実施形態に係る不揮発性記憶装置1Cは、図17に示すクロックドインバータ4を、図22に示すように、MOSトランジスタM5,M8からなるインバータ4Aと、MOSトランジスタM6,M7からなる電子スイッチ4Bとに置き換え、クロックドインバータ4と実質的に同一の機能を実現するようにした。
次に、本発明の第6実施形態の構成について、図23を参照して説明する。
この第6実施形態に係る不揮発性記憶装置1Dは、図1に示す第1実施形態を基本とし、図1のクロックドインバータ4を、図21に示すように、インバータ4Aおよび電子スイッチ4Bに置き換え、これらをコンパレータ3とラッチ回路5との間に直列に設けるようにしたものである。
図23に示すように、インバータ4Aは、図22に示すインバータ4Aと同様に構成されている。また、インバータ4Aの入力側は図1に示すコンパレータ3の出力側と接続され、インバータ4Aの出力側は電子スイッチ4Bの一端側に接続されている。さらに、図23に示す電子スイッチ4Bは、図22に示す電子スイッチ4Bと同様に構成されている。
なお、上記の各実施形態では、データを強誘電体キャパシタCに書き込むときにクロックドインバータ4を動作状態にしてそのデータをラッチ回路5にラッチするようにした。しかし、そのデータの強誘電体キャパシタCへの書き込みの際に、そのラッチ回路5へデータをラッチことは必ずしも必要でなく、必要に応じてラッチするようにしても良い。
そこで、本発明の電子機器に、上記の第1実施形態〜第6実施形態を適用した場合について説明する。ここで、その電子機器の具体例としては、パーソナルコンピュータ、液晶表示装置、電子スチルカメラなどがある。
Claims (11)
- 強誘電体キャパシタを含む強誘電体メモリと、
前記強誘電体キャパシタへ書き込む入力データまたは前記強誘電体キャパシタから読み出す出力データに基づく第1のデータをラッチするラッチ回路と、
前記出力データに基づく第2のデータが入力され、前記第1のデータを出力するクロックドインバータと、
を備え、
前記入力データを前記強誘電体キャパシタに書き込むときには、前記入力データを前記出力データとして前記第1のデータをラッチ回路がラッチすることが可能となっており、前記入力データを前記強誘電体キャパシタの一端に印加し、前記入力データを反転させた反転入力データを前記強誘電体キャパシタの他端に印加し、
前記出力データを前記強誘電体キャパシタから読み出すときには、前記他端に読み出し用の信号を印加するとともに前記一端から前記出力データを読み出し、前記クロックドインバータを動作させて前記第1のデータを前記ラッチ回路がラッチすることを特徴とする不揮発性記憶装置。 - 強誘電体キャパシタを含む強誘電体メモリと、
前記強誘電体キャパシタへ書き込む入力データまたは前記強誘電体キャパシタから読み出す出力データに基づく第1のデータをラッチするラッチ回路と、
前記第1のデータを前記ラッチ回路に供給するか否かを制御する第1スイッチと、
前記強誘電体メモリの動作を制御する制御回路と、
を備え、
前記強誘電体メモリは、
前記入力データを前記強誘電体キャパシタの一端に供給するか否かを制御する第2スイッチと、
前記入力データを反転させた反転データを前記強誘電体キャパシタの他端に供給するか否かを制御する第3スイッチと、
前記一端に固定電位を供給するか否かを制御する第4スイッチと、
前記他端に読み出し用の信号を印加するか否かを制御する第5スイッチと、
をさらに含み、
前記制御回路は、
前記入力データを前記強誘電体キャパシタに書き込むときには、前記入力データを前記出力データとして前記第1のデータをラッチ回路がラッチすることを可能とし、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチをオンにし、
前記出力データを前記強誘電体キャパシタから読み出すときには、前記第4スイッチをオフにするとともに前記第5スイッチをオンにして前記出力データを読み出し、前記第1スイッチをオンにして前記第1のデータを前記ラッチ回路がラッチすることを特徴とする不揮発性記憶装置。 - 強誘電体キャパシタを含む強誘電体メモリと、
前記強誘電体キャパシタへ書き込む入力データまたは前記強誘電体キャパシタから読み出す出力データに基づく第1のデータをラッチするラッチ回路と、
前記出力データに基づく第2のデータが入力され、前記第1のデータを出力するクロックドインバータと、
前記強誘電体メモリの動作を制御する制御回路と、
を備え、
前記強誘電体メモリは、
前記入力データを前記強誘電体キャパシタの一端に供給するか否かを制御する第1スイッチと、
前記入力データを反転させた反転データを前記強誘電体キャパシタの他端に供給するか否かを制御する第2スイッチと、
