JP6908838B2 - 記憶回路及び半導体装置 - Google Patents

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本発明は、記憶回路及び半導体装置に関する。
従来、一度書き込み電圧を加えて絶縁膜を破壊することにより接続状態を維持するアンチヒューズと呼ばれる不可逆性の素子を用いてOTP-ROM(One Time Programmable Read Only Memory)を実現する手法があった。
一方、低消費電力で高速書き換え可能なメモリであるFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)は、非接触IC(Integral Circuit)カード、ウェアラブルデバイス、産業用ロボットなど様々な製品で用いられている。
特開2003−91988号公報 特開2004−47596号公報 特開平10−150157号公報
ところで、FeRAMを有する半導体装置において不可逆性の記憶回路を実現するために、アンチヒューズを用いた記憶回路(OTP−ROM)を組み込む場合、FeRAMの製造工程とは別に、アンチヒューズ固有の製造工程が追加される。そのため、アンチヒューズを用いた記憶回路は、工程数の増加を招くという問題があった。
1つの側面では、本発明は、工程数の増加を抑えて製造できる不可逆性の記憶回路を提供することを目的とする。
また、1つの側面では、本発明は、工程数の増加を抑えて製造できる不可逆性の記憶回路を有する半導体装置を提供することを目的とする。
1つの実施態様では、記憶回路が提供される。記憶回路は、第1の電極と第2の電極とを有し、分極電荷量の初期値が第1の値であり、正の電圧であるパルス信号が前記第1の電極に最初に供給されるとき、前記第2の電極の電圧が前記第1の値に応じた第1の電圧になり、前記パルス信号が2回目に、前記第1の電極に供給されるとき、前記電圧が、前記第1の値よりも大きい前記分極電荷量である第2の値に応じた第2の電圧になる強誘電体キャパシタと、前記パルス信号が前記第1の電極に供給されている間に、前記電圧を前記第1の電圧及び前記第2の電圧よりも小さい第3の電圧にすることで、前記パルス信号が2回目に、前記第1の電極に供給されるとき、前記分極電荷量を前記第2の値に変化させる制御回路と、前記パルス信号が前記第1の電極に最初に供給されるとき、前記第1の電圧に基づいた第3の値を保持して出力し、前記パルス信号が2回目以降、前記第1の電極に供給されるとき、前記第2の電圧に基づいた第4の値を保持して出力する保持回路と、を有する。
また、1つの実施態様では、FeRAMを含む半導体装置が提供される。
1つの側面では、工程数の増加を抑えて製造可能な不可逆性の記憶回路を提供できる。
第1の実施の形態の記憶回路及び半導体装置の一例を示す図である。 1T/1C型のメモリセルの例を示す図である。 メモリセルの読み出し動作を説明する図である。 データ“0”読み出し時の強誘電体キャパシタとビット線容量にかかる電圧の一例を示す図である。 データ“1”読み出し時の強誘電体キャパシタとビット線容量にかかる電圧の一例を示す図である。 データ“1”読み出し時のノードN1の電圧の一例を示す図である。 2回目に正の電圧のパルス電圧が供給されたときのノードN1の電圧の一例を示す図である。 第2の実施の形態の記憶回路の一例を示す図である。 記憶回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の記憶回路及び半導体装置の一例を示す図である。
半導体装置10は、FeRAM11及び記憶回路12を有する。
FeRAM11に含まれる構成要素については図示を省略しているが、FeRAMには、たとえば、1T(Transistor)/1C(Capacitor)型または2T/2C型のメモリセルが複数含まれる。その他、FeRAM11には、各メモリセルにデータを書き込むための書き込み回路や、各メモリセルからデータを読み出すためのセンスアンプなどが含まれる。
