JP4693504B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4693504B2
JP4693504B2 JP2005161183A JP2005161183A JP4693504B2 JP 4693504 B2 JP4693504 B2 JP 4693504B2 JP 2005161183 A JP2005161183 A JP 2005161183A JP 2005161183 A JP2005161183 A JP 2005161183A JP 4693504 B2 JP4693504 B2 JP 4693504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
word line
circuit
capacitor
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005161183A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006338766A (ja
Inventor
雅宏 小渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2005161183A priority Critical patent/JP4693504B2/ja
Publication of JP2006338766A publication Critical patent/JP2006338766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4693504B2 publication Critical patent/JP4693504B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、ワンタイムプログラマブル(One Time Programmable:OTP)メモリ素子の書き込み技術に関する。
近年、非接触式の個体認識(例えばRFIDタグによる物流管理、入退室管理、精算管理など)に用いられる電子タグが広く普及している。RFID(Radio Freqency Identification)とは、微小な電子タグにより人やモノを識別・管理する仕組みであって、バーコードに代わる商品識別・管理技術に留まらず、社会のIT化・自動化を推進する上での基盤技術として注目が高まっている。
チップサイズを可能な限り小さくし製造コストを抑える観点からも、電子タグなどに用いるメモリとしては、ワンタイムプログラマブルメモリ(OTPメモリと記す)が好適である。OTPメモリとは、その名のとおり最初の一回だけ書き込みした後、データの消去やさらなるプログラムなしに使われているものである。また、OTPメモリは貯蔵された情報を変形することができないので、それ自体のみでは製品として使用されることは少ないが、電子タグに限らず半導体装置の中で補助機能を実行する手段等として、需要は増加している。
図3は従来例に係るOTPメモリの回路図であり、OTPメモリはセルトランジスタT1,T2及びキャパシタC1,C2のそれぞれ一組でOTPメモリの1セル(Cell1,Cell2)を構成している。
ワード線WLL,WLRは、それぞれセルトランジスタT1,T2のゲートと電気的に接続されている。また、セルトランジスタT1,T2のドレインはそれぞれキャパシタC1,C2の第1電極と接続され、それらの接続点の電圧がそれぞれVL,VRである。
また、セルトランジスタT1,T2のドレイン(キャパシタC1,C2の第1電極)には、寄生容量CP1,CP2が存在する。寄生容量CP1,CP2は主としてPN接合容量である。
また、セルトランジスタT1,T2のソースは接地線GNDLを介して接地され、キャパシタC1,C2の第2電極は2つのセルに共通のデータ線DLと電気的に接続されている。データ線DLには電圧供給回路VSから書き込み電圧または読み出し電圧が供給される。データ読み出しの際には、データ線DLの電圧が出力バッファBFを通して外部に出力される。
次に、上述したOTPメモリ(図3参照)に、「1」もしくは「0」のデジタルデータを記憶させる書き込み,読み出し動作について図4(a),(b)を参照して説明する。図4(a)はデータ書き込み動作の際におけるデータ線DL,VL,VR、ワード線WLL,ワード線WLRのそれぞれの電位の変化を示している。また、図4(b)はデータ読み出し動作の際におけるデータ線DL,VL,ワード線WLL,ワード線WLRのそれぞれの電位の変化を示している。