前記一端に固定電位を供給するか否かを制御する第3スイッチと、
前記他端に読み出し用の信号を印加するか否かを制御する第4スイッチと、
をさらに含み、
前記制御回路は、
前記入力データを前記強誘電体キャパシタに書き込むときには、前記入力データを前記出力データとして前記第1のデータをラッチ回路がラッチすることを可能とし、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをオンにし、
前記出力データを前記強誘電体キャパシタから読み出すときには、前記第3スイッチをオフにするとともに前記第4スイッチをオンにして前記出力データを読み出し、前記クロックドインバータを動作させて前記第1のデータを前記ラッチ回路がラッチすることを特徴とする不揮発性記憶装置。 - 前記入力データまたは前記強誘電体キャパシタから読み出す出力データの2値化を行うコンパレータを、さらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちのいずれかに記載の不揮発性記憶装置。
- 前記ラッチ回路の出力データを前記強誘電体キャパシタに帰還自在に構成し、前記ラッチ回路の出力データを前記強誘電体キャパシタに再書き込みするようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれかに記載の不揮発性記憶装置。
- 前記クロックドインバータを、インバータと電子スイッチに置き換えたことを特徴とする請求項3に記載の不揮発性記憶装置。
- 請求項3に記載の不揮発性記憶装置を複数個備えるとともに、
前記複数の不揮発性記憶装置がそれぞれ有する前記制御回路を共通の制御信号生成回路に置き換え、
前記制御信号生成回路は、データの書き込み、データの保持、またはデータの読み出しの動作のうちのいずれか1つを設定する2ビットの動作設定信号が入力されると、その動作設定信号に従って前記各不揮発性記憶装置の前記クロックドインバータおよび前記第1スイッチ乃至第4スイッチをそれぞれオンオフ制御するようになっていることを特徴とする不揮発性記憶装置。 - 強誘電体キャパシタを含む強誘電体メモリと、
前記強誘電体キャパシタへ書き込む入力データまたは前記強誘電体キャパシタから読み出す出力データに基づく第1のデータをラッチするラッチ回路と、
前記出力データに基づく第2のデータが入力され、前記第1のデータを出力するクロックドインバータと、
前記強誘電体メモリの動作を制御する制御回路と、
を備え、
前記ラッチ回路は、
2つのインバータと、第1スイッチと、を含み、前記第1スイッチがオンのときフリップフロップとなる回路であり、
前記強誘電体メモリは、
前記入力データを前記強誘電体キャパシタの一端に供給するか否かを制御する第2スイッチと、
前記入力データを反転させた反転データを前記強誘電体キャパシタの他端に供給するか否かを制御する第3スイッチと、
前記一端に固定電位を供給するか否かを制御する第4スイッチと、
前記他端に読み出し用の信号を印加するか否かを制御する第5スイッチと、
をさらに含み、
前記制御回路は、
前記入力データを前記強誘電体キャパシタに書き込むときには、前記入力データを前記出力データとして前記第1のデータをラッチ回路がラッチすることを可能とし、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチをオンにし、
前記出力データを前記強誘電体キャパシタから読み出すときには、前記第4スイッチをオフにするとともに前記第5スイッチをオンにして前記出力データを読み出し、前記クロックドインバータを動作させるとともに前記第1スイッチをオンにして前記第1のデータを前記ラッチ回路がラッチすることを特徴とする不揮発性記憶装置。 - 前記ラッチ回路の出力データを前記強誘電体キャパシタに帰還自在に構成し、前記ラッチ回路の出力データを前記強誘電体キャパシタに再書き込みするようになっていることを特徴とする請求項8に記載の不揮発性記憶装置。
- 前記クロックドインバータを、インバータと電子スイッチに置き換えたことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の不揮発性記憶装置。
- データを読み書き自在な不揮発性メモリを含み、前記不揮発性メモリに各種のデータを読み書きすることができるようになっている電子機器において、
前記不揮発性メモリは、請求項1乃至請求項10のうちのいずれかに記載の不揮発性記憶装置からなることを特徴とする電子機器。
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