各メモリセルに含まれるキャパシタは、強誘電体キャパシタである。強誘電体キャパシタは、強誘電体膜のヒステリシス特性を利用して情報を記憶する。強誘電体膜は、キャパシタの両電極の間に印加される電圧に応じて分極を生じ、その電圧を取り去っても自発分極が残留する。印加電圧の極性を反転すると、この自発分極も反転する。自発分極の向きをデータ“1”とデータ“0”に対応させることで、強誘電体膜に情報を書き込むことができる。
図2は、1T/1C型のメモリセルの例を示す図である。
メモリセル11aは、nチャネル型MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)であるトランジスタ11a1と強誘電体キャパシタ11a2を有する。トランジスタ11a1のドレインまたはソースの一方は、ビット線11bに接続されており、他方は強誘電体キャパシタ11a2の一方の電極に接続されている。トランジスタ11a1のゲートは、ワード線11cに接続されている。強誘電体キャパシタ11a2の他方の電力は、プレート線11dに接続されている。
強誘電体キャパシタ11a2にデータ“1”を書き込む場合、ビット線11bとワード線11cの電位をVDD(電源電位)、プレート線11dの電位をVSS(基準電位(たとえば、0V))とすることで、強誘電体膜は矢印11eの向きに分極する。強誘電体キャパシタ11a2にデータ“0”を書き込む場合、ワード線11cとプレート線11dの電位をVDD、ビット線11bと電位をVSSとすることで、強誘電体膜は矢印11fの向きに分極する。
次に、強誘電体キャパシタ11a2からのデータの読み出し動作について説明する。
FeRAM11のメモリセル11aでは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のメモリセルと異なり、トランジスタ11a1をオン状態にするだけでは電荷の移動が生じないため、強誘電体膜の分極状態を検知するための動作が行われる。すなわち、ワード線11cの電位をVDDにした状態で、プレート線11dの電位をVDDにする動作が行われる。これにより、強誘電体キャパシタ11a2からビット線11bに電荷が移動し、ビット線11bの電位が上昇する。
図3は、メモリセルの読み出し動作を説明する図である。
図3では図1に示したトランジスタ11a1やワード線11cの図示が省略されている。また、ビット線11bも図示が省略されており、その代わりに、ビット線11bの寄生容量であるビット線容量11bcが示されている。また、読み出し動作に用いられるセンスアンプ11gが示されている。センスアンプ11gは、ビット線容量11bcに印加される電圧Vblと、閾値電圧Vrefとの比較結果に基づいた値を出力する。
強誘電体キャパシタ11a2に印加される電圧Vfeと、ビット線容量11bcに印加される電圧Vblは、強誘電体キャパシタ11a2とビット線容量11bcとのキャパシタンス比と、プレート線11dに印加される電圧Vplによって決まる。電圧Vblを調整するには、ビット線容量11bcの大きさ(キャパシタンス)を調整すればよい。FeRAM11においては、ビット線容量11bcの大きさは、図2に示したビット線11bに接続されているメモリセル数に応じて決まる。
強誘電体キャパシタ11a2のキャパシタンスは強誘電体膜の分極状態によって変化する。
図4は、データ“0”読み出し時の強誘電体キャパシタとビット線容量にかかる電圧の一例を示す図である。横軸は電圧V、縦軸は分極電荷量(分極量と呼ばれる場合もある)Qを表している。直線20aは、データ“0”読み出し時の、強誘電体キャパシタ11a2に印加される電圧と、ビット線容量11bcの分極電荷量の一例の関係を示している。