最初にセルトランジスタT1に、デジタルデータ「1」を書き込む場合について説明する。まず、データ線DLに、所定の書き込み電圧を印加する(例えば11V)。ここで、所定の書き込み電圧とは、キャパシタC1,C2を絶縁破壊し得る高電圧のことをいう。次に、セルトランジスタT1に接続されたワード線WLLの電位がローレベル(L)から所定のハイレベル(H)となる。そうすると、セルトランジスタT1がオン状態になる。
このとき、ワード線WLLのハイレベルの電位(H)によりセルトランジスタT1がオン状態となっているためセルトランジスタT1のドレインが接地電位となる。従って、データ線DLに印加される所定の書き込み電圧は、データ線DLとドレインとの間に存在する容量、即ちキャパシタC1に集中して印加される。これにより、キャパシタC1は絶縁破壊されて、セルトランジスタT1のドレインとそれに対応するデータ線DLとが電気的に接続される。以下、上記絶縁破壊によりデータ線DLとドレインとが接続されたセルトランジスタT1を、記憶状態「1」のセルトランジスタと呼ぶことにする。
一方、データ線DLにはセルトランジスタT2が接続されているが、セルトランジスタT2がオフ状態のままであれば、キャパシタC2は絶縁破壊されず、セルトランジスタT2にはデジタルデータ「1」の書き込みはされない。
なお、上記セルトランジスタT1がオン状態であって、キャパシタC1を絶縁破壊する書き込み電圧をデータ線DLから印加しても、セルトランジスタT2がオフ状態であれば、キャパシタC2は絶縁破壊されない。
次に、セルトランジスタT1に、デジタルデータ「0」を書き込む場合について説明する。デジタルデータ「0」を書き込む際には、特定の書き込み動作を必要としない。例えば、セルトランジスタT1の記憶状態を「0」としたい場合は、対応するデータ線DLに、キャパシタC1を絶縁破壊し得る書き込み電圧の印加を行わなければよい。
また、ワード線WLL,WLRの電位をロウレベル(L)とすることで、セルトランジスタT1,T2をオフ状態としてもよい。オフ状態であれば、セルトランジスタT1,T2のドレインが接地電位(GND)とならず、データ線DLに印加される所定の書き込み電圧がキャパシタC1,C2に集中して印加されることはないからである。以下、キャパシタが破壊されずにデータ線DLとドレインとが絶縁されているセルトランジスタを、記憶状態「0」のセルトランジスタと呼ぶことにする。
次に、上述したOTPメモリセルから、「1」もしくは「0」のデジタルデータを読み出す動作について図4(b)を参照して説明する。ここでは、まず記憶状態「1」のセルトランジスタT1から、デジタルデータを読み出す動作について説明する。
この場合、セルトランジスタT1のゲートに電気的に接続されたワード線WLLの電位をロウレベル(L)からハイレベル(H)とする。なお、ここでデータ線DLは、電圧供給回路VSにより、予め所定のプリチャージ電位(例えば電源電位Vdd=3V)に初期設定されている。
ワード線WLLの電位がハイレベル(H)となると、セルトランジスタT1がオン状態となる。上述の通り「1」が書き込まれた状態では、キャパシタC1が絶縁破壊されているため、セルトランジスタT1のドレインと、それに対応するデータ線DLとは、互いに電気的に接続される。そうすると、接地線GNDLの接地電位(GND)がセルトランジスタT1を通してデータ線DLに出力されることとなる。
このため、図4(b)に示すようにデータ線DLの電位は、プリチャージ電位(例えばVdd=3V)から出力バッファBFの反転電圧以下に変化する。このとき、データ線DLの電位は、デジタルデータ「1」として、データ線DLから出力バッファBFを通してOTPメモリの外部に出力されることとなる。
次に、記憶状態「0」のセルトランジスタT1から、デジタルデータを読み出す動作について図4(b)を参照して説明する。この場合、セルトランジスタT1に接続されたワード線WLLの電位をロウレベル(L)からハイレベル(H)とする。なお、ここでデータ線DLは、電圧供給回路VSにより、予め所定のプリチャージ電位(例えば電源電位Vdd=3V)に初期設定されている。
ワード線WLLの電位がハイレベル(H)となると、セルトランジスタT1がオン状態となる。上述の通り「0」が書き込まれた状態では、キャパシタC1は絶縁破壊されていないため、セルトランジスタT1のドレインと、それに対応するデータ線DLとは、電気的に接続されない。そうすると、図4(b)に示すようにデータ線DLの電位はプリチャージ電位(例えばVdd=3V)のままである。このときデータ線DLのプリチャージ電位は、デジタルデータ「0」として、データ線DLから出力バッファBFを通してOTPメモリの外部に出力されることとなる。
このように、対応するデータ線DLからの所定の書き込み電圧(高電圧、例えば11ボルト)の印加によってキャパシタを絶縁破壊するか否かに基づいて、「1」か「0」のいずれかのデジタルデータをOTPメモリセルに書き込むと共に、そのデータを読み出している。