強誘電体キャパシタ11a2の分極状態がデータ“0”保持状態である場合、プレート線11dに正の電圧Vplが印加されると、強誘電体キャパシタ11a2の分極電荷量は電荷量Q0から、矢印21の方向に直線20aと交差する点まで上昇する。このとき強誘電体キャパシタ11a2に印加される電圧は、図4の電圧Vfe(0)のようになり、ビット線容量11bcに印加される電圧は、電圧Vbl(0)のようになる。電圧Vfe(0)と電圧Vbl(0)の比は、直線20aの傾きによって決まる。直線20aの傾きはビット線容量11bcのキャパシタンスが大きいほど緩やかになり、電圧Vbl(0)の割合が大きくなる。
図5は、データ“1”読み出し時の強誘電体キャパシタとビット線容量にかかる電圧の一例を示す図である。直線20bは、データ“1”読み出し時の、強誘電体キャパシタ11a2に印加される電圧と、ビット線容量11bcの電荷量の一例の関係を示している。
強誘電体キャパシタ11a2の分極状態がデータ“1”保持状態である場合、プレート線11dに正の電圧Vplが印加されると、強誘電体キャパシタ11a2の分極電荷量は電荷量Q1から、矢印22の方向に直線20bと交差する点まで上昇する。このとき強誘電体キャパシタ11a2に印加される電圧は、図5の電圧Vfe(1)のようになり、ビット線容量11bcに印加される電圧は、電圧Vbl(1)のようになる。電圧Vbl(1)は、電圧Vbl(0)よりも大きく、この電圧の差異によって、データ“0”またはデータ“1”が判定される。
なお、FeRAM11では、読み出しによって強誘電体膜の分極状態が変化するため、データを書き戻す動作が行われる。データ“0”を書き戻す場合、プレート線11dの電位をVDDにした後、VSSにすると書き戻し動作が完了する。これに対し、データ“1”を書き戻す場合は、プレート線11dの電位をVDDにした後、−VDDにし、最後にVSSにすると書き戻しが完了する。
次に、図1の記憶回路12について説明する。
記憶回路12は、強誘電体キャパシタ12a、制御回路12b、判定回路12c、保持回路12d、キャパシタ12eを有する。
強誘電体キャパシタ12aは、強誘電体膜と2つの電極(以下第1の電極、第2の電極という)を有する。第1の電極は、正の電圧であるパルス信号Vinが供給される端子10aに接続されており、第2の電極は、ノードN1に接続されている。
制御回路12bは、端子10aとノードN1に接続されており、パルス信号Vinに基づいて、ノードN1の電圧Vn1を制御する。制御回路12bは、たとえば、パルス信号Vinを遅延した遅延パルス信号を出力する遅延回路と、その遅延パルス信号に基づいて、ノードN1とグランドとを電気的に接続または切断するトランジスタとを有する。ノードN1の電圧Vn1は、前述のビット線容量11bc(またはビット線11b)の電圧Vblに相当する。
判定回路12cは、図3に示したセンスアンプ11gと同様に、電圧Vn1と閾値Vth(閾値電圧Vrefに相当する)との比較結果に基づいた値を出力する。判定回路12cは、たとえば、ノードN1の電圧Vn1が閾値Vthより大きい場合には、論理レベルがH(High)レベルの信号(以下値“1”という場合もある)を出力する。また、判定回路12cは、ノードN1の電圧Vn1が閾値Vthより小さい場合には、論理レベルがL(Low)レベルの信号(以下値“0”という場合もある)を出力する。
なお、判定回路12cは、ノードN1の電圧Vn1が閾値Vthより大きい場合には、値“0”を出力し、ノードN1の電圧Vn1が閾値Vthより小さい場合には、値“1”を出力してもよい。判定回路12cは、たとえば、1または複数段のインバータ回路、または比較器などで実現できる。
保持回路12dは、判定回路12cの出力値を保持し、出力する。保持回路12dの出力値は、半導体装置10の端子10bから出力される。
キャパシタ12eは、前述したFeRAM11のビット線容量11bcと同様の機能を有する。キャパシタ12eのキャパシタンスを適宜設定することで、ノードN1の電圧Vn1の大きさを調整できる。キャパシタ12eの一端はノードN1と判定回路12cの入力端子との間に接続されており、他端は接地され、電位がVSS(たとえば、0V)となっている。
本実施の形態の記憶回路12において、強誘電体キャパシタ12aの分極電荷量の初期値は、データ“1”が書き込まれている場合の分極電荷量(図5の電荷量Q1)であるものとする。なお、データ“1”の書き込みは、たとえば、ノードN1に接続される図示しない端子によりノードN1の電圧(第2の電極の電圧)をVDDとし、端子10aをVSSとすることで行われる。
強誘電体キャパシタ12aにおいて、正の電圧であるパルス信号Vinが端子10aを介して第1の電極に最初に供給されるとき、第2の電極(及びノードN1)は、電荷量Q1に応じた電圧(データ“1”読み出し時の電圧)となる。なお、パルス信号Vinは、前述のプレート線11dの電圧Vplに相当する。
図6は、データ“1”読み出し時のノードN1の電圧の一例を示す図である。
直線20cは、データ“1”読み出し時の、強誘電体キャパシタ12aに印加される電圧と、キャパシタ12eの電荷量の一例の関係を示している。
正の電圧Vpl(たとえば、VDD)のパルス信号Vinが強誘電体キャパシタ12aの第1の電極に供給されるとき、強誘電体キャパシタ12aの分極電荷量は矢印23方向にヒステリシス曲線に沿って、直線20cと交差する点まで上昇する。このとき強誘電体キャパシタ12aに印加される電圧は、図6の電圧Vfe(1)のようになり、キャパシタ12eに印加される電圧、すなわちノードN1の電圧Vn1は、図6の電圧Vn1(1)のようになる。直線20cの傾きはキャパシタ12eのキャパシタンスが大きいほど緩やかになり、電圧Vn1(1)の割合が大きくなる。
図1の例では、電圧Vn1(1)は、閾値Vthを超えている。そのため、判定回路12cは、値“1”を出力し、保持回路12dは値“1”を保持し、出力する。
制御回路12bは、正の電圧Vplのパルス信号Vinが強誘電体キャパシタ12aに最初に供給されている間に、ノードN1の電圧Vn1をVSSに下げることで、図6の矢印24のように、分極電荷量を電荷量Q1よりも大きい値である電荷量Q0に変化させる。つまり、強誘電体キャパシタ12aは、データ“0”保持状態となる。
また、電圧Vn1がVSSに下がることによって、Vn1<Vthとなるため、判定回路12cは、値“0”を出力し、保持回路12dは値“0”を保持し、出力する。
図7は、2回目に正の電圧のパルス電圧が供給されたときのノードN1の電圧の一例を示す図である。
直線20dは、2回目に正の電圧Vplのパルス信号Vinが強誘電体キャパシタ12aに供給されたときの、強誘電体キャパシタ12aに印加される電圧と、キャパシタ12eの電荷量の一例の関係を示している。
2回目に、正の電圧Vplのパルス信号Vinが強誘電体キャパシタ12aに供給されるとき、強誘電体キャパシタ12aの分極電荷量は矢印25の方向に直線20dと交差する点まで上昇する。このとき強誘電体キャパシタ12aに印加される電圧は、図7の電圧Vfe(0)のようになり、キャパシタ12eに印加される電圧、すなわちノードN1の電圧Vn1は、図7の電圧Vn1(0)のようになる。電圧Vn1(0)は、データ“0”読み出し時の電圧に等しい。
電圧Vn1(0)は、最初に正の電圧Vplのパルス信号Vinが強誘電体キャパシタ12aに供給されたときの電圧Vn1(1)よりも小さくなっている。
図1の例では、電圧Vn1(0)は、閾値Vthより小さい。そのため、判定回路12cは、値“0”を出力し、保持回路12dは値“0”を保持し、出力する。
3回目以降に、正の電圧Vplのパルス信号Vinが強誘電体キャパシタ12aに供給されるときについても同様に、ノードN1の電圧Vn1は、データ“0”読み出し時の電圧に等しい電圧Vn1(0)となる。そのため、判定回路12cは、値“0”を出力し、保持回路12dは値“0”を保持し、出力する。
強誘電体キャパシタ12aにおいて、データ“1”を書き戻すには、前述のように、強誘電体キャパシタ12aに読み出し時の電圧と逆方向電圧(−VDD)を印加することになる。本実施の形態の記憶回路12は不可逆性を実現するため、−VDDを強誘電体キャパシタ12aに印加する機能を有さない。