実際のOTPメモリは図5に示すように、多ビットデータが同時に書き込めるようにも構成されており、例えば4つのメモリブロックMB0〜MB3から成る。そして、メモリブロックMB0〜MB3内には、図3で説明したようなセルトランジスタTnL,TnR(nは0以上の整数)、キャパシタCLn,CRnから成るOTPメモリセルが複数配置されている。これらのOTPメモリセルは共通のデータ線DL0〜DL3に接続されている。
また、ワード線WLnL,WLnRが各メモリブロックMB0〜MB3の対応する各セルトランジスタTnL,TnRのゲートに共通に接続されている。例えば、ワード線WL1LはメモリブロックMB0〜MB3のそれぞれに配置された計4つのセルトランジスタT1Lに共通接続されている。
また、4ビットのデータ信号(φD0,φD1,φD2,φD3)が各メモリブロックMB0〜MB3に設けられたCMOSインバータINVにそれぞれ入力されている。CMOSインバータINVには共通電源電圧VCCが抵抗Rを介して供給されている。これらのCMOSインバータINVの出力はそれぞれデータ線DL0〜DL3に供給される。なお、図5においては、図3で示した寄生容量CPについての図示を省略している。
本発明に関連する技術文献としては、以下の特許文献が挙げられる。
特開2004−193606号公報 特開2004−356631号公報
しかしながら、上述したOTPメモリセル(図5参照)を用いて多ビットデータを同時に書き込もうとした場合にいくつかのメモリセルについてはデータが書き込まれないという問題があった。図5の回路図及び図6のタイミングチャートを用いて説明する。
例えば、ワード線WL1Lに共通接続された4つのセルトランジスタT1Lに同時に4ビットのデータ信号((φD0,φD1,φD2,φD3)=(0,0,0,0))を書き込む場合を考える。
4ビットのデータ信号(0,0,0,0)を書き込む際には、各メモリブロックMB0〜MB3に配置されたキャパシタCL1を絶縁破壊させ得る電流として、それぞれ約1.6mAの電流が流れる。従って、4ビットのデータを同時に書き込む際には、合計約6.4mAの大電流がデータ線DL0〜DL3に流れることとなり、その結果理想的には4つのキャパシタCL1が全て同時に絶縁破壊される。
しかし、書き込み動作の際に共通電源電圧VCCは、RF(Radio Frequency)搬送波やチャージポンプ回路で生成された高電圧(例えば、11V)であるが、各キャパシタCL1を絶縁破壊させる際に流れる大電流によって、共通電源電圧VCCが低下することになる(図6(a)参照)。
そのため、書き込み電圧も低下し、いくつかのキャパシタCL1は静電破壊されず、かかるメモリセルについては書き込みができない場合があったのである。例えば、メモリブロックMB0,MB2に係るキャパシタCL1が絶縁破壊され、メモリブロックMB1,MB3に係るキャパシタCL1が絶縁破壊されない場合を考える。
この場合には、メモリブロックMB0,MB2のセルトランジスタT1Lのドレインと対応するデータ線DL0,DL2とが電気的に接続されるため、データ線DL0,DL2の電位は下がる(図6(b)の実線参照)。しかし、メモリブロックMB1,MB3のキャパシタCL1が絶縁破壊されていないため、メモリブロックMB1,MB3のセルトランジスタT1Lのドレインと対応するデータ線DL1,DL3とが電気的に接続されず、データ線DL1,DL3の電位は下がりきらない(図6(b)の破線参照)。電位が下がりきらないということは、データの書き込みが失敗したということである。
絶縁破壊されたメモリセルについては、約1kΩの抵抗となり約0.2mAの電流が流れている。このため、一度書き込み動作を行うとその後に共通電源電圧VCCが高電圧値まで回復することはなく、また、書き込み可能電圧以上に回復したとしても回復するスピードが遅いため十分な電流供給能力が発生せず、所定の書き込み時間内(例えば、5ms以内)に、絶縁破壊されなかった残りのキャパシタを絶縁破壊させることができなかった。