つまり、強誘電体キャパシタ12aは、一旦データ“1”保持状態から遷移したら、データ“1”保持状態に戻ることがなく、記憶回路12は、2回目以降のパルス信号Vinの印加時にはデータ“0”の読み出し時の電圧に基づく値を出力する。
まとめると、記憶回路12は、強誘電体キャパシタ12aに対する初回のパルス信号Vinの供給時にはデータ“1”保持時の読み出し電圧である電圧Vn1(1)に基づく値を出力するとともに、強誘電体キャパシタ12aをデータ“0”保持状態に遷移させる。また、記憶回路12は、2回目以降のパルス信号Vinの供給時にはデータ“0”保持時の読み出し電圧である電圧Vn1(0)に基づく値を出力する。
このように、強誘電体キャパシタ12aを用い、一旦データ“1”保持状態からデータ“0”保持状態に遷移したら、出力値がその状態に基づく値で固定される不可逆な記憶回路12とすることで、FeRAM11と同じ工程を用いて製造可能になる。そのため、工程の増加を抑えられる。制御回路12bや判定回路12cなども後述のように、トランジスタを用いて製造できるため、トランジスタ11a1を含むFeRAM11の製造工程と同じ工程を用いて製造可能になり工程の増加を抑えられる。
なお、図1に示したような記憶回路12の出力値は、たとえば、FeRAM11や、半導体装置10に接続する他の記憶装置に対するライトイネーブル信号として用いることができる。これにより、半導体装置10の組み立て工程後、初回のパルス信号Vinの供給時に1度しか書き込みができないメモリ領域を確保できる。このようなメモリ領域は、たとえば、パスワード情報や識別情報など、一度書き込んだ後は書き変えたくない情報を保存するために用いられる。
(第2の実施の形態)
図8は、第2の実施の形態の記憶回路の一例を示す図である。図8において、図1に示した要素と同じ要素については同一符号が付されている。
記憶回路30は、図1に示した制御回路12bの一例である制御回路31と、図1に示した判定回路12cの一例である判定回路32と、図1に示した保持回路12dの一例であるラッチ回路33と、端子34を有している。
制御回路31は、遅延回路31aとnチャネル型MOSFETであるトランジスタ31bとを有する。
遅延回路31aは、パルス信号Vinを遅延した遅延パルス信号を出力する。遅延回路31aは、たとえば、バッファ回路などにより実現できる。
トランジスタ31bは、遅延パルス信号に基づいて、パルス信号Vinが強誘電体キャパシタ12aの第1の電極に供給されている間に、ノードN1の電圧Vn1を、VSSにする。トランジスタ31bのゲートは、遅延回路31aの出力端子に接続されており、トランジスタ31bのドレインは、ノードN1に接続されており、トランジスタ31bのソースは接地され、電位がVSSとなっている。遅延パルス信号として正の電圧Vplがゲートに供給されている場合、トランジスタ31bはオンし、ノードN1の電圧をVSSにする(ディスチャージする)。
判定回路32は、pチャネル型MOSFETであるトランジスタ32a,32bと、nチャネル型MOSFETであるトランジスタ32c,32dを有する。判定回路32は、トランジスタ32a,32cによるインバータ回路と、トランジスタ32b,32dによるインバータ回路とが直列に接続された回路となっている。
第2の実施の形態の記憶回路30では、前述の閾値Vthは、インバータ回路の出力値が変化(反転)する入力閾値電圧である。図8の例では、入力閾値電圧は、トランジスタ32cのオンオフが切り替わる閾値電圧である。
ノードN1の電圧Vn1が、閾値Vthよりも大きい場合、判定回路32の出力値であるノードN2の値(電圧)は、“0”(VSS)となる。ノードN1の電圧Vn1が、閾値Vthよりも小さい場合、ノードN2の値は、“1”(VDD)となる。
ラッチ回路33は、判定回路32の出力値を保持して出力する。ラッチ回路33は、たとえば、クロック信号CKに基づいたタイミングで、判定回路32の出力値を保持する。なお、以下の説明では、ラッチ回路33は、クロック信号CKがVSSのときには、ノードN2の電圧Vn2をそのまま出力し、クロック信号CKがVDDのときには、ノードN2の電圧Vn2を保持する回路であるものとするが、これに限定されるものではない。
端子34は、ノードN1に接続されており、強誘電体キャパシタ12aに最初にデータ“1”を書き込むために用いられる。データ“1”の書き込みは、たとえば、出荷前にプローバやテスタなどを用いて、ウェハの状態の記憶回路30の端子34にVDDを印加し、端子10aをVSSとすることで行われる。端子34は、ウェハダイシング後の半導体装置の組み立て工程の際には、外部端子として用いられない。これにより、出荷後に強誘電体キャパシタ12aに再度データ“1”が書き込まれて不可逆性が失われることを防ぐことができる。
以下、記憶回路30の動作例を説明する。
図9は、記憶回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。図9には、パルス信号Vin、ノードN1の電圧Vn1、ノードN2の電圧Vn2、ノードN3(図8のトランジスタ31bのゲート端子)の電圧Vn3、クロック信号CK、ラッチ回路33の出力値OUTの時間変化の一例が示されている。なお、強誘電体キャパシタ12aは、初期状態では、前述の方法により、予めデータ“1”が書き込まれている状態(データ“1”保持状態)である。
パルス信号VinがVDDに立ち上がると(タイミングt1)、ノードN1の電圧Vn1は、図6に示したようなデータ“1”読み出し時の電圧Vn1(1)に上昇する。電圧Vn1(1)は、キャパシタ12eによって、トランジスタ32cがオンする閾値Vthよりも大きくなるように調整されている。そのため、ノードN2の電圧Vn2はVDDになり、ラッチ回路33の出力値OUTもVDDとなる。
クロック信号CKがVDDに立ち上がると(タイミングt2)、ラッチ回路33は、ノードN2の電圧Vn2を保持する。
パルス信号Vinが遅延回路31aにて遅延されることによって、ノードN3の電圧Vn3がVDDに立ち上がると(タイミングt3)、トランジスタ31bがオンし、ノードN1の電圧Vn1がVSSに下がる(ディスチャージされる)。これにより、トランジスタ32cがオフし、ノードN2の電圧Vn2はVSSになる。なお、このとき、強誘電体キャパシタ12aの第1の電極はVDD、第2の電極はVSSになるため、強誘電体キャパシタ12aの分極状態が反転し、図6に示したように、電荷量Q0となり、データ“0”の保持状態となる。
パルス信号VinがVSSに下がると(タイミングt4)、遅延回路31aによる所定の遅延時間後に、電圧Vn3もVSSになる(タイミングt5)。これにより、トランジスタ31bがオフする。
クロック信号CKがVSSに下がると(タイミングt6)、ラッチ回路33は、ノードN2の電圧Vn2がVSSであるため、出力値OUTはVSSとなる。
次に、パルス信号VinがVDDに立ち上がると(タイミングt7)、ノードN1の電圧Vn1は、図7に示したような電圧Vn1(0)に上昇する。電圧Vn1(0)は、キャパシタ12eによって、トランジスタ32cがオンする閾値Vthよりも小さくなるように調整されている。そのため、ノードN2の電圧Vn2はVSSになり、ラッチ回路33の出力値OUTもVSSのままとなる。
図示を省略しているが、3回目以降に、正の電圧Vplのパルス信号Vinが強誘電体キャパシタ12aの第1の電極に供給されるときについても同様に、ノードN1の電圧Vn1は、データ“0”の読み出し時の電圧に等しい電圧Vn1(0)となる。そのため、ノードN2の電圧Vn2は、VSSとなり、ラッチ回路33の出力値OUTもVSSのままとなる。
前述のように、強誘電体キャパシタ12aにおいて、データ“1”を書き戻すためには、強誘電体キャパシタ12aに読み出し時の電圧と逆方向電圧(−VDD)を印加することになる。本実施の形態の記憶回路30は不可逆性を実現するため、このような−VDDを強誘電体キャパシタ12aに印加する機能を有さない。
つまり、強誘電体キャパシタ12aは、一旦データ“1”保持状態から遷移したら、データ“1”保持状態に戻ることがなく、2回目以降のパルス信号Vinの印加時にはデータ“0”の読み出し時の電圧に基づく値を出力する。