このように、従来のOTPメモリでは同時に多く(例えば4ビット以上)のビットデータの同時書き込みが困難であり、書き込もうとすれば強力な共通電源やそのためのチャージポンプ回路等が必要であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その主な特徴は以下のとおりである。すなわち、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のビットに対応した複数のメモリブロックを備え、各メモリブロックは、キャパシタとセルトランジスタとを直列接続して成るメモリセルと、前記キャパシタに接続されたデータ線と、前記複数のビットを同時に書き込む電流供給能力がないような比較的小さな共通電源から共通電源電圧が供給され、データ信号に応じて前記データ線に前記キャパシタを絶縁破壊するような書き込み電圧を供給するデータ書き込み回路と、を備え、前記複数のメモリブロックの各セルトランジスタのゲートに共通に接続されたワード線と、前記ワード線に、ワード線選択信号に応じて、一回の同時書き込みに際して、複数のクロック信号を供給し、前記複数のクロック信号に応じて前記各セルトランジスタをオンオフさせるワード線制御回路とを備えることを特徴とする。
また、前記ワード線選択回路は、前記クロック信号を発生するクロック発生回路と、前記クロック信号と前記ワード線選択信号が入力されたアンド回路とを有することを特徴とする。
さらにまた、前記クロック発生回路はCR発振回路であることを特徴とする。
本発明に係るOTPメモリでは、ワード線制御回路WSにより、各ワード線に共通に接続されたセルトランジスタのゲートにパルス方式のクロック信号(WL−CLK)を印加している。そして、クロック信号(WL−CLK)がロウレベルの期間は、既に絶縁破壊されたキャパシタに係るメモリセルも含めて全てのメモリセルに電流が流れないようにした。
そのため、最初の書き込みで一旦共通電源電圧VCCの高電圧値が下がり、書き込み可能電圧以下になったとしても、クロック信号(WL−CLK)がロウレベルの期間で、共通電源電圧VCC及びデータ線DLが書き込み可能電圧まで上昇される。そして、共通電源電圧VCC及びデータ線DLが書き込み可能電圧以上に回復し、十分な電流供給能力を有した後にクロック信号(WL−CLK)をロウレベルからハイレベルに変化させることで、残りのメモリセルについて書き込みを行う。
このように、本発明によれば、同時書き込みのビットデータが多くなり、全てのビットを同時に書き込む電流供給能力がないような比較的小さな共通電源であっても、ワード線制御回路を用いて書き込み動作を制御し、何回かに分けて書き込みを行うことで、実質的に同時に全てのビットの書込みが確実に行われる。
また、電流供給能力を上げるための強力なチャージポンプ等を要しないのでOTPメモリの小型化とコストの節減が可能となり、本発明のOTPメモリセルを備えた電子タグやこれを内蔵したその他の半導体製品の製造コストを低く抑えることが可能となる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、既に説明した従来のOTPメモリ(図3、4,5参照)と同等の構成については同記号を用いて説明している。また、データの読み出し動作については上述(図4(b)参照)した従来のOTPメモリのものと同様であるためその説明を省略している。
図1に示すように、本実施形態では8ビットのデータを同時に書き込めるように構成されており、8つのメモリブロックMB0〜MB7から成る。各メモリブロックMB0〜MB7には、既に説明したようなセルトランジスタTnL,TnR(nは0以上の整数)とキャパシタCLn,CRnとを直列接続して成るOTPメモリセルが複数配置されている。これらのOTPメモリセルは共通のデータ線DL0〜DL7に接続されている。
ワード線WLnL,WLnRは各メモリブロックMB0〜MB7の対応する各セルトランジスタTnL,TnRのゲートに共通に接続されている。例えば、ワード線WL1LはメモリブロックMB0〜MB7のそれぞれに配置された計8つのセルトランジスタT1Lに共通接続されている。
それぞれのワード線WLnL,WLnRはワード線制御回路WSによって制御されている。
また、データ信号φD0〜φD7が各メモリブロックMB0〜MB3に設けられたCMOSインバータINVに入力されている。CMOSインバータINVは、ソースに共通電源電圧VCCが接続されたPチャネル型MOSトランジスタと、ソースが接地線に接続されたNチャネル型MOSトランジスタとを直列接続して形成されている。
CMOSインバータINVには、共通電源電圧VCCが抵抗Rを介して供給されている。これらのCMOSインバータINVの出力は、それぞれデータ線DL0〜DL7に供給される。
このように本実施形態におけるCMOSインバータINVは、データ信号φDに応じてそれぞれのデータ線DL0〜DL7に所定の書き込み電圧を供給するデータ書き込み回路としての役割を有する。ロウレベルのデータ信号φD(φD=0)が入力された場合はCMOSインバータINVのPチャネル型MOSトランジスタがオンし、共通電源電圧VCCとデータ線DLとが接続される。逆に、ハイレベル(H)のデータ信号φD(φD=1)が入力された場合はCMOSインバータINVのPチャネル型MOSトランジスタがオフし、共通電源電圧VCCとデータ線DLとは接続されない。