このように、強誘電体キャパシタ12aを用いて不可逆性の記憶回路30を実現できるため、第1の実施の形態の記憶回路12と同様に、FeRAMの製造工程と同じ工程を用いて製造可能になり工程の増加を抑えられる。制御回路31や判定回路32なども、図8に示したようにトランジスタを用いて製造できるため、トランジスタを含むFeRAMの製造工程と同じ工程を用いて製造可能になり工程の増加を抑えられる。
(第3の実施の形態)
図10は、第3の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。
図10に示す半導体装置40は、記憶回路41,42,43と、端子40a,40b,40c,40d,40e,40f,40gを有する。なお、図10において、図1に示したFeRAM11については図示が省略されている。
記憶回路41〜43のそれぞれは、図1または図8に示した記憶回路12,30と同じ回路である。前述のように、ノードN1に接続されている端子(たとえば、図8の端子34)は、ウェハダイシング後の半導体装置の組み立て工程の際には、外部端子として用いられない。そして、組み立て工程後に、一度パルス信号Vinが記憶回路12,30に供給されると、その後は、記憶回路12,30は固定の値(たとえば、VSS)を出力し続ける。そのため、一度パルス信号Vinが供給された後は、記憶回路12,30の動作(たとえば、図9に示したような動作)のチェック(機能チェック)を行うことができない。
そこで、第3の実施の形態の半導体装置40は、記憶回路12または記憶回路30と同じ回路である、複数の記憶回路41〜43を有し、たとえば、記憶回路42,43は機能チェック用として用いられる。
記憶回路41は、端子40a,40d,40eに接続されており、端子40aから入力されるパルス信号Vinと端子40dから入力されるクロック信号CKを受ける。記憶回路41の出力値OUTは、端子40eから出力される。
記憶回路42は、端子40b,40d,40fに接続されており、端子40bから入力されるパルス信号Vinaと端子40dから入力されるクロック信号CKを受ける。記憶回路42の出力値OUTaは、端子40fから出力される。
記憶回路43は、端子40c,40d,40gに接続されており、端子40cから入力されるパルス信号Vinbと端子40dから入力されるクロック信号CKを受ける。記憶回路43の出力値OUTbは、端子40gから出力される。
このような半導体装置40では、正の電圧のパルス信号Vinが記憶回路41に最初に供給された後は、端子40eから出力値OUTとして、VSSが出力される。
機能チェックの際には、端子40bに正の電圧であるパルス信号Vinaが入力されるか、端子40cに正の電圧であるパルス信号Vinbが入力される。端子40bにパルス信号Vinaが供給される場合には、記憶回路42が前述の記憶回路12,30と同様の動作を行い、出力値OUTaを出力する。端子40cにパルス信号Vinbが供給される場合には、記憶回路43が前述の記憶回路12,30と同様の動作を行い、出力値OUTbを出力する。そして、出力値OUTa,OUTbを、たとえば、図示しないテスタにより検出することで、記憶回路42,43が正しく動作していると確認することができる。そして、記憶回路42,43についての機能チェック結果に基づいて、記憶回路42,43と同じ回路である記憶回路41が正しく動作したか否かについて推測することができる。 なお、機能チェック用の記憶回路42,43は2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
以上、実施の形態に基づき、本発明の記憶回路及び半導体装置の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
10 半導体装置
10a,10b 端子
11 FeRAM
12 記憶回路
12a 強誘電体キャパシタ
12b 制御回路
12c 判定回路