なお、本実施形態における共通電源電圧VCC,抵抗R及びCMOSインバータINVは総じて前記電圧供給回路VS(図3参照)と同様の役割を有するものであり、共通電源電圧VCCは、書き込み動作の際には所定の高電圧(例えば、11V)であり、読み出し動作の際には所定のプリチャージ電位(例えば、3V)である。なお、図5においては、図3で示した寄生容量CPについての図示を省略している。
従来のOTPメモリと異なる点は、ワード線WLnL,WLnR(nは0以上の整数)の電位をワード線制御回路WSを用い、クロック信号CLKに基づいて制御した点である。
ワード線制御回路WSは例えば、それぞれ対応するワード線WLnL,WLnRにその出力端子が接続された、第1入力端子及び第2入力端子を有するアンド回路10から成る。なお、図示はしないが、データの書き込み動作を行うセルトランジスタTnL,TnRを選択する信号であるワード線選択信号φwj(j=1〜n)を発生するワード線選択信号発生回路を含めてワード線制御回路WSとしてもよい。
アンド回路10の第1入力端子には、クロック発生回路CSによりデータの書き込み動作及び共通電源電圧VCCのチャージ期間(回復期間)を制御するクロック信号CLKが入力され、第2入力端子にはワード線選択信号φwjが入力されている。そして、アンド回路10の出力端子からワード線制御回路WSの出力信号として、クロック信号(WL−CLK)が各セルトランジスタTnL,TnRのゲートに入力される。なお、クロック信号(WL−CLK)は、ワード線制御信号φwjがハイレベルの際、すなわちデータの書き込み動作中はクロック信号CLKと同位相である。
なお、クロック信号CLKはマイコン等に用いられる公知のCR発振回路その他のクロック発生回路CSから出力されている。クロック信号CLKは例えばロウレベルの期間が100μsとなるようにクロック発生回路CSによって制御されている。
次に、本発明に係るOTPメモリ(図1参照)に、「1」もしくは「0」のデジタルデータを記憶させる書き込み動作について図1、図2を参照して説明する。図2はデータ書き込み動作の際における共通電源電圧VCC,データ線DL0〜DL7,クロック信号CLK(=WL−CLK)、ワード線選択信号φwjの電位の変化を示している。
ワード線WL1Lに接続された8つのセルトランジスタT1Lに同時に8ビットのデータ信号((φD0,φD1,φD2,φD3,φD4,φD5,φD6,φD7)=(0,0,0,0,0,0,0,0))を書き込む場合、すなわち「1」のデジタルデータを書き込む場合を説明する。まず、クロック信号CLK及びワード線選択信号φwjはともにロウレベルであるため、セルトランジスタT1は全てオフ状態である。共通電源電圧VCCは不図示のRF搬送波やチャージポンプ回路の昇圧によって約11Vの高電圧となっている。
次に、ロウレベルのデータ信号φD0〜φD7(=0)が全てのメモリブロックMB0〜MB7の各CMOSインバータINVに入力される。すると、各CMOSインバータINVのPチャネル型MOSトランジスタがオンするので、図2(b)に示すようにデータ線DL0〜DL7が所定の書き込み電圧(=VCC)に上昇する。
次に、クロック信号CLK及びワード線選択信号φwjがロウレベル(L)から所定のハイレベル(H)となる。なお、書き込み期間中、ワード線選択信号φwjはハイレベルに維持されている(図2(d)参照)。従って、書き込み期間中、ワード線WL1Lにはワード線制御回路WSからハイレベル(H)のクロック信号(WL−CLK)が入力され、各メモリブロックMB0〜MB7のセルトランジスタがオン状態になる。
そうすると、セルトランジスタT1Lがオン状態となっているため、セルトランジスタT1Lのドレインが接地電位となる。そして、データ線DL0〜DL7に印加される所定の書き込み電圧(約11ボルト)は、データ線DL0〜DL7と各セルトランジスタT1Lのドレインとの間に存在する容量、即ちキャパシタの下部電極(第1電極)と上部電極(第2電極)との間(キャパシタ絶縁膜)に集中して印加される。
これにより、全てではなくともいくつかのメモリブロックMB(例えば、MB0〜MB4)のキャパシタCL1は絶縁破壊されて、セルトランジスタT1Lのドレインとそれに対応するデータ線DL(DL0〜DL4)とが電気的に接続される。そして、データ線DL(DL0〜DL4)の電位は急激に下がり(図2(b)破線20参照)、メモリブロックMB(MB0〜MB4)のセルトランジスタT1Lにはデジタルデータ「1」(5ビット分のデータ)が書き込まれる。この書き込み動作を便宜上第1の書き込みと称する。ここで、データ線DL(DL5〜DL7)の電位は下がりきらずメモリブロックMB(MB5〜MB7)についてはデータの書き込みは行われていない(図2(b)実線30参照)。
次に、クロック信号CLKがハイレベル(H)からロウレベル(L)に変化する(図2(c)参照)。そうすると、ワード線制御回路WSからロウレベル(L)のクロック信号(WL−CLK)がセルトランジスタT1Lの各ゲートに入力されるため、ワード線WL1Lに共通接続されたセルトランジスタT1Lは全てオフ状態になる。
クロック信号CLKがロウレベルの期間(例えば、約100μs)は、セルトランジスタT1Lがオフしているので、第1の書き込みで既に絶縁破壊されたキャパシタに係るメモリセルも含めて全てのメモリセルに電流が流れない。そして、クロック信号CLKがロウレベルの期間で、共通電源電圧VCC及びデータ線DL0〜DL7が書き込み可能電圧まで回復する(図2(a)参照)。なお、本実施形態ではクロック信号CLKがロウレベルの期間を約100μsとして制御しているが、共通電源電圧VCCが書き込み可能電圧まで回復するのに十分な期間であれば特に限定されない。
次に、クロック信号CLKがロウレベル(L)からハイレベル(H)に変化する。そうすると、ワード線制御回路WSからハイレベルのクロック信号(WL−CLK)が全てのセルトランジスタT1Lのゲートに入力されるため、セルトランジスタT1Lがオン状態になる。そして、共通電源電圧VCC及びデータ線DL0〜DL7が書き込み可能電圧まで回復しているため、第1の書き込みでは絶縁破壊されなかったメモリブロックMB(MB5,MB6,MB7)のキャパシタCL1が絶縁破壊されて、データ線DL(DL5〜DL7)の電位は急激に下がり(図2(b)破線21参照)、メモリブロックMB(MB5〜MB7)のセルトランジスタT1Lにデジタルデータ「1」(3ビット分のデータ)が書き込まれる。この書き込み動作を便宜上第2の書き込みと称する。
第1の書き込みで5ビット分のキャパシタが絶縁破壊されているため、第2の書き込みの際にはこの絶縁破壊されたキャパシタが約1kΩの抵抗となり、それぞれ約0.2mAの電流が流れる。従って、第2の書き込みの際には約5.8mA(絶縁破壊されたキャパシタに流れる電流約1mA(0.2mA×5)+約4.8mA(残りの3ビット分のキャパシタを絶縁破壊させる際に流れる電流))の電流供給能力が共通電源VCCにあれば、第2の書き込みで3ビット分のキャパシタが絶縁破壊され、第1の書き込みと合わせて合計8ビットのデータが書き込まれることになる。
なお、第1及び第2の書き込みで全てのビットのデータが書き込まれない場合は、同様にクロック信号CLKをパルス式に変化させ第3,4,・・・の書き込みを行えばよい。
OTPメモリでは1回の書き込みしか行わないため確実にデータの書き込みが行われることが重要である。本発明によれば、同時書き込みのビットデータが多くなり全てのビットを同時に書き込む電流供給能力がないような小さな共通電源であっても、ワード線制御回路を用いて書き込み動作を制御し、何回かに分けて書き込みを行うことで、実質的に同時期に、かつ確実に全てのビットの書込みが行われるためOTPメモリに好適である。
なお、本実施形態に係るOTPメモリでは8ビットのデータを同時期に書き込めるように8つのメモリブロックMB0〜MB7から構成されていたが、本発明はこれに限定されず、メモリブロックの数や同時に書き込むビットデータの数は必要に応じて適宜選択できる。
本発明の不揮発性半導体装置を説明する回路図である。 本発明の不揮発性半導体装置の動作を説明する図である。 従来の不揮発性半導体装置を説明する概略図である。 従来の不揮発性半導体装置の動作を説明する図である。 従来の不揮発性半導体装置を説明する回路図である。 従来の不揮発性半導体装置の動作を説明する図である。
符号の説明
CLn,CRn,C1,C2 キャパシタ
T1,T2,TnL,TnR セルトランジスタ
CP1,CP2 寄生容量
WLL,WLR,WLnL,WLnR ワード線
VCC 共通電源 φD データ信号
WL−CLK クロック信号
CLK クロック信号 φw ワード線選択信号
DL データ線 GNDL 接地線
MB メモリブロック
BF 出力バッファ VS 電圧供給回路 CS クロック発生回路
R 抵抗 INV インバータ
VCC 共通電源 10 アンド回路
20,21 キャパシタが絶縁破壊された場合のデータ線の電位
30 キャパシタが絶縁破壊されない場合のデータ線の電位

Claims (5)

  1. 複数のビットに対応した複数のメモリブロックを備え、
    各メモリブロックは、キャパシタとセルトランジスタとを直列接続して成るメモリセルと、
    前記キャパシタに接続されたデータ線と、