12d 保持回路
12e キャパシタ
N1 ノード
Vin パルス信号
Vn1,Vn1(1),Vn1(0) 電圧
Vth 閾値

Claims (8)

  1. 第1の電極と第2の電極とを有し、分極電荷量の初期値が第1の値であり、正の電圧であるパルス信号が前記第1の電極に最初に供給されるとき、前記第2の電極の電圧が前記第1の値に応じた第1の電圧になり、前記分極電荷量の値が前記第1の値よりも大きい第2の値になり、前記パルス信号が2回目に、前記第1の電極に供給されるとき、前記電圧が、前記第2の値に応じた第2の電圧になり、前記分極電荷量の値が前記第2の値のままになる強誘電体キャパシタと、
    前記パルス信号が前記第1の電極に最初に供給されている間に、前記電圧を前記第1の電圧及び前記第2の電圧よりも小さい第3の電圧にすることで、前記分極電荷量を前記第1の値から前記第2の値に変化させる制御回路と、
    前記パルス信号が前記第1の電極に最初に供給されるとき、前記第1の電圧に基づいた第3の値を保持して出力し、前記パルス信号が2回目以降、前記第1の電極に供給されるとき、前記第2の電圧に基づいた第4の値を保持して出力する保持回路と、
    を有する記憶回路。
  2. 閾値よりも前記電圧が大きい場合に、前記第3の値を出力し、前記閾値よりも前記電圧が小さい場合に、前記第4の値を出力する判定回路を、更に有する、
    請求項1に記載の記憶回路。
  3. 前記第1の電圧が前記閾値よりも高くなり、前記第2の電圧が前記閾値よりも低くなるように前記電圧を調整するキャパシタを、更に有する請求項2に記載の記憶回路。
  4. 前記判定回路は、インバータ回路を有し、前記閾値は前記インバータ回路の出力値が変化する入力閾値電圧である、請求項2または3に記載の記憶回路。
  5. 前記制御回路は、前記パルス信号を遅延した遅延パルス信号を出力する遅延回路と、前記遅延パルス信号に基づいて、前記パルス信号が前記第1の電極に供給されている間に、前記電圧を前記第3の電圧にするトランジスタと、を有する請求項1乃至4の何れか一項に記載の記憶回路。
  6. FeRAMを含む半導体装置であって、
    第1の電極と第2の電極とを有し、分極電荷量の初期値が第1の値であり、正の電圧であるパルス信号が前記第1の電極に最初に供給されるとき、前記第2の電極の電圧が前記第1の値に応じた第1の電圧になり、前記分極電荷量の値が前記第1の値よりも大きい第2の値になり、前記パルス信号が2回目に、前記第1の電極に供給されるとき、前記電圧が、前記第2の値に応じた第2の電圧になり、前記分極電荷量の値が前記第2の値のままになる強誘電体キャパシタと、
    前記パルス信号が前記第1の電極に最初に供給されている間に、前記電圧を前記第1の電圧及び前記第2の電圧よりも小さい第3の電圧にすることで、前記分極電荷量を前記第1の値から前記第2の値に変化させる制御回路と、
    前記パルス信号が前記第1の電極に最初に供給されるとき、前記第1の電圧に基づいた第3の値を保持して出力し、前記パルス信号が2回目以降、前記第1の電極に供給されるとき、前記第2の電圧に基づいた第4の値を保持して出力する保持回路と、
    を有する半導体装置。
  7. それぞれが前記強誘電体キャパシタと前記制御回路と前記保持回路とを含む、複数の記憶回路を有し、
    前記複数の記憶回路のそれぞれに独立に、前記パルス信号が供給される第1の端子と、前記保持回路の出力値が出力される第2の端子とが接続されている、
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. それぞれが前記強誘電体キャパシタと前記制御回路と前記保持回路とを含む、複数の記憶回路を有し、
    前記複数の記憶回路は、ウェハ上の異なる位置に配置されており、前記複数の記憶回路には共通の前記パルス信号が供給される、
    請求項6に記載の半導体装置。
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