    前記複数のビットを同時に書き込む電流供給能力がないような比較的小さな共通電源から共通電源電圧が供給され、データ信号に応じて前記データ線に前記キャパシタを絶縁破壊するような書き込み電圧を供給するデータ書き込み回路と、を備え、
    前記複数のメモリブロックの各セルトランジスタのゲートに共通に接続されたワード線と、
    前記ワード線に、ワード線選択信号に応じて、一回の同時書き込みに際して、複数のクロック信号を供給し、前記複数のクロック信号に応じて前記各セルトランジスタをオンオフさせるワード線制御回路とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記データ書き込み回路は、前記データ信号が入力されたCMOSインバータを有することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記ワード線制御回路は、前記クロック信号を発生するクロック発生回路と、前記クロック信号と前記ワード線選択信号が入力されたアンド回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記クロック発生回路はCR発振回路であることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記セルトランジスタが接地されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
JP2005161183A 2005-06-01 2005-06-01 不揮発性半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP4693504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005161183A JP4693504B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 不揮発性半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005161183A JP4693504B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 不揮発性半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006338766A JP2006338766A (ja) 2006-12-14
JP4693504B2 true JP4693504B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=37559183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005161183A Expired - Fee Related JP4693504B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4693504B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100956946B1 (ko) 2008-04-16 2010-05-11 매그나칩 반도체 유한회사 비휘발성 메모리 장치의 쓰기방법
JP5779415B2 (ja) * 2010-06-25 2015-09-16 株式会社半導体エネルギー研究所 電子装置の駆動方法
KR102466355B1 (ko) 2016-04-05 2022-11-14 삼성전자주식회사 라이트 성능을 개선할 수 있는 otp 메모리 장치
US10790030B1 (en) * 2019-06-19 2020-09-29 Windbond Electronics Corp. Non-volatile memory device and method capable of pausing and resuming programming operation

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172660A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254899A (ja) * 1985-09-04 1987-03-10 Fujitsu Ltd プログラマブルリ−ドオンリメモリおよびその書込方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172660A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006338766A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5982666A (en) Sense amplifier circuit for semiconductor memory devices
US7184299B2 (en) Nonvolatile SRAM memory cell
JP2582439B2 (ja) 書き込み可能な半導体記憶装置
US6567309B2 (en) Semiconductor device
US7286381B2 (en) Non-volatile and-type content addressable memory
US6331949B1 (en) Circuit for storing and latching defective address data for a nonvolatile semiconductor memory device having redundant function
JP4619394B2 (ja) 強誘電体メモリ装置のプログラム方法
CN1679111B (zh) 同时向存储矩阵中的多个行进行写入的装置
US10748607B2 (en) Non-volatile memory device and associated peripheral circuit with data verifying and rewriting functions
US7864602B2 (en) Non-volatile semiconductor storage device and method of writing data thereto
JP4693504B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US6181611B1 (en) Techniques of isolating and enabling higher speed access of memory cells
US5153854A (en) EEPROM memory system having selectable programming voltage for low power readability
US6198659B1 (en) Defective address data storage circuit for nonvolatile semiconductor memory device having redundant function and method of writing defective address data
US6603700B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device having reduced power requirements
US6301154B1 (en) Semiconductor memory device having floating gate type transistors programmed to have differing threshold voltages
JP4624655B2 (ja) 拡張メモリ部を備えた強誘電体メモリ装置
US20060120134A1 (en) Ferroelectric memory
US6836145B2 (en) Programming circuit and method having extended duration programming capabilities
US6898136B2 (en) Semiconductor memory device, capable of reducing power consumption
US6795330B2 (en) Method of reading and restoring data stored in a ferroelectric memory cell
US6639840B1 (en) Non-volatile latch circuit that has minimal control circuitry
JP2515703B2 (ja) Eeprom装置
US20190385659A1 (en) Voltage generating circuit, semiconductor memory device, and voltage generating method
US6859377B2 (en) Dynamic associative memory device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees